JPH03144905A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ０発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気テープレコーダ、磁気カードリーダ等に使
用する広巾記録／狭巾再生用磁気ヘッドの、再生用め磁
気ヘッドの構造に関する。

〔従来の技術〕

従来の広巾記録／狭巾再生用磁気ヘッドの再生用磁気ヘ
ッド素子を第４図に示す。従来の広巾記録／狭巾再生用
磁気ヘッドの再生用磁気ヘッドは、再生用巻線２を施し
た狭トラツク幅の略Ｃ字型の再生用磁気ヘッドコア１の
両側に、ベリリウム銅、又は燐青銅等から成る非磁性薄
板の短冊状のスペーサ９を、再生用磁気ヘッドコア１と
記録用ダミーコア３との間に介挿して、これらをホルダ
ー５に収納して接着樹脂で一体に固化した後、コアつき
合わせ部１０を研磨して再生用磁気ヘッド素子が形成さ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図に示す再生用磁気ヘッド素子の構造では、ホルダ
ー５に再生用磁気ヘッドコア１及びダミーコア３を収め
た後、再生用磁気ヘッドコアとダミーコアとの間に、厚
さが５０μｍ程のベリリウム銅等から成るスペーサを深
さ１！ＩＩＩ程に挿入するが、スペーサの厚さが薄いた
め、再生用磁気ヘッドコアとダミーコアとの間にスペー
サを挿入するのに手間がかかり、作業工数を多く必要と
し、製品コストが高くなるという問題があった。本発明
はダミーコア及びスペーサをホルダーに収納し易く、組
立のための工数がわずかな、価格の安価な広巾記録／狭
巾再生用磁気ヘッドの再生用磁気ヘッドを提供するにあ
る。

口０発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明は巻線を施した広トラック巾を有する略Ｃ字型記
録用磁気ヘッドコアと、巻線を施した狭トラック巾を有
する略Ｃ字型の再生用磁気ヘッドコアを互いにつき合わ
せ、前記再生用磁気ヘッドコアの両側に非磁性薄板のス
ペーサを介して記録用ダミーコアを配置し、コアつき合
わせ部の一方に磁気ギャップ材を介挿し磁気ギャップ部
を形成してなる広巾記録／狭巾再生用磁気ヘッドにおい
て、前記再生用磁気ヘッド素子を形成するのに、磁気ヘ
ッドのコアつき合わせ部分の空隙形成部と、該磁気ヘッ
ドコアのつき合わせ部の両側に密着するように再生用磁
気ヘッドコアとダミーコアの間に挿入される逆Ｕ字状に
成形したスペーサ部とスペーサ腹部と、スペーサ腹部と
連結部で接続し再生用磁気ヘッドコアの両側に配置する
前記記録用のダミーコアを載置し保持するＵ字状保持部
とを、非磁性薄板で一体に形成したコアホールド板を使
用し構成したことを特徴とする。

即ち本発明は巻線を施した広トラック巾を有する略Ｃ字
型記録用磁気ヘッドコアと、巻線を施した狭トラック巾
を有する略Ｃ字型再生用磁気ヘッドコアとを互いにつき
合わせ、前記再生用磁気ヘッドコアの両側に非磁性薄板
のスペーサを介して記録用ダミーコアを配置し、略Ｃ字
型記録用磁気ヘッドコアと略Ｃ字型再生用磁気ヘッドコ
アのコアつき合わせ部の一方に磁気ギャップ材を介押し
、磁気ギャップ部を形成してなる広巾記録／狭巾再生用
の磁気ヘッドにおいて、逆Ｕ字状に成形したスペーサ部
とスペーサ腹部と、前記記録用ダミーコアを保持するＵ
字状保持部とを有する非磁性薄板により一体に成形した
コアホールド板を用い、該コアホールド板をホルダーに
収納した再生用磁気ヘッドコア両側の前記コアつき合わ
せ部にスペーサ腹部を、スペーサ部がコアつき合わせ部
を覆う様に設置し、後磁気ヘッドコア両側に記録用のダ
ミーコアを挿入設置し、接着樹脂によりホルダー、再生
用磁気ヘッドコア、ダミーコア、コアホールド板を固着
した後、スペーサ腹部の前記コアつき合わせ部を研削し
削除した後、磁気ギャップ材をコアつき合わせ部に介挿
し記録用磁気ヘッドと組合せ形成したことを特徴とする
磁気ヘッドの製造方法である。

〔作用〕

従来の広巾記録／狭巾再生用磁気ヘッドに用いる再生用
磁気ヘッド素子を組立てる時、再生用磁気ヘッドコアの
両側に接して配置されるダミーコアとの間には、非磁性
金属の厚さがほぼ５０μｍの短冊状のスペーサを、再生
用磁気ヘッドコアとダミーコアをホルダーに組込み、後
、これら２つのコアの間の隙間にスペーサーを押入組立
てていたため、組立てに時間を要していたが、本考案は
再生用磁気ヘッドコアとダミーコアとの間に押入するス
ペーサ部と、ダミーコアを保持しダミーコアとホルダー
との間に挿入しダミーコアを保持するホルダ一部とを互
いに逆向きにＵ字形に成形し、連結部で接続した構造の
コアホールド板を形成し。

再生用磁気ヘッドコアをホルダーに収めた後、再生用磁
気ヘッドコアの再生用磁気ヘッドコア両側のコアつき合
わせ部にコアホールド板のスペーサ腹部を載せた後、ダ
ミーコアをコアホールド板のダミーコア保持部にのせ、
樹脂によりホルダー再生用磁気ヘッドコア、コアホール
ド板、ダミーコアを接着し一体にした後、スペーサ腹部
を研削し除去した後、磁気ギャップ部に非磁性薄板をは
さみ、再生用磁気ヘッド素子と記録用磁気ヘッド素子と
を組合せ広巾記録／狭巾再生用の磁気ヘッドに仕上げる
。

従って本発明により再生用磁気ヘッド素子を組立てる時
には、ホルダーに収めた再生用磁気ヘッドコアの両側に
コアホールド板を置き、その上にダミーコアを設置する
のみで構成されるため、従来のこの種の磁気ヘッド素子
の様に狭い空隙に薄い厚さのスペーサを挿入する作業を
必要とせず。

再生用磁気ヘッドコア、ダミーコア、コアホールド板は
一義的にホルダーに収め組立てるのみでよく、組立ては
極めて容易なものとなる。

〔実施例〕

本発明の一実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明による広巾記録／狭巾再生用の磁気ヘッ
ドの、再生用磁気ヘッド素子の外観斜視図、第２図は本
発明のコアホールド板の外観斜視図、第３図は記録用磁
気ヘッド素子と再生用磁気ヘッド素子とを磁気ギャップ
材を介してつき合わせる工程の外観斜視図を示す。

第１図に於て、本発明による再生用磁気ヘッド素子は、
巻線２を施した再生用磁気へッドコアエをホルダー５に
収納し、再生用磁気ヘッドコア１のつき合わせ面にコア
ホールド板４をのせ、再生用磁気ヘッドコア１の両側に
ダミーコア３を配置し構成される。

第２図はコアホールド板４の詳細斜視図を示すが、逆Ｕ
字状に成形したスペーサ部４ａ、スペーサ腹部４ｂと、
ホルダ一部４ｅを持つダミーコア保持部４ｃは連結部４
ｄでつながれており、ベリリウム銅、燐青銅等からなる
厚さが５０μｍ程の薄板を一体に成形し作られている。

再生用磁気ヘッド素子の組立てにおいて、スペーサ腹部
は再生用磁気ヘッド素子両側のコアつき合わせ部１０に
載置されるので、スペーサ部４ａは再生用磁気ヘッドコ
ア１とダミーコア３の間に介挿され、ダミーコア保持部
の上にダミーコアをのせ、夫々の構成部品を接着用樹脂
により固化した後、スペーサ腹部４ｂは平面研削により
取り除かれ、ダミーコア保持部４Ｃはダミーコア３を保
持し、再生用磁気ヘッドコア１とダミーコア３を密着さ
せる。

第３図は再生用磁気ヘッド素子を組み立てる手順を示す
図であり、再生用磁気ヘッドコア１、ダミーコア３、コ
アホールド板４を収納したホルダー５の突き合わせ面は
平面研削されてコアホールド板４のスペーサ腹部４ｂが
取り除かれ、再生用磁気ヘッドコア１とダミーコア３の
間にはスペーサ部４ａが介挿され、ダミーコア３ばダミ
ーコア保持部４Ｃにて保持され、再生用磁気ヘッド素子
が構成される。ツ磁気ヘッドコア６を収納したホルダー
７の記録用磁気ヘッド素子と前記再生用磁気ヘッド素子
は、磁気ギャップ材８を介してつき合わされ、記録用磁
気ヘッド素子と再生用磁気ヘッド素子は接着固定され、
広巾記録／狭巾再生磁気ヘッドが完成される。

ハ０発明の効果 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によるコアホールド板を使
用することにより、広巾記録／狭巾再生磁気ヘッド素子
を組立てる時、略Ｃ字型再生用磁気ヘッドコアと略Ｃ字
型記録用磁気ヘッドコアとを互いにつき合わせ、再生用
磁気ヘッドコアの両側に非磁性薄板のスペーサを介して
記録用のダミーコアを配置し、つ貴合わせ部の一方に磁
気ギャップ材を介挿し磁気ギャップ部を形成する再生用
磁気ヘッド素子に、本発明による非磁性薄板で作られた
コアホールド板を従来の短冊形の非磁性薄板のスペーサ
に置きかえることにより、従来に比較して格段に組立の
容易な製造コストの安価となる磁気ヘッドが提供出来る
ようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による再生用ヘッド素子の外観斜視図。 第２図は本発明のコアホールド板の外観斜視図。 第３図は記録用磁気ヘッド素子と、再生用磁気ヘッド素
子を磁気ギャップ材を介してつき合わせる工程の外観斜
視図。 第４図は従来の再生用磁気ヘッド素子の外観斜視図。 １・・・再生用磁気ヘッドコア、２・・・巻線、３・・
・ダミーコア、４・・・コアホールド板、４ａ・・・ス
ペーサ部、４ｂ・・・スペーサ腹部、４ｃ・・・ダミー
コア保持部、４ｄ・・・連結部、４ｅ・・・ホルダ一部
、５．７・・・ホルダー、６・・・記録用磁気ヘッドコ
ア、８・・・磁気ギャップ材。 ９・・・スペーサ、１０・・・コアつき合わせ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、巻線を施した広トラック巾を有する略Ｃ字型記録用
   磁気ヘッドコアと、巻線を施した狭トラック巾を有する
   略Ｃ字型再生用磁気ヘッドコアとを互いにつき合わせ、
   前記再生用磁気ヘッドコアの両側に非磁性薄板のスペー
   サを介して記録用ダミーコアを配置し、略Ｃ字型記録用
   磁気ヘッドコアと略Ｃ字型再生用磁気ヘッドコアのコア
   つき合わせ部の一方に磁気ギャップ材を介挿し、磁気ギ
   ャップ部を形成してなる広巾記録／狭巾再生用の磁気ヘ
   ッドにおいて、逆Ｕ字状に成形したスペーサ部とスペー
   サ腹部と、前記記録用ダミーコアを保持するＵ字状保持
   部とを有する非磁性薄板により一体に成形したコアホー
   ルド板を用い、該コアホールド板をホルダーに収納した
   再生用磁気ヘッドコア両側の、前記コアつき合わせ部に
   スペーサ腹部をスペーサ部によりコアつき合わせ部を覆
   う様に設置し、後磁気ヘッドコア両側に記録用のダミー
   コアを挿入設置し、接着樹脂によりホルダー、再生用磁
   気ヘッドコア、ダミーコア、コアホールド板を固着した
   後、スペーサ腹部の前記コアつき合わせ部を研削し削除
   した後、磁気ギャップ材をコアつき合わせ部に介挿し記
   録用磁気ヘッドと組合せ形成したことを特徴とする磁気
   ヘッドの製造方法。