JPH0312803Y2 - - Google Patents

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JPH0312803Y2
JPH0312803Y2 JP5147686U JP5147686U JPH0312803Y2 JP H0312803 Y2 JPH0312803 Y2 JP H0312803Y2 JP 5147686 U JP5147686 U JP 5147686U JP 5147686 U JP5147686 U JP 5147686U JP H0312803 Y2 JPH0312803 Y2 JP H0312803Y2
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JP
Japan
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expansion joint
box girder
fixing fittings
girder
box
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JP5147686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、伸縮継手装置に関するものであ
り、一層詳細には、道路橋などの構造物の伸縮継
手装置の改良に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来より、道路橋においては橋の温度変化、コ
ンクリートのクリープおよび乾燥伸縮、繰返し荷
重などが原因となる桁端の変位を吸収する手段と
して伸縮継手装置が広く使用されている。
ところで、この種の伸縮継手装置は遊間を介し
て対向する床板の縁部に固定金具をアンカー筋等
の手段により夫々定着配置し、各固定金具間を可
撓性伸縮目地部材で連結することにより構成され
ているが、固定金具がアンカー筋および被覆コン
クリートなどにより床板にしつかり定着されてい
るため手直工事に際してはコンクリートのはつり
作業等により膨大な時間と費用を必要とするだけ
でなく、振動などの繰返し荷重により床板端部が
損傷してしまう等の問題点を有していた。
〔問題点の解決手段〕
そこで、この考案では前述の問題点を解決する
ために、各床板下部工の主桁縁部上に箱桁を架設
してこの箱桁側部を床板側部に定着すると共に貫
通緊結ボルトを介して前記各固定金具を箱桁上に
緊結し、さらにこれらの固定金具を樹脂コンクリ
ートで被覆することにより、手直工事の容易化と
共に耐久性の向上を図ろうとするものである。
この場合、箱桁内部に緩衝材を充填すれば振
動、騒音等を著しく低減することができ、さらに
は箱桁側部に雨水の排出案内部材を配設すれば浸
透雨水によるコンクリート等の劣化を阻止するこ
とができる。
〔実施例〕
次に、本考案に係る伸縮継手装置の好適な実施
例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
添付図面において、本考案に係る伸縮継手装置
は、所定の箱桁遊間aを介して対向する主鋼桁1
0,12上に台座用の箱桁14a,14bを架設
してこの箱桁14a,14bを床板16a,16
b側部に定着し、台座用箱桁14a,14b上に
配設した固定金具18a,18bを貫通緊結具、
例えば、高張力ボルト20で該箱桁14a,14
bに緊結すると共に樹脂コンクリート22で被覆
し、さらに前記固定金具18aと18bとをゴム
等を素材とする従来公知の可撓性伸縮目地部材2
4を介して連結することにより構成されている。
すなわち、主鋼桁10,12と直交する方向に
配設した箱桁14a,14bは、溶接等の手段に
よりこの主鋼桁10,12に夫々固着されると共
にその一側部から水平に延設したアンカー筋26
により床板16a,16b側部にしっかりと定着
されている。
また前記箱桁14a,14bには側面に沿つて
適宜傾斜させた案内部材28を付設して箱桁14
a,14bと床板16a,16bとの突合せ部分
から侵入する雨水を外部に排出するように構成す
ると共に該箱桁14a,14b内に、例えば、軽
量コンクリート、発泡コンクリート等の緩衝材3
0を充填して振動あるいは騒音等の低減を図るよ
うに構成する。
一方、固定金具18a,18bは一端部側にフ
インガージヨイト部32a,32bを延設すると
共に他端部側に前記高張力ボルト20の挿入用長
溝孔34を開設すると共にその上面が舗装面Bと
略同一面上に位置するように設定されている。な
お、固定金具18aと18bとを連結する可撓性
伸縮目地部材24は、フインガージヨイト部32
a,32bと長溝孔34,34との間に立設した
取付部36に止具38を介して取着されており、
また該固定金具18a,18bは箱桁14a,1
4bの取付孔40に挿入した高張力ボルト20に
螺着されるナツト42で緊結されている。
さらに、高張力ボルト20のナツト42を含む
固定金具18a,18bの一部は、例えば、エポ
キシレジンの他に所定量の液状ゴムを含む結合材
を使用して伸縮性、耐曲げ疲労性、付着性および
速硬化性を向上させた樹脂コンクリート22(商
品名;エラストメリツト、川田工業(株)製)を介し
て箱桁14a,14b(床板16a,16bおよ
び主鋼桁10,12)に定着保持されている。
このように構成される本考案に係る伸縮継手装
置を使用するに際しては、箱桁14a,14bの
取付孔40を介して挿入した高張力ボルト20に
対し長溝孔34により横方向の位置決め行つた固
定金具18a,18bをナツト42で緊結すると
共に各固定金具18a,18b間を可撓性伸縮目
地部材24で連結し、さらに樹脂コンクリート2
2で被覆すればよい。
床板端部間における変位は、各箱桁14a,1
4bおよび固定金具18a,18bを介して可撓
性伸縮目地部材24に伝達され、この目地部材2
4の変形により吸収されるのであるが、固定金具
18a,18bは箱桁14a,14bに挿着した
高張力ボルト26を介して床板16a,16bあ
るいは主鋼桁10,12に強固に固定されている
ので各種の繰返し荷重などによる損傷等の不都合
を可及的に阻止することが可能となる。また、振
動、騒音等は緩衝材30の緩衝作用により低減さ
れ、箱桁14a,14bと床板16a,16bと
の境界部から浸透した雨水等は案内部材28を介
して外部に排出される。
なお、永年使用により目地部材24が損傷した
場合は、樹脂コンクリートの一部を除去してこの
損傷目地部材のみを新たな目地部材と交換すれば
よく、さらには、固定金具18の補修ないしは取
り替えに際しては樹脂コンクリート22部分のみ
を除去して高張力ボルト20の増締めを行つたり
手直工事をすれば良い。
〔考案の効果〕
先に述べたように、本考案に係る伸縮継手装置
によれば、床板端部の損傷を可及的に阻止するこ
とができるだけでなく、手直工事も床板のはつり
作業等をする必要がないので容易化することがで
き、さらにはボルトの増締あるいは浸透雨水の除
去、振動・騒音の低減化を確実に達成できる等
種々の利点を有し、その実用的効果は極めて大き
い。
以上、本考案に係る伸縮継手装置の好適な実施
例につき説明したが、本考案はこの実施例に限定
されるものではなく、例えば、床板と樹脂コンク
リートとの付着力を増大させるためチツピングを
施したりする等本考案の精神を逸脱しない範囲内
において種々の改変をなし得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る伸縮継手装置の好適な実
施例を示す断面説明図である。 10,12……主鋼桁、14……箱桁、16…
…床板、18……固定金具、20……高張力ボル
ト、22……樹脂コンクリート、24……可撓性
伸縮目地部材、26……アンカー筋、28……案
内部材、30……緩衝材、32……フインガージ
ヨイト部、34……長溝孔、36……取付部、3
8……止具、40……取付孔、42……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の遊間を介して対向する床板の縁部に固
    定金具を夫々配設し、これらの固定金具を可撓
    性伸縮目地部材で連結してなる伸縮継手装置に
    おいて、各床板下部工の主桁縁部上に箱桁を架
    設し、この箱桁側部を床板側部に定着すると共
    に貫通緊結ボルトを介して前記各固定金具を箱
    桁上に緊結し、さらにこれらの固定金具を樹脂
    コンクリートで被覆することを特徴とする伸縮
    継手装置。 (2) 箱桁内部に緩衝材を充填することからなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の伸縮継手装
    置。 (3) 箱桁側部にこの箱桁と床板との境界部から浸
    透した雨水の排出案内部材を配設することから
    なる実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の伸縮継手装置。
JP5147686U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH0312803Y2 (ja)

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JP5147686U JPH0312803Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JPS62163504U JPS62163504U (ja) 1987-10-17
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ID=30875772

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KR100719907B1 (ko) 2006-07-14 2007-05-21 한국건설기술연구원 콘크리트 합성형 섬유강화플라스틱 바닥판의 신축이음구조

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JPS62163504U (ja) 1987-10-17

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