JPH0313333A - 易開封性密封容器 - Google Patents

易開封性密封容器

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JPH0313333A
JPH0313333A JP14885289A JP14885289A JPH0313333A JP H0313333 A JPH0313333 A JP H0313333A JP 14885289 A JP14885289 A JP 14885289A JP 14885289 A JP14885289 A JP 14885289A JP H0313333 A JPH0313333 A JP H0313333A
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Yasuhiro Yugeta
泰弘 弓削田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フランジ部に蓋材を封着したカップ状包装容
器において、蓋を容易に開封することができる密封容器
に関する。
〔従来の技術〕
食品類の包装容器として、蓋を抵抗なく開けることがで
きるイージーオープン式のプラスチック製密封容器が汎
用されている。
従来から行われている最も一般的なイージーオープン方
式は、蓋材のシール層を構成する樹脂の組成を変えるこ
とによって容器とのシール強度を適度(例えば600〜
1000g/15mm+)に制御ヰし、蓋材と容器との
シール界面をビールして開封するものである。ところが
、シール強度は、シール条件、環境温度、内容物の付着
等による影響を受けやす(、往々にして強弱のバラツキ
を生じる。このバラツキが弱い方に偏るとシール漏れを
起こす危険性を招き、逆に強い方に偏るとビール性が悪
化して開封が困難となる。しかし、これら現象のうちシ
ール漏れは密封容器としての致命的欠陥となるので、多
くの場合イージーオープン性を犠牲にしてもヒートシー
ル条件を厳しく設定してシールの安全性を確保する方法
が選択されている。
このような問題点を改善するために、シール層とそれに
隣接する層のデラミネーションによって開封する方式が
開発されている。
この方式を採る場合には容器を多層シート材料で構成す
ることが必要で、例えばシール層にポリエチレン、シー
ル層と相対する隣接層にホモのポリプロピレン、バリア
層にエチレン酢酸ビニル共重合体けん化物またはポリ塩
化ビニリデン、そして最外層にホモのポリプロピレンを
配した多層シート材料を熱成形した容器が使用される。
この容器のフランジ部にポリエチレンをシール層とした
蓋材を重ね合わせてヒートシールすることによって密封
容器に形成されることになるが、この際容器のシール層
と隣接層との眉間剥離強度をヒートシールの強度より低
くなるように調整することが円滑なビール性を付与する
ための重要な要件となる。このために必要な容器のシー
ル層と隣接層との眉間剥離強度は、通常、200〜15
00gf/15.m*の範囲、より好ましくは300〜
10100O/15鴎−に調整することが好適とされて
いる。
〔発明力乏解決しようとする課題] しかしながら、上記のうちバリア層を金属箔で置き換え
た冷間成形での容器形成が要求されるシート組成におい
ては、冷間成形時にシール層と隣接層との間に滑りを生
じて眉間剥離強度が100gf/15mm以下まで急激
に低下し、蓋材上シールする前に眉間が剥がれる現象が
発生する問題点がある。
本発明はこのような問題点を解消する目的でなされたも
ので、バリア層を金属箔としたシート材料を冷間成形し
てイージーオープン性の密封容器を形成する場合に、容
器としてシール層と隣接層の眉間剥離強度が常に200
〜1500gf/15mmの範囲に保持される組成の多
層シートを用いた易開封性の密封容器を提供するもので
ある [!l!題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために提供される本発明の易開封
性密封容器は、密度0.95以上の高密度ポリエチレン
からなるシール層、エチレン含量1〜10%のエチレン
・プロピレンランダムコポリマーからなる隣接層、厚さ
50〜200μ鏡の金属箔からなるバリア層および最外
層がポリプロピレンにより構成される多層シートを冷間
成形した容器のフランジ部と、少なくともシール層がポ
リエチレンにより構成されている蓋材とをヒートシール
してなることを構成的特徴とする。
本発明において、容器のシール層に密度0.95以上の
高密度ポリエチレンを用い、その隣接層としてエチレン
含量1〜10%のエチレン・プロピレンランダムコポリ
マーを適用することは重要で、シール層を構成するポリ
エチレンの密度が0.95未満であったり、隣接層を構
成するエチレン・プロピレンランダムコポリマーのエチ
レン含量が1〜10%の範囲を外れる成分組成では冷間
成形後の眉間剥離強度が200〜1500gf/15m
m+の範囲に入らず、良好なイージーオープン性の付与
ができなくなる。
また、隣接層が従来組成のようにホモポリプロピレンあ
るいはエチレンとプロピレンのブロックコポリマーであ
っても眉間剥離強度が未達となる。
シール層の高密度ポリエチレンと隣接層のエチレン・プ
ロピレンランダムコポリマーは、共押出しによりシート
化される。
バリア層を形成する金属箔には、例えばアルミニウム系
、亜鉛系などで構成された厚さ50〜200μmのもの
が用いられ、最外層のポリプロピレンとしては、ホモ、
エチレンとのランダムもしくはブロック型コポリマーな
どを用途に応じて選択使用することができる。これらバ
リア層および最外層は、順次ドライラミネートして隣接
層と積層化して容器形成用の多層シートとする。
なお、上記のシート化に当たっては、必要に応じ隣接層
とバリア層の間あるいはバリア層と最外層との間に例え
ば無水マレイン酸変性ポリプロピレンのような接着層を
介在させることができる。
上記の多層シートは冷間成形法によって所望のカップ形
状に成形して容器とする。
蓋材は、容器のシール層と密着して強固に結合するシー
ル層を備える必要があり、少なくともそのシール層が直
鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエ
チレン(MOPE)または高密度ポリエチレン(AHD
PE)等で構成されているフィルムを適用する。蓋材の
フィルムは単層であっても良いが、例えばアルミ箔、エ
チレン酢酸ビニル共重合体けん化物のようなバリア性の
隣接層を含む多層フィルムをラミネートした材料で構成
することが望ましい。
容器と蓋材とは、容器フランジ部の上面(シール層)に
蓋材のシール層面を対向して重ね合わせ、熱圧シール盤
でヒートシールすることにより密封容器が形成される。
形成される密封容器には、開封時、シール層の破断を容
易にするためにフランジ部に切り込みあるいは凹状の線
シール層を設置したり、シール部と非シール部の境界部
分に構成樹脂による瘤状の樹脂溜まりを形成する等の加
工を付与することができる。
(作 用) 本発明によれば、容器のシール層と隣接層がそれぞれ密
度0.95以上の高密度ポリエチレンおよびエチレン含
11〜10%のエチレン・プロピレンランダムコポリマ
ーで構成されているから、これと金属箔バリア層、ポリ
プロピレン最外層を積層した多層シートを容器形状に冷
間成形した場合、シール層と隣接層の眉間i11離強度
は200〜15008f/1511mの範囲に調整保持
される。この層間剥離強度の範囲は、高シール条件によ
るのシール強度(通常、2000gf/15+gm以上
)より低位にある。
したがって、容器のフランジ部と蓋材とをシール漏れが
生じない条件でヒートシールした密封容器の開封は、容
器側のシール層と隣接層間から円滑に進行し、確実なイ
ージーオープン性が保証される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 密度0.960の高密度ポリエチレンからなる厚さ20
μmのシーJし層lと、メルトインデックス(?1I)
1.5g/10m1n、エチレン含量5%のエチレン・
プロピレンランダムコポリマーからなる厚さ180μ噂
の隣接層2を共押出しにより成形し、この隣接層側に1
00μ諧のアルミニウム箔からなるバリア層3およびメ
ルトインデックス(Ml) 1.5g/lhiへのホモ
ポリプロピレンからなる厚さ200 pmの最外層4を
順次にドライラミネートして全体の厚さが500μ麟の
第1図に示すような4層のシート5を成形した。ついで
、多層シート5を冷間成形法により容器6に成形した。
成形後のシール層1と隣接層2との眉間剥離強度は63
0gf/15na+であった。
上記容器6のフランジ部7(シール層面)に、密度0.
950の高密度ポリエチレン(HDPR) シール層8
と接着剤を介してアルミ箔、更にその上にポリエチレン
テレフタレート(PET) 、ポリプロピレンの隣接層
9をラミネート成形した蓋材lOのシール層面を重ね合
わせ、温度180°C1圧力10kg/C−の条件でヒ
ートシールして第2図の密封容器を形成した。
この密封容器の蓋を開封したところ、第3図に示すよう
に容器のシール層1と隣接層2との間から円滑にビール
が進み、極めて良好なイージーオープン性を示した。
実施例2 密度0.953の高密度ポリエチレンからなる厚さ20
μmのシーlし層、メルトインデックス(Ml)1.5
g/10m1nでエチレン含量5%のエチレン・プロピ
レンランダムコポリマーからなる厚さ180 μmの隣
接層および無水マレイン酸変性ポリプロピレンからなる
厚さ20μ園の接着層を共押出しし、その接着層側に厚
さ100μ翔のアルミニウム箔からなるバリア層、無水
マレイン酸変性ポリプロピレンから、なる厚さ20μ網
の接着層とメルトインデックス(旧)1.5g/10+
+inのホモポリプロピレンとからなる厚さ180 μ
mの最外層を共押出ししたシートを順次ドライラミネー
トして全体の厚さが500 μ階の6層シートを成形し
た。このシートにおけるシール層と隣接層の眉間剥離強
度は490gf/15mmであった。
上記シートを冷間成形で容器に成形し、実施例1と同様
にして形成した密封容器について蓋の開封をおこなった
ところ、容器のシール層と隣接層との間で円滑にビール
し優れた易開封性が認められた。
比較例1〜2 実施例2における容器シートのシール層を密度0.94
3の高密度ポリエチレンおよび密度0.932の中密度
ポリエチレンに変えたほかは全て実施例2と同一の条件
で密封容器を形成した。この場合の容器のシール層と隣
接層の眉間剥離強度は、それぞれ220gf/15a+
m 、 260gf/15m5と低かった。
上記密封容器について蓋の開封テストをおこなった結果
、いずれの場合も円滑なイージーオープン性は得られな
かった。
比較例3 実施例2の容器シートのうち、隣接層をメルトインデッ
クス(Ml)1.5g/1ollinのホモポリプロピ
レンに変えたほかは全て実施例2と同一の条件で密封容
器を形成した。この場合の容器シール層と隣接層の眉間
剥離強度は70g4/15m5と極端に低く、円滑なイ
ージーオープン性は得られなかった。
比較例4 実施例2の容器シートのうち、隣接層をメルトインデッ
クス(Ml)1.5g/10m1nでエチレン含量5%
のエチレン・プロピレンブロックコポリマーに変えたほ
かは全て実施例2と同一の条件で密封容器を形成した。
この場合の容器シール層と隣接層の層間剥離強度は25
0g/ 15m−と低く、円滑なイージーオープン性は
得られなかった。
(発明の効果) 以上のとおり本発明の易開封性密封容器によれば、ビー
ル界面を形成する容器のシール層と隣接層の眉間剥離強
度が容器と蓋材とのシール強度に比べて低く、かつ抵抗
のない円滑な剥離に必要な300〜10100O/15
anの範囲にあるから、安全なシール強度を保持しなが
ら優れた易開封性能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は容器を構成
する多層シートの部分拡大断面図、第2図は密封容器の
断面略図、第3図は蓋の開封状態を示した部分断面略図
である。 1・・・容器のシール層  2・・・容器の隣接層3・
・・バリア層     4・・・最外層5・・・容器の
シート 8・・・蓋材のシール層 10・・・蓋材 6・・・容器 9・・・蓋材の隣接層 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、密度0.95以上の高密度ポリエチレンからなるシ
    ール層、エチレン含量1〜10%のエチレン・プロピレ
    ンランダムコポリマーからなる隣接層、厚さ50〜20
    0μmの金属箔からなるバリア層および最外層がポリプ
    ロピレンにより構成される多層シートを冷間成形した容
    器のフランジ部と、少なくともシール層がポリエチレン
    により構成されている蓋材とをヒートシールしてなる易
    開封性密封容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108974635A (zh) * 2017-05-30 2018-12-11 昭和电工包装株式会社 盖材及包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108974635A (zh) * 2017-05-30 2018-12-11 昭和电工包装株式会社 盖材及包装体

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