JPH0314469Y2 - - Google Patents

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JPH0314469Y2
JPH0314469Y2 JP1986050299U JP5029986U JPH0314469Y2 JP H0314469 Y2 JPH0314469 Y2 JP H0314469Y2 JP 1986050299 U JP1986050299 U JP 1986050299U JP 5029986 U JP5029986 U JP 5029986U JP H0314469 Y2 JPH0314469 Y2 JP H0314469Y2
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JP
Japan
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crankshaft
bearing
fitted
circumferential surface
outer ring
Prior art date
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JP1986050299U
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JPS62163188U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、自転車用クランク軸の軸受構造に
関し、さらに詳しくは、クランク軸の円滑な回転
を保証すると共に、フレームへの組付けが簡単な
自転車用クランク軸の軸受構造に関する。
(ロ) 考案の背景 従来、クランク軸の軸受構造は、第3図に示す
ように、クランク軸15の両端部の外周面に凹曲
面の鍔部15a,15aを形成して、このクラン
ク軸15の鍔部15a,15aと、ハンガ部16
に螺着した固定リング17,17とで軸受玉18
…を転動可能に保持する構造であつた。
この軸受構造のクランク軸15の組付けは、固
定リング17,17内にグリースを入れ、このグ
リースの粘性を利用して軸受玉18…を配列し、
この後、クランク軸15を挿通するので、クラン
ク軸15が固定リング17,17や、ハンガ部1
6に当接した小さな衝撃でも軸受玉18…の配置
が崩れ易く、また、上述の順に各部品を組付ける
ので、組付けに手間が掛かるという問題を有して
いる。
これを解決する手段として、第4図に示すよう
に、クランク軸15の軸受相当部位に凹溝19を
形成し、これに軸受玉18を収納して外リング2
0で保持することも考えられるが、この構成の場
合、軸受玉18のグリースによる保持がなく、組
付け作業性が向上するも、クランク軸に凹溝19
を刻設するため、この凹溝19を形成した部位に
集中荷重が付加されて強度が低下し、さらに凹溝
19が摩耗した場合嵌め合いの修正ができない問
題点を有する。
また、第5図に示すように、内外リング21,
22で軸受玉18を保持した既製品のベアリング
23をクランク軸15に装着する手段もあるが、
クランク軸15にベアリング23を装着するため
の段部24を形成する必要上、該段部24の隅部
に集中荷重が付加されることで、これも強度が低
下する問題点を有する。
(ハ) 考案の目的 この考案は、クランク軸上に形成した凹曲面鍔
部に、軸受玉及び外リングを一体的に組付ける軸
受構造にすることで、クランク軸の強度を損うこ
となく一体化した軸受構造のクランク軸が得ら
れ、このクランク軸をハンガ部内に挿通するだけ
でフレーム本体に簡単に組付けることができ、し
かも、外リングを利用して軸受玉の両側位置に環
状シール部材を嵌着することで、軸受構造内への
水分や、塵埃等の侵入を防止し、さらに内部のグ
リースの流出も防止されて、円滑な回転が得られ
る自転車用クランク軸の軸受構造の提供を目的と
する。
(ニ) 考案の要約 この考案は、クランク軸の両端部に形成した凹
曲面鍔部の外側周面上に外リングを対向し、この
外リングとクランク軸との対向間に複数個の軸受
玉を転動可能に収納し、前記鍔部の外側位置に、
上記軸受玉の脱落を防止する防止リングを圧入固
定すると共に、前記外リングの軸受玉の両側位置
に、クランク軸の外周面と、外リングの内周面と
の隙間を密閉する環状シール部材を嵌着した自転
車用クランク軸の軸受構造であることを特徴とす
る。
(ホ) 考案の効果 この考案は、クランク軸上に、軸受玉及び外リ
ングとを一体的に組付けた軸受構造にすること
で、このクランク軸をハンガ部内に挿入するだけ
で、従来のグリースの粘性を利用した軸受玉の配
置や、組付けの手間が省け、簡単にフレーム本体
に組付けることができる。
同時に、クランク軸の鍔部を軸受構造の一部と
して構成しているので、組付け部品を削減でき、
構造の簡略化ができる。
しかも、クランク軸の外周面と、外リングの内
周面との隙間を、外リングの軸受玉の両側位置に
嵌着した環状シール部材で密閉しているので、ハ
ンガ部の内部に侵入した水分や、塵埃等の軸受構
造内への侵入を環状シール部材で防止し、同時
に、外部からの塵埃等の侵入を外側の環状シール
部材で防止し、さらに、この両環状シール部材の
シール効果により、内部に充填したグリースの流
出を防止して、クランク軸の円滑な回転を保証す
る。
同時に、環状シール部材は前述の軸受構造と一
体となるので、取扱いが容易となつて、組付けの
作業性が良い。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は自転車用クランク軸の軸受構造を示し、
第1図、第2図において、クランク軸1は、自転
車2のフレーム3に形成したハンガ部4に挿通し
た後、このクランク軸1の両端に、ペダル5を装
着したクランク6,6をボルト等で固定する。
また、クランク軸1には、両端部に外側面を凹
状の曲面とした鍔部1a,1aを形成しこの鍔部
1a,1aの外側周面上に、外リング7,7の内
周面を対向させ、 そして、外リング7,7の内周面と、クランク
軸1の外周面との対向間に、複数個の軸受玉8…
を転動可能に収納し、 鍔部1a,1aの外側位置に、軸受玉8…の脱
落を防止する防止リング9,9を、クランク軸1
の周面に形成した凹部1b,1bに圧入固定して
いる。
さらに、角形に形成したクランク軸1の両端に
は、クランク6,6の基端を嵌合させてボルト等
で固定する。
前述の外リング7,7には、内周面の軸受玉8
…を保持する両側の内側と外側位置とに、環状シ
ール部材10,11をそれぞれ嵌着しており、 この両環状シール部材10,11は、内側位置
に嵌着した環状シール部材10の内端を、クラン
ク軸1の鍔部1a,1a外周面に密着し、 外側位置に嵌着した環状シール部材11の内端
を、クランク軸1の外周面に密着している。
なお、クランク軸1と外リング7と、環状シー
ル部材10,11で形成される軸受部内には、軸
受玉8…の転動円滑用のグリースを充填する。
また、外リング7,7は、ハンガ部4の両開口
部に固定する固定ナツト12,12内部に、この
外リング7,7を嵌合する段部12a,12aを
形成して、クランク軸1の挿通時に嵌合固定す
る。
前述のハンガ部4には、両開口部に雌ネジを螺
刻したハンガパイプ13を圧入固定しており、 また、ハンガパイプ13の両開口部には、外リ
ング7,7を嵌合する固定ナツト12,12を、
この固定ナツト12,12の外周面に螺刻した雄
ネジ12b,12bを、ハンガパイプ13の雌ネ
ジ13a,13aに螺合させて固定している。
このように構成した自転車用のクランク軸1を
ハンガ部4に組付ける場合、 まず、ハンガ部4の一方(第1図右側)の開口
部に、固定ナツト12の雄ネジ12bをハンガパ
イプ13の雌ネジ13aに螺着して固定する。
軸受構造およびシール構造を一体に組上げたク
ランク軸1の一方(第1図右側)をハンガ部4の
他方から(第1図左側)挿入して、一方(第1図
右側)の外リング7を、対応する固定ナツト12
の段部12aに嵌合させる。
ついで、クランク軸1の他方(第1図左側)よ
り、他方の固定ナツト12(第1図左側)を挿入
して、その雄ネジ12bをハンガパイプ13の他
方の雌ネジ13a(第1図左側)に螺着し、その
外側にロツクリング14を螺着することで、クラ
ンク軸1は組付けられる。
その後、クランク軸1の両端にクランク6,6
をボルト等で固定する。
このように、クランク軸1に、軸受玉8…及び
外リング7,7とを一体的に組付けた軸受構造に
しているので、このクランク軸1をハンガ部4内
に挿入するだけで、簡単にフレーム3のハンガ部
4に組付けて、クランク軸1を軸受することがで
きる。
同時に、クランク軸1の鍔部1aを軸受構造の
一部として構成しているので、部品を削減して、
構造の簡略化ができる。
しかも、クランク軸1の外周面と、外リング
7,7の両開口部の内周面との対向位置に、環状
シール部材10,11を嵌着して、クランク軸1
と外リング7,7との内外の隙間を密閉している
ので、軸受部内への水分や、塵埃等の塵埃等の侵
入を両環状シール部材10,11で遮断して、こ
の両環状シール部材10,11のシール効果によ
りクランク軸1の円滑な回転を保証する。
同時に、環状シール部材10,11は前述の軸
受構造と一体となるので、取扱いが容易となつ
て、組付けの作業性が良い。
なお、上述の実施例では両環状シール部材1
0,11を外リング7,7の内周面に嵌着してい
るが、この外リング7,7と対向するクランク軸
1の外周面位置に嵌着して隙間をシールするもよ
い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は軸
受構造を示すハンガ部の拡大断面図、第2図は組
付け状態を示す自転車の側面図、第3図は従来の
軸受構造を示す拡大断面図、第4図、第5図は他
の従来例の軸受構造を示す一部断面正面図であ
る。 1……クランク軸、1a……鍔部、2……自転
車、3……フレーム、4……ハンガ部、7……外
リング、8……軸受玉、9……防止リング、1
0,11……環状シール部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クランク軸の両端部に形成した凹曲面鍔部の外
    側周面上に外リングを対向させて、 該外リングの内周面と、クランク軸の外周面と
    の対向間に複数個の軸受玉を転動可能に収納し、 前記鍔部の外側位置に、上記軸受玉の脱落を防
    止する防止リングを圧入固定し、 前記外リングの軸受玉の両側位置に、クランク
    軸の外周面と、外リングの内周面との隙間を密閉
    する環状シール部材を嵌着した自転車用クランク
    軸の軸受構造。
JP1986050299U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPH0314469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050299U JPH0314469Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986050299U JPH0314469Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163188U JPS62163188U (ja) 1987-10-16
JPH0314469Y2 true JPH0314469Y2 (ja) 1991-03-29

Family

ID=30873535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986050299U Expired JPH0314469Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

Country Status (1)

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JP (1) JPH0314469Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62137887U (ja) * 1986-02-25 1987-08-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62163188U (ja) 1987-10-16

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