JP2008140553A - 天井埋込形器具および天井埋込形照明器具 - Google Patents

天井埋込形器具および天井埋込形照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】小形にでき、天井壁12の厚みや埋込孔13の内径の違いに十分に対応できる天井埋込形照明器具11を提供する。
【解決手段】板ばね17で天井壁12の埋込孔13に埋め込んだ器具本体16を支持する。板ばね17は、器具本体16に取り付けた基端部31と、器具本体16を天井壁12に埋め込んだ状態で埋込孔13の周縁に係合する自由端部32とを有する。板ばね17の自由端部32を、基端部31から器具本体16の中心軸22の方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部31から器具本体16の側方に膨出するように内側に湾曲させ、螺旋形状とする。器具本体16の側方への板ばね17の突出寸法が小さく、小形にできる。板ばね17が螺旋形状であるため、天井壁12の厚みや埋込孔13の内径の違いに十分に対応できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、板ばねによって天井壁の埋込孔に埋め込んだ器具本体を支持する天井埋込形器具および天井埋込形照明器具に関する。
従来、例えば、ダウンライトなどの天井埋込形照明器具では、器具本体の周方向の対称的な2箇所に一対の板ばねを取り付け、これら板ばねによって天井壁の埋込孔に埋め込んだ器具本体を支持する取付構造がある。各板ばねは、基端部が器具本体の周面下部側に取り付けられ、この基端部から自由端部が器具本体の中心軸に対して離反するように外方へ向けて斜めに突出されている。すなわち、設置前の状態では、器具本体の両側から一対の板ばねの自由端部が外方へ向けて斜めに大きく展開されている。
そして、天井壁に形成されている埋込孔に器具本体を設置する際には、器具本体の両側から大きく展開している一対の板ばねを弾性力に抗して手で器具本体側に沿うようにつぼめた状態で、天井壁の埋込孔に下方から挿入し、埋込孔に板ばねの先端側を挿入したら板ばねから手を離し、器具本体を押し上げる。これに応じて、一対の板ばねが埋込孔の周縁に係合しながら外側に向かって弾性的に拡開し、器具本体を引き上げる。器具本体の下部には天井壁の表面側に当接するフランジが設けられており、このフランジと一対の板ばねとで天井壁を挟み込んで器具本体を支持する。
また、板ばねの一方の側部が他方の側部よりも外側に張り出すように捻り、その板ばねの一方の側部と埋込孔の周縁との相対的な距離を短くすることにより、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いに対応可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−185602号公報(第5−6頁、図1−3)
しかしながら、従来の構成では、器具本体を天井壁に取り付ける際、板ばねを弾性力に抗して手で器具本体側に沿うように変形させる必要があり、作業が煩雑であった。また、器具本体の両側から一対の板ばねの自由端部が外方へ向けて斜めに大きく展開するため、器具外形が大形になる問題がある。そのため、この照明器具を梱包する場合、一対の板ばねの展開状態で梱包したのでは梱包外形が大形になってしまい、小形に梱包するには一対の板ばねが展開しないようにつぼめた状態で保持しなければならず、梱包作業が煩雑になる。
また、板ばねの一方の側部が他方の側部よりも外側に張り出すように捻り、その板ばねの一方の側部と埋込孔の周縁との相対的な距離を短くした程度では、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いに十分に対応できない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小形にでき、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いに十分に対応できる天井埋込形器具および天井埋込形照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の天井埋込形器具は、フランジを有し、天井壁の埋込孔に埋め込まれるとともにフランジが天井壁の表面側に当接する器具本体と;器具本体に取り付けられる基端部、および基端部から突出され器具本体が天井壁の埋込孔に埋め込まれた状態で埋込孔の周縁に係合する自由端部を有し、自由端部の上縁が基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲された板ばねと;を具備しているものである。
請求項2記載の天井埋込形器具は、フランジを有し、天井壁の埋込孔に埋め込まれるとともにフランジが天井壁の表面側に当接する器具本体と;器具本体に取り付けられる基端部、および基端部から突出され器具本体が天井壁の埋込孔に埋め込まれた状態で埋込孔の周縁に係合する自由端部を有し、自由端部の側面および上縁が基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲された板ばねと;を具備しているものである。
そして、各請求項において、器具本体は、例えば、フランジを別体に設けても一体に設けてもよい。器具本体は、灯体、スピーカ、各種のセンサなどの機器を備えている。
板ばねは、例えば、円筒を斜めにカットした螺旋形状に形成され、器具本体の周面の少なくとも対称的な2箇所に取り付けられる。
板ばねの自由端部の側面や上縁を、基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲し、つまり螺旋形状に形成している。そのため、天井壁の埋込孔に器具本体を挿入する際に、埋込孔の周縁に当接する板ばねの側面や上縁を弾性力に抗して器具本体の中心軸側に変位させながら埋込孔に容易に挿入可能としている。しかも、器具本体の側方への板ばねの突出寸法が従来に比べて小さく、小形になる。さらに、板ばねの側面が螺旋形状であるために、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いにも十分に対応可能としている。
請求項3記載の天井埋込形器具は、請求項1または2記載の天井埋込形器具において、器具本体の中心軸から板ばねの自由端部の先端までの最短距離が、埋込孔の中心から周縁までの距離より短い関係を有しているものである。
そして、この関係により、板ばねの自由端部をつぼめることなく、板ばねの自由端部の先端を埋込孔に挿入可能としている。
請求項4記載の天井埋込形器具は、請求項1ないし3いずれか一記載の天井埋込形器具において、器具本体には、板ばねの基端部が取り付けられる取付部が設けられ、この取付部に板ばねの自由端部が先端側から挿入される切欠部が設けられているものである。
そして、器具本体の切欠部で板ばねの変位を規制するとともに案内し、板ばねの自由端部をつぼめることなく、板ばねの自由端部を埋込孔に容易に挿入可能としている。
請求項5記載の天井埋込形照明器具は、請求項1ないし4いずれか一記載の天井埋込形器具と;天井埋込形器具内に配置される光源と;を具備しているものである。
請求項1記載の天井埋込形器具によれば、板ばねの自由端部の上縁を、基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲し、つまり螺旋形状に形成しているため、天井壁の埋込孔に器具本体を挿入する際に、埋込孔の周縁に当接する板ばねの上縁を弾性力に抗して器具本体の中心軸側に変位させながら埋込孔に容易に挿入でき、しかも、器具本体の側方への突出寸法が小さく、小形にできる。
請求項2記載の天井埋込形器具によれば、板ばねの自由端部の側面および上縁を、基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲し、つまり螺旋形状に形成しているため、天井壁の埋込孔に器具本体を挿入する際に、埋込孔の周縁に当接する板ばねの側面や上縁を弾性力に抗して器具本体の中心軸側に変位させながら埋込孔に容易に挿入でき、しかも、器具本体の側方への突出寸法が小さく、小形にでき、さらに、板ばねの側面や上縁が螺旋形状であるために、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いにも十分に対応できる。
請求項3記載の天井埋込形器具によれば、請求項1または2記載の天井埋込形器具の効果に加えて、器具本体の中心軸から板ばねの自由端部の先端までの最短距離を、埋込孔の中心から周縁までの距離より短くしているため、板ばねの自由端部をつぼめることなく、板ばねの自由端部の先端を埋込孔に挿入することができ、作業性を向上できる。
請求項4記載の天井埋込形器具によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の天井埋込形器具の効果に加えて、器具本体の取付部に切欠部を設けることによって、板ばねの一部が器具本体の取付部よりも内側に配設されるような場合でも、板ばねの変形が取付部によって途中で規制されることがない。また、切欠部で板ばねの変位を所望の範囲に規制するとともに案内する構成にしておけば、板ばねがよじれることがなく、埋込孔に容易に挿入することができる。
請求項5記載の天井埋込形照明器具によれば、小形にでき、天井壁の厚みや埋込孔の内径の違いに十分に対応できる天井埋込形照明器具を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図6に第1の実施の形態を示し、図1は天井埋込形照明器具の取付前の側面図、図2は天井埋込形照明器具の取付後の側面図、図3は天井埋込形照明器具のフランジおよび板ばねの斜視図、図4は天井埋込形照明器具のフランジおよび板ばねの平面図、図5は天井埋込形照明器具の板ばねの製造方法を説明する説明図、図6は天井埋込形照明器具の板ばねの別の製造方法を説明する説明図である。
図1および図2に示すように、天井埋込形器具としての天井埋込形照明器具11は、天井壁12に形成された円形状の埋込孔13に下方から挿入されて埋め込み設置される。
天井埋込形照明器具11は、器具本体16、およびこの器具本体16を天井壁12に支持する一対の板ばね17を備えている。
そして、器具本体16は、ダウンライトであり、器具として灯体20、およびこの灯体20の下部に配設されるフランジ21を備え、中心軸22を中心とする円筒形状に形成されている。
灯体20は、下方に拡開する反射体23を有し、この反射体23内の上部にソケット24が配置され、このソケット24に光源25が着脱可能に装着されている。灯体20は、埋込孔13の内径より小さい外径に形成され、埋込孔13に挿入可能としている。
図1ないし図4に示すように、フランジ21には、環状の下面部26、この下面部26の外周縁から立設される環状の外周部27、および下面部26の内周側の上面から立設される環状の取付部28を有している。外周部27は、埋込孔13の内径より大きい径に形成され、埋込孔13には挿入不可で、天井壁12の下面である表面に当接する。また、取付部28は、埋込孔13の内径より小さい径に形成され、円形状の埋込孔13に挿入可能としている。
また、一対の板ばね17は、器具本体16のフランジ21の取付部28の周面において、周方向の180°対称位置に取り付けられている。
各板ばね17は、フランジ21の取付部28の周面に取り付けられる基端部31、およびこの基端部31から突出され、器具本体16が天井壁12の埋込孔13に埋め込まれた状態で埋込孔13の周縁に係合する自由端部32を有している。
基端部31には、例えばねじなどの取付具33によって取付部28に取り付けられる図示しない取付孔が形成され、取付部28に係合して基端部31が取付具33を中心として動くのを規制する突起34が形成されている。
自由端部32は、この自由端部32の側面35および上縁36が基端部31から器具本体16の中心軸22の方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部31から器具本体16の側方に膨出するように内側に湾曲され、つまり螺旋形状に形成されている。自由端部32の先端縁37は、器具本体16の中心軸22と略平行な上下方向に沿ってカットされた形状に形成されている。
器具本体16の中心軸22から自由端部32の側方へ最も突出する最大突出部17aまでの最短距離が、埋込孔13の中心から周縁までの距離より大きい関係にあり、また、器具本体16の中心軸22から自由端部32の先端および基端までの最短距離が、埋込孔13の中心から周縁までの距離より短い関係にある。
そして、この板ばね17は、図5に示すように、円筒材料39を軸方向に対して斜めにカットすることで、螺旋形状に容易に形成することができる。また、図6に示すように、円筒材料39を軸方向に対して直角にカットした後、螺旋形状に加工してもよい。また、本願発明の構成および作用効果を有するものであれば、上記方法によらず形成することができる。
次に、この実施の形態の天井埋込形照明器具11の取付方法について説明する。
図1に示すように、天井壁12の埋込孔13に、器具本体16の上部を挿入するとともに、各板ばね17の自由端部32の先端を挿入する。
このとき、器具本体16の中心軸22から板ばね17の自由端部32の先端までの最短距離が、埋込孔13の中心から周縁までの距離より短いため、すなわち、一対の板ばね17の自由端部32の先端間の最短距離が、埋込孔13の内径より小さいため、一対の板ばね17の自由端部32をつぼめることなく、一対の板ばね17の自由端部32の先端を埋込孔13に挿入することができる。
この器具本体16を押し上げると、一対の板ばね17の自由端部32の側面35または上縁36が当接する。さらに器具本体16を押し上げると、板ばね17が螺旋形状に形成されているため、埋込孔13の周縁に当接する板ばね17の側面35や上縁36を弾性力に抗して器具本体16の中心軸22側に変位させながら埋込孔13に容易に挿入できる。
図2に示すように、一対の板ばね17の最大突出部17aが天井壁の上面である裏面より上方に移動することにより、一対の板ばね17が埋込孔13の周縁に係合しながら弾性力によって外方に変位し、器具本体16を上方に引き上げる。
そのため、引き上げられた器具本体16のフランジ21の外面部27が天井壁12の表面に当接し、一対の板ばね17の弾性力によって一対の板ばね17とフランジ21との間に天井壁12を挟み込んで、器具本体16を天井壁12に支持する。
このように、板ばね17の自由端部32の側面35や上縁36を、基端部31から器具本体16の中心軸22の方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部31から器具本体16の側方に膨出するように内側に湾曲し、つまり螺旋形状に形成しているため、天井壁12の埋込孔13に器具本体16を挿入する際に、埋込孔13の周縁に当接する板ばね17の側面35や上縁36を弾性力に抗して器具本体16の中心軸22側に変位させながら埋込孔13に容易に挿入できる。
これは次のように説明することができる。
まず、板ばね17を螺旋形状とすることによって、器具本体16の中心軸22方向の長さを大きくすることなく、板ばね17の全長を長くすることができる。板ばね17は、基端部31が固定されており、板ばね17は基端部31からの作用点の距離が長い程、変位しやすい。つまり、板ばね17の全長を長くすると、板ばね17の基端部31から器具本体16の挿入時に埋込孔13の周縁と当接する自由端部32の先端縁37側の作用点までの距離が長くなるため、板ばね17を容易に変形できるようになり、器具本体16の埋込孔13への挿入を容易に行うことができるようになる。一方、器具本体16が取り付けられた後は、天井壁12の埋込孔13の周縁に当接している板ばね17の側面35や上縁36が作用点となる。つまり、器具本体16が埋込孔13に挿入された後は基端部31から作用点までの距離は板ばね17の全長が変化してもほとんど変わらないため器具本体16を保持する力は変わらない。
そして、板ばね17の上縁36は、基端部31から器具本体16の中心軸22に対して斜め上方に向かっている。これは、図3および図7に示すように、器具本体16を横から見たときに中心軸22に対して上縁36が傾いている状態をいう。また、上縁36が、基端部31から器具本体16の側方に膨出するように内側に湾曲されているとは、例えば図4および図8に示すように、器具本体16を上から見たときに側面35が基端部31から一旦外側に膨出した後、中心軸22側に巻き込むように湾曲している状態をいう。そして、本実施の形態の板ばね17は、さらに側面35が基端部31から器具本体16の中心軸22に対して斜め上方に向かっている。これは、例えば図4に示すように、器具本体16を上から見たときに側面35の一部が見える構成であることを示している。なお、このように構成された板ばね17の側面35は連続した曲面を形成している。つまり、図8で示すように、上から見たときに側面の一部が見えない場合には、器具本体16の中心軸22と側面35とは平行であるため、側面35が中心軸22に対して斜め上方に向かっているとは言えない。
上記構成を具備しているために、器具本体16を埋込孔13に挿入する場合、まず自由端部32の上縁36が埋込孔13の周縁と当接する。そして、自由端部32は埋込孔13から応力を受けて側面35の先端縁37が中心軸22に対してさらに傾斜するように変形する。このとき、側面35を中心軸22に対し適当に傾斜させておくことによって、埋込孔13の周縁が上縁36に当接することなく側面35に当接させることもできる。上縁36または側面35を埋込孔13の周縁に当接させることによって自由端部32を変形させて、曲面状に変形された側面35と埋込孔13の周縁とを当接させることができる。さらに押し込むと埋込孔13の周縁と曲面状に形成された側面35とが当接しながら当接位置が基端部31側でかつ上縁36と反対の下縁38側に移動する。さらに、器具本体16を挿入すると埋込孔13の周縁と下縁38とが係合し、器具本体16が天井壁12に保持される。
以上説明したように、本実施の形態の板ばね17の変形は、側面35の中心軸22に対する傾斜方向に対して行うものであり、要するに板ばね17のねじれに対する応力を利用したものである。
このよう挿入時に板ばね17の挿入に板ばね17のねじれを利用すると、器具本体16の挿入時に曲面状に形成された側面35と埋込孔13の周縁とを当接させることができるため、板ばね17の一部、例えば上縁36等が埋込孔13の周縁に引っ掛かることがなく滑らかに挿入することができる。また、挿入時の板ばね17の変位量を抑えても十分に係合力を得ることができるため、器具本体16の側方への板ばね17の突出寸法が小さくなり、器具を小形化することができる。また、埋込孔13の周縁の板ばね17と当接する位置が器具本体16の挿入とともに変化するため、天井壁12の周縁の一点に応力が集中し続けることがなく、埋込孔13の周縁の劣化を抑制することができる。
さらに、板ばね17の側面35や上縁36が螺旋形状であるために、天井壁12の厚みや埋込孔13の内径の違いに十分に追従して対応できる。
次に、図7および図8に第2の実施の形態を示す。図7は天井埋込形照明器具の側面図、図8は天井埋込形照明器具の平面図である。
フランジ21の取付部28の円周方向の3箇所に、板ばね17を取り付ける。
フランジ21の取付部28には、各板ばね17の基端部31の取付位置に隣接して、板ばね17の自由端部32が先端側から挿入される切欠部41が形成されている。この切欠部41は、板ばね17の形状に対応して、器具本体16の中心軸22の方向に対して斜めとなる螺旋形状に形成されている。したがって、切欠部41の縁部により、板ばね17の自由端部32の先端が取付部28より内側に位置するように規制できるとともに、板ばね17の自由端部32の変位を案内できる。
このように、板ばね17の自由端部32をフランジ21の取付部28に設けた切欠部41に先端側から挿入することにより、切欠部41で板ばね17の変位を規制するとともに案内するため、板ばね17の自由端部32をつぼめることなく、板ばね17の自由端部32を埋込孔13に容易に挿入することができ、作業性を向上できる。
なお、天井埋込形器具としては、灯体20を備えた天井埋込形照明器具11に限らず、スピーカ、各種のセンサなどを備えた器具でもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す天井埋込形照明器具の取付前の側面図である。 同上天井埋込形照明器具の取付後の側面図である。 同上天井埋込形照明器具のフランジおよび板ばねの斜視図である。 同上天井埋込形照明器具のフランジおよび板ばねの平面図である。 同上天井埋込形照明器具の板ばねの製造方法を説明する説明図である。 同上天井埋込形照明器具の板ばねの別の製造方法を説明する説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す天井埋込形照明器具の側面図である。 同上天井埋込形照明器具の平面図である。
符号の説明
11 天井埋込形器具としての天井埋込形照明器具
12 天井壁
13 埋込孔
16 器具本体
17 板ばね
21 フランジ
22 中心軸
25 光源
31 基端部
32 自由端部
35 側面
36 上縁
41 切欠部

Claims (5)

  1. フランジを有し、天井壁の埋込孔に埋め込まれるとともにフランジが天井壁の表面側に当接する器具本体と;
    器具本体に取り付けられる基端部、および基端部から突出され器具本体が天井壁の埋込孔に埋め込まれた状態で埋込孔の周縁に係合する自由端部を有し、自由端部の上縁が基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲された板ばねと;
    を具備していることを特徴とする天井埋込形器具。
  2. フランジを有し、天井壁の埋込孔に埋め込まれるとともにフランジが天井壁の表面側に当接する器具本体と;
    器具本体に取り付けられる基端部、および基端部から突出され器具本体が天井壁の埋込孔に埋め込まれた状態で埋込孔の周縁に係合する自由端部を有し、自由端部の側面および上縁が基端部から器具本体の中心軸方向に対して斜め上方に向かうとともに基端部から器具本体の側方に膨出するように内側に湾曲された板ばねと;
    を具備していることを特徴とする天井埋込形器具。
  3. 器具本体の中心軸から板ばねの自由端部の先端までの最短距離が、埋込孔の中心から周縁までの距離より短い関係を有している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の天井埋込形器具。
  4. 器具本体には、板ばねの基端部が取り付けられる取付部が設けられ、この取付部に板ばねの自由端部が先端側から挿入される切欠部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の天井埋込形器具。
  5. 請求項1ないし4いずれか一記載の天井埋込形器具と;
    天井埋込形器具内に配置される光源と;
    を具備していることを特徴とする天井埋込形照明器具。
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