JPH03133823A - 部品分離装置 - Google Patents

部品分離装置

Info

Publication number
JPH03133823A
JPH03133823A JP27177089A JP27177089A JPH03133823A JP H03133823 A JPH03133823 A JP H03133823A JP 27177089 A JP27177089 A JP 27177089A JP 27177089 A JP27177089 A JP 27177089A JP H03133823 A JPH03133823 A JP H03133823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separation
piece
recess
tilting
separating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27177089A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Baba
剛 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27177089A priority Critical patent/JPH03133823A/ja
Publication of JPH03133823A publication Critical patent/JPH03133823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば、画像認識装置を用いて、部品の位
置や形状の情報に基づき、部品移載装置によりマガジン
やテープ等の部品整列部に部品を整列させることの出来
る部品分離装置に関する。
[従来の技術] 従来、部品の分離装置として、代表的なものとしては、
振動を利用したパーツフィーダーや瓶入機等が知られて
いる。ここで、パーツフィーダーにおいては、個別の部
品ごとのオリエンテーリング等を、また、振大機におい
ては、種火される部品の袋穴等を、夫々個別に設計する
ことで、部品を必要な姿勢に整列した状態で、供給する
ように構成されている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、これらの従来の部品分離装置では、部品
に対する専用部分の占める割合も太き(、そのための個
別調整も難しく、装置の信頼性には部品により差が存在
していた。つまり、このことは、従来の部品分離装置が
、部品の種類毎に専用の部品分離装置であり、さらには
部品によっては整列、供給のできないものもあった。
この発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、部品の種類に拘らず、整列・供給する
ことが出来、汎用性の高い部品分離装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わる部品分離装置は、部品を多数収容した袋部材と
、この袋部材の略中央部分に取り付けられ、分離された
部品が収納される凹部を有する分離駒と、この分離駒を
袋部材の中央部分が垂下した状態から上昇させる上昇手
段と、前記分離駒を傾斜させる傾斜手段とを具備し、前
記凹部は、前記傾斜手段による一方の傾斜方向側に傾斜
面を有し、前記傾斜手段により前記分離駒を前記一方の
傾斜方向に沿って傾斜させることにより、凹部内の部品
を分離駒から滑り落とす事を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜手段は、分離駒を前記一方の傾斜方向とは反対側の他
方の傾斜方向に沿って傾斜させることにより、分離制止
に載置された部品を凹部内に各々収納させ、他の部品か
ら分離する事を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記凹部の底面の全面に渡り形成されている事
を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記凹部の底面の一部に渡り形成されている事
を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記一方の傾斜方向側の端部が、分離駒の上面
で終端している事を特徴としている。
[作用] 以上のように構成される部品分離装置においては、傾斜
手段により分離駒を一方の傾斜方向に沿って傾斜させる
ことにより、凹部内に収納されていた部品は、傾斜面に
沿って、この凹部内から分離駒の上面に滑り出て、更に
、この分離駒の上面を滑り落ちて、分離駒から取り出さ
れ、袋部材内に回収されることになる。
[実施例] 以下に、この発明に係わる部品分離装置の一実施例の構
成を、第1図乃至第8図を参照して、詳細に説明する。
第1図にその正面形状を示すように、一実施例における
部品分離装置10は、図示しない土台上に配設された基
台12を備えている。この基台12上には、3本の円柱
状の支持柱14a〜14cが、図中左右に2本、1本と
分割された状態で起立している。これら支持柱14a〜
14c上には、第3図Aにも示すように、ドーナッツ状
の取付板16が固着されている。
ここで、左側の2本の支持柱14a、14bの内面には
−、スライドレール18a、18bが夫々上下方向に延
出した状態で固着されており、各スライドレール18a
、18bには、スライドブロック20a、20bが摺動
自在に取り付けられている。そして、これらスライドブ
ロック20a。
20bに渡り、昇降台22が固着されている。
一方、これら左側の2本の支持柱14a。
14bの丁度間に位置する部分の図中左方の基台12に
は、昇降台22を上下駆動するための駆動シリンダ機構
24が配設されている。この駆動シリンダ機構24は、
空圧作動のシリンダ本体24aと、このシリンダ本体2
4aがら上下方向に進退駆動されるピストンロッド24
bとから構成されており、第2図に示すように、シリン
ダ駆動部24Aからの動作信号を受けるように設定され
ている。そして、このピストンロッド24bの上端と昇
降台22とは、第4図にも示すように、両端を90度づ
つ折曲されて取付片26a。
26bとなされた略り字状の連結部材26を介して、一
体的に移動するように連結されている。
そして、この昇降台22の下方位置は、第1図に示すよ
うに、基台12上に取り付けられ、連結部材26の水平
部分の下面に弾性的に当接する第1のショックアブソー
バ28により概略規定されている。また、この昇降台2
2の上方位置は、両支持柱14a、14bの上端の外面
に渡り設けられた第1の支持部材30に取り付けられた
位置決めビン32に、ピストンロッド24bの上端が当
接することにより正確に規定されている。ここで、この
位置決めビン32は第1の支持部材30に対して上下方
向に沿って進退自在に螺着されており、その上方位置を
調節可能に設定されている。
尚、この第1の支持部材30の内面には、第2の支持部
材34が取り付けられており、この第2の支持部材34
の内方端部には、ピストンロッド24bの上端が位置決
めビン32の下端に当接する前に、連結部材26の水平
部分の上面に弾性的に当接してショックを吸収する第2
のショックアブソーバ36が取り付けられている。
一方、上述した取付板16上には、略漏斗状の分離台3
8が取り付けられている。この分離台38は、取付板1
6に丁度重ね合わされる形状に合わせて形成されたドー
ナッツ状の本体部分38aと、この本体部分38aの内
周面がら、斜め上方に延出した斜面38bからなる内周
面を有する傾斜部分38cとから一体的に形成されてい
る。
ここで、上述した昇降台22の先端には、第3図Aに示
すように、丁度、取付板16のドーナッツ形状を構成す
る中央透孔16aの直下方まで水平に延出した状態で、
延出片40a、40bが取り付けられている。これら延
出片40a、40bには、互いに対向する一対の起立片
42a。
42bが上下に延出した状態で取り付けられている。各
起立片42a、42bの上端は、第1図に示すように、
昇降台22が最下位置に押し下げられた状態で、取付板
16よりも所定距離だけ下方に位置するように設定され
ている。
そして、両起立片42a、42bの上端には、分離駒支
持枠44が回転自在に軸支されている。
詳細には、この分離駒支持枠44は略正方形の枠体から
構成され、第3図Aに示すように、起立片42a、42
bに夫々対応する枠部分の中央部には、支軸46a、4
6bが外方に向けて突出した状態で取り付けられている
。ここで、各支軸46a、46bは、対応する起立片4
2a。
42bの上端に、夫々を貫通する状態で取り付けられた
軸受ブツシュ48a、48bにより、回転自在に軸支さ
れている。
尚、この分離駒支持枠44上には、略正方形の板状に形
成された分離駒50が、4辺を支持された状態で取り付
けられている。この分離駒50の上面には、第3図Aに
示すように、複数の、この実施例においては、20個の
部品分離用の凹部52が4×5に整列した状態で形成さ
れている。
ここで、各分離用凹部52は、分離しようとする部品の
形状に対応した形状、詳細には、この部品の外接円より
も−回り大きな円形状に設定されている。
ここで、各凹部52は、第3図Bに示すように、その底
面が全面に渡り、図中右上がりの傾斜面52aから構成
され、この傾斜面52aの右端、換言す、れば、分離駒
50の時計方向に沿う傾斜方向側の端部は、分離駒50
の上面で終端している。また、この傾斜面52aの左端
、換言すれば、分離駒の反時計方向に沿う傾斜方向側の
端部は、凹部52の周壁を規定する起立面52bの下端
で終端している。尚、この一実施例においては、傾斜面
52aの右端は、隣接する凹部52の左端における起立
面52bの上端に連接されている。
また、上述した分離駒50は、半透明の拡散板として形
成されており、これの下面には、第1図及び第2図に示
すように、下方から全面に渡り照射するために、ライト
制御部54Aに接続されたバックアップライト54が配
設されている。このように分離駒50を拡散板から形成
し、これの下面にバックアップライト54を配設するこ
とにより、各凹部52に分離・収納された部品Wは、下
方から拡散板を介して照射され、そのシルエットを浮か
び上がらせることになる。
即ち、この実施例においても、分離駒50において分離
された部品Wの分離状態の認識、即ち、各凹部52に1
個のみの部品Wが分離・収納されたか否かは、上述した
一実施例と同様に、画像認識用カメラ56により分離駒
50全体を撮像し、認識・判別部56Aにより画像処理
した上で認識するように構成されている。この画像処理
に際して、各凹部52内に分離・収納された部品Wは、
シルエットとして浮かび上がることになるので、部品の
画像認識が確実に実行されることになる。
即ち、分離駒50を拡散板とせずに、また、バックアッ
プライト54による投光をしない場合には、部品の表面
の全部または一部が反射する膜をコーティングされてい
ると、部品表面からの反射光により、カメラ56に入射
する画像が正確な画像とならない場合が発生する。しか
しながら、この実施例のように、バックアップライト5
4によるシルエツト像とすることにより、上述の反射の
問題を解決することが出来ることになる。
また、このバックアップライト54の下面には、加振用
ソレノイドが加振機構58として取り付けられている。
この加振用ソレノイド58は、第4図に一点鎖線で示す
ように、その配役範囲を規定されている。
また、この分離駒50と分離駒支持枠44との間に下端
縁を全周に渡り挟持され、取付板16と分離台38の本
体部分38aとの間に上端縁を全周に渡り挟持された状
態で、分離される部品Wが多数収容される袋部材60が
取り付けられている。この袋部材60は柔軟性を有する
と共に、伸縮性を有するように形成されている。
以上のように構成される分離駒50には、これの水平面
に対する設定角度を傾斜させるための傾斜機構62が接
続されている。この傾斜機構62は、第3図Aに示すよ
うに、手前側の支軸46aの突出端に一体的に取り付け
られた従動プーリ64と、第1図及び第4図に示すよう
に、手前側の起立片42aの下部に取り付けられた取付
用ステイ66と、この取付用ステイ66に取り付けられ
たステッピングモータから構成された駆動モータ68と
、この駆動モータ68を駆動するモータ駆動部68Aと
、この駆動モータ68の駆動軸68aに一体的に取着さ
れた駆動プーリ70と、この駆動プーリ7oと従動プー
リ64とに渡りエンドレスに掛は渡されたタイミングベ
ルト72とから構成されている。
以上のように傾斜機構62は構成されているので、この
駆動モータ68の起動に伴ない、分離駒50は任意の角
度に傾斜されることになる。
以上のように構成されたこの実施例における部品分離装
置10において、以下に、制御部10Aにおける分離制
御動作について説明する。
先ず、これから分離しようとする同一種類の複数の部品
Wが袋部材60内に投入される。この投入動作後、分離
動作命令が制御部10Aに入力される。そして、この制
御部10Aからは、以下に説明する手順により、各部位
に信号が出力されることにより、分離動作が実行される
即ち、この分離動作においては、先ず、第5図の(b)
に示すように、加振機構58が起動して、分離駒50を
加振し始める。そして、同図の(a)に示すように、駆
動シリンダ機構24のシリンダ本体24aの下方のシリ
ンダ室へ作動圧縮空気が導入され、ピストンロッド24
bが上昇することになる。また、同図の(C)に示すよ
うに、加振機構58の起動に応じて、制御部10Aから
傾斜機構62へ第1の傾斜駆動信号S1が出力される。
即ち、第1の傾斜駆動信号S1がモータ駆動部68Aへ
入力されることに応じて、駆動モータ68は他方の傾斜
方向として規定される反時計方向回りに起動し、駆動プ
ーリ70、タイミングベルト72、従動プーリ64を介
して、分離駒50は第1の傾斜角度だけ、この一実施例
においては第6図に示すように、約5度だけ水平面に対
して反時計方向に向けて傾斜することになる。
このようにして、分離駒50は加振されつつ傾斜した状
態で、最下位置から上昇駆動されることになる。この分
離駒50の上昇動作により、袋部材60の中間部分は、
−旦、下方に垂れ下がり、分離駒50が取付板16の側
方を通過した時点で最大に垂れ下がることになる。この
後、更に分離駒50が上昇することにより、袋部材60
の中間部分は徐々に元の緊張した状態に復帰し、第7図
に示すように、ピストンロッド24bの上端が位置決め
ビン32の下端に当接して最上位置まで上昇する。
このような分離駒5oの上昇動作に伴ない、この上昇途
中において、分離駒50は第1の傾斜角度による傾斜姿
勢に基づき、この上に乗っている多数の部品Wは、分離
駒50の上面上を滑り落ちることになる。この滑り落ち
る際において、部品Wは順次、傾斜面52aを介して凹
部52内に落ち込み、起立面52bに当接して、ここに
収納・分離されることになる。
尚、−旦、部品Wが収納された凹部52に、次の部品W
′が滑り込もうとする場合には、この部品W′は、既に
収納された部品Wの上を通過して、次の下方に位置する
凹部52内に落ち込むこととなる。
このようにして、第1の傾斜角度で傾斜した状態で分離
駒50が最上位置まで上昇するまでの間に、この上に乗
っていた部品Wは滑り落ちなから凹部52内に収納・分
離されることになる。尚、凹部52内に入り込まずに、
分離駒50から落下した部品Wは、分離台38の斜面3
8bと袋部材60との間に溜ることになる。
ここで、この最上位置にもたらされた状態において、袋
部材60は傾斜姿勢を取っているが、上述したように袋
部材60は伸縮性を有する材料から形成されているので
、袋部材60の全周に渡り緊張した状態が保持されるこ
とになる。また、このように分離駒50が最上位置まで
上昇した後も、駆動シリンダ機構24のシリンダ本体2
4aの下方のシリンダ室への作動圧縮空気の供給が継続
され、この最上位置が保持されることになる。
このように最上位置が所定時間t1だけ保持されると、
第5図の(b)に示すように、加振機構58による加振
動作が終了すると共に、同図(C)に示すように、傾斜
機構62において、制御部10Aから傾斜機構62へ第
2の傾斜駆動信号S2が出力される。即ち、この第2の
傾斜駆動信号S2がモータ駆動部68Aへ入力されるこ
と応じて、駆動モータ68は再び反時計方向口りに起動
し、駆動プーリ70、タイミングベルト72、従動プー
リ64を介して、分離駒50は上述した第1の傾斜角度
よりも大きく設定された第2の傾斜角度だけ、この一実
施例においては図示していないが、約35度だけ水平面
に対して反時計方向に向けて傾斜することになる。
このように分離駒50が大きな第2の傾斜角度で傾斜さ
れることにより、分離、駒50に部分的に係止された状
態で、これの上に乗っていた未分離の多数の部品Wは、
この大きな傾斜に基づき、この上から強制的に滑り落ち
、袋部材60内に回収されることになる。そして、第2
の傾斜駆動信号が出力されてから所定時間t2だけ経過
すると、傾斜機構62において、駆動モータ68は逆方
向、即ち、時計方向に駆動して、分離駒5oは水子状態
に復帰されることになる。
このようにして、この一実施例の部品分離装置10によ
り、複数の中から所定個数の部品Wが分離されると共に
、各凹部52内で所定の分離姿勢を取るようなされる。
この後、分離側50において分離されたこれら部品Wは
、画像認識用のカメラ56により撮影され、認識・判別
部56Aにおいて、確実に各凹部52につき1個のみの
部品Wが分離されたか否か、また、分離姿勢が正しいか
否かが判定される。
そして、この認識・判別部56Aにおいて、各凹部52
につき1個のみの部品Wが正しい姿勢で分離されたこと
が判定されると、分離された部品Wは対応する凹部52
から、第8図に示すように、部品移送装置74により順
次取り出され、例えば、マガジンMまで搬送され、ここ
に順次収納されることになる。
一方、各々の凹部52内に収納・分離された全ての部品
Wが部品移送装置42により取り出されると、次の分離
動作を実行すべ(、分離側50の下降動作が開始される
ことになる。即ち、分離された最後の部品Wが、部品移
送装置74により把持されて分離側50から取り出され
ると、制御部10Aは、駆動シリンダ機構24に対して
下降信号を出力し、この下降信号に応じて、シリンダ本
体24aの上方のシリンダ室に作動圧縮空気が切り換え
導入される。
ここで、この下降動作の最中において、制御部10Aか
ら傾斜機構62に対して、第3の傾斜駆動信号S3が出
力される。即ち、この第3の傾斜駆動信号S3がモータ
駆動部68Aへ入力されること応じて、駆動モータ68
は今度は一方の傾斜方向として規定される時計方向回り
に起動し、駆動プーリ70.タイミングベルト72、従
動プーリ64を介して、分離側50は上述した第2の傾
斜角度と同様に設定された第3の傾斜角度である約35
度だけ水平面に対して時計方向に向けて傾斜することに
なる。
ここで、上述した認識・判別部56Aにおいて、各凹部
52につき1個のみの部品Wが正しい姿勢で分離された
ことが判定されなかった部品、例えば、正しくない姿勢
を取っている部品や、2つ同時に収納された部品(以下
、不正分離部品と呼ぶ。)は、部品移送装置74により
ピックアップされずに、その凹部52内に留っているこ
とになるが、このように分離側50が下降途中において
第3の傾斜角度で時計方向に向けて傾斜されることによ
り、これら不正分離部品は、対応する凹部52から傾斜
面52aを介して分離側50の上面に取り出され、更に
、分離側50の傾斜に基づき、分離側50の上面を滑り
落ちて、袋部材60内に回収されることになる。
この結果、分離側50の全ての凹部52は、空の状態に
設定され、後述するように、分離側50が最下位置まで
下降した段階において、おの分離側50上には、新たに
、部品Wが載置されることとなり、分離効率の低下が阻
止されることになる。
即ち、上述した不正分離部品は、これを積極的に排除し
ない限りにおいて、部品移送装置74によりピックアッ
プされないので、何時までも、凹部52内に残留するこ
とになる。従って、次の分離動作においては、これら不
正分離部品が収納されている凹部52内には、決して、
新な正しい姿勢の部品が入り込む余地はなく、分離され
る確率が低下することになる。そして、最悪の場合には
、これら不正分離部品が全ての凹部52内に残留して、
正常な分離動作が不可能になる場合も生じるものである
しかしながら、上述したように、この一実施例において
は、不正分離部品は、分離駒50の下降途中において、
第3の傾斜駆動信号Ssに基づき、分離駒50が、分離
動作における他方の傾斜方向とは反対の一方の傾斜方向
に向けて傾斜されることにより、確実に、凹部352内
から取り出されることになり、全ての凹部52は常に空
の状態で、分離動作が開始されることとなる。このよう
にして、分離の確率は、常に極大に確保され、分離効率
の低下が阻止されることになる。
そして、上述した分離駒50の下降に伴ない、第1のシ
ョックアブソーバ28に連結部材26が上方から緩衝さ
れた状態で当接することにより、再び、第1図に示す状
態にもたらされる。この結果、分離台38と袋部材60
との間に転がり落ちていた残りの部品Wは、斜面38b
の傾斜に基づいて、再び、袋部材60内に落下してこの
中に収容、換言すれば、分離駒50上に載置されること
になる。このようにして、一連の分離動作が終了し、次
の分離動作が開始されることになる。
即ち、第1図に示す状態から、上述したようにして分離
駒50の上昇動作が開始され、分離駒50が加振機構5
8により振動されることにより、各凹部52に1個の部
品Wが他から分離されて収納されることになる。
以上詳述したように、この一実施例によれば、上述した
分離動作により同一種類の複数の部品Wの中から、各凹
部52内に1個の部品を他の部品から分離した状態で、
所定の分離姿勢で分離することが可能となる。
特に、この一実施例においては、分離駒50の下降途中
において、凹部52内に残留した不正分離部品を、分離
駒50を一方の傾斜方向に向けて傾斜させることにより
、強制的に対応する凹部52内から傾斜面52aを介し
て排除するようにしている。このようにして、この一実
施例においては、分離効率の低下は阻止され、より確実
な分離動作が達成されることになる。
また、この一実施例においては、分離駒50の下降位置
からの上昇途中にあっては、分離駒50を振動させつつ
、その傾斜角度を小さ目の第1の傾斜角度に設定し、最
上位置においては、振動を停止して太き目の第2の傾斜
角度に設定している。この結果、分離駒50の上昇途中
において、ある程度の部品Wが、この上から滑り落ち、
落下途中にある凹部52内に1個づつの部品Wが入り込
むことにより、上述した確実な分離動作が実行されるこ
とになる。また、上昇途中において第1の傾斜角度では
滑り落ちずに、分離駒50の一部に係止していた部品W
は、最上位置において、分離駒50は第2の傾斜角度に
太き(傾斜することにより、確実に係止状態を解除され
て、分離駒50上から落下することになる。このように
して、分離動作終了後において、分離駒50上には、各
凹部52内に各々収納され分離された部品Wのみが載置
され、分離されていない部品は全て、分離駒50上から
滑り落ちて、袋部材60内に落下して収納されることに
なる。
特に、この一実施例においては、上述した分離駒50の
上昇途中においては、分離駒50は傾斜されつつ加振機
構58により加振された状態が継続されることになるの
で、上昇途中における分離駒50から部品Wが滑り落ち
る度合は高められ、分離される確立が大きくなるもので
ある。
また、この一実施例においては、分離駒50が最上位置
にまで上昇された時点で、大きな第2の傾斜角度で傾斜
される際に、加振機構58による加振動作は停止される
ように設定されている。この結果、−旦、各凹部52内
に収納・分離された部品Wが、この大きな第2の傾斜角
度に基づき、ここから取り出されて、袋部材60内に落
下して、折角、分離動作が行なわれた部品Wが再び袋部
材60内に回収されてしまい、分離効率が低下すること
が、未然に防止されることになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、第1の傾斜角度
を5度、第2の傾斜角度を35度となるように説明した
が、この発明は、このような数値に限定されることな(
、第2の傾斜角度は第1の傾斜角度よりも太き(設定さ
れていれば、何れの値であっても良い。
また、上述した一実施例において、傾斜機構62は、分
離駒50の上昇動作の開始に伴い、分離のための傾斜動
作を開始するように説明したが、この発明は、このよう
な構成に限定されることな(、例えば、上昇動作の前の
段階で分離のための傾斜動作を開始しても良いし、上昇
動作が開始された後の上昇途中において、分離のための
傾斜動作を開始するように構成しても良い。
また、上述した一実施例においては、傾斜機構62は、
分離駒50の下降動作中において、収納姿勢の不良等に
基づく把持不能の部品の凹部52からの取り出しのため
の傾斜動作を実行するように説明したが、この発明は、
このような構成に限定されることなく、例えば、分離さ
れた部品のピックアップ動作の終了後において、分離駒
50が最上位置にある状態において、上述した取り出し
のための傾斜動作を実行するようにしても良い。
また、上述した一実施例において、第3図Bに示すよう
に、互いに隣接する凹部52は、連続した状態で形成さ
れるように説明したが、この発明は、このような構成に
限定されることな(、第3図Cに一変形例として示すよ
うに、互いに隣接する凹部52の間に、分離駒50の上
面が部分的に存在するようにして、互いに隣接する凹部
52同士が直接連続しないような形態で形成されるよう
にしても良い。即ち、この−変形例においては、傾斜面
52aの右端は、分離駒50の上面に連接されるように
設定されている。
また、上述した一実施例においては、各凹部52の底面
を全面に渡り傾斜面52aから構成されるように説明し
たが、この発明は、このような構成に限定されることな
(、例えば、第3図りに他の変形例として示すように、
傾斜面52の左端が、底面52cの右端に連接されるよ
うにして、平坦な部分が底面に現れるように構成しても
良い。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる部品分離装置は
、部品を多数収容した袋部材と、この袋部材の略中央部
分に取り付けられ、分離された部品が収納される凹部を
有する分離駒と、この分離駒を袋部材の中央部分が垂下
した状態から上昇させる上昇手段と、前記分離駒を傾斜
させる傾斜手段とを具備し、前記凹部は、前記傾斜手段
による一方の傾斜方向側に傾斜面を有し、前記傾斜手段
により前記分離駒を前記一方の傾斜方向に沿って傾斜さ
せることにより、凹部内の部品を分離駒から滑り落とす
事を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜手段は、分離駒を前記一方の傾斜方向とは反対側の他
方の傾斜方向に沿って傾斜させることにより、分離駒上
に載置された部品を凹部内に各々収納させ、他の部品か
ら分離する事を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記凹部の底面の全面に渡り形成されている事
を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記凹部の底面の一部に渡り形成されている事
を特徴としている。
また、この発明に係わる部品分離装置において、前記傾
斜面は、前記一方の傾斜方向側の端部が、分離駒の上面
で終端している事を特徴としている。
従って、この発明によれば、部品の種類に拘らず、整列
・供給することが出来、汎用性の高い部品分離装置が提
供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる部品分離装置の一実施例の構
成を示す正面図; 第2図は第1図に示す部品分離装置における制御系の構
成を示すブロック図; 第3図Aは第1図に示す部品分離装置を分離台を一部切
り欠いた状態で示す上面図; 第3図Bは分離駒に形成された凹部の形状を示す縦断面
図; 第3図C及び第3図りは、夫々、凹部形状の互いに異な
る変形例を示す縦断面図; 第4図は第1図に示す部品分離装置を、VII−VII
線に沿って切断した状態で示す横断面図;第5図は制御
部における分離制御動作を説明するためのタイミングチ
ャート; 第6図は分離駒を傾斜させた状態で示す正面図; 第7図は分離駒を上昇させた状態で示す正面図;そして
、 第8図は第1図に示す部品分離装置により分離された部
品をマガジンまで移送する移送装置の構成を示す斜視図
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)部品を多数収容した袋部材と、 この袋部材の略中央部分に取り付けられ、分離された部
    品が収納される凹部を有する分離駒と、この分離駒を袋
    部材の中央部分が垂下した状態から上昇させる上昇手段
    と、 前記分離駒を傾斜させる傾斜手段とを具備し、前記凹部
    は、前記傾斜手段による一方の傾斜方向側に傾斜面を有
    し、 前記傾斜手段により前記分離駒を前記一方の傾斜方向に
    沿つて傾斜させることにより、凹部内の部品を分離駒か
    ら滑り落とす事を特徴とする部品分離装置。
  2. (2)前記傾斜手段は、分離駒を前記一方の傾斜方向と
    は反対側の他方の傾斜方向に沿つて傾斜させることによ
    り、分離駒上に載置された部品を凹部内に各々収納させ
    、他の部品から分離する事を特徴とする請求項第1項に
    記載の部品分離装置。
  3. (3)前記傾斜面は、前記凹部の底面の全面に渡り形成
    されている事を特徴とする請求項第1項に記載の部品分
    離装置。
  4. (4)前記傾斜面は、前記凹部の底面の一部に渡り形成
    されている事を特徴とする請求項第1項に記載の部品分
    離装置。
  5. (5)前記傾斜面は、前記一方の傾斜方向側の端部が、
    分離駒の上面で終端している事を特徴とする請求項第1
    項に記載の部品分離装置。
JP27177089A 1989-10-20 1989-10-20 部品分離装置 Pending JPH03133823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27177089A JPH03133823A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 部品分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27177089A JPH03133823A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 部品分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03133823A true JPH03133823A (ja) 1991-06-07

Family

ID=17504607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27177089A Pending JPH03133823A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 部品分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03133823A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005722A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Ihi Corp バラ積みピッキング用ワーク供給装置
JP2013249140A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 部品供給システム、部品残量推定装置、および部品残量推定方法
FR3025190A1 (fr) * 2014-09-02 2016-03-04 Expertise Vision Dispositif d'individualisation d'objets en vrac de petite taille

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005722A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Ihi Corp バラ積みピッキング用ワーク供給装置
JP2013249140A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 部品供給システム、部品残量推定装置、および部品残量推定方法
FR3025190A1 (fr) * 2014-09-02 2016-03-04 Expertise Vision Dispositif d'individualisation d'objets en vrac de petite taille

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5067631A (en) Part isolating apparatus
US7546678B2 (en) Electronic component mounting apparatus
JP2808259B2 (ja) チップ自動ローディング装置
JPH03133823A (ja) 部品分離装置
KR0159552B1 (ko) 매거진 운송장치
CN215091824U (zh) 一种双工位镜头自动组装机
JP3191237B2 (ja) ワーク整列供給装置
JPH03133825A (ja) 部品の移送方法
JPH03133821A (ja) 部品分離装置、及び、部品分離方法
JPH03133824A (ja) 部品分離装置
JPH03133820A (ja) 部品分離装置
JPH03133822A (ja) 部品分離方法
CN1120865A (zh) 用于展示图片的电动装置
JPH05116739A (ja) 部品分離整列装置
JPH03147615A (ja) 部品分離装置
JPH04112119A (ja) パーツフィーダ
JPH0793520B2 (ja) 基板支持装置
JPH05155425A (ja) 部品分離装置
JPH02291199A (ja) チツプ部品供給装置
JPH06156761A (ja) 袋台の自動交換装置
JP2001097557A (ja) トレーの分離装置
JPH0786794A (ja) 電子部品供給装置
JPH04294989A (ja) 部品分離整列装置
JPH04107997A (ja) 電子部品搭載装置及び電子部品の搭載方法
JPH01104517A (ja) 部品供給方法及び部品供給装置