JPH0313777Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0313777Y2
JPH0313777Y2 JP14491988U JP14491988U JPH0313777Y2 JP H0313777 Y2 JPH0313777 Y2 JP H0313777Y2 JP 14491988 U JP14491988 U JP 14491988U JP 14491988 U JP14491988 U JP 14491988U JP H0313777 Y2 JPH0313777 Y2 JP H0313777Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
interlocking member
throttle
shift
shift lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14491988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0267410U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14491988U priority Critical patent/JPH0313777Y2/ja
Publication of JPH0267410U publication Critical patent/JPH0267410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0313777Y2 publication Critical patent/JPH0313777Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば小形船舶の機関を制御したり
あるいは産業用車両等のアクチユエータを遠隔操
作するためなどに使用される機関コントロール装
置に関する。
[従来の技術] 小形船舶用機関のスロツトルおよびシフト制御
を行なうためのコントロール装置は、スロツトル
制御用のハンドレバーとシフト制御用のハンドレ
バーを備えている。各レバーが取付けられている
ハウジングの内部には、スロツトルレバーの回転
運動をスロツトルケーブルに伝えるための機構
と、シフトレバーの回転運動をシフトケーブルに
伝えるための機構が内蔵されている。スロツトル
ケーブルはエンジンのスロツトル機構に接続さ
れ、シフトケーブルは前進・後進を切換え可能な
シフト機構に接続されている。そしてスロツトル
レバーを増速方向に回動させると、スロツトルケ
ーブルがプルまたはプツシユされることによりス
ロツトルバルブの開度が制御される。
このような機関コントロール装置は、スロツト
ル制御とシフト制御を別々のハンドレバーによつ
て行なうことができるため、例えばスロツトルレ
バーが増速域に操作されている状態のままいきな
りシフトを前進から後進に切換えたりすると、機
関に大きな負担がかかるため好ましくない。
そこで本考案者等は、先に出願した特願昭63−
106511号のように、スロツトルレバーが増速域に
回動させられている状態においてはシフトレバー
を回動させることができないようなインターロツ
ク機構を備えた機関コントロール装置を提案し
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記先行技術におけるインターロツク機構は、
機関を保護する上では有効であるが、緊急時にお
いては例えば前進から後進にシフトを切換えたい
場合に、スロツトルレバーを一旦アイドリングポ
ジシヨン(初期位置)に戻さなければシフトを切
換えることができず、しかも両手を使わなければ
ならないなど緊急時の操作性に改良の余地があつ
た。
従つて本考案の目的は、緊急時等においてスロ
ツトルレバーを初期位置に戻さずともシフトレバ
ーによるシフト切換え操作を速やかに行なえるよ
うな機関コントロール装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために本考案が考案した機関
コントロール装置におけるインターロツク機構
は、スロツトルレバーと連動する第1連動部材に
設けられた凹部と、シフトレバーと連動する第2
連動部材に設けられた凹部と、スロツトルレバー
が初期位置にありかつシフトレバーが中立位置に
ある時には上記第1連動部材の凹部と第2連動部
材の凹部とに嵌合可能でしかもスロツトルレバー
が増速域まで回動させられた時には第1連動部材
が回動変位することにより第2連動部材の凹部と
嵌合する方向に押圧されてシフトレバーの回動を
阻止するロツク部材を備えており、かつこのロツ
ク部材の少なくとも一部は、シフトレバーがロツ
ク状態にある時にシフトレバーに定格以上の大き
な回動操作力が加えられると潰れることによりシ
フトレバーの回動を許容する非剛体材料によつて
作られていることを特徴とするものである。
[作用] 上記スロツトルレバーが初期位置にありかつシ
フトレバーが中立位置にある時には、ロツク部材
が第1連動部材の凹部と第2連動部材の凹部とに
嵌合可能である。スロツトルレバーが増速方向に
回動させられた時には、第1連動部材が回動変位
することによりロツク部材が第2連動部材の凹部
と嵌合する方向に押圧されるため、シフトレバー
の回動が阻止される。つまりスロツトルレバーが
増速域にある時には、通常の操作力をシフトレバ
ーに加えた位ではシフトレバーは回動しないか
ら、シフトがいきなり切換わるなどして機関に大
きな負担がかかることを防止できる。
一方、船舶の衝突回避などの非常時においてシ
フトを前進から後進に切換えたい時には、スロツ
トルレバーが増速域にあつても、シフトレバーに
通常の操作力以上の大きな回動操作力(定格以上
の力)を与えればロツク部材の少なくとも非剛体
材料によつて作られている部分が潰れることによ
りシフトレバーの回動が許容される。このため、
スロツトルレバーを初期位置に戻さずにシフトの
切換え操作を片手で速やかに行なうことができ
る。
[実施例] 以下に本考案の第1実施例について第1図ない
し第12図を参照して説明する。
第1図に示された機関コントロール装置10の
ハウジング11は、例えばアルミニウム合金等の
金属からなり、ハウジング11の図示上部側には
同一軸線上に左右一対の軸受孔12,13が開設
されている。孔12,13の内周面側には滑り軸
受部材14,,15が設けられており、この軸受
部材14,15によつてスロツトル用ドライブシ
ヤフト16とシフト用ドライブシヤフト17が
各々x軸回りに回転自在に支持されている。ドラ
イブシヤフト16,17は、孔12,13から抜
けないように止め輪18,19によつて軸線方向
に拘束されている。ドライブシヤフト16,17
は例えばアルミニウム合金等の金属あるいは合成
樹脂からなり、その中心部分に貫通孔21,22
が設けられている。また、各ドライブシヤフト1
6,17の一端面側(ハウジング11の外側に出
ている部分)にセレーシヨンないしスプライン等
からなるレバー取付部23,24が設けられてい
る。
スロツトル用ドライブシヤフト16のレバー取
付部23にはスロツトル制御用のハンドレバー
(スロツトルレバー)26の基部が嵌合させられ、
座金27とねじ28によつて固定されている。こ
の図示例では、スロツトルレバー26は第4図に
示される初期位置(アイドリングポジシヨン)か
ら第5図に示される増速方向に回動させることが
できる。なお、ねじ28と座金27を取外してレ
バー取付部23に対するハンドレバー26の取付
角度を変更すれば、レバー26のアイドリングポ
ジシヨンを変更することができる。
第4図に示されるように、スロツトル用ドライ
ブシヤフト16の両側にアーム30,31が一体
に設けられており、スロツトルの駆動形式に応じ
てこれらアーム30,31のうちいずれか一方に
連結部材32を介てスロツトルケーブル33が接
続される。このケーブル33の他端側は、第2図
に例示されるようにデイーゼル機関35のスロツ
トルレバー36に接続される。
第3図に示されるように、ドライブシヤフト1
6の端面側に第1のブレーキプレート39aと第
2のブレーキプレート39bが配置されていると
ともに、プレート39a,39b間にブレーキパ
ツド40が設けられている。そしてブレーキプレ
ート39bの隣に、第1連動部材41が重合され
ている。各ブレーキプレート39a,39bの一
部には、孔42を有する第1の係止部43とスト
レート状の第2の係止部44が設けられている。
孔42は、ハウジング11の内面に突設されたボ
ス部45に嵌合される。このためブレーキプレー
ト39a,39bはハウジング11に対して回転
方向の動きが阻止されるが、x軸方向にはある程
度移動できる。
第1連動部材41は、ドライブシヤフト16と
ブレーキパツド40と一体に回転するものであ
り、非円形状のボス部46を有している。このボ
ス部46はドライブシヤフト16に設けられた凹
部47に嵌合するとともに、ブレーキパツド40
に設けられた非円形状の係合孔48に嵌合してい
るため、ドライブシヤフト16に対して軸方向に
は移動可能であるが軸回りの相対回転は阻止され
る。第1連動部材41の端面には、後述するイン
ターロツク機構85のロツク部材91と嵌合する
凹部49が形成されている。第1連動部材41の
中央に雌ねじ50が開設されている。
ブレーキ操作子52は、軸部53とグリツプ部
54とからなる。グリツプ部54は、手で掴みや
すいように短円柱状をなしかつその外周部には滑
り止め用にセレーシヨン状の凹凸部を設けてあ
る。グリツプ部54のレバー側部分54aは、レ
バー26に設けられた凹所55に入り込み、座金
27に当接している。ブレーキ操作子52の軸部
53はドライブシヤフト16の貫通孔21を通つ
て第1連動部材41側に突出している。貫通孔2
1と軸部53との間に、滑りを良くするための軸
受け部材56が介在させられている。
軸部53の先端には雄ねじ58(第3図参照)
が設けられており、この雄ねじ58は第1連動部
材41の雌ねじ50に螺合される。このため軸部
53が時計回り方向に回転させられた時には第1
連動部材41がドライブシヤフト16側に引寄せ
られるような推力を生じ、逆に反時計回りに回転
させられた時には第1連動部材41がドライブシ
ヤフト16から離れる方向の推力を生じる。軸部
53は座金59と割ピン60によつて抜け止めが
なされる。
一方、シフト用ドライブシヤフト17のレバー
取付部24にシフト制御用のハンドレバー(シフ
トレバー)62の基部が嵌合させられ、座金63
とねじ64によつて固定されている。このレバー
62は、第2図に示されるニユートラルポジシヨ
ンNを境にして、前進ボジシヨンFと後進ボジシ
ヨンRにわたつて回動することができる。
シフト用ドライブシヤフト17は第6図および
第7図に示されるように左右一対のアーム65,
66を一体に備え、シフト駆動形式に応じてアー
ム65,66のうちいずれか一方に連動部材67
を介してシフトケーブル68が接続される。シフ
トケーブル38の他端側は、機関35のシフトレ
バー69に接続される。
ドライブシヤフト17の図示上面側の3か所に
円弧状凹部71,72,73が設けられている。
第1図に示されるように、ハウジング11の上部
には上記凹部71,72,73のいずれか1つに
選択的に嵌合するローラまたはボール状のストツ
プ部材74が設けられている。ストツプ部材74
は、座75を介して圧縮ばね76によりドライブ
シヤフト17側に付勢されている。このストツプ
部材74は、レバー62がニユートラルポジシヨ
ンにある時には第1の凹部71に嵌合することに
よりレバー62の動き止めをなす。また、レバー
62が前進ポジシヨンまで回動させられた時には
ストツプ部材74が第2の凹部72に嵌合し、後
進ポジシヨンまで回動させられた時にはストツプ
部材74が第3の凹部73に嵌合することによつ
て節動感を生じるとともに、ばね76の弾力によ
つてレバー62を上記ポジシヨンに保持できるよ
うになつている。ドライブシヤフト17の図示下
端側には補助レバー78が取付けられており、こ
の補助レバー78がドライブシヤフト17と一緒
に回動することによつてシフト確認用スイツチ7
9が作動するようになつている。なお本実施例で
は部品の共通化を図るために、スロツトル用ドラ
イブシヤフト16とシフト用ドライブシヤフト1
7の形状を同じにしてある。
前述した2つのドライブシヤフト16,17の
間にインターロツク機構85が設けられている。
このインターロツク機構85は、スロツトルレバ
ー26に連動する第1連動部材41と、ねじ86
によつてシフト用ドライブシヤフト17に固定さ
れる第2連動部材87と、ボルト88によつてハ
ウジング11に固定されるインターロツクベース
89と、このインターロツクベース89の厚み方
向に貫通する孔90(第9図に拡大して示す)
と、この孔90に収容される一対のロツク部材9
1,92と、これらロツク部材91,92間に圧
縮した状態で設けられたばね93と、中間ロツク
部材94などを備えて構成される。
中間ロツク部材94は、ウレタンエラストマ等
のように適度の硬さとゴム状弾性を発揮する高弾
性率の非剛体材料が使用されている。なお、ウレ
タン以外に天然ゴムやNBR,SBR等が使われて
もよい。但し、孔90には潤滑用の油脂類が塗布
されるから、非金属材料からなるロツク部材94
は耐油性があり膨潤しにくい材料が適する。ま
た、ロツク部材91,92,94のいずれか1つ
以上に上記弾性材料が使われてもよい。
図示例の場合、一方のロツク部材91は先端に
丸みをもつピン状であり、他方のロツク部材92
はボールまたはローラ状をなしているが、これら
の形状や材質等は実施例に限ることはなく、要す
るに孔90内で自由に移動できるような形状でか
つ摩耗しにくい材料からなるものであればよい。
第9図に示すように、ロツク部材91,92と中
間ロツク部材94との間には所定の広さのクリア
ランスlが確保されている。クリアランスlの大
きさは、ロツク部材91,92のうちいずれか一
方のみが孔90内に入り込むことのできる寸法で
ある。
一方のロツク部材91は、スロツトルレバー2
6が初期位置(アイドリングポジシヨン)にある
時に第1連動部材41の凹部49に嵌合するよう
に設けられている。他方のロツク部材92は、第
2連動部材87に設けられた3か所の凹部96,
97,98(第8図参照)のうちいずれかに選択
的に嵌合する。つまりシフトレバー62が前述し
たニユートラルポジシヨンにある時には、ロツク
部材92が第1の凹部96に嵌合し、シフトレバ
ー62が前進ポジシヨンに入つた時には第2の凹
部97に嵌合する。更にレバー62が後進ポジシ
ヨンに入つた時には第3の凹部98に嵌合するよ
うな位置関係で設けられている。
次に上記構成のコントロール装置10の動作に
ついて説明する。
スロツトルレバー26が初期位置にありかつシ
フトレバー62が中立位置にある時には、第9図
に示されるように凹部49,96が孔90の両端
開口の位置にくるため、ロツク部材91,92が
凹部49,96に嵌合できる状態にある。この状
態から、シフトレバー62を前進ポジシヨン方向
に回動させると、その回動の途中では第11図に
示されるようにロツク部材92が第2連動部材8
7上を乗上げることによつて前記クリアランスl
がなくなるから、この状態では第1連動部材41
が初期位置にロツクされる。シフトレバー62が
前進ポジシヨンまでいつぱいに回動されると、ロ
ツク部材92が第2連動部材87の凹部97に入
り込むため、ロツク部材91,92間に再びクリ
アランスlが生じる。従つて前進シフト操作が完
了したのちは第1連動部材41のロツクが解除さ
れることにより、スロツトルレバー26を回動操
作できる状態になる。
上記とは逆にシフトレバー62を後進ポジシヨ
ン方向にいつぱいに回動させると、ロツク部材9
2が第2連動部材87の第3の凹部98に入り込
むため、クリアランスlが確保される。従つて後
進シフト操作が完了したのちもスロツトルレバー
26を回動操作できるようになる。
機関の増速のためスロツトルレバー26を増速
域まで回動させると、ドライブシヤフト16が同
方向に回動するとともにアーム30も回動するた
め、スロツトルケーブル33が引かれて機関35
のスロツトル開度が制御される。機関35のスロ
ツトル機構にはリターン用のばねが設けられてい
るから、レバー26から手を離せばレバー26は
初期位置に戻る。
スロツトルレバー26を増速域で止めておく必
要がある時には、ブレーキ操作子52を時計回り
方向にいつぱいに締付ける。こうすると、第1連
動部材41がドライブシヤフト16側に引寄せら
れるため、ドライブシヤフト16の端面と第1連
動部材41との間にプレート39a,39bとパ
ツド40が強く挟み込まれて制動力が生じる。ブ
レーキプレート39a,39bはハウジング11
に対して回り止めがなされているから、上記制動
力はドライブシヤフト16の回転を止める力とし
て働き、その結果レバー26の戻り止めがなされ
る。
スロツトルレバー26が増速域まで回動させら
れており、しかもシフトレバー62が中立(また
は前進あるいは後進位置)にある時には、第10
図に示されるようにロツク部材91が第1連動部
材41上を乗上げ、前記クリアランスlがなくな
ることにより、他方のロツク部材92が第2連動
部材87の凹部96(または97,98)に嵌合
したまま動けなくなるのでシフト操作はできな
い。従つて、スロツトルレバー26が増速域にあ
る時にシフトレバー62を前進あるは後進ポジシ
ヨンに切換えてしまうことを防止できる。
以上の説明から判るように、本実施例のコント
ロール装置10は、通常の操作力でシフト操作を
行なう際にはスロツトルレバー26を一旦アイド
リング状態に戻さない限りシフトレバー62の切
換え操作を行なうことができないから、暖機運転
から船が不用意に発進したり、機関増速状態での
前進・後進の急激な切換えによつて機関に過大な
負担がかかることも防止できる。
船舶の衝突を回避するためなどの緊急時に例え
ばシフトを前進から後進に切換えたい場合には、
シフトレバー62を通常使用時よりも大きい力で
強引に後進方向に回動させる。こうすることによ
り、第12図に示されるように中間ロツク部材9
4が圧縮される方向に撓み、ロツク部材92が連
動部材87上を乗上げるようになるため、シフト
レバー62をシフト切換え方向に強制的に回動さ
せることができる。
そして再び第2連動部材87の凹部96,9
7,98のいずれかが孔90の位置にくると、ロ
ツク部材94が元の形状に弾性復帰するため、ロ
ツク部材92が凹部96(または97,98)に
押出され、第10図の状態に復帰する。
なお、第13図に示されるように球形のロツク
部材100を複数個組合わせて使用してもよい。
これらロツク部材100の少なくとも一部に、前
述した非剛体材料が使われる。このロツク部材1
00を収容する孔90の長さ方向中間部の内径
は、ロツク部材100が変形できるようにロツク
部材100の外径よりも若干大きくしてある。
また第14図に示されるような円柱状のロツク
部材101を単体で用いてもよい。このロツク部
材101は、両端を半球形とすることによつて凹
部49,96に丁度嵌合できるようにしている。
これらいずれの例においても、前述したクリアラ
ンスlが確保されるように各部の寸法が設定され
る。また、ロツク部材の他の例として皿ばねを重
合したものとか、ばね定数の高いコイルばねを使
用してもよい。
なお本考案のコントロール装置は、例えば建設
用車両のアクチユエータを遠隔操作するためのも
のにも適用可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、通常の使用状態ではスロツト
ルレバーが増速域にある時にシフトレバーが切換
わることを防止できるとともに、非常時にはスロ
ツトルレバーが増速域にあつてもシフトレバーを
強制的に回動させることができるため、非常時に
シフトの切換え操作を片手で速やかに行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本考案の一実施例を示
し、第1図はコントロール装置の一部の縦断面
図、第2図はコントロール装置の全体の斜視図、
第3図はブレーキ機構部の分解斜視図、第4図と
第5図は互いに異なる作動状態を示すコントロー
ル装置内部の一部のそれぞれ側面図、第6図はド
ライブシヤフトの正面図、第7図はドライブシヤ
フトの平面図、第8図は第2連動部材の正面図、
第9図ないし第12図は互いに異なる作動状態を
示すインターロツク機構部のそれぞれ断面図、第
13図はロツク部材の変形例を示すコントロール
装置の一部の縦断面図、第14図はロツク部材の
他の変形例を示すコントロール装置の一部の縦断
面図である。 10……機関コントロール装置、11……ハウ
ジング、26……スロツトルレバー、35……機
関、41……第1連動部材、49……凹部、62
……シフトレバー、85……インターロツク機
構、87……第2連動部材、91,92,94…
…ロツク部材、96,97,98……凹部、10
0,101……ロツク部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングと、このハウジングに回転自在に取
    付けられたスロツトルレバーと、このスロツトル
    レバーに並設されかつスロツトルレバーの回転中
    心と共通の軸線回りに回動自在に取付けられたシ
    フトレバーとを備えている機関コントロール装置
    において、 上記ハウジング内には、上記スロツトルレバー
    が初期位置にある時に上記シフトレバーの回動を
    許容しスロツトルレバーが増速域に回動させられ
    た状態においてはシフトレバーが回動できないよ
    うにするインターロツク機構が内蔵されており、
    このインターロツク機構は、スロツトルレバーと
    連動する第1連動部材に設けられた凹部と、シフ
    トレバーと連動する第2連動部材に設けられた凹
    部と、スロツトルレバーが初期位置にありかつシ
    フトレバーが中立位置にある時には上記第1連動
    部材の凹部と第2連動部材の凹部とに嵌合可能で
    しかもスロツトルレバーが増速域まで回動させら
    れた時には第1連動部材が回動変位することによ
    り第2連動部材の凹部と嵌合する方向に押圧され
    てシフトレバーの回動を阻止するロツク部材を備
    えており、かつこのロツク部材の少なくとも一部
    は、シフトレバーがロツク状態にある時にシフト
    レバーに定格以上の大きな回動操作力が加えられ
    ると潰れることによりシフトレバーの回動を許容
    する非剛体材料によつて作られていることを特徴
    とする機関コントロール装置。
JP14491988U 1988-11-08 1988-11-08 Expired JPH0313777Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14491988U JPH0313777Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14491988U JPH0313777Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0267410U JPH0267410U (ja) 1990-05-22
JPH0313777Y2 true JPH0313777Y2 (ja) 1991-03-28

Family

ID=31413051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14491988U Expired JPH0313777Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0313777Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0267410U (ja) 1990-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6789447B1 (en) Reversible ratchet head assembly
JP3360223B2 (ja) 船外機の操舵ハンドル
WO2000032358A1 (en) Reversible ratchet head assembly
US4111062A (en) Control mechanism for hydrostatic transmissions
US5983739A (en) Door lock actuator
JPH0251797B2 (ja)
JPH0313777Y2 (ja)
JP3388164B2 (ja) 自動変速機用コラムシフト装置
JPS609392Y2 (ja) エンジン制御リンク装置
US6523655B1 (en) Shift linkage for a marine drive unit
US6866022B1 (en) Throttle control handle with reduced required shifting force
JP3580418B2 (ja) 非常時切換装置付き変速装置
JPH0221314A (ja) 機関コントロール装置
JPH0335505B2 (ja)
JPH11189062A (ja) 自動変速機用コラムシフト装置
CN214661967U (zh) 变速器用的锁止板、车辆用的变速器及车辆
JP2601013Y2 (ja) シフトロック装置におけるコントロールロッドとキーシリンダ装置との連結部構造
JP2505479Y2 (ja) 走行伝動装置の信地旋回構造
JPH0526277Y2 (ja)
JPS6039356Y2 (ja) コントロ−ル装置
JPS6023280Y2 (ja) 舶用機関の制御装置
US3048052A (en) Lockable actuating lever
JPH02173814A (ja) 単レバー制御装置
JPS5914398B2 (ja) レバ−のロック装置
JPH0528359Y2 (ja)