JP4311896B2 - シート搬送装置、およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機やプリンタやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特にそのうち、帯電・書込み・現像・転写・クリーニング等を繰り返して像担持体上に逐次トナー画像を形成し、そのトナー画像を順次転写してシートに記録を行う電子写真式の画像形成装置に適用することができる。および、そのような電子写真式画像形成装置において、ガイド板で案内しながら搬送ローラ対でシートを搬送するシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真式の画像形成装置では、像担持体上に形成したトナー画像をシートに転写し、その画像転写後のシートを定着装置に入れてその定着装置でシートに、熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、シートをシート搬送装置で搬送して画像形成装置本体外に排出し、例えばシート受け・フィニッシャ・ソータ・両面装置などへと送り出していた。
【0003】
シート搬送装置は、例えば図6に示すように、上下一対のガイド板1・2でシート搬送路3を形成するとともに、そのシート搬送路3に一対の搬送ローラ4を設けていた。一対の搬送ローラ4は、駆動ローラ5と、それに押し当てる従動ローラ6とで構成していた。
【0004】
そして、不図示の定着装置で転写画像を定着して後のシート7を、上下一対のガイド板1・2で案内しながら搬送ローラ4で搬送してシート搬送路3を通して搬送していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、画像形成装置のコンパクト化が急速に進むに連れ、例えば図6に示すようなシート搬送装置を定着装置の近くに配置するものが多くなり、これにともない、定着装置で熱せられたシートが連続してシート搬送装置を通過することとなった。
【0006】
このため、ガイド板1・2が高温となり、搬送するシート7の画像面側にあるガイド板1にシート7が接触すると、定着したはずのトナー画像が擦れてガイド板1に付着することがあった。そして、はじめは微量であるが、時間の経過とともにその量が多くなると、そのガイド板1上のトナーが付着してシート7に汚れを生じ、また最悪の場合には搬送するシート7を引っ掛けてシートジャムを生ずる問題があった。
【0007】
そこで、この発明の第1の目的は、ガイド板で案内しながら搬送ローラ対でシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、ガイド板へのトナー付着を低減することにある。
【0008】
この発明の第2の目的は、ガイド板を確実に揺動して的確に作動し、ガイド板へのトナー付着を低減することにある。
【0009】
しかし、ガイド板へのトナー付着を低減しても、時間の経過とともに、ガイド板へのトナー付着量が多くなり、やがて付着したトナーがガイド板に固着し、シートを汚したりそれが紙詰まりの原因となったりすることがあり、ひどくなると、清掃では除去することができず、ガイド板を交換する必要を生ずる。
【0010】
そこで、この発明の第3の目的は、汚れたときのガイド板の清掃や交換を容易としてメンテナンス時の作業性を向上してメンテナンス時間の短縮を図ることにある。
【0011】
この発明の第4の目的は、ガイド板へのトナー付着量を容易に確認することができ、ガイド板の清掃や交換の時期を的確に判断し得るようにし、メンテナンス時の作業性を向上してメンテナンス時間の短縮を図ることにある。
【0012】
この発明の第5の目的は、ガイド板の交換回数を少なくしてメンテナンスコストの低減を図ることにある。
【0013】
この発明の第6の目的は、ガイド板の交換時期を即時に判断できるようにし、メンテナンス時の作業性を向上してメンテナンス時間の短縮を図ることにある。
【0014】
この発明の第7の目的は、上述の目的を達成したシート搬送装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上記第1の目的を達成すべく、一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、
一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、
搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、
腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによってシート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、弾性材料で構成される、ことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明は、同じく上記第1の目的を達成すべく、一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、
一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、
搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、
腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによってシート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、支点を中心として揺動自在とされる、ことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、上記第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載のシート搬送装置において、搬送するシートの画像面側にあるガイド板を着脱自在としてなる、ことを特徴とする。
【0022】
請求項4に記載の発明は、上記第7の目的を達成すべく、画像形成装置において、請求項1ないし3のいずれか1に記載のシート搬送装置を備えてなる、ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明に係るシート搬送装置を備える画像形成装置における全体概略構成を示す。
【0024】
図中符号Aは、画像形成装置本体である。この装置本体A内には、右下から左上へと斜めにシート搬送路Pを設ける。
【0025】
シート搬送路P上には、その搬送路Pに沿って右下から左上へと、イエロ・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの画像形成手段10Y・10M・10C・10Bを順に並べてタンデム型に備える。各画像形成手段10は、像担持体ユニット12Y・12M・12C・12Bと現像ユニット13Y・13M・13C・13Bとで構成し、各々装置本体Aに対して着脱自在とする。詳しくは後述する各像担持体ユニットには、それぞれドラム状の像担持体14Y・14M・14C・14Bを備える。
【0026】
そのような画像形成手段10Y・10M・10C・10B上には、それら画像形成手段10に沿って、書込みユニット16を斜めに設ける。
【0027】
他方、画像形成手段10Y・10M・10C・10Bの下には、シート搬送路Pを挟んで、無端ベルト状のシート担持体18を張り渡す。シート担持体18は、図示例では、4つの支持ローラ19に掛け回し、像担持体14Y・14M・14C・14Bに接触して一部をシート搬送路Pに沿って設け、不図示の駆動装置により図中反時計まわりに回転搬送可能とする。
【0028】
シート担持体18の内側には、各像担持体14Y・14M・14C・14Bごとに対応して、それぞれ転写ローラ20Y・20M・20C・20Bと転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bを配置する。図示例では、転写ローラであるが、非接触のチャージャとしてもよい。
【0029】
シート搬送路Pに沿って、そのようなシート担持体18の上流位置には一対のレジストローラ23を、下流位置には定着装置24を設ける。定着装置24は、無端ベルトである定着ベルト25に加圧ローラ26を押し当て、出口に一対の排出ローラ27を備えて構成する。
【0030】
定着装置24の下流位置には、装置本体Aの左側面28に開口して排出口29を設ける。また、シート搬送路Pから分岐して反転排出路P1を形成し、その先に、装置本体A上の排紙スタック部30へとシートを排出する一対の排出ローラ31を設ける。
【0031】
一方、シート担持体18の下には、対向する一対の案内板32と複数対の搬送ローラ38で再給紙路P4を形成する再給紙ユニット33を斜めに配置する。再給紙ユニット33の下には、給紙カセット34を上下2段に備える。給紙カセット34には、各々サイズの異なる、用紙やOHPフィルム等のシートを積載して収納する。そして、各々そのシートを1枚ずつ分離して給紙する給紙部35を設ける。
【0032】
給紙部35の図中右側には、給紙部35から給紙するシート、および再給紙ユニット33を通して再給紙するシートを、シート搬送路Pの一対のレジストローラ23へと導く給紙路P2を備える。
【0033】
また、装置本体Aの図中右側には、手差し部を設け、そこに開閉自在に手差しトレイ36を取り付ける。手差し部には、手差しトレイ36上のシートを1枚ずつ分離して給紙する給紙部37を設け、その給紙部37から給紙したシートを一対のレジストローラ23へと導く手差し給紙路P3を備える。
【0034】
さて、いま、このカラー画像形成装置を用いてシートに画像を記録するときは、例えばホストからの信号に基づき給紙部35を選択的に駆動し、1の給紙カセット34内のシートを1枚ずつ分離して繰り出し、給紙路P2に入れて一対のレジストローラ23に突き当てて止める。または、手差し給紙部37を駆動し、手差しトレイ36上のシートを1枚ずつ分離して繰り出し、手差し給紙路P3に入れて一対のレジストローラ23に突き当てて止める。
【0035】
一方、各画像形成手段10Y・10M・10C・10Bでは、個々の像担持体14Y・14M・14C・14Bを回転して各像担持体上にそれぞれイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの単色トナー画像を形成する。同時に、不図示の駆動モータで支持ローラ19の1つを回転駆動して他の支持ローラ19を従動回転し、シート担持体18を回転搬送する。
【0036】
そして、像担持体の回転にタイミングを合わせて一対のレジストローラ23を回転し、シートをシート搬送路Pに入れて、画像形成手段10Y・10M・10C・10Bとシート担持体18との間に送り込み、シート担持体18の回転搬送によりそのシートを搬送する。その搬送とともに、個々の像担持体14Y・14M・14C・14B上の単色トナー画像を転写ローラ20Y・20M・20C・20Bで転写し、該シート上に合成フルカラー画像を記録する。
【0037】
画像転写後のシートは、定着装置24へと送り込み、転写画像を定着して後、一対の排出ローラ27で排出する。そして、フェイスアップ状態で排出するときは、そのままシート搬送路Pをストレートに通し、排出口29から装置本体A外に排出して、例えばシート受け・フィニッシャ・ソータ・両面装置などへと送り出していた。
【0038】
フェイスダウン状態で排出するときは、不図示の切換爪で切り換えてシート搬送路Pから反転排出路P1へと導き、一対の排出ローラ31で排出して排紙スタック部30上に頁順にスタックする。
【0039】
次に、以上の装置本体Aに備える画像形成手段10Y・10M・10C・10Bについて、以下詳述する。
【0040】
個々の画像形成手段10Y・10M・10C・10Bの各像担持体ユニット12(12Y・12M・12C・12B)では、図2に示すように、ドラム状の像担持体14(14Y・14M・14C・14B)のまわりに、帯電装置40、クリーニング装置41を備える。
【0041】
帯電装置40は、像担持体14に近接してローラ状の帯電部材42を配置し、その帯電部材42と像担持体14との間に帯電バイアスを印加することにより像担持体14を帯電する。帯電部材42には、その表面をクリーニングする、スポンジ製等のクリーナ43を接触する。図示例では、帯電部材42は、ローラ状であるが、公知の非接触のチャージャとしてもよい。
【0042】
クリーニング装置41は、ファーブラシ44を、外周を像担持体14に接触して回転自在に備えるとともに、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード45を、先端を像担持体14に押し当てて備える。図中符号46は、回収スクリュである。
【0043】
そして、ファーブラシ44を像担持体14に対してカウンタ方向に回転し、画像転写後に像担持体14上に残留する転写残トナーを除去する。その後、クリーニングブレード45で、なお像担持体14上に残留するトナーを掻き落として除去する。それらファーブラシ44およびクリーニングブレード45で除去したトナーは、図示例では、回収スクリュ46の回転により、4色共通の不図示の廃トナーボトルへと搬送する。
【0044】
なお、各像担持体ユニット12には、主の位置決め基準となる像担持体軸47と、従の位置決め基準となる2つの部分48とを設ける。像担持体軸47は、各像担持体ユニット12の両側から突出し、装置本体Aに対して正確に位置決めして取り付けることができるようにする。
【0045】
一方、個々の画像形成手段10Y・10M・10C・10Bの各現像ユニット13Y・13M・13C・13Bでは、一成分現像剤を使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。非磁性トナーとしては、それぞれ現像ユニット13Yではイエロ、現像ユニット13Mではマゼンタ、現像ユニット13Cではシアン、現像ユニット13Bではブラックの各色トナーを用いる。
【0046】
そして、個々の画像形成手段10(10Y・10M・10C・10B)では、像担持体14の図2中時計方向への回転とともに、帯電装置40で帯電バイアスを印加してその像担持体14の表面を一様に帯電する。次いで、図1に示す書込みユニット16からの走査光で書込みを行い、像担持体14の表面に静電潜像を形成する。それから、現像ユニット13でトナーを付着してその静電潜像を現像し、像担持体14上に単色トナー画像を形成する。
【0047】
画像形成手段10Yの像担持体14Yにはイエロの単色トナー画像を、画像形成手段10Mの像担持体14Mにはマゼンタの単色トナー画像を、画像形成手段10Cの像担持体14Cにはシアンの単色トナー画像を、画像形成手段10Bの像担持体14Bにはブラックの単色トナー画像をそれぞれ形成する。
【0048】
図3には、図1に示す画像形成装置に備えるシート搬送装置Bを示す。
上述したとおり、図中符号24は、定着ベルト25と加圧ローラ26とを有する定着装置である。27は、その定着装置24の出口に設ける一対の排出ローラである。29は、装置本体Aの左側面28に設ける排出口である。
【0049】
一対の排出ローラ27の下流位置には、切換爪50を設ける。切換爪50は、回動することにより、シートの搬送方向をシート搬送路Pから反転排出路P1へと切り換える。搬送方向を反転排出路P1へと切り換えたシートは、一対の縦搬送ガイド板51・52で案内して搬送し、上述したとおり一対の排出ローラ31で排紙スタック部30上に排出する。
【0050】
一方、シート搬送路Pにおいて切換爪50の下流で排出口29の直前には、搬送ローラ対53を設ける。搬送ローラ対53は、駆動ローラ54と従動ローラ55とで構成する。
【0051】
駆動ローラ54は、図4に示すように、駆動軸56上に2つの腰付けコロ57を間隔をあけて固定している。各腰付けコロ57には、それぞれ両側につば部58を設ける。そして、駆動軸56に不図示の駆動源からの駆動力を伝達して、駆動ローラ54を回転する。
【0052】
従動ローラ55は、不図示のコロ軸上に2つの従動コロ59を固定している。各従動コロ59は、腰付けコロ57より幅狭で、腰付けコロ57のつば部58間に押し当てて腰付けコロ57に従動して回転する。そして、図4に示すように、つば部58で折り曲げてシート60に軽く腰付けを行い、例えばシート受け上に排出するときのスタック性を向上する。
【0053】
ところで、この搬送ローラ対53位置では、上ガイド板61と下ガイド板62とでシート搬送路Pを形成する。
【0054】
シート搬送路Pを搬送するシートの画像面側にある上ガイド板61は、マイラ等の弾性材料を用いてつくり、図3に示すようにその上流端部側を両面テープで、上述した縦搬送ガイド板51の下端に固着し、図4に示すように2つの従動コロ59のそれぞれ外側に取り付ける。そして、弾性によりたわむことで、下流端部側を、図3および図4中矢示するように上下に揺動自在とする。
【0055】
いま、定着装置24で画像定着後のシート60を排出ローラ27で排出し、上下のガイド板61・62で案内しながら搬送ローラ対53でシート搬送路Pを通して搬送する。このとき、図4に示すように搬送ローラ対53で腰付けを行うから、シート60に軽い曲げを与えてシート60の画像面をa部で上ガイド板61に接触することとなる。
【0056】
しかし、上ガイド板61を弾性材料でつくって下流端部側を上下に揺動自在とするから、シート60の画像面が上ガイド板61に接触したとき、上ガイド板61をたわませて上方へと逃がし、上ガイド板61に対する画像面の押圧力を弱めてその上ガイド板61へのトナー付着を低減することができる。
【0057】
さて、上述した例では、上ガイド板61を弾性材料でつくって下流端部側を揺動自在とした。しかし、弾性材料でもよいが、剛性材料を用いてつくった上ガイド板61を用い、その上ガイド板61の上流端部側を例えば縦搬送ガイド板51に回動自在に取り付け、その回動支点を中心として下流端部側を揺動自在としても、同様な効果を得ることができる。
【0058】
上述した図示例のように、上ガイド板61を両面テープなどを用いて着脱自在に取り付けると、汚れたときには、排出口29を通して取り出して容易に洗浄したり交換したりすることができる。
【0059】
また、上ガイド板61を、好ましくは白色、乳白色、透明などの画像色(トナー色)以外の色で形成すると、トナー色を目立たせて上ガイド板61へのトナー付着量を容易に確認し、上ガイド板61の清掃や交換の時期を的確に判断することができる。
【0060】
さらに、上ガイド板61を、マイラ等の弾性部材でつくり、例えば図5(A)および(B)に示すように下流端部側61aを折り曲げるとともに、上流端部側61bの両面に各々両面テープ64・65を貼り付け、表裏使用可能としてもよい。そして、はじめは上ガイド板61のH面をシート搬送路Pに向けて、一方の両面テープ64で上ガイド板61を縦搬送ガイド板51に貼り付ける。
【0061】
H面が汚れたときには、両面テープ64を剥がして清掃し、再び両面テープ64で取り付ける。しかし、清掃してもきれいにならないときには、上ガイド板61の下流端部側61aを図5(B)中鎖線で示すように逆向きに折り曲げ、今度は反対面であるK面をシート搬送路Pに向けて、他方の両面テープ65で上ガイド板61を縦搬送ガイド板51に貼り付ける。
【0062】
このようにすると、上ガイド板61を反転して使用することで、上ガイド板61を再使用可能としてその寿命を長くし、交換回数を少なくしてメンテナンスコストの低減を図ることができる。
【0063】
このとき、上ガイド板61を、例えば白色と乳白色のように表裏別の色とすると、その色によりもう一度反転して使用することができるものであるか、それとも交換しなければならないものか否かを即時に判別し、メンテナンス時の作業性を向上してメンテナンス時間の短縮を図ることができる。
【0064】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによってシート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、弾性材料で構成されるから、シートがガイド板に接触したとき、ガイド板をたわませて逃がし、ガイド板に対する画像面の押圧力を弱めてそのガイド板へのトナー付着を低減することができる。
【0065】
請求項2に係る発明によれば、一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによってシート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、支点を中心として揺動自在とされるから、同様にシートがガイド板に接触したとき、支点を中心としてガイド板を揺動して逃がし、ガイド板に対する画像面の押圧力を弱めてそのガイド板へのトナー付着を低減することができる。
【0067】
請求項3に係る発明によれば、ガイド板を着脱自在とするから、汚れたときのガイド板の清掃や交換を容易とし、サービスマン等の作業性を向上し、作業時間を短縮することができる。
【0071】
請求項4に係る発明によれば、上記効果を有するシート搬送装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシート搬送装置を備える画像形成装置における全体概略構成図である。
【図2】その画像形成装置に備える像担持体ユニットの概略構成図である。
【図3】図1に示す画像形成装置に備えるシート搬送装置の概略構成図である。
【図4】シート排出方向側から見た、その搬送ローラ対部分の断面図である。
【図5】(A)は上ガイド板の斜視図、(B)はその側面図である。
【図6】従来のシート搬送装置の構成説明図である。
【符号の説明】
51 縦搬送ガイド板
53 搬送ローラ対
54 駆動ローラ
55 従動ローラ
57 腰付けコロ
58 つば部
59 従動コロ
60 シート
61 上ガイド板(ガイド板)
62 下ガイド板
64 両面テープ
65 両面テープ
A 画像形成装置本体
B シート搬送装置
Claims (4)
- 一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、
前記一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、
前記搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、
前記腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによって前記シート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、弾性材料で構成されることを特徴とするシート搬送装置。 - 一対のガイド板間を通して、シートに曲げを与える腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で挟持しながらシートを搬送する、画像形成装置のシート搬送装置において、
前記一対のガイド板のうちの一方のガイド板が、
前記搬送ローラ対のニップ位置を通過するシートのシート搬送路の画像面側に位置されるとともに、
前記腰付けコロを用いて構成された搬送ローラ対で与えられた曲げによって前記シート搬送路を通過するシートが接触したとき、シートの画像面の押圧力を弱める方向に逃げるように、支点を中心として揺動自在とされることを特徴とするシート搬送装置。 - 搬送するシートの画像面側にある前記ガイド板を着脱自在としてなる、請求項1または2に記載のシート搬送装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1に記載のシート搬送装置を備えてなる、画像形成装置。
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