JPH06113442A - 直流給電回路の地絡検出回路 - Google Patents

直流給電回路の地絡検出回路

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JPH06113442A
JPH06113442A JP25980692A JP25980692A JPH06113442A JP H06113442 A JPH06113442 A JP H06113442A JP 25980692 A JP25980692 A JP 25980692A JP 25980692 A JP25980692 A JP 25980692A JP H06113442 A JPH06113442 A JP H06113442A
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JP
Japan
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circuit
ground fault
ground
power supply
branch
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JP25980692A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Ishikawa
俊昭 石川
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流負荷への給電を停止することなく直流地
絡箇所を検出できる安価な直流給電回路の地絡検出回路
を提供する 【構成】 直流電源101から分岐回路109〜111
を介して直流負荷106〜108に直流電力を供給する
直流給電回路の分岐回路の地絡を検出する直流地絡検出
器102を直流電源101の出力間に設ける。直流地絡
検出器102としては、測定回路の抵抗値の変化により
検出感度が変化するものを用いる。各分岐回路の少なく
とも正極側ラインの途中に、ダイオード(D1〜D4)
からなる微小抵抗回路と地絡測定時に微小抵抗回路を短
絡する短絡用スイッチ回路SW11〜SW23とを並列
に接続してなる並列回路を直列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の直流負荷にそれ
ぞれ複数の分岐回路を介して直流電力を供給する直流給
電回路の地絡検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、1つの直流地絡検出器を用いて
複数の分岐回路の地絡を検出する従来の地絡検出回路の
概略構成を示している。図3において、1は直流電源、
2は直流電源の出力間に接続されて地絡を検出する直流
地絡検出器、3〜5はそれぞれ直流負荷6〜8に直流電
力を供給する分岐回路9〜11に設けられたスイッチで
ある。また12は、直流地絡事故が発生した直流地絡事
故点13と分岐回路との間に形成される直流地絡抵抗で
ある。各分岐回路の地絡を検出する場合には、まず実際
に使用している直流負荷6〜8の稼動を停止する。次に
スイッチ3〜5を閉じた状態から地絡を検出すべき分岐
回路のスイッチだけを開く。地絡が発生していない分岐
回路のスイッチ3及び5を開いても直流地絡検出器2の
状態は変化しない。しかしながら地絡が発生している分
岐回路10のスイッチ4を開くと、直流地絡抵抗12を
通して流れる地絡電流で作動していた直流地絡検出器2
が地絡電流の遮断によって作動を停止する。この直流地
絡検出器2の停止によって、地絡が発生している分岐回
路を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の地
絡検出回路のように、個々の分岐回路9〜11を開放し
て直流地絡事故を発生する回路では、スイッチ3〜5を
開くことにより個々の分岐回路が直流電源1から切離さ
れて直流負荷への給電が停止される。そのため、従来の
回路では、地絡の検出を行う際に、直流負荷の運転を停
止せざるを得なかった。なお直流負荷への電力の供給を
継続した状態で地絡を検出できるようにするために、個
々の分岐回路に対して変流器を設け、常時は交流電源か
ら変流器の励磁巻線に励磁電流を流して飽和させてお
き、直流地絡事故が発生した時に流れる直流地絡電流に
より鉄心を磁化させて交流励磁の飽和点がずれることを
検出して、直流地絡事故が発生した分岐回路を見出だす
地絡検出回路も提案されている。しかしながらこの回路
では、交流電源を必要とする上、各分岐回路毎に変流器
からの信号を受けて警報を発する継電器も必要となる
上、更に直流で使用する特殊な変流器も必要となるた
め、回路が非常に高価になる問題がある。
【0004】本発明の目的は、直流負荷への給電を停止
することなく直流地絡箇所を検出できる安価な直流給電
回路の地絡検出回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源から
それぞれ複数の分岐回路を介して複数の直流負荷に直流
電力が供給される直流給電回路の複数の分岐回路の地絡
を直流電源の出力間に設けた直流地絡検出器により検出
する直流給電回路の地絡検出回路を改良の対象とする。
【0006】本発明では、直流地絡検出器として測定回
路の抵抗値の変化により検出感度が変化するものを用い
る。そして各分岐回路の少なくとも正極側ラインの途中
に微小抵抗回路と地絡測定時に微小抵抗回路を短絡する
短絡用スイッチ回路とを並列接続してなる並列回路を直
列接続する。微小抵抗回路は直流負荷に電流を供給し得
る極性で配置された少なくとも1個のダイオードから構
成することができる。また各分岐回路の正極側ライン及
び負極側ラインの途中にそれぞれ並列回路を直列接続し
てもよい。
【0007】
【作用】地絡を検出しない時には、短絡用スイッチ回路
により微小抵抗回路を短絡しているため支障なく直流負
荷に直流電力を給電できる。各分岐回路の直流地絡を検
出する際には、検出対象として選択した分岐回路の途中
に設けた並列回路の短絡用スイッチ回路を開いて電気的
に微小抵抗回路を分岐回路に挿入する。地絡事故が発生
していない場合には、微小抵抗回路を通して直流負荷に
直流電力が供給されるため、直流負荷への給電を停止す
る必要がない。実際に地絡が発生している場合には、短
絡用スイッチ回路を開いた際に、地絡抵抗に微小抵抗回
路の抵抗値を加えた抵抗値が直流地絡検出器で測定する
測定回路の抵抗値となり、その結果直流地絡検出器の感
度が変化して、直流地絡検出器の動作が変化する。これ
により分岐回路の地絡を検出することができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例の概略回路図を示し
ている。101は直流電源であり、直流電源101の正
極端子及び負極端子との間に直流地絡検出器102が接
続されている。直流地絡検出器102の内部回路の一端
は直流電源の負極端子に接続され他端は接地されてい
る。直流地絡検出器102は内部回路に接続される測定
回路の抵抗値が設定値以下になると動作するものであ
り、別の見方をすると測定回路の抵抗値の変化により検
出感度が変化するものである。直流電源101からは、
電源スイッチ103〜105を含む分岐回路109〜1
11を通して直流負荷106〜108に直流電力が供給
される。本実施例では、各分岐回路109〜111の正
極側ライン109a〜111aと負極側ライン109b
〜111bに、2個のダイオードD1及びD2またはD
3及びD4の直列回路(微小抵抗回路)とこの直列回路
に並列接続された短絡用スイッチSW11〜13または
SW21〜23とからなる並列回路がそれぞれ直列に接
続されている。
【0009】通常の給電状態においては、電源スイッチ
103〜105及び短絡用スイッチSW11〜13また
はSW21〜23を閉じておく。したがって通常の給電
状態において、ダイオードD1及びD2またはD3及び
D4は、直流負荷106〜108への給電回路から外れ
ている。そのため例えば、分岐回路110で短絡事故が
図示のように発生すると、直流地絡電流Igは短絡用ス
イッチSW12を通って事故点113に流れる。したが
ってこのときに、直流地絡検出器102で測定する測定
回路中には直流地絡抵抗112が入ることになる。
【0010】直流地絡検出102が動作して、いずれか
の分岐回路において地絡が発生したことが判った後に、
地絡が発生している分岐回路を検出する場合には、各分
岐回路109〜111に設けた短絡用スイッチSW11
及び21,SW12及び22,SW13及び23を順次
開いていく。一つの分岐回路について地絡検出を行って
いる場合には、他の分岐回路の短絡用スイッチは閉じて
おく。
【0011】地絡が発生していない分岐回路、例えば分
岐回路109の短絡用スイッチSW11及びSW21を
開いても、直流地絡検出器102を流れる地絡電流Ig
は変化しないため、直流地絡検出器102には動作(ま
たは感度)の変化がなく、その結果分岐回路109には
地絡事故が発生していないことが判る。これに対して、
分岐回路110で短絡事故が図示の位置で発生したとす
ると、短絡用スイッチSW12及びSW22を開いた際
に、地絡電流IgはダイオードD1及びD2を通して流
れるようになり、これらダイオードD1及びD2におけ
る電圧降下分によって直流地絡検出器102の感度が変
わり、この分岐回路110で地絡が発生していることが
判る。
【0012】次に本発明の地絡検出回路の動作原理を図
2に示した原理図を用いて説明する。図2においてDは
短絡用スイッチを開いた状態で地絡事故が発生している
分岐回路110に挿入されるダイオードである。ここで
直流地絡抵抗112の抵抗値をRxΩとし、直流地絡検
出器102が地絡を検出する設定接地抵抗値もRxΩと
する。直流地絡検出器102は、測定回路の抵抗値が設
定接地抵抗値以下になると地絡が発生したとして作動
し、測定回路の抵抗値の相違によって感度が変化する。
ダイオードDに直流地絡電流Igが流れてダイオードD
で順方向電圧降下VD が発生すると、直流地絡検出器1
02の検出する抵抗値Rx´は下記(1)式のように変
化する。
【0013】 Rx´=(Rx・Ig−VD )/Ig …(1) この抵抗値の変化による直流地絡検出器102の検出感
度の変化すなわち動作変化を見ることにより、短絡事故
が発生している分岐回路を検出することができる。
【0014】上記実施例においては、分岐回路の正極側
ラインと負極側ラインの両方にダイオードとスイッチと
の並列回路を挿入しているが、並列回路は少なくとも正
極側ラインに挿入すればよい。また上記実施例では、二
つのダイオードを用いて微小抵抗回路を構成している
が、微小抵抗回路をダイオードを用いて構成する場合に
は、少なくとも1個のダイオードを用いればよい。微小
抵抗回路は、直流負荷に対して負担とならない程度の抵
抗値を有するものであればよく、使用する抵抗素子は実
施例で用いているダイオードに限定されるものではな
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、直流負荷への給電を停
止することなく直流地絡箇所を検出できる直流給電回路
の地絡検出回路を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概略回路図であ
る。
【図2】本発明の原理を説明するための概略回路図であ
る。
【図3】従来の地絡検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,101 直流電源 2,102 直流地絡検出器 3〜5,103〜105 電源スイッチ 6〜8,106〜108 直流負荷 9〜11,109〜111 分岐回路 D1〜D4 ダイオード SW11〜SW23 短絡用スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からそれぞれ複数の分岐回路を
    介して複数の直流負荷に直流電力が供給される直流給電
    回路の前記複数の分岐回路の地絡を前記直流電源の出力
    間に設けた直流地絡検出器により検出する直流給電回路
    の地絡検出回路であって、 前記直流地絡検出器として測定回路の抵抗値の変化によ
    り検出感度が変化するものを用い、 前記各分岐回路の少なくとも正極側ラインの途中に微小
    抵抗回路と地絡測定時に前記微小抵抗回路を短絡する短
    絡用スイッチ回路とを並列に接続してなる並列回路を直
    列接続したことを特徴とする直流給電回路の地絡検出回
    路。
  2. 【請求項2】 前記微小抵抗回路は前記直流負荷に電流
    を供給し得る極性で配置された少なくとも1個のダイオ
    ードからなる請求項1に記載の直流給電回路の地絡検出
    回路。
  3. 【請求項3】 前記各分岐回路の正極側ライン及び負極
    側ラインの途中にそれぞれ前記並列回路が直列接続され
    ており、 前記微小抵抗回路が前記直流負荷に電流を供給し得る極
    性で配置された少なくとも1個のダイオードからなる請
    求項1に記載の直流給電回路の地絡検出回路。
JP25980692A 1992-09-29 1992-09-29 直流給電回路の地絡検出回路 Withdrawn JPH06113442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109270397A (zh) * 2018-11-26 2019-01-25 国网安徽省电力有限公司安庆供电公司 一种直流接地监测装置
JP2019030101A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 住友電気工業株式会社 電力変換装置、地絡箇所の電圧推定方法、及び、分散型電源システム

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