JPH03127103A - 記録装置におけるパラメータ一括管理方式 - Google Patents

記録装置におけるパラメータ一括管理方式

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JPH03127103A
JPH03127103A JP1265564A JP26556489A JPH03127103A JP H03127103 A JPH03127103 A JP H03127103A JP 1265564 A JP1265564 A JP 1265564A JP 26556489 A JP26556489 A JP 26556489A JP H03127103 A JPH03127103 A JP H03127103A
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Japan
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remote
film
signal
module
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Application number
JP1265564A
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English (en)
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Minoru Matsumoto
稔 松本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03127103A publication Critical patent/JPH03127103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置の複数のサブシステムで使用するパラ
メータの一括管理方式に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、複写機やファクシミリ等の記録装置は高画質、多
機能化、高信頼性等進歩がめざましく、各方面に普及さ
れている。しかし、ユーザーからのニーズは多様で、さ
らに高画質、多機能化、高信頼性であると共に低コスト
化、低消費エネルギー化、高速化等の要請に応える必要
がある。このような観点から、例えば、複写機を例にと
ると、システムを複数のサブシステムに分けて各サブシ
ステム毎に必要な処理を行い、全体としてメインシステ
ムで統括管理してシステム全体としての処理の効率化を
図っている。
このようにシステムを複数のサブシステムに分割する方
式においては、各サブシステム間でのデータの遺り取り
が機能の高度化、複雑化に応して多くなり、そのために
多くの時間を要してしまうことになる。これを防止する
ため、例えば第23図に示すように、フィルムプロジェ
クタ(F/P)モードにおける走査領域を指定するパラ
メータの場合には、システムとIPSの両方で使用する
ために、両方で管理するようにしてデータの遺り取りに
要する手間を節約していた。
〔発明が解決すべき課題〕
ところで、共通に使用するパラメータを複数のサブシス
テムで管理する方式では、バラメークの内容を変更した
い場合には、複数のサブシステムのパラメータをすべて
変更する必要があり、万一どれかのサブシステムのパラ
メータの変更を忘れた場合にはトラブルの発生原因とな
るという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためのものである。
本発明の目的は、複数のサブシステムで共通に使用する
パラメータについては一つのサブシステムで一括管理す
ることにより、パラメータ変更忘れによるトラブルの発
生を未然に防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、第1
図に示すように、複数のサブシステムで同しパラメータ
を使用する記録装置において、パラメータ固定値記憶手
段lと、パラメータ補正値記憶手段2と、パラメータ固
定値及び補正値とから使用するパラメータを生成するパ
ラメータ生成処理部3と、生成したパラメータを各サブ
システムへ配布するパラメータ配布処理部4とを備えた
ことを特徴とする。
本発明においては、システムとIPSで共通して使用す
るフィルムプロジェクタのスキャンエリアのようなパラ
メータは、ROMデータ及びNVMデータとして1つの
サブシステムが管理し、パワー〇’N時に両データから
使用するパラメータを生成して他のサブシステムに通知
する。また、自己診断(ダイアグ)モードにおいてNV
Mデータを調整したり、調整用のツールを用いてNVM
データを調整した場合には、調整終了後に新しいパラメ
ータを生成して通知する。このようにパラメータを一括
管理することにより、パラメータ変更忘れによるトラブ
ルの発生を未然に防止することが可能となる。
〔実施例〕
本発明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する
項であって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項
が(I[[)である。
(1−1)装置構成 (1−2)!気系制御システムの構成 (n)   システム (III)   フィルム画像読み取り装置(IV) 
  パラメーター括管理方式%式%) 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が通用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(I IT)32、電
気系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT
)34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/
I)36から構成され、オプションとして、エデイツト
パッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)6
2、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)
64を備える。
前記I IT、I OT、U/1等の制御を行うために
は電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハード
ウェアは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理す
るI PS、、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複
数の基板に分けられており、更にそれらを制御するSY
S基板、およびIOT。
ADF、ソータ等を制御するためのMCB基板(マシン
コントロールボード)等と共に電気制御系収納部33に
収納されている。
l1T32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してtpsへ出力する。
IPSでは、前記11T32のB、G、R信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)
、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度
等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施して
プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化
トナ一信号に変換し、l OT34に出力する。
l0T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ヘル
ド41は、駆動プーリ41aによって駆動され、その周
囲にクリーナ4 l b、帯電器41 c、Y、M、C
,にの各現像器41dおよび転写器41eが配置されて
いる。そして、この転写器41eに対向して転写装置4
2が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路3
5aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色フ
ルカラーコピーの場合には、転写装置42を4回転させ
、用紙にY、M、C1Kの順序で転写させる。転写され
た用紙は、転写装置42から真空搬送装置43を経て定
着器45で定着され、排出される。また、用紙搬送路3
5aには、5SI(シングルシートインサーク)35b
からも用紙が選択的に供給されるようになっている。
U/136は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タンチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオブシッンについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置である
エディノトパソド61を載置し、人力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ツタ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P 64からフィルム画像を投射させ、IIT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにU【としてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なU■を構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ul系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。Ul系はUlリモート70を含み、SYS系に
おいては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72、原
稿読み取りを行うIITリモート73、種々の画像処理
を行うIPSリモート74を分散している。IITリモ
ート73ばイメージングユニットを制御するためのII
Tコントローラ73aと、読み取った画像信号をデジタ
ル化してIPSリモート74に送るVIDEO回路73
bを有し、IPSリモート74と共にVCPU74aに
より制御される。前記及び後述する各リモートを統括し
て管理するものとしてS Y S (System) 
リモート71が設けられている。
SYSリモート71はUIo)画面遷■多をコントロー
ルするためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を
必要とするので、16ビソトマイクロプロセツサである
8086を使用している。なお、8086の他に例えば
68000等を使用することもできるものである。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受は取り、IOTに送出するためのラスター出
カスキャン(Rasher 0utputscan:R
O3)インターフェースであるVCB(Video C
ontrol Board )リモート76、転写装置
(タードル)のサーボのためのRCBリモート77、更
にはl0TSADF、ソータ、アクセサリ−のためのI
10ポートとしてのIOBリモート78、およびアクセ
サリ−リモート79を分散させ、それらを統括して管理
するためにMCB(Master Control B
oard)  リモート75が設けられている。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187゜5 kbp
sのLNET高速通信網、太い破線は96QQbpsの
マスター/スレーブ方式シリアル通(8綱をそれぞれ示
し、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホント
ラインを示す。また、図中76.8kbpsとあるのは
、エデイツトバンドに溝かれた図形情報、メモリカード
から入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報
をU I IJモート70からIPSリモート74に通
知するための専用回線である。更に、図中CCC(Co
mmunicati。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、Ul系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600 b p sのマスター/スレーブ方式シ
リアル通信網を介して行われるデータの授受またはホッ
トラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示して
いる。
LHリモート70は、L L U I  (Low L
evel 11■)モジュール80と、エデイツトバン
ドおよびメモリカードについての処理を行うモジュール
(図示せず)から構成されている。LLUIモジュール
80は通常CRTコントローラとして知られているもの
と同様であって、カラーCRTに画面を表示するための
ソフトウェアモジュールであり、その時々でどのような
絵の画面を表示するかは、5YSUIモジユール81ま
たはMCBU+モジュール86により制御される。これ
によりU■リモートを他の機種または装置と共通化する
ことができることは明かである。なぜなら、どのような
画面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種によっ
て異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用
されるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSUIモジユール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSU [モジュール81は画面遷移をコントロール
するソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジ
ュール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選
択されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを
認識するF/F (Feature Function
)選侭のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いか
どうか等最終的にジョブをチエツクするジョブTIi認
のソフトウェア、および、他のモジュールとの間でF/
Fi択、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の
情報の授受を行うための通信を制御するソフトウェアを
含むモジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマージξニレージョンモードは通常の
コピーと同し動作をするので、SYS、DIACモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
しなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステノビングモークの制御卸を行うII
Tモジュール84が、IPSリモート74にはIPSに
関する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞ
れ格納されており、これらのモジュールはSYSTEM
モジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Auditron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行う10Tモジユール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91、ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコビアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、RCBリモート77には転写装置の動作を制御す
るタードルサーボモジュール93が格納されており、当
言亥タードルサーボモジュールはゼログラフィーサイク
ルの転写工程を司るために、IOTモジュール90の管
理の下に置かれている.なお、図中、コビアエグゼクテ
ィブモジュール87とダイアグエグゼクティブモジュー
ル88が重複しているのは、SYSTEMモジュール8
2とSYS.DIAGモジュール83が重複している理
由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピンチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる.具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピンチ処理をY,M,Cの3色について
行えば3色カラーのコピーが、Y.M.C,にの4色に
ついて行えば4色フルカラーのコピーが1枚出来上がる
ことになる。これがコピーレイヤであり、具体的には、
用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザで定着させ
て複写機本体から排紙する処理を行うレイヤである。こ
こまでの処理の管理はMCB系のコビアエグゼクティブ
モジュール87が行う。
勿論、ピンチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、!○Tモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LP,@REG
という2つの信号のやり取りが行われる.具体的にいえ
ば、■OTの制御の基準タイミングであるP R (P
ITCH RESET ’)信号はMCBより感材ベル
トの回転を2または3分割して連続的に発生される.つ
まり、感材ベルトは、その有効利用とコピースピード向
上のために、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には
2ピツチ、A4サイズの場合には3ピフチというように
、使用されるコピー用紙のサイズに応してピンチ分割さ
れるようになされているので、各ピンチ毎に発生される
PR信号の周期は、例えば2ビ7チの場合には3 se
cと長くなり、3ビフチの場合には2secと短くなる
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うVCl3リモート等のIOT内の必要な
箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピンチのみ選択的にIPSリモー
トに対して出力する。この信号がPR−TRUE信号で
ある。なお、ホットラインを介してMCBから受信した
’PRPR信号づいてPR−TRUE信号を生成するた
めの情報は、LNETによりMCBから通知される。
これに対して、実際に感材ヘルドにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトにはlピンチ分の
空ピンチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピンチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ユーザの入口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトには1ピツチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPRTRUE信号は
出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行わ
れておらず、従って、感材ヘルドにはイメージを露光す
ることができないからである。
VCBリモートから出力されたPR−TRUE信号は、
IPSリモートで受信されると共に、そのままTITリ
モートにも伝送されて、TITのスキャンスタートのた
めのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、■CBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接RO3へ
VIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与えら
れる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第5図(b) 〜(eりにより、IITで読取ら
れた画像信号をrOTに出力し最終的に転写ポイントで
用紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミン
グについて説明する。
第5図(b)、(C)に示すように、SYSリモート7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、l0T78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに人る。l0T78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピノチリ7セント)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ、A3では
2ピツチのPR信号を出力する。l0T78bのサイク
ルアンプシーケンスが終了すると、その時点からPR信
号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが必
要なピッチのみに対応してIITコントローラ73aに
出力される。
また、■○T78bは、RO3(ラスターアラ1プツト
スキヤン)の1ライン分の回転毎に出力されるl0T−
LS (ラインシンク)信号を、■CPU74a内のT
G(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl0T−
LSに対してTPSの総バイブライン遅延分だけ見掛は
上の位相を進めたIPS−LSをTIT:]ントローラ
73aに送る。
117コントローラ73aは、PR−TRUE信号が入
ると、カウンタをイネーブルしてrOT−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ213の
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後層稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをl0T78b
に送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジセンサ21
7の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりス
キャン側に約1011)を−度検出して、その検出位置
を元に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止
位置(ホームポジション〉も計算で求めることができる
。また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異な
るため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置
とホームポジションの計算時に補正を行うことにより、
正確な原稿読取開始位置を設定することができる。この
補正値は工場またはサービスマン等により変更すること
ができ、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施で
き、機械的調整は不要である。なお、レジセンサ217
の位置を真のレジ位置よりスキャン側に約IQmmずら
しているのは、補正を常にマイナス値とし、調整および
ソフトを簡単にするためである。
また、IITコントローラ73aは、L E@REGと
同期してIMAGE−AREA信号を出力する。このI
MAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しい
ものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82
よりIITモジュール84へ伝達されるスターI・コマ
ンドによって定義される。具体的には、原稿サイズを検
知してコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さで
あり、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン
長はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除
数で設定される。IMAGE−AREA信号は、VCP
U74aを経由しそこでIIT−PS(ページシンク)
と名前を変えてIPS74に送られる。IIT−PSは
イメージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力されると、l0T−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
V I DEO回路(第3図〉で各種補正処理、A/D
変換が行われIPS74に送られる。IPS74におい
ては、■○T−LSと同期して1ライン分のビデオデー
タを■○T78bに送る。このときl0T−BYTE−
CLKの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビ
デオデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロッ
クを同様に遅らせることにより、同期を確実にとるよう
にしている。
■○T78bにLE@REGが入力されると、同様にl
0T−LS信号に同期してビデオデータがRO3に送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。l0T78bは
、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にして■
○T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装置
のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙の
先端がくるように制御される。ところで、第5図(d)
に示すように、感材ベルトの回転により出力されるPR
−TRUE信号とRO3の回転により出力されるl0T
−LS信号とはもともと同期していない。このため、P
R−TRUE信号が入り次の107−LSからカウント
を開始し、カウントmでイメージングユニット37を動
かし、カウントnでLE@REGを出力するとき、LE
@REGはPR−TRUEに対してT1時間だけ遅れる
ことになる。この遅れは最大1ラインシンク分で、4色
フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積してしまい
出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(C)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2.3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2.
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(fl)に示すよう
に、LE@REGが入ると、l0T−CLKの直前のパ
ルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする。
感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近すき、■○
T−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントす
ると、同時に補正用クロシフがカウントを開始し、上記
時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確な
転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミン
グ)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@
REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよう
に転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PER0RIGINAL) レイヤで行われる処
理である。更にその上には、ジョブのパラメータを変え
る処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体
的には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変
える、偏倍機能を使用するか否か、ということである。
これらパーオリジナル処理とジョブプログラミング処理
はSYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUlモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチェフク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリアル通信網によりIITモジュール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUI系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、UI系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでUlを使用するUlマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあることである。つまり
、上述したようにCPUを分散させたことによって、D
Iリモート70のLLU [モジュール80は5YSU
Iモジユール81ばかりでな(MCBUIモジュール8
6によっても制御されるのであり、また、ピンチおよび
コピー処理はMCB系のコビアエグゼクティブモジュー
ル87で管理されるのに対して、パーオリジナル処理お
よびジョブプログラミング処理はSYSモジュール82
で管理されるというように処理が分担されているから、
これに対応して各ステートにおいてSYSモジュール8
2、コピアエグゼクティブモジュール87のどちらが全
体のコントロール権を有するか、また、UIマスター権
を有するかが異なるのである。第6図においては縦線で
示されるステートはDIマスター権をMCB系のコピア
エグゼクティブモジュール87が有することを示し、黒
く塗りつぶされたステートはUlマスター権をsysモ
ジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるIPSリセ、ト信号およびI
ITリセット信号がH(旧GH)となり、IPSリモー
ト74、[ITリモート73はリセットが解除されて動
作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBリモート75が動作
を開始し、コントロール権およびUIマスター権を確立
すると共に、高速通信ILNETのテストを行う。また
、パワーノーマル信号はホットラインを通してMCBリ
モート75からSYSリモート71に送られる。
M CBリモート75の動作開始後所定の時間TOが経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート71に供給されるシステムリセット信
号がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除さ
れて動作が開始されるが、この際、SYSリモート71
の動作開始は、SYSリモート71の内部の信号である
86NM■、86リセツトという二つの信号により上記
TO時間の経過後更に200μsec遅延される。この
200μsecという時間は、クラッシュ、即ち電源の
瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアのバグ等によ
る一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あるいは暴
走したときに、マシンがどのステートにあるかを不揮発
性メモリに格納するために設けられているものである。
SYSリモート71が動作を開始すると、約3゜8se
cの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツク、ハ
ードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望のデー
タ等が入力されると暴走する可能性があるので、SYS
リモー1−71は自らの監督下で、コアテストの開始と
共にIPSリセット信号およびTITリセット信号をL
 (Low )とし、rpsリモート74およびIIT
リモート73をリセットして動作を停止させる。
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、10
〜3100msecの間CCCセルフテストを行うと共
に、IPSリセット信号およびIITリセット信号をH
とし、IPSリモート74およびIITリモート73の
動作を再開させ、それぞれコアテストを行わせる。CC
Cセルフテストは、LNETに所定のデータを送出して
自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと同し
であることを確認することで行う。なお、CCCセルフ
テストを行うについては、セルフテストの時間が重なら
ないように各CCCに対して時間が割り当てられている
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生していれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生してしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、SYSリモート71がCCC
セルフテストを開始するときには、MCBリモート75
のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、TIの期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間にSYSリモー
ト71とMCBリモート75の間でLNETの通信テス
トを行う。即ち、MCBリモート75はSYSリモート
71に対してセルフテストの結果を要求し、SYSリモ
ート71は当該要求に応してこれまで行ってきたテスト
の結果をセルフテストリザルトとしてMCBリモート7
5に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は取
るとトークンパスを5YSIJ−E−)71に発行する
。トークンパスはUlマスター権をやり取りする札であ
り、トークンパスがSYSリモート71に渡されること
で、U1マスター権はMCBリモート75からSYSリ
モート71に移ることになる。ここまでがパワーオンシ
ーケンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、
Ulリモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示
を行うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種
のテストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、Ulコントロール権を発動してU1
リモート70を制御し、異常が生している旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートを七
ノドアンプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUlマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、rlNITIALIZE SUBSYST
UMJコマンドをMCBリモート75に発行してMCB
系をもイニシャライズする。その結果はサブシステムス
テータス情報としてMCBリモート75から送られてく
る。これにより例えばIOTではフユーザを加熱したり
、トレイのエレベータが所定の位置に配置されたりして
コピーを行う準備が整えられる。ここまでがイニシャラ
イズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUlマスター権に基づいてUI画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75は[OTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチエツクするためにMCBリモート75は、500
m5ec毎にバンクグランドポールをSYSリモート7
1に発行し、SYSリモート71はこれに対してセルフ
テストリザルトを200m5ec以内にMCBリモート
75に返すという処理を行う。このときセルフテストリ
ザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリザルト
の内容に異常があるときには、MCBリモート75はU
lリモート70に対して異常が発生した旨を知らせ、そ
の旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBリモート
75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、UI
リモート70を制御してオーデイトロンのための表示を
行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定さ
れ、スタートキーが押されるとプロダレスステートに入
る。プロダレスステートは、セントアンプ、サイクルア
ップ、ラン、スキップピンチ、ノーマルサイクルダウン
、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに細
分化されるが、これらのステートを、第8図を参照して
説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびI P S、IJモモ−74に
送り、またLNETを介してジョブの内容をスタートジ
ョブというコマンドと共にMCBリモート75内のコピ
アエグゼクティブモジュール87に発行する。このこと
でマシンはセントアップに入り、各リモートでは指定さ
れたジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOT
モジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルトの
パラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョ
ブに対する応答であるA CK (Acknowled
ge )がMCBリモート75から送り返されたことを
確認すると、SYSリモート71は、IITリモート7
3にプリスキャンを行わせる。プリスキャンには、原稿
サイズを検出するためのプリスキャン、原稿の指定され
た位置の色を検出するためのプリスキャン、塗り絵を行
う場合の閉ループ検出のためのプリスキャン、マーカ編
集の場合のマーカ読み取りのためのプリスキャンの4種
類があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までプリ
スキャンを行う。このときUlには例えば「しばらくお
待ち下さいj等の表示が行われる。
ブリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コビアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアンプに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBリモート75はIOT、転写
装置の動作を開始し、SYSリモー)71はIPSリモ
ート74を初期化する。このときUlは、現在プロダレ
スステートにあること、および選択されたジョブの内容
の表示を行う。
サイクルアンプが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBリモート75のIOTモジュ
ール90から1個目のPROが出されるとIITは1回
目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、こ
れで1ピンチの処理が終了する。次に再びPROが出さ
れると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が終了
する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する6以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
リモート75が管理するが、その上のレイヤであるバー
オリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSYS
リモート71が行う。従って、現在何枚臼のコピーを行
っているかをSYSリモート71が認識できるように、
各コピーの1個目のPROが出されるとき、MCBリモ
ート75はSYSリモート71に対してメイドカウント
信号を発行するようになされている。また、最後のPR
Oが出されるときには、MCBリモート75はsysリ
モート71に対してrRDY  FORNXT  JO
BJというコマンドを発行して次のジョブを要求する。
このときスタートジョブを発行するとジョブを続行でき
るが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョブは終
了であるから、SYSリモート71は「END  JO
BJというコマンドをMCBリモート75に発行する。
MCBリモート75はrEND  JOBjコマンドを
受信してジョブが終了したことを確認すると、マシンは
ノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウ
ンでは、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとその旨
をrDELIVERED  JOBJコマンドでSYS
リモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウン
が完了してマシンが停止すると、その旨をrIOT  
5TAND  BYJコマンドでSYSリモー)71に
知らせる。これによりプログレスステートは終了し、ス
タンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピンチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピンチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当3亥ステートにおいては、SYSリ
モート71およびMCBリモート75は共にフォールト
処理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応してそれぞれ有している
。これに対してUIマスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、Ulにはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
パーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるからで
ある。
プログレスステートにおいてフォールトが生しるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBU+モジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはコビアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS、F/PはSYS
リモート71が管理しているのでSYSリモート71が
検出し、IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
リモート75が検出する。従って、本複写機においては
次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードかりカバリ−
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーでき■SYSノードで検出
され、MCBノードがりカバリ−する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
【にはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合;用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードかりカバリ−
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生した場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生している箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIマスター権はSYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するバーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー操作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは入力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマージ果ニレージョンモードであり、ピリングを
行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマージ逅ニレー
ジョンモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドからカスタマーシミュレーシッンモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマージξニレージョン
モードからTECHREPモードへの移行(図のDのル
ート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる。
また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティブ
モジュール88(第4図)が行うのでコントロール権、
Ulマスター権は共にMCBノードが有しているが、カ
スタマージξニレージョンモードはSYS、DIACモ
ジュール83 (第4図〉の制御の基で通常のコピー動
作を行うので、コントロール権、Ulマスター権は共に
SYSノードが有する。
(n)システム (n−1)システムの位置付は 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSUIモジユー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5Y
SUI 81とSYSTEMモジュール82間はモジュ
ール間インタフェースによりデータの授受が行われ、ま
たSYSTEMモジュール82とIIT73、IPS7
4との間はシリアル通信インターフェースで接続され、
MCB 75、RO376、RAIB79との間はLN
ET高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
(II−2)システムのモジュール構成第11図はシス
テムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、I IT、IPS、IOT等の各
モジュールは部品のように考え、これらをコントロール
するシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えて
いる。そして、分散CPU方弐を採用し、システム側で
はパーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理
を1旦当し、これに対応してイニシャライズステート、
スタンバイステート、セットアツプステート、サイクル
ステートを管理するコントロール権、およびこれらのス
テートでUlを使用するUlマスター権を有しているの
で、それに対応するモジュールでシステムを構成してい
る。
システムメイン100は、5YSU IやMCB等から
の受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッ
ファに格納したデータをクリアし、システムメイン10
0の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、シス
テムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コビーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケンス
を決定する。
第12図(alに示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図(bl示すように、ジョブモードは削除と移動、
抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体とな
る。また、第12図(C1に示すようにADF原稿3枚
の場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原
稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそ
れらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI IT、IPS、MCB
に対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MCB
を起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスクンハイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してITTO立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはflT、rPsか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュールlO7はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAC;コントロールモジュール108は、DIAG
モードにおいて、人力チェソクモード、出力チェツクモ
ード中のコントロールを行っている。
(n−3)システムのデータ授受 次に、これらシステムの各モジュール同士、あるいは他
のサブシステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内モジュール間データフローを示す図であ
る。図のA〜Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜@はモジュール間データを示している。
5YSU Iリモートとイニシャライズコントロール部
101との間では、5YSUIからはCRTの制御権を
SYSTEM  N0DBに渡すT。
KENコマンドが送られ、一方イニシャライズコントロ
ール部101からはコンフィグコマンドが送られる。
5YSUIリモートとスタンバイコントロール部102
との間では、5YSUIからはモードチェンジコマンド
、スタートコピーコマンド、ジョフキャンセルコマンド
、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送られ
、一方スタンハイコア)0−ル部102からはM/Cス
テータスコマンド、トレイステータスコマンド、トナー
ステータスコマンド、回収ボトルステータスコマンド、
色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送られる
5YSUIリモートとセソトアソプコントロル部103
との間では、セットアンプコントロール部103からは
M/Cステータスコマンド(プログレス)、APMSス
テータスコマンドが送られ、一方5YSUIリモートか
らはストップリクエストコマンド、インターラブドコマ
ンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
11Tリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロール部101からはNVM
パラメータコマンド、INITIALIZEコマンドが
送られる。
■PSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
IITリモートとスタンバイコントロール部1O2との
間では、[ITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らセるTITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスタート
コマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
11Tリモートとセントアンプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアン
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセントアンプコントロール部103と
の間では、セットアンプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、I[Tレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャフトダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールトコマンド、システムシャットダウン2マ
ントが送られる。
IITIJモートとコミニュケーションコントロール部
107との間では、IITリモートからスキャンレディ
信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101−10
7)に対して受信リモートNO1及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う、一方、各モジュール(101〜107〉からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
コ旦二エケーションコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部102、セットアツプコントロールII O3、コピ
ーサイクルコントロール部104、フォルトコントロー
ル部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する。
スタンバイコントロール部102は、スタートキーが押
されるとセットアンプコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス〉を通知する。
セントアンプコントロール部103は、セントアンプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(I[[)フィルム画像読取り装置 (A−1)装置の概略構成 第2図に示されているように、フィルム画像読取り装置
は、フィルムプロジェクタ(F/P)64およびミラー
ユニット(M/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第14図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AF/MF切り換えスイッチ)604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ
)605a、605bが設けられている。また、ハウジ
ング601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルムを
保持したフィルム保持ケース607をその原稿フィルム
に記録されている被写体の写し方に応じて縦または横方
向からハウジング601内に挿入することができる大き
さの孔608,609がそれぞれ穿設されている。これ
ら孔608,609の反対側にもフィルム保持ケース6
07が突出することができる孔(図示されない)が穿設
されている。開閉部606は蝶番によってハウジング6
01に回動可能に取り付けられるか、あるいはハウジン
グ601に着脱自在に取り付けるようになっている。開
閉部606を開閉自在にすることにより、孔608,6
09からハウジング601内に小さな異物が侵入したと
きに容易にこの異物を取り除くことができるようにして
いる。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム
用のケースとスライドフィルム用のケースとが準備され
ている。したがって、F/P64はこれらのフィルムに
対応することができるようにしている。また、F/P 
64は6cmX6cmや4inch X 51nchの
ネガフィルムにも対応することができろうにしている。
その場合、このネガフィルムを第16図に示すM/U6
5とプラテンガラス31との間でプラテンガラス31上
に密着するようにしている。
第18図に示されているように、ハウジング601の右
側面には映写レンズ610を保持する映写レンズ保持部
材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカントするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度をtAMする
ための補正フィルタ635 (図では一方のフィルム用
の補正フィルタが示されている)を支持する補正フィル
タ保持部材618と、この補正フィルタ保持部材618
の駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618
の回転位置を検出する第1および第2位置検出センサ6
20゜621と駆動用モータ619を制御するコントロ
ール装置(F/P 64内、F/Pユニットの直下に設
けられるが図示されていない)とをそれぞれ備えた補正
フィルタ自動交換装置が設けられている。そして、補正
フィルタ保持部材618に支持された補正フィルタ63
5のうち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタ
635を自動的に選択して映写レンズ610等の′各し
ンズと同軸上の使用位置に整合するようにしている。こ
の補正フィルタ自動交換装置の補正フィルタ635は、
例えばプラテンガラス31とイメージングユニット37
との間等、投影光の光軸上であればどの場所にも配設す
ることができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセント位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P 64の電源はベースマシン30の電源とは
別に設けられるが、このベースマシン30内に収納され
ている。
(A−2)補正フィルタ自動交換装置 第15図に示されているように、補正フィルタ保持部材
618は円板によって形成され、この円板の所定位置に
、ポジフィルム用補正フィルタ635とネガフィルム用
補正フィルタ636とが配設されている。更に、この補
正フィルタ保持部材618には第1カム637、第2カ
ム638、および第3カム639が設けられている。そ
の場合、第1カム637、第2カム638とが同一半径
上に配置されるとともに、第3カム639が第1、第2
カム637.638と半径方向に異なる位置にかつ第2
カム638に近接した位置にそれぞれ設けられている。
また、ハウジング601には第1、第2カム637,6
38に対応する位置に常閉スイッチからなる第1位置検
出センサ620が設けられ、また第3カム639に対応
する位置に常閉スイッチからなる第2位置検出センサ6
21が設けられる。これらのセンサ620,621はそ
れぞれ端子部620a、621aを備えておりこれらの
端子部620a、621aに対応するカムが当接するこ
とにより、センサ620,621がオフとなる、すなわ
ちLOW信号を発するようにされている。
また、円板の外周縁に歯が形成されていて、補正フィル
タ保持部材618は歯車となっている。
この保持部材618は歯車減速機構640を介してモー
タ619の出力軸に連結されている。したがって、モー
タ619の回転駆動力が歯車減速機構640を介して補
正フィルタ保持部材618に伝えられ、補正フィルタ保
持部材618は減速されて回転されるようにしている。
モータ619の駆動はマイクロプロセッサ(CPU)6
34からの2ビツトの命令信号に基づいてコントロール
装置641により制御される。すなわち、CPU634
からの命令信号が(0゜0)のときにポジフィルム用補
正フィルタ635が使用位置に装着されるように設定す
る、すなわち前述したように信号(0,O)がポジフィ
ルム用補正フィルタ選択信号であるとすれば、コントロ
ール装置641は、CPU634からこの命令信号を受
けた場合に、センサ620,621からの2ビツトの信
号がこの命令信号に合致していないとき、換言すれば第
2カム638および第3カム639がそれぞれ第1位置
検出センサ620および第2位置検出センサ621の各
端子部620a、621aとともに当接していなく、セ
ンサ620.621がともにオフになっていないときに
は、モータ619を駆動し、補正フィルタ保持部材61
8を回転させる。第2、第3カム638639がともに
第1.第2位置検出センサ620.621をオフにする
位置になると、センサ620621からの2ビツトの信
号が命令信号に合致するので、コントロール装置641
はモータ619を停止する。このため、補正フィルタ保
持部材618も停止し、この停止した位置ではポジフィ
ルム用補正フィルタ635が使用位置に装着された状態
となる。そして、コントロール装置641は補正フィル
タ装着信号をCPU634に送り、CPU634は命令
信号が実行されたことを確認し、次の作業の命令信号を
F/P64に発するようにしている。
また、CPU634からの命令信号が(0゜1)のとき
には、コントロール装置641はネガフィルム用補正フ
ィルタ63Gが使用位置に装着されるようにモータ61
9を駆動制御する。すなわち、信号<0.1)はネガフ
ィルム用補正フィルタ選択信号を構成している。その他
の命令信号、すなわち(1,O)および(1,1)のと
きには、コントロール装置641はモータ619を駆動
させないか、またはモータ619が駆動中のときには即
時停止させる。
このようにして、補正フィルタと自動的にしかも確実に
交換されるようになる。
(A−3)M/Uの構成 第16図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、−対の支持片629,629が
枢着されており、これら支持片629,629は、カバ
ー628を最大に開いたときこのカバー628と底+7
i627とのなす角度が45度となるようにカバー62
8を支持するようになっている。
カバー628の裏面にはくラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第16図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機
能を有している。また拡散Fi632は、フレネルレン
ズ631からの平行光によって形成される、イメージン
グユニット37内のセルフォックレンズ224の影をラ
インセンサ226が検知し得ないようにするために平行
光を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P 64によるカラーコ
ピーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に
保管される。そして、ミラーユニット65は使用する時
に開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の
所定の場所に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
CB−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、一般的に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、緑(G)および青(B)の比がランプ613の分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体にもいくつかの種類があ
るように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が大きいのに対してBの透過率が小さ
い。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多
くなるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P 64には、このような分光特性を補正
するための補正フィルタが準備されている。
F/P 64はこれらの補正フィルタを自動的に交換す
ることができるようにしている。補正フィルタの交換は
、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる。
すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタ
を使用位置にセントするように、システム(SYS)内
のマイクロプロセッサ(CPU)から2ビツトの命令信
号が出力されると、コントロール装置は、第1、第2位
置検出センサ620.621からの2ビット信号がCP
、Uの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620,621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。モータ619が停止したときに
は、原稿フィルムに対応した補正フィルタが自動的に使
用位置にセントされるようになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608,60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608.60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみニ設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608,609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔60Bから挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AF機能)フィルム
保持ケース607をF/P 64に装着したとき、原稿
フィルム633の装着位置には数十μmの精度が要求さ
れる。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピ
ント合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行
う場合、プラテンガラス31の所定位置にセントされた
M/U65の拡散板632に原稿フィルム633の画像
を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材
611を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散vi、632に投影された画像はきわめ
て見にくいので、正確にピントを合わせることは非常に
難しい。
そこで、原稿フィルム633をF/P64に装着したと
き、F/P 64は自動的にピント合わ廿を行うことが
できるようにしている。
このAP機能は前述のAF詰装置より次のようにして行
われる。
U/136のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
F/P 64のAF/MF切り換えスイッチ604(第
14図)をAFに選択することにより、AF詰装置作動
可能状態となる。
第18図に示されているように、原稿フィルム633が
入っているフィルムケース607をF/P64に装着す
ると、発光器623からの光がこの原稿フィルム633
によって反射するようになり、その反射光がAFのため
の例えば2素子型の受光器624によって検知される。
なお、この制御はCPU634は関知せず、F/P 6
4内のF/Pユニットの直下に設けられているF/P専
用のコントロール装置で行い、AFが終わったか否かを
CPU634に教えている。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応した大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果がOでないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモークロ25を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差が0になると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MFi能) AF/MF切り換えスイッチ604をMFに切り換え、
F/Pにフィルムを装着することにより自動的にランプ
613が所定時間点灯し、手動でピント合わせを行うこ
とができるようになる0MFの操作は、ミラユニット6
5の拡散板632に映写した原稿フィルムの画像を見な
がら、操作スインチロ05a、605bを押すことによ
り行われる。このMFにより、フィルム画像の特定の部
分のピントを合わせることができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AF時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/136で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/136で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応してコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標) 、KODAK 
(登録商標)およびKONICA(登録商標)の各AS
A100のオレンジマスクの濃度データが記憶されてお
り、これらのフィルムが選択されたとき、CPU634
は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェーディ
ング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 −iにフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同しフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度゛あるいは撮影時の明るさ等の原稿フ
ィルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体
濃度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない、そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第17図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第17図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちrの値が1よりも小さいの
でr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第17図を用いて補正の原理を説明する同図第3
象限には、r補正のためのENDカーフβが設定されて
いる。このENDカーブβの傾きr′は、第4象限にお
いて被写体からの露光量と出力コピー濃度との関係が4
5度の直線関係となるようにするために、r′=l/r
に設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
″となる。この領域a′のうち@領域についてはEND
カーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分は
コピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限
において濃度調整値を直線■から直線のにシフトして、
シェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範
囲に入るようにする。このようにすることにより、被写
体からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限に
おいて45度の直線のに従うようになって、コピーは諧
調をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるE N 
Dカーブβを選択する。このENDカーブβを選択する
ことにより、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが
第4象限の45度の直線■で表わされるようにすること
ができる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあ
るとき、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっている
とすると、髪と帽子とがほとんど同し濃度になってしま
うことが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に
出すことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(c−2)画像信号処理方法 第18図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をR2GSB毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響骨が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルりがポジフィル
ム用フィルりにセントされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジクル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステンプスキヤ゛ンしてサン
プリングし、これらのサンプリングデータをラインメモ
リ240を通してCPU634に送り、CPU634が
32ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し
、シェーディングデータをとる。このように平均をとる
ことにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値DADjを演
算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレジ
スタに設定されているD ADj値を書き換える。更に
、CPU634は選訳されたフィルムに対応してランプ
613の光量および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD ADj値を加えること
により、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェ
ーディング補正回路239はこれらの調整がされたデー
タから各画素毎のシェーディングデータを引くことによ
りシェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからD ADj値を演算し
なければならない。
シェーディング補正が終ると、MT32はIPS33に
R,G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33は「補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(TV)パラメーター括管理方式(本発明の要部)本発
明のパラメーター括管理方式は、複数のサブシステムで
共通して使用するパラメータをROMデータとして、ま
たその調整用としてNVMデータを1つのサブシステム
で一括管理し、パ’7−ON時にROMデータとNVM
データとから使用するパラメータを生成して他のサブシ
ステムに通知し、またダイアグモードや調整用ツールで
NVMデータを調整したときには、調整終了後に通知す
ることを特徴としている。
第19図はシステムとIPSとで共通して使用するF/
Pスキャンエリアを一括管理するモジュール構成を示す
図である。
5YS82はモニタを介してIPSと9600bps通
信によりデータの授受を行っており、スキャンエリアの
管理は、第11図で説明したM/Cイニシャライズコン
トロール部101、ダイアグコントロール部108が行
っている。M/Cイニシャライズコントロール部101
は、パワーON時ROMデータ、NVMデークを読みだ
してF/Pスキャンエリアを作威し、モニタを介してI
PS85に送信する。また、ダイアグコントロール部1
08は、ダイアグモードにおいてNVMデータを調整し
、全てのNVMデータ調整が終了したとき、例えばダイ
アグモードでのコピー開始時やクラッシュせずにダイア
グモードからカスタマモードに抜けたときにNVMパラ
メータコマンドで送信する。なお、NVM値は調整手段
であるTOOLSによっても調整可能であり、TOOL
SでF/Pスキャンエリアを調整したときも同様に調整
終了時にダイアグコントロール部108から送信する。
F/Pスキャンエリアは、編集情報のような場合には1
エリア当たり40バイト程あるので、本実施例では余裕
をみて1回43バイトで送信しており、NVMパラメー
タのデータ量との関係でこのコマンドの送信は9回にわ
けて連続送信している。
次に、スキャンエリアについて説明する。
イメージングユニット37がフィルム画像を読み取り、
コピー画像としで出力する範囲であるスキャンエリアは
、フィルムの種類毎に設定されている。すなわち、第2
0図に示すように、副走査方向をX軸とし、主走査方向
をY軸とすると共に、プラテンガラス31のレジ位置を
原点(0,O)とした直交座標が設定されており、この
直交座標に基づいて読み取り領域のノミナル(NOMI
NAL)値がこのエリアを規定する4点(Xo、Y、)
、(XO、Yl )、(x+ 、YO)、(Xl、Yl
)について各フィルム毎にROMデータとして設定され
ている。
リバーサルフィルムの場合のスキャエンエリアはこのフ
ィルムのマウント枠に形成されている投影光が通過する
孔の大きさよりも多少小さく設定されている。これはス
キャエンエリアの大きさをこの孔の大きさと同しにした
場合、フィルムのセット位置が若干ずれると、マウント
枠をイメージングユニットが走査することにより、コピ
ー画像の端部が黒すしとなって表れてしまうので、この
黒すしを防止するためである。
このスキャエンエリアは、前述したようにNVM値をダ
イアグまたはTooLSで変え、ROMデータと加減算
することにより微調整することができる。
ダイアグモードで調整するときには、サービスモードを
選択することにより、UI36の画面上には、例えば第
21図に示すような読み取り領域微11整画面が表示さ
れる。調整しようとするフィルムの種類をキーで選択す
ると共に、調整しようとするX−Y座標の各々の点Xo
 、X+ 、Yo、Ylを選択する。そして、ノミナル
値に対して小さくなる方に調整するときには、矢印が下
向きのキーを押す。その場合、調整値は下向きのキーを
1回押す毎に1ずつ小さくなるようにしている。
またノミナル値に対して大きくなる方に調整するときに
は、調整値は上向きのキーを1回押す毎に1ずつ大きく
なるようにしている。調整された値はその画面の右側に
表示されるようにしている。
そして、1度調整すれば、その調整された値は再び調整
しない限り保持されるようにしている。
また、自動濃度調整(A/E)用読み取り領域も各フィ
ルムの種類毎に設定されている。第22図に示すように
、フィルム投影画像、密着画像に対してA/E用読み取
り装置のスキャンエリアは前述の画像読み取り領域より
も若干小さくなるように設定されている。
このように設定されている画像読み取り領域およびA/
E用読み取り領域は、U136での原稿フィルムの種類
の選択信号及びフィルム保持ケース検知センサ642に
よるV/H信号に基づいて、CPU71によりその原稿
フィルムに応じて自動的に選択されるようになっている
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、共通のパラメータを複数
のサブシステムで使用する場合に、1つのサブシステム
で一括管理するようにしたので、変更忘れによるトラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のタイマ設定方式の構成を示す図、第2
図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の1例
を示す図、第3図はハードウェアアーキテクチャ−を示
す図、第4図はソフトウェアアーキテクチャ−を示す図
、第5図はコピーレイヤを示す図、第6図はステート分
割を示す図、第7図はパワーオンステートからスタンバ
イステートまでのシーケンスを説明する図、第8図はプ
ロダレスステートのシーケンスを説明する図、第9図は
ダイアグノスティックの概念を説明する図、第10図は
システムと他のリモートとの関係を示す図、第11図は
システムのモジュール構成を示す図、第12図はジョブ
モードの作成を説明する図、第13図はシステムと各リ
モートとのデータフロー、およびシステム内モジュール
間データフローを示す図、第14図はF/Pの構成を示
す図、第15図は補正フィルタ自動交換装置の構成を示
す図、第16図はミラーユニ7トの構成を示す図、第1
7図は濃度補正の原理を説明するための図、第18図は
画像読み取り装置の構成を示す図、第19図はパラメー
ター括管理のモジュール構成を示す図、第20図はF/
Pのスキャンエリアを説明するための図、第21図はス
キャンエリアの変更を説明するための図、第22図はフ
ィルムの種類とスキャンエリアの関係を説明するための
図、第23図は従来のパラメータ管理を説明するための
図である。 1・・・固定値記憶手段、2・・・補正値記憶手段、3
・・・パラメータ生成処理部、4・・・パラメータ配布
処理部、5・・・自己診断モード補正手段、6・・・調
整手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のサブシステムで同じパラメータを使用する
    記録装置において、パラメータ固定値記憶手段と、パラ
    メータ補正値記憶手段と、パラメータ固定値及び補正値
    とから使用するパラメータを生成するパラメータ生成処
    理部と、生成したパラメータを各サブシステムへ配布す
    るパラメータ配布処理部とを備えたことを特徴とする記
    録装置におけるパラメーター括管理方式。
  2. (2)パラメータはフィルム投影または密着画像記録時
    の画像読取り走査領域または露光量調整用走査領域を規
    定するパラメータである請求項1記載の記録装置におけ
    る記録装置におけるパラメーター括管理方式。
  3. (3)補正値記憶手段は、自己診断モード補正手段また
    は調整手段により補正値を調整可能である請求項1記載
    の記録装置におけるパラメーター括管理方式。
  4. (4)パラメータの配布は、パワーON時またはパラメ
    ータ調整終了時に行う請求項1記載の記録装置における
    パラメーター括管理方式。
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Cited By (1)

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