JPH03150814A - 負荷時タップ切換装置の蓄勢機構 - Google Patents

負荷時タップ切換装置の蓄勢機構

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JPH03150814A
JPH03150814A JP28972489A JP28972489A JPH03150814A JP H03150814 A JPH03150814 A JP H03150814A JP 28972489 A JP28972489 A JP 28972489A JP 28972489 A JP28972489 A JP 28972489A JP H03150814 A JPH03150814 A JP H03150814A
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drive frame
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Shirou Yokohashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変圧器やりアクドル等のタップ切換装置の蓄勢
機構に係り、その目的は、前記蓄勢機構の駆動部におけ
る摩擦損失の低減をはかることにある。
〔従来の技術〕
抵抗式の負荷時タップ切換装置における切換開閉器は、
その蓄勢機構の蓄勢ばねに蓄勢されたエネルギーを瞬時
に開放することによって、切換開閉器の各接触子、ある
いは、前記各接触子に相当する各真空スイッチを所定の
切換シーケンスを維持しながら開閉するように構成され
ている。
特に、近年、防災性を考慮して変圧器自体は、油入変圧
器から、例えば、SF、ガスを封入した即ち、ガス絶縁
変圧器が使用されるようになってきた。このため、これ
らの変圧器に使用される負荷時タップ切換装置において
、例えば、SF、ガス中に露出する接触子により電流を
遮断する場合、切換時に生ずるアークの問題や接触子の
摩耗粉が飛散すること等によってS F aガスの絶縁
性を損うことがあり、最近では前記接触子に代えて真空
スイッチを使用することが多くなってきた。この場合、
駆動源は電動機であるから、その回転運動を真空スイッ
チの開閉操作に必要な直線往復運動に変換する必要があ
った。そして、前記切換開閉器の各接点を所定の切換シ
ーケンスを維持しながら開閉させる蓄勢機構として、例
えば、特公昭52−47131号公報に示されている蓄
勢機構が公知であり、第12図、第13図においてその
概略構造を説明する。
蓄勢機構Xの案内枠1と駆動枠2は、それぞれ案内棒3
.3′にてケーシング4内を第12図において左右方向
に進退できるように取付けられている。即ち、前記各枠
1,2のそれぞれの両端にはフランジ5が一体に形成さ
れ、これらフランジ5に設けたガイド部6に前記案内軸
3.3°が貫挿されている。又、前記各枠1,2におけ
る両端のフランジ5,5間には、案内棒3,3°に遊嵌
した蓄勢ばね7が介挿されている。そして、前記各枠1
,2はその進退方向と直交する方向から駆動軸8がケー
シング4の軸受に回動自在に貫挿されており、この駆動
軸8の上部には、案内枠1の上面に形成した平行なガイ
ド9,9間に回転自在に嵌合する偏心円板10が前記駆
動軸8と共動可能に取付けられ、下部は図示しないタッ
プ選択器と連結されている。又、駆動枠2の中心部下方
には、駆動軸8に回動自在に取付けた切換クランク11
と、この切換クランク11の上面に設けたカム板12と
を備え、前記カム板12は係合ビン13を介して駆動枠
2に駆動連結されている。更に、案内枠lの進退方向と
直交する側方には、ケーシング4に枢支した一対の係止
片14,14°を解除するための解除片15が一体に突
設されている。
又、前記係止片14,14°間には常に一方の係止片が
カム板12の係合段部16に係合保持できるよう端部相
互間に引張ばね17が介挿されている。
そして、駆動軸8により偏心円Fi10を回動すると、
案内枠1が案内軸3.3゛に沿って第12図の左方向に
移動し、案内枠1が駆動枠2に対して偏在するに従い、
蓄勢ばね7を案内枠lと駆動枠2とのフランジ5,5間
で蓄勢する。この状態で案内枠lの解除片15が係止片
14を、引張ばねエフの力に抗して押圧し、この係止片
14とカム板12との保合状態を解くと、駆動枠2は蓄
勢ばね7の蓄勢力によって第12図の左側に急速移動す
るとともに、保合ビン13を介して駆動連結している前
記カム板12を、第12図の反時計方向に2.速回動さ
せ、切換クランク11を介して図示しない負荷時タップ
切換装置の切換開閉器を急速切換するように構成されて
いる。
(発明が解決しようとする!1B) 然るに、従来の負荷時タップ切換装置の蓄勢機構におい
ては、その周囲媒体が絶縁油の場合、各接点の開放時に
生ずるアークにより絶縁油を汚損して絶縁油に浮遊する
スラッジが、案内軸3.3゛や案内、駆動両枠1.2の
ガイド部6等の駆動部分に付着した際、あるいは、周囲
媒体がSF&ガスのような絶縁ガスの場合、蓄勢機構の
駆動部に塗付した潤滑側が経年使用により枯渇したよう
なとき、案内、駆動両枠1.2には、その駆動時案内軸
3,3°との間において、大きな摩擦力が発生して円滑
な作動ができなくなるおそれがあった。
即ち、切換開閉器の切換時、蓄勢機構Xは蓄勢ばね7の
蓄勢力によって駆動枠2を急速移動させるとともに、カ
ム板12を回動し、その回動後も前記カム板12を係止
片14.又は14′と係合させて次の切換動作に備える
よう構成されている。
しかし、前記のように、蓄勢機構Xの駆動部が何らかの
理由で摩擦力が大きくなっていると、蓄勢ばね7の蓄勢
力を有効に作用させることができず、この結果、駆動枠
2の移動が、カム板12の係合段部16に係合する直前
等において緩慢となりやすく、最悪の場合を想定すると
、前記カム板12の回動後、その保合段部16に、例え
ば、係止片14′が係合されないままの状態で切換開閉
器の切換えを終えてしまうおそれがあった。前記の状態
で次の切換操作を行うと、カム板12は係止片14°が
係止されていないので、案内枠lの移動と同時に駆動枠
2自体も移動してしまい、蓄勢ばね7を有効に蓄勢する
ことができず、かつ、カム板12も駆動枠2の移動に伴
い保合ビン13を介して回動することとなる。この結果
、切換開閉器とタップ選択器はほぼ同時に駆動して接点
切換が行われることとなり、タップ切換作業は、切換開
閉器とタップ選択器とによる切換のタイミングがずれて
瞬間的に停電事故を起こした状態で行われる。しかも、
この時点での切換開閉器は、蓄勢ばね7の蓄勢力を全く
利用することができず、電動機の駆動速度でしか作動さ
せることができないため、瞬間的な切換が行えない。従
って、タップ切換に時間がかかるとともに、切換時に図
示しない限流抵抗器に一定時間以上の電流が流れて焼損
事故を誘発するおそれがあった。その上、前記切換時間
が長くかかることにより、アークの持続時間も必然的に
長くなるので、接点の消耗を早めるという問題があった
前記の問題は蓄勢ばねの蓄勢力を大きくすればある程度
解決することができると考えられるが、この場合、大型
の蓄勢ばねを必要とするため、蓄勢機構自体が大型化す
るという問題があった。
本発明は前記の問題点に鑑み、蓄勢機構の駆動部に摩擦
損失を軽減する部材を配設し、蓄勢ばねの蓄勢力を有効
に利用して駆動機構を円滑・良好に駆動させて、切換開
閉器の切換後における蓄勢機構の係止片と、切換クラン
クのカム板とを確実に係止させ、次のタップ切換操作を
円滑に行うことができるようにした負荷時タップ切換装
置の蓄勢機構を提供することにある。
Ca!Mを解決するための手段〕 本発明は、機枠の支持壁間に併設した案内軸に、軸受部
材を長さ方向を端部に設けた駆動枠を摺動移動可能に取
付けるとともに、この駆動枠上には、案内軸に遊合され
て前記駆動枠とは個別に摺動移動する滑動体を備え、前
記駆動枠と滑動体との間には、滑動体の滑動により蓄勢
される蓄勢ばねを介挿し、又、機枠側には前記駆動枠が
所定の位置に前記蓄勢ばねの蓄勢力によって移動した際
、駆動枠の移動に伴って回動する切換クランクのカム板
と係止されて前記駆動枠を移動した位置に保持させる係
止片を設け、一方、前記滑動体側には、該滑動体の滑動
によって係止片による駆動枠の係止を外す解除片を取付
け、更に、前記係止片には、カム板の周縁と摺接する部
位にローラ部材を回転自在に取付け、又、案内軸に沿っ
て摺動移動する駆動枠の軸受部材には、係止片と同様に
案内軸の周方向に沿って複数個のローラ部材を配設して
蓄勢機構を構成したものであって、その作用は次に示す
とおりである。
〔作  用〕
本発明は、蓄勢機構の駆動部に、その駆動を円滑に行わ
せるローラ部材が、前記蓄勢機構を特別に大型化するこ
となく具備させであるので、タップ切換時において、滑
動体の移動により蓄勢ばねの蓄勢力を蓄勢したあと、駆
動枠とカム板との係止を解くと、前記駆動枠は、係止片
とカム板及び駆動枠の軸受部材と案内軸との間に、それ
ぞれ回転自在に介挿されたローラ部材により、Ig擦損
失を低減した状態で蓄勢力を有効利用して急速移動させ
て定位置で確実に係止するように構成されているので、
タップ切換時における駆動枠の係止外れによって生ずる
限流抵抗器の焼損や切換開閉器とタップ選択器との切換
時のタイミングずれによって生ずる瞬間的な停電事故等
を確実に防ぎ、しかも、駆動部の摩擦損失の減少化によ
る切換速度の均−化及び摩耗粉の発生を抑制し、負荷時
タップ切換装置の蓄勢機構を長年月にわたり、円滑・良
好に動作させるようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第11図により説
明する。なお、本発明は切換開閉器の接触子として真空
スイッチを使用した例について説明する。
第1図において、20は負荷時タンプ切換装置の切換開
閉器を示し、この切換開閉器2oは、枠体21と、この
枠体21に取付けな蓄勢IFJI25と、真空スイッチ
駆動機構65と、複数の真空スイッチ70と、限流抵抗
器8oとによって構成されており、以下、各機構及び部
材毎にその構成を説明する。
枠体21は中心位置に軸受筒82を取付けた基板22と
、その上方に配設した上枠23と、下方に配置した下枠
24とを連結ロンド8Lにより連結して構成されている
蓄勢機構25は、蓄勢部26と、これを操作する艮作部
27と、蓄勢部26にて駆動する駆動部28とからなり
′、前記蓄勢部26は機枠26aを備え、この機枠26
aは基板22に支持柱を介して固定した支持板29と、
この支持板29の両端部に直立させた支持壁30.30
とからなる。そして、前記支持壁30.30間には案内
軸31゜31が第4図のように、前後方向(図の左右方
向に平行に並設されており、この案内軸31.31には
、横断面が横長の矩形枠上に成形されて中心位置に軸受
筒82を貫通する駆動軸83挿通用の長孔32を横長に
穿孔した偏平な駆動枠33がその長さ方向の端部に後述
する軸受部材34を介在させて支持壁30,30間に左
右動(第4図の左右方向)可能に嵌合保持されている。
そして、前記軸受部材34は第4図、第10図、第11
図で示すように、中央に案内軸31.31が遊嵌される
貫通孔87を穿孔し、この貫通孔87の前部(第11図
の左方)側には、前記案内軸31.31のガイド部材8
7aを該案内軸31.31と微少な間隙を保って嵌着し
、貫通孔87の後部(第11図の右方)側は、第10図
で示すように、複数個の取付片(本例では4個)8日を
周方向に等間隔で突出させて、縦断面をほぼT字型とな
した状態で筒体状に形成されており、しかも、前記各取
付片88には、貫通孔87の中心に向って長孔状のロー
ラ取付孔89を前記の貫通孔87と連通さセて設け、こ
のローラ取付孔89に案内軸31と摺接して回転する軸
受ローラ90が回転自在に取付られている。前記軸受部
材34を駆動枠33に取付ける場合は、該駆動枠33の
長さ方向の端部に穿孔した取付孔91に、前記軸受部材
34の筒体部を、案内軸31.31が貫通する貫通孔8
7のガイド部材87aを駆動軸83側に位置させて挿入
し、貫通孔87の後端側に設けた取付片88を、駆動枠
33の端部外側において取付孔91の周縁に、例えば、
ネジ等を用いて止着することにより、軸受部材34は軸
受ローラ90間に案内軸31を摺接させた状態で駆動枠
33の長さ方向の両端部に取付けられる0次に前記駆動
枠33上には、第1図、第2図で示すように、滑動体3
5が乗載されており、この滑動体35は、その進退方向
と直交する両側方向(第2図の上下方向)に垂設した二
つのフランジ36.36を、軸受を介して案内環31,
31に嵌挿することにより、前記案内環31,31に沿
って駆動枠33と同様に滑動する。更に、前記駆動枠3
3と滑動体35との間には、4個の蓄勢ばね37が(第
4図参照)それぞれ案内軸31.31に挿入された状態
で介挿されており、その介挿状態は第1図、第4図で示
すように、駆動枠33の軸受部材34と滑動体35のフ
ランジ36.36との間において、−刃端を軸受部材3
4の胴部外周に設けた甥溝348に、他方端をフランジ
36.36の外周に設けた図示しない螺満にそれぞれ緊
締螺挿した状態で介挿されている0次に第1図、第3図
、第4図で示すように、機枠26aの支持板29には、
駆動枠33を所定の移動位置において係止する一対の係
止片38.38aが枢着されており、これらの係止片3
8.38aはほぼL字型に形成されてそれぞれの一方端
には係止爪39.39を、又、他方の端部には接衝部4
0.40をそれぞれ相対向させて設け、更に、枢着部と
反対側に位置する最上端には、端部間にまたがって引張
ばね41が張架されている。そして、前記係止片38.
38aの係止を解(ための解除片42が滑動体35に取
付けである。又、前記係止片3B、38aの係止爪39
゜39底面には、第8図で示すように、ローラ部材50
が、係止爪39.39の長さ方向と直行して止着した支
軸51に回転自在に取付けられている。
つづいて、前記駆動枠33の下側には、駆動枠33が所
定位置に移動した際、これを緩衝的に受止めるための緩
衝装置43,43“が支持板29上に取付けられている
。この緩衝装置43.43゜は第1図、第3図で示すよ
うに、支持板29に装着したケース44と、駆動枠33
と平行に進退する緩衝ビン45と、ケース44とIN衝
ビン45との間に挿入した圧縮ばね46とによって設け
られており、駆動枠33の下部に取付けたストッパー4
7.47′を駆動枠33が所定方向に移動した際、これ
を緩衝的に受止めるものである。
次に、操作部27について説明する。第1図、第2図で
示すように、軸受筒82に支持されて上部が駆動枠33
の長孔32を経て滑動体35を貫通して図示しない電動
機と駆動結合した駆動軸83には、偏心円板48がその
取付位置を大きく偏心させて止着されており、又、この
偏心円板48の周縁には、約180 ’の間隔を保って
前記偏心円板48と摺接するヘアリング等の回転部材4
960が滑動体35上に回転自在に取付けられている。
次に、駆動部28について説明する。この駆動部28は
、第1図及び第2図で示すように、上部に扇形のカム板
53を一体に形成した切換クランク54を軸受筒82に
軸受を介して回動自在に取付け、一方、駆動枠33の下
部には第1図、第3図、第7図で示すように、縦孔55
を穿孔した連結具56を取付け、この連結具56の縦孔
55に、揺動カム53に正着した駆動ピン57を挿通さ
せることにより、蓄勢部26と駆動部28とを駆動連結
する。なお、前記カム板53の周縁には第3図のように
、係止片3B、38aの係止爪39゜39と係合する保
合段部5B、59が形成され、前記係止片3B、38a
のうち、例えば、第3図のように、一方の係止片38の
係止爪39が係合段部5Bに係止しているときは、駆動
枠33を第2図に示す機枠26aの右側位置(第1作動
位Tl)に的確に保持させることができる。又、駆動枠
33を第6図のように、左側に移動させて係止片38a
がカム板53の他方の保合段部59に係止しているとき
は、駆動枠33を第6図に示す機枠26a左側の第2作
動位置に的確に保持させる。この場合、即ち、第3図あ
るいは第9図で示すように、係止片38又は38aの係
止爪39,39が、カム板53の係合段部58又59に
係止されていると、前記係止爪39,39はローラ部材
50゜50を介して前記扇形のカム板53周縁側に、引
張ばね41の力により強固に押圧付勢されているので、
係止片38,38aをカム板53に確実に係止させるこ
とができるとともに、前記カム板53は、その回動時係
止爪39,39の底面に設けたローラ部材50により、
係止爪39.39の底面と摺接することなく円滑に回動
して、駆動枠33を所定位置に係止保持させることがで
きる0次に真空スインチ駆動機構65について説明する
この機構65は第1図で示すように、駆動カム体66と
真空スイッチ70の開閉操作部67とからなり、駆動カ
ム体66はその周縁に、所要数の真空スイッチ70の町
動電FIi71を所定の切換シーケンスに従ってタイミ
ングよく昇腎させることができるよう水平部と傾斜部と
を組合せてカム溝6Bが形成されている。そして、前記
カム溝68を備えた駆動カム体6Gは、第1図のように
、軸受を介して軸受筒82に回動自在に取付けるととも
に、前記切換クランク54と一体に駆動連結されている
。一方、真空スイッチ70の開閉操作部67は、真空ス
イッチ70と同数が駆動カム体66の軸芯を中心として
基板22上に等間隔で円形に配設されており、そのケー
ス67a内には、真空スイッチ70の可動電極71と駆
動結合した図示しない昇降手段が収容され、この#停手
段と連結する従動ビン69を前記駆動カム体66のカム
溝68に係合させる3七により、駆動カム体66と開閉
操作部67とを駆動可能に連結する。
又、真空スイッチ70(これに限らず、他の公知の開閉
接触子を用いてもよい、)は、内部を高真空上なした容
器73に固定電極72と、この容器73に対して上下動
可能に設けた前記可動電極71とからなり、基W、22
に連結部材を介して取付けた絶縁板74に、リード線7
5を接続した取付片76を介して前記開閉操作部67と
同芯位置に配設されている。
なお、基板22には導電性の中性点リング84が取付け
られ、各真空スイッチ70の可動電極7Iとは、偏緩り
一ド85によって接続されておる。
更に、前記中性点リング84には接続導体86を接続し
、この接続導体86の他端は図示しない変圧器の中性点
ブッシングと接続される。
次に、動作について説明する。
駆動軸83を第2図の矢印方向に回動すると、駆動軸8
3に共動可能に設けた偏心円板4日も同一方向に回動す
る。偏心円板48の回動により、これと摺接している回
転部材49が偏心円板48の回動に伴なって押動され、
滑動体35を第2図において左方向に移動させ、第5図
のように、フランジ36により蓄勢ばね37の一方を圧
縮し、他方は引伸して、駆動枠33に対し偏在させる。
即ち、前記のようにして滑動体35を移動すると、第5
図で示すように、滑動体35の進行方向側に位置する8
g9ばね37(第5図の左側)は圧縮され、逆に、反対
側に位置する蓄勢ばね37(第5図の右gg)は引伸さ
れて、それぞれの蓄勢ばね37に蓄勢力が蓄えられる。
この時点では、第5図で示すように、係止片38の係止
爪39がカム板53の係合段部58に係合保持されてい
るため、駆動枠33は第2図、第4図で示すように、移
動することなく機枠26aの部位W(第1作動位置)に
係止されたまま保持されている。前記の状態から更に、
駆動軸83にて偏心円板48を回転させて、滑動体35
を第2図の左方向に押動し、係止片38を解除片42に
より第5図の反時計方向に引張ばね41の力に抗して回
動すると、係止爪39がカム板53の係合段部58から
外れる。前記係止片3Bが外れると、駆動枠33ばその
係止が解かれるため、4個の蓄勢ばね37に蓄えられた
蓄勢力により、第4図に示す機枠26aの原位置(図の
右側)から第6図で示す機枠26aの左側方向(第2作
動位M、)まで急速に移動する。前記駆動枠33の急速
移動に伴い、この駆動枠33と切換クランク54のカム
板53とを駆動連結している駆動ピン57は、連結具5
6の縦孔55内において強制移動し、前記カム板53を
、第5図の状態から反時計方向に第6図で示す位置まで
回動させる。このカム板53の回動は切換クランク54
の駆動力として真空スイッチ駆動機構65に伝達され、
真空スイッチ70の開閉を行って切換開閉器20を2.
速切換する。
前記駆動枠33の急速移動に伴い駆動ピン57を介して
回動するカム板53は、その外周縁が係止板38.38
aの係止爪39.39に設けたローラ部材50.50に
て前記係止板38,38aと摺接保持されているので、
前記カム板53は、その回動時第9図に示すように、外
周縁が係止爪39.39の底面と摺接することなく、ロ
ーラ部材50.50と線接触の状態で摺接し、かつ、ロ
ーラ部材50.50a体の滑動力を利用することにより
、引張ばね41の力にて係止片3B、38aがカム板5
3側に付勢されていても、大きな摩擦抵抗を受けること
なく、円滑・良好に急速回動させ、係止片38aの係止
爪39を第6図に示すように、カム板53の係合段部5
9に迅速確実に係止させる。
又、駆動枠33の案内軸31.31を遊嵌する軸受部材
34には、第10図、第11図で示すように、案内軸3
1.31と摺接する部位に軸受ローラ90が案内軸31
.31の周方向に沿って複数個配設されているので、係
止片38によるカム板53の係止が解かれると、駆動枠
33は蓄勢ばね37の蓄勢力によって、案内軸31.3
1上を軸受ローラ90を介して第2作動位置(第6図の
左方)に急速移動する。この場合も、軸受ローラ90が
案内軸31.31に沿って滑動するように構成されてい
るので、駆動枠33は揺動することなく、しかも、小さ
な摩擦抵抗にて円滑・良好に移動させることができる。
前記のようにして、駆動枠33が第6図で示すように、
機枠26a左側の第2作動位置まで2.速移動すると、
駆動枠33はストッパー47が緩衝装置43の緩衝ピン
45に当接し、緩衝的に受止められて停止する。これに
より、駆動枠33.連結具56.駆動ビン57等駆動部
28を構成する部材の破損が防止される。そして、前記
のように、駆動枠33が第6図で示す機枠26a左側の
第2作動位置に移動すると、この時点においては、係止
片38aの係止爪39が第6図のように、切換クランク
54のカム板53の係合段部59と係合し、駆動枠33
を前記第2作動位置に確実に係止保持する。
次に、前記駆動軸83を逆方向に回動させると、偏心円
板48は前記とは逆に回転部材60を押動する方向に回
動し、これに伴い滑動体35を前記とは逆方向、即ち、
第6図の右方向に移動させる。
この移動の場合、駆動枠33は係止片38aの係止爪3
9がカム板53の係合段部59に係合していて移動が阻
止されているため、蓄勢ばね37の蓄勢力を凹えること
ができる。このあと、滑動体35の移動により、解除片
42によって係止片38aの係止が解かれると、前記同
様、駆動枠33は舒勢ばね37のご勢力によって第6図
に示す機枠26a左側の位置から第4図に示す機枠26
aの右側位置、即ち、第2作動位置から第1作動位置に
急速移動する。この動作により切換クランク54を前記
と反対方向に急速回動し、その回動力を真空スインチ駆
動機構65に伝達し、切換開閉器20の急速切換を行う
そして、前記蓄勢機構25の稼動中、本発明においては
、滑動体35の移動により、係止片38又は38aとカ
ム板53との係止を解除片42にて解くと、前記カム板
53は蓄勢ばね37の蓄勢力によって急速移動する駆動
枠33により回動されるが、このとき、係止片3B、3
8aの各係止爪39,39は第9図のように、ローラ部
材50゜50を介してカム板53の周縁に当接されてい
るので、カム板53ばローラ部材50.50の滑動力を
利用して摩擦損失を小さくして象、速回動することが可
能となり、これにより、カム板53は回動時、その慣性
力を有効に利用して係止片38又は38aの係止爪39
により確実に係止保持させることができる。
又、駆動枠33には、案内軸31.31を軸支する軸受
部材34に前記駆動枠33と案内軸3131との摺接を
円滑に行う軸受ローラ90が付設させであるので、駆動
枠33自体も、蓄勢ばね37の蓄勢力を利用して水平移
動する際、前記軸受ローラ90の滑動力を利用して円滑
・良好に駆動させることができる。
前記のように、本発明においては蓄勢機構25の駆動部
分にカム板53や駆動枠33を円滑に駆動させるローラ
部材等の滑動部材が付設されているので、係止片38又
は38aは、駆動枠33の移動により駆動ビン57を介
して回動する前記カム板53の係合段部58又は59と
確実に係合して駆動枠33を所定の移動位置に保持する
ことができる。これにより、切換開閉器20の次の切換
操作を円滑に、しかも、確実に行うことができる。
【発明の効果〕
本発明は以上説明したように、蓄勢機構の駆動部分に、
πvji横の駆動を円滑に行う滑動部材が取付けられて
いるので、晶勢機構の駆動部分における摩擦損失が低減
でき、これにより、駆動枠をその移動後の位置で確実に
係止保持させることができるため、従来のように、摩捺
抵抗の増大に伴う駆動枠の係止不備により、切換開閉器
の切換時、M勢機構が正常に作動せず、これによって限
流抵抗器を焼損したり、瞬間的な停電事故が発生するの
を確実に阻止することができる。又、駆動機構は滑動部
材の組込みよりPj擦川用が低減でき、これにより金属
摩耗粉の発生を抑制して絶縁媒体の劣化を防ぐことがで
きる。しかも、滑動部材は駆動機構内の狭隘なスペース
を有効利用して取付けられているので、蓄勢機構が大形
化することもない。
この結果、切換開閉器の信輔性が向上し、電気的及び機
械的寿命を長くした経済的な負荷時タップ切換装置の蓄
勢機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蓄勢機構を備えた負荷時タップ切換装
置用切換開閉器の縦断面図、第2図は平面図、第3図は
第1図のA−A線における断面図、第4図は第1図のB
−B線における断面図、第5図及び第6図は蓄勢機構の
動作状態を示す要部横断平面図、第7図は第3図のC−
C線における断面図、第8図は第3図のD−D線におけ
る断面図、第9図は係止片とカム板との接触状態を部分
的に拡大して示す平面図、第10図は第5図のE−E線
における断面図、第11図は第1O図のF−F線におけ
る断面図、第12図は従来の蓄勢機構の要部を示す平面
図、第13図は同じく縦断面図である。 26a−機枠、31−案内軸、33・駆動枠、34・軸
受部材、38.38a・係止片、50.90・滑動部材 第7図 2G 第10図 第12図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  内部に蓄勢ばねを蓄勢可能に内蔵して機枠に取付けた
    案内軸に、この案内軸に沿って移動可能に取付けた駆動
    枠と、この駆動枠の下側には、前記機枠に取付けられて
    前記駆動枠を案内軸の所定位置にそれぞれ係止させるた
    めの係止片とを備え、前記駆動枠と係止片、あるいは、
    駆動枠又は係止片のいづれか一方に、これら部材と対応
    する部材との間において滑動部材を付設するようにした
    ことを特徴とする負荷時タップ切換装置の蓄勢機構。
JP28972489A 1989-11-07 1989-11-07 負荷時タップ切換装置の蓄勢機構 Expired - Lifetime JPH07114169B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20120089649A (ko) * 2009-09-26 2012-08-13 마쉬넨파브릭 레인하우센 게엠베하 진공 절환 관을 포함하는 스텝핑 스위치
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CN113619645A (zh) * 2021-08-11 2021-11-09 镇江市丹徒区同方信号器材厂 一种新型湿式集成免维护接点组

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