JPH03138226A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電写真複写機やプリンタ等の画像形成装置
に装備される給紙装置に関する。

〔従来の技術〕

上記給紙装置の一例として、給紙カセットを給紙部に対
して給紙ローラの回転軸線方向に挿抜自在に装填するよ
うに構成されたもの（例えば特開昭６４−２９７２号公
報）がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の給紙装置において、前記給紙カセットからの給紙
初期に紙詰まり所謂ジャムが生じた場合、前記給紙カセ
ットを給紙ローラの回転軸線方向に抜き出してジャムを
解消する必要があるが、給紙初期にジャムして用紙先端
が給紙カセットの前端から突出しているために、前記給
紙部からの給紙カセ−／　）の抜き出しに伴って、前記
用紙先端の側端部が装置ケースの内面部やその他の部材
に当接して折れ曲がったり破損したりし、用紙が無駄に
なるだけでなく、用紙先端が千切れてしまった場合には
、その千切れた紙片の取り除きが非常に困難である上、
細かい紙片については存在を失念し易いことから、これ
が新たなジャムの誘発原因になったり、ジャム検出セン
サーの誤作動を招来したりする欠点があった。

本発明は、簡単な改良によって上記の不都合を解消でき
るに至った給紙装置の提供を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本第１発明の画像形成装置の
給紙装置においては、給紙カセットを給紙部に対して給
紙ローラの回転軸線方向に挿抜自在に構成すると共に、
前記給紙部への給紙カセットの装填下において、当該給
紙カセットの給紙方向上流側または下流側に対応するケ
ース部分に開閉蓋付きの開口を形成した点に特徴がある
。

そして本第２発明においては、給紙カセットを給紙部に
対して給紙ローラの回転軸線方向に挿抜自在に構成する
と共に、前記給紙カセットの用紙収容部をカセット本体
に対して給紙方向に移動自在に設け、かつ、前記給紙部
への給紙カセ７）の装填下において、当該給紙カセット
の給紙方向上流側または下流側に対応するケース部分に
、前記用紙収容部をケース外に抜き出すための開閉蓋付
きの開口を形成点に特徴がある。

〔作用〕

本第１発明によれば、ジャムが発生した際に、開閉蓋を
開いて開口に手を差し込み、先端が給紙カセットの前端
から突出している用紙を反給紙方向に戻すか、あるいは
、その用紙をケース外に抜き出すことで、用紙の破損や
引き千切れを伴わせずに、給紙カセットを給紙ローラの
回転軸線方向に抜き出すことができる。

本第２発明によれば、ジャムが発生した際に、開閉蓋を
開いて用紙収容部を開口からケース外に抜き出すことで
、先端が給紙カセットの前端から突出している用紙を取
り除くことができ、用紙の破損や引き千切れを伴わせず
に、給紙カセットを給紙ローラの回転軸線方向に抜き出
すことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図は給紙装置を示し、第３図および第
４図は画像形成装置の一例の静電写真複写機を示すもの
であって、この静電写真複写機は、夫々が給紙ローラ１
を有する上下三段の給紙部２を給紙デスク３に設けると
共に、前記給紙部２に対して給紙ローラ１の回転軸線方
向Ｐに挿抜自在に給紙カセット４を設け、かつ、前記給
紙デスク３に画像形成装置本体５を搭載して成る。

尚、前記給紙デスク３の前面ケース部分３ａには、前記
給紙カセット４の夫々に相対応させてカセット挿抜口６
が開設され、かつ、当該カセット挿抜口６を通して前記
給紙カセット４を挿抜自在に支持するための一対のスラ
イドレール７が各給紙部２に配設されている。

また、前記給紙ローラ１は、カセット本体８の挿抜時に
は上方に揺動して給紙姿勢が解除され、給紙信号の入力
によって給紙姿勢に復帰されるように構成されており、
図中の１８は、その給紙ローラ１の上下揺動を司るソレ
ノイドである。

前記給紙カセット４は、前記スライドレール７に取り付
けられたカセット本体８の底板８ａ上に、給紙方向Ｑに
伸縮自在な一対の伸縮レール９を設けると共に、この伸
縮レール９の伸縮部に対して着脱自在に用紙収容部１０
を取り付けて、当該用紙収容部１０をカセット本体８に
対して給紙方向Ｑに往復移動自在に構成しである。そし
て、前記給紙部２に対する給紙カセット４の装填下にお
いて、前記用紙収容部ＩＯを給紙方向Ｑの上流側から給
紙デスク３外に抜き出すための開口１１を、各給紙部２
に対応させて給紙デスク３の側面ケース部分３ｂに開設
すると共に、当該開口１１の夫々に開閉Ｍ１２を取り付
けである。

尚、図中の１３は前記給紙部２の夫々に連設された給紙
路、１４は給紙路１３を合流させる主給紙路、１５、１
６は各給紙路１３の合流部近傍に配設された上下一対の
搬送ローラ、１７は上部側の搬送ローラ１５に当接配置
された被動回転ローラである。

１８は給紙部２からの給紙カセット４の抜き出しを阻止
するロック装置で、前記カセット本体８の給紙方向下流
側の面部１９に係合孔すを穿設すると共に、この保合孔
すに対して係脱自在な揺動ロック片２０を各給紙部２に
設け、かつ、ジャム検出信号を入力して前記ロック片２
０を係合孔すに係合させるソレノイド２１を設けて成る
。

上記の構成によれば、給紙系でジャムが発生すると、か
＼る事態が画像形成装置本体５のパネル２２に表示され
、かつ同時に、給紙系の駆動が停止されると共に、給紙
対象である給紙部２のソレノイド２１が励磁されて、当
該給紙部２における給紙カセット４の抜き出しがロック
装置１８によって阻止される。

而して、上記給紙カセット４の前端から用紙ａの先端が
突出していても、その給紙カセット４の抜き出しが阻止
されることで、当該給紙カセット４の無理な抜き出しに
よる用紙先端の破損や千切れが防止される。

そして、前記給紙対象である給紙部２に対応する開閉蓋
１２を開いて、前記用紙収容部１０を給紙方向上流側の
開口１１から抜き出す（第１図ならびに第５図を参照）
ことで、先端が給紙カセット４の前端から突出している
用紙ａを、破損や引き千切れを伴わせずに給紙カセット
４から取り出すことができる。

第６図は別実施例の給紙装置を示し、先の例が給紙方向
上流側に対向する側面ケース部分３ｂにカセット抜き出
し用の開口１１を形成したのに対し、本例では給紙下流
側に対向する側面ケース部分３ｃに開閉蓋１２を備えた
開口１１を設けて、用紙収容部１０を給紙方向下流側に
移動してデスク右側に抜き出せるようにしたものである
。

具体的には、給紙方向Ｑにのみ往復移動が自在な抜き出
し部材２３を、各給紙部２の給紙方向下流側に設けると
共に、この抜き出し部材２３にカセット挿抜方向のアリ
溝Ｃを形成する一方、前記用紙収容部ｌＯの給紙方向下
流側には、カセット挿抜方向において前記アリ溝Ｃに係
脱自在な保合突起ｄを設け、かつ、主給紙路１４を形成
するガイド部材１４ａを各給紙部２に対応させて分割し
て、この分割ガイド部材１４ａと給紙ガイド部材１３ａ
および下部側搬送ローラ１６を前記抜き出し部材２３に
取り付けである。

而して、前記抜き出し部材２３を給紙部２に残したまま
で、前記給紙カセット４を給紙部２から抜き出すことが
できると共に、ジャムが発生した際には、開閉Ｍ１２を
開いて前記抜き出し部材２３を開口１１から抜き出すこ
とで、これに伴って用紙収容部１０が給紙デスク３外に
取り出されるもので、先端が給紙カセット４の前端から
突出している用紙ａを、破損や引き千切れを伴わせずに
給紙カセット４から取り出すことができる。

第７図は第２の別実施例を示し、給紙カセット４の用紙
収容部１０をカセット本体８に対して固定的に設け、即
ち、前記カセット本体８に対して用紙収容部１０を給紙
方向に移動させない構成とし、かつ、当該給紙カセット
４の給紙方向上流側に対向する側面ケース部分３ｂ　（
または給紙方向下流側に対向する側面ケース部分３ｃ）
に開閉蓋１２付きの開口１１を形成してなるもので、ジ
ャムが発生した際に、前記間口１１に手を差し込んで、
給紙カセット４内の最上位の用紙ａを反給紙方向に戻す
ように操作するか、あるいは、そのまま用紙ａをケース
外に抜き出すことができるようにしたものである。

尚、前記用紙ａを反給紙方向に戻す形態をとる場合であ
れば、上記の開口１１は手を差し込む程度の大きさで済
み、あるいは、用紙ａをケース外に取り出す形態をとる
ならば、前記最大サイズの用紙ａを抜き出せる大きさに
設定するものとする。

以上の各実施例においては、給紙カセット４が上下三段
である場合を示したが、−段や二段あるいは三段以上の
多段の場合にも採用できることは言うまでもない、更に
、前記開口１１ならびに開閉Ｍ１２は給紙カセット４の
各段毎に設けられているが、必ずしもこの構造に限定さ
れるものではなく、多段の給紙カセット４の幾つかにわ
たる範囲、あるいは、多段の給紙カセット４の全体にわ
たる範囲を一挙に開閉できる構造も採用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本第１発明の給紙装置によれば、前
記給紙カセットから給紙される用紙の給紙方向上流側ま
たは下流側に対応するケース部分に開閉蓋付きの開口を
形成したことで、ジャムが発生した際に、開閉蓋を開い
て開口に手を差し込み、給紙カセットの前端から突出し
ている用紙を反給紙方向に戻すか、あるいは、その用紙
をケース外に抜き出してしまうことで、用紙の破損や引
き千切れを伴わせずに給紙カセットを給紙ローラの回転
軸線方向に抜き出すことができる。

そして本第２発明によれば、前記給紙カセットの用紙収
容部をカセット本体に対して給紙方向に移動自在に設け
ると共に、前記給紙カセットから給紙される用紙の給紙
方向上流側または下流側に対応するケース部分に、前記
用紙収容部をケース外に抜き出すための開閉蓋付きの開
口を形成したので、ジャムが発生した際に、開閉蓋を開
いて用紙収容部を開口からケース外に抜き出すことで、
給紙カセットの前端から突出している用紙を極めて容易
に取り除くことができ、用紙の破損や引き千切れを伴わ
せずに給紙カセットを給紙ローラの回転軸線方向に抜き
出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は給紙装置の断面図、第２図は第１図の■−■線
断面図、第３図は画像形成装置の一例の静電写真複写機
の斜視図、第４図は給紙デスクを断面図示した静電写真
複写機の概略全体図、第５図は用紙収容部の抜き出し状
態を示す断面図、第６図は別実施例の給紙装置における
用紙収容部の抜き出し状態を示す断面図、第７図は第２
別実施例の給紙装置における用紙の戻し説明図である。 １・・・給紙ローラ、２・・・給紙部、３ｂ、　３ｃ・
・・ケース部分、４・・・給紙カセット、８・・・カセ
ット本体、１０・・・用紙収容部、１１・・・開口、１
２・・・開閉蓋。 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　藤本英夫

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙カセットを給紙部に対して給紙ローラの回転
   軸線方向に挿抜自在に構成すると共に、前記給紙部への
   給紙カセットの装填下において、当該給紙カセットの給
   紙方向上流側または下流側に対応するケース部分に開閉
   蓋付きの開口を形成してあることを特徴とする画像形成
   装置の給紙装置。
2. （２）給紙カセットを給紙部に対して給紙ローラの回転
   軸線方向に挿抜自在に構成すると共に、前記給紙カセッ
   トの用紙収容部をカセット本体に対して給紙方向に移動
   自在に設け、かつ、前記給紙部への給紙カセットの装填
   下において、当該給紙カセットの給紙方向上流側または
   下流側に対応するケース部分に、前記用紙収容部をケー
   ス外に抜き出すための開閉蓋付きの開口を形成してある
   ことを特徴とする画像形成装置の給紙装置。