JPH0314893Y2 - - Google Patents

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JPH0314893Y2
JPH0314893Y2 JP5191685U JP5191685U JPH0314893Y2 JP H0314893 Y2 JPH0314893 Y2 JP H0314893Y2 JP 5191685 U JP5191685 U JP 5191685U JP 5191685 U JP5191685 U JP 5191685U JP H0314893 Y2 JPH0314893 Y2 JP H0314893Y2
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conductor
bushing
gas
housing
internal conductor
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はガス絶縁電気機器に係り、特には、絶
縁ガスを封入した筐体内に固定配置された内部導
体に対し、ブツシングを介し気密かつ軸方向移動
可能に筐体内に挿入された接続導体が接離するも
のに関する。
B 考案の概要 本考案は絶縁ガスを封入したガス絶縁電気機器
の内部導体と外部電気機器の外部導体との断続可
能な接続構造において、 移動可能な接続導体と、固定された内部導体と
を、筐体に貫通して設けたブツシング内において
断続し得るようにして構成することにより、 耐電圧性の良好なガス絶縁電気機器を提供でき
るようにしたものである。
C 従来例 一般に、空気の絶縁耐圧と絶縁ガス又は空気混
合絶縁ガスの絶縁耐圧とを比較すれば、絶縁ガス
を用いたものが空気の2倍以上の絶縁耐圧を有す
ることが知られている。そのため、絶縁ガスを用
いれば、電力用設備に使用すべき各種電気機器の
縮小化が図れ、コストの低減は勿論、設置スペー
スの狭少化や稼動効率の向上を図ることができる
ので、電気機器に絶縁ガスを封入することが盛ん
に行なわれている。
しかしながら、電気機器の全体を絶縁ガス中に
配設して支障のない場合はともかく、電気機器の
一部に頻繁な点検や操作を必要とする部分がある
ときは、当該部分以外の部分を絶縁ガス中に配設
する方法が採られる。例えば、閉鎖配置盤におい
て、電源母線及び負荷母線の各母線室には絶縁ガ
スを封入するとともに、しや断器は大気側に配設
される。第2図は従来のガス絶縁電気機器の全体
概略を示し、図中、1は電気機器筐体、2は筐体
壁でしや断器室10と母線室11とを区分する。
4は筐体壁2を貫通して筐体壁2に固定されたブ
ツシングで、その軸心部には軸方向摺動自在に接
続導体7が貫通している。9は内部導体で、母線
室11内で接続導体7と同一線上で対向配置され
て固定している。母線室11内にはSF6ガスなど
の絶縁ガスが封入されている。12は引出形のし
や断器で、接続導体7と接離する外部導体13を
有する。そこで、しや断器12をしや断器室10
内に搬入すると、その外部導体13と接続導体7
とがまず初めに接続し、ついで接続導体7と内部
導体9とが接続して電気的導通がなされるのであ
る。そこで、ガス絶縁化を促進するための試みと
して、断路部の構成を第3図及び第4図の如く構
成することが考えられる。すなわち、第3図にお
いて、絶縁ガスを封入した電気機器1の筐体壁2
に透孔3を穿設して、その透孔3の外方側にブツ
シング4を突設する。ブツシング4は有底筒体か
らなり、そのフランジ部4aにOリングなどのシ
ール材5を介在してネジ6で筐体壁2に気密結合
されている。一方、このブツシング4には、絶縁
被覆7aを有する接続導体7が、Oリングなどの
シール材8を介在して設けられると共に、気密か
つ軸方向移動可能に貫通している。また、内部導
体9は筐体壁2から十分離れた位置に設けてあ
り、よつて裸導体部7bと内部導体9との接離は
筐体壁2から十分離れた内部で行なわれている。
この第3図のような構成によると、内部導体9と
筐体壁2とは十分離間しているので、耐電圧特性
は良好であるが、その分電気機器1が大形化する
ものであつて、縮小化には限界がある。
そこで、縮小化を図るために、第4図に示した
如く、内部導体9の先端を筐体壁2(又はブツシ
ング4)に接近させ、裸導体部7bと内部導体9
との断路距離(ギヤツプ)がブツシング4内の空
間を一部利用して行なうことが考えられる。しか
し、第4図の構成において、耐電圧特性の実験を
行なつたところ、接続時(第4図で接続導体7と
内部導体9とが接続している状態)に比較し、断
路時(第4図の状態)が大幅に下まわる結果とな
つた。
そこで考案者らは、第4図における接続時、断
路時を模擬し、第6図(導体○イ)及び第7図(導
体○ロ)に示す構成において、且つ、SF6ガス中に
おいて実験した。なお、板に穿設した孔の内径
(D寸法)及び導体の外径(d寸法)は、両者同
じにして行なつた。この結果は第5図に示すとお
りであり、ギヤツプg大きくなるにつれて耐電圧
特性は向上するものの、第6図の配置の方が第7
図の配置の場合に比較して、非常に良好であるこ
とが判つた。
D 考案が解決しようとする問題点 ところで、点検時にしや断器を引出すと、断路
部の相間及び対地間は気中絶縁にならざるを得な
い。相間でみれば、絶縁ガス中は小さくなつてい
るが、前記のことから気中の相間は大きくしてお
かなければ、相間で閃絡するおそれが大である。
その結果、絶縁ガスによる電気機器の縮小化を図
つたとしても、しや断器と母線との接離が気中で
行なわれたのでは、電気機器の縮小化が十分では
ないということになる、という構造上の問題があ
る。
E 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために、絶縁ガ
スを封入した筐体内にブツシングを介し気密かつ
軸方向移動可能に挿入された接続導体と、この接
続導体に対向して筐体内に固定配置された内部導
体とが接離可能なものにおいて、前記ブツシング
を筐体外部に突設し、前記内部導体を該ブツシン
グの内部で且つ筐体壁を貫通して遊嵌させ延伸せ
しめたガス絶縁電気機器を提供するものである。
F 作用 本考案の上記構成によれば、接続導体をブツシ
ングの内方側へ押込むと、接続導体が内部導体と
接触する一方、接続導体をブツシングの外方側へ
抜脱しない範囲内で引くと、接続導体と内部導体
とが離れ、かくしてブツシング内において接続導
体と内部導体との断続可能な接続ができ、しかも
接続導体とブツシングとは断路時においても同じ
状態で気密に係合してガスリークを防止できるの
で、複合絶縁に対してガス絶縁を採用することが
可能になる。このため、例えば閉鎖配電盤の部分
的ガス絶縁化を可能にし、しや断器の搬出入操作
並びに点検などに支障を生じないものであり、そ
の一般的実用性を促進する。
G 実施例 以下に本考案を図示の実施例に基づき説明す
る。図において、前記第3図及び第4図と同一又
は共通する部分には同符号を付してその重複する
説明を省略する。
第1図は第3図、第4図に相当する本考案の要
部縦断面図である。本例において、接続導体7は
その裸導体部7bが短小であり、かつ、内部導体
9はブツシング4内に遊嵌して延伸している。す
なわち、内部導体9の先端は筐体壁2の透孔3を
貫通し、ブツシング4内に収納されて固定配置さ
れている。したがつて、接続導体7と内部導体9
との断続可能な接続が、ブツシング4内における
移動距離D内で行われ、接続導体7は抜脱しな
い。そして、内部導体9は筐体壁2を貫通してブ
ツシング4内に遊嵌しているので、前記実験例
(第5図○イ)と同等の絶縁耐圧を有するものであ
る。しかも、接続導体7は大気中において絶縁被
覆されており、その上ブツシング4から抜脱する
ことなく気密に係合しているので、気中に裸導体
部7bが露出することなく、気中絶縁は万全であ
る。
かくして、ガス絶縁側と大気絶縁側の絶縁協調
が達成され、大気絶縁側のブツシング4の間隔
(相間)や長さをガス絶縁側のそれらに比べ著し
く長大化しなくとも足ることとなるのである。
H 考案の効果 以上に記載した本考案によれば、絶縁ガスを封
入した電気機器の内部導体と大気側における外部
電気機器の外部導体との断続可能な接続が、絶縁
ガスを封入した筐体内で接続導体を介して行なわ
れるようにする一方、接続導体は、筐体壁を貫通
するとともに筐体壁の透孔を貫通するブツシング
内に遊嵌して延伸させ、かつ、ブツシングに気密
貫通して軸方向摺動自在としているので、内部導
体と筐体壁との関係は、接続時及び断路時共に同
じであり、従来問題となつていた断路時における
耐電圧特性を向上でき、電気機器の縮小化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部縦断面図、第2図は従来
例の全体概略図、第3図及び第4図は従来例の要
部縦断面図、第5図はギヤツプと耐圧との関係を
示すグラフ図、第6図及び第7図はギヤツプと耐
圧とに関する実験例図である。 1……電気機器、2……筐体壁、4……ブツシ
ング、7……接続導体、9……内部導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁ガスを封入した筐体内にブツシングを介し
    気密かつ軸方向移動可能に挿入された接続導体
    と、この接続導体に対向して筐体内に固定配置さ
    れた内部導体とが接離可能なものにおいて、前記
    ブツシングを筐体外部に突設し、前記内部導体を
    該ブツシングの内部で且つ筐体壁を貫通して遊嵌
    させ延伸せしめたことを特徴とするガス絶縁電気
    機器。
JP5191685U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH0314893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5191685U JPH0314893Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JP5191685U JPH0314893Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61169418U JPS61169418U (ja) 1986-10-21
JPH0314893Y2 true JPH0314893Y2 (ja) 1991-04-02

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ID=30571394

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JP5191685U Expired JPH0314893Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JPS61169418U (ja) 1986-10-21

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