JPH03128758A

JPH03128758A - 自走台車利用の搬送装置

Info

Publication number: JPH03128758A
Application number: JP1267758A
Authority: JP
Inventors: Shigeyoshi Fujita; 藤田　成良; Kazuyoshi Fukuhara; 福原　一義
Original assignee: Daifuku Co Ltd
Current assignee: Daifuku Co Ltd
Priority date: 1989-10-13
Filing date: 1989-10-13
Publication date: 1991-05-31
Anticipated expiration: 2011-07-10
Also published as: JP2515597B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ガイドレールに案内されて走行し且つモータ
ーに連動連結する走行用駆動車輪を備えた搬送用自走台
車に関するものである。

（従来の技術及びその問題点）自動車等の大型で大重量の被搬送物を搬送する搬送用自
走台車としては、前後２箇所に各々左右一対の車輪を軸
支した４輪台車が使用されるが、この４車輪の内の一つ
をモーターによって回転駆動させる場合、全荷重の略４
分の１の荷重が走行用駆動車輪に作用するだけであるか
ら、当該車輪の接地圧が小さく、加速時に車輪がスリッ
プして安定的に高速走行駆動させることが困難である。

このように走行用駆動車輪の接地圧が不足する場合、当
該駆動車輪が転動するガイドレールに対し、前記駆動車
輪のある側とは反対側にバックアップローラーを配設し
、このバックアップローラーをスプリングの付勢力で前
記ガイドレールに圧接させることにより、その反力で前
記走行用駆動車輪の接地圧を大きくする方法が講じられ
るが、従来のこの種のバックアップローラー付きの搬送
用自走台車では、前記バックアップローラーが常時ガイ
ドレールに圧接しているため、走行用駆動車輪やバック
アップローラーの耐用寿命が短く、ランニングコストが
高くつく欠点があった。

（課題を解決するための手段）本発明は上記のような従来の問題点を解決するために、
モーターに連動連結する走行用駆動車輪を備えた搬送用
自走台車に於いて、前記駆動車輪が転動するガイドレー
ルに対し、前記駆動車輪のある側とは反対側に、前記ガ
イドレールに対し遠近方向移動可能なバックアップロー
ラーを配設すると共に、当該バックアップローラーを前
記ガイドレール側へ付勢するスプリングと、当該バック
アップローラーが前記ガイドレールに接触するのを阻止
するストッパーとを設け、台車走行経路側の特定区間に
於ける前記ガイドレールには、前記バックアップローラ
ーが前記スプリングの付勢力に抗して乗り上げるバック
アップ用レール部分を設けて成る搬送用自走台車を提案
するものである（実施例）以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。

第１図〜第４図に於いて、１は搬送用自走台車であって
、前後２箇所に各々左右一対の車輪２ａ２ｂ及び３　ａ
　＋　　３　ｂが配設されている。前側の左右一対の車
輪２ａ、２ｂは、各々垂直操向軸４ａ、４ｂによって台
車フレーム５に軸支された軸受部材６ａ、６ｂに支承さ
れ、両軸受部材６ａ。

６ｂは、これら軸受部材６ａ、６ｂから斜め前方内方に
延設された操向レバー？ａ、７ｂとタイロッド８とによ
って互いに連動操向運動するように構成されている。又
、一方の車輪２ａは、当該車輪２ａを支承する軸受部材
６ａに取付けられたモーター９に連動連結されている。

後側の左右一対の車輪３ａ、３ｂを軸支する軸受部材１
０ａ、１０ｂは、中央部が前後方向支軸１１によって台
車フレーム５に軸支された上下揺動可能な可動フレーム
１２の左右両端下側に、各々垂直操向軸１３ａ、１３ｂ
によって軸支され、両軸受部材１０ａ、１０ｂは、これ
ら軸受部材ｌＯａ、１０ｂから斜め後方内方に延設され
た操向レバー１４ａ、１４ｂとタイロッド１５とによっ
て互いに連動操向運動するように構成されている上記搬
送用自走台車ｌの走行経路側には、前記モーター駆動の
車輪２ａとこの車輪２ａの後方に位置する車輪３ａとを
支持案内するガイドレール１６が配設されている。この
ガイドレール１６は、残りの車輪２ｂ、３ｂを支持案内
する床面１７と同一レベルの車輪転動面１８を形成する
床板１９と、この床板１９をピット２０内で支持する型
鋼２１と、前記車輪転動面１８の真下で前記型鋼２１に
取付けられた角棒状レール材２２とから構成され、前記
車輪転動面１８の片側には、ビット２０内と床面上とを
連通させるスリット状開口部２３が設けられている。

前記モーター駆動の車輪２ａとこの車輪２ａの後方に位
置する車輪３ａとを軸支する軸受部材６ａ、ｌＯａには
、前記スリット状開口部２３を貫通してピット２０内に
延びる■、字状のブラケ、リド２４．２５が連設され、
これらブラケット２４゜２５には、前記ガイドレール１
６の角棒状レール材２２を車輪２ａ、３ａの真下前後２
箇所で左右両側から挾む操向用ガイドローラー２６．２
７が軸支され、更にモーター駆動車輪２ａ側のブラケッ
ト２４には、車輪２ａの真下位置で前記角棒状レール材
２２の下側に位置するバックアップローラー２８が設け
られている。

第５図にも示すように、前記バックアップローラー２８
は、前記ブラケット２４に水平支軸２９により上下揺動
可能に軸支された可動アーム３０の中間位置に支軸３１
で軸支されている。前記可動アーム３０は、その遊端部
と前記ブラケット２４から連設のスプリング受は座３２
との間に介在された圧縮コイルスプリング３３により上
向きに付勢されるが、前記スプリング受は座３２に下端
が固定され且つ前記可動アーム３０の遊端部に設けられ
た貫通孔３４を貫通するポルト３５の頭部で構成された
ストッパー３６によって、パックア吋プローー５−９Ｒ
Ｍ色燦什レール材９９の下仰１而２２ａに接触しない上
動限位置に受は止められている。

上記のように構成された搬送用自走台車ｌは、ガイドレ
ール１６に併設した給電レールから台車側の集電ユニッ
トを介してモーター９に給電する等の方法により、当該
モーター９を稼働させて車輪２ａを回転駆動することに
より、ガイドレール１６に沿って床面１７上を走行させ
ることが出来るのであるが、ガイドレール１６の車輪転
動面１８や床面１７に多少の起伏があっても、この起伏
に応じて、後側の左右一対の車輪３ａ、３ｂを左右両端
部で軸支する可動フレーム１２が前後方向支軸１１の周
りで上下に揺動することにより、４つの車輪２ａ〜３ｂ
の全てが確実に車輪転動面１８及び床面１７に接して転
動し、４つの車輪２ａ〜３ｂの内の一つが車輪転動面１
８や床面１７から浮き上がることは皆無である。換言す
れば、モーター９によって回転駆動される車輪２ａは確
実に車輪転動面１８上を転動することになる。

上記の如く搬送用自走台車１がガイドレール１６に沿っ
て走行することになるが、第５図に示すように、バック
アップローラー２８は角棒状レール材２２の下側面２２
ａからは離れており、機能していない。従って、モータ
ー９によって回転駆動される走行用駆動車輪２ａは、４
つの車輪２ａ〜３ｂの全体に作用する荷重の内の４分の
ｌの荷重を受けてガイドレール１６の車輪転動面１８に
圧接することになる。然して、搬送用自走台車ｌを低速
連続走行させる区間では、前記のように走行用駆動車輪
２ａが分担する荷重のみによって当該車輪２ａが車輪転
動面１８に圧接していても、当該車輪２ａが車輪転動面
１８に対しスリップする恐れはないが、搬送用自走台車
１を、適当間隔おきに設定された作業ステーション間で
高速走行させると共に各作業ステーションに於いて一定
時間停止させる必要のある高速間歇走行区間では、前記
のように走行用駆動車輪２ａが分担する荷重のみによっ
て当該車輪２ａが車輪転動面１８に圧接するのでは、圧
接力不足によって、停止状態からの加速時に車輪２ａが
車輪転動面１８に対しスリップする恐れがある。

そこで前記のような高速間歇走行区間には、第６図に示
すように、前記ガイドレール１６の角棒状レール材２２
の下側に、前記バックアップローラー２８が前記スプリ
ング３３の付勢力に抗して乗り上げるバックアップ用レ
ール部分３７を敷設している。従って前記高速間歇走行
区間では、前記バックアップ用レール部分３７にスプリ
ング３３の付勢力に抗してバックアップローラー２８が
乗り上げることによる反力が走行駆動車輪２ａに下向き
に作用し、当該走行駆動車輪２ａが荷重と前記スプリン
グ３３の付勢力の両方で車輪転動面１８に対し強制的に
押しつけられるので、加速時に前記車輪２ａがスリップ
する恐れはなくなり、搬送用自走台車ｌをして確実に高
速間歇走行させることが出来る。

又、ガイドレール１６が水平にカーブする箇所では、モ
ーター駆動車輪２ａを軸支する軸受部材６ａと車輪３ａ
を軸支する軸受部材１０ａとが、横向用ガイドローラー
２６．２７の働きで角棒状レール材２２に沿って垂直操
向軸４ａ、１３ａの周りで操向回転し、この操向回転が
操向用レバー？　ａ、　　７　ｂ、　　Ｉ　４　ａ、　
　１４　ｂ及びタイロッド８゜１５を介して、車輪２ｂ
を軸支する軸受部材６ｂと車輪３ｂを軸支する軸受部材
１０ｂとに伝達されるので、全ての車輪２ａ〜３ｂがガ
イドレール１６の水平カーブに沿って操向せしめられ、
搬送用自走台車１は、ガイドレール１６の水平カーブに
沿って円滑に走行することが出来る。

尚、搬送用自走台車１の走行経路中に水平カーブ経路部
がない場合には、車輪２ａ〜３ｂは前後方向向きに固定
することが出来、上記実施例のような走行機構は不要で
ある。又、可動フレーム１２に軸支されている車輪３ａ
、３ｂの内の一つをモーター駆動するように構成するこ
とも可能である。勿論、搬送用自走台車全体の形態やガ
イドレールによる支持方式等は、上記実施例のものに限
定されない。

（発明の作用及び効果）以上のように本発明の搬送用自走台車によれば、搬送用
自走台車を低速連続走行させるような区間等、走行用駆
動車輪に作用する荷重だけで当該車輪をスリップなく回
転駆動させ得るような区間では、前記バックアップ用レ
ール部分を設けないで、バックアップローラーをガイド
レールから離間させておくことが出来るので、バックア
ップローラーや走行用駆動車輪に無理な力を作用させな
いで済み、これらバックアップローラーや走行用駆動車
輪の耐用寿命を長くしてランニングコストを低減し得る
。

しかも、搬送用自走台車を高速間歇走行させなければな
らない区間等、加速時等に走行用駆動車輪がスリップす
る恐れのある区間には、前記バックアップ用レール部分
を設けておくことにより、バックアップローラーを付勢
するスプリングの付勢力でガイドレールに対する前記走
行用駆動車輪の接地圧を積極的に大きくし、当該走行用
駆動車輪をスリップさせることなく確実に回転加速させ
ることが出来る。従って、前記のような高速間歇走行区
間等でも搬送用自走台車を確実円滑に走行させることが
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は横断平面図、第２図は縦断側面図、第３図及び
第４図は縦断正面図、第５図は要部の拡大縦断側面図、
第６図はバックアップ用レール部分が設けられた走行区
間での要部の拡大縦断側面図である。 ■・・・搬送用自走台車、２ａ〜３ｂ・・・車輪、４ａ
４ｂ、１３ａ、１３ｂ−垂直操向軸、６ａ、６ｂ、７ａ
、７ｂ、１４ａ、１４ｂ−・・操向レバー８．１５・・
・タイロッド、９・・・車輪駆動用モーター１０ａ、１
０ｂ・・・軸受部材、１１・・・前後方向支軸、１２・
・・可動フレーム、１６・・・ガイドレール、１８・・
・車輪転動面、２２・・・角棒状レール材、２３・・・
スリット状開口部、２４．２５・・・ブラケット、２６
．２７・・・操向用ガイドローラー、２８・・・バック
アップローラー、３０・・・可動アーム、３２・・・ス
プリング受は座、３３・・・圧縮コイルスプリング、３
６・・・ストッパー、３７・・・バックアップ用レール
部分。第Ｊ図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

モーターに連動連結する走行用駆動車輪を備えた搬送用
自走台車に於いて、前記駆動車輪が転動するガイドレー
ルに対し、前記駆動車輪のある側とは反対側に、前記ガ
イドレールに対し遠近方向移動可能なバックアップロー
ラーを配設すると共に、当該バックアップローラーを前
記ガイドレール側へ付勢するスプリングと、当該バック
アップローラーが前記ガイドレールに接触するのを阻止
するストッパーとを設け、台車走行経路側の特定区間に
於ける前記ガイドレールには、前記バックアップローラ
ーが前記スプリングの付勢力に抗して乗り上げるバック
アップ用レール部分を設けて成る搬送用自走台車。