JP3387285B2 - 真空スイッチ式負荷時タップ切換器 - Google Patents

真空スイッチ式負荷時タップ切換器

Info

Publication number
JP3387285B2
JP3387285B2 JP22088395A JP22088395A JP3387285B2 JP 3387285 B2 JP3387285 B2 JP 3387285B2 JP 22088395 A JP22088395 A JP 22088395A JP 22088395 A JP22088395 A JP 22088395A JP 3387285 B2 JP3387285 B2 JP 3387285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum switch
vacuum
roller
disc cam
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22088395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0963868A (ja
Inventor
雄樹 鷲山
重勝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22088395A priority Critical patent/JP3387285B2/ja
Publication of JPH0963868A publication Critical patent/JPH0963868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3387285B2 publication Critical patent/JP3387285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/0005Tap change devices
    • H01H9/0038Tap change devices making use of vacuum switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/32Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts
    • H01H3/42Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts using cam or eccentric

Landscapes

  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器のタップ切換を
無停電のまま敏速に行うための負荷時タップ切換器に係
り、特に真空スイッチを開閉する真空スイッチ開閉機構
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地下街,高層ビル等などのように
人口の密集する場所に設置されている変電設備にあって
は、防災性を考慮し、不燃性の高いSF6ガスなどを使
用した機器が採用されるようになってきている。変電設
備の一機器としての変圧器も例外ではなく、SF6ガス
を使用したSF6ガス絶縁変圧器,SF6ガスと他の冷却
媒体との混合物を使用した変圧器,また特殊媒体による
不燃性変圧器等が採用され、何れも不燃化の傾向にあ
る。
【0003】これに伴い、変圧器に装備されている電圧
調整用の負荷時タップ切換器についても不燃化が求めら
れている。タップ切換器においては媒体の中でアークを
出さないようにすることにより、完全不燃化を図った真
空スイッチ式負荷時タップ切換器が提案され、実用に供
されている。このような真空スイッチ式を使用した従来
技術の負荷時タップ切換器の1相分の等価回路を図7に
示す。
【0004】図7において、タップ選択器S1,S2
は、タップ巻線Tの両側から夫々引き出された複数のタ
ップ端子T1・T3,T2・T4間を移動できるように
構成されている。図7に示した状態では、電流がタップ
端子T3,タップ選択器S1,第一真空スイッチVS
1,第三真空スイッチVR1,中性端子Nに流れてい
る。今、その状態から、タップ端子T4に切り換える場
合には、タップ選択器S2をタップ端子T2から破線に
示す如くタップ端子T4に移動させ、真空スイッチ開閉
機構30を半時計方向に駆動して第一真空スイッチVS
1を開放すると共に、第四真空スイッチVR2を閉じ
る。このとき、電流は、タップ端子T3,タップ選択器
S1,限流抵抗器r1,第三真空スイッチVR1,中性
端子Nに流れ、またタップ端子T4,タップ選択器S
2,限流抵抗器r2,第四真空スイッチVR2,中性端
子Nに流れる。そして、タップ端子T3,T4間の電位
差により、タップ端子T3,T4間に循環電流が流れる
こととなる。
【0005】この状態から真空スイッチ開閉機構30を
さらに半時計方向に駆動し、第三真空スイッチVR1を
開放すると共に、第二真空スイッチVS2を閉じると、
電流がタップ端子T4,第二真空スイッチVS2,第四
真空スイッチVR2,中性端子Nに流れ、循環電流が流
れなくなるので、タップの切換が完了する。
【0006】このようなタップの切換は、変圧器の一次
側に負荷時タップ切換器を接続したとき、電圧を昇圧さ
せる場合の動作であって、図8に真空スイッチの切換タ
イミングのシーケンスを示している。ここで、電圧を降
下させる場合、第二真空スイッチVS2を開放した後、
第三真空スイッチVR1を閉じ、さらに第四真空スイッ
チVR2を開放し、第一真空スイッチVS1を閉じるよ
うに操作する。
【0007】真空スイッチの投入,遮断動作をするため
の従来の真空スイッチ開閉機構は、図9に示すように構
成されている。即ち、図9において、上下に斜面加工が
施されたカム部90a,90bを有する円板カム90を
移動可能に形成し、この円板カム90の上下位置に第一
真空スイッチVS1,第四真空スイッチVR2が配設さ
れ、第一真空スイッチVS1が閉成状態にあるとき、第
四真空スイッチVR2が開成状態となっている。
【0008】第一真空スイッチVS1,第四真空スイッ
チVR2は何れも、可動接点Mを有する可動ロッド91
a,91bの先端に、円板カム90のカム部90a,9
0b上を移動するローラ92a,92bが取付けられる
と共に、このローラ92a,92bにストッパ93a,
93bが夫々装着され、該ストッパ93a,93bと絶
縁板94a,94bとの間に遮断ばね95a,95bが
介装されている。
【0009】そして、図示の如く、第一真空スイッチV
S1が閉じた状態であって、第四真空スイッチVR2が
開いている状態にあるとき、円板カム90が矢印左側に
回転移動すると、第一真空スイッチVS1のローラ92
aが遮断ばね95aのばね力により、カム部90aの斜
面に沿って降下し、その可動接点Mが固定接点Sから離
れる一方、第四真空スイッチVR2のローラ92bが遮
断ばね95bのばね力に抗し、カム部90bの斜面に沿
って下方に移動し、その可動接点Mが固定接点Sに当接
することにより、第一真空スイッチVS1の遮断動作と
第四真空スイッチVR2の投入動作とを行うようにして
いる。なお、図9では、第一真空スイッチVS1,第四
真空スイッチVR2だけを図示し、第二真空スイッチV
S2,第三真空スイッチVR1を省略しているが、該第
三真空スイッチVR1,第二真空スイッチVS2は夫々
第一真空スイッチVS1,第四真空スイッチVR2に準
じた位置関係となっている。符号96a,96bは真空
スイッチに内蔵されたベローズである。
【0010】従って、この真空スイッチ開閉機構は、円
板カム90が一方に回転移動した場合、上部に配置され
た真空スイッチVS1,VR1が遮断動作をすると、下
部に配置された真空スイッチVR2,VS2が投入動作
を行い、また円板カム90が反対方向に移動した場合、
真空スイッチVS1,VR1が投入動作を行うと、真空
スイッチVR2,VS2が遮断動作を行うようになって
いる。なお、上記の如き真空スイッチ開閉機構は、特開
平2−216805号公報等に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来技術では、第一〜第四真空スイッチの投入時及び遮
断時、これらが円板カム90に形成されたカム部90
a,90bの斜面を移動するように構成されているが、
その投入時、円板カム90の回転速度が速いと、チャタ
リング(微小バウンシング)が発生する。例えば、図9
に示すように、第一真空スイッチVS1が閉じてあっ
て、かつ第四真空スイッチVR2が開いているとき、こ
の状態から円板カム90が回転すると、第一真空スイッ
チVS1がカム部90aの斜面に沿って降りることによ
り開くと共に、第四真空スイッチVR2が円板カム90
のカム部90bを乗り越えることにより閉じる。その
際、第四真空スイッチVR2は、ローラ92bがカム部
90bを一気に乗り越え、その可動接点Mが固定接点S
に当接するが、当接した後、遮断ばね95bのばね力が
災いし、可動接点Mが当接したときの反力により固定接
点Sから離れ、その後、遮断ばね95bのばね力により
再び固定接点Sに激突し、これの作用が繰り返されるこ
ととなるので、チャタリングが発生してしまう結果、固
定接点Sと可動接点M間にアークが発生するので、両接
点S,M間の消耗量が増大する問題がある。しかも、チ
ャタリングが発生すると、それだけ電流が不規則なとこ
ろで遮断されることとなる結果、タップ間に異常電圧が
発生するおそれがある。
【0012】また、これら真空スイッチの夫々は遮断ば
ね95a,95bのばね力を利用し、可動接点Mの動き
を規制しているが、何らかの理由により真空スイッチの
接点の溶着力が増大した場合、可動接点Mを固定接点S
から引き外すための大きな力が必要となるので、遮断ば
ね95a,95bのばね力だけでは構造上の限界がある
と云う問題がある。
【0013】一方、上記チャタリングの発生を防止する
ための他の従来技術として、特開昭61−160918
号公報に記載されたものがある。しかし、この技術のも
のは、ローラを案内するためのカム溝が、筒状に形成さ
れた円筒カムの周面に設けられ、従って、立体的に形成
された複雑な形状となるので、このカム溝を形成するの
に手間がかかり過ぎてしまい、製作がめんどうとなる問
題がある。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、真空スイッチの投入動作時、該真空スイッチにチ
ャタリングが起こるのを確実に防止することができ、ま
た接点間の溶着力が大きくとも、可動接点を固定接点か
ら確実に引き外すことができ、しかも容易に製作するこ
ともできる真空スイッチ式負荷時タップ切換器を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、対向配置さ
れた少なくとも二個からなる真空スイッチと、駆動源に
より軸周りに回転する駆動軸と、駆動軸の回転により、
一方の真空スイッチと他方の真空スイッチとを互いに逆
方向に切り換える真空スイッチ開閉機構とを有する真空
スイッチ式負荷時タップ切換器において、前記真空スイ
ッチ開閉機構は、駆動軸に取付けられると共に、二個の
真空スイッチ間に配置され、かつ表裏面に周方向に沿っ
て夫々形成された切換溝を設けた円板カムと、各々が円
板カムの夫々の切換溝内を、該円板カムの回転方向と直
交する方向に移動し得るローラと、該ローラ及び真空ス
イッチの可動ロッド間を夫々連結し、かつ夫々が円板カ
ムの回転時、円板カムの表裏面の切換溝における各ロー
ラの移動を規制すると共に、各ローラの移動位置に応
じ、一方の真空スイッチと他方の真空スイッチとを互い
に逆方向に開閉させる応動機構とを有することを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】本発明では、上述の如く、駆動軸に取付けられ
ると共に、二個の真空スイッチ間に配置され、かつ表裏
面に周方向に沿って夫々形成された切換溝を設けた円板
カムと、各々が円板カムの夫々の切換溝内を、該円板カ
ムの回転方向と直交する方向に移動し得るローラと、該
ローラ及び真空スイッチの可動ロッド間を夫々連結し、
かつ夫々が円板カムの回転時、円板カムの表裏面の切換
溝における各ローラの移動を規制すると共に、各ローラ
の移動位置に応じ、一方の真空スイッチと他方の真空ス
イッチとを互いに逆方向に開閉させる応動機構とを有し
て真空スイッチ開閉機構を構成したので、駆動軸により
円板カムが回転すると、円板カムの表裏面に設けた切換
溝内を、ローラが移動し、これら各ローラの移動に応じ
応動手段が応動動作することにより、各真空スイッチを
開閉させることとなり、真空スイッチの開閉を無停電の
ままで確実に行うことができる。
【0017】また、円板カムの回転時、ローラが切換溝
内を、円板カムの回転方向と直交する方向に移動し、し
かもローラがホルダーに支持され、該ホルダーによりロ
ーラの移動を規制するので、真空スイッチの投入時、真
空スイッチの可動接点が固定接点と当接しても、瞬間的
に離れるのを防止することができ、従って、可動接点の
チャタリング現象を確実に防止することができる。その
ため、可動接点のチャタリングの発生を防止できるの
で、両接点間の消耗量が増大するのを可及的に抑えるこ
とができるばかりでなく、電流が不規則なところで遮断
されることがなく、タップ間に異常電圧が発生するおそ
れもない。
【0018】また、各ローラが上述の如く、円板カムの
切換溝内を円板カムの回転方向と直交する方向に移動す
るので、真空スイッチの遮断時、両接点の溶着力が増大
しても、可動接点を固定接点から確実に引き外すことが
でき、そのため、従来技術のように遮断ばねのばね力に
左右されることがない。
【0019】さらに、切換溝が円板カムの表裏面上に平
面的に設けた形状であるので、円筒カムの周面にカム溝
を形成した他の従来技術に比較すると、切換溝の形成が
容易となり、それだけ製作が容易となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6によ
り説明する。図1は本発明の真空スイッチ式負荷時タッ
プ切換器の要部を示す説明図、図2は図1のII−II
線に相当する説明図、図3は同じく図1のIII−II
I線に相当する説明図、図4は図1における各真空スイ
ッチが投入,遮断動作した状態を示す説明図、図5は円
板カムとローラとの関係を示す説明図、図6は円板カム
の断面図を示す。
【0021】図1に示す実施例の真空スイッチ式負荷時
タップ切換器は、複数からなる真空スイッチと、駆動軸
10と、真空スイッチ開閉機構30とを有して構成され
ている。
【0022】真空スイッチは、上部に位置する第一真空
スイッチVS1,第三真空スイッチVR1と、その下部
に位置する第二真空スイッチVS2,第四真空スイッチ
VR2とからなり、何れも固定接点S及びこれに対し離
れたり当接したりする可動接点Mを有している。この点
は従来技術と同様である。これら各真空スイッチのう
ち、上部側の第一真空スイッチVS1,第三真空スイッ
チVR1と、下部側の第四真空スイッチVR2,第二真
空スイッチVS2とは互いに逆動作するように構成され
ている。例えば、図1に示すように、第一,第三真空ス
イッチVS1,VR1が開いているとき、第四,第二真
空スイッチVR2,VS2が閉じ、また図4に示すよう
に、第四,第二真空スイッチVR2,VS2が開いたと
き、第一,第三真空スイッチVS1,VR1が閉じるよ
うにしている。
【0023】また、第一,第三真空スイッチVS1,V
R1は、固定接点S側が絶縁板13に取付けられると共
に、導体19に夫々接続され、その可動接点M側の可動
ロッド20が絶縁板14を挿通している。一方、第四,
第二真空スイッチVR2,VS2は、固定接点S側が絶
縁板16に取付けられると共に、前記導体19とは異な
る導体19に夫々接続され、その可動接点M側の可動ロ
ッド20が絶縁板15を挿通している。これら第一,第
三真空スイッチVS1,VR1と、第四,第二真空スイ
ッチVR2,VS2とは互いに対向する位置関係となっ
ている。
【0024】絶縁板13〜16のうち、図2では一方の
絶縁板14しか図示していないが、各々の周囲が円弧部
と直線部とを繰り返して形成された多角形状をなしてお
り、しかも各々の直線部が図1及び図2に示す如く、上
下方向に配置された複数の絶縁支持板17にボルト18
によって組付けられている。
【0025】従って、絶縁板13は上述の如く、第一,
第三真空スイッチVS1,VR1を取付け、絶縁板14
はその各真空スイッチVS1,VR1の可動ロッド20
を挿通し、絶縁板15は第四,第二真空スイッチVR
2,VS2の可動ロッド20を挿通し、絶縁板16は第
四,第二真空スイッチVR2,VS2を取付けている。
【0026】さらに、真空スイッチVS1,VR1,V
R2,VS2の可動ロッド20にはガイド21がピン2
2により夫々連結されると共に、そのピン22及びガイ
ド21の先端部間にワイプばね23が夫々縮設されてい
る。なお、図1においては、一相分(V相)として第一
〜第四真空スイッチVS1,VS2,VR1,VR4を
図示しているが、実施例では三相のタップ切換器であ
り、図2に示すように、U,V,Wの三相分の全てを図
示しているため、上部側の真空スイッチとして、合計六
個の真空スイッチを表している。そして、以下の説明
は、一相分だけの真空スイッチのみを説明することとす
る。
【0027】駆動軸10は、図示省略している上端が駆
動源に連結されており、その下端が図1に示すように、
絶縁材からなる操作軸11を有すると共に、該操作軸1
1の先端にカム軸12を有している。そして、操作軸1
1が絶縁板13を挿通し、カム軸12が絶縁板14,絶
縁板15間に軸受(符示せず)を介し軸周りに回転可能
に支承されている。
【0028】真空スイッチ開閉機構30は、図1に示す
ように、第一,第四真空スイッチVS1,VR1が遮断
状態にあって、かつ第四,第二真空スイッチVR2,V
S2が投入状態にあるとき、駆動軸10によって駆動さ
れると、第四,第二真空スイッチVR2,VS2を遮断
すると共に、第一,第三真空スイッチVS1,VR1を
瞬間的に投入させ、これによって無停電の状態で切換を
行うことができるように構成されている。
【0029】しかして、実施例において、真空スイッチ
開閉機構30は、大別すると、円板カム40と、カム4
0の表裏面上を夫々移動するローラ51,52と、該ロ
ーラ51,52及び各真空スイッチVS1,VR1,V
R2,VS2間に連結された応動手段(符示せず)とを
有している。
【0030】即ち、円板カム40は、図1,図4に示す
ように、駆動軸10のカム軸12の中間部に装着された
平板状をなしており、図5,図6に示す如く、その表裏
面に切換溝41,42を設けている。切換溝41は図5
(a)に示すように、円板カム40の表面において、ロ
ーラ51が入り込むような適宜の深さ及び幅をなし、し
かも小径からなる第一溝41aと、それより若干大きい
径をなす第二溝41bとが円周方向に沿って繰り返して
連設された形状をなしている。切換溝42は図5(b)
に示すように、円板カム40の裏面において、ローラ5
2が入り込むよう第一溝42aと第二溝42bとが円周
方向に沿って繰り返して形成された形状をなしており、
基本的には切換溝41と同様である。なお図5において
は、三相の全てに対応させているため、円板カム40の
表裏面に六個のローラ51a〜51f,ローラ52a〜
52fを夫々図示している。
【0031】ローラ51,52は、円板カム40の表面
の切換溝41と裏面の切換溝42に係合し、その溝内を
移動し得る大きさをなしている。そして、駆動軸10の
駆動によって円板カム40が軸周りに一定角度回転した
とき、一方のローラ51は、切換溝41内において第一
溝41aから第二溝41bに移動し、他方のローラ52
は、切換溝42内において第一溝42aから第二溝42
bに移動するようにしている。そのため、各ローラ5
1,52は、切換溝41,42において第一溝41a,
42aと第二溝41b,42bとの間を、円板カム40
の回転方向と直交する方向に移動し得るように構成され
ている。
【0032】応動手段は、ローラ51,52及び各真空
スイッチ間を夫々連結し、かつ夫々が円板カム40の回
転時、円板カム40の表裏面の切換溝41,42におけ
る各ローラ51,52の移動を規制すると共に、各ロー
ラ51,52の移動位置に応じ、上部側の真空スイッチ
VS1,VR1と下部側の真空スイッチVR2,VS2
とを互いに逆方向に開閉させるようにしており、ホルダ
ー61,62と、レバー63,64とを具えている。
【0033】さらに詳しく述べると、上部側のホルダー
61,下部側のホルダー62の夫々は図示していない
が、各ローラ51,52をボルト等の締結手段を介して
支持している。このホルダー61,62は、図3に示す
ように、四角に形成されたケース65の内部空間内にス
トロークベアリング66を介しピン67によって取付け
られ、円板カム40上において該円板カム40の径方向
に沿って移動し得るようにしている。即ち、上部側のホ
ルダー61は、円板カム40の表面側の切換溝41内に
おいてローラ51が第一溝41aから第二溝41bに外
周方向に移動したとき、そのローラ51と共に外周方向
に移動する一方、下部側のホルダー62は、円板カム4
0の裏面側の切換溝42内においてローラ52が第二溝
42bから第一溝42aに求心方向に移動したとき、ロ
ーラ52と共に求心方向に移動する。
【0034】ケース65のうち、上部側のケース65は
図1,図4に示すように、絶縁板14の底部に組立ブラ
ケット68を介し取付けられ、下部側のケース63は絶
縁板15の上部に組立ブラケット69を介し取付けられ
ている。
【0035】上部側のレバー63,下部側のレバー64
は、図1に示すように何れもL字形状をなしており、そ
の一端部がピン70によりホルダー61,62に連結さ
れ、その他端部がピン71により、各真空スイッチの可
動ロッド20に取付けられたガイド21の先端部に連結
されている。
【0036】そして、円板カム40の回転時、上部側の
レバー63は、ローラ51と共にホルダー61が外周方
向に移動すると、それに伴い支点部63aを中心として
図1から図4に示す如く半時計方向に回動し、他端部が
上部側の真空スイッチVS1,VR1の可動ロッド20
を、ワイプばね23のばね力に抗し押圧することによ
り、上部側の真空スイッチVS1,VR1の可動接点M
を固定接点Sに当接させ、これにより投入動作させるよ
うにしている。このとき、下部側のレバー64は、ロー
ラ52と共にホルダー62が求心方向に移動すると、そ
れに伴い支点部64aを中心として図1から図4に示す
如く半時計方向に回動し、他端部が下部側の真空スイッ
チVR2,VS2の可動ロッド20を引き上げ、下部側
の真空スイッチVR2,VS2の可動接点Mを固定接点
Sから引き離し、これによって遮断動作させるようにし
ている。
【0037】実施例の真空スイッチ式負荷時切換器は、
上記の如き構成よりなるので、次にその動作について述
べる。今、図1に示すように、第一〜第四真空スイッチ
VS1,VS2,VR1,VR2のうち、上部側の第一
真空スイッチVS1と第三真空スイッチVR1とが開放
された状態であって、かつ第四真空スイッチVR2と第
二真空スイッチVS2とが閉じた状態にあるとき、上部
側のローラ51が、円板カム40の表面上において図5
(a)に白抜きで示すように、切換溝41の第一溝41
aに位置し、また下部側のローラ52が、円板カム40
の裏面上において同図(b)に示す白抜きで示すよう
に、切換溝42の第二溝42bに位置している。
【0038】この状態にあるとき、駆動軸10を図示し
ない駆動源により、矢印の如く半時計方向Bに一定角度
で回転すると、円板カム40も同方向に回転するので、
その円板カム40の回転に伴いローラ51,52が円板
カム40上を移動する。
【0039】その際、円板カム40が裏面側では図5
(b)に示す矢印方向に回転するので、下部側のローラ
52が切換溝42内を第二溝42bから第一溝42aへ
黒塗り部分にて示す如く移動すると、下部側のローラ5
2及び第四,第二真空スイッチVR2,VS2の可動ロ
ッド20間が応動手段により連結されているので、ロー
ラ52の移動に伴い、ローラ52を支持しているホルダ
ー62が求心方向に移動すると共に、ホルダー62によ
りレバー64が支点部64aを中心として半時計方向に
回動し、ホルダー62の他端部が下部側の第四,第二真
空スイッチVR2,VS2の可動ロッド20を引き上
げ、可動ロッド20の可動接点Mが固定接点Sから離れ
ることにより、図4に示すように、第四,第二真空スイ
ッチVR2,VS2が遮断される。
【0040】これと同時に、円板カム40の表面側では
図5(a)に示す矢印方向に回転するので、上部側のロ
ーラ51が切換溝41内を第一溝41aから第二溝41
bへ黒塗り部分にて示す如く移動すると、その移動に伴
いローラ51を支持しているホルダー61が外周方向に
移動すると共に、ホルダー61によりレバー63が支点
部63aを中心として半時計方向に回動し、ホルダー6
1の他端部が上部側の第一,第三真空スイッチVS1,
VR1の可動ロッド20を押圧し、可動ロッド20の可
動接点Mが固定接点Sに当接することにより、図4に示
すように、第一,第三真空スイッチVS1,VR1が投
入される。また、図4に示す状態から逆に切換えるに
は、即ち、第一,第三真空スイッチVS1,VR1を遮
断し、第四,第二真空スイッチVR2,VS2を投入す
るように、駆動軸10を反時計方向Aに回転し、円板カ
ム40,応動手段を逆に動作させればよい。実施例で
は、上述の如く、表裏面に周方向に沿う切換溝41,4
2を設けた円板カム40と、該カム40の切換溝41,
42を移動するローラ51,52と、この各ローラ5
1,52及び第一・第二真空スイッチVS1・VR1,
第四・第二真空スイッチVR2・VS2間を夫々連結す
る応動手段とを有して真空スイッチ開閉機構を構成した
ので、駆動軸10により円板カム40が回転すると、円
板カム40の表裏面に設けた切換溝41,42内を、ロ
ーラ51,52が移動し、これら各ローラ51,52の
移動に応じ応動手段が応動動作することにより、各真空
スイッチを開閉させるので、真空スイッチの開閉を無停
電のままで確実に行うことができる。
【0041】また、円板カム40の回転時、ローラ5
1,52が円板カム40の切換溝41,42内を、円板
カム40の回転方向と直交する方向に移動し、しかもロ
ーラ51,52の移動をホルダー61,62によって規
制するので、真空スイッチの投入時、可動接点Mが固定
接点Sと当接しても、その反力で可動接点Mが固定接点
Sから離れるのを防止することができ、従って、可動接
点Mのチャタリング現象を確実に防止することができ
る。そのため、可動接点Mのチャタリングの発生を防止
できるので、両接点M,S間の消耗量が増大するのを可
及的に抑えることができるばかりでなく、電流が不規則
なところで遮断されることがなく、タップ間に異常電圧
が発生するおそれもない。
【0042】また、ローラ51,52が上述の如く、円
板カム40の切換溝41,42内を移動するので、真空
スイッチの遮断時、両接点S,Mの溶着力が増大して
も、可動接点Mを固定接点Sから確実に引き外すことが
でき、そのため、従来技術のように遮断ばね95a,9
5bのばね力に左右されることがない。
【0043】さらに、切換溝41,42が円板カム40
の表裏面上に平面的に設けた形状であるので、円筒カム
の周面にカム溝を形成した他の従来技術に比較すると、
切換溝41,42の形成が容易となり、それだけ製作が
容易となる。しかも、ローラ51,52がホルダー6
1,62に支持されると共に、該ホルダー61,62が
応動手段としてのケース65,ストロークベアリング6
6,ピン67,レバー63,64を有しているので、こ
れらをユニット化して予め組立ておくことができ、その
ため、タップ切換器に真空スイッチ開閉機構30を容易
に組み付けることができる。
【0044】またさらに、ホルダー61,62がケース
65の内部空間内で円板カム40の径方向に沿って移動
可能に保持されているので、ローラ51,52の移動を
確実に規制することができ、そのため、ローラ51,5
2の移動を安定化させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1,
2によれば、駆動軸に取付けられ、かつ表裏面に周方向
に沿って夫々形成された切換溝を設けた円板カムと、各
々が円板カムの夫々の切換溝を、円板カムの回転方向と
直交する方向に移動するローラと、該ローラ及び各真空
スイッチの可動ロッド間を夫々連結する応動機構とを有
し、円板カムの回転時、応動機構により、円板カムの表
裏面の切換溝を移動する各ローラの移動を規制すると共
に、各ローラの位置に応じ、一方の真空スイッチと他方
の真空スイッチとを互いに逆方向に開閉させるように構
成したので、円板カムの回転時、ローラが切換溝内を、
円板カムの回転方向と直交する方向に移動し、しかもロ
ーラがホルダーに支持され、該ホルダーによりローラの
移動を規制するので、真空スイッチの投入時、真空スイ
ッチの可動接点が固定接点と当接しても、瞬間的に離れ
るのを防止することができる。
【0046】従って、可動接点のチャタリング現象を確
実に防止することができる結果、両接点間の消耗量が増
大するのを可及的に抑えることができるばかりでなく、
タップ間に異常電圧が発生するおそれもなく、また、真
空スイッチの遮断時、両接点の溶着力が増大しても、可
動接点を固定接点から確実に安定して引き外すことがで
き、さらに、切換溝が円板カムの表裏面上に平面的に設
けた形状であることから、切換溝の形成が容易となり、
それだけ製作が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空スイッチ式負荷時タップ切換器の
要部を示す一部破断の説明図。
【図2】図1のII−II線に相当する説明図。
【図3】同じく図1のIII−III線に相当する説明
図。
【図4】図1における各真空スイッチが投入,遮断動作
した状態を示す一部破断の説明図。
【図5】円板カムとローラとの関係を示す円板カムの表
面側の説明用拡大平面図(a)及び円板カムの裏面側の
説明用拡大底面図(b)。
【図6】円板カムを示す断面図。
【図7】従来技術の負荷時タップ切換器の1相分の等価
回路を示す説明図。
【図8】真空スイッチの切換タイミングのシーケンスを
示す説明図。
【図9】従来技術の負荷時タップ切換器における真空ス
イッチ開閉機構を示す要部の説明図。
【符号の説明】
10…駆動軸、30…真空スイッチ開閉機構、40…円
板カム、41,42…切換溝、41a,42a…第一
溝、41b,42b…第二溝、51,52…ローラ、6
1,62…ホルダー、63,64…レバー、VS1…第
一真空スイッチ、VS2…第二真空スイッチ、VR1…
第三真空スイッチ、VR2…第四真空スイッチ、20…
真空スイッチの可動ロッド、S…真空スイッチの固定接
点、M…真空スイッチの可動接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 29/04 502

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された少なくとも二個からなる
    真空スイッチと、駆動源により軸周りに回転する駆動軸
    と、駆動軸の回転により、一方の真空スイッチと他方の
    真空スイッチとを互いに逆方向に切り換える真空スイッ
    チ開閉機構とを有する真空スイッチ式負荷時タップ切換
    器において、前記真空スイッチ開閉機構は、駆動軸に取
    付けられると共に、二個の真空スイッチ間に配置され、
    かつ表裏面に周方向に沿って夫々形成された切換溝を設
    けた円板カムと、各々が円板カムの夫々の切換溝内を、
    該円板カムの回転方向と直交する方向に移動し得るロー
    ラと、該ローラ及び真空スイッチの可動ロッド間を夫々
    連結し、かつ夫々が円板カムの回転時、円板カムの表裏
    面の切換溝における各ローラの移動を規制すると共に、
    各ローラの移動位置に応じ、一方の真空スイッチと他方
    の真空スイッチとを互いに逆方向に開閉させる応動機構
    とを有することを特徴とする真空スイッチ式負荷時タッ
    プ切換器。
  2. 【請求項2】 対向配置された少なくとも二個からなる
    真空スイッチと、駆動源により軸周りに回転する駆動軸
    と、駆動軸の回転により、一方の真空スイッチと他方の
    真空スイッチとを互いに逆方向に切り換える真空スイッ
    チ開閉機構とを有する真空スイッチ式負荷時タップ切換
    器において、前記真空スイッチ開閉機構は、駆動軸に取
    付けられると共に、二個の真空スイッチ間に配置され、
    かつ表裏面に周方向に沿い同一平面上で小径の第一溝と
    これより大きい径の第二溝とを連設した形状をなす切換
    溝を設けた円板カムと、各々が円板カムの表裏面の切換
    溝内の第一溝及び第二溝間を、該円板カムの回転方向と
    直交する方向に移動し得るローラと、夫々が円板カムの
    回転時、円板カムの表裏面の切換溝における各ローラの
    移動を規制すると共に、各ローラの移動位置に応じ、一
    方の真空スイッチと他方の真空スイッチとを互いに逆方
    向に開閉させる応動機構とを有し、該応動機構は、各ロ
    ーラを支持すると共に、各ローラと共に円板カムの径方
    向に沿って移動し得るホルダーと、一端が夫々のホルダ
    ーに連結されると共に、他端が各真空スイッチの可動ロ
    ッドに連結され、円板カムの径方向に沿って移動するホ
    ルダーの移動方向に応じ応動し、一方の真空スイッチと
    他方の真空スイッチとを互いに逆方向に開閉させるレバ
    ーとを有することを特徴とする真空スイッチ式負荷時タ
    ップ切換器。
JP22088395A 1995-08-29 1995-08-29 真空スイッチ式負荷時タップ切換器 Expired - Fee Related JP3387285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22088395A JP3387285B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 真空スイッチ式負荷時タップ切換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22088395A JP3387285B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 真空スイッチ式負荷時タップ切換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0963868A JPH0963868A (ja) 1997-03-07
JP3387285B2 true JP3387285B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=16758039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22088395A Expired - Fee Related JP3387285B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 真空スイッチ式負荷時タップ切換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3387285B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009043171B4 (de) 2009-09-26 2014-11-20 Maschinenfabrik Reinhausen Gmbh Stufenschalter mit Vakuumschaltröhren
BR112013000266A2 (pt) * 2010-07-06 2017-11-07 Abb Research Ltd mecanismo de disjuntor de seleção com compensação para posição de participação de came
CN102623202B (zh) * 2011-01-30 2015-11-18 上海华明电力设备制造有限公司 一种复合式真空有载分接开关切换组件
JP5901351B2 (ja) * 2012-03-01 2016-04-06 三菱電機株式会社 電磁操作装置
DE202012101543U1 (de) * 2012-04-25 2012-05-07 Maschinenfabrik Reinhausen Gmbh Laststufenschalter
DE102013107550B4 (de) * 2013-07-16 2017-05-04 Maschinenfabrik Reinhausen Gmbh Lastwähler

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0963868A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5430597A (en) Current interrupting device using micromechanical components
CN100541697C (zh) 多极断路器
CN100409391C (zh) 电路断路器的可移动的接触器组件
US5001313A (en) Rotating arc circuit breaker with centrifugal extinguishing gas effect
DE4231353C2 (de) Stufenschalter
JPH11176296A (ja) 負荷時タップ切換器
JPH04212235A (ja) 開閉器
JP3387285B2 (ja) 真空スイッチ式負荷時タップ切換器
KR20150013539A (ko) 진공 소호 회로를 가진 전환 셀렉터
JP4764318B2 (ja) 負荷時タップ切換器
US6919518B2 (en) Phase flux barriers for transfer switch
KR102167439B1 (ko) 부하시 탭 절환기에서의 스위칭 프로세스를 수행하는 방법
WO2007113197A1 (de) Elektrisches schaltgerät mit mindestens drei in reihe geschalteten und gleichzeitig öffnenden kontaktpaare
KR20050113593A (ko) 시퀀스 스위치용 부하시 탭 절환장치
US3258546A (en) Transfer switch with movable contact toggle mechanism for tapped regulating transformers
US3671687A (en) Transfer switch for tap-changing regulating transformers including lost motion interconnection driving mechanism
JPH11307362A (ja) 負荷時タップ切換器
EP1544879B1 (de) Schneller Leistungsschalter für Hoch-oder Mittelspannung
EP0113953A1 (en) On-load tap changer with vacuum switches
US3742170A (en) Loud tap changer by-pass switch contact assembly and material composition thereof
JPH0582366A (ja) 負荷時タツプ切換器
JPS59129410A (ja) 負荷時タツプ切換器用切換開閉器
JPH0693407B2 (ja) 負荷時タツプ切換器
JPH03150814A (ja) 負荷時タップ切換装置の蓄勢機構
JPS6094709A (ja) 1バルブ式負荷時タツプ切換器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130110

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees