JPH03127722A - 蒸留酒配合香粧品 - Google Patents
蒸留酒配合香粧品Info
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- JPH03127722A JPH03127722A JP1263822A JP26382289A JPH03127722A JP H03127722 A JPH03127722 A JP H03127722A JP 1263822 A JP1263822 A JP 1263822A JP 26382289 A JP26382289 A JP 26382289A JP H03127722 A JPH03127722 A JP H03127722A
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Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、香水、オーデコロン、オードトワレなどのエ
タノール含有香粧品にブランデー、ウィスキーなどの蒸
留酒を配合することにより、エタノール特有の刺激臭が
緩和され、更に該香粧品の香気特性が改善された蒸留酒
配合の香粧品に関する。
タノール含有香粧品にブランデー、ウィスキーなどの蒸
留酒を配合することにより、エタノール特有の刺激臭が
緩和され、更に該香粧品の香気特性が改善された蒸留酒
配合の香粧品に関する。
[従来の技術]
香水、オーデコロン、オードトワレ、ヘヤートニック及
びスキンローション等の香粧品には溶剤として、また殺
菌、収斂剤或は香料の揮散助剤としてエタノールが多量
に配合されているが、エタノールには特有の刺激臭或い
は焼くような味を有するため、これを和らげ又はマスキ
ングする方法が種々検討されている。
びスキンローション等の香粧品には溶剤として、また殺
菌、収斂剤或は香料の揮散助剤としてエタノールが多量
に配合されているが、エタノールには特有の刺激臭或い
は焼くような味を有するため、これを和らげ又はマスキ
ングする方法が種々検討されている。
従来、し−ズ、ジャスミン等の花精油採取残渣のエタノ
ール抽出液が、エタノールの刺激臭を緩和する目的で香
粧品用アルコールとして利用されてきた。しかしながら
これらのアルコールは高価なため、より廉価な香粧品用
アルコールとして、ブドウ酒製造過程で得られるブドウ
果実醗酵残渣をエタノール抽出し、この精製アルコール
を香粧利用アルコールとして用いる提案がある(特開昭
60−75426号公報)。また、カルシウム塩類でコ
ロンの最適酸度に調節したブドウ酒を添加したワイン入
りコロンなどの提案がなされている(特開昭61〜20
4116号公報)。
ール抽出液が、エタノールの刺激臭を緩和する目的で香
粧品用アルコールとして利用されてきた。しかしながら
これらのアルコールは高価なため、より廉価な香粧品用
アルコールとして、ブドウ酒製造過程で得られるブドウ
果実醗酵残渣をエタノール抽出し、この精製アルコール
を香粧利用アルコールとして用いる提案がある(特開昭
60−75426号公報)。また、カルシウム塩類でコ
ロンの最適酸度に調節したブドウ酒を添加したワイン入
りコロンなどの提案がなされている(特開昭61〜20
4116号公報)。
[発明が解決しようとする課題]
本発明者等は、これら花精油採取残渣及び上記提案のブ
ドウ果実醗酵残渣のアルコール抽出液並びに酸度の調節
されたブドウ酒などに代わる新しいタイプの、エタノー
ルの刺激臭の緩和、更にはエタノールに由来する不快臭
の香気特性の改善について横材してきた。
ドウ果実醗酵残渣のアルコール抽出液並びに酸度の調節
されたブドウ酒などに代わる新しいタイプの、エタノー
ルの刺激臭の緩和、更にはエタノールに由来する不快臭
の香気特性の改善について横材してきた。
その結果、本発明者等は酒類を無極性有機溶媒で抽出し
て得られた抽出物から更に極性有機溶媒を用いて抽出し
た酒類香気濃縮物がエタノールの刺激臭を緩和する作用
を有することを発見して、先に特許出願している(特願
昭63−323575号公報)。
て得られた抽出物から更に極性有機溶媒を用いて抽出し
た酒類香気濃縮物がエタノールの刺激臭を緩和する作用
を有することを発見して、先に特許出願している(特願
昭63−323575号公報)。
更に、本発明者等は上述の技術課題を解決するため鋭意
研究を続けてきた結果、特定量のブランデー、ウィスキ
ーなどの蒸留酒を香水、オーデコロンなどのエタノール
を多量に含有する香粧品に配合したところ、該香粧品に
含まれるエタノールの刺激臭を殆ど感じさせない優れた
マスキング効果を有するだけでなく、香粧品の香り立ち
をマイルドにし、且つ、深みのある芳醇感、重厚な熟成
感及びリッチな官能特性を付与することを発見し本発明
を完成した。
研究を続けてきた結果、特定量のブランデー、ウィスキ
ーなどの蒸留酒を香水、オーデコロンなどのエタノール
を多量に含有する香粧品に配合したところ、該香粧品に
含まれるエタノールの刺激臭を殆ど感じさせない優れた
マスキング効果を有するだけでなく、香粧品の香り立ち
をマイルドにし、且つ、深みのある芳醇感、重厚な熟成
感及びリッチな官能特性を付与することを発見し本発明
を完成した。
従って、本発明の目的は、香水、オーデコロンその他の
香粧品の主成分として用いられるエタノルの刺激臭を緩
和し、更にエタノールの不快臭に由来するこれら香粧品
の香気特性を積極的に改善することができる香気改善乃
至変調効果に優れた香粧品を提供するにある。
香粧品の主成分として用いられるエタノルの刺激臭を緩
和し、更にエタノールの不快臭に由来するこれら香粧品
の香気特性を積極的に改善することができる香気改善乃
至変調効果に優れた香粧品を提供するにある。
[課題を解決するための手段1
本発明によれば、市場で販売されているアルコル度数約
20%以上の各種の蒸留酒を利用することができる。こ
れらの蒸留酒としては、例えば、オー・ド・ヴイー・ド
・ヴアン、コニャック、アルマニヤツク、7レンチ・プ
ランデイ−などのブランディm:スコッチ・ウィスキー
、アイリッシュ・ウィスキー、バーボン・ウィスキーな
どのウィスキーニアラック、ジン、ウオツカ、ラム、焼
酎、こうりゃん酒、米酒(ビーチュウ)、泡盛、さつま
いも焼酎、ラム、ナイチュウ等を挙げることができる。
20%以上の各種の蒸留酒を利用することができる。こ
れらの蒸留酒としては、例えば、オー・ド・ヴイー・ド
・ヴアン、コニャック、アルマニヤツク、7レンチ・プ
ランデイ−などのブランディm:スコッチ・ウィスキー
、アイリッシュ・ウィスキー、バーボン・ウィスキーな
どのウィスキーニアラック、ジン、ウオツカ、ラム、焼
酎、こうりゃん酒、米酒(ビーチュウ)、泡盛、さつま
いも焼酎、ラム、ナイチュウ等を挙げることができる。
上記に例示した蒸留酒は、例えば、香水、オーデコロン
、オードトワレ、ライトコロン、オー7レツンユ、シャ
ワーコロン、ヘアートニック、ヘアーリキッド、スキン
ローション及び養育毛剤等のエタノールを多量に含有す
る香粧品及びこれらの香粧品に用いられるエタノールに
好適に配合することができる。
、オードトワレ、ライトコロン、オー7レツンユ、シャ
ワーコロン、ヘアートニック、ヘアーリキッド、スキン
ローション及び養育毛剤等のエタノールを多量に含有す
る香粧品及びこれらの香粧品に用いられるエタノールに
好適に配合することができる。
蒸留酒の配合割合は香粧品の種類及び組成によっても異
なるが、例えば、香料、エタノール、水から構成される
香水、オーデコロンなどのような最終製品のエタノール
濃度が約60重量%以上のエタノール水溶液になってい
る香粧品の場合は、該香粧品100重量部に対して蒸留
酒0.5〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部を
配合することができる。また、香料、エタノール、水及
び界面活性剤などから構成されるヘヤートニック、スキ
ンローションなどのような最終製品のエタノール濃度が
約10重量%以上のエタノール水溶液になっている香粧
品の場合には、該香粧品100重量部に対して蒸留酒0
.1〜8重量部、より好ましくは1〜5重量部を挙げる
ことができる。蒸留酒の配合割合が0.1重量部より少
ないとエタノール特有の刺激臭の緩和並びにエタノール
に由来する不快臭の香気特性の改善の効果が顕著には現
れず、また10重量部を越えるとエタノールに香料を可
溶化しきれず混濁液になると共に香粧品の基本的な香気
特性に悪影響を及ぼすので好ましくない。
なるが、例えば、香料、エタノール、水から構成される
香水、オーデコロンなどのような最終製品のエタノール
濃度が約60重量%以上のエタノール水溶液になってい
る香粧品の場合は、該香粧品100重量部に対して蒸留
酒0.5〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部を
配合することができる。また、香料、エタノール、水及
び界面活性剤などから構成されるヘヤートニック、スキ
ンローションなどのような最終製品のエタノール濃度が
約10重量%以上のエタノール水溶液になっている香粧
品の場合には、該香粧品100重量部に対して蒸留酒0
.1〜8重量部、より好ましくは1〜5重量部を挙げる
ことができる。蒸留酒の配合割合が0.1重量部より少
ないとエタノール特有の刺激臭の緩和並びにエタノール
に由来する不快臭の香気特性の改善の効果が顕著には現
れず、また10重量部を越えるとエタノールに香料を可
溶化しきれず混濁液になると共に香粧品の基本的な香気
特性に悪影響を及ぼすので好ましくない。
本発明の蒸留酒の添加方法には特別の制約はなく、香粧
品類を調製する際の任意の工程で配合することができ、
例えば、香粧品調製の際の1戊分として直接添加配合す
るか、または、香粧品に配合するエタノールに予め添加
しておいたエタノール溶液とし利用することもできる。
品類を調製する際の任意の工程で配合することができ、
例えば、香粧品調製の際の1戊分として直接添加配合す
るか、または、香粧品に配合するエタノールに予め添加
しておいたエタノール溶液とし利用することもできる。
以下、実施例により本発明の態様を更に具体的に説明す
るが、これに限定されるものではない。
るが、これに限定されるものではない。
[実施例]
実施例1
下記の処方に従ってモダーン・ブーケタイプの香水を調
製した(本発明品l)。
製した(本発明品l)。
上記香水について20名の熟練したパネラ−により、オ
ー・ド・ヴイー・ド・ヴアンを配合した本発明品lと、
無添加品につき2点比較法による官能テストを行った結
果、下記の表1に示すごとく、本発明のオー・ド・ヴイ
ー・ド・ヴアンを添加した香水は有意に優れていた。
ー・ド・ヴイー・ド・ヴアンを配合した本発明品lと、
無添加品につき2点比較法による官能テストを行った結
果、下記の表1に示すごとく、本発明のオー・ド・ヴイ
ー・ド・ヴアンを添加した香水は有意に優れていた。
表 1
実施例2
下記の処方に従ってフローラル・スパイシータイプのコ
ロンを調製しく本発明品2)、その比較官能テストを行
った。
ロンを調製しく本発明品2)、その比較官能テストを行
った。
(以下余白)
調合香料エビフルール5P−625
5重量部
スコッチ・ウィスキー 3重量部20名の熟
練したパネラ−により、スコッチ・ウィスキーを配合し
た本発明品2、無添加品につき2点比較法による官能テ
ストを行った結果、下記の表2に示すごとく、本発明の
スコッチ・ウィスキーを添加したコロンは有意に優れて
いた。
練したパネラ−により、スコッチ・ウィスキーを配合し
た本発明品2、無添加品につき2点比較法による官能テ
ストを行った結果、下記の表2に示すごとく、本発明の
スコッチ・ウィスキーを添加したコロンは有意に優れて
いた。
表 2
実施例3
下記の処方に従ってフゼアタイプのへヤートニッ一
りを調製した
(本発明品3)。
上記へヤードニックについて20名の熟練したパネラ−
により、バーボン・ウィスキーを配合した本発明品3と
、無添加品につき2点比較法による官能テストを行った
結果、下記の表3に示すごとく、本発明のバーボン・ウ
ィスキーを添加したヘヤートニックは有意に優れていた
。
により、バーボン・ウィスキーを配合した本発明品3と
、無添加品につき2点比較法による官能テストを行った
結果、下記の表3に示すごとく、本発明のバーボン・ウ
ィスキーを添加したヘヤートニックは有意に優れていた
。
9
実施例4
下記の処方に従ってフローラル・ブーケタイプのスキン
ローションを調製した(本発明品4)。
ローションを調製した(本発明品4)。
上記スキンローションについて20名の熟練したパネラ
−により、コニャックを配合した本発明品4と、無添加
品につき2点比較法による官能テストを行った結果、下
記の表4に示すごとく、本発明のコニャックを添加した
スキンローションは有意に優れていた。
−により、コニャックを配合した本発明品4と、無添加
品につき2点比較法による官能テストを行った結果、下
記の表4に示すごとく、本発明のコニャックを添加した
スキンローションは有意に優れていた。
(以下余白)
0
表 4
[発明の効果]
本発明によって得られる蒸留酒配合香粧品は、蒸留酒を
エタノール含有香粧品に配合するいう極めて簡便な手段
で提供することができる。このようにして得られた香水
、オーデコロンその他のエタノール含有の香粧品はエタ
ノール特有の刺激臭が緩和されており、更に香り立ちを
マイルドにし、且つ、深みのある芳醇感、重厚な熟成感
及びリッチな官能特性を付与することができる。
エタノール含有香粧品に配合するいう極めて簡便な手段
で提供することができる。このようにして得られた香水
、オーデコロンその他のエタノール含有の香粧品はエタ
ノール特有の刺激臭が緩和されており、更に香り立ちを
マイルドにし、且つ、深みのある芳醇感、重厚な熟成感
及びリッチな官能特性を付与することができる。
Claims (1)
- 1、エタノール含有香粧品100重量部に蒸留酒0.1
〜10重量部を配合することを特徴とする蒸留酒配合香
粧品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1263822A JPH03127722A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 蒸留酒配合香粧品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1263822A JPH03127722A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 蒸留酒配合香粧品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127722A true JPH03127722A (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=17394710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1263822A Pending JPH03127722A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 蒸留酒配合香粧品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03127722A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001932A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Botica Comercial Farmaceutica Ltda | パーソナルケア製品、化粧品及び香水用組成物 |
JP2006249018A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Suntory Ltd | 抗老化剤 |
JP2006265174A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Suntory Ltd | キサンチンオキシダーゼ阻害剤 |
JP2008140553A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 天井埋込形器具および天井埋込形照明器具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998662A (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-07 | Ajinomoto Co Inc | 野菜類加工食品又は加工素材の製造法 |
JPS61204116A (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-10 | Takasago Corp | ワイン入りコロン |
JPS63154607A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-27 | Kanebo Ltd | 含アルコ−ル化粧料 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1263822A patent/JPH03127722A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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