JPH03138423A - カプセルエンジン車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カプセル内に内蔵された仕様の異なるエンジ
ンを、車両の用途に応じて脱着することのできるカプセ
ルエンジン車に関する。

（従来の技術） 従来のエンジンを搭載した車両は、該車両の主たる用途
に応じたエンジンを搭載している。すなわち、貨物運搬
用として用いられる車両にあっては、該車両の最大積載
時において充分に走行することのできる出力を有すると
共に、車両発進時及び低速運転時に高出力が得られるよ
う調整されたエンジンが搭載されてる。

また、乗用車として用いられる車両にあっては、高速道
路走行時のように高速走行可能な出力を有すると共に、
比較的高速運転時に高出力となるように調整されたエン
ジンが搭載されている。

（発明が解決しようとする課題） このような従来の車両においては、該車両の用途として
要求される出力の内の、最大出力を発生させることので
きるエンジンが搭載されている。

ところで、該車両に対し最大出力が要求される用途に使
用される場合は稀である。よって、通常の使用に対して
は不必要な高出力のエンジンを部分負荷状態で使用しな
ければならず、効率が悪化する。

例えば、上記貨物運搬用車両にあっては、回送等の貨物
非積載時には小型の低出力エンジンにても充分に走行す
ることができる。

また、上記乗用車にあっては、市街地走行時等のように
絶えず低速走行を強いられる場合には、高速走行時に高
出力となるエンジンではなく低速トルクが大であるエン
ジンが要求される。

ところで、仕様の異なるエンジンを搭載した複数の車両
を用意し、用途に応じて該複数の車両から適切な車両を
選択使用しても、個々の車両の稼動率が低下し、かつ駐
車スペース等の維持コストが掛かり上記問題を解決する
には至らない。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、使用目的
に対して最適なエンジンが搭載された車両であるカプセ
ルエンジン車を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、複数個の画一的なエンジンケース内に
それぞれ仕様の異なるエンジンを収納し、該エンジンケ
ースの所定位置に、それぞれエンジンの内部機構と該エ
ンジンの外部機構と接続する複数個の接続ポートを設け
たカプセルエンジンを設け、車両のエンジン装着部には
カプセルエンジンの装着部を設けるとともに、エンジン
ケースに設けた所定位置の接続ポートと対向した位置に
該接続ポートと接続するレセプタクルを設け、仕様の異
なるカプセルエンジンを交換自在に車両に装着すること
を特徴とするカプセルエンジン車を提供できる。

（作用） 本発明のカプセルエンジン車では、複数個の画一的なエ
ンジンケース内にそれぞれ仕様の異なるエンジンが収納
されたカプセルエンジンを用意し、車両の用途に応じて
該カプセルエンジンの内から最適仕様のカプセルエンジ
ンを選らび、該最適仕様のカプセルエンジンを車両に搭
載する。

尚、上記エンジンケースの所定位置に設けられた複数個
の接続ポートと、車両の該接続ポートと対応する位置に
設けられたレセプタクルとが互いに接続しエンジンの制
御や出力の取り出し等を行なう。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明する
。

第１図は、カプセルエンジンの概略を示すブロック図で
ある。

１はエンジン２等を内蔵するカプセルである。

該カプセル１内部に配設されたエンジン２は燃焼室内壁
がセラミック等の耐熱断熱材で被覆されている。よって
、該エンジン２はラジェター等の冷却装置を必要としな
いため従来エンジンより小型化されており、更にセラミ
ック材料を使用しているので軽量化されている。

該エンジン２には燃料流量を制御するスロットル２１が
接続されており、該スロットル２１は燃料ポート６２と
連結している。また、該エンジン２にはスタータ及びジ
ェネレータとして作動する回転電機２２が接続されてい
る。

該エンジン２の出力側にはクラッチ２３を介してミッシ
ョン２５が連結しており該ミッション２５からの出力軸
２７は出力カプラ２８に連結している。該クラッチ２３
には電磁アクチュエータ２４が接続され、外部からの信
号により接断制御される。また、ミッション２５にも電
磁アクチュエータ２６が接続されており同じく外部から
の信号により変速操作される。

３はターボチャージャであり、上記エンジン２の排気ガ
スのエネルギにより吸気ポート３１からの吸気をエンジ
ン２に過給する。尚、エネルギ回収後の排気ガスは排気
ポート３２から外部へと排出される。

そして、上記回転電機２２、スロットル２１、電磁アク
チュエータ２４及び２６はカブラ４に接続されている。

第２図は、カプセルエンジンが搭載される車両の概略を
示すブロック図である。

１１は、車両本体であり、第１図に示したカプセルエン
ジンが格納されるエンジンルーム１２が設けられている
。該エンジンルーム１２の内壁には上記出力カブラ２８
と連結する出力カプラ２９が設けられており、該出力カ
プラ２９からの駆動力はプロへラシャフト５を介して駆
動輪５１に伝達される。

３３は、吸気ポート３１と連結しエアフィルタ３４から
の空気を供給する吸気レセプタクルである。そして、３
５は、排気ポート３２と連結しマフラー３６へ排気ガス
を導く排気レセプタクルである。

該エンジンルーム１２には上記の他、燃料タンク６１か
らの燃料を燃料ポート６２に供給する燃料レセプタクル
６と、カブラ４と連結するレセプタクル４１が設けられ
ており、該レセプタクル４１はコントローラ４２に接続
されている。

該コントローラ４２には、アクセルペダルの踏み込み量
を検知するアクセルセンサ４３からの信号と、上記プロ
ペラシャフト５の回転から車速を検知する車速センサ４
４とからの検知信号を取り込み、該検知信号を基に上記
スロットル２１、電磁アクチュエータ２４及び２６へ制
御信号を出力し、かつ上記回転電機２２との電力の授受
を行なう。

以上説明した構成により、上記エンジン２及びミッショ
ン２５の仕様が各々異なる複数のカプセルエンジンを予
め用意しておき車両の使用目的に応じてカプセルエンジ
ンを選択する。

ところで、カプセルエンジンの構成は上記第１図に示し
たものだけに限定されるものではなく、例えば、ターボ
チャージャ３を有しない自然吸気エンジンや、冷却装置
を具備した従来のエンジンでも実施可能であり、また、
ターボチャージャ３の回転軸に電動−発電機として作動
する回転電機を配設したものでも良い。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明の精神
から逸れないかぎりで、種々の異なる実施例は容易に構
成できるから、本発明は前記特許請求の範囲において記
載した限定以外、特定の実施例に制約されるものではな
い。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、複数個の画一的
なエンジンケース内にそれぞれ仕様の異なるエンジンが
収納されたカプセルエンジンを用意し、車両の用途に応
じて該カプセルエンジンの内から最適使用のカプセルエ
ンジンを選らび、該最適使用のカプセルエンジンを車両
に搭載するので、使用目的に対して最適なエンジンが搭
載され効率の良いカプセルエンジン車を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、カプセルエンジンの概略を示すブロック図、
第２図は、カプセルエンジンが搭載される車両の概略を
示すブロック図である。 １・・・カプセル、２・・・エンジン、３・・・ターボ
チャージャ、５・・・プロペラシャフット、３４・・・
エアフィルタ、３６・・・マフラー　４２・・・コント
ローラ、６１・・・燃料タンク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数個の画一的なエンジンケース内にそれぞれ仕様の異
   なるエンジンを収納し、該エンジンケースの所定位置に
   、それぞれエンジンの内部機構と該エンジンの外部機構
   と接続する複数個の接続ポートを設けたカプセルエンジ
   ンを設け、車両のエンジン装着部にはカプセルエンジン
   の装着部を設けるとともに、エンジンケースに設けた所
   定位置の接続ポートと対向した位置に該接続ポートと接
   続するレセプタクルを設け、仕様の異なるカプセルエン
   ジンを交換自在に車両に装着することを特徴とするカプ
   セルエンジン車。