JPH03130720A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH03130720A
JPH03130720A JP1269537A JP26953789A JPH03130720A JP H03130720 A JPH03130720 A JP H03130720A JP 1269537 A JP1269537 A JP 1269537A JP 26953789 A JP26953789 A JP 26953789A JP H03130720 A JPH03130720 A JP H03130720A
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Japan
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electrode
substrate
liquid crystal
pixel
light
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JP1269537A
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Inventor
Akira Miki
明 三城
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ll上ユ且里旦■ 本発明は表示装置、特にアクティブマトリクス駆動方式
を採用したフラットパネル形の表示装置に関する。
灸米Ω肢迷 近年高度情報化が進むにつれて表示装置、特にカラー映
像用の表示装置のより一層の高精細化及び高輝度化が望
まれている。
この種の表示装置としては現在家庭用やその他はとんど
の分野においてCRT (Cathode RayTu
be :陰極線管)形の表示装置がその主流を占めてい
るが、次第に小形、軽量、低消費電力であって、しかも
高画質化が可能なフラットパネル形表示装置への要望が
高まってきている。
フラットパネル形表示装置のうち液晶を用いた液晶表示
装置は現在もっとも広く用いられ将来性の高い表示装置
である。
この液晶表示装置の駆動方式として、単純マトリクス駆
動方式やアクティブマトリクス駆動方式があり、このう
ちアクティブマトリクス駆動方式は各画素ごとにスイッ
チング素子を配設して各画素を独立的に駆動制御するも
のである。したがって、原理的には各画素ごとに100
%に近いデユーティ比で駆動することができ、画素のコ
ントラスト比を大きく取ることが可能である。
また、スイッチング素子としてアモルファスジノコンを
用いた薄膜トランジスタ(Thin FilmTran
sistor ; T F T )は、表示画面の大面
積化が可能であり、しかも低コストで製作できることか
ら有望視され多くの研究がなされている。すなわち、ア
モルファスシリコンを用いたTFT形表示装置の特徴と
しては、大面積化が可能であること、比較的低温プロセ
ス(300℃前後)で製作できるため安価なガラス基板
が使用可能であること、連続的な成膜により膜外面の清
浄性が保たれることなどが挙げられる。
これらのことから駆動方式としてアクティブマトリクス
駆動方式を採用し、スイッチング素子としてアモルファ
スシリコンを用いたTPTを採用した液晶表示装置は、
今後のニューメディア用の表示装置としてその発展が期
待されている。
次に、従来の液晶表示装置について説明する。
第9図はアクティブマトリクス回路を具備した下部電極
基板50の要部の平面図、第1O図は液晶表示装置の要
部の正面断面図である。
第9図及び第10図に示すように、下部電極基板50に
おいて、第1のガラス基板51の上面には、縦方向に多
数のデータライン52・・・が形成され、かつ横方向に
多数のアドレスライン53・・・が形成され、さらにこ
れらデータライン52・・・とアドレスライン53・・
・どの交点近傍にTFT54・・・が形成されている。
TFT54は、第10図に示すように、ゲート電極55
とドレイン電極56及びソース電極57との間に、ゲー
ト絶縁層58、アモルファスシリコンからなる半導体層
59.オーミックコンタクト層60が順次積層されるこ
とにより構成されている。前記アドレスライン53はゲ
ート電極55を兼用している。また、前記データライン
52はドレイン電極56に接続され、さらにソース電極
57は前記第1のガラス基板5】上に形成されている画
素電極61に接続されている。
また、下部電極基板50の上方には上部電極基板62が
配設されている。該上部電極基板62は、透明材料で形
成された対向電極63と第2のガラス基板64とから構
成されている。
さらに、下部電極基板50と上部電極基板62との間に
はT N (Tvisted Nematicl形の液
晶層65が介装されている。また、第1のガラス基板5
1の下面、及び第2のガラス基板64の上面には偏光フ
ィルム66.67が貼着され、入射光の偏光面を制御し
ている。
このように構成された液晶表示装置においては以下の原
理により画像表示が行なわれる。すなわち、まず、アド
レスライン53に正のバイアスを印加しながらデータラ
イン52に交流のバイアスパルスを印加する。これによ
り画素電極61側にソース電圧が発生し、対向電極63
との間に電界が生じて、液晶層65の配向方向が変化す
る。そして液晶層65の配向変化により、透過光がオン
オ)され、画像表示が行なわれる。上記液晶表示装置に
おいては、以上のような駆動方式を全アドレスライン5
3・・・および全データライン52・・・について順次
走査しながら、所望の画像表示が行なわれる。
明が ゛しようとする晶 上述したように、下部電極基板50は、アドレスライン
53及びデータライン52を走査してTFT54をオン
オフすることにより各画素が駆動する。したがって、T
FT54・・・の欠陥(動作不良)、あるいはデータラ
イン52・・・やアドレスライン53・・・の断線等が
発生すると、前記欠陥箇所の画素や断線したライン上の
全画素は表示欠陥となる。すなわち、一般に液晶表示装
置においては、大面積を有する第1のガラス基板51に
数万〜数十万個程度のスイッチング素子としてのTFT
54・・・及び画素電極61・・・が形成されるが、T
FT54・・・の欠陥やラインの断線等、回路欠陥が存
在すると、表示装置としての機能を十分に果たすことが
できない。
したがって、上記回路欠陥による表示欠陥の発生を防止
することは重要である。特に、上記液晶表示装置は今後
ますます大面積化、高画素化(高精細化)してゆくこと
が必至であり、基板内の欠陥部分をいかにして救済し、
充分な表示性能を有する液晶表示装置を製作してゆくか
が大きな課題となっている。
このような表示欠陥の発生を防止する手段としては、 ■〜画素に対応するTPTを複数個設け、1個のTPT
に欠陥が発生して動作不良が起こっても他のTPTを駆
動させる。
■−画素列に対応するデータラインやアドレスラインを
複数個設け、1個のデータライン又はアドレスラインが
断線しても他のデータライン又はアドレスラインで当該
画素列を駆動させる。
等の手段が考えられる。
しかし、これらの手段は1画素(列)に対応するTPT
やラインを複数個設けて表示欠陥を防止するため、該表
示欠陥救済用のTPTや配線ライン作成のための領域が
新たに必要となり、高精細化を行なう上で大きな障害と
なる。また、TPTや配線ラインを多く設けることによ
り、画像表示のための駆動回路及び駆動方法が複雑化す
るという課題が新たに生じる。
さらに、上記液晶表示装置において、オン状態にある画
素(画素A)とオフ状態にある画素(画素B)とが隣接
している場合、画素Aからの透過光が画素Bの周辺部に
入り込む虞がある。このように画素Aへの透過光が画素
Bをも透過した場合においては、表示画面の色純度が低
下したり、画像の鮮明さが低下する。
また、液晶層に外部光が入射した場合、所謂「光の回り
込み現象」が生じてリーク電流が発生するため、該液晶
層に蓄積された信号電荷を保持することが困難となり、
コントラスト比の低下や画像の鮮明さに低下が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであって
、表示欠陥が確実に救済され、かつ所望の鮮明な画像を
表示することができる高精細化が可能な表示装置を提供
することを目的としている。       及肛辺里且 上記目的を達成するために本発明に係る表示装置は、下
部基板の上面側に画素電極と該画素電極に接続される薄
膜半導体素子とがマトリクス状に形成された下部電極基
板と、上部基板の下面側に対向電極がマトリクス状に形
成された上部電極基板と、該上部電極基板と前記下部電
極基板との間に介装された液晶層とを含み、遮光パター
ンが前記上部基板側に形成されると共に、前記対向電極
が前記画素電極の複数個に対して跨がって形成され、か
つ前記各対向電極にはそれぞれ光電変換素子を構成する
半導体層が接続されると共に、前記遮光バクーンが前記
光電変換素子の一部を構成していることを要旨としてい
る。
また、透明電極と半導体層と金属層とが順次積層形成さ
れることにより光電変換素子が構成されていることを要
旨としている。
及五凹璽戴 以下、本発明に係る表示装置の構成について、その具体
的な手段を作用とともに詳説する。
第1図は本発明に係る表示装置の要部断面図であって、
下部電極基板4は第1のガラス基板1(下部基板)上に
画素電極2・・・と該画素電極2・・・に接続される薄
膜半導体素子(TPT)3・・・とがマトリクス状に配
設されて構成されており、上部電極基板6はガラス基板
20の下面に対向電極5・・・がマトリクス状に形成さ
れることにより主に構成されており、上部電極基板6と
下部電極基板4との間には液晶層7が介装されている。
次に、上記TFT3について詳説する。
裏面に偏光フィルム8が貼着された第1のガラス基板l
の上面にはゲート電極9を兼用するアドレスラインlO
がパターニングされている。アドレスライン10はCr
、Mo、Ta、A9またはNiCr膜あるいはこれらの
積層膜から構成されている。アドレスライン10の厚み
は、膜の材料や目的とするTPTの構造あるいは配線抵
抗等を考虜して300人〜3000人、より望ましくは
500人〜1500人の範囲で決定される。
ゲート電極9の上面にはゲート絶縁膜11が積層形成さ
れている。ゲート絶縁膜11としては比抵抗が高く、し
たがって絶縁性に優れ高耐圧でかつ界面特性の良好な薄
膜が用いられる。このような条件を満たすゲート絶縁膜
11としては、プラズマCVD法により形成されるSi
N膜、SiO膜、5iON膜、あるいは他の形成法、例
えばスパッタリング法などにより作製されるTaxes
膜、AI2.O,膜、あるいはこれらの積層膜が用いら
れる。ゲート絶縁膜11としてSiN膜を用いる場合は
、シリコン系ガス、例λばS iH4とNH,との混合
ガス、またはS i H4とN2との混合ガス、あるい
はS i H4とN H3とN2との混合ガスをプラズ
マCVD法により分解して第1のガラス基板1上にSi
Nを堆積させることにより形成される。ゲート絶縁膜1
1の膜厚は、所望のTPT特性が得られるように決定さ
れ、通常は500人〜5000人が望ましく、より好ま
しくは、i o o o入〜3000人の範囲である。
ゲート絶縁膜11の上面であって、ゲート電極9に対応
する箇所にはアモルファスシリコンからなる半導体層1
2が積層形成されている。
半導体層12は、プラズマCVD法により例えばシリコ
ン系ガスを用いて形成される。該半導体層12はTFT
3のオフ電流や光電流に重大な影響を及ぼすものであり
、その膜厚は200人〜4000人、より好ましくは5
00人〜3000人の範囲で決定される。
半導体層12の上面にはn゛ア7モルフアスシリコンな
るオーミックコンタクト層13が積層形成されている。
該オーミックコンタクト層13はキャリアである電子の
走行を容易にし、かつ正孔の流れを阻止する目的で形成
されるものであり、主としてシリコン系ガス、例えばS
iH4とPH,どの混合ガスにより形成される。前記オ
ーミックコンタクト層13の膜厚は、膜の剥離防止等の
ために適当な厚さに決定する必要があり、100人〜1
000人が望ましく、より好ましく(ま100人〜50
0人の範囲である。
オーミックコンタクト層13の上面には、ドレイン電極
14とソース電極15とがゲート電極9上に形成される
チャンネル部16を挟んで対向状に形成されている。ま
た、トレイン電極14は、アドレスライン10に対して
垂直方向に延伸され、データライン17(第2図参照)
が形成されている。
これらドレイン電極14及びソース電極15は、高融点
金属とAρとの積層構造とされることにより特性の安定
化が図られている。高融点金属としては、Cr、Mo、
Ti等が使用され、その膜厚は膜の剥離等を考廖して1
00人〜1000人が望ましく、より好ましくは100
人〜500人の範囲である。また、AI;lの膜厚とし
ては2000人〜2tLmが望ましく、より好ましくは
5000人〜1.5umの範囲である。
上記TFT3には画素電極2が接続されている。すなわ
ち、該画素電極2は、第1のガラス基板l上に平面視略
正方形形状に形成されてTFT3のソース電極15に接
続されている。該画素電極2としては、スパッタリング
法により形成されるITO膜(S n OzとInとの
混合物)やネサ膜(SnO□)等の透明材料が使用され
る0画素電極2の膜厚は、500人〜2000人が望ま
しく、より好ましくは1000人〜1500人の範囲で
ある。
画素電極2及びTFT3の上面には保護膜18が積層形
成されている。該保護膜18は、湿気や汚染によるTF
T3の劣化を防止するためのものであって、ゲート絶縁
膜11と同様、プラズマCVD法により形成されたSi
N膜等が使用される。また、その膜厚は500人〜5O
oO人が望ましく、より好ましくは1000人〜300
0人の範囲である。
さらに、保護膜1.8上であって、チャンネル部16の
上方には光遮蔽l119が形成されている。
該光遮蔽膜19は、上方からの光が前記チャンネル部1
6に照射されるのを防止するためのものであって、Af
f等の金属で形成されている。
このように形成された下部電極基板4の上方には上部電
極基板6が該下部電極基板4と対向状に配設されている
以下、該上部電極基板6について詳説する。
20は第2のガラス基板(上部基板)であって、該第2
のガラス基板2oの下面にはITO膜やネサ膜等からな
る透明電極21が、下部電極基板4の前記アドレスライ
ン10に対応する位置にライン状に形成されている。
また、透明電極21の下面には、フォトセル(光電変換
素子)23の一部を構成する金属からなる遮光パターン
22と、フォトセル23を構成する半導体層26とが形
成され、さらに該半導体層26の下面側には対向電極5
・・・(一部はフォトセル23を兼ねる)が形成されて
いる。また、フォトセル23・・−間には絶縁膜24が
充填形成されている。
フォトセル23は、金属層25 (22)/半導体層2
6/透明電極層27(5)からなる積層構造となってお
り、ショットキー形電荷蓄積方式により所定の光電変換
がなされるように構成されている。
金属層25に使用される材料としては耐熱性、製造容易
性、セルの電気特性等を考慮し、Crがもっとも望まし
い、該金属層25の膜厚としては遮光性を考慮して、1
000〜3000人であることが望ましく、より好まし
くは1200人〜2000人の範囲である。
半導体層26は光電変換を行なうためのものであって、
アモルファスシリコンからなりプラズマCVD法により
低温で形成される。半導体層26の特性はフォトセル2
3の性能を大きく左右するため、その電気的、光学的特
性は重要である。半導体層26の特性としては、暗抵抗
率がI X I O”〜1×1012Ω・cmであるこ
とが望ましく、より好ましくは1XlOI0〜1×lO
Ω・cm程度の範囲である。これ以外の範囲では、光電
流が減少したり、リーク電流が増大してS/N比が低下
してしまうので好ましくない。また、光学的バンドギャ
ップとしては1.7〜1゜8eVの範囲であることが望
ましい。また、光電流としては、照度100I2ux、
波長550 nmの入射光に対して1O−2〜10°A
 / m ”であることが望ましい、また、半導体N2
6の膜厚としては、0.3〜3μmであることが望まし
く、より好ましくは0.5〜2μmの範囲である。これ
以外の範囲の膜厚では、光電流の減少や抵抗成分の増大
を招くため好ましくない。
透明電極層27は、透明導電膜例えばITO膜やネサ膜
等で形成され、膜厚は500人〜3000人が望ましく
、より好ましくは1000〜2000人の範囲である。
絶縁膜24は、SiN、5iO1SiON等で形成され
、隣接する各フォトセル23・・・間を絶縁する。該絶
縁膜24の膜厚は、金属層25及び半導体層26の夫々
の膜厚の合計と同程度に形成し、しかもできるだけ平坦
に形成することが望ましい。
対向電極5・・・は5フオトセル23・・・の透明電極
層27と同一面上に該透明電極層27と同一の素材を用
いて形成される。すなわち、該透明電極層27は、対向
電極5・・・の一部でもって形成されている。
第2図は、これら対向電極5・・・と画素電極2・・・
との配置関係を示した平面図である0図中、E−1゜E
−2、・・・・・・は対向電極5・・・を示し、Tr−
1,Tr−2、・・・−・・は画素電極2・・・を示し
ている。
対向電極5・・・は、この第2図に示すように、平面視
において下方の4個の画素電極2・・・に等面積で跨が
るようにマトリクス状に形成されている。
例えば、対向電極E−6は、Tr−j、Tr−2、Tr
−4、Tr−5の4個の画素電極2・・・に対して1/
4ずつ等面積に跨がって形成されている。すなわち、対
向電極ε−6は、E−6−1、E−6−2、E−6−3
、E−6−4の領域がそれぞれTr−1、Tr−2,7
r−4、Tr−5の4個の画素電極2・・・に跨がって
形成されている。
また、フォトセル23・・・は、平面視において重なり
合う1個の画素電極に対して1個ずつ形成されている。
すなわち、1個の対向電極5上には、画素電極2のTF
T3近傍に対応する箇所に4個のフォトセル23・・・
が形成されている0例えば、対向電極E−6においては
、画素電極Tr−5のTFT3の近傍に位置する箇所に
4個のフォトセル23−1.23−2.23−3.23
−4が形成されている。
次に、遮光パターン22について詳述する。
第3図(a)は遮光パターン22の形成前の画素電極2
・・・と対向電極5・・・の位置関係を示す平面図、第
3図(b)は遮光パターン22形成後の平面図である。
第3図(b)に示すように、遮光パターン22は、下部
電極基板4のアドレスライン10・・・、データライン
17・・・及びTFT3の対応箇所にフォトセル23の
金属層25と一体的にパターンニングされ、上方からの
外部光や隣接画素下方からの透過光がフォトセル23に
侵入するのを防止している。すなわち、上部電極基板6
の上方からの外部光がフォトセル23に侵入するのを防
止すると共に、隣接している他の画素電極2下方からの
透過光がフォトセル23内に侵入するの防止しているの
である。これら外部光の侵入や隣接画素下方からの透過
光の侵入を防止するためには、上述の如く、アドレスラ
インlO・・・、データライン17・・・及びTFT3
の対応箇所にフォトセル23の金属層25と一体化され
た遮光パターン22をパターンニングし、平面視におい
て1個の画素電極2が他の画素電極2・・・と区画され
るような形状に形成するのが最も好ましい。
上記下部電極基板4の上面及び上記上部電極基板6の下
面には、第1図に示すように液晶を配向させるための上
下一対の配向膜28.29が形成されている。該配向膜
28.29には有機系、無機系の材料を用いることがで
きるが、有機系のボッイミドを用いた場合、特に良好な
配向特性を得ることができる。配向膜28.29の膜厚
としては、500人〜3000人であることが望ましく
、より好ましくは1000人〜1500人の範囲である
。この範囲外では、液晶の配列方位を一定化させるラビ
ング処理時において、配向膜28.29の損傷や液晶層
の容量低下を招く虞があり好ましくない。
また、上下一対の配向膜28.29の間には液晶が封入
されて液晶層7が形成されている。液晶としては、ネマ
チック形(NP、Δε〉0)の液晶(ホスト)にp型2
色性色素(ゲスト)を添加したゲスト−ホスト(que
st−!l!ost : G H)形のものを用いる。
このようなGH形液晶においては、電圧無印加時には、
入射してくる光が偏光フィルム8により直線偏光となっ
て液晶層7に入射する。そして、該入射光は色素分子7
aによって吸収され、該液晶層7を通過した透過光が着
色される。一方、電圧印加時には、液晶層7中の色素分
子7a及び液晶分子7bが、第1及び第2のガラス基板
1.20に対して垂直方向に配向するため、上述のよう
な光の吸収がなされず、透過光は無色(白色)となる、
すなわち、電圧が印加されて画素がオンした時は白色表
示となり、電圧が印加されていない時、すなわち画素が
オフしている時は着色表示となる。また、液晶層7にG
H形液晶を用いているので、従来例(第10図参照)に
用いたTN形液晶と異なり、入射光が色素により吸収さ
れる。したがって、上部基板20上面側の偏光フィルム
は省略することができる。
次に、このように構成された液晶表示装置において、回
路欠陥の生じた欠陥画素が如何にして救済されるかを具
体的に説明する。
例久ばTr−5の画素電極は、第4図に示すように、対
向電極E−6,7,1O111と平面視において1/4
領域ずつ重なっている。第1表は画素電極Tr−5を中
心に該画素電極Tr−5に重なり合う対向電極との相関
関係を示したものである。
第1表 画素電極Tr−5がオフ(暗)状態であり、その周囲の
画素電極Tr−1,2,3,4,6,7,8,9がすべ
てオン(明)状態の場合、オン状態の画素電極上に位置
している1/4領域単位の対向電極5には光が照射され
ている。この1/4領域内のフォトセル23は下方から
の透過光により光電流が発生し、電荷が蓄積される。
すなわち、第4図及び第1表から明らかなように、画素
電極Tr−5と重なる対向電極E−6,7,1O111
のうち、画素電極Tr−5上に位置する対向電極の17
4領域E−6−4、E−7−3、E−10−2、E−1
1−1のフォトセル23・・・はオフ状態となるが5残
る3個の1/4領域E−6−1,2,3、E−7−1,
2,4、E−10−1,3,4、E−11−2,3,4
のフォトセル23・・・はオン状態となる。そして、こ
のオン状態にあるフォトセル23には光電流が発生して
電荷が蓄積され、画素電極Tr−5の各1/4領域上の
液晶層5に電界が印加され、表示欠陥が救済されること
となる。
第5図(a)〜(C)は、表示欠陥が救済される具体例
を示したものである。枠で囲まれたブロックは1個の対
向電極を示しており、該対向電極は、前述の如く、画素
電極との重なり合いに対応して4個の1/4領域に区画
され、この1/4領域内にはそれぞれ1個のフォトセル
が配設されている。ここで、画素電極2の174領域上
の液晶層が3個のフォトセルから充電を受ける場合の蓄
積電荷量を+3とし、2個のフォトセルから充電を受け
る場合の充電電荷量を+2とし、1個のフォトセルから
充電を受ける場合の充電電荷量を+1としている。また
矢印は対向電極Eのl/4領域と画素電極2の1/4領
域上の液晶層との間における充電の方向を示している。
第5図(a)は1個の画素電極Tr−5のみがオフ状態
の場合を示している。この場合、左上方に位置する対向
電極E−6に注目すると、この対向電極E−6は、画素
電極Tr−5上の1個の1/4領域(E−6−4)を除
き他の3個の1/4領域(E−6−1,2,3)に光が
照射されるので3個のフォトセルがオン状態となり、矢
印で示すように、画素電極Tr−5−1は3個のフォト
セルから充電される。したがって、画素電極Tr−5−
1における液晶充電電荷量は+3となる0画素電極Tr
−5−2.3.4についても矢印で示すように3個のフ
ォトセルから充電されるので液晶充電電荷量は+3とな
る。充電された状態を図中、右側に示している。
第5図(b)は隣接する2個の画素電極Tr−5、Tr
−8がオフ状態の場合を示している。画素電極Tr−5
の上段に位置する1/4領域(Tr−5−1,2)につ
いては、それぞれ対応する対向電極ε−6、E−7に3
個の1/4領域(E−6−1,2,3,E−7−1,2
,4)から光が照射されるので、矢印で示すように3個
のフォトセルから充電され、この領域の液晶充電電荷量
は+3となる。一方、画素電極Tr−5の図中下段に位
置する1/4領域(Tr−5−3,4)にライては、そ
れぞれ対応する対向電極E−10、E−11は2個の1
/4領域(E−10−1,3、E−11−2,4)に光
が照射するので1画素電極Tr−5−3.4の液晶充電
電荷量は+2となる。
また、画素電極Tr−8の上段に位置する1/4領域(
Tr−8−1,2)については、それぞれ対向電極E−
l01E−11が対応し、上記画素電極Tr−5−3,
4の場合と同様、2個の1/4領域(E−10−1,3
、E−11−2,4)に光が照射され、画素電極Tr−
8−1,2の液晶充電電荷量は+2となる。一方、画素
電極Tr−8の下段に位置する1/4領域(Tr−8−
3,4)については、上記Tr−5−1,2と同様、3
個の1/4領域(E−14−1,3,4、E−15−2
,3,4)に光が照射され、画素電極Tr−8−3,4
の液晶充電電荷量は+3である。充電された状態を図中
、右側に示している。
第5図(C)は隣接しているL字状の3個の画素電極(
Tr−5、Tr−8、Tr−9)がオフ状態の場合を示
している。上記第5図(a)(b)と同様、光が照射さ
れる対向電極Eの1/4領域の個数はオフ状態の画素電
極2の174領域との重なり合う個数により決まる。画
素電極2の各1/4領域上の液晶層5は、矢印で示され
た方向から充電され、画素電極の各1/4領域の液晶充
電電荷量は図中、右側の領域に示すように+3、+2又
は+1の値となっている。このようにオフ状態の画素電
極がL字状に並んで発生した場合、第5図(a)(b)
とは異なり充電される液晶充電電荷量が+1の1/4領
域が生じる。画素電極2の各1/4領域上の液晶充電電
荷量は+3、+2あるいは+1の値をとるので、液晶容
量に対するフォトセル23の1個当たりの蓄積電荷量を
適宜設定すれば、欠陥画素上の液晶層7がオンオフ制御
され、欠陥画素の救済を行なうことができる。
また、フォトセル23の受光面積と蓄積電荷量との間に
は下記0式に示す関係が存在する。但し、照射光は波長
555nmの単色光を用いている。
Qg  =6.58xLxSxt・・・■Q、:フォト
セルの蓄積電荷量(F) L :照度(ρux) S :フオトセルの受光面積(cm” )t  照射時
間(蓄積時間)(sec)したがって、画素をオンする
のに必要な液晶の容量CLCが分かれば、上記0式によ
り所定時間内に充電するのに必要な受光面積Sあるいは
照度りを求めることができる。
例えば、画素をオンするのに必要な液晶の容量CLCが
1 pF (=I X i 0−12F)であると仮定
し、アクティブマトリクス回路のフレーム周波数を30
Hz、対向電極Eへの照射光の照度を100βuxとし
た場合。
Q、=1xlO−”  F、L=lOO1t=1/30
を上記0式に代入するとフォトセルの受光面積SはS=
4.6gm”  (約2.1um角)となる、すなわち
、上記条件下においては、フォトセル23の受光面積S
は4.6LLm”以上であれば所望の充電がなされるこ
ととなる。このようにフォトセル23の蓄積電荷量Q8
は、照射時間tと照度りとに比例するため、これらを適
切な値に設定することにより、液晶層7を容易にオン状
態とすることができる。
上述の例においては、1つの画素電極2に対して4個の
対向電極5・・・が平面視において重なり合っており、
これら4個の対向電極5・・・には重なった部分におい
てそれぞれ1個のフォトセル23が形成されているので
、特定の画素に欠陥が発生しても、隣接する他の画素電
極2がオン状態となり、これら4個の対向電極5・・・
部分に光が照射されれば、周囲の画素電極2上の液晶層
7にはこれら4個のフォトセル23−・・から充電を与
^ることかできる。最も厳しい救済条件では1個のフォ
トセル23で画素電極2上の液晶を充電し、液晶をオン
状態にできなければならない、この条件下で必要なフォ
トセル23の蓄積電荷量Q、は3/4CLC=0.75
pFであり、前記0式より液晶を点灯するのに必要なフ
ォトセル23の受光面積SはS≧3.42LLm2 (
約1.9μm角)であればよいことになる。
また、本発明においては、前述の如く、遮光パターン2
2が形成されているので、上部から外部光や隣接画素の
下方から透過した光がフォトセル23内に侵入すること
もなく、該フォトセル23の誤動作を防止することがで
き、強い外部光の下でも鮮明な画像が得られることとな
る。
!施胴 以下、本発明にかかる実施例を説明する。尚、本発明は
下記の実施例に限定されるものではないことはいうまで
もない。
[I]下部電極基板の作製 充分に洗浄した5インチ角の第1のガラス基板(下部基
板)1に膜厚1000人のCrを蒸着させ、この後ホト
エツチング工程によりゲート電極9を兼ねたアドレスラ
イン10のパターンを形成をした。TFT3としてのチ
ャンネル長さは10μm、チャンネル幅は200μmに
形成した。また、アドレスライン10及びデータライン
17の本数は、それぞれ256本に設定した。
次に、第1のガラス基板1をプラズマCVD装置内にセ
ットし、真空容器内を排気するとともに該第1のガラス
基板1を加熱し、基板温度を300℃に設定した。真空
容器内の真空度が10−’Torr以下となったところ
で排気系を拡散ポンプ(DP)からメカニカルブースタ
ーポンプ(MBP)に切り替えるとともにマスフローコ
ントローラー(MFC)を介して100%SiH4を8
SCCM、 NH3を40 SCCM、 N 2を80
 SCCMそれぞれ流し、反応圧力が0 、5 Tor
rとなるように調節した。圧力が一定となったところで
13.56MHzの高周波(RF)i力の出力を50W
に設定して20分間印加し、SiNからなるゲート絶縁
膜11を形成した。形成されたゲート絶縁膜11は屈折
率が1.82、光学的バンドギャップ(Eg)が5.1
eV、比誘電率が6.1であった。
また膜厚は3000人であった。
次に、前記プラズマCVD装置内において、前記ゲート
絶縁膜11上に膜厚1000人のアモルファスシリコン
からなる半導体層12を形成した。形成条件は100%
S I H4を1105CC流し、反応圧力を0 、 
2 Torr、 RF if力の出力を100Wにそれ
ぞれ設定して行なった。成膜時間は8分間であった。形
成された半導体層12は電気的特性として、暗比抵抗ρ
d=2Xlo”Ω・cm、活性化エネルギーEa=0.
7eV、光学的特性としてEg=1.75eVであった
次に、前記プラズマCVD装置内において、前記半導体
層12上にSiNからなる膜厚1500人の保護膜18
を堆積させた。成膜条件は前記ゲート絶縁膜11と同様
であって、成膜時間は10分間であった。
この後試料を取り出し、ホトエツチング工程により、T
FT3を構成することとなる半導体層12及び保護膜1
8の部分だけを残し、他はすべて除去した。
次いで、所定の溶剤によりレジストを除去した後、再び
レジストを塗布し、ホトエツチングによりソース・トレ
イン部の保護膜18を除去した。
その後再びプラズマCVD装置内に試料をセットし、n
4アモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト
層13を形成した。形成条件は、基板温度を120℃と
し、100%SiH4をIO3CCM、1%H2ベース
のPH1をIO5ccM流し、反応圧力を0 、2 T
orr、 RF電力の出力を100Wに設定して、4分
開成膜な行なった。形成されたオーミックコンタクト層
13の膜厚は500人であった。このオーミックコンタ
クト層13の特性は別途行なった実験からρd=500
Ω−cm 、Ea=0.2eV、  Eg=1.7eV
であった。
次に、試料を真空蒸着装置内にセットし、Crをタング
ステンボート加熱して試料表面に膜厚500人のCr層
を形成した。
次いで、リフトオフ法によりソース・ドレイン(データ
ライン)部以外の部分のレジストを除去した。
その後、試料をRFスパッタリング装置にセットし、1
000人のITO膜を形成した。形成条件は、0□を3
0 SCCM、 A rを203CCMそれぞれ流し、
反応圧力をI X 10−’Torrに設定して5分開
成膜を行なった。そしてこの後ホトエツチングを行ない
、正方形形状の画素電極2を形成をした0画素電極2の
寸法は300X300μm2であり、開口率は70%で
あった。
その後再び試料を真空蒸着装置内にセットし、電子ビー
ム蒸着法により試料全面に膜厚1.0μmのA12層を
形成した。そしてこの後、再びホトエツチングによりチ
ャンネル16上のAr1をリン酸系水溶液によって除去
し、データライン17、ドレイン電極14及びソース電
極15を形成した。
次に、再び前記プラズマCVD装置内に試料をセットし
、SiNからなる膜厚1μmの保護膜18を形成した。
形成条件は、基板温度を200℃とし、100%SiH
,を8 SCCM、N Hsを20 SCCM、 N 
zを805CCMそれぞれ流し、反応圧力を0 、5 
Torr、 RF電力の出力を50Wに設定して、2時
開成膜な行なった。
その後、該試料を再び真空蒸着装置にセットして、膜厚
1500人のAβを蒸着させた後、ホトエツチングによ
りチャンネル部16の上方のみ前記へβを残し、光遮蔽
膜19を形成した。
以上の工程により6,6万画素を有する下部電極基板4
を作製した。
[II]上部電極基板の作製 90mm角の第2のガラス基板20(上部基板)に透明
電極21となるITO膜を1000人堆積させた後、ホ
トエツチング工程を施して前記アドレスライン10に対
応する位置にラインを形成した。これらラインは90闘
角のITO膜の端部で電気的に接続されており、さらに
該第2のガラス基板20の4か所のコーナ一部に設けた
取り出し用電極に接続されている。
その後、試料全面に膜厚1200人のCrを蒸着させた
後、ホトエツチング工程により所定の遮光パターン22
(第3図(bl照)を形成した。すなわち、下部電極基
板4のアドレスライン9、データライン17及びTFT
3に対応する箇所に遮光パターン22を形成した。また
、該遮光パターン22はフォトセル23の金属層25を
兼用しており、該遮光パターン22のうち、フォトセル
23に相当する箇所(第2図参照)には3μm角の大き
さを有するCrが形成されるようにホトエツチングを施
した。
次に、プラズマCVD装置内に試料をセットして、該試
料に膜厚1μmのSiN層を形成した。
形成条件は下部電極基板4のゲート絶縁膜11と同一条
件である。そしてこの後、ホトエツチング工程により金
属層25が形成されている部分だけを除去した。
その後、再び前記プラズマCVD装置に試料をセットし
、該試料全面に膜厚1umのアモルファスシリコン層を
形成した。形成条件は、基板温度を200℃とし、10
0%SiH4をl03(:(:M流し、反応圧力0 、
 2 Torr、 RF電力の出力を100Wに設定し
、1時間20分成膜を行なった。
そしてこの後、ホトエツチングにより金属層25が形成
された部分のみアモルファスシリコンを残して他の部分
のアモルファスシリコンを除去し半導体層26を形成し
た。
次に、RFスパッタリング装置内に試料をセットし、膜
厚1000人のITO膜を該試料表面に堆積させた。形
成条件は、下部電極基板4の画素電極2と同一条件であ
る。
その後、′画素電柵2と平面視において跨がるような形
状にパターンニングし、対向電極5・・・を形成した。
しかして、半導体層26と、該半導体層26の一方の面
に形成された金属層25(遮光パターン22を兼ねる)
と、半導体層26の他方の面に形成された透明電極層2
7(対向電極5を兼ねる)とでフォトセル23が構成さ
れている。第6図及び第7図は、上記フォトセル23の
特性を示したものである。
すなわち、第6図はフォトセル23における光電流密度
の電圧依存性を示す、光非照射時においては一10V印
加時で光電流密度は10−@(A/crn”)以下の低
い値を示し、100j2uxの照度で光照射した場合に
おいては、はぼ一定の出力(約5 x 10−’ ((
A/ crn”) )が得られ、電圧依存性が低いこと
を示している。尚、前記光照射は波長550nmの蛍光
灯を使用した。
第7図はフォトセル23における光電流密度の照度に対
する依存性を示す、照度が増加してゆくに伴い、光電流
密度も直線的に増加してゆ(のが判る。
[nI]液晶表示装置の作成 以上のようにして作製された下部電極基板4の上面(保
護膜18側)及び上部電極基板6の下面(対向電極5側
)にポリイミド系の配向膜28.29をスクリーン印刷
によって形成した。該配向膜28.29の膜厚は100
0人であった。そしてその後、温度を250℃に設定し
て30分間ベーキングを行ない、その後ラビング処理を
施して配向膜28.29を平行配向させた。
上記ラビング処理の後、直径6μmのスペーサを散布し
、上部電極基板6及び下部電極基板4の周囲に紫外線硬
化樹脂を印刷するとともに角部に銀ペーストを印刷した
。そしてその後、配向方向が同じになるように前記上部
電極基板6及び下部電極基板4を貼り合わせ、紫外線を
照射して上記紫外線硬化樹脂を硬化させた後、200°
Cで30分間ベーキングを行なった。
次に、ネガ型液晶(ホスト)に1.5重量%の黒色二色
性色素(ゲスト)を混合したものを前記貼り合わせたセ
ルに注入し封止した。そして最後に偏光面が液晶の配向
方向と一致するように第1のガラス基板1の下面に偏光
フィルム8を貼り合わせた。
このようにして作製された本実施例に係る表示装置につ
いて、フレーム周波数を30Hzとしてアドレスライン
10及びデータライン17を飛び越し走査により駆動さ
せて表示テストを行なった。アドレスライン10にはオ
ン時に+15V、オフ時に0■の電圧を印加し、データ
ライン17にはオン時に0■、オフ時に+IOVの電圧
を印加した。
第8図(a)は上記液晶表示装置への入カバターンを示
し、第8図(b)は該入カバターンに対応する表示結果
を示している。尚、この表示結果は、フォトセル23の
金属層25に一10Vの電圧を印加し、バックライト(
背面光)の照度を2000ffaxとして画面上に表示
したものである。第8図(b)に示すように、第8図(
a)においてオフ状態であった細い線や独立して存在す
る画素がオン状態になっており、花文字のrRJが十分
判読できる状態にまで表示が救済されている。この表示
テストの結果から欠陥画素の救済に対して本実施例が有
効であり、またノイズを除去することができ、画像処理
にも有効であることが判った。
また、外部光の照度が1000I2uxにおいてはコン
トラスト比が30:1であるのに対し、外部光の照度が
10000I2uXにおいてはコントラスト比が28:
1であることが確認され、外部光の照度変化に対しても
コントラスト比の劣化はほとんどなく良好な特性が得ら
れた。
1肌り四重 以上詳述したように、本発明に係る表示装置にあっては
、遮光パターンが上部基板側に形成されると共に、対向
電極が画素電極の複数個に対して跨がって形成され、か
つ前記各対向電極にはそれぞれ光電変換素子を構成する
半導体層が接続されると共に、前記遮光パターンが前記
光電変換素子の一部を構成しているので、薄膜半導体素
子等の不良により欠陥画素が存在しても、欠陥画素部の
周囲の正常な画素から透過光を受けて前記光電変換素子
が作動し、該光電変換素子において発生する電流により
、液晶層に電界が印加されて、欠陥画素を救済すること
ができる。しかも、前記遮光パターンにより外部光や隣
接画素下方からの透過光が前記光電変換素子に侵入する
のを防止することができるため、該光電変換素子の誤動
作を防止することができると共に、コントラスト比の低
下を招来することもなく、良好な表示特性を得ることが
できる。
さらに、透明電極層と半導体層と金属層とが順次積層形
成されることにより光電変換素子が構成されているので
、前記半導体層により容易に光電変換され、欠陥画素の
救済に適した構成となっている。
また、本発明に係る表示装置は、欠陥画素救済用のTP
Tや配線ラインを別個に設ける必要がないので、高精細
化を妨げることがなく、かつ単純な駆動方式で駆動させ
ることができる。
さらに本発明に係る表示装置は欠陥画素を救済するだけ
ではなくノイズ除去機能なども併せ持つているので、液
晶パネルを複数個設けることな(ノイズ除去等の画像処
理にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる表示装置の一実施例を示す要部
の断面図、第2図は表示装置の概略平面図、第3図(a
)、(b)は遮光パターンの具体例を説明するための平
面図、第4図は画素電極と対向電極との配置関係を示す
斜視図、第5図(a)〜(c)は欠陥画素救済の作動原
理を説明するための表示装置の概略平面図、第6図はフ
ォトセルの充電流密度−電圧特性を示す図、第7図はフ
ォトセルの充電流密度と照射光の照度との関係を示す図
、第8図(a)(b)は表示装置の表示パターンを示す
平面図、第9図は従来例のアクティブマトリクス形TP
T回路を示す概略平面図、第10図は表示装置の要部の
断面図である。 1・・・第1のガラス基板(下部基板)、2・・・画素
電極、3・・・TPT (薄膜半導体素子)、4・・・
下部電極基板、5・・・対向電極、6・・・上部電極基
板、7・・・液晶層、22・・・遮光パターン、23・
・・フォトセル(光電変換素子)、25・・・金属層、
26・・・半導体層、27・・・透明電極層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下部基板の上面側に画素電極と該画素電極に接続
    される薄膜半導体素子とがマトリクス状に形成された下
    部電極基板と、上部基板の下面側に対向電極がマトリク
    ス状に形成された上部電極基板と、該上部電極基板と前
    記下部電極基板との間に介装された液晶層とを含み、 遮光パターンが前記上部基板側に形成されると共に、前
    記対向電極が前記画素電極の複数個に対して跨がって形
    成され、 かつ、前記各対向電極にはそれぞれ光電変換素子を構成
    する半導体層が接続されると共に、前記遮光パターンが
    前記光電変換素子の一部を構成していることを特徴とる
    表示装置。(2)透明電極層と半導体層と金属層とが順
    次積層形成されることにより光電変換素子が構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
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