JPS62270698A - 電子機器用グリ−ス - Google Patents

電子機器用グリ−ス

Info

Publication number
JPS62270698A
JPS62270698A JP11258286A JP11258286A JPS62270698A JP S62270698 A JPS62270698 A JP S62270698A JP 11258286 A JP11258286 A JP 11258286A JP 11258286 A JP11258286 A JP 11258286A JP S62270698 A JPS62270698 A JP S62270698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
grease
weight
olefin
alpha
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11258286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662986B2 (ja
Inventor
Masanori Tsuchiya
土谷 正憲
Yuzo Yamano
山野 裕造
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Sony Corp
Original Assignee
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYODO YUSHI KK, Kyodo Yushi Co Ltd, Sony Corp filed Critical KYODO YUSHI KK
Priority to JP61112582A priority Critical patent/JPH0662986B2/ja
Publication of JPS62270698A publication Critical patent/JPS62270698A/ja
Publication of JPH0662986B2 publication Critical patent/JPH0662986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は電子機器、特にラジオ、テープレコーダ等の音
響機器に用いて好適な電子機器用グIJ +ス、特に低
温性能および潤滑性の改善された電子機器用グリースに
関するものである。
(従来の技術) かような音響機器においてはダイヤル機構、録音(録画
)、再生、停止、早送り、巻戻し等の切換操作部、モー
タ等の各種可動部が存在し、その潤滑を行うためには、
一般にグリースが充填され使用されている。
かかる電子機器用グリースに必要な特性としては、可動
面に付着性が優れシール手段を設けることなく漏洩せず
長期間使用し得ること、使用温度範囲の一20〜+70
℃において安定した所望の潤滑性を有すること、すなわ
ち温度特性が優れていること、コストができるだれ低度
であることが望まれる。
更に近時キャビネットをはじめとして各部にプラスチッ
ク材が多く用いられているので、これらのプラスチック
材を侵すことのないグリースであることが望まれる。こ
こでかような電子機器に用゛ いるプラスチックとして
はスチレン系の樹脂であるABS樹脂(アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン)、へS樹脂(アクリロニト
リル−スチレン)1、PS樹脂(ポリスチレン)等が好
適なものとされているが、これらの樹脂に対して通常の
自動車用、産業機械用、航空機用のグリースは侵食性が
大きく、そのモールド体にクレージング(ひび)を生じ
たり、ことにそのモールドのウェルドラインにクランク
(割れ)を生じさせる事故が大きく発生するという欠点
があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本出願人は先にかような電子機器用グリースにおいて精
製鉱油50〜80重量部、炭素数4〜20個の合成オレ
フィンポリマー5〜30重量部、第4級アンモニウム塩
処理ベントナイト5〜15重量%を主体とするグリース
によって、樹脂に対する侵食性が少なくしかも温度特性
、付着性、潤滑性が優れたグリースを開発し、提案した
(特開昭55−16066号公報)。しかしながらその
後電子機器の小型化、′高機能化、使用温度範囲の拡大
に伴ってより一そうの低温性能の向上および潤滑性の向
上に迫られている現状であって、これが解決を要する問
題点である。
(問題点を解決するための手段) かような問題点を解決するための手段として、先ず基油
について検討を行ない精製鉱油を減量し合成オレフィン
ポリマーを増量し、かつ合成オレフィンポリマーの品質
を限定して低温性能の良好なものを選択使用して低温性
能の向上を計った。
ついで新たに固体潤滑剤を加え潤滑性を向上させる事を
試みた。かくして実験を反復し研究を進めた所、意外に
も0合成オレフィンポリマーとして特定の低粘度の炭素
数6ないし12のαオレフィン重合油と、特性の高粘度
の炭素数6ないし12のαオレフィン重合油の特定比の
混合油を用い、更にこれと精製鉱油とを特定比で混合し
て基油とすることによって、その他の単味油および混合
油と比較して格段に優れた低温性が得られることを見出
した。
次いで上記基油の低温性を維持しつつ潤滑性を向上させ
ようとして適当な添加剤およびその配合比率について研
究を行った。この結累計らずもこの目的には固体潤滑剤
と共に高分子粘着剤を特定量組合せて共存させることが
最も効果があることを知り得たのである。かくして上記
の混合基油を使用し、公知の増ちょう剤の中でも第4級
アンモニウム塩処理ベントナイトによって増ちょうし、
かつ固体潤滑剤、高分子粘着剤等の添加剤を添加したグ
リース組成物によって低温性が格段に優れかつ潤滑性が
著るしく向上しているグリースが得られ、さらにこのグ
リースについてプラスチック侵食性を試験した所、この
点についても優れた成績を得られることを見出し、本発
明を完成することができたものである。
すなわち本発明は A−(1)  炭素数6〜12のαオレフィンを重合し
て得られた40℃における動粘度が17〜60cs t
のαオレフィン重合油8〜25重量%、 A−(2)炭素数6〜12のαオレフィンを重合しテ得
られた40℃における動粘度が150〜450cs t
のαオレフィン重合油35〜60重量%、A−(314
0℃における動粘度が135〜352cstの精製鉱油
12〜40重景% B重量11  固体潤滑剤  0.5〜5重量%B−(
2+  高分子粘着剤 0.1〜3重景重量  第4級
アンモニウム塩処理ベントナイト1〜15重量% とよりなり、かつA−fl) /A−f2+の混合比が
重量比で20〜40/60〜80であり、〔八−(Ll
+A−(2)1/^−(3)の混合比が重量比で60〜
80/20〜40であることを特徴とする電子機器用グ
リースである。
(作 用) 本発明において使用するA−(13成分および^−(2
)成分のαオレフィン重合油は炭素数6〜12のαオレ
フィン(1−オレイン)を低度重合して得られた公知の
合成炭化水素系潤滑油であって、A−(31成分の精製
鉱油と比較していずれも流動点が低く低温性が良好であ
り、特に八−(1)成分の低粘度αオレフィン重合油は
低温性が最も優れている。
しかし−面摩擦係数は精製鉱油より小さく潤滑性は劣り
特にA−T1+成分の低粘度αオレフィン重合油は摩擦
係数が最も大きく潤滑性か劣る。
しかしこの3種の基油を組合せて得られる混合油は、そ
れ等の相乗効果により低温性が良好であって、潤滑性も
比較的良好である。そしてこの混合油にB−fl)成分
の固体潤滑剤およびB −(2)成分の高分子粘着剤を
添加共存させたことにより、低温性と同時に潤滑性が著
しく改善される。
よって本発明の電子機器用グリースは、前記の如<A−
(1)、 A−12>、 A−(3)成分の基油を前記
の比率に混合し、これをC成分の増ちょう剤で増ちょう
し、更にこれにB−11)、 B−+2)成分の添加剤
を前記比率に添加して得られたグリースであって、前記
混合比率の範囲内のみが本発明の効果のある範囲である
ここにC成分の増ちょう剤は本質的にはすべてり増ちょ
う剤を使用し得るが中でも第4級アンモニウム塩処理ベ
ントナイトが前記組合せの基油および添加剤との親和性
が良く、最も適当なものである。前記基油の含有率、混
合比については該範囲内の組成のみが目的を達する範囲
であり、固体潤滑剤、高分子粘着剤の含有率については
いずれも下限未満では効果がなく、上限を超えると効果
が飽和状態となり、後者の場合は多すぎると低温性が悪
(なり目的を達することはできない。
本発明に使用する固体潤滑剤は二硫化モリブデン、グラ
ファイト等であり粒径5μm以下の微粉末のものが好ま
しい。高分子粘着剤はポリメタクリレート、ポリブテン
、ポリイソブチレン等の油溶性高分子である。
その他の添加剤として第4級アンモニウム塩処理ベント
ナイト増ちょう剤の基油への分散剤としてプロピレン力
、−ボンネート、アセトン等、酸化防止剤として、2,
6−ジターシャリ−ブチル−パラクレゾール、フェニル
αナフチルアミン等防錆剤としてN−アルギルトリメチ
レンジアミンジオレエート、ソルビタンモノオレエート
等を添加することもできる。
(実施例) 第1表の実施例、比較例に示す組成の試料を次の製造方
法によって作成し、第1表に示す試験項目について次の
試験方法によって試験を行い、本発明の効果を確認した
(1)製造方法 実施例1について説明すると、40℃における動粘度が
30.5 cst、100℃における動粘度が5.8C
3t、粘度指数が136の低粘度αオレフィン重合油1
1.93 g 、40℃における動粘度が410.6 
cst100℃における動粘度が40.7 cst、粘
度指数150の高粘度αオレフィン重合油47.51 
gおよび40℃における動粘度が2)7.2 cst 
、 100℃における動粘度が16.5 cst、粘度
指数75の精製鉱油26.26を混合し、これに第4級
アンモニウム塩処理ベントナイト9.5gおよびプロピ
レンカーボンネート0.80 gを加え攪拌して均一な
ペーストとし、ついでホモジナイザーを通過させてグリ
ース状にし、更にポリメタクリレ−)1g、二硫化モリ
ブデン3gを加え均一になるまで混練して試料とした。
実施例2〜4および比較例1〜3については以上と同一
操作で配合のみ変えて行いそれぞれ試料とした。比較例
4は特開昭55−16066号のグリースであり、比較
例5は市販電子機器用グリースである。
(2)試験方法 1)低温性試験方法 JIS K 22205.14低温トルク試験方法によ
り一20℃、 −10”C,−5℃,Q℃、20℃の各
温度の起動トルク(S、 T)および回転トルク(R,
T)を測定した。
2)潤滑性試験方法 着出式4球摩擦試験機によりステップバイステップ法で
荷重を増加し耐荷重能(油圧)を測定した。
3)プラスチック侵食性試験方法 ひずみ対空気比を測定しこの数値の大きいグリースをプ
ラスチック侵食性が小と判定した。
このひずみ対空気比は膨出湾曲基板面に沿って初期の長
さβを有する樹脂板をその両端において基板にクランプ
して湾曲させ、これによって樹脂板の延び分を測定し、
樹脂板にグリースの塗った場合の延び分をΔIg、塗ら
ずに空気に直接接触している場合のそれをΔ1aとした
ときの比、Δ1g/ΔJaXIQQ(χ)で表わしたも
のである。なおこのひずみ対空気比は本発明の対象とな
る電子機器においては55以上であることが望まれるが
、従来一般のグリースではかようなものはなかったが、
本発明の組成のグリースでは70%にも及ぶものが得ら
れた。
(発明の効果) 第1表に示すように本発明の組成範囲の電子機器用グリ
ースは、本発明の組成範囲外のグリース、特開昭55−
16066号のグリースおよび市販電子機器用グリース
と比較し低温性が格段に優れ、潤滑性も著るしく向上し
かつプラスチック侵食性も優れた成績であるという効果
が得られることが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A−(1)炭素数6〜12のαオレフィンを重合し
    て得られた40℃における動粘度が17〜60cstの
    αオレフィン重合油8〜25重量%、 A−(2)炭素数6〜12のαオレフィンを重合して得
    られた40℃における動粘度が150〜450cstの
    αオレフィン重合油35〜60重量%、A−(3)40
    ℃における動粘度が135〜352cstの精製鉱油1
    2〜40重量% B−(1)固体潤滑剤0.5〜5重量% B−(2)高分子粘着剤0.1〜3重量% C第4級アンモニウム塩処理ベントナイ ト1〜15重量% とよりなり、かつA−(1)/A−(2)の混合比が重
    量比で20〜40/60〜80であり、〔A−(1)+
    A−(2)〕/A−(3)の混合比が重量比で60〜8
    0/20〜40であることを特徴とする電子機器用グリ
    ース。
JP61112582A 1986-05-19 1986-05-19 電子機器用グリ−ス Expired - Lifetime JPH0662986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61112582A JPH0662986B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 電子機器用グリ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61112582A JPH0662986B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 電子機器用グリ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62270698A true JPS62270698A (ja) 1987-11-25
JPH0662986B2 JPH0662986B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=14590331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61112582A Expired - Lifetime JPH0662986B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 電子機器用グリ−ス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662986B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337297A (ja) * 1989-07-04 1991-02-18 Tokai Rika Co Ltd 銅接点用グリース
JPH0428755U (ja) * 1990-06-28 1992-03-06
JPH05287289A (ja) * 1990-04-26 1993-11-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 薄膜磁気ディスク潤滑剤
JPH06220480A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Tonen Corp 緩衝器用潤滑油
JP2008266377A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Nok Kluber Kk 潤滑油組成物
JP2008266376A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Nok Kluber Kk 潤滑油組成物
WO2010150726A1 (ja) * 2009-06-22 2010-12-29 出光興産株式会社 グリース組成物
CN114181755A (zh) * 2021-12-24 2022-03-15 洛阳精一新材料科技有限公司 一种高粘附低电流型塑料齿轮箱用润滑脂及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516066A (en) * 1978-07-24 1980-02-04 Sony Corp Grease
JPS6044593A (ja) * 1983-08-23 1985-03-09 Idemitsu Kosan Co Ltd 汎用グリ−ス組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516066A (en) * 1978-07-24 1980-02-04 Sony Corp Grease
JPS6044593A (ja) * 1983-08-23 1985-03-09 Idemitsu Kosan Co Ltd 汎用グリ−ス組成物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337297A (ja) * 1989-07-04 1991-02-18 Tokai Rika Co Ltd 銅接点用グリース
JPH05287289A (ja) * 1990-04-26 1993-11-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 薄膜磁気ディスク潤滑剤
JPH0428755U (ja) * 1990-06-28 1992-03-06
JPH06220480A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Tonen Corp 緩衝器用潤滑油
JP2008266377A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Nok Kluber Kk 潤滑油組成物
JP2008266376A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Nok Kluber Kk 潤滑油組成物
WO2010150726A1 (ja) * 2009-06-22 2010-12-29 出光興産株式会社 グリース組成物
JP2011001517A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Idemitsu Kosan Co Ltd グリース組成物
CN114181755A (zh) * 2021-12-24 2022-03-15 洛阳精一新材料科技有限公司 一种高粘附低电流型塑料齿轮箱用润滑脂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662986B2 (ja) 1994-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4115284A (en) Brake grease compositions
US5180865A (en) Base oil for shear stable multi-viscosity lubricants and lubricants therefrom
JP5444806B2 (ja) グリース組成物及び機械部品
US5436379A (en) Base oil for shear stable multi-viscosity lubricants and lubricants therefrom
US3925216A (en) Lubricating composition for conduits and raceways
CA1244399A (en) Synergistic lubricant additives of antimony thioantimonate and molybdenum disulfide or graphite
CA2194952A1 (en) Lubricating compositions
JPS62270698A (ja) 電子機器用グリ−ス
US6245253B1 (en) Liquid composition and its use as magneto-rheological liquid
JPH0534394B2 (ja)
JPS62250097A (ja) ジウレアグリ−ス組成物
US5908815A (en) Heat resistant grease
US4481122A (en) Lubricant compositions
JP2008038047A (ja) 高架橋樹脂添加グリース組成物
CA2155686C (en) Asymmetric triblock copolymer viscosity index improver for oil compositions
JPH09194867A (ja) 潤滑グリース組成物
JP3433402B2 (ja) 含浸軸受用油組成物
JP2728736B2 (ja) ウレアグリース組成物
JP3246989B2 (ja) 潤滑剤組成物
EP0359466B1 (en) Lubricating composition
JP2872540B2 (ja) 焼結含油軸受油組成物
JPH03128994A (ja) 電気スイッチの摺動接点用グリース
JPH01104695A (ja) 潤滑油組成物
JPS6126599B2 (ja)
US20200412029A1 (en) Dispensable Grease Sealants, Method For Producing Same, Crimp Connection, Method For Producing Same, And Use Of The Dispensable Grease Sealants