JPH0622225Y2 - ヒ−タ通電監視装置 - Google Patents
ヒ−タ通電監視装置Info
- Publication number
- JPH0622225Y2 JPH0622225Y2 JP1987004893U JP489387U JPH0622225Y2 JP H0622225 Y2 JPH0622225 Y2 JP H0622225Y2 JP 1987004893 U JP1987004893 U JP 1987004893U JP 489387 U JP489387 U JP 489387U JP H0622225 Y2 JPH0622225 Y2 JP H0622225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- monitoring device
- voltmeter
- current
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、射出機や押出機などの産業機械における電
熱式ヒータの通電状態を監視するヒータ通電監視装置に
関するものである。
熱式ヒータの通電状態を監視するヒータ通電監視装置に
関するものである。
(ロ)従来技術 第1図は従来のヒータの通電状態監視装置を示すもの
で、図に示すように2つあるいはそれ以上のヒータH1
及びH2の通電状態を監視する方法としては、それぞれ
のヒータに流れる電流を変流器CT1及びCT2によって変流
し、その変流された信号を電流切換スイッチ3によって
切換えることにより電流計4に表示させて監視する方法
がとられていた。
で、図に示すように2つあるいはそれ以上のヒータH1
及びH2の通電状態を監視する方法としては、それぞれ
のヒータに流れる電流を変流器CT1及びCT2によって変流
し、その変流された信号を電流切換スイッチ3によって
切換えることにより電流計4に表示させて監視する方法
がとられていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの方法では監視の都度、監視さ
れるヒータの変流器と電流計4とが接続されるように電
流切換スイッチ3で切換えなければならず、2つのヒー
タH1及びH2の通電状態を同時に1つの電流計4で監
視することはできなかった。またこの従来方式によりヒ
ータ容量が異なる複数のヒータを監視する場合は、各ヒ
ータの容量に合わせた定格の電流計4をいくつも準備し
なければならないという不具合があった。というのは容
量の大きく異なったそれぞれのヒータの定格電流を1つ
のアナログ式電流計4の適正な目盛位置に指示させるこ
とは困難であるからである。
れるヒータの変流器と電流計4とが接続されるように電
流切換スイッチ3で切換えなければならず、2つのヒー
タH1及びH2の通電状態を同時に1つの電流計4で監
視することはできなかった。またこの従来方式によりヒ
ータ容量が異なる複数のヒータを監視する場合は、各ヒ
ータの容量に合わせた定格の電流計4をいくつも準備し
なければならないという不具合があった。というのは容
量の大きく異なったそれぞれのヒータの定格電流を1つ
のアナログ式電流計4の適正な目盛位置に指示させるこ
とは困難であるからである。
この考案は以上のような従来のヒータ監視における欠点
を除去するために為されたもので、1つの計器でもって
複数のヒータの通電状態を監視することができるように
したヒータ通電監視装置を提供することを目的とする。
を除去するために為されたもので、1つの計器でもって
複数のヒータの通電状態を監視することができるように
したヒータ通電監視装置を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案によるヒータ通電監視装置は、複数相の電源に複
数の遮断器を介して接続された複数のヒータと、前記各
ヒータを流れる電流を検出するための複数の変流器と、
前記各変流器からの位相の異なる交流電流からなる検出
電流を合成した合成電流出力に接続された調整用抵抗
と、前記調整用抵抗を構成し互いに直列接続された粗調
整用抵抗及び微調整用抵抗と、前記調整用抵抗の両端間
に接続された唯1個の電圧計とを備え、前記各ヒータの
通電状態を前記電圧計により同時に監視するようにした
構成である。
数の遮断器を介して接続された複数のヒータと、前記各
ヒータを流れる電流を検出するための複数の変流器と、
前記各変流器からの位相の異なる交流電流からなる検出
電流を合成した合成電流出力に接続された調整用抵抗
と、前記調整用抵抗を構成し互いに直列接続された粗調
整用抵抗及び微調整用抵抗と、前記調整用抵抗の両端間
に接続された唯1個の電圧計とを備え、前記各ヒータの
通電状態を前記電圧計により同時に監視するようにした
構成である。
(ホ)作用 本考案によるヒータ通電監視装置においては、電源位相
の異なる各ヒータの電流を検出するための複数の変流器
から得られた検出電流を合成した合成電流出力に調整用
抵抗を接続しているため、この調整用抵抗の粗及び微調
整用抵抗を調整することにより、前記合成電流出力に応
じた電圧値を1個の電圧計で同時に監視することができ
る。
の異なる各ヒータの電流を検出するための複数の変流器
から得られた検出電流を合成した合成電流出力に調整用
抵抗を接続しているため、この調整用抵抗の粗及び微調
整用抵抗を調整することにより、前記合成電流出力に応
じた電圧値を1個の電圧計で同時に監視することができ
る。
従って、何れかのヒータに断線等の故障が発生した場合
には、その故障したヒータの容量に見合った分の電流量
に対応する電圧量が電圧計の指示値から減少することに
なり、唯1個の電圧計によって複数のヒータの監視を同
時に行うことができる。
には、その故障したヒータの容量に見合った分の電流量
に対応する電圧量が電圧計の指示値から減少することに
なり、唯1個の電圧計によって複数のヒータの監視を同
時に行うことができる。
(ヘ)実施例 以下、この考案の実施例について説明する。第2a図に
おいて、複数のヒータH1、H2及びH3がしゃ断器M
C1及びMC2を介して複数相R・S・Tの電源線に接
続されており、ヒータH1に対しては通電状態を監視す
るための変流器CT1が設けられ、またヒータH2及び
H3に対しては変流器CT2が設けられている。これら
変流器CT1,CT2の出力側は並列に接続され、その
両極間には合成電流出力を監視すべく唯1個の電圧計6
が接続されている。電圧計6の指示調整用としてさら
に、粗調整用抵抗R及び微調整用抵抗rを含む調整用抵
抗の両端間に前記電圧計6が並列に接続されている。
おいて、複数のヒータH1、H2及びH3がしゃ断器M
C1及びMC2を介して複数相R・S・Tの電源線に接
続されており、ヒータH1に対しては通電状態を監視す
るための変流器CT1が設けられ、またヒータH2及び
H3に対しては変流器CT2が設けられている。これら
変流器CT1,CT2の出力側は並列に接続され、その
両極間には合成電流出力を監視すべく唯1個の電圧計6
が接続されている。電圧計6の指示調整用としてさら
に、粗調整用抵抗R及び微調整用抵抗rを含む調整用抵
抗の両端間に前記電圧計6が並列に接続されている。
以上の構成により監視を行う際にはまず、調整用抵抗R
及びrを調整し、変流器CT1及びCT2からの各検出
電流が合成された合成電流出力により発生する該調整用
抵抗の両端間電圧を、電圧計6のフリスケールに略々合
致させるようにする。この状態で監視を行い、ヒータに
断線等の故障が生じれば、故障したヒータの容量に見合
った分の電流量に対応する電圧量が電圧計の読みから減
ぜられることとなり、このように電圧計の振れ幅を監視
することによりヒータの通電状態を監視することが可能
である。この振れ幅は予め計算できるので、複数のヒー
タの各々の容量が皆異なっていればその振れ幅からどの
ヒータが断線したかを検出することも可能である。
及びrを調整し、変流器CT1及びCT2からの各検出
電流が合成された合成電流出力により発生する該調整用
抵抗の両端間電圧を、電圧計6のフリスケールに略々合
致させるようにする。この状態で監視を行い、ヒータに
断線等の故障が生じれば、故障したヒータの容量に見合
った分の電流量に対応する電圧量が電圧計の読みから減
ぜられることとなり、このように電圧計の振れ幅を監視
することによりヒータの通電状態を監視することが可能
である。この振れ幅は予め計算できるので、複数のヒー
タの各々の容量が皆異なっていればその振れ幅からどの
ヒータが断線したかを検出することも可能である。
すなわち、各変流器(CT1,CT2)からの位相の異なる交流
電流からなる検出電流の合成電流出力を各抵抗(R,r)に
より電圧値化して唯1個の電圧計6で各ヒータH1〜H
3の通電状態を検出することができる。
電流からなる検出電流の合成電流出力を各抵抗(R,r)に
より電圧値化して唯1個の電圧計6で各ヒータH1〜H
3の通電状態を検出することができる。
第2b図は交流器の出力を直列に接続した場合の実施例
であり、この場合も複数の変流器の電流出力が合成され
るので第2a図の実施例と同様に動作するのは当業者に
は容易に理解されるであろう。
であり、この場合も複数の変流器の電流出力が合成され
るので第2a図の実施例と同様に動作するのは当業者に
は容易に理解されるであろう。
(ト)考案の効果 以上この考案によれば、電源位相の異なる複数のヒータ
の通電電流を変流器により監視する場合、それら変流器
による合成測定値を、調整用抵抗を使用してフルスケー
ルに合わせることにより、電圧計唯1個の測定計器で監
視することができるようにしており、これにより唯1つ
の測定計器でもって容量の異なった複数のヒータの通電
状態を同時に監視することを可能としている。このこと
は従来ヒータ容量に従って定格目盛の異なった多種類の
電流計を用意しなければならなかったことに比べると格
段の効果を有するものである。
の通電電流を変流器により監視する場合、それら変流器
による合成測定値を、調整用抵抗を使用してフルスケー
ルに合わせることにより、電圧計唯1個の測定計器で監
視することができるようにしており、これにより唯1つ
の測定計器でもって容量の異なった複数のヒータの通電
状態を同時に監視することを可能としている。このこと
は従来ヒータ容量に従って定格目盛の異なった多種類の
電流計を用意しなければならなかったことに比べると格
段の効果を有するものである。
第1図は従来のヒータ通電監視装置を示す回路図、第2
a図、第2b図は各々この考案の一実施例によるヒータ
通電監視装置を示す回路図である。図において、H1、
H2及びH3はヒータ、CT1及びCT2は変流器、R
は粗調整用抵抗、rは微調整用抵抗、6は電圧計であ
る。
a図、第2b図は各々この考案の一実施例によるヒータ
通電監視装置を示す回路図である。図において、H1、
H2及びH3はヒータ、CT1及びCT2は変流器、R
は粗調整用抵抗、rは微調整用抵抗、6は電圧計であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】複数相の電源(RST)に複数の遮断器(MC1,MC
2)を介して接続された複数のヒータ(H1,H2,H3)と、前記
各ヒータ(H1,H2,H3)を流れる電流を検出するための複数
の変流器(CT1,CT2)と、前記各変流器(CT1,CT2)からの位
相の異なる交流電流からなる検出電流を合成した合成電
流出力に接続された調整用抵抗と、前記調整用抵抗を構
成し互いに直列接続された粗調整用抵抗(R)及び微調整
用抵抗(r)と、前記調整用抵抗の両端間に接続された唯
1個の電圧計とを備え、前記各ヒータ(H1,H2,H3)の通電
状態を前記電圧計により同時に監視する構成としたこと
を特徴とするヒータ通電監視装置。 - 【請求項2】前記各変流器(CT1,CT2)は、互いに並列接
続されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載のヒータ通電監視装置。 - 【請求項3】前記各変流器(CT1,CT2)は、互いに直列接
続されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載のヒータ通電監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987004893U JPH0622225Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | ヒ−タ通電監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987004893U JPH0622225Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | ヒ−タ通電監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63113972U JPS63113972U (ja) | 1988-07-22 |
JPH0622225Y2 true JPH0622225Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=30785978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987004893U Expired - Lifetime JPH0622225Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | ヒ−タ通電監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622225Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010221474A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Japan Steel Works Ltd:The | 押出機加熱方法及び装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5382488A (en) * | 1976-12-28 | 1978-07-20 | Fuji Electric Co Ltd | Current detecting circuit |
JPS6216687Y2 (ja) * | 1980-07-17 | 1987-04-27 | ||
JPS6058558A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-04 | Fuji Electric Co Ltd | 変圧整流装置 |
JPS6179280U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-27 |
-
1987
- 1987-01-19 JP JP1987004893U patent/JPH0622225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63113972U (ja) | 1988-07-22 |
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