JPH03150758A - ディスクカートリッジ挿入機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野１ この発明は、ディスクカートリッジを挿入機構に関する
ものである。

〔従来の技術〕

第５図は例えば特開昭６３−９１８６２号公報に示され
た従来のディスク記憶装置におけるカートリッジ挿入機
構を示す断面図である。図において、（５）はディスク
を収納したカートリッジ（１）を挿入するために、上面
パネル（６）に設けられた開口部（６ａ）をおおうため
のカバーで、その先端には把手（５ａ）か設けられてい
る。カバー（５）は、カバー表面が水平となる角度位置
（開位置）とその角度位置より所定角度θだけ上方に持
ち上がった角度位置（開位置）との間で軸（７ｅ）を回
動中心として回動することにより、開閉動作が行われる
。図では、カバー（５）が開位置にある状態を示してい
る。カバー（５）の下側には、インレット部（７）が、
その端部（７ａ）を軸（７ｅ）で支持させるようにして
カバー（５）に固定されている。これにより、カバー（
５）が開閉すると、インレット部（７）が端部（７ａ）
を回動中心として連動して回動する。この時、図に示す
ように、回動中心の軸（７ｅ）がインレット部（７）と
路間−の高さにあるため、インレット部（７）を回動さ
せカートリッジ（１）を差し込むには、装置の上面パネ
ル（６）に設ける開口部（６ａ）を大きくする必要があ
り、インレット部（７）と、開口部（６ａ）の間に大き
な隙間（８）が生じる。インレット部（７）には、カー
トリッジ（１）を差し込むための差込口（７ｂ）が、も
う一方の端部（７Ｃ）に設けられている。

インレット部（７）は、差込口（７ｂ）から差し込まれ
たカートリッジ（１）を中空部（７ｂ）において保持す
る役割を果たす。

第６図はディスク記憶装置の内部構成を示す則面図であ
る。図において、（２）はカートリッジ（＋）内のディ
スクに情報の記録・再生を行う記録再生装置、（３）は
複数のカートリッジ（１）を収納するラックで、記録再
生装置（２）とラック（３）は図に示すように縦一列に
並べられている。ディスクカートリッジ挿入機構はラッ
ク（３）の上部に、インレット部（７）の差込口（７ｂ
）とラック（３）の開口面（３ａ）が同じ向きとなるよ
うに取り付けられている。（４）は記録再生装置（２）
またはラック（３）にカートリッジ（１）を出し入れす
るための搬送機構である。

第７図はカートリッジ（１）の外観を示したもので、カ
ートリッジ（１）内には記録媒体であるディスク（９）
が収納されていて、搬送機構（４）においてカートリッ
ジ＜１）を把持する搬送用フック（図示せず）をかける
ための凹部（１０）とディスク（９）の記録内容を読み
出す際に開かれるシャッタ（１１）が設けられている。

このカートリッジ（１）を手で持つ際には、構造的に弱
いシャッタ（１１）の部分を避け、各凹部（ｌＯ）の間
の部分を指ではさんで持つ。

次に、この挿入機構の動作について説明する。

開閉カバー（５）開位置に位置させた状態で、各四部（
ｌＯ）の間の部分を手で持ったカートリッジ（１）を差
込口（７ｂ）から差し込む。カートリッジ（１）をこう
して保持させた後、開閉カバー（５）を閉位置まで回動
させる。すると、インレット部（７）か、端部（７ａ）
および（７ｂ）が路間−する水平面上にある角度位置ま
で連゛動して回動する。これにより、インレット部（７
）に保持されたカートリッジ（１）の装置内への挿入動
作は完了する。

このようにして、カートリッジ（１）の挿入が行われた
後、装置内の搬送機構（４）の搬送用フック（図示せず
）がカートリッジ（１）の凹部（１０）に掛けられ、イ
ンレット部（７）からカートリッジ（１）を引き出して
、記録再生装置（２）またはラック（３）に搬送する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のディスクカートリッジ挿入機構は、以上のように
構成されているので、カートリッジの保持手段としての
インレット部が開位置に位置するとき、装置上面に設け
られた開口部と保持手段の間に大きな隙間が生じるため
、カートリッジだけでなく、装置上におかれている異物
がその隙間から装置内に落ちたり、差込口が手が入らな
いほど小さいため、異物が差込口から保持手段内に入り
込んだ場合に取り出せな（なるなどという問題点があり
、本装置の操作者はその点に注意して操作を行わなけれ
ばならなかった。

この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、カートリッジを挿入する際に、外部から装置内に異
物が入り込まないようなディスクカートリッジ挿入機構
を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係わるディスクカートリッジ挿入機構は、保
持手段の外周に補助カバーを取り付け、保持手段が開位
置に位置するときには、この補助カバーを装置上面に当
接させ、保持手段と装置上面に設けられた開口部との隙
間を補助カバーでおおうようにするとともに、保持手段
内には取り出しが可能な引き出し手段を備えたものであ
る。

〔作用〕

この発明におけるディスクカートリッジ挿入機構は、保
持手段の外周に補助カバーを取り付けるとともに、保持
手段内に引き出し手段を備えたことにより、カートリッ
ジの挿入時に外部から装置内に異物が入るのを防ぐとと
もに、保持手段内に異物が入った場合も引き出し手段に
よってすぐ取り出すことができる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図および第２図において、（２１）は、ディスクカート
リッジ（１）を差し込み、その内部でカートリッジ（口
を保持する保持手段としてのインレット部である。イン
レット部（２Ｉ）には、カートリッジ（１）を差し込む
ため先端が拡開している差込口（２１ａ）と、差し込ま
れたカートリッジ（１）の大部分が入る大きさの中空部
（２１ｂ）が設けられている。また、中空部（２１ｂ）
には、インレット部（２Ｉ）内に異物が入り込んだ場合
にそれを取り出すための引出し板（２２）が備えられて
おり、その奥部（２２ａ）は物を引っかけ易（するため
コの字形に曲げられ、先端部（２２ｂ）はネジ（２３）
によってインレット部の差込０（２１ａ）に固定されて
いる。

インレット部（２１）の先端部には、カートリッジ（１
）を挿入するために装置の−Ｌ面面木ネル２４）に設け
られた開口部（２４ａ）をおおう開閉カバー（２５）が
カバー取付部材（２６）によって取り付けられている。

またその後部には、インレット部（２１）の回動を案内
する回動板（２７）が設けられ、軸（２８）によって支
持部材（２９）に回動自在に取り付けられている。イン
レット部（２１）はＯを回動中心として、開閉カバー（
２５）の表面か水平になる角度位置（閉位置）と前記角
度位置よりθだけ上方に持ち上がった角度位置（開位置
）との間で回動することにより、開閉動作が行われる。

インレット部（２１）か開位置にある状態を第３図に示
す。

なお、回動中心Ｏはインレット部（２１）よりも上方に
設けられているので、カートリッジ（１）の挿入時にイ
ンレット部（２Ｉ）を開位置に位置させた状態では、イ
ンレット部の差込口（２１ａ）のみを装置上面から露出
するだけでよく、上面パネル（２４）に設ける開口部（
２・ｌａ）を小さくすることができる。

また、インレット部（２１）の側面には補助カバー（３
０）が取り付けられ、インレット部（２１）が開位置に
位置した状態で、装置の上面パネル（２４）の裏面に当
接して開口部（２４ａ）とインレット部（２１）との間
の隙間をおおう役割を果たす。

（３１）は、引張バネで、その一端はインレット部（２
Ｉ）の後端に、他端はカートリッジ（１）を収納するラ
ック（３）に取り付けられ、バネ（１）の引張力によっ
てインレット（２１）を回動させる。

この挿入機構におけるディスクカートリッジ（１）の挿
入動作の一例を示す。

カートリッジ（１）を挿入する命令が送られると、開閉
カバー（２５）を閉位置に保持しているラッチ（図示せ
ず）がはずれ、バネ（３１）の引張力によってインレッ
ト部（２１）が回動軸（２８）を中心に回動する。

インレット部（２１）の側面に取り付けられた補助カバ
ー（３０）が装置上面パネル（２４）に当接することに
より、インレット部（２１）は開位置で停止する。この
とき、Ｌ面パネル（２４）の開口部（２１）との隙間は
補助カバー（３０）によって完全におおわれ、装置上面
にはインレット部（２１）の差込口（２１ａ）だけが露
出する。

この状態で、カートリッジ（１）を差込口（２１ａ）か
らインレット部（２■）に差し込む。この場合、第１図
に示すように、インレット部（２ｔ）内に鉛筆などの異
物（３２）が誤って入り込んだときには、差込口（２１
ａ）にあるネジ（２３）をはずして引出し板（２２）を
手前に引き出すことにより、異物（３２）を取り出すこ
とができる。カートリッジ（１）をこうして保持させた
後、開閉カバー（２５）を閉位置まで回動させる。する
と、インレット部（２１）が水平となる角度位置まで連
動して回動する。これにより、インレット部（２１）に
保持されたカートリッジ（１）の装置内への挿入動作が
完了する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によればディスクカートリッジ
の挿入時に、装置内に異物が入り込まないようにしたの
で、異物を装置内に落としてそれを取り出すために作業
を中断するようなことがなくなり、操作性のよいカート
リッジ挿入機構を得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にょる一実施例によるディスクカート
リッジ挿入機構を示す断面側面図、第２図は第１図の正
面図、第３図は挿入機構へのカートリッジの挿入動作を
説明する説明図、第、１図は挿入機構に入り込んだ異物
を取り出す動作を説明する説明図、第５図は、従来のデ
ィスクカートｉッジ挿入機構を示す断面側面図、第６図
はディツク記憶装置の内部を示す断面図、第７図はカー
［リッジを示す斜視図である。図において、（＋）ｉ；
カートリッジ、（２１）は保持手段としてのインレ、。 ト部、（２１ａ）はカートリッジの差込口、（２４）は
２置上面パネル、（２４ａ）はその開口部、（３０）は
補ルカバーである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分をηす、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）大容量ディスク記憶装置内にディスクカートリッ
   ジを挿入するための機構であって、前記カートリッジを
   差し込むための差込口を一端に有し、前記差込口から差
   し込まれた前記カートリッジを保持する保持手段と、こ
   の保持手段の他端を回動可能に支持する枢支手段とを備
   えたディスクカートリッジ挿入機構において、前記保持
   手段の外周に取り付け、前記保持手段が前記カートリッ
   ジの差し込みを可能にする開位置に位置するときには、
   装置上面に当接させ、前記保持手段と装置上面に設けら
   れた開口部との隙間をおおうカバーを備えたことを特徴
   とするディスクカートリッジ挿入機構。