JPH031505Y2 - - Google Patents

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JPH031505Y2
JPH031505Y2 JP20014285U JP20014285U JPH031505Y2 JP H031505 Y2 JPH031505 Y2 JP H031505Y2 JP 20014285 U JP20014285 U JP 20014285U JP 20014285 U JP20014285 U JP 20014285U JP H031505 Y2 JPH031505 Y2 JP H031505Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たて糸切れ検知装置に関し、より詳
しくは本来の糸切れ検知の他に、断線などの異常
も同時に検出可能な糸切れ検知回路に関する。
考案の背景 クリール、燃糸機、特に織機においては、走行
中のたて糸により支持されたドロツパ装置によつ
て、糸切れの検知を行なつている。すなわちたて
糸が正常に走行している場合には、ドロツパピン
は、走行糸によつて、ドロツパバーに対して電気
的に不導通状態で、保持されている。しかし、糸
切れ時には、ドロツパピンは、その支持を失つ
て、落下し、ドロツパバーの一対のドロツパ接点
を電気的に導通(矩絡)状態とする。したがつ
て、糸切れ状態は、両接点の導通により検出でき
る。このとき、たて止め装置は、その糸切れ信号
を受けて、機械を自動的に停止させる。
しかし、上記の糸切れ検知装置において、電源
からドロツパ接点に至る間で、ケーブルの断線等
が生ずると、糸切れ時にドロツパピンが一対のド
ロツパ接点を導通状態にしたとしても、ケーブル
の破断点において導通状態が阻止されるので、糸
切れの検出は、不可能となる。
従来技術 この種のケーブルの断線等に起因する異常を検
出する回路として、例えば特公昭60−11144号が
ある。上記の回路では、一対のドロツパ接点を並
列にバイパス用の抵抗器を接続し、常時微小な電
流をケーブルに流しておき、その電流のしや断に
より、断線などの異常を検出するように構成され
ている。
しかし、上記の回路においては、ドロツパ側に
バイパス用の抵抗器を入れる必要があるために、
従来のドロツパ装置をそのまま使用できないとい
う利用面での問題点がある。さらに、ドロツパ接
点は、純接点というよりも、酸化皮膜等の絶縁物
の介在によつて、一種の高抵抗であるために、ド
ロツパ接点と並列にバイパス用の抵抗器を接続す
ると、見掛け上の糸切れ検出窓度が低下してしま
うという機能的な問題点があつた。
考案の目的 したがつて、本考案の目的は、ドロツパ側に何
ら変更を加えないで、しかも糸切れ検出感度を低
下させることなく、ケーブルの断線などの異常を
確実に検知できる糸切れ検知装置を提供すること
にある。
考案の概要 そこで、本考案は、一対のドロツパ接点の交流
的特性に着目して、一対のドロツパ接点を含んだ
直流信号による糸切れ検出閉回路中に、例えば高
周波の交流信号を重畳し、断線などの異常時に、
その交流信号の検出レベル変化により、直流給電
路の断線などの異常を検出できるようにしてい
る。
考案の構成 まず、第1図は、本考案に使用されるドロツパ
装置1の細部を表している。ドロツパバー2は、
接点部分として、一対のドロツパ接点3,4間に
絶縁体5を介したいわゆるサンドイツチバー構成
となつている。したがつて、一対のドロツパ接点
3,4間に直流電流は、流れない。しかし、その
ドロツパバー2は、電気的に一種のコンデンサと
同じ働きをする。このために、交流的にはドロツ
パ接点3,4の間に交流の電流が流れる。
そして、ドロツパピン6は、たて糸7に支持さ
れており、そのたて糸7が切れた時にのみ一対の
ドロツパ接点3,4間を短絡し、直流電流を導通
させるように構成されている。
次に、第2図は、本考案のたて糸切れ検知装置
8の回路構成を示している。
ドロツパ接点3の一端には、ケーブル9を介し
て抵抗器10、例えば高周波の交流電源11、お
よび直流電源12が順に接続されており、そして
ケーブル13を介してドロツパ接点4の他端に至
る電気的閉ループを構成している。
ドロツパ接点3と抵抗器10との電気的な接続
点であるP点においては、TPF(ハイパスフイル
タ)14、およびLPF(ローパスフイルタ)15
とがそれぞれ接続されている。そして、HPF1
4にはその出力レベルが所定値を超えたときに、
異常検出出力を発生させるために、異常検出器1
6が接続されており、同様にLPF15には、そ
の出力レベルが所定値を超えたときに糸切れ検出
出力を発生するために、糸切れ検出器17が接続
されている。
考案の作用 第3図は、上記たて糸切れ装置8の等価回路を
示している。その回路の直流成分に着目すると、
ドロツパ装置1は、同図aのように、高抵抗Rと
等価であり、正常時には絶縁状態にあるので、P
点の電圧は高レベルを示す。そして糸切れによ
り、ドロツパ装置1のドロツパ接点3,4の間が
短絡丈態となつた場合には、P点は、低レベルと
なる。したがつて、糸切れ検出器17は、そのと
きの直流レベル変化のみを検出し、糸切れを直流
的に検出する。
次に交流成分について着目すると、ドロツパ装
置1は、同図bのように、コンデンサCと等価で
あり、そのインピーダンスは、例えば高周波数の
交流信号に対して充分小さくなるために、正常時
には接地レベルに対しほぼ短絡状態となつてい
る。したがつて、P点における交流信号レベル
は、正常時に低レベルである。
一方、例えばケーブル9,13中のX印で示し
た点において、断線等の異常が発生すると、コン
デンサCと等価なドロツパ装置1は、閉回路より
切り離されることとなる。したがつて交流電源1
1から供給される交流信号は、短絡されることな
く、P点において、高レベルとして検出されるこ
ととなる。そこで、異常検出器16は、このよう
な交流信号の高レベルを検出することによつて、
断線等の異常を判別する。
このように、糸切れ検出の直流領域での動作
と、異常検出の高周波領域での動作とは、HPF
14、およびLPF15により周波数的に完全に
分離されているために、互いに誤動作を与えるこ
となく、所望の信号を識別しながら検出すること
ができる。
実施例 次に、本考案をより具体的に示した実施例を第
4図に示し説明する。なお、第2図と同一の符号
は、同一の部分を示している。
同図において、交流電源11は、インバータ、
コンデンサ、および抵抗による充放電回路を含む
高周波発振器11aおよび入力信号を抵抗分割
し、コンデンサ結合して高周波信号を重畳する高
周波重畳回路11bにより構成されている。
また、HPF14は、コンデンサ結合された交
流増幅器により構成されており、負帰還のかかつ
たオペレーシヨンアンプが用いらている。
さらに、異常検出器16は、ダイオードおよび
オールド用コンデンサを含む検波回路16aと、
コンパレータとして動作するバツフアアンプ16
bにより構成されている。
そして、LPF15は、抵抗器とコンデンサと
の結合回路から成り、さらに次段の糸切れ検出器
17は、同様にコンパレータとして作用するイン
バータ17aを用いている。
上記の具体例において、正常時においては、バ
ツフアアンプ16bおよびインバータ17aの出
力はいずれも低レベルとなる。そして、断線等の
異常時には、異常検出器16の出力が高レベル、
糸切れ時にはインバータ17aの出力が高レベル
にそれぞれ変化する。
なお、ここで、個々の具体的な回路構成および
動作については周知であるから、その説明を省略
するが、全体としての動作は、第2図に示した例
と同様である。
考案の効果 本考案では、ドロツパ装置側に何らの変更や処
理を加えなくともケーブルの断線等の異常を検出
可能である。したがつて、従来のドロツパ装置を
そのまま使用することができる。しかも糸切れ検
出の感度を減ずることなく、異常を検出できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はドロツパ装置の構成を示した断面図、
第2図は本考案のブロツク図、第3図aはその直
流等価回路、第3図bはその交流等価回路、第4
図は本考案の実施例を示した回路図である。 1……ドロツパ装置、2……ドロツパバー、
3,4……ドロツパ接点、5……絶縁体、8……
たて糸切れ検知装置、11……交流電源、11a
……高周波発振器、11b……高周波重畳回路、
14……HPF、15……LPF、16……異常検
出器、16a……検波回路、16b……バツフア
アンプ、17……糸切れ検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 絶縁体を介した一対のドロツパ接点を含むド
    ロツパバーと、たて糸により支持され糸切れ時
    に落下して上記一対のドロツパ接点に接触して
    両ドロツパ接点間で直流信号を導通可能とする
    ドロツパピンと、上記ドロツパ接点の一端に接
    続された抵抗器と、上記抵抗器を介して上記ド
    ロツパ接点間に直流信号を供給する直流電源
    と、上記抵抗器を介して上記ドロツパ接点間に
    交流信号を重畳的に印加する交流電源と、上記
    ドロツパ接点の一端と上記抵抗器との接続点に
    接続され上記交流信号のレベルを検出する検出
    器と、上記ドロツパ接点の一端と上記抵抗器と
    の接続点に接続され上記直流信号のレベルを検
    出する糸切れ検出器とを具備することを特徴と
    するたて糸切れ検知装置。 (2) 上記交流信号の周波数は、上記一対のドロツ
    パ接点間のインピーダンスが交流的に十分小と
    なる値に設定されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のたて糸切れ検
    知装置。
JP20014285U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH031505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20014285U JPH031505Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP20014285U JPH031505Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62106981U JPS62106981U (ja) 1987-07-08
JPH031505Y2 true JPH031505Y2 (ja) 1991-01-17

Family

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