JP2003325356A - 電磁調理用容器の製造方法 - Google Patents

電磁調理用容器の製造方法

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JP2003325356A
JP2003325356A JP2002135954A JP2002135954A JP2003325356A JP 2003325356 A JP2003325356 A JP 2003325356A JP 2002135954 A JP2002135954 A JP 2002135954A JP 2002135954 A JP2002135954 A JP 2002135954A JP 2003325356 A JP2003325356 A JP 2003325356A
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Japan
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container
layer
glass
powder
lead
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Application number
JP2002135954A
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English (en)
Inventor
Joichi Saito
譲一 斉藤
Shirohito Matsuyama
城仁 松山
Kazusaku Sakakibara
一作 榊原
Masahito Suzuki
雅人 鈴木
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Narumi China Corp
Original Assignee
Narumi China Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲面のある容器の表面に,剥がれを生じさせ
ることなく,均一な厚みの発熱層を形成することができ
る電磁調理用容器の製造方法を提供すること。 【解決手段】 容器1の表面に金属の発熱層2を形成さ
せて,電磁調理可能な電磁調理用容器10を製造する方
法である。上記容器1の表面に金属粉末と無鉛ガラス粉
末と液体との混合金属材料を吹き付けて金属粉末層を形
成し,次いで加熱して該金属粉末層を容器1の表面に焼
き付けることにより,発熱層2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,容器の表面に発熱層を均一に形
成することができる電磁調理用容器の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より,電磁調理器は,その高い安全性
によりガスコンロに代わる調理器として広く普及してき
た。上記電磁調理器は,該電磁調理器が具備する円板状
のコイルから発生する磁力線を利用して,電磁調理器上
に設置した鍋等の電磁調理用容器にうず電流を発生させ
発熱を引き起こし,加熱するものである。
【0003】電磁調理器に使用できる上記電磁調理用容
器は,原則として磁性金属又は電磁誘導による表皮効果
を利用して実効抵抗が4〜20×10-4Ωとなる導電体
であった。そのため,アルミ,銅,又はセラミックスか
らなる鍋等の調理用の容器は,電磁調理器にて発熱させ
ることができないという問題があった。
【0004】そこで,セラミックスからなる容器を電磁
調理器にて発熱させるために,低熱膨張素地からなる調
理器に銀からなる発熱体膜を転写紙として張る方法が開
発されている(実公昭59−11436)。上記発熱体
膜は結合ガラス層によって接合された金属層と,該金属
層を保護するためのガラスコート層からなっている。上
記転写紙にて発熱体膜を被覆した容器は,上記発熱体膜
が表皮効果により発熱するため,電磁調理器にて使用可
能となる。この従来の方法において,上記発熱体膜は,
上記円板上のコイルの大きさに合わせて貼着することが
適当である。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,鍋等の容器
は,その底部の面積が小さく曲面部分が多いものがほと
んどである。そして,鍋等の容器の底部全体が電磁調理
器に接することができないため,鍋等と電磁調理器との
接触面積は見かけよりも小さい。そのため,上記平面状
の転写紙にて鍋等のわん曲部に上記発熱体膜を貼着する
と,転写紙が折り重なる部分が生じる。それ故,均一な
厚みの発熱体膜を形成することができない。さらに,こ
の転写紙の重なり部分は,加熱後にはがれが生じ易いと
いう問題があった。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,曲面のある容器の表面に,剥がれを生じ
させることなく,均一な厚みの発熱層を形成することが
できる電磁調理用容器の製造方法を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題の解決手段】第1の発明は,容器の表面に金属の
発熱層を形成させて,電磁調理可能な電磁調理用容器を
製造する方法であって,上記容器の表面に金属粉末と無
鉛ガラス粉末と液体との混合金属材料を吹き付けて金属
粉末層を形成し,次いで加熱して該金属粉末層を容器の
表面に焼き付けることにより,発熱層を形成することを
特徴とする電磁調理用容器の製造方法にある(請求項
1)。
【0008】本発明においては,上記容器の表面に金属
粉末と無鉛ガラス粉末と液体とが混合されて液状になっ
た混合金属材料を吹き付けることによって,上記金属粉
末層を形成している。そのため,上記混合金属材料を容
器の表面に均一に付着させることができる。それ故,上
記金属粉末層を均一な厚みにて形成することができる。
さらに,加熱して上記金属粉末層を容器の表面に焼き付
けることにより,上記容器の表面に厚みが均一な発熱層
を形成することができる。したがって,上記従来の方法
のように,曲面のある容器においてもその曲面部分に発
熱層の重なり部分を生じさせることはなく,上記加熱後
に剥がれが生じることもない。
【0009】また,上記混合金属材料を容器の表面に吹
き付けて金属粉末層を形成するとき,該金属粉末層中に
は金属粉末と無鉛ガラス粉末とが混じり合って含まれ
る。そのため,上記加熱時に金属粉末層中の無鉛ガラス
粉末が溶融して,上記金属粉末が容器の表面に密着性よ
く焼き付けられる。それ故,上記発熱層と容器との密着
性を向上させることができる。また,上記無鉛ガラス粉
末は人体に有害な鉛を含んでいない。そのため,上記無
鉛ガラス粉末を含有する混合金属材料を用いて形成した
発熱層は,上記容器の内側に形成して食材等と直接接し
ても,安全上問題はない。
【0010】さらに,本発明の製造方法は,従来の転写
紙を用いる方法のように,転写紙に発熱体膜を印刷した
り,該転写紙を容器の底面に合わせて貼着するという複
雑な工程を必要としない。そのため,コストの低減及び
生産性の向上を図ることができる。
【0011】また,本発明においては,上記容器の表面
に混合金属材料を吹きつけている。そのため,容器の内
側又は外側表面の全体に上記混合金属材料を吹き付け,
上記容器の内側又は外側表面全体に発熱層を形成させる
ことが容易である。このように容器の内側又は外側表面
全体に発熱層を有する電磁調理容器は,電磁調理によ
り,容器の内側又は外側表面全体が発熱する。それ故,
発熱性に優れた電磁調理用容器を製造することができ
る。
【0012】このように,本発明によれば,曲面のある
容器の表面に,剥がれを生じさせることなく,均一な厚
みの発熱層を形成することができる電磁調理用容器の製
造方法を提供することができる。
【0013】第2の発明は,容器の表面に金属の発熱層
を形成させて,電磁調理可能な電磁調理用容器を製造す
る方法であって,上記容器の表面に,金属粉末と無鉛ガ
ラス粉末と液体との混合金属材料を吹き付けて金属粉末
層を形成し,その後上記金属粉末層の表面に被覆用無鉛
ガラス粉末と液体とよりなる被覆ガラス材料を吹き付け
てガラス粉末層を形成し,次いで加熱することにより,
上記金属粉末層を容器の表面に焼き付けて発熱層を形成
させると共に,上記ガラス粉末層を溶融させて上記発熱
層の表面を被覆する被覆ガラス層を形成させることを特
徴とする電磁調理用容器の製造方法にある(請求項
6)。
【0014】本発明においては,金属粉末と無鉛ガラス
粉末と液体との混合金属材料を容器の表面に吹き付けて
金属粉末層を形成する。そのため,上記金属粉末層中に
は金属粉末と無鉛ガラス粉末とが混じり合って含まれ,
上記加熱時に金属粉末層中の無鉛ガラス粉末が溶融し
て,上記金属粉末が容器の表面に密着性よく焼き付けら
れる。それ故,上記発熱層と容器との密着性を向上させ
ることができる。
【0015】また,上記加熱時には,上記発熱層を形成
させると共に,上記ガラス粉末層を溶融させて上記発熱
層の表面を被覆する被覆ガラス層を形成させている。そ
のため,上記被覆ガラス層が上記発熱層を保護する。そ
れ故,繰り返しの使用によっても上記発熱層が劣化する
ことがなく,上記発熱層の耐久性が向上する。また,上
記被覆ガラス層を形成するため,電磁調理器以外にも電
子レンジ,ガス直火,ラジアントヒーター,及びハロゲ
ンヒーター等にも使用可能な電磁調理用容器を製造する
ことができる。
【0016】また,上記無鉛ガラス粉末及び被覆用無鉛
ガラス粉末は人体に有害な鉛を含有していない。そのた
め,上記電磁調理用容器に用いても安全である。
【0017】また,本発明においては,金属粉末と無鉛
ガラス粉末と液体との混合金属材料を吹き付けて金属粉
末層を形成している。そのため,上記第1の発明と同様
に,容器の表面に厚みが均一な発熱層を形成させること
ができる。それ故,発熱層に重なり部分が生じることが
なく,剥がれが生じることもない。
【0018】さらに,本発明の製造方法は,従来の転写
紙を用いる方法のように,転写紙に発熱体膜を印刷した
り,該転写紙を容器の底面に合わせて貼着するという煩
雑な工程を必要としない。そのため,コストの低減及び
生産性の向上を図ることができる。
【0019】また,本発明においては,上記容器の表面
に混合金属材料及び被覆ガラス材料を吹きつけている。
そのため,容器の内側又は外側表面の全体に上記混合金
属材料及び被覆ガラス材料を吹き付けて,加熱すること
により,上記容器の内側又は外側表面全体に上記発熱層
及び被覆ガラス層を形成することが容易である。このよ
うな電磁調理容器は,電磁調理により容器の内側又は外
側表面全体が発熱する。それ故,発熱性に優れた電磁調
理用容器を製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において,上記金属粉末と
しては,例えば金,銀,白金等の貴金属の粉末を用いる
ことができる。また,上記混合金属材料に用いる液体と
しては,アセトン,水,又はメチルアルコール,エチル
アルコール,変性アルコール,IPA等のアルコール類
等,又はこれらの混合液体等がある。
【0021】また,上記混合金属材料には,有機バイン
ダーを含有させることができる。この場合には,加熱前
の上記金属粉末層の強度が向上するため,その取り扱い
が容易になる。
【0022】また,上記有機バインダーの添加量は,上
記混合金属材料100重量部に対して,0.1〜5重量
部添加することが好ましい。上記有機バインダーの添加
量が0.1重量部未満の場合には,上記金属粉末層の強
度が低下し作業中に剥がれ等が起こり易いため,その取
り扱いが困難になるおそれがある。一方,5重量部を超
える場合には,上記加熱時に縮れが発生するおそれがあ
る。
【0023】また,上記有機バインダーとしては,例え
ばアクリル系樹脂,アルキド系樹脂,ブチル樹脂,エチ
ルセルロース系樹脂,及びメチルセルロース系樹脂等を
用いることができる。
【0024】また,上記発熱層を形成する容器の表面
は,容器の内側又は外側の表面である。好ましくは容器
の内側がよい。この場合には,容器の内側が発熱し,容
器内の食材等を効率的に加熱することができる。またこ
の場合において,上記容器の内部に水が存在するときに
は,発熱時の温度が100℃以上には上昇しない。その
ため,容器に割れ等の不具合が発生することを防止する
ことができる。また,上記混合金属材料を吹き付ける際
には,スプレーガン等の噴霧装置を用いることができ
る。
【0025】また,上記発熱層の厚みは,15μm以上
であることが好ましい。上記発熱層の厚みが15μm未
満の場合には,電磁調理器にて,充分に発熱しないおそ
れがある。なお,上記発熱層の厚みの上限は,製造コス
ト及び発熱の効率性を考慮すると50μm以下が好まし
い。さらに好ましくは,40μm以下がよい。
【0026】ここで,上記発熱層の厚みを15μm以上
とするためには,上記混合金属材料を生厚み20μm以
上で容器の表面に吹き付けて,生厚み20μm以上の金
属粉末層を形成することが好ましい。さらに好ましく
は,金属粉末層の生厚みは,25μm以上である。ま
た,上記発熱層の厚みを40μm以下とするためには,
上記混合金属材料を生厚み60μm以下で容器の表面に
吹き付けて,生厚み60μm以下の金属粉末層を形成す
ることが好ましい。さらに好ましくは,金属粉末層の生
厚みは,50μm以下である。なお,上記生厚みとは,
加熱前の発熱層の厚み,即ち上記金属粉末層の厚みのこ
とである。
【0027】次に,上記第1の発明(請求項1)におい
て,上記金属粉末は,粒径が3〜10μmであり,上記
混合金属材料における金属粉末と無鉛ガラス粉末との混
合割合は,両者の合計量を100重量部とするとき,金
属粉末が85〜99重量部で,無鉛ガラス粉末が1〜1
5重量部であることが好ましい(請求項2)。上記粒径
が3μm未満の場合には,上記液状の混合金属材料の流
動性が劣化し,上記混合金属材料を上記容器に均一に吹
き付けることが困難になるおそれがある。一方,10μ
mを超える場合には,上記混合金属材料を吹き付けたと
きに,金属粉末が互いに密着して容器の表面に付着する
ことができず,加熱後の上記発熱膜の導通が劣化するお
それがある。さらに好ましくは,上記金属粉末の粒径
は,3〜7μmがよい。
【0028】また,上記金属粉末が85重量部未満の場
合,又は無鉛ガラス粉末が15重量部を超える場合に
は,ガラス成分が多過ぎて上記加熱時にガラスが発砲す
るおそれがある。一方,上記金属粉末が99重量部を超
える場合,又は無鉛ガラス粉末が1重量部未満の場合に
は,上記発熱層と容器とが充分に密着し難くなり,剥が
れを生じ易くなるおそれがある。
【0029】次に,上記無鉛ガラス粉末は,SiO2
Al23−B23−RO系ガラス(Rは,Ca,Sr,
Ba,又はMgから選ばれる1種以上)よりなり,上記
SiO2−Al23−B23−RO系ガラスは,該Si
2−Al23−B23−RO系ガラス100wt%中
にB23を3〜25wt%,ROを10〜55wt%含
有することが好ましい(請求項3)。この場合には,上
記組成のSiO2−Al23−B23−RO系ガラスが
高い転移点及び屈伏点を有するため,使用時におけるガ
ラス成分の溶融を防止することができる。そのため,例
えば200Vという高出力な電磁調理器にて使用しても
SiO2−Al23−B23−RO系ガラスは再溶融し
難い。
【0030】また,上記ROにおいて,Rは,Ca,S
r,Ba,又はMgから選ばれる1種以上であり,即ち
ROは,CaO,SrO,BaO,MgOから選ばれる
1種以上である。また,上記SiO2−Al23−B2
3−RO系ガラスは,SiO2,Al23,B23,及び
RO(Rは,Ca,Sr,Ba,又はMgから選ばれる
1種以上)を必須成分として含有するガラスであるが,
その他の成分としてアルカリ金属酸化物,ZnO,Bi
23,P25,TiO2等を含有していてもよい。
【0031】次に,上記発熱層の表面を被覆用無鉛ガラ
スにて被覆し,加熱して上記発熱層の表面に被覆ガラス
層を形成することが好ましい(請求項4)。この場合に
は,上記発熱層が上記被覆ガラス層によって保護され,
上記発熱層の耐久性が向上する。またこの場合には,電
磁調理器以外にも電子レンジ,ガス直火,ラジアントヒ
ーター,及びハロゲンヒーター等にも使用可能な電磁調
理用容器を作製することができる。
【0032】さらに,上記被覆ガラス層は人体に有害な
鉛を含んでいないため,安全である。そのため,上記被
覆ガラス層は,上記容器の内側に形成して食材等と直接
接しても,安全上問題はない。
【0033】上記被覆用無鉛ガラスを被覆する方法とし
ては,粉末状の上記被覆用無鉛ガラスと液体とを混合し
て被覆ガラス材料とし,上記の混合金属材料を吹き付け
るときと同様にして,該被覆ガラス材料を噴霧装置によ
り吹き付ける方法を用いることが好ましい。この場合に
は,上記被覆ガラス材料を均一に被覆させることができ
るため,表面が均一で,外観上美しい被覆ガラス層を形
成することができる。なお,上記被覆ガラス材料に用い
る液体としては,上記の混合材料に用いる液体と同様の
ものを用いることができる
【0034】また,上記被覆無鉛ガラスには,無機顔料
を含有させることができる。この場合には,上記被覆ガ
ラス層に色彩を与え,上記電磁調理用容器の審美性を高
めることができる。ここで,上記無機顔料の含有量は,
無鉛被覆ガラス粉末100重量部に対して,0.1〜2
0重量部であることが好ましい。無機顔料の含有量が,
0.1重量部未満の場合には,所望の色彩を被覆ガラス
層に与えることができないおそれがある。一方,20重
量部を超える場合には,上記被覆ガラス層の耐久性が低
下するおそれがある。
【0035】次に,上記被覆用無鉛ガラスは,SiO2
−Al23−B23−RO系ガラス(Rは,Ca,S
r,Ba,又はMgから選ばれる1種以上)よりなり,
上記SiO2−Al23−B23−RO系ガラスは,該
SiO2−Al23−B23−RO系ガラス100wt
%中にB23を3〜25wt%,ROを10〜25wt
%含有することが好ましい(請求項5)。
【0036】この場合には,上述したように上記組成の
SiO2−Al23−B23−RO系ガラスが高い転移
点及び屈伏点を有するため,使用時におけるガラス成分
の溶融を防止することができる。そのため,例えば20
0Vという高出力な電磁調理器にて使用してもSiO2
−Al23−B23−RO系ガラスは再溶融し難い。
【0037】また,上記ROにおいて,Rは,Ca,S
r,Ba,又はMgから選ばれる1種以上であり,即ち
ROは,CaO,SrO,BaO,MgOから選ばれる
1種以上である。また,上記SiO2−Al23−B2
3−RO系ガラスは,SiO2,Al23,B23,及び
RO(Rは,Ca,Sr,Ba,又はMgから選ばれる
1種以上)を必須成分として含有するガラスであるが,
その他の成分としてアルカリ金属酸化物,ZnO,Bi
23,P25,TiO2等を含有していてもよい。
【0038】また,上記第2の発明(請求項6)におい
て,上記被覆ガラス材料を吹き付けるときには,上記の
混合金属材料を吹き付けるときと同様に,スプレーガン
等の噴霧装置を用いることができる。
【0039】また,上記被覆ガラス層は,容器の内側又
は外側に,上記発熱層を被覆するように形成することが
できる。また,上記被覆ガラス層は,その組成中に人体
に有害な鉛を含有していないため,食材等が直接接する
容器の内側に形成しても,安全上の問題はない。
【0040】また,上記被覆ガラス材料には,無機顔料
を含有させることができる。この場合には,上記被覆ガ
ラス層に色彩を与え,上記電磁調理用容器の審美性を高
めることができる。ここで,上記無機顔料の含有量は,
無鉛被覆ガラス粉末100重量部に対して,0.1〜2
0重量部であることが好ましい。無機顔料の含有量が,
0.1重量部未満の場合には,所望の色彩を被覆ガラス
層に与えることができないおそれがある。一方,20重
量部を超える場合には,上記被覆ガラス層の耐久性が低
下するおそれがある。
【0041】次に,上記金属粉末は,粒径が3〜10μ
mであり,上記混合金属材料における金属粉末と無鉛ガ
ラス粉末との混合割合は,両者の合計量を100重量部
とするとき,金属粉末が85〜99重量部で,無鉛ガラ
ス粉末が1〜15重量部であることが好ましい(請求項
7)。上記粒径が3μm未満の場合には,上記液状の混
合金属材料の流動性が劣化し,上記混合金属材料を上記
容器に均一に吹き付けることが困難になるおそれがあ
る。一方,10μmを超える場合には,上記混合金属材
料を吹き付けたときに,金属粉末が互いに密着して容器
の表面に付着することができず,加熱後の上記発熱膜の
導通が劣化するおそれがある。さらに好ましくは,上記
金属粉末の粒径は,3〜7μmがよい。
【0042】また,上記金属粉末が85重量部未満の場
合,又は無鉛ガラス粉末が15重量部を超える場合に
は,ガラス成分が多過ぎて上記加熱時にガラスが発砲す
るおそれがある。一方,上記金属粉末が99重量部を超
える場合,又は無鉛ガラス粉末が1重量部未満の場合に
は,上記発熱層と容器とが充分に密着し難くなり,剥が
れを生じ易くなるおそれがある。
【0043】次に,上記無鉛ガラス粉末又は/及び被覆
用無鉛ガラス粉末は,SiO2−Al23−B23−R
O系ガラス(Rは,Ca,Sr,Ba,又はMgから選
ばれる1種以上)よりなり,上記SiO2−Al23
23−RO系ガラスは,該SiO2−Al23−B2
3−RO系ガラス100wt%中にB23を3〜25w
t%,ROを10〜55wt%含有することが好ましい
(請求項8)。
【0044】この場合には,上述したように上記組成の
SiO2−Al23−B23−RO系ガラスが高い転移
点及び屈伏点を有するため,使用時におけるガラス成分
の溶融を防止することができる。そのため,例えば20
0Vという高出力な電磁調理器にて使用してもSiO2
−Al23−B23−RO系ガラスは再溶融し難い。
【0045】また,上記ROにおいて,Rは,Ca,S
r,Ba,又はMgから選ばれる1種以上であり,即ち
ROは,CaO,SrO,BaO,MgOから選ばれる
1種以上である。また,上記SiO2−Al23−B2
3−RO系ガラスは,SiO2,Al23,B23,及び
RO(Rは,Ca,Sr,Ba,又はMgから選ばれる
1種以上)を必須成分として含有するガラスであるが,
その他の成分としてアルカリ金属酸化物,ZnO,Bi
23,P25,TiO2等を含有していてもよい。
【0046】
【実施例】(実施例1)本例では,図1に示すごとく,
容器1の表面に金属の発熱層2を形成させて,電磁調理
可能な電磁調理用容器10を製造する。上記容器1の表
面に金属粉末と無鉛ガラス粉末と液体との混合金属材料
を吹き付けて金属粉末層を形成し,次いで加熱して該金
属粉末層を容器1の表面に焼き付けることにより,発熱
層2を形成する。
【0047】以下,本例の電磁調理用容器の製造方法に
つき詳細に説明する。本例にて製造する電磁調理用容器
は,図1〜3に示すごとく,容器1の表面に金属の発熱
層2を有する電磁調理用容器10である。まず,上記金
属粉末として,平均粒径5〜7ミクロンの銀粉末を準備
した。また,上記無鉛ガラス粉末としては,SiO2
35wt%,Al23を15wt%,B23を20wt
%,CaOを13wt%,BaOを10wt%,SrO
を2wt%,ZnOを5wt%含有するSiO2−Al2
3−B23−RO系ガラスを準備した。
【0048】次に,上記銀粉末90重量部とSiO2
Al23−B23−RO系ガラス10重量部とを混合
し,混合物を得た。この混合物100重量部に有機バイ
ンダーとしてのアクリル系樹脂を3重量部加えて混合
し,さらに,上記液体としてのアセトンを100重量部
加えて混合金属材料とした。
【0049】続いて,この混合金属材料を上記容器1と
してのセラミックス製の鍋の内側表面にスプレーガンに
て吹き付け,金属粉末層を形成し,充分に乾燥させた。
その後,トンネル式の絵窯にて,850℃で5分間加熱
し,容器1の表面に発熱層2を有する電磁調理用容器1
0を作製した。
【0050】(実施例2)本例は,上記発熱層の表面を
被覆する被覆ガラス層を有する電磁調理用容器を作製す
る例である。本例では,図4及び5に示すごとく,容器
1の表面に金属の発熱層2を形成させて,電磁調理可能
な電磁調理用容器4を製造する。上記容器1の表面に,
金属粉末と液体との混合金属材料を吹き付けて金属粉末
層を形成し,その後上記金属粉末層の表面に被覆用無鉛
ガラス粉末と液体とよりなる被覆ガラス材料を吹き付け
てガラス粉末層を形成する。次いで加熱することによ
り,上記金属粉末層を容器の表面に焼き付けて発熱層2
を形成させると共に,上記ガラス粉末層を溶融させて上
記発熱層2の表面を被覆する被覆ガラス層3を形成させ
る。
【0051】以下,本例の電磁調理用容器の製造方法に
つき詳細に説明する。本例にて製造する電磁調理用容器
は,図4及び5に示すごとく,容器1の表面に金属の発
熱層2,及び該発熱層2を被覆する被覆ガラス層3を有
する電磁調理用容器4である。まず,上記金属粉末とし
て,平均粒径3〜5ミクロンの銀粉末を準備した。ま
た,上記無鉛ガラス粉末としては,SiO2を35wt
%,Al23を15wt%,B23を20wt%,Ca
Oを13wt%,BaOを10wt%,SrOを2wt
%,ZnOを5wt%含有するSiO2−Al23−B2
3−RO系ガラスを準備した。
【0052】次に,上記銀粉末90重量部とSiO2
Al23−B23−RO系ガラス10重量部とを混合
し,混合物を得た。この混合物100重量部に有機バイ
ンダーとしてのアクリル系樹脂を3重量部加えて混合
し,さらに,上記液体としてのアセトンを150重量部
を加えて混合金属材料とした。
【0053】続いて,この混合金属材料を容器1の内側
表面にスプレーガンにて吹き付けて金属粉末層を形成
し,充分に乾燥させた。次に,上記被覆用無鉛ガラス粉
末として,上記無鉛ガラス粉末と同じ組成のSiO2
Al23−B23−RO系ガラスを準備した。この被覆
用無鉛ガラス粉末100重量部に,上記無機顔料として
の無機肌色顔料10重量部を加えて混合した。さらに,
上記液体としてアセトン50重量部と水50重量部とか
らなる混合液体を,上記被覆用ガラス粉末100重量部
に対して100重量部加えて被覆ガラス材料とした。
【0054】この被覆ガラス材料を,容器に吹き付けて
乾燥させた金属粉末層の上にスプレーガンにて吹きつ
け,充分に乾燥させた。その後,トンネル式の絵窯に
て,750℃で10分間加熱し,容器1の表面に発熱層
2及び被覆ガラス層3を有する電磁調理用容器4を作製
した。
【0055】(比較例)本例は,転写紙を用いて容器の
表面に発熱体膜を形成させ,電磁調理用容器を作製する
例を示す。まず,銀粉末90重量部とガラス粉末10重
量部とを混合し,有機バインダーと溶剤を加えてペース
トを作製した。ここで,上記ガラス粉末としては,Si
2を60wt%,Al23を5wt%,B23を20
wt%,Na2Oを10wt%,及びZnOを5wt%
含有するガラスを用いた。
【0056】次に,図6に示すごとく,上記ペーストを
250メッシュのステンレス版を用いて,転写紙82の
上に2版印刷にて印刷し,発熱体層81を形成した。続
いて,上記ガラス粉末と同じ組成のガラス粉末100重
量部に有機バインダーを60重量部加えた混合ガラス材
料を準備した。この混合ガラス材料を上記発熱体層81
の上に積層印刷し,ガラス層85を形成した。なお,ガ
ラス層は1版印刷にて行った。さらに,上記ガラスコー
ト層85の上をフィルム87にてコートし,発熱体膜転
写紙8を作製した。
【0057】上記発熱体膜転写紙8をぬるま湯に浸し,
転写紙82を剥がした。続いて,上記発熱体層81が接
するように,実施例1と同様の容器1に貼付した。その
後,830℃にて10分間加熱した。その結果,図7及
び図8に示すごとく,容器1の表面に発熱体膜91とガ
ラスコート層95とを有する電磁調理用容器90を作製
した。
【0058】(実験例)上記実施例1,実施例2,及び
比較例1にて作製した電磁調理用容器の表面性状を目視
にて観察した。また,被覆ガラス層又はガラスコート層
の厚みを電子顕微鏡にて観察した。また,これらの電磁
調理用容器を200Vの電磁調理器に設置し,水1リッ
トルが沸騰するまでに要する時間を計測した。さらに,
これらの電磁調理用容器を200Vの電磁調理器にて水
を入れずに5分間空焚きし,表面の変化を目視にて観察
した(空焚き試験)。その結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1より知られるように,実施例1及び実
施例2の電磁調理用容器の表面性状は,厚みが均一で凹
凸や剥がれ等は観察されなかった。また,実施例1の電
磁調理用容器は,上記発熱層が金属光沢を有し美麗であ
った。実施例2の電磁調理器は,上記被覆ガラス層が肌
色を呈し,審美性に優れていた。一方,比較例の電磁調
理用容器は,図7及び図8にて示すごとく,上記容器1
の曲面部分99にて,上記発熱体層91が剥がれている
部分が観察された。
【0061】また,上記実施例2の被覆ガラス層は,2
5μmという大きな厚みを有し,上記発熱層を被覆して
いる。そのため,繰り返しの使用によっても上記発熱層
が劣化することがなく,発熱層の耐久性に優れている。
一方,比較例の被覆ガラスの厚みは,20μmという小
さいものである。そのため,繰り返しの使用により,上
記発熱層が劣化するおそれがある。
【0062】また,上記実施例1及び2の電磁調理用容
器は,5分未満という短い時間で1リットルの水を沸騰
させることができた。即ち,実施例1及び2の電磁調理
用容器は,電磁調理による発熱性に優れていた。一方,
比較例の電磁調理用容器は,1リットルの水を沸騰させ
るために,約6分という長い時間を要した。
【0063】また,実施例1及び2の電磁調理用容器
は,上記空焚き試験において,表面に溶融等の変化はみ
られなかった。一方,比較例の電磁調理用容器の表面に
は,ガラスコート層が溶融している部分が観察された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,電磁調理用容器の全体を示
す斜視説明図。
【図2】実施例1にかかる,電磁調理用容器の平面図。
【図3】実施例1にかかる,図2のA−A線矢視断面
図。
【図4】実施例2にかかる,電磁調理容器の平面図。
【図5】実施例2にかかる,図4のA−A線矢視断面
図。
【図6】比較例にかかる,発熱体膜転写紙を示す説明
図。
【図7】比較例にかかる,電磁調理用容器の平面図。
【図8】比較例にかかる,図7のA−A線矢視断面図。
【符号の説明】
1...容器, 10...電磁調理用容器(実施例1), 2...発熱層, 3...被覆ガラス層, 4...電磁調理用容器(実施例2),
フロントページの続き (72)発明者 榊原 一作 名古屋市緑区鳴海町字伝治山3番地 鳴海 製陶株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅人 名古屋市緑区鳴海町字伝治山3番地 鳴海 製陶株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA09 AA50 BA22 FB17 FB25 FC07 FE03 4K044 AA13 AB10 BA08 BA12 BA13 BA14 BB01 BB11 BC14 CA22 CA25 CA29 CA53 CA62

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の表面に金属の発熱層を形成させ
    て,電磁調理可能な電磁調理用容器を製造する方法であ
    って,上記容器の表面に金属粉末と無鉛ガラス粉末と液
    体との混合金属材料を吹き付けて金属粉末層を形成し,
    次いで加熱して該金属粉末層を容器の表面に焼き付ける
    ことにより,発熱層を形成することを特徴とする電磁調
    理用容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記金属粉末は,粒
    径が3〜10μmであり,上記混合金属材料における金
    属粉末と無鉛ガラス粉末との混合割合は,両者の合計量
    を100重量部とするとき,金属粉末が85〜99重量
    部で,無鉛ガラス粉末が1〜15重量部であることを特
    徴とする電磁調理用容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記無鉛ガラ
    ス粉末は,SiO2−Al23−B23−RO系ガラス
    (Rは,Ca,Sr,Ba,又はMgから選ばれる1種
    以上)よりなり,上記SiO2−Al23−B23−R
    O系ガラスは,該SiO2−Al23−B23−RO系
    ガラス100wt%中にB23を3〜25wt%,RO
    を10〜55wt%含有することを特徴とする電磁調理
    用容器の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記発熱層の表面を被覆用無鉛ガラスにて被覆し,加熱
    して上記発熱層の表面に被覆ガラス層を形成することを
    特徴とする電磁調理用容器の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記被覆用無鉛ガラ
    スは,SiO2−Al23−B23−RO系ガラス(R
    は,Ca,Sr,Ba,又はMgから選ばれる1種以
    上)よりなり,上記SiO2−Al23−B23−RO
    系ガラスは,該SiO2−Al23−B23−RO系ガ
    ラス100wt%中にB23を3〜25wt%,ROを
    10〜55wt%含有することを特徴とする電磁調理用
    容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 容器の表面に金属の発熱層を形成させ
    て,電磁調理可能な電磁調理用容器を製造する方法であ
    って,上記容器の表面に,金属粉末と無鉛ガラス粉末と
    液体との混合金属材料を吹き付けて金属粉末層を形成
    し,その後上記金属粉末層の表面に被覆用無鉛ガラス粉
    末と液体とよりなる被覆ガラス材料を吹き付けてガラス
    粉末層を形成し,次いで加熱することにより,上記金属
    粉末層を容器の表面に焼き付けて発熱層を形成させると
    共に,上記ガラス粉末層を溶融させて上記発熱層の表面
    を被覆する被覆ガラス層を形成させることを特徴とする
    電磁調理用容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記金属粉末は,粒
    径が3〜10μmであり,上記混合金属材料における金
    属粉末と無鉛ガラス粉末との混合割合は,両者の合計量
    を100重量部とするとき,金属粉末が85〜99重量
    部で,無鉛ガラス粉末が1〜15重量部であることを特
    徴とする電磁調理用容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において,上記無鉛ガラ
    ス粉末又は/及び被覆用無鉛ガラス粉末は,SiO2
    Al23−B23−RO系ガラス(Rは,Ca,Sr,
    Ba,又はMgから選ばれる1種以上)よりなり,上記
    SiO2−Al23−B23−RO系ガラスは,該Si
    2−Al23−B23−RO系ガラス100wt%中
    にB23を3〜25wt%,ROを10〜55wt%含
    有することを特徴とする電磁調理用容器の製造方法。
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