JPH03128994A - 電気スイッチの摺動接点用グリース - Google Patents

電気スイッチの摺動接点用グリース

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JPH03128994A
JPH03128994A JP26485789A JP26485789A JPH03128994A JP H03128994 A JPH03128994 A JP H03128994A JP 26485789 A JP26485789 A JP 26485789A JP 26485789 A JP26485789 A JP 26485789A JP H03128994 A JPH03128994 A JP H03128994A
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JP
Japan
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grease
weight
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polybutene
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JP26485789A
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Kikuo Yasuzaki
保崎 喜久男
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NIPPON KOUYU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電気スイッチの摺動接点用グリースに関するも
のである。
[従来の技術とその問題点] 従来から電気スイッチの摺動接点にグリースが使用され
ている。このグリースは、スイッチの滑らかな操作性、
スイッチの耐久性、低温特性、スイッチの接触抵抗、摩
擦係数、耐環境性のみならず、スイッチのフィーリング
に大きく係わっている。そして、特に従来のグリースよ
りも滑らかな使用感を有するグリースが求められている
という問題点がある。
本発明は上記問題点を解決し、従来のグリースよりもフ
ィーリングが良く、滑らかな使用感を有し、且つ温度変
化、経時変化に対して安定している電気スイッチの摺動
接点用グリースを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、発明の目的を遠戚するため、本発
明に係る電気スイッチの摺動接点用グリースは、次のよ
うに構成したことを特徴とする。すなわち、 グリース
組成物100重量部中、(A)α−オレフィン重合油 
 60〜90重量部、(B)高級脂肪酸のリチウム塩 
5〜lO重量部、(C) 2,6−ジターシャリーブチ
ル−4−メチルフェノール0.5〜3tf[、([1)
エチレン◆α−オレフィン重合高粘性体0.5〜7重量
部、(E)ポリブテン5〜17重量部を含むことを特徴
とする。
本発明においてはベースオイルとして、グリース組成物
100重量線中α−オレフィン重合油60〜SO重量部
を使用する。
α−オレフィン重合油は、酸化安定性、熱安定性せん断
安定性に優れており、低温流動性も良好であり、また添
加剤との相溶性が良好である。
本発明に使用するα−オレフィン重合油は、αオレフィ
ンを重合して作られる。その−数式を示せば次の通りで
ある。
(式中、RはCnH2n+1を示し、nは整数を示す。
) このα−オレフィン重合油は一般に市販されているもの
を使用することができ、例えば、プレイオイル カンパ
ニー インコーポレイテッド株式会社製造のパオール(
商標)やライオン油脂株式会社製造のリボループ(商標
)を挙げることができる。
本発明に使用する高級脂肪酸のリチウム塩は、増ちょう
剤であり、グリース組成物100重量部中5〜10重量
部を使用する。
グリースの増ちょう剤には従来から、金属石けん、無機
系、有機系の増ちょう剤等各種知られている。
◇尿石けんの合屈部分には、ナトリウ11、カリウム、
カルシウム、バリウム、ストロンチウムアルミニウム、
リチウムなどが挙げられ、該金属石けんの脂肪酸部分に
は、各種の脂肪酸、または脂肪酸混合物、更に脂肪酸と
他の酸、例えば酢酸、安息香酸、ホウ酸、ジカルボン酸
、サリチル酸などを組み合せたいわゆるコンプレックス
石けんタイプを挙げることができる。これらの脂肪酸類
は、−殻内に動物油脂、植物油、ワックス等に含まれる
グリセリンエステルを分解して得たもの、あるいは人工
的に生成した鎖状の脂肪酸類である。かかる脂肪酸類の
代表的な例としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸等の不飽和脂肪
酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸を挙げる
ことができる。
無機系増ちょう剤としては、ベントナイト、コロイドシ
リカ、シリカエアロゲル、アルミナ、黒鉛、雲母、タル
ク、クレー、ケイソウ土などが挙げられる。
また有機系増ちょう剤としては、ウレア系増ちょう剤等
を挙げることができる。その代表的なものに、ジウレア
系、テトラウレア系等が例示できる。この他のイ1機系
増ちょう剤としては、尿素系、インダンスレン系、フタ
ロシアニン系、アメリン系等を挙げることができる。
本発明においては、高級脂肪酸のリチウム塩を使用する
本発明に使用する2、θ−ジターシャリーブチルー4メ
チルフェノールは、フェノール系酸化防止剤の1種であ
り、グリース組成物100重量部中0.5〜3重量部使
用する。酸化防止剤としては、フェノール系、アミン系
、有機酸系、硫黄化合物系等各種の酸化防止剤が知られ
ているが、本発明においてはフェノール系の2.6−ジ
ターシャリ−ブチル−4−メチルフェノールが欠点がな
く最適である。
本発明に使用するエチレン・α−オレフィン重合高粘性
体は、増粘剤として使用するものであり、グリース組成
物100重量部中0.5〜7重量部使用する6ベースオ
イルに同系統のα−オレフィンπ合油を用いているので
、増粘剤としてのエチレン◆α−オレフィン高重合体は
ベースオイルとの相溶性が良好であり、増粘剤としての
効果を充分に発揮させることができる。
エチレンeα−オレフィン重合高粘性体の一般式を示せ
ば次の通りである。
H[(CH2CH2)X (CH2CH)Y]PH(式
中、RはCnH2n+1で示される飽和炭化水素を示し
、x、y、p、nは整数である。)このエチレン・α−
オレフィン重合高粘性体バー般に市販されているものを
使用することができ、例えば、三井石油化学工業株式会
社製造のオルフェース(商標)Lシリーズを挙げること
ができる。
本発明に使用するポリブテンは、グリース組成物のフィ
ーリングを改良し、滑らかな使用感を与えるためのもの
であり、グリース組成物100重量部中5〜17重量郁
使用する。
ポリブテンの一般式を示せば次の通りである。
(式中、nは整数である。) このポリブテンは一般に市販されているものを使用する
ことができ、例えば、日本石油化学株式会社製造の日石
ポリブテン(商標)を挙げることができる。
本発明において使用するポリブテンは平均分子量が13
50.2700程度の比較的低分子量のものを、グリー
ス組成物100重量部中5〜17的多量に使用する。グ
リースの粘度を高めるため高分子量のポリブテンを少量
使用するのとは異なり、低分子量のポリブテンを多量に
使用する・ことにより、グリース組成物のフィーリング
を改良し、滑らかな使用感のグリース組成物が得られる
[実施例] 以下本発明の実施例を示して詳細に説明する。
実施例 第1表の配合処方により、以下の方法で調整した。なお
、本実施例においてα−オレフィン重合油(A) (C
)はプレイ オイル カンパニー インコーポレイテッ
ド株式会社製造のパオール(商標)−80、−400を
使用した。このものの約32度Cの粘度は約33cSt
 、約4?2cSt.  100度Cの粘度は約6cS
t 、約40cStのものであり,またα−オレフィン
重合油(B)はα−オレフィン重合油(A)(C)の等
景況合物である。エチレン・α−オレフィン重合高粘性
体は三井石油化学工業株式会社製造のオルフェース(商
標) L−1050を使用した。このものの 100度
Cの動粘度は約4300cStである。エチレン◆αー
オレフィン重合高粘性体は鉱油または前記のα−オレフ
ィン重合体(A)に溶解してから混合した。ポリブテン
(A)(B)は日本石油化学株式会社製造の日石ポリブ
テンHV−300、HV−1800を使用した。このも
のの40度Cの動粘度は約28000cSt、 171
000cSt,400度Cの動粘度は約590cSt.
 3800C9tであって、平均分子量は!350、2
700である。
α−オレフィン重合油、ステアリン酸リチウムを十分に
撹拌混合した後、加熱下で混合物の温度が185度Cに
なるまで撹拌を続行する。温度が185度Cになったら
加熱を止めて放冷しながら撹拌を続け、混合物の温度が
100度Cになった時点で加熱を止め、2.6−ジター
シャリ−ブチル−4−メチルフェノールを添加、混合し
た。混合物を室温まで放冷した後、エチレン・α−オレ
フィン重合高粘性体の溶解物とポリブテンを添加し、十
分に撹拌した後、三段ロールによる仕上げ処理に付した
比較例1〜9 第1表の配合処方により、実施例と同様の方法で調整し
た。
得られたグリース組成物の性状を第1表に示す。ここで
、25度CでのNPC式回転トルクは、第1図に示すト
ルク試験機を25度Cの雰囲気中で使用し次のようにし
て測定する。ここで、lは平ギヤー、2はテンションワ
イヤー、3はストレンゲージ、4はレコーダー、5はモ
ーター、6は外筒、7は内筒を示す。内筒は直径的30
mmで外筒とのクリアランスは約0.03mmであり、
平均周速1.57CII/SeCで回転する。内筒の摺
動面の手前から約374までにグリース約0.3gを厚
みを均一に塗布する。外筒を内筒にはめ、テンションワ
イヤーを外筒に取付ける。内筒を1O rpmの回転数
で回し、4分枝の回転トルクを測定する。
この回転トルクを 高くすることにより、 滑らかな使用感のグリース 第1表から明らかなように、実施例1は低粘度の粘着性
を持つグリースであって、比較例よりも低温特性が良く
、さらに粘着性が高い値を示し、フィーリングが良く、
滑らかな使用感を有し、且つ温度変化、経時変化に対し
て安定している。また実施例2は高粘度の粘着性を持つ
グリースであって、比較例よりも低温起動トルクが高く
、操作力の大きいスイッチに適するグリースであり、フ
ィーリングが良く、滑らかな使用感を有し、且つ温度変
化、経時変化に対して安定している。
[発明の効果] 摺動接点には、その摺動部の摩耗をおさえ、その摺動を
円滑化する目的でグリースを塗布するが、この場合、摺
動の抵抗が小さいと、フィーリングが悪くなり、滑らか
な使用感が得られない。
フィーリングが良くなり、好ましいとされる場合、グリ
ースの粘性流動にもとづく適度の抵抗感を摺動操作を行
う人の手に与えるが、その場合、そのような粘性抵抗が
温度変化、経時変化に対して安定しており常に一定の抵
抗感を与えることが要求される。
このような粘性抵抗を表わす方法として、回転抵抗(ト
ルク)で表現することがあり、低温ではJISによる低
温トルク、常温ではNPC式2円筒トルクが、粘性抵抗
(粘着性)を判断する目安となる。
第1表に示されるように、実施例1.2はJISによる
低温トルク、常温のNPC式2円筒トルクの数値が良好
であり、グリースの粘性流動にもとづく適度の抵抗感を
摺動操作を行う人の手に与え、その場合、そのような粘
性抵抗が温度変化、経時変化に対して安定しており常に
一定の抵抗感を与える。
一方第1表に示されるように、比較例の低温トルク、常
温トルクの数値はいずれも不充分であり、グリースの粘
性流動にもとづ〈摺動操作を行う人の手に与える抵抗感
は悪く、また粘性抵抗が温度変化、経時変化に対して安
定していない。
上記のように、本発明に係る電気スイッチの摺 3 動接点用グリースは前記のように構成されているので、
フィーリングが良く、滑らかな使用感を有し、且つ温度
変化、経時変化に対して安定しているという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はトルク試験機の正面図である。 1・・・平ギヤー 2・・・テンションワイヤー 3・・・ストレンゲージ、 4・・・レコーダー 5・・◆モーター 6・・・外筒、 7・・・内筒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 グリース組成物100重量部中、 (A)α−オレフィン重合油80〜90重量部、 (B)高級脂肪酸のリチウム塩5〜10重量部、 (C)2,6−ジターシャリーブチル−4−メチルフェ
    ノール0.5〜3重量部、 (D)エチレン・α−オレフィン重合高粘性体0.5〜
    7重量部、 (E)ポリブテン5〜17重量部、 を含むことを特徴とする電気スイッチの摺動接点用グリ
    ース。
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