JPH03127371A - テープローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダのテープローディング装
置に関するものである。

従来の技術 従来のパラレルローディングでは、テープローディング
完了状態において第８図に示すようにテープパスが形成
されている。テープローディング直前状態では、仮想線
で示すようにローディングガイドポストｌａ、ｌｂがカ
セット２の裏面の孔３ａ、３ｂに入っており、ローディ
ングが始まるとローディングガイドポストｌａ、ｌｂが
矢印Ａ。

Ｂで示すようにそれぞれの方向からビデオヘッドシリン
ダ４の両側に回り込んで、引き出されたテープループが
ビデオヘッドシリンダ４に巻き付けられる。テープロー
ディング時にはガイドポスト５．６．７およびピンチロ
ーラ１５もそれぞれ矢印Ｃ，Ｄ、Ｅ、Ｆの方向に移動し
てテープループを展開している。

このようにして、テープローディング完了状態では、カ
セット２の供給リール９からガイドポス）５．１０と全
幅消去ヘッド１１とガイドポスト１２およびローディン
グガイドポスト１ａを順に経由してビデオヘッドシリン
ダ４に送り込まれ、ビデオヘッドシリンダ４からローデ
ィングガイドポスト１ｂとガイドポスト６と音声・コン
トロールヘッド１３、ガイドポスト１４、キャプスタン
８とピンチローラ１５の間、およびガイドポスト７を順
に経由してカセット２の巻き取りリール１Ｇに巻き取ら
れる。

ローディングガイドポスト１ａは、垂直固定ポスト１７
とビデオヘッドシリンダ４の傾きにテープ１８を沿わせ
るための傾斜固定ポスＨ９とが小型のベース２０に取り
付けられている。ローディングガイドポスト１ｂは、固
定ポスト２１とローラポスト２２とが小型のベース２３
に取り付けられている。

部には、垂直固定ポスト１７をローラポストとし、固定
ポスト２１をローラポストにしたものも見られる。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、ビデオヘッドシリンダ４か
ら引き出されたテープがローディングの途中において、
テープパスが成立（ポストの高さ、傾きなど）していな
いため、テープがガイドポストからずり落ちたり、無理
な“ねじれ”′がテープに作用してテープダメージが発
生するなどの問題がある。また、テープパスを第９図に
示すように構成することも考えられるが、第９図に示し
たテープパスでは、カセット２から引き出されたテープ
！８はガイドポスト５．ＩＯと全幅消去ヘッドＩＩとガ
イドポスト１２とローラポスト２４とガイドポスト２５
を経由して、ガイドポスト２５で水平パスから傾斜パス
に変更され、それから傾斜したビデオヘッドシリンダ４
にテープ１８が送り込まれる。ローラポスト２６でビデ
オヘッドシリンダ４から引き出されたテープ１８は、ロ
ーラポスト２７で案内されて傾斜固定ポスト２８．音声
・コントロールヘッド１３゜ガイドポスト１４．キャプ
スタン８とピンチローラ１５の間、ガイドポスト７を順
に経由してカセット２の巻き取りリール１８に掛け渡さ
れている。

このようにテープパスの内側にローラポスト２７が接触
し、テープパスの外側に傾斜固定ポスト２８が接触して
、傾斜固定ポスト２８にテープ１８を適切に巻き付ける
ことができて、テープ１８に悪影響を与えることなく“
ねじれ”テープ高さの違い”を解消して、傾斜パスから
確実に水平パスに戻せることが確認できた。

しかし、このようなテープパスを採用した場合において
も、ローラポスト２６とローラポスト２７との高さの違
いなどのために、ローディング途中において第１Ｏ図に
示すようにローラポスト２７の下端の鍔部２７ａにテー
プ１８の磁性面が接触して傷付くおそれがあるほか、ロ
ーディング途中のテープ１８が落下したり、テープに無
理な“ねじれ”が作用する。

本発明はローディング途中のテープ１８の損傷や“ねじ
れ”を回避できるテープローディング装置を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明のテープローディング装置は、ビデオヘッドシリ
ンダ付近のテープパスを、水平パスのテープを傾斜した
ビデオヘッドシリンダに送り込む第１ガイドポストと、
ビデオヘッドシリンダからテープを引き出す第２ガイド
ポストと、テープパスの内側に接触して第２ガイドポス
トを通過したテープを案内する第３ガイドポストと、こ
の第３ガイドポストの近傍に配置されてテープパスの外
側に接触してテープを傾斜パスから水平パスに戻す第４
ガイドポストと、キャプスタンとにテープを掛け渡して
構成し、かつローディング途中のテープループを横切る
位置にテープループの外側から前進し第３ガイドポスト
へのテープ巻き付け角度が大きくなる方向にテープを押
し出す補助傾斜ボストを設けたことを特徴とする。

また、補助傾斜ポストの駆動系は、テープローディング
に同期して駆動されるラックと、基端部に前記ラックに
噛合する歯車が形成された第１のリンクと、基端部が水
平回転自在に支持された第２のリンクと、一端部に第１
のリンクの先端部が連結され他端部には補助傾斜ポスト
が形成され中間部には第２のリンクの先端部が連結され
たボストアームとで構成することが好ましい。

作用 この構成によると、ローディングの途中のテープは、補
助傾斜ポストがテープループの外側からテープに接触し
てテープを押し出すため、押し出された位置のテープは
補助傾斜ポストの傾きに沿って持ち上げられ、第３ガイ
ドポストの下端の鍔部の上にテープが乗る。

また、補助傾斜ポストによるテープの押し出しによって
、第３ガイドポストへのテープ巻き付け角度が大きくな
り、テープの落下が防止でき、かつ補助傾斜ポストの傾
きにより、テープの“ねじれ”が解消される。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第７図に基づいて説
明する。なお、「発明が解決しようとする課題」の説明
で使用した第９図と同様の作用をなすものには、同一の
符号を付けて説明する。

第１図は本発明のテープローディング装置におけるロー
ディング途中を示し、角度θで傾斜した補助傾斜ポスト
３７がテープループを横切るようにテープループの外側
からテープ１８に押し付けられている。

第３図〜第５図はローディングの過程を示す。

ビデオヘッドシリンダ４が取り付けられたシャーシ２９
の上面には以下の駆動機構が組み立てられている。ロー
ディングモータ３０の出力軸に取り付けられたウオーム
歯車３１が回転すると、歯車３２ａ。

３２ｂ、　３３ａ、　３３ｂ、　３４を介してカム歯車
３５が回転駆動される。カム歯車３５の上面には、ピン
チローラＩ５をキャプスタン８に向けて駆動させるため
の第１のカム溝３８と、この第１のカム溝３６の中間位
置から分岐されて補助傾斜ポスト３７を駆動する第２の
カム溝３８が設けられている。カム歯車３５の回転は歯
車３９．４０．４１ａ、　４２ａ、　４２ｂ、　４３を
介して円弧歯車４４を駆動する。また歯車４１ａの回転
は歯車４１ｂ、４５を介して円弧歯車４６を駆動する。

第７図に示すように円弧歯車４４にはアーム４７がピン
４８で枢支されており、アーム４７の先端にはローディ
ングガイドボスト１ａのベース２ｏに軸着されている。

円弧歯車４Ｇは第６図に示すようにピン４９でアーム５
０と５１が枢支されており、アーム５ｏの先端はローラ
ボスト２６のベース５２に軸着され、アーム５１の先端
はローラボスト２７のベース５３に軸着されている。

歯車４３．４５で円弧歯車４４．４Ｇが駆動されると、
ベース２０はシャーシ２３のガイド孔５４に沿って第４
図に示すようにビデオヘッドシリンダ４の回りを時計方
向に移動し、ベース５２．５３はシャーシ２９のガイド
孔５５．５Ｇに沿って第４図に示すように反時計方向に
移動する。

ここで補助傾斜ポスト３７の駆動系は、第２図に示すよ
うに構成されている。基端部に歯車６０ａが形成された
第１のリンク６０は、シャーシ２９に植立された軸６Ｉ
に枢支されており、第２のリンク６２は前記の軸６１と
僅か離してシャーシ２３に植立された軸６３に枢支され
ている。第１のリンク６ｏの先端は、先端に補助傾斜ポ
スト３７が形成されているポストアーム６４の基端部に
ピン６５で連結され、第２のリンク６２の先端はポスト
アーム６４の中間部にピン６Ｂで連結されている。第１
のリンク６０の前記歯車６゜ａは、テープローディング
に同期して駆動される歯付きレバー６７の先端に形成さ
れたラック６７ａに噛合している。歯付きレバー６７の
先端にはラックＧ７ａの他に長孔１１ｉ７ｂが穿設され
ていて、歯付きレバー６７はシャーシ２９に植立したピ
ン６８に係合して回動自在で、かつラック６７ａと歯車
ｔｉＯａとの噛合状態を維持している。

歯付きレバー６７の基端部は、シャーシ２９に植立され
たピン６９に中央が枢支されたＬ字形のアーム７０の一
端にピン７１で連結されており、アーム７０の他端には
カム歯車３５の第１のカム＃３［ｉに係合するカムビン
７２が設けられている。第１のリンク６０と軸Ｂ３の間
にはスプリング７３が介装されており、歯付きレバー６
７は第２図において矢印Ｇ方向に付勢され、カムビン７
２はカム歯車３５の第１のカム溝３６の側壁に当接して
、アーム７０と歯付きレバーＧ７および第１のりンク６
０を介してポストアーム６４が位置規制されている。ロ
ーディング開始直前には第３図に示すようにカムビン７
２は第１のカム溝３６の始端部３Ｂａに位置している。

ローディングが開始されてカム歯車３５が回転を始める
と、カムビン７２は第１のカム構３６の小径円弧部３ｅ
ｂに導かれ、アーム７０は僅かに反時計方向に回動し、
歯付きラック６７のラックｔｉ７ａによって歯車６０ａ
、も反時計方向に回動して補助傾斜ポスト３７が付いた
ポストアーム６４が第３図に示す位置から矢印Ｈ方向に
僅かだけ後退する。

その後のローディング動作によって第４図に示すように
テープ１８がローラポスト２４．２８でカセット２から
引き出されてローラーポスト２６．２７の通過後にカム
ビン７２が第１のカム溝３６の円弧部３ｆｉｃの方に押
し上げられて、アーム７０が時計方向に回動して歯付き
ラック６７が矢印Ｇ方向に移動し、補助傾斜ポスト３７
が第１図に示すようにテープパスを横切るように押し出
される。これによって補助傾斜ポスト３７がテープルー
プの外側からテープ１８に押し付けられ、補助傾斜ポス
ト３７が押し付けられたテープ１８は第１図に示すよう
にこの補助傾斜ポスト３７の傾きθの作用によって補助
傾斜ポスト３７に沿って矢印Ｉ方向に押し上げられる。

この押し上げによってテープ１８をローラポスト２７の
鍔部２７ａの上に載せることができ、ローディング途中
のローラポスト２７の鍔部２７ａがテープ１８の磁性面
を損傷する事態を回避できる。また、補助傾斜ポスト３
７の押し付けによって、ローラポスト２７へのローディ
ングの途中における巻き付け角度を大きくすることがで
き、ローディング途中のテープ１８は落下することなく
、かつ補助傾斜ポスト３７の傾きによりテープＩ８に作
用していた無理な゛ねじれ゛を解消できる。

ローディングの完了状態では第５図に示すようにローラ
ポスト２４．２Ｇ、　２７がシャーシ２Ｂに形成された
Ｖ字型の溝５７．５８．５９に押し付けられてテープパ
スを形成するが、第４図に示したように補助傾斜ポスト
３７がテープパスを横切る位置に押し出されている状態
から第５図に示すローディングの完了状態に至る過程で
は、カムビン７２はスプリング７３の付勢力によって、
第１のカム溝３６から分岐してカム歯車３５の中心側に
向かうように形成されている第２のカム溝３８に導かれ
て、補助傾斜ポスト３７は急速に後退しており、第５図
に示すようにローディング完了状態のテープパスの外側
に待避して、テープ１８と補助傾斜ポスト３７とが接触
しないように考慮されている。

補助傾斜ポスト３７が形成されているポストアーム６４
は、前述のように第１．第２のリンク６０．６２で支持
されているため、第１のりンク６０を回動させるだけで
、補助傾斜ポスト３７を所定の位置に正確に出退させる
ことができる。また、第２のリンク８２に湾曲部７４を
形成しであるため、第１．第２のリンク６２の回転経路
の近傍にキャプスタン８の軸受は部７５が設けられてい
るにもかかわらず補助傾斜ポスト３７を目的の位置に移
動させることができ、制限された狭い設置スペースを有
効に使用できる。

上記の実施例ではカム歯車３５とカムビン７２およびア
ーム７０を介して歯付きラック６７を移動させて第１の
りンク６０を駆動し、補助傾斜ポスト３７を出退駆動さ
せたが、その他の駆動源を使用しても同様に補助傾斜ポ
スト３７を移動させることができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ローディング途中のテー
プループを横切る位置にテープループの外側から前進し
第３ガイドポストへのテープ巻き付け角度が大きくなる
方向にテープを押し出す補助傾斜ポストを設けたため、
ローディング途中のテープの高さ補正を行うことができ
、ローディング途中のテープの磁性面が第３ガイドポス
トの下端の鍔部に接触して損傷するような事態を回避で
きる。また、ローディング途中のテープを補助傾斜ポス
トで押し出すことによって、直前の第３ガイドポストへ
のテープの巻き付け角度を大きくしてテープに無理な“
ねじれ”を作用させずにテープをローディングすること
ができる。

さらに、請求項２に記載の補助傾斜ポストの駆動系によ
ると、構成が簡単であるにもかかわらず第１のリンクを
回動させるだけで補助傾斜ポストを所定の位置に出退さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のローディング装置のローディング途中
工程の要部斜視図、第２図は同装置の補助傾斜ポスト駆
動系の一実施例の斜視図、第３図〜第５図はテープロー
ディング過程の説明図、第６図と第７図は同装置の構成
部品の平面図、第８図は従来のテープバスの説明図、第
９図と第１０図は発明が解決しようとする課題を説明す
るためのテープバスの説明図と同テープバスのローディ
ング途中の要部斜視図である。 ２・・・カセット、４・・・ビデオヘッドシリンダ、８
・・・キャプスタン、９・・・供給リール、１６・・・
巻き取りリール、１５・・・ピンチローラ、１８・・・
テープ、２５・・・ガイドポスト〔第１ガイドポスト〕
、２６・・・ローラポスト〔第２ガイドポスト〕、２７
・・・ローラポスト〔第３ガイドポスト〕、２８・・・
傾斜固定ポスト〔第４ガイドポスト〕、３５・・・カム
歯車、３６・・・第１のカム溝、３７・・・補助傾斜ポ
スト、３８・・・第２のカム溝、６０・・・第１のリン
ク、６０ａ・・・歯車、６２・・・第２のリンク、６４
・・・ポストアーム、６７・・・歯付きラック、６７ａ
・・・ラック、７０・・・アーム、７２・・・カムビン
、７３・・・スプリング、７４・・・湾藺部、θ・・・
補助傾斜ポストの傾き角度、■・・・補助傾斜ポストの
押し付けによるテープの上昇方向。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ビデオヘッドシリンダ付近のテープパスを、水平パ
   スのテープを傾斜したビデオヘッドシリンダに送り込む
   第１ガイドポストと、ビデオヘッドシリンダからテープ
   を引き出す第２ガイドポストと、テープパスの内側に接
   触して第２ガイドポストを通過したテープを案内する第
   ３ガイドポストと、この第３ガイドポストの近傍に配置
   されてテープパスの外側に接触してテープを傾斜パスか
   ら水平パスに戻す第４ガイドポストと、キャプスタンと
   にテープを掛け渡して構成し、かつローディング途中の
   テープループを横切る位置にテープループの外側から前
   進し第３ガイドポストへのテープ巻き付け角度が大きく
   なる方向にテープを押し出す補助傾斜ポストを設けたテ
   ープローディング装置。 ２、補助傾斜ポストの駆動系を、テープローディングに
   同期して駆動されるラックと、基端部に前記ラックに噛
   合する歯車が形成された第１のリンクと、基端部が水平
   回転自在に支持された第２のリンクと、一端部に第１の
   リンクの先端部が連結され他端部には補助傾斜ポストが
   形成され中間部には第２のリンクの先端部が連結された
   ポストアームとで構成した請求項１記載のテープローデ
   ィング装置。