JPH03127482A - 遠赤外線ヒータおよびその製造方法 - Google Patents
遠赤外線ヒータおよびその製造方法Info
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- JPH03127482A JPH03127482A JP26330889A JP26330889A JPH03127482A JP H03127482 A JPH03127482 A JP H03127482A JP 26330889 A JP26330889 A JP 26330889A JP 26330889 A JP26330889 A JP 26330889A JP H03127482 A JPH03127482 A JP H03127482A
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は乾燥、加熱、調理、暖房などの熱源として使用
され、かつ遠赤外線を効率的に放射する遠赤外線ヒータ
に関し、特に食塩などに対して耐食性に優れた遠赤外線
ヒータおよびその製造方法に関する。
され、かつ遠赤外線を効率的に放射する遠赤外線ヒータ
に関し、特に食塩などに対して耐食性に優れた遠赤外線
ヒータおよびその製造方法に関する。
従来の技術
最近、遠赤外線ヒータは乾燥、加熱、調理、暖房などあ
らゆる分野において注目を浴び、応用されている。特に
、調理分野においては、調理のスピード化や味の向上な
どの効果が期待できることから、各種調理器具の熱源と
して、種々の遠赤外線ヒータが提案され、応用されてい
る。なかでも、シーズヒータをベースにし、その金属パ
イプの表面に、遠赤外線放射層を形成した遠赤外線ヒー
タは、簡便であることからよく用いられている。
らゆる分野において注目を浴び、応用されている。特に
、調理分野においては、調理のスピード化や味の向上な
どの効果が期待できることから、各種調理器具の熱源と
して、種々の遠赤外線ヒータが提案され、応用されてい
る。なかでも、シーズヒータをベースにし、その金属パ
イプの表面に、遠赤外線放射層を形成した遠赤外線ヒー
タは、簡便であることからよく用いられている。
ところで、このシーズヒータをベースとした遠赤外線ヒ
ータは、延赤外線放射材をプラズマ溶射法、無機接着法
(無機系バインダーを使用するもの)およびホーロー法
のいずれかの方法により、金属パイプの表面に被覆し、
遠赤外線放射層を形成することにより製造されている。
ータは、延赤外線放射材をプラズマ溶射法、無機接着法
(無機系バインダーを使用するもの)およびホーロー法
のいずれかの方法により、金属パイプの表面に被覆し、
遠赤外線放射層を形成することにより製造されている。
発明が解決しようとする課題
しかし、上記従来の遠赤外線ヒータを調理器具の熱源と
して使用した場合、それぞれ以下の課題がある。
して使用した場合、それぞれ以下の課題がある。
■プラズマ溶射法の場合
遠赤外線放射層が多孔質であるため、煮汁やたれなどに
含まれる食塩が金属パイプと直接接触して高温領域で金
属パイプの腐食が発生し、この結果遠赤外線放射層の!
!+1離が生じる。
含まれる食塩が金属パイプと直接接触して高温領域で金
属パイプの腐食が発生し、この結果遠赤外線放射層の!
!+1離が生じる。
■無R接着法の場合
■と同様に遠赤外線放射層が多孔質であるため、同様の
i!IIM現象が生じる。
i!IIM現象が生じる。
■ホーロー法の場合
遠赤外線放射層が緻密であり、煮汁やたれなどの侵入は
ほとんど無いが、急激な熱衝撃に弱く、したがって遠赤
外線放射層にクラックや剥離が生じる。
ほとんど無いが、急激な熱衝撃に弱く、したがって遠赤
外線放射層にクラックや剥離が生じる。
このように、従来の製造方法で得られる遠赤外線ヒータ
を調理器具の熱源として応用する場合、特に煮汁やタレ
などの影響で、種々の課題があるのが実情であった。
を調理器具の熱源として応用する場合、特に煮汁やタレ
などの影響で、種々の課題があるのが実情であった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、食塩に対し
て耐食性に優れた遠赤外線ヒータおよびその製造方法を
提供することを目的とするものである。
て耐食性に優れた遠赤外線ヒータおよびその製造方法を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
上記課、題を解決するため、本発明の遠赤外線ヒータは
、金属パイプの表面に酸化ニッケルを主成分とする中間
層を形成し、この中間層の表面に、金属アルコキシドの
分解生成物および1または縮合生成物を主成分とし、ジ
ルコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化
マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよび酸化クロ
ムの少なくとも一種類を含有する遠赤外線放射層を形成
したもめである。
、金属パイプの表面に酸化ニッケルを主成分とする中間
層を形成し、この中間層の表面に、金属アルコキシドの
分解生成物および1または縮合生成物を主成分とし、ジ
ルコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化
マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよび酸化クロ
ムの少なくとも一種類を含有する遠赤外線放射層を形成
したもめである。
また、本発明の遠赤外線ヒータの製造方法は、金属パイ
プ表面をサンドブラストした後、プラズマ溶射により酸
化ニッケルを主成分とする中間層を形成し、次にジルコ
ン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化マン
ガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよび酸化クロムの
少なくとも一種類を含有する金属アルコキシド溶液から
なる塗料を、上記中間層の表面に塗布した後、200℃
以下の温度で熱処理して遠赤外線放射層を形成する方法
である。
プ表面をサンドブラストした後、プラズマ溶射により酸
化ニッケルを主成分とする中間層を形成し、次にジルコ
ン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化マン
ガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよび酸化クロムの
少なくとも一種類を含有する金属アルコキシド溶液から
なる塗料を、上記中間層の表面に塗布した後、200℃
以下の温度で熱処理して遠赤外線放射層を形成する方法
である。
作用
上記の遠赤外線ヒータおよびその製造方法によれば、互
いに熱膨張係数が近似している金属パイプ(110〜1
70 x 10−’ )の表面に酸化ニッケル(100
〜110 x 10−7 )を主成分とする中間層を形
成したので、急熱急冷などの熱1j9性に対して大変優
れており、しかもこの中間層の表面に、非常に浸透性に
優れた各種酸化物などの遠赤外線放射材を含有させた金
属アルコキシド溶液を塗布して遠赤外線放射層を形成し
たので、中間層における多孔質部分の封孔処理が行われ
、したがって煮汁やたれなどに含まれる食塩と金属パイ
プとが直接作用することが無く、食塩に対して優れた耐
食性を示す。
いに熱膨張係数が近似している金属パイプ(110〜1
70 x 10−’ )の表面に酸化ニッケル(100
〜110 x 10−7 )を主成分とする中間層を形
成したので、急熱急冷などの熱1j9性に対して大変優
れており、しかもこの中間層の表面に、非常に浸透性に
優れた各種酸化物などの遠赤外線放射材を含有させた金
属アルコキシド溶液を塗布して遠赤外線放射層を形成し
たので、中間層における多孔質部分の封孔処理が行われ
、したがって煮汁やたれなどに含まれる食塩と金属パイ
プとが直接作用することが無く、食塩に対して優れた耐
食性を示す。
実施例
以下、本発明の一実施例を第1図に基づき説明する。
まず、NCF300 (J I S材料)からなる金
属パイプ1の中央部に両端に電気接続端子2を有しかつ
コイル状のニッケルークロム合金からなる電熱[3を配
置し、次に金属パイプ1と電熱線3の空隙に電融マグネ
シア粉末からなる電気絶縁粉末4を充填し、そして圧延
減径した後、金属パイプ1の両端を低融点ガラス5およ
びシリコーン樹脂6で封止し、シーズヒータを得る。
属パイプ1の中央部に両端に電気接続端子2を有しかつ
コイル状のニッケルークロム合金からなる電熱[3を配
置し、次に金属パイプ1と電熱線3の空隙に電融マグネ
シア粉末からなる電気絶縁粉末4を充填し、そして圧延
減径した後、金属パイプ1の両端を低融点ガラス5およ
びシリコーン樹脂6で封止し、シーズヒータを得る。
次に、このようにして得られたシーズヒータの金属パイ
プ1の表面を溶融アルミナにてサンドブラストし、この
後酸化ニッケルを主成分とする溶射材にてプラズマ溶射
し、酸化ニッケルを主成分とする中間411を形成する
0次に、金属アルコキシドとしてテトラエトキシシラン (SL (OC2H5)4 )に、遠赤外線放射材とし
てジルコンおよび酸化アルミニウムと、また着色顔料と
してチタンイエローを、それぞれ添加した塗料をスプレ
ーにより中間7111の表面に塗布し、160℃で20
分間熱処理し、中間層11の表面に遠赤外線放射層12
を形成して遠赤外線ヒータを製作した。
プ1の表面を溶融アルミナにてサンドブラストし、この
後酸化ニッケルを主成分とする溶射材にてプラズマ溶射
し、酸化ニッケルを主成分とする中間411を形成する
0次に、金属アルコキシドとしてテトラエトキシシラン (SL (OC2H5)4 )に、遠赤外線放射材とし
てジルコンおよび酸化アルミニウムと、また着色顔料と
してチタンイエローを、それぞれ添加した塗料をスプレ
ーにより中間7111の表面に塗布し、160℃で20
分間熱処理し、中間層11の表面に遠赤外線放射層12
を形成して遠赤外線ヒータを製作した。
なお、比較のために、酸化ニッケルを主成分とする中間
層11のみを形成した従来の遠赤外線ヒータも準備し、
このように準備したものと上記実施例で得た遠赤外線ヒ
ータについて、それぞれヒータ温度が700°Cになる
ように電圧調整した後、飽和食塩水を1回に2cc滴下
し、何回で金属パイプ1の中間層11もしくは遠赤外線
放射層12が剥離するか耐食性の試験を行なった。
層11のみを形成した従来の遠赤外線ヒータも準備し、
このように準備したものと上記実施例で得た遠赤外線ヒ
ータについて、それぞれヒータ温度が700°Cになる
ように電圧調整した後、飽和食塩水を1回に2cc滴下
し、何回で金属パイプ1の中間層11もしくは遠赤外線
放射層12が剥離するか耐食性の試験を行なった。
この結果を第1表に示す。
(以下余白)
第1表
第1表から明らかなように、従来の酸化ニッケルを主成
分とする中間層11のみの遠赤外線ヒータは12回で剥
離が生じたが、本実施例の遠赤外線ヒータでは124回
と非常に長い耐剥離回数を示し、食塩に対する耐食性が
極めて優れていた。
分とする中間層11のみの遠赤外線ヒータは12回で剥
離が生じたが、本実施例の遠赤外線ヒータでは124回
と非常に長い耐剥離回数を示し、食塩に対する耐食性が
極めて優れていた。
このように、従来の酸化ニッケルを主成分とする中間層
11の表面に、さらに金属アルコキシド溶液からなる塗
料を塗布することにより、食塩に対する耐食性に優れ、
しかも中間層11の主成分である酸化ニッケルの熟膨弓
長1系数(100〜t10 X 10−’ )と金属パ
イプ1の熱膨張係数(110〜170x10す)とが互
いに近似しているため、急熱急冷などの熱衝撃性に対し
て大変優れた遠赤外線ヒータを得ることができた。
11の表面に、さらに金属アルコキシド溶液からなる塗
料を塗布することにより、食塩に対する耐食性に優れ、
しかも中間層11の主成分である酸化ニッケルの熟膨弓
長1系数(100〜t10 X 10−’ )と金属パ
イプ1の熱膨張係数(110〜170x10す)とが互
いに近似しているため、急熱急冷などの熱衝撃性に対し
て大変優れた遠赤外線ヒータを得ることができた。
なお、上記実施例において使用した塗料の組成は、これ
に限定されるものでは無く、他の金属アルコキシドや他
の遠赤外線放射材たとえば酸化チタン、酸化鉄、酸化マ
ンガン、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化クロムなど
のいずれかまたは任意の混合物を使用してもよい。
に限定されるものでは無く、他の金属アルコキシドや他
の遠赤外線放射材たとえば酸化チタン、酸化鉄、酸化マ
ンガン、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化クロムなど
のいずれかまたは任意の混合物を使用してもよい。
発明の効果
以上のように、本発明の構成によれば、金属パイプの表
面に酸化ニッケルを主成分とする中間層を形威し、その
表面に、非常に浸透性に優れた熱赤外線放射材を含有さ
せた金属アルコキシド溶液を塗布して遠赤外線放射層を
形成したので、煮汁やたれなどに含まれる食塩と金属パ
イプとが直接作用することが無く、食塩に対して優れた
耐食性を示すとともに、中間層の主成分である酸化ニッ
ケルの熱WJ張係数と金属パイプの熱膨張係数とが互い
に近似しているため、熱衝撃性に対しても優れた遠赤外
線ヒータを提供することができる。
面に酸化ニッケルを主成分とする中間層を形威し、その
表面に、非常に浸透性に優れた熱赤外線放射材を含有さ
せた金属アルコキシド溶液を塗布して遠赤外線放射層を
形成したので、煮汁やたれなどに含まれる食塩と金属パ
イプとが直接作用することが無く、食塩に対して優れた
耐食性を示すとともに、中間層の主成分である酸化ニッ
ケルの熱WJ張係数と金属パイプの熱膨張係数とが互い
に近似しているため、熱衝撃性に対しても優れた遠赤外
線ヒータを提供することができる。
第1図は、本発明の一実施例を示す遠赤外線ヒータの断
面図である。 1・・・金属パイプ、11・・・中間層、12・・・遠
赤外線放射層。
面図である。 1・・・金属パイプ、11・・・中間層、12・・・遠
赤外線放射層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、金属パイプの表面に酸化ニッケルを主成分とする中
間層を形成し、この中間層の表面に、金属アルコキシド
の分解生成物および1または縮合生成物を主成分とし、
ジルコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸
化マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよび酸化ク
ロムの少なくとも一種類を含有する遠赤外線放射層を形
成した遠赤外線ヒータ。 2、金属パイプの表面をサンドブラストした後、プラズ
マ溶射により酸化ニッケルを主成分とする中間層を形成
し、次にジルコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸
化鉄、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケルおよ
び酸化クロムの少なくとも一種類を含有する金属アルコ
キシド溶液からなる塗料を、上記中間層の表面に塗布し
た後、200℃以下の温度で熱処理して遠赤外線放射層
を形成する遠赤外線ヒータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26330889A JPH03127482A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 遠赤外線ヒータおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26330889A JPH03127482A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 遠赤外線ヒータおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127482A true JPH03127482A (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=17387676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26330889A Pending JPH03127482A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 遠赤外線ヒータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03127482A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019269B2 (en) * | 2001-08-13 | 2006-03-28 | Sanyo Netsukogyo Kabushiki Kaisha | Heater |
JP2009210287A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 赤外線放射素子 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS607095A (ja) * | 1983-06-23 | 1985-01-14 | 松下電器産業株式会社 | 遠赤外線ヒ−タ |
JPS62150683A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-04 | 井上 襄 | 高効率遠赤外線放射装置 |
JPH01176693A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-13 | Shimadzu Corp | 遠赤外線放射体の製造方法 |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP26330889A patent/JPH03127482A/ja active Pending
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