JPH03128380A - N↑5,n↑1↑0―メチレン―5,6,7,8―テトラヒドロ葉酸の塩およびその製造方法 - Google Patents

N↑5,n↑1↑0―メチレン―5,6,7,8―テトラヒドロ葉酸の塩およびその製造方法

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JPH03128380A
JPH03128380A JP2191854A JP19185490A JPH03128380A JP H03128380 A JPH03128380 A JP H03128380A JP 2191854 A JP2191854 A JP 2191854A JP 19185490 A JP19185490 A JP 19185490A JP H03128380 A JPH03128380 A JP H03128380A
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ファブリィジオ マラッツァ
Attilio Melera
アッティリオ メレーラ
Rene Viterbo
ルネ ヴィテルボ
Nando Toderi
ナンド トデーリ
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Sapec Fine Chemicals SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、N 6 、 N 10−メチレン−5,6゜
7.8−テトラヒドロ葉酸の塩、その製造方法、ならび
に制癌化合物の効果を協力的に発現させたり、モして/
または制癌化合物の毒性を低減させたり、そして/また
はヒトおよび/または動物の細胞を保護したりする薬剤
の製造へのその使用に関する。
〈発明の背景〉 式IIのNS、!tJlo−メチレンー5,6゜7.8
−テトラヒドロ葉酸(CH2T HFと略称)は、酵素
であるチミジル酸シンセターゼ(TSと略称)を阻害す
る際に、5−フルオロウラシル(5−FU)および/ま
たはそのプロドラッグ、たとえばフロクスウリジン(F
loxuridine )  テガファ−(Tegaf
ur)の−種とともに、補因子として作用する化学種で
ある。5−FUまたはそのプロドラッグの一種は、代謝
によって5F−デオキシウリジン−燐酸(5F −d 
u M Pと略称)に変化し、これはCH2−THFの
存在下で、TSと共有重合によって不可逆的に結合して
、5F−dUMP/TS/CH,−THFと記載される
三元錯体が形成する。
5−FUおよびそのプロドラッグは、結腸癌、直腸癌、
および膵臓癌、ならびに他の形態の癌、たとえば乳癌お
よび胃癌を治療する際の化学療法剤として広く使用され
ている。癌細胞に対する細胞毒性を増大させるには、T
Sの阻害率をできるだけ高くする必要がある。そのため
には、これらの細胞に5−FU (またはそのプロドラ
ッグの一種)および補因子CH。
THFの双方を適切に供給してやる必要がある。5−F
U (またはそのプロドラッグ)は体外由来の化合物で
、患者に任意所望の量を投与することができるが、CH
2−THFは通常、体内の葉酸プールから数多くの代謝
による変化を経て形成される。しかしこ゛うして形成さ
れたCH,−THFの量は、TSを効率的かつ完全に阻
害するうえで十分でない可能性がある。
したがって、CH,−THFの代謝前駆物質である葉酸
カルシウム(CaFと略称)を、5−FUと同時に患者
に大量に投与する臨床治療プロトコールを使用するのが
慣例となっている。トラップ(R,J、 DeLap)
  エール大学生物学医学雑誌(The Yale J
ournal of Biologyand Medi
cine) 61 、23 (1988)を参照のこと
。こうしたCaFの大量投与の結果、下痢や口内炎とい
った副作用が生じる。マリニ(G、 Marini )
ら、オンコロジー(Oncology)44.336 
(1987)を参照のこと。患者に、それ自体が三元錯
体を形成する種であるCH”−THFを適当な量投与す
ることは、純度が十分高く、水に溶けやすく、かつ安定
な化合物の大規模な製造方法が見つかっていないので、
現在に至るまで不可能なままである。
〈従来技術の説明〉 CH,−THFを遊離酸として小規模に製造することは
、何人かの著者によって記載されている。プレークレー
ら(R,L、 Blakley)  生化学雑誌(Bi
ochem、 Journal)  72.707(1
959);オズボーンら(M、J、 0sborn。
P、T、Ta1bert、F、M、Huenneken
s) 、アメリカ化学会報(J、 Am、 Chem、
 Sac、 ) 82.4921  (1960);カ
レンら(R,G、 Kallen。
W、P、  Jenks  )  、生物化学雑誌(J
、  Biol。
Chem、) 241.5851 (1966);ファ
ノナら(P、R,Farina、  L、J、  Fa
rina、  S、J。
Benkovic  )  アメリカ化学会報(J、 
 Am。
Chem、 Soc、 ) 95.5409 (197
3);ノーリーら(R,P、Leary、Y、Gaum
ont、R。
L、K15liuk)  生化学生物物理研究通信(B
iochem、 Biophys、 Res、 Com
m、 ) 56.484 (1974):キスリューク
ら(R,L。
K15liuk、 D、 Strumph、 Y、 G
aumont、 R,P。
Leary、 L、 Pa1nte)、医学化学雑誌(
J、 Med。
Chew、 ) 20.1531  (1977)、ボ
ーら(M、  Poe、  L、M、  Jackma
n、  S、T、  Benkovic  )生化学(
Biochemfstry) 18.5527(197
9);およびカルバ−マツテンら(R。
Kalbermatten、 W、 5taedeli
、 J、H,Bieri。
M、  Viscontini  )、ヘルプ・ヒム・
アクタ(Helv、 Chim、 Acta、 ) 6
4.2627 (1981)を参照のこと。
ザローら(C,Zarow、 A、M、 Pe1lin
o、 P、V。
Daneberg )  ブレン・バイオケム(Pre
p。
Biochem、) 12.281 (1983)には
、酵素を用いた還元工程を含む「大規模な」製造方法が
記載されている。
しかしいずれの場合でも、生成物を凍結乾燥の形態、ま
たは非晶質粉末以外の形態で単離することはできず(タ
トム・ジュニアら(C,M。
Tatum Jr、、 P、A、 Benkovic、
 S、T、 Benkovic。
R,Potts)  生化学(Biochernist
ry) 16.1903 (1977)を参照のこと)
 また、純度も80%以下でしか単離できなかったので
、これらの生成物はヒトの治療の用途には不適当であっ
た。
CH2−THFを遊離酸として得る2種の合成方法が記
載されている。
第一の方法 式工■: の5,6,7.8−テトラヒドロ葉酸を、pH7の水溶
液中で過剰のホルムアルデヒドと反応させる。ボーら(
M、 Poe、 L、M、 Jackman、 S、T
Benkovic )  生化学(Biochemis
try) l 8.5527 (1979);カルバ−
マツテンら(R,Kalbermatten、 W、 
5taedeli、 J、H。
Bieri、 M、 Viscontini )  ヘ
ルプ・ヒム・アクタ(Helv、 Chim、 Act
a、 ) 64.2627(1981);ザローら(C
,Zarow、  A、hl。
Pe1lino、 P、V、 Daneberg ) 
 プレ1・バイオケム(Prep、 Biochem、
 ) l 2.281 (1983)を参照されたい。
この方法は、式II:の遊離酸をミリグラムの単位で製
造する場合にのみ適当で、CH2THFはpH7の水溶
(夜中では不安定な性質を有するので低純度(80%未
満)の生成物しか得られない。カレンら(R,G、 K
allen、 W、P、 Jenks )  生物化学
雑誌(J、 Biol、 Chem、) 241.58
51 (1966) を参照されたい。
第二の方法 式■ の塩化物の形態のNs、N+a−メテニル−5゜6.7
.8−テトラヒドロ葉酸を、無水溶剤中でN a B 
H4を用いて還元する。さきに示した式IIの遊離酸で
あるCH2−THFが、純度が75−80%非晶質固形
分として単離される。フアラデら(P、 R,Fari
na、 L、 J、 Farina。
S、J、 Benkovic ) 、アメリカ化学会報
(J、 Am。
Chem、 Soc、 ) 95.5409 (197
3);タトム・ジュニアら(C,M、 Tatum J
r、、 P、A。
Benkovic、 S、T、 Benkovic、 
R,Potts) 、生化学(BLochemistr
y) 16,1903(1977)を参照されたい。遊
離酸の形態のCH2THFは水に実質的に不溶で、その
点で、非経口製剤には不適当である。
本発明者は驚くべきことに、大規模な製造に適しており
、新規かつ安定で治療上許容できるCH2−THFの水
溶性の塩の製造に適した方法を見いだした。しかも、こ
の塩は患者に投与するのに十分な程度に純度が高かった
〈発明が解決しようとする課題〉 したがって、本発明の一般的な目的は、N5.Nl0−
メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の新規な
塩を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、これらの塩の製造方法を提供
することにある。
本発明のさらに別の目的は、これらの塩を含有する薬剤
を提供することにある。
これらの塩は、制癌化合物の効果を協力的に発現させた
り、モして/または制癌化合物の毒性を低減させたり、
モして/またはヒトおよび/または動物の細胞を保護し
たりする薬剤の製造に使用することができる。
本発明は、独立クレームに記載された特徴をその特徴と
している。好適実施態様は従属クレームに定義しである
〈課題を解決するための手段〉 以下に本発明をさらに詳細に説明する。
第1表に、本発明の好適な化合物のいくつかをまとめて
示す。
第 ■ 表 H(既知) Na+、  ピリジニウム [HO(CH2) 2NH3] ” ([HO(Ct(z)−] 3NH1”[HO(CH2
)2NH(CH3)2]“[(CH3)3CNH3] 
3 [(L)−リジン1゛ [(L)−アルギニンド 1/2Ca”” 1/2Mg” 1 R Na″″ m 1 n i0 第1I表に、本発明のいくつかの好適な化合物の製法を
模式的に示す。
第 I 表 b a R=N’ 、 N”−Methylene −5,6,
7,8−tetrahydropteroyl −本発
明の種々の塩は、式3aの化合物から直接製造すること
も(方法A) また、アルカリ土類金属塩、たとえば式
31のカルシウム塩を、対応する陽イオンまたはアミン
の蓚酸塩と反応させることによって製造することもでき
る(方法B) この方法で得られたCH,−THFの塩のHPLCで測
定した純度は、83.8−92.4の範囲である。この
調製物の主要な「混入物」は周知かつ治療上有用な(6
R3)−N’−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ
葉酸であり、したがって、調製物中の還元葉酸の総量は
平均して95%である。
方法A 式3aの化合物の製造を、式Vの化合物の溶剤、たとえ
ばDMSO(ジメチルスルホキシド)への溶液を、塩基
、たとえばピリジンの存在下で、所定量のN a B 
H4と反応させることにより式3bの化合物を得、これ
をさらに低温のKOH溶液に溶解し、酸性化することに
より式3aの化合物を得ることによって行う。
次にこの式3aの化合物を製剤上許容できる塩基、たと
えばエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−ジ
メチルアミノエタノール、t−ブチルアミン、またはア
ミノ酸、たとえばリジン、アルギニンと反応させること
により、水溶性の塩を形成する。式3aの化合物を、陽
イオン、たとえばCa”“ Mg2“Li″″ Na”
  K”と反応させることによって対応する水溶性の塩
を形成し、この塩を水溶液から有機溶剤、たとえばエタ
ノール、アセトンを添加することにより沈殿させること
によって単離することもできる。第1I表を参照された
い。
方法B 方法Aによって得られたアルカリ土類金属の塩、たとえ
ば式31の化合物を、選ばれたアミンあるいは対応する
アミノ酸または対応する陽イオンの蓚酸塩と反応させる
。水に不溶性の蓚酸アルカリ土類金属が/f:殿するの
で、それと対応して誘導された塩は溶液中に残存し、こ
の塩は水溶性有機溶剤、たとえばエタノール、アセトン
を添加してはじめて沈殿する。第1I表を参照されたい
方法C きわめて驚くべきことに、本発明者は、大規模な製造に
適した、N’ 、N’−メチレン−5,6,7,8−テ
トラヒドロ葉酸のアルカリ土類金属塩のさらに別の第三
の製造方法を見いだした。
この第三の本発明の方法を用いると、アルカリ土類金属
塩が高収率かつ高純度で得られる。
さらに、この本発明の方法は水性溶媒中で実施されるの
で、所望のアルカリ土類金属塩の単離が極めて単純にな
る。
この本発明の方法では、5,6,7.8−テトラヒドロ
葉酸の水溶性の塩の水溶液を用意し次にこれをホルムア
ルデヒドと反応させる。
次にこの反応混合物にアルカリ土類金属塩の水溶を夜を
加えることにより、対応するアルカリ土類金属塩が沈殿
する。
NS  Nl0−メチレン−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ葉酸のカルシウム塩およびマグネシウム塩が好適で
ある。
5.6,7.8−テトラヒドロ葉酸は、たとえばカリフ
ァら(E、 Khalifa、 A、 N、 Gang
uly。
J、H,Bieri、 M、 Viscontini 
)  ヘルプ・ヒム・アクタ(Helv、 Ch、 A
cta)  (1980)63.2554の教示内容に
したがって製造することができる。
本発明の塩は、制癌化合物の効果を協力的に発現させた
り、そして/または制癌化合物の毒性を低減させたり、
そして/またはヒトおよび/または動物の細胞を保護し
たりする薬剤の製造に使用することができる。この薬剤
は通常、少なくとも1種の活性の塩を、単位投与量あた
り1 mg −500mg、特に5mg−150mgの
量含有する。この薬剤は、好ましくは非経口および/ま
たは経口製剤の形態である。
以下の実施例は本発明を例示するものである。これらの
化合物の臨床での結果、治療への適用についても説明す
る。
〈実施例〉 実施例1 式3aの(6R8)−N’ 、N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸の製造24.6gの式Vの
化合物(テンプルら(C,Temple、 R,D、 
Elliot、 J、D、 Rose、 J、A。
Montgomery)  医学化学雑誌(J、 Me
d、 Chem)22.731 (1979))にした
がって製造)の300mI2の乾燥DMSOとloom
j2の乾燥ピリジンの混合物への溶液に、酸素を除去し
つつ室温でかきまぜながら、2.0gのN a B H
4の100rr+J2のDMSOへの溶液を1時間にわ
たって滴下して加えた。次にこの混合物を2βのアセト
ンで20分にわたって希釈した。混合物を1時間にわた
って+4℃の温度でかきまぜた後、沈殿した式3bの塩
の混合物を濾過によって集め、新鮮なアセトンで3回洗
浄した。減圧下で乾燥したところ、16.17gの式3
bの未精製化合物が単離された。
HPLCによって分析したところ、この生成物の純度は
87,1%であった。
上述の生成物を420mI2.の脱気した水に加え、酸
素を除去しつつ+4°Cの温度でかきまぜた。0.5M
の低温のKOHをこの懸濁’t(lに、完全に溶解する
のが観察されるまで、かきまぜながら滴下して加えた。
このようにして得られた溶液のpHの値は7.5で、こ
れに低温のINHClを上澄のpHの値が3.95の値
となるまで滴下して加えることにより、式3aの遊離酸
を沈殿させた。さらに+4°Cにて10分間かきまぜた
後、式3aの遊離酸を濾過によって集め、冷水で1回、
アセトンで1回、そして過酸化物を含有しないジエチル
エーテルで1回洗〆争した。
減圧下で乾燥したところ、11.38gの式3aの非晶
質化合物が単離された。
HPLCによる分析結果:純度86,5%/N5−メチ
ルーTHF、7.6% この生成物をこれ以上精製することはしなかったが、以
下に説明するようにして、いくつかの塩に転化した。
実施例2 式3cの(6R3)−N5.N”−メチレン−5,6,
7,8−テトラヒドロ葉酸のエタノールアミン塩の製造
(方法A) 11.36gの式3aの化合物を170tr+J2の乾
燥DMSOに溶解した溶液に、酸素を除去しつつ室温で
かきまぜながら、3.0m℃のエタノールアミン(2当
量)の50mβのDMSOへの溶液を滴下して加えた。
次にこの混合物をわずかな濁り度から濾別し、600m
(lの酢酸エチルにかきまぜながら徐々に加えた。室温
で20分間さらにかきまぜた後、沈殿した生成物を濾過
によって集め、酢酸エチルで2回、ジエチルエーテルで
1回洗浄した。減圧下で乾燥したところ、14.22g
の式3cの化合物が単離された。
HPLCによる分析結果:純度83.8%/N8−メチ
ルーTHF、7.1% UV (c=20mg/pH7,3のO,IM燐酸緩衝
液II2.): んmax = 293 nm (e  = 43000
)ルmin = 247 nm Amax / Am1n = 3.9 [α] D = +10.4° (c=1/pH7,3
の0.1M燐酸緩衝液) NMR(220MHz/DMSO−ピリジン9:1中)
: 5.05ppM (IH)に2つの特徴的なダブレ
ット(J=4H2)/C−11メチレンプロトンに対し
て3.85ppM(IH) 実施例3 式3d(7)(6RS)−N’ 、N”−メチlz:/
−5.6,7.8−テトラヒドロ葉酸のトリエタノール
アミン塩の製造(方法A) 4.35gの式3aの化合物の50mβの乾燥DMSO
への溶液に、アルゴン雰囲気中で室温にてかきまぜなが
ら、2.84gのトリエタノールアミン(2当量)の1
4mj2のDMSOへの溶液を滴下して加えた。少量の
白色沈殿物を濾過によって除去した後、溶液を220m
I2のエタノールと110mI2のジエチルエーテルの
混合物にかきまぜながら滴下して加えた。
懸濁液を+4℃の温度でさらに30分かきまぜた。固形
分を濾過によって集め、2:1のエタノール/ジエチル
エーテルで1回、ジエチルエーテルで1回洗浄し、そし
て減圧下で乾燥したところ、4.88gの式3dの化合
物が得られた。
HPLCによる分析結果:純度90.3%/N’−yt
チ)I、−THF、5.8%UV (c=20mg/p
H7,3のO,1M燐酸緩衝液1り: んmax = 295 nm (ε = 37800)
んmin = 246 nm A max / A min = 4.9[α] D 
= +11.7” (c=1/pH7,3の0.1M燐
酸緩衝液) N M R(220M Hz / D 20 / N 
 a OD中):5.03ppM (LH)に2つの特
徴的なダブレット(J=4Hz)/C−11メチレンプ
ロトンに対して3 、 90 p p M (L H)
実施例4 式3eの(6R3)−N5.N’−メチレン−5,6,
7,8−テトラヒドロ葉酸の2−ジメチルアミンエタノ
ール塩の製造(方法A)4.0gの式3aの化合物の4
6m尼の乾燥DMSOへの溶液に、酸素を除去しつつ室
温にてかきまぜながら、1.76mj2の2−ジメチル
アミンエタノール(2当量)の13mj2のD M S
 Oへの溶液を滴下して加えた。少量の沈殿物を濾過に
よって除去した後、溶液を200m4のエタノールと1
00mgのジエチルエーテルの温度が+4℃の混合物に
かきまぜながら滴下して加えた。同じ温度でさらに30
分かきまぜた後、固形分を濾過によって集め、2:1の
エタノール/ジエチルエーテルで1回、ジエチルエーテ
ルで1回洗浄した。減圧下で乾燥したところ、3.93
gの式3eの化合物が単離された。
HPLCによる分析結果:純度91%/ N 5−メチ
ル−THF、5.7% UV (c=20mg/pH7,3のO,1M燐酸緩衝
液1℃): Lmax = 295 nm (ε= 31200)χ
min = 246 nm A max / A min = 4.5[a] D 
= +12.1 ”  (c=1/pH7,3の0.1
M燐酸緩衝液) N M R(220M Hz / D z O/ N 
a OD中):5.03ppM (IH)に2つの特徴
的なダブレット(J = 4 Hz ) / C−11
メチレンプロトンに対して3.90ppM (L H)
実施例5 式3fの(6RS)−N’ 、N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸のt−ブチルアミン塩の製
造(方法A) 4.3gの式3aの化合物の60mI2の乾燥DMSO
への溶液に、アルゴン雰囲気中で室温にてかきまぜなが
ら、1.97rr+j2のt−ブチルアミン(2当量)
の17rr+42のDMSOへの溶液を滴下して加えた
。2.3分かきまぜたところ、濃厚な沈殿物が形成した
。混合物を+18℃の温度でさらに1時間かきまぜた。
生成物の単離な、繰返し3500rpmにて遠心し、ま
ず100rr+j2のエタノールと50mβのジエチル
エーテルの混合物に、次に純粋なジエチルエーテルに再
度懸濁することによって行った。
減圧下で乾燥したところ、4.63gの式3fの化合物
が単離された。
HPLCによる分析結果:純度89%/ N S−メチ
ルーTHF、7.1% UV (c=20mg/pH7,3の0.1M燐酸緩衝
液ll2): えmax = 295 nm (ε = 32700)
Lmin  =  246  nm A max  / A min  =  4.5[a]
 D =+11.0° (c=1/pH7,3の0.1
M燐酸緩衝液) N M R(220M Hz / D 、 O/ N 
a OD中): 5.03ppM (LH)に2つの特
徴的なダブレット(J=4Hz)/C−11メチレンプ
ロトンに対して3.90ppM (L H)実施例6 式3gの(6R3)−N’ 、N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸の(L)−リジン塩の製造
(方法A) 4.05gの式3aの化合物の55mffの乾燥DMS
Oへの溶液に、アルゴン雰囲気中で室温にてかきまぜな
がら、2.60gの(L)リジン(2当量)の15mβ
のDMSOへの溶液を滴下して加えた。2.3分かきま
ぜたところ、濃厚な沈殿物が形成した。混合物を+18
℃の温度でさらに1時間かきまぜた。生成物の単離を、
繰返し3500rpmにて遠心し、まず100rr+4
2のエタノールと50mj2のジエチルエーテルの混合
物に、次に純粋なジエチルエーテルに再度懸濁すること
によって行った。
減圧下で乾燥したところ、5.03gの式3gの化合物
が単離された。
HPLCによる分析結果:純度90%/ N 8−メチ
ル−THF、6.1% UV (c=20mg/pH7,3のO,1M燐酸緩衝
液ll2): んmax = 295 nm (E  = 29500
)L min = 246 nm A max / A min = 4.4[α] D 
= +11.5 @ (C=1/pH7,3の0.1M
燐酸緩衝液) N M R(220M Hz / D z O/ N 
a OD中): 5.03ppM (LH)に2つの特
徴的なダブレット(J=4Hz)/C−11メチレンプ
ロトンに対して3.90ppM (IH)実施例7 式3hの(6RS)−N’  N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸の(L)−アルギニン塩の
製造(方法A) 式3hの(L)−アルギニン塩を、実施例6に説明した
のと類似した方法で製造した。
実施例8 式3iの(6RS)−N’  N’−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩の製造(方
法A) 1.0gの式3bの原料化合物を少量ずつ、16mgの
脱気した水と1滴のlNNaOHの混合物に添加し、+
4℃の温度で激しくかきまぜた。添加の間、lNNaO
Hをときどき加えることにより、混合物のpHの値を約
9.0に保った。次に0.92mI2の2M塩化カルシ
ウム溶液を混合物に加えた。10分間かきまぜた後、溶
液を濾過によって不溶性の沈殿物から分離した。最後に
、混合物を+4℃の温度でかきまぜながら、20rnj
2のアセトンを滴下して希釈したところ、黄色味を帯び
た沈殿物が得られ、これを濾過によって単離し、無水エ
タノールで1回、アセトンで1回洗浄し、減圧下で乾燥
した。このようにして、673mgの式31のカルシウ
ム塩が単離された。
HPLCによる分析結果:純度91%/N’−メチルー
THF、6% UV (c=20mg/pH7,3のO,LM燐酸緩衝
液lβ): んmax = 296 nm (e  = 28900
)Lmin = 245 nm A max / A min = 3.68[al D
  =+12.6   (c=110.01NNaOH
) 820含量(カール・フィッシャーの方法による):8
.9% CHz−THF −Ca x 3.5 H,Oについて
の元素分析計算値    実験値 %C43,0243,27 %H5,054,84 %N   17.56  17.57 %Ca   7.18   6.99 実施例9 式3にの(6R3)−N’  N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸のマグネシウム塩の製造(
方法A) 1.0gの式3bの原料化合物を少量ずつ、16mJ2
の脱気した水と1滴のI NNaOHの混合物に添加し
、+4℃の温度で激しくかきまぜた。添加の間、lNN
aOHをときどき加えることにより、混合物のpHの値
を約9.0に保った。次に0.92mj2の2M塩化マ
グネシウム溶液を混合物に加えた。10分間かきまぜた
後、溶液を濾過によってわずかに不溶性の沈殿物から分
離した。混合物を+4℃の温度でかきまぜながら、20
m12のアセトンを滴下して希釈した。黄色味を帯びた
沈殿物が得られ、これを濾過によって単離し、H2Oで
1回、エタノールで1回、アセトンで1回洗浄し、減圧
下で乾燥した。このようにして、537mgの式3にの
マグネシウム塩が単離された。
HPLCによる分析結果:純度92.4%/N5−メチ
ルーTHF、3.4% LI V (c = 20 m g / p H7、3
のO,LM燐酸緩衝液i℃): んmax = 296 nm (ε= 27600)え
min  = 244  nm A max  / A min  =  3.68[α
]’D  =  +12.1    (c=110. 
 INN a Ol() H20含量(カール・フィッシャーの方法による)=8
.9% CH,−TIIF ・Mg x 5 H□0についての元素分析*計算値 
   実験値 %C42,1742,26 %H5,495,51 %N   17.21  16.30 %Mg   4.27   5.02 *サンプルは空気中で乾燥:15.8%H20=五水和
物 実施例10 式31の(6R3)−N5.N”−メチレン−5,6,
7,8−テトラヒドロ葉酸のナトリウム塩の製造(方法
B) 1.0gの式31のカルシウム塩を、蓚酸ナトリウムの
H2Oへの0.133M溶液15m尼に加え、酸素を除
去しつつ+4℃の温度でかきまぜた。同じ温度で30分
間かきまぜた後、沈殿した蓚酸カルシウムを混合物から
遠心によって除去したところ、透明な上澄が得られ、こ
れを+4℃の温度でかきまぜながら75m℃のアセトン
で徐々に希釈した。得られた沈殿物な濾過によって単離
し、新鮮なアセトンで1回洗浄し、減圧下で乾燥したと
ころ、式31の化合物が黄色粉末として737mg得ら
れた。
HPLCによる分析結果:純度88.6%/N5−メチ
ルーTHF、4.5% UV (c=20mg/pH7,3の0.1M燐酸緩衝
液M2): んmax = 296 nm (ε= 29600)九
min = 245 nm A max / A min =4.00[αID  
=  +12.5   (c=110.0fNNaOH
) 実施例11 式3fの(6R3)−N’ 、Nl0−メチレン−5,
6,7,8−テトラヒドロ葉酸のt−ブチルアミン塩の
製造(方法B) 1.0gの式31のカルシウム塩を、t−ブチルアミン
の確酸塩の0.133M溶戚15m℃に加え、アルゴン
雰囲気中で+4℃の温度でかきまぜた。同じ温度で30
分間かきまぜた後、沈殿した蓚酸カルシウムを遠心によ
って除去し、得られた透明な上澄を+4℃の温度でかき
まぜながら75mnのアセトンで徐々に希釈した。得ら
れた沈殿物を濾過によって単離し、新鮮なアセトンで1
回洗浄し、減圧下で乾燥して、黄色粉末の式3fの化合
物を965mg得た。
HPLCによる分析結果:純度87.2%/N5−メチ
ルーTHF、5.1% [これ以外の分析データについては、実施例5を参照さ
れたい。] 実施例12 式3にの(6RS)−N5.N”−メチレン−5,6,
7,8−テトラヒドロ葉酸のマグネシウム塩の製造(方
法C) 65gの5.6,7.8−テトラヒドロ葉酸を400m
βの水に懸濁し、濃アンモニアを加えることにより、p
Hの値を9.0の値に調整したところ、透明な溶液が得
られた。次に、13rnj2の36%ホルムアルデヒド
水溶液を滴下して加え、混合物を室温にて10分間静置
した。
50gのMgC1,・6H,Oの50mffの水への溶
液を加えた後、得られた混合物を室温にて30分間かき
まぜ、次に2時間静置した。
次に、目的の生成物を吸引濾過し、水で1回、エタノー
ルで1回洗浄した。50℃にて減圧下で乾燥したところ
、27gの純粋なN5、N10−メチレン−5,6,7
,8−テトラヒドロ葉酸のマグネシウム塩が単離された
HPLCによる分析結果:純度98.8%UV (c=
20mg10.0INNaOH1旧 : んmax =296 nm (c  = 30200)
九min = 245 nm A max / A min = 4.82[a]D 
 =  +9.4° (c=110.0INNaOH) 実施例13 式31の(6RS)−N’  N”−メチレン−5,6
,7,8−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩の製造(方
法C) 190gの5.6,7.8−テトラヒドロ葉酸を125
0mI2の水に懸濁した。次に、90mβの濃アンモニ
アと50mβのピリジンを加えることにより、pHの値
を8.5とした。
40mβの36%ホルムアルデヒド水溶液を加えた後、
混合物を活性炭とセライトの層を通して濾過した。
こうして得られた透明な溶液に、200mβの30%塩
化カルシウム溶液をかきまぜながら加え、pHの値を濃
アンモニアの添加により9.0の値に調整した。
混合物を+5℃の温度に冷却し、2時間静置した。次に
、濾別し、得られた生成物を水で1回、エタノールで1
回洗浄した。50℃にて減圧下で乾燥したところ、18
0gの純粋なN’、N10−メチレン−5,6,7,8
−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩が単離された。
HPLCによる分析結果:純度96.5%/N5−メチ
ルTHF、0.6% UV (c=20mg10.0INNaOH1j2): んmax = 296 nm (ε = 26400)
尤min  =  245  nm Amax  / Am1n  =  4.87[a] 
 D  =  +17.3    (c=110. 0
1NNaOH) 実施例2−11に対応する(6R)−および(6S)−
N’ 、N”−メチレン−5,6゜7.8−テトラヒド
ロ葉酸の塩も、それぞれ(6R)および(6S)遊離酸
から出発することにより、同様にして製造した。
式3c、3d、3e、および3fの化合物の0.1M燐
酸緩衝液中での安定性 標記の各化合物の0.1M燐酸緩衝液/pH9,0への
0.1%溶液を、0.60゜120.300分経過時に
、いずれも2.5μβを注入して、HPLCによって分
析した。
時間X経過後の回収率(%)(Rx)を次式によって求
めた。
Rx = (B/A)   100 式中のAは、時間Oの時点でのCH2−T HFのピー
クの合計面積、そして Bは、時間Xの時点でのピークの合計面積を示す。
時間 0 20 00 Rx(3c)   Rx(3d) 100     100 96.7    95.7 93.3    92.1 85.1 Rx(3e)   Rx(3f) 100     100 97.6    97.0 94.2    94.3 88.3    87.5 注射剤 a)液体刺入アンプル 5−150mgの量の実施例2−13の化合物を、製剤
上許容できる緩衝液、たとえば0.1M燐酸緩衝液に溶
解し、溶液のpHの値を9.0とした。
溶、・夜を滅菌されるまで濾過し、暗色のガラス製アン
プルに充填し、これを滅菌条件下で封入した。
実施例 実施例2−13の化合物:5 150mgpH9,0に
調整した緩衝i?! :1−50m氾 b)凍結乾燥製剤 50−250mgの量の実施例2−13の化合物を、製
剤上許容できる緩衝液、たとえば0.1M燐酸緩衝7夜
、あるいは生理食塩水に溶解した。溶液を滅菌されるま
で濾過し、バイアル瓶に充填し、当業者に周知の方法で
凍結乾燥した。必要時には、投与に先だって、凍結乾燥
粉末を滅菌水を添加することにより復元することができ
る。
実施例 実施例2−13の化合物 :50−250mg 緩衝液または生理食塩水:3−23−2O滅菌溶l夜の
凍結乾燥 経口投与製剤 経口製剤の例として、内服用コーティング錠の配合を記
載するが、それ以外の経口製剤、たとえば内服用コーテ
ィングカプセルも同様の方法で製造することができる。
内服用コーティング錠 実施例2−13の成分を5−30mg含有することがで
きる内服用コーティング錠の製造を、以下の当業界でそ
れ自体公知の方法で行った。その際、内服用コーティン
グは、「レミントン製剤科学(Remington  
PharmaceuticalScier+ces) 
J 、第1614頁、第15版、1975、および「産
業調剤の理論と実践(Theory and Prac
tice of IndustrialPharmac
y) J  ラックマン(Lackman )  リバ
ーマン(Liberman)  カニッヒ(Canig
 )第116.371 470頁、第2版、1976に
したがって行った。
実施例 実施例1−13の化合物:5−30mgラクトースUS
P :150−125mgデンプンNF : 35−3
0mg ステアリン酸マグネシウムNF : 3mgユードラギ
ット (Eudragit) N F : 4 m g
タルクNF : 4mg プロ・ピレングリコール600ONF +0. 4mg usp :  米国薬局方 NF: 国民医薬品処方集 N’  N’−メチレン−5,6,7,8−テトラヒド
ロ葉酸の塩の臨床での結果および治療への適用 上述の化合物の治療への適用例としては、以下の臨床で
の結果を挙げることができる。
患者A 性別二女性 年齢=19 診断:呼吸困難と言語障害を伴う前原性肉腫 治療:5−フルオロウラシルを静注により投与しく30
0−750mg/週) それと並行してN’  N’−
メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸のカルシ
ウム塩を静注により投与(lOOmg/週) 5週間の治療後の臨床所見ニ ー腫瘍体積の目にみえる減少 一呼吸困難および言語障害の 消失 患者B 性別二男性 年齢:52 診断:肝臓への転移を伴う直腸癌 治療:5−フルオロウラシルを静注により投与しく30
0mg/週) それと並行してN5.N”−メチレン−
5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩を静
注により投与(loomg/週) 5週間の治療後の臨床所見ニ ー腫瘍の壊死および壊死組織 の排出 一患者の体重の増加 なお、これに先立つ、同等量の5−フルオロウラシルお
よびロイコボリン−カルシウムを用いたこの患者の治療
では、臨床状態に目だった改善は見られなかった。
患者C 性別:女性 年齢:53 詮断:左側の乳癌 治療=5−フルオロウラシルを静注により投与しく3週
間にわたって2x500mg/週、そして次に2週間に
わたって2x250mg/週) それと並行してN5.
N10−メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸
のカルシウム塩を静注により投与(100m g / 
5−フルオロウラシルの投与) 8週間の治療後の臨床所見ニ ー腫瘍が視診および触診では 検知不能となる 一線維性廠痕の治癒 本発明の化合物の治療への適用は、N6N10−メチレ
ン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の塩を5−フル
オロウラシルと併用した上述の腫瘍の治療に限定される
ものではなく、上記以外の種類の腫瘍の、N ’ 、 
N ”−メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸
の塩を5−フルオロウラシルまたは他の化学療法剤、た
とえば具体的には、フロクスウリジン(FUDR)  
メトトレキサート、シスプラチン、アドリアマイシン、
ビンクリスチンなどと併用した治療も包含される。
以上に本発明の現在の時点での好適な態様を示し、説明
したが、本発明がこれらの態様に限定されることはなく
、特許請求の範囲の範囲内でこれら以外にもさまざまな
態様で用いられ実施されうることを、はっきり理解され
たい。
〈発明の効果〉 上記の詳細な説明および実施例から明らかなように、本
発明は高純度で大量に生産可能な方法を提供し、これに
より得られる化合物は薬剤として使用でき、薬剤として
使用したとき制癌化合物の効果の助長、毒性の低下、細
胞の保護を効果的に行うことができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(6RS)−ジアステレオ異性体の混合物の形態
    、または単一の(6R)または (6S)ジアステレオ異性体の形態の、式 I aおよび
    I b: ▲数式、化学式、表等があります▼ I a ▲数式、化学式、表等があります▼ I b (式中のRは、多価の有機および/または無機陽イオン
    で、 R^1およびR^2は、一価の有機および/または無機
    陽イオンで、R^1とR^2は同じでも異なっていても
    よく、そして Aは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の残基である) のN^5、N^1^0−メチレン−5,6,7,8−テ
    トラヒドロ葉酸の塩。
  2. (2)上記塩が、製剤上、そして/または治療上許容で
    きる塩であることを特徴とする請求項1に記載の塩。
  3. (3)上記無機陽イオンが、アルカリ金属の陽イオンま
    たはアルカリ土類金属の陽イオン、好ましくはLi^+
    、Na^+、K^+、Ca^2^+、Mg^2^+であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の塩。
  4. (4)上記有機陽イオンが、エタノールアミン、トリエ
    タノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、t−
    ブチルアミン、塩基性アミノ酸、たとえばリジン、特に
    (L)−リジンまたはアルギニン、特に(L)−アルギ
    ニンよりなる群から選ばれることを特徴とする請求項1
    または2に記載の塩。
  5. (5)(6RS)−ジアステレオ異性体の混合物の形態
    、または単一の(6R)または(6S)ジアステレオ異
    性体の形態の、 式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) のN^5、N^1^0−メチレン−5,6,7,8−テ
    トラヒドロ葉酸を用意し、そして次にこれを有機および
    /または無機塩基、または無機陽イオンの塩とともに反
    応させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の塩の製造方法。
  6. (6)上記反応を、好ましくはジメチルスルホキシド、
    ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
    、N−メチルピロリドン、および水から選ばれる少なく
    とも一種の溶剤中で行うことを特徴とする請求項5に記
    載の方法。
  7. (7)式III: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中のR′は、アルカリ土類金属の陽イオン、好まし
    くはCa^2^+、Mg^2^+)のアルカリ土類金属
    塩を請求項5または6に記載の方法にしたがって製造し
    、そして次にこれを対応する蓚酸の塩と反応させること
    により、蓚酸のアルカリ土類金属塩を沈殿させ、同時に
    対応する式 I の化合物の有機および/または無機塩を
    生成させ、次に、沈殿したアルカリ土類金属の蓚酸塩を
    分離し、そして次に、少なくとも一種の水混和性有機溶
    剤、たとえばアセトン、メタノール、またはエタノール
    とともに加えることにより、溶液から式 I の所望の塩
    を沈殿させることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の塩の製造方法。
  8. (8)(6RS)−ジアステレオ異性体の混合物の形態
    、または単一の(6R)または(6S)ジアステレオ異
    性体の形態の、 式 I ′: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ′) (式中のR′は、アルカリ土類金属の陽イオン、好まし
    くはCa^2^+、またはMg^2^+)のN^5、N
    ^1^0−メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉
    酸のアルカリ土類金属塩を製造するにあたり、 式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) の5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の水溶性の塩の水
    溶液を用意し、そして次にこれをホルムアルデヒドと反
    応させ、そして次にアルカリ土類金属塩の水溶液を加え
    ることにより、対応する式 I ′のアルカリ土類金属塩
    を沈殿させる方法。
  9. (9)ホルムアルデヒドを添加する前に、ピリジンおよ
    び置換ピリジン、たとえば、ピコリン、ルチジン、エチ
    ルピリジンよりなる群から特に選ばれ、ピリジンである
    のが好ましい、水溶性の芳香族窒素含有塩基を加えるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. (10)5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の水溶性の
    塩の製造を、水への遊離酸の溶液を、水酸化アルカリ、
    炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ、アンモニア、および
    有機窒素含有塩基、たとえばピリジン、トリエチルアミ
    ン、トリエタノールアミンよりなる群から選ばれる化合
    物と反応させることによって行うことを特徴とする請求
    項8または9に記載の方法。
  11. (11)アルカリ土類金属塩溶液を加えた後に、好まし
    くはアンモニア水溶液を加えることにより、pHの値を
    8.5−9.5の範囲の値、特に9.0に調整すること
    を特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の方
    法。
  12. (12)反応を10℃−30℃の範囲の温度、好ましく
    は室温で行うことを特徴とする請求項8ないし11のい
    ずれかに記載の方法。
  13. (13)N^5、N^1^0−メチレン−5,6,7,
    8−テトラヒドロ葉酸のマグネシウム塩の製造を、5,
    6,7,8−テトラヒドロ葉酸の水への溶液を、水酸化
    アルカリ、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ、アンモニ
    ア、および有機窒素含有塩基、たとえばピリジン、トリ
    エチルアミン、トリエタノールアミンよりなる群から選
    ばれる化合物と室温で反応させ、次にこうして得られた
    塩溶液をホルムアルデヒドと反応させ、そして次にマグ
    ネシウム塩の水溶液を加えることにより、N^5、N^
    1^0−メチレン−5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸
    のマグネシウム塩を沈殿させることによって行うことを
    特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載の方法
  14. (14)N^5、N^1^0−メチレン−5,6,7,
    8−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩の製造を、 5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸の水への溶液を、水
    酸化アルカリ、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ、アン
    モニア、および有機窒素含有塩基、たとえばピリジン、
    トリエチルアミン、トリエタノールアミンよりなる群か
    ら選ばれる化合物と室温で反応させ、 次にこうして製造された塩溶液に、ピリジンおよび置換
    ピリジン、たとえば、ピコリン、ルチジン、エチルピリ
    ジンよりなる群から特に選ばれ、ピリジンであるのが好
    ましい、水溶性の芳香族窒素含有塩基を加え、 次にこうして製造された塩溶液をホルムアルデヒドと反
    応させ、そして次にこれにカルシウム塩の水溶液を加え
    ることにより、N^5、N^1^0−メチレン−5,6
    ,7,8−テトラヒドロ葉酸のカルシウム塩を沈殿させ
    ることによって行うことを特徴とする請求項8ないし1
    2のいずれかに記載の方法。
  15. (15)請求項1ないし4のいずれかに記載の少なくと
    も1種の塩を、少なくとも1種の活性化合物として、好
    ましくは単位投与量あたり1mg−500mg、特に5
    mg−150mgの量含有し、そして好ましくは非経口
    および/または経口製剤の形態であることを特徴とする
    、制癌化合物の効果を協力的に発現させたり、そして/
    または制癌化合物の毒性を低減させたり、そして/また
    はヒトおよび/または動物の細胞を保護したりする薬剤
  16. (16)請求項1ないし4のいずれかに記載の塩の、制
    癌化合物の効果を協力的に発現させたり、そして/また
    は制癌化合物の毒性を低減させたり、そして/またはヒ
    トおよび/または動物の細胞を保護したりする薬剤の製
    造への使用。
  17. (17)塩が薬剤中に、単位投与量あたり、1mg−5
    00mg、特に5mg−150mgの量存在することを
    特徴とする請求項16に記載の塩の使用。
  18. (18)薬剤が、非経口および/または経口製剤の形態
    であることを特徴とする請求項16または17のいずれ
    かに記載の塩の使用。
JP2191854A 1989-07-21 1990-07-19 N↑5,n↑1↑0―メチレン―5,6,7,8―テトラヒドロ葉酸の塩およびその製造方法 Pending JPH03128380A (ja)

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