JPH03134693A - 電子写真装置の定着器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の徂用 この発明は、レーザを用いたプリンタ・ファクシミリ・
複写機など、電子写真プロセスを繰り返して用紙に画像
を記録する電子写真装置に適用しうる。詳しくは、その
ような電子写真装置において、用紙上に転写した画像を
たとえば熱と圧力とで定着する定着器に関する。

盗」ぼり１４ この種の定着器は、たとえばヒータを内蔵する定着ロー
ラに加圧ローラを圧接し、それらローラを回転し、その
両ローラ間に転写後の用紙を通してその用紙に画像を熱
と圧力とで定着する。そして、従来、この定着器の両ロ
ーラ間に転写後の用紙を案内する構成の中には、転写後
そのまま用紙をその剛性により他部材に接触しないよう
に直進させて両ローラ間へと導くものがある（たとえば
特開昭６０−１５９８６３号参照）、シかし、この従来
の構成によれば、薄い用紙のような剛性の弱い用紙の場
合には、その用紙を直進させて両ローラ間に案内するの
は困難である。そのため、従来、定着ローラ手前の用紙
搬送路にガイド板を設けて転写後の用紙を案内するもの
がある。しかし。

それでも、その用紙がガイド板に当ると未定着画像をこ
すってしまうという問題がある。そこで。

さらに従来、その用紙のガイド部材としてその用紙の転
写面側に回転自在の拍車を設け、その拍車に用紙搬送路
を通過する用紙を点接触するにとどめて、未定着画像に
こすれを生じさせることなく用紙を定着ローラ間に案内
する構成のものがある。

が　　じょうとする課題 ところが、この従来の拍車を設ける構成は１拍車を片側
にのみ設けるから、画像の転写面を用紙の一方の面のみ
とする電子写真装置には適用できても、用紙の両面のう
ちいずれをも任意に選択して転写面とする電子写真装置
には適用することができない。

そこで、この発明の目的は、そのような用紙の両面のう
ちいずれをも任意に選択して画像を転写する電子写真装
置にも適用することを可能とし、未定着画像のこずれを
生じさせることなく、転写後の用紙を案内し定着ローラ
間に導くことにある。

課題を解　するための手 そのため、この発明は、たとえば第１図に示すとおり、
用紙３０のいずれか一方の面を任意に選択して画像を転
写し、その転写後の用紙３０を定着ローラ４３・４４間
に通して前記転写面に転写した未定着画像を定着する電
子写真装置の定着器３４において、用紙搬送路４２を通
過する前記転写後の用紙３０のいずれの転写面とも対向
する位置に、その用紙３０を案内して前記定着ローラ４
３・４４間に導く拍車５０を設けてなることを特徴とす
る。

作　　　用 そして、用紙搬送路４２を通過した転写後の用紙３０を
拍車５０で案内し定着ローラ４３・４４間に導く。しか
して、それらローラ４３・４４間に用紙３ｏを通してそ
の用紙３０に転写した画像を定着する。

夫−１−匹 以下、図面を参照しつつ、この発明の一実施例につき詳
細に説明する。

第１図は、この発明による定着器を備える電子写真装置
の一例であり、選択的に単色または２色のカラー画像形
成が可能なレーザプリンタの概略構成である。このレー
ザプリンタの図中省略する装置本体内には、中央に、ド
ラム状の感光体１０を設ける。そして、感光体１０のま
わりには、その回転方向（図中矢示する反時計方向）に
順に、帯電チャージャ１１、光書込み器１２．現像器１
３、多色転写兼用紙搬送装置１１１４．および第１のク
リーニングｌ１１５を配置する。そのうち特に現像器１
３は、第１の現像器１６と比較的小さめの第２の現像器
１７とからなる。そして、第１の現像器１６における現
像ケース１６ａ上に黒色トナー用のトナーカートリッジ
１６ｂを取り付け、第２の現像器１７における現像ケー
ス１７ａ上にカラー（たとえば赤色）用トナーカートリ
ッジ１７ｂを取り付ける。多色転写兼用紙搬送装置１４
は、感光体１０と平行に設ける２つのローラ１８・１９
間に誘電体からなる転写ベルト２０を掛は渡し、その−
側を感光体１０に接触してなる。そして、その接触部分
に向けて第１の転写チャージャ２１を設ける。さらに、
一方のローラ１８側には、その転写ベルト２０に向けて
第２の転写チャージャ２２を設ける。他方のローラ１９
の周りには、第２のクリーニングＩＬ２４と用紙搬送用
チャージャ２５とを配置する。そのうち第２のクリーニ
ング器２４は、そのケーシング２４ａ内にクリーニング
ブレード２６．除電ブラシ２７および徘トナー回収用オ
ーガ２８を備える。この第２のクリーニング器２４の図
中下側には、用紙３０を装置本体内に供給する給紙部と
連絡するレジストローラ対３１を配置する。レジストロ
ーラ対３１と他方のローラ１９間には、用紙ガイド板３
２を設ける。

そして、その用紙ガイド板３２とケーシング２４ａの一
側とで搬送路３３を形成する。他方、転写ベルト２０を
挾んでレジストローラ対３１の反対側（図中上方）には
、この発明による定着器３４を備える。その定着器３４
における分離爪３５の図中左側には、ガイド板３６で排
紙路３７を形成し、その排紙路３７に排紙ローラ対３８
を備える。

しかして、いま、このレーザプリンタにおいて、単色の
画像形成を選択し、その命令信号に基づいてたとえば黒
１色により画像を形成するときは、給紙部から用紙３０
を図中矢印へ方向に送り出す。

そして、その先端をレジストローラ対３１に突き当てる
。他方、感光体１０は、図中反時計方向に回転しながら
、まず帯電チャージャ１１でその表面を一様に帯電し、
ついで光書込み器１２でレーザ光りを照射してその表面
に静電潜像を形成し、続いて第１の現像器１６でその静
電潜像を黒色トナーによって逐次可視像化する。そして
、その像とタイミングを合わせ、レジストローラ対３１
に突き当てていた前述の用紙３０を感光体ｌｏ上に導く
。その場合、用紙搬送用チャージャ２５により用紙３０
を静電的に転写ベルト２０に吸着する。

そして、その転写ベルト２０を図中矢示する時計方向に
まわし、その転写ベルト２０の一側に用紙３０を密着さ
せて搬送する。しかして、その感光体１０上を通過する
とき、第１の転写チャージャ２１で、その用紙３０の下
面（図中左側）に感光体１０表面に形成した像を転写し
て記録を行う。

そして、感光体１０の表面は第１のクリーニング器１５
で清掃し、その感光体１０上の残留トナーを除去する。

一方、転写後の用紙３０は、この発明による定着器３４
へと送り、転写した黒色の像をその定着器３４で定着す
る。その後、排紙ローラ対３８で図中矢印Ｂ方向に送り
出し、記録を終了した該用紙３ｏを順次スタックする。

次に、このレーザプリンタにおいて、２色の画像形成を
選択し、その命令信号に基づいてたとえば赤黒２色の画
像を形成する場合には、まず、たとえば感光体１０表面
に、前記したと同様の帯電・光書込み・現像の電子写真
プロセスを経て黒色トナー像を形成する。そして、その
黒色トナー像を第１の転写チャージャ２１によりいった
ん転写ベルト２０に転写する。しかして後に、赤色のト
ナー画像を感光体１０の表面に形成する。その場合は、
赤色のトナー画像を形成すべく、まず帯電・光書込みの
プロセスを経て、次いで、特に現像プロセスにおいて、
第２の現像器１７で感光体１０の表面の静電潜像を赤色
トナーにより逐次可視像化する。そして、第１の転写チ
ャージャ２１により、この赤色トナー画像を転写ベルト
２ｏへすでに転写した黒色トナー画像領域と整合をとり
ながら転写する。そして、転写ベルト２ｏの表面に黒色
と赤色の２色からなるトナー画像を形成する。

しかして、そのカラートナー像とタイミングを合わせ、
レジストローラ対３１に突き当てていた用紙３０を前記
したと同様に転写ベルト２０に密着させて搬送する。そ
して、第２の転写チャージャ２２で転写ベルト２０の表
面に形成したカラートナー画像を用紙３０の上面（図中
右側）に再転写して記録を行う。そして、感光体１０の
表面は第１のクリーニング器１５で清掃し、その感光体
１０上の残留トナーを除去する。また、その転写後の用
紙３ｏは、前記した単色の場合と同様にこの発明による
定着器３４へと送り、転写したカラー画像をその定着器
３４で定着し、その後、排紙ローラ対３８で排出する。

一方、転写プロセスを終了した転写ベルト２０は、第２
のクリーニング器２４のクリーニングブレード２６で残
留トナーをかき落し排トナー回収用オーガ２８内に回収
して清掃する。そして、除電ブラシ２７で転写ベルト２
０に残った電荷を除電する。

ところで、この発明による定着器３４とローラ１８との
間には、第１図に示すようにガイド板４０・４１を設け
、そのガイド板４０・４１間に用紙搬送路４２を定着器
３４における定着ローラ４３・４４、間に向けて形成す
る。そして、その２つの定着ローラ４３・４４のうち図
中左側の第１の定着ローラ４３は１円筒状の芯金４５内
にヒータ４６を備える。芯金４５は、たとえばアルミニ
ウム等からなり、その外周面をテフロン等によりコーテ
ィングしてなる。他方、第２の定着ローラ４４にも１円
筒状の芯金４７内にヒータ４８を備える。芯金４７の外
周にはＳｉゴム等からなる厚肉の弾性層４９を設ける。

しかして、この第２の定着ローラ４４は、適宜付勢手段
により第１の定着ローラ４３に圧接する。さらに、定着
器３４は、ガイド板４０・４１のそれら定着ローラ４３
・４４近くにそれぞれ回転自在に拍車５０を設ける。

拍車５０は、周知のとおり、図示省略するがその外周に
先端が鋭利な突起を形成してなる。

さていま、上述したレーザプリンタにおいて。

まず、用紙３０の下面に転写した黒１色のトナー画像を
この発明による定着器３４で用紙３ｏに定着する場合に
は、第１図中左側の第１の定着ローラ４３内のヒータ４
６を加熱する。そして、適宜駆動手段により、第１の定
着ローラ４３を図中反時計方向に回転し、第２の定着ロ
ーラ４４を時計方向に回転する。他方、転写後の用紙３
０は、転写ベルト２０で送り出し、搬送路４２を通して
定着ローラ４３・４４間へ向けて搬送する。そして、そ
の用紙３０を拍車５０で案内して定着ローラ４３・４４
間へと導く、シかして、両定着ローラ４３・４４間に用
紙３０を通し、その用紙３０に黒色のトナー画像を熱と
圧力とで定着する。しかして、第１図に示す分離爪３５
で用紙３ｏを定着ローラ４３・４４から分離する。

次に、このレーザプリンタにおいて、前記した用紙３０
の上面に転写した赤黒２色のトナー画像を同じくこの定
着器３４により用紙３０に定着する場合には、特に第１
図中右側の第２の定着ローラ４４内のヒータ４８を加熱
する。そして、前記したと同様に、適宜駆動手段により
定着ローラ４３・４４を回転する。他方、転写後の用紙
３０は、拍車５０で案内し、定着ローラ４３・４４間へ
と導く、シかして、両定着ローラ４３・４４間に用紙３
０を通してその用紙３０に赤黒２色のトナー画像を熱と
圧力とで定着する。

ところで、上述した図示実施例において、定着器３４は
、ヒータ４６・４８をそれぞれ定着ローラ４３−４４内
に備える構成とする。しかし、たとえば第２図に示すよ
うに、他方のヒータ４８を第２の定着ローラ４４と平行
に配置するテンションローラ５５内に備える構成にして
もよい。この実施例において、このテンションローラ５
５は。

たとえばアルミニウムなどからなる円筒状の芯金５６内
にヒータ４８を設けてなる。そして、第２の定着ローラ
４４とテンションローラ５５との間に定着ベルト５７を
張り渡す。定着ベルト５７は。

たとえばＮｉベルト上にテフロン層やＳｉゴム層などを
設ける。エンドレスの幅広なベルトからなる。しかして
、第２の定着ローラ４４側からは、芯金５６および定着
ベルト５７を介して用紙３０に熱を加えて画像を定着す
る。したがって、第２の定着ローラ４４における芯金４
７と弾性層４９に熱が加わらないので、その熱により両
者の接着強度に影響を与えて定着ローラが破損するおそ
れをなくすことができる。

また、上述した図示実施例では、２つのガイド板４０・
４１を設け、それらの間に１つの用紙搬送路４２を形成
してなるレーザプリンタにこの発明による定着器３４を
適用する。しかし、この発明による定着ｌｌ３４は、た
とえば第３図に示すように、３つのガイド板６０・６１
・６２を用い。

転写面が用紙３０の上下両面いずれかによって異なる２
つの用紙搬送路６３・６４を形成してなるレーザプリン
タにも適用することができる。この他の実施例による定
着器３４は、ヒータ４６を内蔵する第１の定着ローラ６
５と、該定着ローラをその左右両側から圧接する第２の
定着ローラ６６および第３の定着ローラ６７を備える。

また、３つのガイド板６０〜６２のうち第１のガイド板
６０は、第１の定着ローラ６５の手前でＵ状に屈曲し、
その両端がそれぞれ第１・第２の定着ローラ６５・６６
問および第１・第３の定着ローラ６５・６７間に向けて
のびる。そして、この第１のガイド板６０に沿って前記
拍車５０と同様の拍車５０を多数設ける。しかして、こ
の第１のガイド板６０を間において両側にそれぞれ第２
・第３のガイド板６１・６２を設け、第１・第２のガイ
ド板６０・６１問および第１・第３のガイド板６０・６
２間にそれぞれ用紙搬送路６３・６４を形成する。

第１の用紙搬送路６３は第１・第２の定着ローラ６５・
６６間に向け、第２の用紙搬送路６４は第１・第３の定
着ローラ６５・６７間に向は形成する。さらに、この他
の実施例では、ローラ１８は、第１の転写チャージャ２
１の近くに設ける他のローラ６８を支点として、転写ベ
ルト２０を介して図中矢示するように第２の転写チャー
ジャ２２とともに回動可能である。そして、そのローラ
１８を適宜回動操作し、転写ベルト２０の一側（図中左
側）に密着する用紙３０の先端を２つの用紙搬送路６３
・６４のいずれか一方に向けて送り出せるように、転写
ベルト２０の図中上側半分の掛は渡し角度を二段に変更
可能とする。

しかして、この他の実施例において、まず、用紙３０の
下面にたとえば前記したように黒色のトナー画像を転写
する場合には、特に、第３図中仮想線で示すとおり、ロ
ーラ１８を回動して転写ベルト２０の掛は渡し角度を変
更し、その−側を第２の用紙搬送路６４に向けて位置決
め、しかして後に用紙３０に転写を行う、そして、その
転写後の用紙３０は、転写ベルト２０で送り出し、第２
の用紙搬送路６４を通して第１・第３の定着ローラ６５
・６７間に向けて搬送する。そして、その用紙３０をそ
の転写面である下面と対向する拍車５０で案内して第１
・第３の定着ローラ６５・６７間へと導く、シかして、
両定着ローラ６５・６７間に用紙３０を通し、その用紙
３０に黒色のトナー画像を熱と圧力とで定着する０次に
、用紙３０の上面にたとえば赤黒２色のトナー画像を転
写する場合には、第３図中実線で示すとおり、転写ベル
ト２０の一側を第１の用紙搬送路６３に向けて直線的に
位置決めて後に、第１図において説明したように、転写
ベルト２０への転写プロセスを経て用紙３ｏに転写する
。そして、その転写後の用紙３０は、転写ベルト２０で
送り出し、第１の用紙搬送路６３を通して第１・第２の
定着ローラ６５・６６間に向けて搬送する。そして、そ
の用紙３０をその転写面である上面と対向する拍車５０
で案内して第１・第２の定着ローラ６５・６６間へと導
く、シかして、両定着ローラ６５・６６間に用紙３０を
通し、その用紙３０に赤黒２色のトナー画像を定着する
。

さらに、第３図に示したこの発明の実施例では、用紙３
ｏの転写面が上面の場合は、その用紙３０を第１のその
用紙搬送路６３に通して拍車５０で案内し、他方、用紙
３０の転写面が下面の場合は、その用紙３０を第２の用
紙搬送路６４に通して拍車５０で案内する構成にした。

しかし、この発明は、それに代えて、たとえば第４図に
示すように、反対に、用紙３０の転写面が下面の場合に
第１の用紙搬送路６３に用紙３０を通し、上面の場合に
第２の用紙搬送路６４に用紙３０を通し、それぞれ拍車
５０で案内する構成にすることもできる。

してかって、この他の実施例では、４つのガイド板７０
〜７３を設けるが、そのうち両側の２つのガイド板７０
・７３にそれぞれ拍車５０を設け、用紙３０の転写面に
対向させてなる。そして、３つの定着ローラ７４・７５
・７６のうち両側の定着ローラ７４・７６にそれぞれヒ
ータ４６・４８を内蔵する。

そしてさらに、上述した図示実施例は、いずれも少なく
とも２以上の拍車を用いてそれらが用紙３０の転写面に
対向するように構成する。しかし。

この発明は、たとえば第５図に示すように、１つの拍車
８０によって用紙３０両面の転写面とも対向するように
構成してその用紙３０を案内するようにすることもでき
る。この他の実施例では、図示のように、ヒータ４６を
内蔵する中央の定着ローラ８１の手前にＶ状のガイド板
８２を設け、そのガイド板８２に比較的大径の拍車８０
を配置し、その両側の用紙搬送路６３・６４を通る用紙
３０のいずれの転写面とも対向する。

見吸叫肱呆 したがって、この発明によれば、転写後の用紙のいずれ
の転写面とも対向する位置に拍車を設け、その拍車が転
写面に点接触しながらその用紙を定着ローラ間に案内す
る構成とするから、特に用紙の雨間のいずれをも任意に
選択して画像を転写する電子写真装置にも広く適用する
ことを可能にし、未定着画像のこすれを生じさせること
なく、用紙を定着ローラ間に導くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である定着器を備えるレー
ザプリンタの内部構造の一部を示す概略構成図、第２図
はそのレーザプリンタにおいて定着ローラの一方に定着
ベルトを掛は渡したこの発明による定着器の他の実施例
を示す概略構成図、第３図は用紙搬送路を２つ備えるレ
ーザプリンタにおけるこの発明による定着器の他の実施
例を示す概略構成図、第４図は第３図に対し２つの用紙
搬送路を通る用紙の転写面が上下逆の場合のこの発明に
よる定着器の他の実施例を示す概略構成図、第５図は１
つの拍車を用紙の面転写面と対向するように構成したこ
の発明による定着器の他の実施例を示す概略構成図であ
る。 ３０・・・・・・・・・用紙 ３４・・・・・・・・・定着器 ４３・４４・・・・・・・・・定着ローラ５０・８０・
・・・・・・・・拍車

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　用紙のいずれか一方の面を任意に選択して画像を転写
   し、その転写後の用紙を定着ローラ間に通して前記転写
   面に転写した未定着画像を定着する電子写真装置の定着
   器において、 用紙搬送路を通過する前記転写後の用紙のいずれの転写
   面とも対向する位置に、その用紙を案内して前記定着ロ
   ーラ間に導く拍車を設けてなる、電子写真装置の定着器
   。