JPH03138298A - フォークリフトのサイドシフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フォーク等のアタッチメントをリフトブラケ
ットに設けたレールに沿って横移動させることのできる
フォークリフトのサイドシフト装置に関する。

（従来の技術） 従来の一般的なサイドシフト装置は、第８図及び第９図
に示すように、リフトローラ５０を介してマスト５１に
沿って上下動可能なリフトブラケット５２の前面に固着
された上下のプレート状のレール５３．５３に、シフタ
ー５５を介してアタッチメントとしての、たとえばフォ
ーク５４を側方移動可能に取り付け、これをサイドシフ
ト装置のアクチュエータであるシフトシリンダ６０によ
って移動させる構成となっている。なお、シフター５５
は左右の縦板５８．５８にて連結された上下一対のシフ
トプレート５６．５６と、該シフトブレー）５６．５６
の背面に固着されてレール５３．５３に摺動自在に係留
される上下のフック５７ａ、５７ｂ、５７ｂと、下部シ
フトプレート５６の背面に取り付けられて下部レール５
３の前面を転勤するローラ５９，５９とから構成されて
いる。また、シフトシリンダ６０は、一般には図示のよ
うに上下のレール５３．５３の間の空間を利用して一端
が縦板５８に、他端が上部レール５３にそれぞれ連結さ
れた配置をとっている。

（発明が解決しようとする課Ｂ） しかし、このようにシフトシリンダ６０を配置した場合
には該シフトシリンダ６０が荷役作業時の前方視界を妨
げやすく、ことに第７図に示すようにある揚高の範囲に
おいて荷役作業を行わなければならない場合には作業性
が悪く、作業者は細心の注意を払わねばならない。

そこで本発明は、以上の問題に鑑み、前記シフトシリン
ダによる前方視界の阻害を改善し得るフォークリフトの
サイドシフト装置を提供することを、その目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。

すなわち、マストに沿って上下動するリフトブラケット
の前側上下部に設けられた横長のレールにアタッチメン
トを横移動可能に取り付けたサイドシフト装置において
、 前記アタッチメントを横移動させるシフトシリンダを、
前記上下レールの間に配置するとともに、前記シフトシ
リンダを上方又は下方に移動可能とするような構造をも
って該シフトシリンダを取り付ける。

（作　　用） 上述のように構成された本発明のサイドシフト装置にお
いては、ある揚高の範囲においてシフトシリンダが作業
者の必要とする視界の妨げとなる時に、シフトシリンダ
の位置を上下いずれかの方向に移動することによって作
業者の必要とする視界を確保することができる。

（実　施　例） 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説明
する。

〈実施例１〉 まず、第１図〜第５図に基づいて実施例１のサイドシフ
ト装置を説明する。＊数のりフトローラ３０を介して左
右一対のマスト１，１に沿って昇降するリフトブラケッ
ト２．２の前面にはシック案内用の上下一対のレール３
．３が該リフトブラケット２．２の間の幅よりも大きく
左右方向外側へ張り出した状態で固着されている。この
上下のレール３．３はそれぞれプレートからなり、該レ
ール３．３にはアタッチメントであるフォーク４．４が
シフター５を介して横移動可能に取り付けられている。

シフター５はフォーク４．４を係留支持するための上下
一対のシフトプレート６．６と、それらシフトプレート
６．６の背面に固着されて前記レル３，３に摺動自在に
係留される上部フック７ａ及び左右一対の下部フック７
ｂ、７ｂと、上下のシフトプレート６．６を連結する左
右の縦板８゜８と、下部のフック７ｂ、７ｂに回転可能
に取り付けられて下部レール３の前面を転動するローラ
９□　９とからなり、そしてシフトプレート６．６がレ
ール３．３の前面に重なるように配置される。

なお、上部のフック７ａと上部のレール３との間にはラ
イナを介在して摺動性を高めることが望ましい、また、
左右の縦板８．８のうちいずれか一方の縦板８と、左右
のリフトブラケット２，２のうちの前記縦板８とは反対
側のリフトブラケット２との間にはシフトシリンダ１０
が配設されている。シフトシリンダ１０は上下のレール
３．３の間に該レールと平行に配置されるとともに、そ
の一端がリフトブラケット２に固定されたプラケッ）１
１に、他端が縦板８に固定されたブラケット１２に、そ
れぞれ図示しない着脱可能なピンによつて係留されてい
る。ところで、左右のブラケット１１及び１２には、複
数のシリンダ取り付け用の穴が鉛直方向に一列に互いに
対応するように設けられており、シフトシリンダ１０は
該シリンダ１０の両端のピンを引き抜くことにより上下
方向にその位置を変えることができる。

本実施例のサイドシフト装置は上述のように構成したも
のであり、シフトシリンダ１０を伸縮させることによっ
て、フォーク４．４は従来の例と同様その間隔を保った
まま左右に移動する。そしてシフトシリンダ１０がちょ
うど作業者の目の高さほどの揚高において作業を行うに
際し、目標物に対してシフトシリンダ１０が作業者の必
要とする視野を妨げる場合には、■該シフトシリンダ１
０の両端のピンを引き抜く、■シフトシリンダ１０を作
業の妨げにならない位置まで上方又は下方に移動する、
■ピンを装着しシフトシリンダＩＯを固定する、といっ
た一連の動作により作業者に必要な視界を回復すること
ができる。

尚、ここに具体的に挙げた構成はこれに限ることなく、
次に挙げるように構成してもよい。

■ブラケッ１−１１及び１２は第１図に示すような複数
の穴をあけたものに限ることはなく、例えば第３図のよ
うに縦長の穴を持つブラケット１３、第４図のように鍵
状に通路をもつブラケット１４などであってもよい、第
３図によればシフトシリンダ１０を図示しないボルト及
びナツトで締め付けて固定することによつて上下のレー
ルの間でシフトシリンダ１０の位置を無段階に調整する
ことができる。第４図によればピン或いはボルト１５の
抜き差し、緩締の操作を要することなく、シフトシリン
ダ１０査持ち上げて動かすだけで簡単にシフトシリンダ
１０の位置を調整することができる。

■ブラケットの形状はここに挙げな−い他のものであっ
ても前述の機能、すなわちシフトシリンダ１０の位置を
上方又は下方に移動することができるという機能を満た
すものであれば差し支えない。

〈実施例２） つぎに、本発明の実施例２を第５図〜第６図に基づいて
説明する。この実施例２は基本的にはシフトシリンダ１
０の位置を調整するための構成が実施例１と相違するも
のであって、その他の点においては前述の実施例１と同
様になっている。

シリンダ１０の一端にはネジ穴１６ａが設けられており
スクリュー１７が螺合されている。スクリュー１７は、
上側のレール３の下面にボルトによって固定されたセッ
トプレー）Ｌ９ａ及び下側のレール３の上面にボルトに
よって固定されたセットプレーＨ９ｂによって回転可能
に保持されている。またスクリュー１７はそのスクリュ
一部分２１の下方に六角形部１８を有し、セットプレー
ト１９ｂに係止するための突起部２０ａと該六角形部１
８と略同形の穴２０ｃを有するプレート部２０ｂよりな
るハンドル２０が該六角形部１８に略同形の穴２０ｃで
係合しつつスライド可能に配置されている。該六角形部
１Ｂはハンドル２０の突起部２０ａ及びプレート部２０
ｂの厚さに対し十分な長さを持っている。また、スクリ
ュー１７にはスクリュ一部分２１と六角形部分１８の間
にハンドル２０のプレート部２０ｂの厚みよりも長く、
径の細い部分２２が設けられていて、ハンドル２０をス
クリュー１７に連動することなく回転させることが出来
る。

シフトシリンダ１０の先端部の穴１６ｂに挿入されたシ
ャフト２３は、その中央部に穴２５を有し図示しないボ
ルトで上側のシフトプレート６の下方及び下側のシフト
プレート６の上方にボルトによって固定されたセットプ
レート２４．２４の前記穴部２５．２５によってシフト
プレート６に対して鉛直に支持されており、シフトシリ
ンダ１０のスライドを上下方向に案内している。

上述の構成においてハンドル２０をもちあげセットプレ
ート１９ｂによる係止を解き、ハンドル２０を左右に回
すことによりシフトシリンダ１０のボトム部が下降また
は上昇し、それに、つれてシフトシリンダ１０のロンド
部もシャフト２３に案内されて下降または上昇する。ハ
ンドル２０が回しにくい位置に来た場合には第６図に示
す形の細い部分２２の位置までハンドル２０を持ち上げ
ることによりスクリュー１７との係留位置を変更して回
しやすくすることが出来る。目的の位置までシフトシリ
ンダ１０を移動させたのち、ハンドル２０の突起部２０
ａをセットプレート１９ｂに設けた係止用の穴１９ｃに
嵌入してハンドル２０に係合したスクリュー１７の回動
を規制する。

実施例２の構成においては実施例１の場合と同様の視界
が確保され、さらには容易にシリンダーを移動でき、し
かもピン或いはボルトの抜き差しを要すことなく無段階
に位置調整が可能である。

尚、ここではスクリュ−１７下部の六角形部１８及びハ
ンドル２０ｃに設けられた穴の形状を六角形としている
がその他の多角形状に形成しても差し支えない。

発明の効果 以上詳述したように本発明によれば、サイドシフト装置
においてシフター移動手段であるシフトシリンダーの位
置を上下に移動可能とすることによって、ある揚高の範
囲において荷役作業を行う際に生じる死角のうちシフト
シリンダーによる死角を荷役作業の妨げにならない位置
へ移動することができ、このために作業性が大幅に改善
され、かつ、安全な荷役作業を行い得るようになるとい
う大変有用な効果がもたらされるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の実施例を示し、第１図は実施
例１のサイドシフト装置を示す背面図、第２図は同じく
側面図、第３図は実施例１の変更例を示す部分図、第４
図は実施例１の別の変更例を示す部分図であり、第５図
は実施例２のサイドシフト装置を示す分解斜視図、第６
図は同じく部分拡大図である。また、第７図は従来例の
不具合を模式的に表した側面図、第８図と第９図は従来
のサイドシフト装置を表す図面であって、第８図はその
背面図、第９図は同じく側面図である。 １：マスト　　　　　２：リフトブラケット３：レール
　　　　　４：フォーク ５ニジツク １０：シフトシリンダ １１〜１４ニブラケツト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マストに沿って上下動するリフトブラケットの前方上下
   部に設けられた横長のレールに、シフターを介して側方
   移動可能に取り付けたアタッチメントを、前記レール間
   に配置したシフトシリンダによって横移動させる構成の
   サイドシフト装置において、 前記シフトシリンダの位置を上方または下方に移動可能
   とする構造からなる該シリンダ取り付け部を設けたこと
   を特徴とするフォークリフトのサイドシフト装置。