JPH0618424B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JPH0618424B2 JPH0618424B2 JP63285490A JP28549088A JPH0618424B2 JP H0618424 B2 JPH0618424 B2 JP H0618424B2 JP 63285490 A JP63285490 A JP 63285490A JP 28549088 A JP28549088 A JP 28549088A JP H0618424 B2 JPH0618424 B2 JP H0618424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- document
- signal
- scanning direction
- original
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿読み取りラインセンサーにより原稿を主
走査方向にスキャンしながら副走査方向に移動して原稿
を読み取って記録再生処理を行う画像処理装置に関す
る。
走査方向にスキャンしながら副走査方向に移動して原稿
を読み取って記録再生処理を行う画像処理装置に関す
る。
縮小/拡大機能を備えた複写機では、原稿をコピーする
場合、コピーサイズの面からみると、原稿を同じサイズ
(倍率100%)でコピーするか、縮小/拡大してコピ
ーするかのいずれかである。このような複写機におい
て、カセットタイプで交換可能な複数の用紙トレイを装
備しているが、1段の用紙トレイしか装着できないもの
は、縮小/拡大を行うときその倍率を指定してスタート
キーを押せばよい。この場合、用紙サイズは装着された
用紙トレイで決まっているため、装着したトレイの用紙
サイズが大きいときは、コピー用紙にコピー領域以外の
余白部分が残ってしまうが、用紙サイズが小さい場合に
は、原稿の一部が用紙からはみ出してしまい、コピーさ
れない部分が生じる。その点、多段に用紙トレイが装着
できるものは、倍率と原稿サイズ或いは用紙サイズを指
定することにより、コピーされる画面のサイズと用紙サ
イズとを合わせることができる。しかし、このようなコ
ピーの場合、利用者が指定したいのは、倍率かコピー用
紙のサイズのいずれかであるのが普通である。つまり、
指定した倍率にコピーされたものがほしいか、指定した
用紙サイズにコピーされたものがほしいかであり、それ
以上の指定は利用者にとって特に関心のないことにな
る。
場合、コピーサイズの面からみると、原稿を同じサイズ
(倍率100%)でコピーするか、縮小/拡大してコピ
ーするかのいずれかである。このような複写機におい
て、カセットタイプで交換可能な複数の用紙トレイを装
備しているが、1段の用紙トレイしか装着できないもの
は、縮小/拡大を行うときその倍率を指定してスタート
キーを押せばよい。この場合、用紙サイズは装着された
用紙トレイで決まっているため、装着したトレイの用紙
サイズが大きいときは、コピー用紙にコピー領域以外の
余白部分が残ってしまうが、用紙サイズが小さい場合に
は、原稿の一部が用紙からはみ出してしまい、コピーさ
れない部分が生じる。その点、多段に用紙トレイが装着
できるものは、倍率と原稿サイズ或いは用紙サイズを指
定することにより、コピーされる画面のサイズと用紙サ
イズとを合わせることができる。しかし、このようなコ
ピーの場合、利用者が指定したいのは、倍率かコピー用
紙のサイズのいずれかであるのが普通である。つまり、
指定した倍率にコピーされたものがほしいか、指定した
用紙サイズにコピーされたものがほしいかであり、それ
以上の指定は利用者にとって特に関心のないことにな
る。
そこで、多段の用紙トレイを備えた複写機においては、
コピー枚数を指定してスタートキーを押せば原稿サイズ
と同じサイズの用紙を選択してコピーすることは勿論、
倍率を指定してコピーをスタートさせるだけで原稿をそ
の倍率で縮拡したサイズの用紙を選択してコピーする原
稿サイズ検知機能と用紙トレイの自動選択機能を備えた
ものや、用紙サイズを指定してコピーをスタートさせる
と、用紙サイズと原稿サイズから自動的にその用紙と原
稿のサイズに応じた倍率を設定してコピーする倍率の自
動設定機能を備えたものもある。
コピー枚数を指定してスタートキーを押せば原稿サイズ
と同じサイズの用紙を選択してコピーすることは勿論、
倍率を指定してコピーをスタートさせるだけで原稿をそ
の倍率で縮拡したサイズの用紙を選択してコピーする原
稿サイズ検知機能と用紙トレイの自動選択機能を備えた
ものや、用紙サイズを指定してコピーをスタートさせる
と、用紙サイズと原稿サイズから自動的にその用紙と原
稿のサイズに応じた倍率を設定してコピーする倍率の自
動設定機能を備えたものもある。
これらはいずれも原稿サイズを検知した上で用紙サイズ
の選択、コピー倍率の設定を行った後に実際のコピー動
作に移行する必要がある。そこで、このような複写機で
は、原稿サイズを検知するため、プラテンカバーやキャ
リッジにセンサを設け、また、自動原稿読み取り装置の
場合には、該装置の中にセンサを設けている。
の選択、コピー倍率の設定を行った後に実際のコピー動
作に移行する必要がある。そこで、このような複写機で
は、原稿サイズを検知するため、プラテンカバーやキャ
リッジにセンサを設け、また、自動原稿読み取り装置の
場合には、該装置の中にセンサを設けている。
しかし、上記のような原稿サイズ検知機能を備えるに
は、検知しようとする用紙サイズに対応して複数のセン
サを設けることが必要であり、そのセンサの配置と信号
処理が煩雑になるという問題がある。このような従来の
複写機では、原稿をプラテンのレジに合わせる等、規定
の位置に載置しなければならず、原則として定形サイズ
を基本として設計されている。しかし、種々の編集機能
を備えたカラー複写機を考えた場合には、切り張りや自
由形の原稿のコピーに対する自由度、プラテン上での原
稿のセット位置や角度の自由度を高め、様々なサイズに
対しても充分な検知機能を備えることも要請される。そ
こで、キャリッジを移動させて直接原稿を読み取った信
号から原稿位置を検知することが考えられる。
は、検知しようとする用紙サイズに対応して複数のセン
サを設けることが必要であり、そのセンサの配置と信号
処理が煩雑になるという問題がある。このような従来の
複写機では、原稿をプラテンのレジに合わせる等、規定
の位置に載置しなければならず、原則として定形サイズ
を基本として設計されている。しかし、種々の編集機能
を備えたカラー複写機を考えた場合には、切り張りや自
由形の原稿のコピーに対する自由度、プラテン上での原
稿のセット位置や角度の自由度を高め、様々なサイズに
対しても充分な検知機能を備えることも要請される。そ
こで、キャリッジを移動させて直接原稿を読み取った信
号から原稿位置を検知することが考えられる。
しかし、直接原稿を読み取って得た画像信号から原稿サ
イズや原稿位置を検出することは、プラテンカバーと原
稿とが識別できるような信号処理、プラテンカバーの採
用が必要となる。さらには、例えばプラテンカバーと原
稿とが識別できるようにするために、濃度の高い色のプ
ラテンカバーを使うと、カラー複写機では、そのプラテ
ンカバーの色による枠がコピーされることになる。
イズや原稿位置を検出することは、プラテンカバーと原
稿とが識別できるような信号処理、プラテンカバーの採
用が必要となる。さらには、例えばプラテンカバーと原
稿とが識別できるようにするために、濃度の高い色のプ
ラテンカバーを使うと、カラー複写機では、そのプラテ
ンカバーの色による枠がコピーされることになる。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、その目
的は、原稿スキャンによる画像データから容易に原稿の
エッジを検出できるようにすることである。また、本発
明の他の目的は、原稿のエッジの誤検知をなくすことで
ある。さらに本発明の他の目的は、自由形の原稿に対し
ても確実な枠消し処理が行えるようにすることである。
さらに本発明の他の目的は、原稿サイズ検出と枠消し処
理の回路の共用化を図り、信号処理回路の構成を簡素化
することである。
的は、原稿スキャンによる画像データから容易に原稿の
エッジを検出できるようにすることである。また、本発
明の他の目的は、原稿のエッジの誤検知をなくすことで
ある。さらに本発明の他の目的は、自由形の原稿に対し
ても確実な枠消し処理が行えるようにすることである。
さらに本発明の他の目的は、原稿サイズ検出と枠消し処
理の回路の共用化を図り、信号処理回路の構成を簡素化
することである。
そのために本発明は、第1図に示すように原稿読み取り
ラインセンサー3を副走査方向に移動しながら主走査方
向にスキャンして原稿2の画像信号を取り出し、画像信
号変換部4を通して変換した画像信号を原稿検出部6、
7に導入し、ここで主走査方向のラインスキャン毎に信
号レベルを判定して主走査方向カウンタ8、副走査方向
カウンタ9の値により原稿2のエッジ、サイズを検出す
る。原稿検知部6、7における信号レベルの判定は、読
み取り信号を閾値と比較し、その大小の変化点を検出し
て該変化点の最初の位置と最後の位置から当該ラインの
原稿位置を認識する。なお、プラテンカバー3は、例え
ば黒色のように濃度の高い色のものを使用する。
ラインセンサー3を副走査方向に移動しながら主走査方
向にスキャンして原稿2の画像信号を取り出し、画像信
号変換部4を通して変換した画像信号を原稿検出部6、
7に導入し、ここで主走査方向のラインスキャン毎に信
号レベルを判定して主走査方向カウンタ8、副走査方向
カウンタ9の値により原稿2のエッジ、サイズを検出す
る。原稿検知部6、7における信号レベルの判定は、読
み取り信号を閾値と比較し、その大小の変化点を検出し
て該変化点の最初の位置と最後の位置から当該ラインの
原稿位置を認識する。なお、プラテンカバー3は、例え
ば黒色のように濃度の高い色のものを使用する。
上記のようにプラテンカバー3に濃度の高い色のものを
使用し、閾値との比較により読み取り信号のレベルを判
定するので、プラテンカバーの読み取り信号と原稿の読
み取り信号との分離が容易になり、原稿のエッジの誤検
知をなくすことができる。
使用し、閾値との比較により読み取り信号のレベルを判
定するので、プラテンカバーの読み取り信号と原稿の読
み取り信号との分離が容易になり、原稿のエッジの誤検
知をなくすことができる。
原稿検知部7では、プリスキャンにおける輝度信号によ
り主走査方向の全ラインにおける変化点の最小値と最大
値から主走査方向の原稿サイズを認識し、最初に変化点
が検出されたラインと最後に変化点が検出されたライン
から副走査方向の原稿サイズを認識する。このようにプ
リスキャンで原稿サイズの認識を行うので、現像に関係
なく誤検知の少ない輝度信号を選択し使用することがで
きる。
り主走査方向の全ラインにおける変化点の最小値と最大
値から主走査方向の原稿サイズを認識し、最初に変化点
が検出されたラインと最後に変化点が検出されたライン
から副走査方向の原稿サイズを認識する。このようにプ
リスキャンで原稿サイズの認識を行うので、現像に関係
なく誤検知の少ない輝度信号を選択し使用することがで
きる。
また、原稿検知部6では、画像記録スキャンにおいて各
色の読み取り信号を閾値と比較して原稿位置を検出する
とともに、オフセット量を設定し、該オフセット量だけ
原稿位置を内側にしてその外側の入力画像信号を消去す
るように枠消し処理部5を制御する。消去は入力画像信
号を白色に変換することによって行う。このように各色
の読み取り信号を閾値と比較処理することによって、黒
色のプラテンカバーの枠を各現像色において確実に消去
して画像記録部10に原稿の画像信号を送ることができ
る。また、オフセット量を設定するので、枠を完全に消
去することができる。
色の読み取り信号を閾値と比較して原稿位置を検出する
とともに、オフセット量を設定し、該オフセット量だけ
原稿位置を内側にしてその外側の入力画像信号を消去す
るように枠消し処理部5を制御する。消去は入力画像信
号を白色に変換することによって行う。このように各色
の読み取り信号を閾値と比較処理することによって、黒
色のプラテンカバーの枠を各現像色において確実に消去
して画像記録部10に原稿の画像信号を送ることができ
る。また、オフセット量を設定するので、枠を完全に消
去することができる。
以下、実施例につき本発明を詳細に説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。なお、以
下の説明において、(I)〜(II)は、本発明が適用さ
れる複写機の全体構成の概要を説明する項であって、そ
の構成の中で本発明の実施例を説明する項が(III)で
ある。
下の説明において、(I)〜(II)は、本発明が適用さ
れる複写機の全体構成の概要を説明する項であって、そ
の構成の中で本発明の実施例を説明する項が(III)で
ある。
(I)装置の概要 (I−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (II)具体的な各部の構成 (II−1)システム (II−2)イメージ入力ターミナル(IIT) (II−3)イメージ出力ターミナル(IOT) (II−4)ユーザインタフェース(U/I) (II−5)フィルム画像読取装置 (III)イメージ処理システム(IPS) (III−1)IPSのモジュール構成 (III−2)IPSのハードウエア構成 (III−3)原稿サイズ検出と枠消し (III−4)原稿サイズ検出と枠消し回路 (III−5)LSIの構成 (III−6)画像データ制御の設定制御 (I)装置の概要 (I−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/
I)36から構成され、オプションとして、エディット
パッド61、オードドキュメントフィーダ(ADF)6
2、ソーダ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)
64を備える。
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/
I)36から構成され、オプションとして、エディット
パッド61、オードドキュメントフィーダ(ADF)6
2、ソーダ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)
64を備える。
前記IIT、IOT、U/I等の制御を行うためには電
気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウェ
アは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理するI
PS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基板
に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板、
およびIOT、ADF、ソータ等を制御するためのMC
B基板(マシンコントロールボード)等と共に電気制御
系収納部33に収納されている。
気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウェ
アは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理するI
PS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基板
に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板、
およびIOT、ADF、ソータ等を制御するためのMC
B基板(マシンコントロールボード)等と共に電気制御
系収納部33に収納されている。
IIT32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセン
サ、カラーフィルタを用いて、カラー原稿の光の原色B
(青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像
信号に変換してIPSへ出力する。
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセン
サ、カラーフィルタを用いて、カラー原稿の光の原色B
(青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像
信号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記IIT32のB、G、R信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精
細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施
してプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2
値化トナー信号に変換し、IOT34に出力する。
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼン
タ)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精
細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施
してプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2
値化トナー信号に変換し、IOT34に出力する。
IOT34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベル
ト41は、駆動プーリ41aによって駆動され、その周
囲にクリーナ41b、帯電器41c、Y、M、C、Kの
各現像器41dおよび転写器41eが配置されている。
そして、この転写器41eに対向して転写装置42が設
けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路35aを
経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色フルカラ
ーコピーの場合には、転写装置42を4回転させ、用紙
にY、M、C、Kの順序で転写させる。転写された用紙
は、転写装置42から真空搬送装置43を経て定着器4
5で定着され、排出される。また、用紙搬送路35aに
は、SSI(シングルシートインサータ)35bからも
用紙が選択的に供給されるようになっている。
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベル
ト41は、駆動プーリ41aによって駆動され、その周
囲にクリーナ41b、帯電器41c、Y、M、C、Kの
各現像器41dおよび転写器41eが配置されている。
そして、この転写器41eに対向して転写装置42が設
けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路35aを
経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色フルカラ
ーコピーの場合には、転写装置42を4回転させ、用紙
にY、M、C、Kの順序で転写させる。転写された用紙
は、転写装置42から真空搬送装置43を経て定着器4
5で定着され、排出される。また、用紙搬送路35aに
は、SSI(シングルシートインサータ)35bからも
用紙が選択的に供給されるようになっている。
U/136は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーディスプレイ51
と、その横にハードコントロールパネル52を備え、さ
らに赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフ
トボタンで直接指示できるようにしている。
条件を指示するものであり、カラーディスプレイ51
と、その横にハードコントロールパネル52を備え、さ
らに赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフ
トボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明す
る。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置であ
るエディットパッド61を載置し、入力ペンまたはメモ
リカードにより、各種画像編集を可能にする。また、既
存のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
る。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置であ
るエディットパッド61を載置し、入力ペンまたはメモ
リカードにより、各種画像編集を可能にする。また、既
存のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P64からフィルム画像を投射させ、IIT32のイ
メージングユニット37で画像信号として読取ることに
より、カラーフィルムから直接カラーコピーをとること
を可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム、
ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォーカ
ス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P64からフィルム画像を投射させ、IIT32のイ
メージングユニット37で画像信号として読取ることに
より、カラーフィルムから直接カラーコピーをとること
を可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム、
ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォーカ
ス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(I−2)システムの機能・特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のディスプレイで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のディスプレイで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、ハードコントロールパネルの操
作により、オペレーションフローで規定できないスター
ト、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラプ
ト、インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種
機能を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することに
より選択できるようにしている。また機能選択領域であ
るパスウエイに対応したパスウエイタブをタッチするこ
とによりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ
編集等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピ
ー感覚で使える簡単な操作でフルカラー、白黒兼用のコ
ピーを行うことができる。
作により、オペレーションフローで規定できないスター
ト、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラプ
ト、インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種
機能を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することに
より選択できるようにしている。また機能選択領域であ
るパスウエイに対応したパスウエイタブをタッチするこ
とによりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ
編集等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピ
ー感覚で使える簡単な操作でフルカラー、白黒兼用のコ
ピーを行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としてお
り、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
り、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクターモード以外のジョブがプログラム可能
である。
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクターモード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジショ
ン、フィルムプロジェクター、ページプログラミング、
マージンの機能を設けている。
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジショ
ン、フィルムプロジェクター、ページプログラミング、
マージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、Uncollatedが選択されていると、最大調
整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値内に合わせ込
む。
いている場合、Uncollatedが選択されていると、最大調
整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値内に合わせ込
む。
エッジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステップのマニュアルシャープネス調整、写真
(Photo)、文字(Character)、網点印刷(Print)、
写真と文字の混合(Photo/Character)からなる写真シ
ャープネス調整機能を設けている。そしてデフォルトと
ツールパスウエイで任意に設定できる。
して7ステップのマニュアルシャープネス調整、写真
(Photo)、文字(Character)、網点印刷(Print)、
写真と文字の混合(Photo/Character)からなる写真シ
ャープネス調整機能を設けている。そしてデフォルトと
ツールパスウエイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステップでコ
ントロールでき、デフォルトはツールパスウエイで任意
に設定できる。
ントロールでき、デフォルトはツールパスウエイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクターは、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35mmネガ・ポジのプロジェ
クション、35mmネガプラテン置き、6cm×6cmスライ
ドプラテン置き、4in×4inスライドプラテン置きを選
択できる。フィルムプロジェクタでは、特に用紙を選択
しなければA4用紙が自動的に選択され、またフィルム
プロジェクタポップアップ内には、カラーバランス機能
があり、カラーバランスを“赤味”にすると赤っぽく、
“青味”にすると青っぽく補正され、また独自の自動濃
度コントロール、マニュアル濃度コントロールを行って
いる。
とることができるもので、35mmネガ・ポジのプロジェ
クション、35mmネガプラテン置き、6cm×6cmスライ
ドプラテン置き、4in×4inスライドプラテン置きを選
択できる。フィルムプロジェクタでは、特に用紙を選択
しなければA4用紙が自動的に選択され、またフィルム
プロジェクタポップアップ内には、カラーバランス機能
があり、カラーバランスを“赤味”にすると赤っぽく、
“青味”にすると青っぽく補正され、また独自の自動濃
度コントロール、マニュアル濃度コントロールを行って
いる。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、0〜30mmの範囲で1mm刻みでマージンを
設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能である。
設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ッシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。な
お、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーま
たはエディットパッドにより領域を指定するかにより行
う。以下の各編集機能における領域指定でも同様であ
る。そして指定した領域はCRT上のビットマップエリ
アに相似形で表示する。
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ッシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。な
お、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーま
たはエディットパッドにより領域を指定するかにより行
う。以下の各編集機能における領域指定でも同様であ
る。そして指定した領域はCRT上のビットマップエリ
アに相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメッシュでは、マーク領域内に指定の色網パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメッシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメッシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。そして、黒/モノカラーモード時
は、指定領域以外は黒またはモノカラーコピーとし、領
域内は黒イメージをCRT上のパレット色に色変換し、
また赤黒モード時は指定領域外は赤黒コピー、領域内は
赤色に変換する。そして、マーカー編集の場合と同様の
トリム、マスク、カラーメッシュ、ブラックtoカラー
の外に、ロゴタイプ、ライン、ペイント1、コレクショ
ン、ファンクションクリアの機能を設けている。
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。そして、黒/モノカラーモード時
は、指定領域以外は黒またはモノカラーコピーとし、領
域内は黒イメージをCRT上のパレット色に色変換し、
また赤黒モード時は指定領域外は赤黒コピー、領域内は
赤色に変換する。そして、マーカー編集の場合と同様の
トリム、マスク、カラーメッシュ、ブラックtoカラー
の外に、ロゴタイプ、ライン、ペイント1、コレクショ
ン、ファンクションクリアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。網は4パターンからエ
リア毎に選択でき、指定できるループ数は無制限、使用
できる色網パターンは7パターンまでである。
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。網は4パターンからエ
リア毎に選択でき、指定できるループ数は無制限、使用
できる色網パターンは7パターンまでである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチエン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1mm刻みで行
うことができるエリア/ポイントコレクション、指定の
エリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモードを
有しており、指定した領域の確認、修正、変更、消去等
を行うことができる。
確認及び修正することができるエリア/ポイントチエン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1mm刻みで行
うことができるエリア/ポイントコレクション、指定の
エリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモードを
有しており、指定した領域の確認、修正、変更、消去等
を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメッシュ、カ
ラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ペイ
ント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピーコ
ントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、トリ
ム、マスク、ミラーイメージ、マージン、ライン、シフ
ト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション、
ファンクションクリア、Add Function機能を設けてお
り、この機能では原稿はカラー原稿として扱われ、1原
稿に対して複数のファンクションが設定でき、1エリア
に対してファンクションの併用ができ、また指定するエ
リアは2点指示による矩形と1点指示によるポイントで
ある。
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメッシュ、カ
ラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ペイ
ント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピーコ
ントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、トリ
ム、マスク、ミラーイメージ、マージン、ライン、シフ
ト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション、
ファンクションクリア、Add Function機能を設けてお
り、この機能では原稿はカラー原稿として扱われ、1原
稿に対して複数のファンクションが設定でき、1エリア
に対してファンクションの併用ができ、また指定するエ
リアは2点指示による矩形と1点指示によるポイントで
ある。
イメージコンポジションは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジション
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジション
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、プラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、プラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウエイでは、オーディトロン、マシンセット
アップ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタースキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ビリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマッティングを設けている。このパスウ
エイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールパスウエイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマーエンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
ーエンジニアだけである。
アップ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタースキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ビリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマッティングを設けている。このパスウ
エイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールパスウエイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマーエンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
ーエンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステップ、
コピーシャープネス7ステップ、コピーコントラスト7
ステップをプリセットする。
コピーシャープネス7ステップ、コピーコントラスト7
ステップをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクターモード時のスキャンエリアの調
整を行う。
フィルムプロジェクターモード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビシネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
カー編集、ビシネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
レーションコピー質、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR、パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
を低減化し、UMR、パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段B5〜B4、下段B5〜A3、SSIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM、B4で4.8CPM、A3で2.4CP
M、白黒、A4で19.2CPM、B4で19.2CP
M、A3で9.6CPM、ウォームアップ時間8分以
内、FCOTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7
秒以下を達成し、また、連続コピースピードは、フルカ
ラー7.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生
産性を図っている。
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段B5〜B4、下段B5〜A3、SSIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM、B4で4.8CPM、A3で2.4CP
M、白黒、A4で19.2CPM、B4で19.2CP
M、A3で9.6CPM、ウォームアップ時間8分以
内、FCOTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7
秒以下を達成し、また、連続コピースピードは、フルカ
ラー7.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生
産性を図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイフアイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調
整、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソ
フトパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザ
ーが自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種
編集機能等はソフトパネルのパスウエイ領域のパスウエ
イタブをタッチ操作するだけで、パスウエイをオープン
して各種編集機能を選択することができる。さらにメモ
リカードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶し
ておくことにより所定の操作の自動化を可能にしてい
る。
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイフアイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調
整、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソ
フトパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザ
ーが自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種
編集機能等はソフトパネルのパスウエイ領域のパスウエ
イタブをタッチ操作するだけで、パスウエイをオープン
して各種編集機能を選択することができる。さらにメモ
リカードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶し
ておくことにより所定の操作の自動化を可能にしてい
る。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウエイ領域のパスウエイタブをタッ
チ操作することにより、パスウエイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
ー、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ
ー、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に
対応できるようにしている。また、編集機能において指
定した領域はビッオマップエリアより表示され、指定し
た領域を確認できる。このように、豊富な編集機能とカ
ラークリエーションにより文章表現力を大幅にアップす
ることができる。
チ操作することにより、パスウエイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
ー、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ
ー、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に
対応できるようにしている。また、編集機能において指
定した領域はビッオマップエリアより表示され、指定し
た領域を確認できる。このように、豊富な編集機能とカ
ラークリエーションにより文章表現力を大幅にアップす
ることができる。
(ヘ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1.5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
している。そのため、各動作モードにおける1.5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(I−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャー、ソフトウェアアーキテク
チャーおよびステート分割について説明する。
ードウェアアーキテクチャー、ソフトウェアアーキテク
チャーおよびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャーおよびソフトウェ
アアーキテクチャー 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用する
と、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー
表示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画
面遷移を工夫してよりフレンドリーなUIを構築しよう
とするとデータ量が増える。
アアーキテクチャー 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用する
と、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー
表示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画
面遷移を工夫してよりフレンドリーなUIを構築しよう
とするとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題があ
る。
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題があ
る。
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたものである。
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたものである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
UI系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。UI系はUIリモート70を含み、SYS系に
おいては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72、原
稿読み取りを行うIITリモート73、種々の画像処理
を行うIPSリモート74を分散している。IITリモ
ート73はイメージングユニットを制御するためのII
Tコントローラ73aと、読み取った画像信号をデジタ
ル化してIPSリモート74に送るVIDEO回路73
bを有し、IPSリモート74と共にVCPU74aに
より制御される。前記及び後述する各リモートを統括し
て管理するものとしてSYS(System)リモート71が
設けられている。
UI系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。UI系はUIリモート70を含み、SYS系に
おいては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72、原
稿読み取りを行うIITリモート73、種々の画像処理
を行うIPSリモート74を分散している。IITリモ
ート73はイメージングユニットを制御するためのII
Tコントローラ73aと、読み取った画像信号をデジタ
ル化してIPSリモート74に送るVIDEO回路73
bを有し、IPSリモート74と共にVCPU74aに
より制御される。前記及び後述する各リモートを統括し
て管理するものとしてSYS(System)リモート71が
設けられている。
SYSリモート71はUIの画面遷移をコントロールす
るためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必要
とするので、16ビットマイクロコンピュータを搭載し
た8086を使用している。なお、8086の他に例えば68000
等を使用することもできるものである。
るためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必要
とするので、16ビットマイクロコンピュータを搭載し
た8086を使用している。なお、8086の他に例えば68000
等を使用することもできるものである。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受け取り、IOTに送出するためのラスター出
力スキャン(Raster Output Scan:ROS)インターフ
ェースであるVCB(Video Control Board)リモート
76、転写装置(タートル)のサーボのためのRCBリ
モート77、更にはIOT、ADF、ソータ、アクセサ
リーのためのI/OポートとしてのIOBリモート7
8、およびアクセサリーリモート79を分散させ、それ
らを統括して管理するためにMCB(Master Control B
oard)リモート75が設けられている。
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受け取り、IOTに送出するためのラスター出
力スキャン(Raster Output Scan:ROS)インターフ
ェースであるVCB(Video Control Board)リモート
76、転写装置(タートル)のサーボのためのRCBリ
モート77、更にはIOT、ADF、ソータ、アクセサ
リーのためのI/OポートとしてのIOBリモート7
8、およびアクセサリーリモート79を分散させ、それ
らを統括して管理するためにMCB(Master Control B
oard)リモート75が設けられている。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187.5kbpsのL
NET高速通信網、太い破線は9600bpsのマスター/
スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し、細い実線
はコントロール信号の伝送路であるホットラインを示
す。また、図中76.8kbpsとあるのは、エディットパッド
に描かれた図形情報、メモリカードから入力されたコピ
ーモード情報、編集領域の図形情報をUIリモート70
からIPSリモート74に通知するための専用回線であ
る。更に、図中CCC(Communication Control Chip)
とあるのは、高速通信回線LNETのプロトコルをサポ
ートするICである。
れている。また、図中の太い実線は187.5kbpsのL
NET高速通信網、太い破線は9600bpsのマスター/
スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し、細い実線
はコントロール信号の伝送路であるホットラインを示
す。また、図中76.8kbpsとあるのは、エディットパッド
に描かれた図形情報、メモリカードから入力されたコピ
ーモード情報、編集領域の図形情報をUIリモート70
からIPSリモート74に通知するための専用回線であ
る。更に、図中CCC(Communication Control Chip)
とあるのは、高速通信回線LNETのプロトコルをサポ
ートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャーは、UI
系、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これら
の処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャー
を参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢
印は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600bpsのマスター/スレーブ方式シリアル通信
網を介して行われるデータの授受またはホットラインを
介して行われる制御信号の伝送関係を示している。
系、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これら
の処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャー
を参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢
印は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600bpsのマスター/スレーブ方式シリアル通信
網を介して行われるデータの授受またはホットラインを
介して行われる制御信号の伝送関係を示している。
UIリモート70は、LLUI(Low Level UI)モジュ
ール80と、エディットパッドおよびメモリカードにつ
いての処理を行うモジュール(図示せず)から構成され
ている。LLUIモジュール80は通常CRTコントロ
ーラとして知られているものと同様であって、カラーC
RTに画面を表示するためのソフトウェアモジュールで
あり、その時々でどのような絵の画面を表示するかは、
SYSUIモジュール81またはMCBUIモジュール
86により制御される。これによりUIリモートを他の
機種または装置と共通化することができることは明かで
ある。なぜなら、どのような画面構成とするか、画面遷
移をどうするかは機種によって異なるが、CRTコント
ローラはCRTと一体で使用されるものであるからであ
る。
ール80と、エディットパッドおよびメモリカードにつ
いての処理を行うモジュール(図示せず)から構成され
ている。LLUIモジュール80は通常CRTコントロ
ーラとして知られているものと同様であって、カラーC
RTに画面を表示するためのソフトウェアモジュールで
あり、その時々でどのような絵の画面を表示するかは、
SYSUIモジュール81またはMCBUIモジュール
86により制御される。これによりUIリモートを他の
機種または装置と共通化することができることは明かで
ある。なぜなら、どのような画面構成とするか、画面遷
移をどうするかは機種によって異なるが、CRTコント
ローラはCRTと一体で使用されるものであるからであ
る。
SYSリモート71は、SYSUIモジュール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS.DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
SYSTEMモジュール82、およびSYS.DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
SYSUIモジュール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F(Feature Function)選択のソフトウェ
ア、コピー実行条件に矛盾が無いかどうか等最終的にジ
ョブをチェックするジョブ確認のソフトウェア、およ
び、他のモジュールとの間でF/F選択、ジョブリカバ
リー、マシンステート等の種々の情報の授受を行うため
の通信を制御するソフトウェアを含むモジュールであ
る。
るソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F(Feature Function)選択のソフトウェ
ア、コピー実行条件に矛盾が無いかどうか等最終的にジ
ョブをチェックするジョブ確認のソフトウェア、およ
び、他のモジュールとの間でF/F選択、ジョブリカバ
リー、マシンステート等の種々の情報の授受を行うため
の通信を制御するソフトウェアを含むモジュールであ
る。
SYS.DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マーシミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマーシミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS.DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マーシミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマーシミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS.DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、IPSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、IPSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティッ
ク、オーディトロン(Auditron)およびジャム等のフォ
ールトの場合に画面遷移をコントロールするソフトウェ
アであるMCBUIモジュール86、感材ベルトの制
御、現像機の制御、フューザの制御等コピーを行う際に
必要な処理を行うIOTモジュール90、ADFを制御
するためのADFモジュール91、ソータを制御するた
めのSORTERモジュール92の各ソフトウェアモジ
ュールとそれらを管理するコピーイングエグゼクティブ
モジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼ
クティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターに
アクセスして料金処理を行うオーディトロンモジュール
89を格納している。
ク、オーディトロン(Auditron)およびジャム等のフォ
ールトの場合に画面遷移をコントロールするソフトウェ
アであるMCBUIモジュール86、感材ベルトの制
御、現像機の制御、フューザの制御等コピーを行う際に
必要な処理を行うIOTモジュール90、ADFを制御
するためのADFモジュール91、ソータを制御するた
めのSORTERモジュール92の各ソフトウェアモジ
ュールとそれらを管理するコピーイングエグゼクティブ
モジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼ
クティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターに
アクセスして料金処理を行うオーディトロンモジュール
89を格納している。
また、RCBリモート77には転写装置の動作を制御す
るタートルサーボモジュール93が格納されており、当
該タートルサーボモジュール93はゼログラフィーサイ
クルの転写工程を司るために、IOTモジュール90の
管理の下に置かれている。なお、図中、コピーイングエ
グゼクティブモジュール87とダイアグエグゼクティブ
モジュール88が重複しているのは、SYSTEMモジ
ュール82とSYS.DIAGモジュール83が重複し
ている理由と同様である。
るタートルサーボモジュール93が格納されており、当
該タートルサーボモジュール93はゼログラフィーサイ
クルの転写工程を司るために、IOTモジュール90の
管理の下に置かれている。なお、図中、コピーイングエ
グゼクティブモジュール87とダイアグエグゼクティブ
モジュール88が重複しているのは、SYSTEMモジ
ュール82とSYS.DIAGモジュール83が重複し
ている理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができ
る。
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができ
る。
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY,M,Cの3色について
行えば3色カラーのコピーが、Y,M,C,Kの4色に
ついて行えば4色フルカラーのコピーが1枚出来上がる
ことになる。これがコピーレイヤであり、具体的には、
用紙に各色のトナーを転写した後、フューザで定着させ
て複写機本体から排紙する処理を行うレイヤである。こ
こまでの処理の管理はMCB系のコピーイングエグゼク
ティブモジュール87が行う。
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY,M,Cの3色について
行えば3色カラーのコピーが、Y,M,C,Kの4色に
ついて行えば4色フルカラーのコピーが1枚出来上がる
ことになる。これがコピーレイヤであり、具体的には、
用紙に各色のトナーを転写した後、フューザで定着させ
て複写機本体から排紙する処理を行うレイヤである。こ
こまでの処理の管理はMCB系のコピーイングエグゼク
ティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえ
ば、IOTの制御の基準タイミングであるPR(PITCH
RESET)信号はMCBより感材ベルトの回転を2または
3分割して連続的に発生される。つまり、感材ベルト
は、その有効利用とコピースピード向上のために、例え
ばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピッチ、A4サ
イズの場合には3ピッチというように、使用されるコピ
ー用紙のサイズに応じてピッチ分割されるようになされ
ているので、各ピッチ毎に発生されるPR信号の周期
は、例えば2ピッチの場合には3secと長くなり、3ピ
ッチの場合には2secと短くなる。
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえ
ば、IOTの制御の基準タイミングであるPR(PITCH
RESET)信号はMCBより感材ベルトの回転を2または
3分割して連続的に発生される。つまり、感材ベルト
は、その有効利用とコピースピード向上のために、例え
ばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピッチ、A4サ
イズの場合には3ピッチというように、使用されるコピ
ー用紙のサイズに応じてピッチ分割されるようになされ
ているので、各ピッチ毎に発生されるPR信号の周期
は、例えば2ピッチの場合には3secと長くなり、3ピ
ッチの場合には2secと短くなる。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うVCBリモート等のIOT内の必要な箇
所にホットラインを介して分配される。
関係を取り扱うVCBリモート等のIOT内の必要な箇
所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にIPSリモー
トに対して出力する。この信号がPR−TRUE信号で
ある。なお、ホットラインを介してMCBから受信した
PR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成するため
の情報は、LNETによりMCBから通知される。
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にIPSリモー
トに対して出力する。この信号がPR−TRUE信号で
ある。なお、ホットラインを介してMCBから受信した
PR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成するため
の情報は、LNETによりMCBから通知される。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ピッチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ューザの入口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパーバーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトには1ピッチ分のスキ
ップが必要となるのである。
ことができない期間には、感材ベルトには1ピッチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ューザの入口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパーバーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトには1ピッチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシークンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
プシークンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
VCBリモートから出力されたPR−TRUE信号は、
IPSリモートで受信されると共に、そのままIITリ
モートにも伝送されて、IITのスキャンスタートのた
めのトリガー信号として使用される。
IPSリモートで受信されると共に、そのままIITリ
モートにも伝送されて、IITのスキャンスタートのた
めのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、VCBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接ROSへ
VIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与えら
れる。
4をIOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときIPSリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、VCBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接ROSへ
VIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与えら
れる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピー動作は終了となる。
コピーが出来上がり、1コピー動作は終了となる。
次に、第5図(b)〜(e)により、IITで読取られ
た画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで用
紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミング
について説明する。
た画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで用
紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミング
について説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモート7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、IOT78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。IOT78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピッチ、A3では
2ピッチのPR信号を出力する。IOT78bのサイク
ルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR信
号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが必
要なピッチのみに対応してIITコントローラ73aに
出力される。
1からスタートジョブのコマンドが入ると、IOT78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。IOT78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピッチ、A3では
2ピッチのPR信号を出力する。IOT78bのサイク
ルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR信
号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが必
要なピッチのみに対応してIITコントローラ73aに
出力される。
また、IOT78bは、ROS(ラスターアウトプット
スキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるIOT−
LS(ラインシンク)信号を、VCPU74a内のTG
(タイミングジェネレータ)に送り、ここでIOT−L
Sに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見掛け上
の位相を進めたIPS−LSをIITコントローラ73
aに送る。
スキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるIOT−
LS(ラインシンク)信号を、VCPU74a内のTG
(タイミングジェネレータ)に送り、ここでIOT−L
Sに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見掛け上
の位相を進めたIPS−LSをIITコントローラ73
aに送る。
IITコントローラ73aは、PR−TRUE信号が入
ると、カウンタをイネーブルしてIOT−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ213の
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをIOT78b
に送る。
ると、カウンタをイネーブルしてIOT−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ213の
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをIOT78b
に送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10mm)を一度検出して、その検出位置を元
に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位置
(ホームポジション)も計算で求めることができる。ま
た、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なるた
め、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置とホ
ームポジションの計算時に補正を行うことにより、正確
な原稿読取開始位置を設定することができる。この補正
値は工場またはサービスマン等により変更することがで
き、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき、
機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位置
を真のレジ位置よりスキャン側に約10mmずらしている
のは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソフトを
簡単にするためである。
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10mm)を一度検出して、その検出位置を元
に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位置
(ホームポジション)も計算で求めることができる。ま
た、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なるた
め、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置とホ
ームポジションの計算時に補正を行うことにより、正確
な原稿読取開始位置を設定することができる。この補正
値は工場またはサービスマン等により変更することがで
き、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき、
機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位置
を真のレジ位置よりスキャン側に約10mmずらしている
のは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソフトを
簡単にするためである。
また、IITコントローラ73aは、LE@REGと同
期してIMAGE−AREA信号を出力する。このIM
AGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しいも
のであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82よ
りIITモジュール84へ伝達されるスタートコマンド
によって定義される。具体的には、原稿サイズを検知し
てコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さであ
り、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン長
はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除数
で設定される。IMAGE−AREA信号は、VCPU
74aを経由しそこでIIT−PS(ページシンク)と
名前を変えてIPS74に送られる。IIT−PSはイ
メージ処理を行う時間を示す信号である。
期してIMAGE−AREA信号を出力する。このIM
AGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しいも
のであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82よ
りIITモジュール84へ伝達されるスタートコマンド
によって定義される。具体的には、原稿サイズを検知し
てコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さであ
り、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン長
はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除数
で設定される。IMAGE−AREA信号は、VCPU
74aを経由しそこでIIT−PS(ページシンク)と
名前を変えてIPS74に送られる。IIT−PSはイ
メージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力されると、IOT−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIPS74に送られる。IPS74において
は、IOT−LSと同期して1ライン分のビデオデータ
をIOT78bに送る。このときIOT−BYTE−C
LKの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビデ
オデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロック
を同様に遅らせることにより、同期を確実にとるように
している。
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIPS74に送られる。IPS74において
は、IOT−LSと同期して1ライン分のビデオデータ
をIOT78bに送る。このときIOT−BYTE−C
LKの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビデ
オデータと並列してIOTへ送り返しデータとクロック
を同様に遅らせることにより、同期を確実にとるように
している。
IOT78bにLE@REGが入力されると、同様にI
OT−LS信号に同期してビデオデータROSに送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。IOT78b
は、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にして
IOT−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装
置のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙
の先端がくるように制御される。ところで、第5図
(d)に示すように、感材ベルトの回転により出力され
るPR−TRUE信号とROSの回転により出力される
IOT−LS信号とはもともと同期していない。このた
め、PR−TRUE信号が入り次のIOT−LSからカ
ウントを開始し、カウントmでイメージングユニット3
7を動かし、カウントnでLE@REGを出力すると
き、LE@REGはPR−TRUEに対してT1時間だ
け遅れることになる。この遅れは最大1ラインシンク分
で、4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積し
てしまい出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
OT−LS信号に同期してビデオデータROSに送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。IOT78b
は、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にして
IOT−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装
置のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙
の先端がくるように制御される。ところで、第5図
(d)に示すように、感材ベルトの回転により出力され
るPR−TRUE信号とROSの回転により出力される
IOT−LS信号とはもともと同期していない。このた
め、PR−TRUE信号が入り次のIOT−LSからカ
ウントを開始し、カウントmでイメージングユニット3
7を動かし、カウントnでLE@REGを出力すると
き、LE@REGはPR−TRUEに対してT1時間だ
け遅れることになる。この遅れは最大1ラインシンク分
で、4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積し
てしまい出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(c)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2、3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2、
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すよう
に、LE@REGが入ると、IOT−CLKの直前のパ
ルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする。
感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、IO
T−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントす
ると、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上記
時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確な
転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミン
グ)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@
REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよう
転写装置のサーボモータを制御している。
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2、3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2、
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すよう
に、LE@REGが入ると、IOT−CLKの直前のパ
ルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする。
感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、IO
T−CLKが転写位置までのカウント数pをカウントす
ると、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上記
時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確な
転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミン
グ)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE@
REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよう
転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PER ORIGINAL)レイヤで行われる処理である。更
にその上には、ジョブのパラメータを変える処理を行う
ジョブプログラミングレイヤがある。具体的には、AD
Fを使用するか否か、原稿の一部の色を変える、偏倍機
能を使用するか否か、ということである。これらパーオ
リジナル処理とジョブプログラミング処理はSYS系の
SYSモジュール82が管理する。そのためにSYST
EMモジュール82は、LLUIモジュール80から送
られてきたジョブ内容をチェック、確定し、必要なデー
タを作成して、9600bpsシリアル通信網によりIIT
モジュール84、IPSモジュール85に通知し、また
LNETによりMCB系にジョブ内容を通知する。
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PER ORIGINAL)レイヤで行われる処理である。更
にその上には、ジョブのパラメータを変える処理を行う
ジョブプログラミングレイヤがある。具体的には、AD
Fを使用するか否か、原稿の一部の色を変える、偏倍機
能を使用するか否か、ということである。これらパーオ
リジナル処理とジョブプログラミング処理はSYS系の
SYSモジュール82が管理する。そのためにSYST
EMモジュール82は、LLUIモジュール80から送
られてきたジョブ内容をチェック、確定し、必要なデー
タを作成して、9600bpsシリアル通信網によりIIT
モジュール84、IPSモジュール85に通知し、また
LNETによりMCB系にジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUI系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフソウェア等の開発技術を均一化でき
る、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変
更等があった場合にも関係するモジュールだけを変更す
ることで容易に対応することができる、等の効果が得ら
れ、以て開発効率を向上させることができるものであ
る。
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUI系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフソウェア等の開発技術を均一化でき
る、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変
更等があった場合にも関係するモジュールだけを変更す
ることで容易に対応することができる、等の効果が得ら
れ、以て開発効率を向上させることができるものであ
る。
(B)ステート分割 以上、UI系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。これをステート分割といい、本複写機に
おいては第6図に示すようなステート分割がなされてい
る。
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。これをステート分割といい、本複写機に
おいては第6図に示すようなステート分割がなされてい
る。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでUIを使用するUIマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあことである。つまり、
上述したようにCPUを分散させたことによって、UI
リモート70のLLUIモジュール80はSYSUIモ
ジュール81ばかりでなくMCBUIモジュール86に
よっても制御されるものであり、また、ピッチおよびコ
ピー処理はMCB系のコピーイングエグゼクティブモジ
ュール87で管理されるのに対して、パーオリジナル処
理およびジョブプログラミング処理はSYSモジュール
82で管理されるというように処理が分担されているか
ら、これに対応して各ステートにおいてSYSモジュー
ル82、コピーイングエグゼクティブモジュール87の
どちらが全体のコントロール権を有するか、また、UI
マスター権を有するかが異なるのである。第6図におい
ては縦線で示されるステートはUIマスター権をMCB
系のコピーイングエグゼクティブモジュール87が有す
ることを示し、黒く塗りつぶされたステートはUIマス
ター権をSYSモジュール82が有することを示してい
る。
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでUIを使用するUIマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあことである。つまり、
上述したようにCPUを分散させたことによって、UI
リモート70のLLUIモジュール80はSYSUIモ
ジュール81ばかりでなくMCBUIモジュール86に
よっても制御されるものであり、また、ピッチおよびコ
ピー処理はMCB系のコピーイングエグゼクティブモジ
ュール87で管理されるのに対して、パーオリジナル処
理およびジョブプログラミング処理はSYSモジュール
82で管理されるというように処理が分担されているか
ら、これに対応して各ステートにおいてSYSモジュー
ル82、コピーイングエグゼクティブモジュール87の
どちらが全体のコントロール権を有するか、また、UI
マスター権を有するかが異なるのである。第6図におい
ては縦線で示されるステートはUIマスター権をMCB
系のコピーイングエグゼクティブモジュール87が有す
ることを示し、黒く塗りつぶされたステートはUIマス
ター権をSYSモジュール82が有することを示してい
る。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるIPSリセット信号およびI
ITリセット信号がH(HIGH)となり、IPSリモート
74、IITリモート73はリセットが解除されて動作
を開始する。また、電源電圧が正常になったことを検知
するとパワーノーマル信号が立ち上がり、MCBリモー
ト75が動作を開始し、コントロール権およびUIマス
ター権を確立すると共に、高速通信網LNETのテスト
を行う。また、パワーノーマル信号はホットラインを通
じてMCBリモート75からSYSリモート71に送ら
れる。
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるIPSリセット信号およびI
ITリセット信号がH(HIGH)となり、IPSリモート
74、IITリモート73はリセットが解除されて動作
を開始する。また、電源電圧が正常になったことを検知
するとパワーノーマル信号が立ち上がり、MCBリモー
ト75が動作を開始し、コントロール権およびUIマス
ター権を確立すると共に、高速通信網LNETのテスト
を行う。また、パワーノーマル信号はホットラインを通
じてMCBリモート75からSYSリモート71に送ら
れる。
MCBリモート75の動作開始後所定の時間T0が経過
すると、MCBリモート75からホットラインを通じせ
SYSリモート71に供給されるシステムリセット信号
がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除され
て動作が開始されるが、この際、SYSリモート71の
動作開始は、SYSリモート71の内部の信号である8
6NMI、86リセットという二つの信号により上記T
0時間の経過後更に200μsec遅延される。この200μsec
という時間は、クラッシュ、即ち電源の瞬断、ソフトウ
ェアの暴走、ソフトウェアのバグ等による一過性のトラ
ブルが生じてマシンが停止、あるいは暴走したときに、
マシンがどのステートにあるかを不揮発性メモリに格納
するために設けられているものである。
すると、MCBリモート75からホットラインを通じせ
SYSリモート71に供給されるシステムリセット信号
がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除され
て動作が開始されるが、この際、SYSリモート71の
動作開始は、SYSリモート71の内部の信号である8
6NMI、86リセットという二つの信号により上記T
0時間の経過後更に200μsec遅延される。この200μsec
という時間は、クラッシュ、即ち電源の瞬断、ソフトウ
ェアの暴走、ソフトウェアのバグ等による一過性のトラ
ブルが生じてマシンが停止、あるいは暴走したときに、
マシンがどのステートにあるかを不揮発性メモリに格納
するために設けられているものである。
SYSリモート71が動作を開始すると、約3.8sec
の間コアテスト、即ちROM、RAMのチェック、ハー
ドウェアのチェック等を行う。このとき不所望のデータ
等が入力されると暴走する可能性があるので、SYSリ
モート71は自らの監督下で、コアテストの開始と共に
IPSリセット信号およびIITリセット信号をL(Lo
w)とし、IPSリモート74およびIITリモート73
をリセットして動作を停止させる。
の間コアテスト、即ちROM、RAMのチェック、ハー
ドウェアのチェック等を行う。このとき不所望のデータ
等が入力されると暴走する可能性があるので、SYSリ
モート71は自らの監督下で、コアテストの開始と共に
IPSリセット信号およびIITリセット信号をL(Lo
w)とし、IPSリモート74およびIITリモート73
をリセットして動作を停止させる。
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、10〜
3100msecの間CCCセルフテストを行うと共に、IPS
リセット信号およびIITリセット信号をHとし、IP
Sリモート74およびIITリモート73の動作を再開
させ、それぞれコアテストを行わせる。CCCセルフテ
ストは、LNETに所定のデータを送出して自ら受信
し、受信したデータが送信されたデータと同じであるこ
とを確認することで行う。なお、CCCセルフテストを
行うについては、セルフテストの時間が重ならないよう
に各CCCに対して時間が割り当てられている。
3100msecの間CCCセルフテストを行うと共に、IPS
リセット信号およびIITリセット信号をHとし、IP
Sリモート74およびIITリモート73の動作を再開
させ、それぞれコアテストを行わせる。CCCセルフテ
ストは、LNETに所定のデータを送出して自ら受信
し、受信したデータが送信されたデータと同じであるこ
とを確認することで行う。なお、CCCセルフテストを
行うについては、セルフテストの時間が重ならないよう
に各CCCに対して時間が割り当てられている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、SYSリモート71がCCC
セルフテストを開始するときには、MCBリモート75
のLNETテストは終了している。
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、SYSリモート71がCCC
セルフテストを開始するときには、MCBリモート75
のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T1の期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、96
00bpsのシリアル通信網のテストであり、所定のシー
ケンスで所定のデータの送受信が行われる。当該通信テ
ストが終了すると、T2の期間にSYSリモート71と
MCBリモート75の間でLNETの通信テストを行
う。即ち、MCBリモート75はSYSリモート71に
対してセルフテストの結果を要求し、SYSリモート7
1は当該要求に応じてこれまで行ってきたテストの結果
をセルフテストリザルトとしてMCBリモート75に発
行する。
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T1の期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、96
00bpsのシリアル通信網のテストであり、所定のシー
ケンスで所定のデータの送受信が行われる。当該通信テ
ストが終了すると、T2の期間にSYSリモート71と
MCBリモート75の間でLNETの通信テストを行
う。即ち、MCBリモート75はSYSリモート71に
対してセルフテストの結果を要求し、SYSリモート7
1は当該要求に応じてこれまで行ってきたテストの結果
をセルフテストリザルトとしてMCBリモート75に発
行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受け取
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはUIマスター権をやり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
UIマスター権はMCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、UI
リモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはUIマスター権をやり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
UIマスター権はMCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、UI
リモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して応答されない。またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してUI
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
トの要求に対して応答されない。またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してUI
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアップするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUIマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、「INITIALIZE SUBSYSTEM」コマンドをMC
Bリモート75に発行してMCB系をもイニシャライズ
する。その結果はサブシステムステータス情報としてM
CBリモート75から送られてくる。これにより例えば
IOTではフューザを加熱したり、トレイのエレベータ
が所定の位置に配置されたりしてコピーを行う準備が整
えられる。ここまでがイニシャライズステートである。
ットアップするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUIマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、「INITIALIZE SUBSYSTEM」コマンドをMC
Bリモート75に発行してMCB系をもイニシャライズ
する。その結果はサブシステムステータス情報としてM
CBリモート75から送られてくる。これにより例えば
IOTではフューザを加熱したり、トレイのエレベータ
が所定の位置に配置されたりしてコピーを行う準備が整
えられる。ここまでがイニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUIマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUIマスター権に基づいてUI画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受け付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチェックするためにMCBリモート75は、500mse
c毎にバックグランドポールをSYSリモート71に発
行し、SYSリモート71はこれに対してセルフテスト
リザルトを200msec以内にMCBリモート75に返すと
いう処理を行う。このときセルフテストリザルトが返っ
てこない、あるいはセルフテストリザルトの内容に異常
があるときには、MCBリモート75はUIリモート7
0に対して異常が発生した旨を知らせ、その旨の表示を
行わせる。
るスタンバイに入る。この状態においてもUIマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUIマスター権に基づいてUI画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受け付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチェックするためにMCBリモート75は、500mse
c毎にバックグランドポールをSYSリモート71に発
行し、SYSリモート71はこれに対してセルフテスト
リザルトを200msec以内にMCBリモート75に返すと
いう処理を行う。このときセルフテストリザルトが返っ
てこない、あるいはセルフテストリザルトの内容に異常
があるときには、MCBリモート75はUIリモート7
0に対して異常が発生した旨を知らせ、その旨の表示を
行わせる。
スタンバイステートにおいてオーディトロンが使用され
ると、オーディトロンステートに入り、MCBリモート
75はオーディトロンコントロールを行うと共に、UI
リモート70を制御してオーディトロンのための表示を
行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定さ
れ、スタートキーが押されるとプログレスステートに入
る。プログレスステートは、セットアップ、サイクルア
ップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウ
ン、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに
細分化されるが、これらのステートを、第8図を参照し
て説明する。
ると、オーディトロンステートに入り、MCBリモート
75はオーディトロンコントロールを行うと共に、UI
リモート70を制御してオーディトロンのための表示を
行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定さ
れ、スタートキーが押されるとプログレスステートに入
る。プログレスステートは、セットアップ、サイクルア
ップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウ
ン、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに
細分化されるが、これらのステートを、第8図を参照し
て説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラー、コピー設
定枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
定枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびIPSリモート74に送り、ま
たLNETを介してジョブの内容をスタートジョブとい
うコマンドと共にMCBリモート75内のコピーイング
エグゼクティブモジュール87に発行する。このことで
マシンはセットアップに入り、各リモートでは指定され
たジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモ
ジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパ
ラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョブ
に対する応答であるACK(Acknowledge)がMCBリ
モート75から送り返されたことを確認すると、SYS
リモート71は、IITリモート73にプリスキャンを
行わせる。プリスキャンには、原稿サイズを検出するた
めのプリスキャン、原稿の指定された位置の色を検出す
るためのプリスキャン、塗り絵を行う場合の閉ループ検
出のためのプリスキャンマーカ編集の場合のマーカ読み
取りのためのプリスキャンの4種類があり、選択された
F/Fに応じて最高3回までプリスキャンを行う。この
ときUIには例えば「しばらくお待ち下さい」等の表示
が行われる。
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびIPSリモート74に送り、ま
たLNETを介してジョブの内容をスタートジョブとい
うコマンドと共にMCBリモート75内のコピーイング
エグゼクティブモジュール87に発行する。このことで
マシンはセットアップに入り、各リモートでは指定され
たジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモ
ジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパ
ラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョブ
に対する応答であるACK(Acknowledge)がMCBリ
モート75から送り返されたことを確認すると、SYS
リモート71は、IITリモート73にプリスキャンを
行わせる。プリスキャンには、原稿サイズを検出するた
めのプリスキャン、原稿の指定された位置の色を検出す
るためのプリスキャン、塗り絵を行う場合の閉ループ検
出のためのプリスキャンマーカ編集の場合のマーカ読み
取りのためのプリスキャンの4種類があり、選択された
F/Fに応じて最高3回までプリスキャンを行う。この
ときUIには例えば「しばらくお待ち下さい」等の表示
が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コピーイングエグゼクティブモジュール87に発
行され、ここからサイクルアップに入る。サイクルアッ
プは各リモートの立ち上がり時間を待ち合わせる状態で
あり、MCBリモート75はIOT、転写装置の動作を
開始し、SYSリモート71はIPSリモート74を初
期化する。このときUIは、現在プログレスステートに
あること、および選択されたジョブの内容の表示を行
う。
ドが、コピーイングエグゼクティブモジュール87に発
行され、ここからサイクルアップに入る。サイクルアッ
プは各リモートの立ち上がり時間を待ち合わせる状態で
あり、MCBリモート75はIOT、転写装置の動作を
開始し、SYSリモート71はIPSリモート74を初
期化する。このときUIは、現在プログレスステートに
あること、および選択されたジョブの内容の表示を行
う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBリモート75のIOTモジュ
ール90から1個目のPR0が出されるとIITは1回
目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、こ
れで1ピッチの処理が終了する。次に再びPR0が出さ
れると2色目の現像が行われ、2ピッチ目の処理が終了
する。この処理を4回繰り返し、4ピッチの処理が終了
するとIOTはフューザでトナーを定着し、排紙する。
これで1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3
回繰り返すと3枚のコピーができる。
開始されるが、先ずMCBリモート75のIOTモジュ
ール90から1個目のPR0が出されるとIITは1回
目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、こ
れで1ピッチの処理が終了する。次に再びPR0が出さ
れると2色目の現像が行われ、2ピッチ目の処理が終了
する。この処理を4回繰り返し、4ピッチの処理が終了
するとIOTはフューザでトナーを定着し、排紙する。
これで1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3
回繰り返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
リモート75が管理するが、その上のレイヤであるパー
オリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSYS
リモート71が行う。従って、現在何枚目のコピーを行
っているかをSYSリモート71が認識できるように、
各コピーの1個目のPR0が出されるとき、MCBリモ
ート75はSYSリモート71に対してメイドカウント
信号を発行するようになされている。また、最後のPR
0が出されるときには、MCBリモート75はSYSリ
モート71に対して「RDY FOR NXT JO
B」というコマンドを発行して次のジョブを要求する。
このときスタートジョブを発行するとジョブを続行でき
るが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョブは終
了であるから、SYSリモート71は「END JO
B」というコマンドをMCBリモート75に発行する。
MCBリモート75は「END JOB」コマンドを受
信してジョブが終了したことを確認すると、マシンはノ
ーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウン
では、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
リモート75が管理するが、その上のレイヤであるパー
オリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSYS
リモート71が行う。従って、現在何枚目のコピーを行
っているかをSYSリモート71が認識できるように、
各コピーの1個目のPR0が出されるとき、MCBリモ
ート75はSYSリモート71に対してメイドカウント
信号を発行するようになされている。また、最後のPR
0が出されるときには、MCBリモート75はSYSリ
モート71に対して「RDY FOR NXT JO
B」というコマンドを発行して次のジョブを要求する。
このときスタートジョブを発行するとジョブを続行でき
るが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョブは終
了であるから、SYSリモート71は「END JO
B」というコマンドをMCBリモート75に発行する。
MCBリモート75は「END JOB」コマンドを受
信してジョブが終了したことを確認すると、マシンはノ
ーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウン
では、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとその旨
を「DELIVERED JOB」コマンドでSYSリ
モート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウンが
完了してマシンが停止すると、その旨を「IOT ST
AND BY」コマンドでSYSリモート71に知らせ
る。これによりプログレスステートは終了し、スタンバ
イステートに戻る。
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとその旨
を「DELIVERED JOB」コマンドでSYSリ
モート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウンが
完了してマシンが停止すると、その旨を「IOT ST
AND BY」コマンドでSYSリモート71に知らせ
る。これによりプログレスステートは終了し、スタンバ
イステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有してい
る。これに対してUIマスター権はSYSリモート71
が有している。なぜなら、UIにはコピーの設定枚数、
選択された編集処理などを表示する必要があり、これら
はパーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処
理に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるから
である。
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有してい
る。これに対してUIマスター権はSYSリモート71
が有している。なぜなら、UIにはコピーの設定枚数、
選択された編集処理などを表示する必要があり、これら
はパーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処
理に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるから
である。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のリカバリーに
関してはコピーイングエグゼクティブモジュール87が
担当する。
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のリカバリーに
関してはコピーイングエグゼクティブモジュール87が
担当する。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS、F/PはSYS
リモート71が管理しているのでSYSリモート71が
検出し、IOT、ADF、ソータはMCBリモート75
が管理しているのでMCBリモート75が検出する。従
って、本複写機においては次の4種類のフォールトがあ
ることが分かる。
に行われる。つまり、IIT、IPS、F/PはSYS
リモート71が管理しているのでSYSリモート71が
検出し、IOT、ADF、ソータはMCBリモート75
が管理しているのでMCBリモート75が検出する。従
って、本複写機においては次の4種類のフォールトがあ
ることが分かる。
SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Fが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
する場合 例えば、F/Fが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PR0信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチェック
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメッセージが表示される。
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PR0信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチェック
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメッセージが表示される。
MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーでき
る。ADFについても同様である。また、トナーが少な
くなった場合、トレイがセットされていない場合、用紙
が無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォ
ールトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいは
トレイをセットする、用紙を補給することでリカバリー
されるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった
場合には他のトレイを使用することによってもリカバリ
ーできるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の
色を指定することによってもリカバリーできる。つま
り、F/Fの選択によってもリカバリーされるものであ
るから、SYSノードでリカバリーを行うようになされ
ている。
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーでき
る。ADFについても同様である。また、トナーが少な
くなった場合、トレイがセットされていない場合、用紙
が無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォ
ールトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいは
トレイをセットする、用紙を補給することでリカバリー
されるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった
場合には他のトレイを使用することによってもリカバリ
ーできるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の
色を指定することによってもリカバリーできる。つま
り、F/Fの選択によってもリカバリーされるものであ
るから、SYSノードでリカバリーを行うようになされ
ている。
MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フューザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメッセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フューザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメッセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUIマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
コントロール権およびUIマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例え
ば、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしてい
るときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムが
クリアされた後、残りの2枚をコピーしなければならな
いので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理す
る処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従っ
て、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、S
YSノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担
に応じて有している。しかし、UIマスター権はSYS
ノードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行
うについては、例えば「スタートキーを押して下さ
い」、「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリ
カバリーのためのメッセージを表示しなければならず、
これはSYSノードが管理するパーオリジナル処理また
はジョブプログラミング処理に関する事項だからであ
る。
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例え
ば、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしてい
るときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムが
クリアされた後、残りの2枚をコピーしなければならな
いので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理す
る処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従っ
て、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、S
YSノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担
に応じて有している。しかし、UIマスター権はSYS
ノードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行
うについては、例えば「スタートキーを押して下さ
い」、「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリ
カバリーのためのメッセージを表示しなければならず、
これはSYSノードが管理するパーオリジナル処理また
はジョブプログラミング処理に関する事項だからであ
る。
なお、プログレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー操作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー操作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チェック、出力チェッ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
(不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のための
ステートであり、その概念を第9図に示す。図から明ら
かなように、ダイアグとしてTECH REPモード、
カスタマーシミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
(不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のための
ステートであり、その概念を第9図に示す。図から明ら
かなように、ダイアグとしてTECH REPモード、
カスタマーシミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECH REPモードは入力チェック、出力チェック
等サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモー
ドであり、カスタマーシミュレーションモードは、通常
ユーザがコピーする場合に使用するカスタマーモードを
ダイアグで使用するモードである。
等サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモー
ドであり、カスタマーシミュレーションモードは、通常
ユーザがコピーする場合に使用するカスタマーモードを
ダイアグで使用するモードである。
いま、カスタマーモードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECH REPモ
ードに入ったとする。TECHREPモードで各種のチ
ェック、パラメータの設定、モードの設定を行っただけ
で終了し、再びカスタマーモードに戻る場合(図のBの
ルート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよ
うにパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンス
によりスタンバイステートに戻ることができるが、本複
写機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備
えているので、TECH REPモードで種々のパラメ
ータの設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザ
が要求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに
機能するかどうか等を確認する必要がある。これを行う
のがカスタマーシミュレーションモードであり、ビリン
グを行わない点、UIにはダイアグである旨の表示がな
される点でカスタマーモードと異なっている。これがカ
スタマーモードをダイアグで使用するカスタマーシミュ
レーションモードの意味である。なお、TECH RE
Pモードからカスタマーシミュレーションモードへの移
行(図のCのルート)、その逆のカスタマーシミュレー
ションモードからTECH REPモードへの移行(図
のDのルート)それぞれ所定の操作により行うことがで
きる。また、TECH REPモードはダイアグエグゼ
クティブモジュール88(第4図)が行うのでコントロ
ール権、UIマスター権は共にMCBノードが有してい
るが、カスタマーシミュレーションモードはSYS.D
IAGモジュール83(第4図)の制御の基で通常のコ
ピー動作を行うので、コントロール権、UIマスター権
は共にSYSノードが有する。
の操作により図のAのルートによりTECH REPモ
ードに入ったとする。TECHREPモードで各種のチ
ェック、パラメータの設定、モードの設定を行っただけ
で終了し、再びカスタマーモードに戻る場合(図のBの
ルート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよ
うにパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンス
によりスタンバイステートに戻ることができるが、本複
写機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備
えているので、TECH REPモードで種々のパラメ
ータの設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザ
が要求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに
機能するかどうか等を確認する必要がある。これを行う
のがカスタマーシミュレーションモードであり、ビリン
グを行わない点、UIにはダイアグである旨の表示がな
される点でカスタマーモードと異なっている。これがカ
スタマーモードをダイアグで使用するカスタマーシミュ
レーションモードの意味である。なお、TECH RE
Pモードからカスタマーシミュレーションモードへの移
行(図のCのルート)、その逆のカスタマーシミュレー
ションモードからTECH REPモードへの移行(図
のDのルート)それぞれ所定の操作により行うことがで
きる。また、TECH REPモードはダイアグエグゼ
クティブモジュール88(第4図)が行うのでコントロ
ール権、UIマスター権は共にMCBノードが有してい
るが、カスタマーシミュレーションモードはSYS.D
IAGモジュール83(第4図)の制御の基で通常のコ
ピー動作を行うので、コントロール権、UIマスター権
は共にSYSノードが有する。
(II)具体的な各部の構成 (II−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
ある。
前述したように、リモート71にはSYSUIモジュー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、SY
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT73、IPS74
との間はシリアル通信インターフェースで接続され、M
CB75、ROS76、RAIB79との間はLNET
高速通信網で接続されている。
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、SY
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT73、IPS74
との間はシリアル通信インターフェースで接続され、M
CB75、ROS76、RAIB79との間はLNET
高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、IPS、IOT等の各モ
ジュールは部品のように考え、これらをコントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
パーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理を
担当し、これに対応してイニシャライズステート、スタ
ンバイステート、セットアップステート、サイクルステ
ートを管理するコントロール権、およびこれらのステー
トでUIを使用するUIマスター権を有しているので、
それに対応するモジュールでシステムを構成している。
ジュールは部品のように考え、これらをコントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
パーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理を
担当し、これに対応してイニシャライズステート、スタ
ンバイステート、セットアップステート、サイクルステ
ートを管理するコントロール権、およびこれらのステー
トでUIを使用するUIマスター権を有しているので、
それに対応するモジュールでシステムを構成している。
システムメイン100は、SYSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101
は、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態にな
るまでのイニシャライズシーケンスをコントロールして
おり、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパ
ワーオン処理が終了すると起動される。
は、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態にな
るまでのイニシャライズシーケンスをコントロールして
おり、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパ
ワーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアップコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアップシーケンスをコ
ントロールし、具体的にはSYSUIから指示されたF
EATURE(使用者の要求を達成するためのM/Cに
対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、作
成したジョブモードに従ってセットアップシーケンスを
決定する。
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアップシーケンスをコ
ントロールし、具体的にはSYSUIから指示されたF
EATURE(使用者の要求を達成するためのM/Cに
対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、作
成したジョブモードに従ってセットアップシーケンスを
決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、F
/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分けて
いる。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/C
がスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され、
停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に対
して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体で
ある。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第1
2図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、抽出
とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体となる。
また、第12図(c)に示すようにADF原稿3枚の場合
においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原稿2、
原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそれらの
集合となる。
/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分けて
いる。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/C
がスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され、
停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に対
して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体で
ある。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第1
2図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、抽出
とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体となる。
また、第12図(c)に示すようにADF原稿3枚の場合
においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原稿2、
原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそれらの
集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをIIT、IPS、MCBに
対して配付し、セットアップシーケンス終了時MCBを
起動する。
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをIIT、IPS、MCBに
対して配付し、セットアップシーケンス終了時MCBを
起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要
求、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行
う。
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要
求、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行
う。
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のリカバ
リーを判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のリカバ
リーを判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイブルを設定してい
る。
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイブルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チェックモード、出力チェックモー
ド中のコントロールを行っている。
ードにおいて、入力チェックモード、出力チェックモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内モジュール間データフローを示す図であ
る。図のA〜Nはシリアル通信を、Zはホットライン
を、〜はモジュール間データを示している。
よびシステム内モジュール間データフローを示す図であ
る。図のA〜Nはシリアル通信を、Zはホットライン
を、〜はモジュール間データを示している。
SYSUIリモートとイニシャライズコントロール部1
01との間では、SYSUIからはCRTの制御権をS
YSTEM NODEに渡すTOKENコマンドが送ら
れ、一方イニシャライズコントロール部101からはコ
ンフィグコマンドが送られる。
01との間では、SYSUIからはCRTの制御権をS
YSTEM NODEに渡すTOKENコマンドが送ら
れ、一方イニシャライズコントロール部101からはコ
ンフィグコマンドが送られる。
SYSUIリモートとスタンバイコントロール部102
との間では、SYSUIからはモードチェンジコマン
ド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマン
ド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送ら
れ、一方スタンバイコントロール部102からはM/C
ステータスコマンド、トレインステータスコマンド、ト
ナーステータスコマンド、回収ボトルステータスコマン
ド、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送ら
れる。
との間では、SYSUIからはモードチェンジコマン
ド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマン
ド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送ら
れ、一方スタンバイコントロール部102からはM/C
ステータスコマンド、トレインステータスコマンド、ト
ナーステータスコマンド、回収ボトルステータスコマン
ド、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送ら
れる。
SYSUIリモートとセットアップコントロール部10
3との間では、セットアップコントロール部103から
はM/Cステータスコマンド(プログレス)、APMS
ステータスコマンドが送られ、一方SYSUIリモート
からはストップリクエストコマンド、インターラプトコ
マンドが送られる。
3との間では、セットアップコントロール部103から
はM/Cステータスコマンド(プログレス)、APMS
ステータスコマンドが送られ、一方SYSUIリモート
からはストップリクエストコマンド、インターラプトコ
マンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
IITリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロール部101からはNVM
パラメータコマンド、INITIALIZEコマンドが
送られる。
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロール部101からはNVM
パラメータコマンド、INITIALIZEコマンドが
送られる。
IPSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサーコマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマン
ド、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リム
ーヴエリアコマンドが送られる。
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサーコマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマン
ド、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リム
ーヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアップコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアップコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エディットモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアップコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エディットモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
IITリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスターコ
マンド、イニシャライズコマンドが送られる。
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスターコ
マンド、イニシャライズコマンドが送られる。
IITリモートとセットアップコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットア
ップコントロール部103からはドキュメントスキャン
スタートコマンド、サンプルスキャンスタートコマン
ド、コピースキャンスタートコマンドが送られる。
の間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットア
ップコントロール部103からはドキュメントスキャン
スタートコマンド、サンプルスキャンスタートコマン
ド、コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアップコントロール部103と
の間では、セットアップコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
の間では、セットアップコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴァードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴァードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールコマンド、システムシャットダウンコマン
ドが送られる。
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールコマンド、システムシャットダウンコマン
ドが送られる。
IITリモートとコミニュケーションコントロール部1
07との間では、IITリモートからスキャンレディ信
号、イメージエリア信号が送られる。
07との間では、IITリモートからスキャンレディ信
号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモートNO.及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジュール(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
7)に対して受信リモートNO.及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジュール(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部102、セットアップコントロール部103、コピー
サイクルコントロール部104、フォルトコントロール
部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する。
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部102、セットアップコントロール部103、コピー
サイクルコントロール部104、フォルトコントロール
部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する。
スタンバイコントロール部102は、スタートキーが押
されるとセットアップコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
されるとセットアップコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
セットアップコントロール部103は、セットアップが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(II−2)イメージ入力ターミナル(IIT) (A)原稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202、2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04、205に固定されている。このワイヤ204、2
05はドライブプーリ206、207とテンションプー
リ208、209に巻回され、テンションプーリ20
8、209には、図示矢印方向にテンションがかけられ
ている。前記ドライブプーリ206、207が取付けら
れるドライブ軸210には、減速ブーリ211が取付ら
れ、タイミングベルト212を介してステッピングモー
タ213の出力軸214に接続されている。なお、リミ
ットスイッチ215、216はイメージングユニット3
7が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、
レジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセン
サである。
グユニット37は、2本のスライドシャフト202、2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04、205に固定されている。このワイヤ204、2
05はドライブプーリ206、207とテンションプー
リ208、209に巻回され、テンションプーリ20
8、209には、図示矢印方向にテンションがかけられ
ている。前記ドライブプーリ206、207が取付けら
れるドライブ軸210には、減速ブーリ211が取付ら
れ、タイミングベルト212を介してステッピングモー
タ213の出力軸214に接続されている。なお、リミ
ットスイッチ215、216はイメージングユニット3
7が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、
レジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセン
サである。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしなが
ら、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比
較して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種
々の対策を採っている。
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしなが
ら、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比
較して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種
々の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタによ
り、電源のプラス側またはマイナス側に接続するように
し、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆
動を行うようにしている。また、モータに流れる電流値
をフィードバックし、電流値を滑らかに切換えることに
より、振動および騒音の発生を防止している。
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタによ
り、電源のプラス側またはマイナス側に接続するように
し、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆
動を行うようにしている。また、モータに流れる電流値
をフィードバックし、電流値を滑らかに切換えることに
より、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動さ
れるイメージングユニット37のスキャンサイクルを示
している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフォ
ワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメー
ジングユニット37の速度すなわちステッピングモータ
に加えられる周波数と時間の関係を示している。加速時
には同図(b)に示すように、例えば259Hzを逓倍し
てゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させる。
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように、
259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を行
い台形プロファイルを作るようにしている。また、フォ
ワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を設
け、IITメカ系の振動が減少するの待ち、またIOT
における画像出力と同期させるようにしている。本実施
例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較し
て大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮させ
ている。
れるイメージングユニット37のスキャンサイクルを示
している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフォ
ワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメー
ジングユニット37の速度すなわちステッピングモータ
に加えられる周波数と時間の関係を示している。加速時
には同図(b)に示すように、例えば259Hzを逓倍し
てゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させる。
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように、
259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を行
い台形プロファイルを作るようにしている。また、フォ
ワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を設
け、IITメカ系の振動が減少するの待ち、またIOT
における画像出力と同期させるようにしている。本実施
例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較し
て大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮させ
ている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(c)〜(e)は色ずれの原因を説
明するための図で、同図(c)はイメージングユニットが
スキャンを行って元の位置に停止する位置が異なること
を示しており、次にスタートするときにレジ位置までの
時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(d)に示す
ように、4スキャン内でのステッピングモータの過度振
動(定常速度に至るまでの速度変動)により、レジ位置
に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生する。ま
た、同図(e)はレジ位置通過後テールエッジまでの定速
走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャンの速度変
動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度変動のバラ
ツキよりも大きいことを示している。従って、例えば1
回目のスキャン時には、色ずれの目立たないYを現像さ
せるようにしている。
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(c)〜(e)は色ずれの原因を説
明するための図で、同図(c)はイメージングユニットが
スキャンを行って元の位置に停止する位置が異なること
を示しており、次にスタートするときにレジ位置までの
時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(d)に示す
ように、4スキャン内でのステッピングモータの過度振
動(定常速度に至るまでの速度変動)により、レジ位置
に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生する。ま
た、同図(e)はレジ位置通過後テールエッジまでの定速
走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャンの速度変
動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度変動のバラ
ツキよりも大きいことを示している。従って、例えば1
回目のスキャン時には、色ずれの目立たないYを現像さ
せるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204、205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202、203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
イヤ204、205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202、203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 IITリモートは、各種コピー動作のためのシーケンス
制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイル
セイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は、
通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに分
けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメー
タは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られて
くる。
制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイル
セイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は、
通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに分
けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメー
タは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られて
くる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを示
している。スキャン長データは、用紙長と倍率により0
〜432mm(1mmステップ)が設定され、スキャン速度
は倍率(50%〜400%)により設定され、プリスキ
ャン長(停止位置からレジ位置までの距離)データも、
倍率(50%〜400%)により設定される。スキャン
コマンドを受けると、FL−ON信号により蛍光灯を点
灯させると共に、SCN−RDY信号によりモータドラ
イバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディング補
正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを開始す
る。レジセンサを通過すると、イメージエリア信号IM
G−AREAが所定のスキャン長分ローレベルとなり、
これと同期してIIT−PS信号がIPSに出力され
る。
している。スキャン長データは、用紙長と倍率により0
〜432mm(1mmステップ)が設定され、スキャン速度
は倍率(50%〜400%)により設定され、プリスキ
ャン長(停止位置からレジ位置までの距離)データも、
倍率(50%〜400%)により設定される。スキャン
コマンドを受けると、FL−ON信号により蛍光灯を点
灯させると共に、SCN−RDY信号によりモータドラ
イバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディング補
正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを開始す
る。レジセンサを通過すると、イメージエリア信号IM
G−AREAが所定のスキャン長分ローレベルとなり、
これと同期してIIT−PS信号がIPSに出力され
る。
第16図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャート
を示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータによ
り、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動
作を複数回繰り返した後、停止する。
を示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータによ
り、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動
作を複数回繰り返した後、停止する。
第16図(c)はイニシャライズのタイミングチャートを
示している。電源オン時にSYSリモートよりコマンド
を受け、レジセンサの確認、レジセンサによるイメージ
ングユニット動作の確認、レジセンサによるイメージン
グユニットのホーム位置の補正を行う。
示している。電源オン時にSYSリモートよりコマンド
を受け、レジセンサの確認、レジセンサによるイメージ
ングユニット動作の確認、レジセンサによるイメージン
グユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に正立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるという利点を有する。また、イメ
ージングユニット37には、CCDラインセンサドライ
ブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含む
回路基板227が搭載される。なお、228はランプヒ
ータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、23
0は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に正立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるという利点を有する。また、イメ
ージングユニット37には、CCDラインセンサドライ
ブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含む
回路基板227が搭載される。なお、228はランプヒ
ータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、23
0は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセンサ
226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置して
いる。これは一本のCCDラインセンサにより、多数の
受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが困
難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライン
上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで画
素を構成することが困難で、読取不能領域が発生するか
らである。
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセンサ
226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置して
いる。これは一本のCCDラインセンサにより、多数の
受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが困
難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライン
上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで画
素を構成することが困難で、読取不能領域が発生するか
らである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(b)
に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の表
面にR、G、Bの3色フィルタをこの順に繰り返して配
列し、隣りあった3ビットで読取時の1画素を構成して
いる。各色の読取画素密度を16ドット/mm、1チップ
当たりの画素数を2928とすると、1チップの長さが
2928/(16×3)=61mmとなり、5チップ全体
で61×5=305mmの長さとなる。従って、これによ
りA3版の読取りが可能な等倍系のCCDラインセンサ
が得られる。また、R、G、Bの各画素を45度傾けて
配置し、モアレを低減している。
に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の表
面にR、G、Bの3色フィルタをこの順に繰り返して配
列し、隣りあった3ビットで読取時の1画素を構成して
いる。各色の読取画素密度を16ドット/mm、1チップ
当たりの画素数を2928とすると、1チップの長さが
2928/(16×3)=61mmとなり、5チップ全体
で61×5=305mmの長さとなる。従って、これによ
りA3版の読取りが可能な等倍系のCCDラインセンサ
が得られる。また、R、G、Bの各画素を45度傾けて
配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわ
ち、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走
査方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取
ると、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセ
ンサ226b、226dからの信号と、それに続く第2
列のCCDラインセンサ226a、226c、226e
からの信号との間には、隣接するCCDラインセンサ間
の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわ
ち、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走
査方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取
ると、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセ
ンサ226b、226dからの信号と、それに続く第2
列のCCDラインセンサ226a、226c、226e
からの信号との間には、隣接するCCDラインセンサ間
の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μm
で、解像度が16ドット/mmであるとすると、4ライン
分の遅延が必要となる。
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μm
で、解像度が16ドット/mmであるとすると、4ライン
分の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドット/mmの解像度であれば、 の如き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度
が上がることになり、よって、前記の千鳥配列の差25
0μmを補正するための必要ラインメモリ数も増大する
ことになる。
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドット/mmの解像度であれば、 の如き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度
が上がることになり、よって、前記の千鳥配列の差25
0μmを補正するための必要ラインメモリ数も増大する
ことになる。
(E)ビデオ信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR、G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
て、カラー原稿をR、G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チャ
ンネルで、R、G、Bに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプル
ホールド回路SH232において、サンプルホールドパ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う
(第20図232a)。ところがCCDラインセンサの
光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、
同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをその
まま出力すると画像データにスジやムラが生じる。その
ために各種の補正処理が必要となる。
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チャ
ンネルで、R、G、Bに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプル
ホールド回路SH232において、サンプルホールドパ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う
(第20図232a)。ところがCCDラインセンサの
光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、
同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをその
まま出力すると画像データにスジやムラが生じる。その
ために各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路AGC(AUTOMATIC GAIN CONTROL)23
3では、センサ出力信号の増幅率の調整を行う。これ
は、白レベル調整と言われるもので、各センサの出力を
増幅して後述するAOC234を経てA/D変換器23
5に入力する回路において、A/D変換の誤差を少なく
するために設けられている。そのために、各センサで白
のレファランスデータを読取り、これをデジタル化して
シェーディングRAM240に格納し、この1ライン分
のデータをSYSリモート71(第3図)において所定
の基準値と比較判断し、所定のゲインとなるデジタル値
をD/A変換してAGC233に出力し、ゲインを25
6段階に調節可能にする。
3では、センサ出力信号の増幅率の調整を行う。これ
は、白レベル調整と言われるもので、各センサの出力を
増幅して後述するAOC234を経てA/D変換器23
5に入力する回路において、A/D変換の誤差を少なく
するために設けられている。そのために、各センサで白
のレファランスデータを読取り、これをデジタル化して
シェーディングRAM240に格納し、この1ライン分
のデータをSYSリモート71(第3図)において所定
の基準値と比較判断し、所定のゲインとなるデジタル値
をD/A変換してAGC233に出力し、ゲインを25
6段階に調節可能にする。
オフセット調整回路AOC(AUTOMATIC OFSETCONTROL)
234は、黒レベル調整と言われるもので、各センサの
暗時出力電圧を調整する。そのために、螢光灯を消灯さ
せて暗時出力を各センサにより読取り、このデータをデ
ジタル化してシェーディングRAM240に格納し、こ
の1ライン分のデータをSYSリモート71(第3図)
において所定の基準値と比較判断し、オフセット値をD
/A変換してAOC234に出力し、オフセット電圧を
256段階に調節している。このAOCの出力は、第2
0図234aに示すように最終的に読み取る原稿濃度に
対して出力濃度が規定値になるように調整している。
234は、黒レベル調整と言われるもので、各センサの
暗時出力電圧を調整する。そのために、螢光灯を消灯さ
せて暗時出力を各センサにより読取り、このデータをデ
ジタル化してシェーディングRAM240に格納し、こ
の1ライン分のデータをSYSリモート71(第3図)
において所定の基準値と比較判断し、オフセット値をD
/A変換してAOC234に出力し、オフセット電圧を
256段階に調節している。このAOCの出力は、第2
0図234aに示すように最終的に読み取る原稿濃度に
対して出力濃度が規定値になるように調整している。
このようにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235a)たデータは、GBRGBR…
……と連なる8ビットデータ列の形で出力される。遅延
量設定回路236は、複数ライン分が格納されるメモリ
で、FIFO構成をとり、原稿を先行して走査する第1
列のCCDラインセンサ226b、226dからの信号
を記憶せしめ、それに続く第2列のCCDラインセンサ
226a、226c、226eからの信号出力に同期し
て出力している。
され(第20図235a)たデータは、GBRGBR…
……と連なる8ビットデータ列の形で出力される。遅延
量設定回路236は、複数ライン分が格納されるメモリ
で、FIFO構成をとり、原稿を先行して走査する第1
列のCCDラインセンサ226b、226dからの信号
を記憶せしめ、それに続く第2列のCCDラインセンサ
226a、226c、226eからの信号出力に同期し
て出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にR、
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのR、G、B毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLUT“1”が格納されてお
り、デジタル値をROMのアドレス信号として入力する
と、対数変換テーブルLUT“1”でR、G、Bの反射
率の情報が濃度の情報に変換される。
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのR、G、B毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLUT“1”が格納されてお
り、デジタル値をROMのアドレス信号として入力する
と、対数変換テーブルLUT“1”でR、G、Bの反射
率の情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下した
り、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキ
があったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、
これらに起因して現れるものである。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下した
り、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキ
があったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、
これらに起因して現れるものである。
そのために、シェーデイング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データlog(Ri)をラインメモリ240に記憶さ
せておく。次に原稿を走査して読取った画像データlo
g(Di)から前記基準濃度データlog(Ri)を減
算すれば、 log(Di−log(Ri)=log(Di/Ri)
となり、シェーディング補正された各画素のデータの対
数値が得られる。このようにログ変換した後にシェーデ
ィング補正を行うことにより、従来のように複雑かつ大
規模な回路でハードロジック除算器を組み必要もなく、
汎用の全加算器ICを用いることにより演算処理を簡単
に行うことができる。
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データlog(Ri)をラインメモリ240に記憶さ
せておく。次に原稿を走査して読取った画像データlo
g(Di)から前記基準濃度データlog(Ri)を減
算すれば、 log(Di−log(Ri)=log(Di/Ri)
となり、シェーディング補正された各画素のデータの対
数値が得られる。このようにログ変換した後にシェーデ
ィング補正を行うことにより、従来のように複雑かつ大
規模な回路でハードロジック除算器を組み必要もなく、
汎用の全加算器ICを用いることにより演算処理を簡単
に行うことができる。
(II−3)イメージ出力ターミナル(IOT) (A)概略構成 第21図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
である。
本装置は感光体として有機感材ベルト(Photo R
ecepterベルト)を使用し、4色フルカラー用に
ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロー(Y)からなる現像機404、用紙を転写部に搬送
する転写装置(Tow Roll Transfer
Loop)406、転写装置404から定着装置408
へ用紙を搬送する真空搬送装置(Vacuum Tra
nsfer)407、用紙トレイ410、412、用紙
搬送路411が備えられ、感材ベルト、現像機、転写装
置の3つのユニットはフロント側へ引き出せる構成とな
っている。
ecepterベルト)を使用し、4色フルカラー用に
ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロー(Y)からなる現像機404、用紙を転写部に搬送
する転写装置(Tow Roll Transfer
Loop)406、転写装置404から定着装置408
へ用紙を搬送する真空搬送装置(Vacuum Tra
nsfer)407、用紙トレイ410、412、用紙
搬送路411が備えられ、感材ベルト、現像機、転写装
置の3つのユニットはフロント側へ引き出せる構成とな
っている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。感材上に形成されたイ
メージは、現像機404で現像されてトナー像が形成さ
れる。現像機404はK、M、C、Yからなり、図示す
るような位置関係で配置される。これは、例えば暗減衰
と各トナーの特性との関係、ブラックトナーへの他のト
ナーの混色による影響の違いといったようなことを考慮
して配置している。但し、フルカラーコピーの場合の駆
動順序は、Y→C→M→Kである。
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。感材上に形成されたイ
メージは、現像機404で現像されてトナー像が形成さ
れる。現像機404はK、M、C、Yからなり、図示す
るような位置関係で配置される。これは、例えば暗減衰
と各トナーの特性との関係、ブラックトナーへの他のト
ナーの混色による影響の違いといったようなことを考慮
して配置している。但し、フルカラーコピーの場合の駆
動順序は、Y→C→M→Kである。
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
ーバーからなり、グリッパーバーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、
Y、C、M、Kの像がこの順序で転写される。転写後の
用紙はグリッパーバーから解放されて転写装置から真空
搬送装置407に渡され、定着装置408で定着されて
排出される。
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
ーバーからなり、グリッパーバーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、
Y、C、M、Kの像がこの順序で転写される。転写後の
用紙はグリッパーバーから解放されて転写装置から真空
搬送装置407に渡され、定着装置408で定着されて
排出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190mm/se
cで設定されており、フルカラーコピー等の場合には定
着速度は90mm/secであるので、転写速度と定着速度
とは異なる。定着度を確保するために、プロセススピー
ドを落としており、一方1.5kVA達成のため、パワ
ーをフューザにさくことができない。
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190mm/se
cで設定されており、フルカラーコピー等の場合には定
着速度は90mm/secであるので、転写速度と定着速度
とは異なる。定着度を確保するために、プロセススピー
ドを落としており、一方1.5kVA達成のため、パワ
ーをフューザにさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm/sec
から90mm/secに落として定着速度と同じにしてい
る。しかし、本装置では転写装置と定着装置間をなるべ
く短くして装置をコンパクト化するようにしているの
で、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置間に納ま
らず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと、A3の
後端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり色ズレ
を生じてしまうことになる。そこで、定着装置と真空搬
送装置との間にバッフル板409を設け、A3用紙の場
合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループを描かせ
て搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と同一速度
として転写が終わってから用紙先端が定着装置に到達す
るようにして速度差を吸収するようにしている。また、
OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場合と同様
にしている。
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm/sec
から90mm/secに落として定着速度と同じにしてい
る。しかし、本装置では転写装置と定着装置間をなるべ
く短くして装置をコンパクト化するようにしているの
で、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置間に納ま
らず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと、A3の
後端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり色ズレ
を生じてしまうことになる。そこで、定着装置と真空搬
送装置との間にバッフル板409を設け、A3用紙の場
合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループを描かせ
て搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と同一速度
として転写が終わってから用紙先端が定着装置に到達す
るようにして速度差を吸収するようにしている。また、
OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場合と同様
にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるの
で、定着速度は190mm/secのまま行い、真空搬送装
置でのスピードダウンは行わない。これは黒以外にもシ
ングルカラーのようにトナー層が1層の場合は定着速度
は落とさずにすむので同様にしている。そして、転写が
終了するとクリーナ405で感材上に残っているトナー
が掻き落とされる。
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるの
で、定着速度は190mm/secのまま行い、真空搬送装
置でのスピードダウンは行わない。これは黒以外にもシ
ングルカラーのようにトナー層が1層の場合は定着速度
は落とさずにすむので同様にしている。そして、転写が
終了するとクリーナ405で感材上に残っているトナー
が掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図(a)に示すような構成とな
っている。
っている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようにすること
を特徴としている。
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようにすること
を特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーパスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲート425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパーバー4
30が設けられており、転写装置入口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメッシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパーバーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
ーパーパスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲート425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパーバー4
30が設けられており、転写装置入口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメッシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパーバーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ引きつけは、ローラを過ぎると
ひらひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにお
いて、デタックコロトロン、トランスファコロトロンが
配置された感材の方へ静電的な力により吸着され転写が
行われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパ
ホームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングで
ソレノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離
し、真空搬送装置413へ渡すことになる。
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ引きつけは、ローラを過ぎると
ひらひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにお
いて、デタックコロトロン、トランスファコロトロンが
配置された感材の方へ静電的な力により吸着され転写が
行われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパ
ホームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングで
ソレノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離
し、真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、一枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第22図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエッジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベルト41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く(略4/3倍)設定されて
いる。
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエッジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベルト41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く(略4/3倍)設定されて
いる。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像I1を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写1終了すると用紙に転
写されたリードエッジが、2色目の潜像I2の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像I1の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエッジが、2色目の潜
像I2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
目の潜像I1を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写1終了すると用紙に転
写されたリードエッジが、2色目の潜像I2の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像I1の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエッジが、2色目の潜
像I2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(II−4)ユーザインターフェース(U/I) (A)カラーディスプレイの採用 第23図はディスプレイを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付け状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付け角や高さを説明する
ための図である。
ス装置の取り付け状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付け角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象付け得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象付け得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーディスプレイ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーディスプレイ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハートボタンとカラーディ
スプレイ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に分配することにより操作の簡素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーディスプレイ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーディスプレイ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハートボタンとカラーディ
スプレイ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に分配することにより操作の簡素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーディスプレイ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図(b)、(c)に示すようにモニタ
ー制御/電源基板504やビデオエンジン基板505、
CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハードコ
ントロールパネル502は、同図(c)に示すようにカラ
ーディスプレイ501の面よりさらに中央の方へ向くよ
うな角度を有している。
502との裏側には、同図(b)、(c)に示すようにモニタ
ー制御/電源基板504やビデオエンジン基板505、
CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハードコ
ントロールパネル502は、同図(c)に示すようにカラ
ーディスプレイ501の面よりさらに中央の方へ向くよ
うな角度を有している。
また、カラーディスプレイ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーディスプレイ501を採用する
と、第23図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーディスプレイ501を第24図(a)に示すようにベー
スマシン507の右奥隅に配置することによって、コン
ソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設計
することができ、装置のコンパクト化を図ることができ
る。
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーディスプレイ501を採用する
と、第23図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーディスプレイ501を第24図(a)に示すようにベー
スマシン507の右奥隅に配置することによって、コン
ソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設計
することができ、装置のコンパクト化を図ることができ
る。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さ
は、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように
設計され、この高さが装置としての高さを規則してい
る。従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付
けられるため、ほぼ腰の高さで手から近い位置にあって
操作としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能
選択や実行条件設定のための操作部および表示部が配置
されることになる。その点、本発明のユーザインターフ
ェースでは、第24図(b)に示すようにプラテンより高
い位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくな
ると共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方
で、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しか
も、ディスプレイの取り付け高さを目の高さに近づける
ことによって、その下側をユーザインターフェースの制
御基板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプシ
ョンキットの取り付けスペースとしても有効に活用でき
る。したがって、メモリカード装置を取り付けるための
構造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなく
メモリカード装置を付加装備でき、同時にディスプレイ
の取り付け位置、高さを見やすいものとすることができ
る。また、ディスプレイは、所定の角度で固定してもよ
いが、角度を変えることができるような構造を採用して
もよいことは勿論である。
は、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように
設計され、この高さが装置としての高さを規則してい
る。従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付
けられるため、ほぼ腰の高さで手から近い位置にあって
操作としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能
選択や実行条件設定のための操作部および表示部が配置
されることになる。その点、本発明のユーザインターフ
ェースでは、第24図(b)に示すようにプラテンより高
い位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくな
ると共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方
で、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しか
も、ディスプレイの取り付け高さを目の高さに近づける
ことによって、その下側をユーザインターフェースの制
御基板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプシ
ョンキットの取り付けスペースとしても有効に活用でき
る。したがって、メモリカード装置を取り付けるための
構造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなく
メモリカード装置を付加装備でき、同時にディスプレイ
の取り付け位置、高さを見やすいものとすることができ
る。また、ディスプレイは、所定の角度で固定してもよ
いが、角度を変えることができるような構造を採用して
もよいことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
エア構成を示す図である。
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
エア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーディスプレイ501の表示
画面をコントロールするビデオディスプレイモジュール
511、およびエディットパッド513、メモリカード
514の情報を入出処理するエディットパッドインター
フェースモジュール512で構成し、これらをコントロ
ールするシステムUI517、519やサブシステム5
15、タッチスクリーン503、コントロールパネル5
02がビデオディスプレイモジュール511に接続され
る。
第25図に示すようにカラーディスプレイ501の表示
画面をコントロールするビデオディスプレイモジュール
511、およびエディットパッド513、メモリカード
514の情報を入出処理するエディットパッドインター
フェースモジュール512で構成し、これらをコントロ
ールするシステムUI517、519やサブシステム5
15、タッチスクリーン503、コントロールパネル5
02がビデオディスプレイモジュール511に接続され
る。
エディットパッドインターフェースモジュール512
は、エディットパッド513からX,Y座標を、また、
メモリカード514からジョブやX,Y座標を入力する
と共に、ビデオディスプレイモジュール511にビデオ
マップ表示情報を送り、ビデオディスプレイモジュール
511との間でUIコントロール信号を授受している。
は、エディットパッド513からX,Y座標を、また、
メモリカード514からジョブやX,Y座標を入力する
と共に、ビデオディスプレイモジュール511にビデオ
マップ表示情報を送り、ビデオディスプレイモジュール
511との間でUIコントロール信号を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エディットパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対
し、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量
のデータが必要である。このデータの編集はIPSで行
われるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこ
で、このようなX,Y座標のデータは、一般のデータ転
送ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転
送ラインを使用するように構成している。
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エディットパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対
し、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量
のデータが必要である。このデータの編集はIPSで行
われるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこ
で、このようなX,Y座標のデータは、一般のデータ転
送ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転
送ラインを使用するように構成している。
ビデオディスプレイモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入力ポイント(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517、519にボタンIDを送り、システム
UI517、519から表示要求を受け取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラであ
る。この場合には、タッチスクリーン503やコントロ
ールパネル502、キーボード(図示省略)の情報は、
そのままサブシステム515に転送され、表示画面の内
容がサブシステム515からビデオディスプレイモジュ
ール511に送られてくる。
ーン503の縦横の入力ポイント(タッチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517、519にボタンIDを送り、システム
UI517、519から表示要求を受け取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラであ
る。この場合には、タッチスクリーン503やコントロ
ールパネル502、キーボード(図示省略)の情報は、
そのままサブシステム515に転送され、表示画面の内
容がサブシステム515からビデオディスプレイモジュ
ール511に送られてくる。
システムUI517、519は、マスターコントローラ
518、520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517、519の一方が第4図
に示すSYSリモートのSYSUIモジュール81であ
り、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUIモ
ジュール86である。
518、520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517、519の一方が第4図
に示すSYSリモートのSYSUIモジュール81であ
り、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUIモ
ジュール86である。
本発明のユーザインターフェースは、ハードウエアとし
て第26図に示すようにUICB521とEPIB52
2からなる2枚のコントロールボードで構成し、上記モ
ジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けてい
る。そして、UICB521には、UIのハードをコン
トロールしエディットパッド513とメモリカード51
4をドライブするために、また、タッチスクリーン50
3の入力を処理してCRTに書くために2つのCPU
(例えばインテル社の8085相当と6845相当)を
使用し、さらに、EPIB522には、ビットマップエ
リアに描画する機能が8ビットでは不充分であるので1
6ビットのCPU(例えばインテル社の80C196K
A)を使用し、ビットマップエリアの描画データをDM
AでUICB521に転送するように構成することによ
って機能分散を図っている。
て第26図に示すようにUICB521とEPIB52
2からなる2枚のコントロールボードで構成し、上記モ
ジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けてい
る。そして、UICB521には、UIのハードをコン
トロールしエディットパッド513とメモリカード51
4をドライブするために、また、タッチスクリーン50
3の入力を処理してCRTに書くために2つのCPU
(例えばインテル社の8085相当と6845相当)を
使用し、さらに、EPIB522には、ビットマップエ
リアに描画する機能が8ビットでは不充分であるので1
6ビットのCPU(例えばインテル社の80C196K
A)を使用し、ビットマップエリアの描画データをDM
AでUICB521に転送するように構成することによ
って機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。UICBで
は、上記のCPUの他にCPU534(例えばインテル
社8051相当)を有し、CCC531が高速通信回線
L−NETやオプショナルキーボードの通信ラインに接
続されてCPU534とCCC531により通信を制御
すると共に、CPU534をタッチスクリーンのドライ
ブにも用いている。タッチスクリーンの信号は、その座
標位置情報のままCPU534からCCC531を通し
てCPU532に取り込まれ、CPU532でボタンI
Dの認識され処理される。また、インプットポート55
1とアウトプットポート552を通してコントロールパ
ネルに接続し、またサブシステムインターフェース54
8、レシーバ549、ドライバ550を通してEPIB
522、サブシステム(ESS)から1MHzのクロッ
クと共に1Mbpsでビデオデータを受け取り、960
0bpsでコマンドやステータス情報の授受を行えるよ
うにしている。
は、上記のCPUの他にCPU534(例えばインテル
社8051相当)を有し、CCC531が高速通信回線
L−NETやオプショナルキーボードの通信ラインに接
続されてCPU534とCCC531により通信を制御
すると共に、CPU534をタッチスクリーンのドライ
ブにも用いている。タッチスクリーンの信号は、その座
標位置情報のままCPU534からCCC531を通し
てCPU532に取り込まれ、CPU532でボタンI
Dの認識され処理される。また、インプットポート55
1とアウトプットポート552を通してコントロールパ
ネルに接続し、またサブシステムインターフェース54
8、レシーバ549、ドライバ550を通してEPIB
522、サブシステム(ESS)から1MHzのクロッ
クと共に1Mbpsでビデオデータを受け取り、960
0bpsでコマンドやステータス情報の授受を行えるよ
うにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブートR
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマップRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマップではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA541により
V−RAM542に書き込まれる。また、ビットマップ
のデータは、DMA540がEPIB522からビット
マップRAM537に転送して書き込まれる。キャラク
タジェネレータ544はグラフィックタイル用であり、
テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル用
である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビット(3バイト)で構成
し、13ビットをタイルの種類情報に、2ビットをテキ
ストかグラフィックかビットマップかの識別情報に、1
ビットをブリンク情報に、5ビットをタイルの色情報
に、3ビットをバックグラウンドかフォアグラウンドか
の情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ53
3は、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの
情報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ54
5、マルチプレクサ546、カラーパレット547を通
してビデオデータをCRTに送り出している。ビットマ
ップエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換え
られる。
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマップRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマップではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA541により
V−RAM542に書き込まれる。また、ビットマップ
のデータは、DMA540がEPIB522からビット
マップRAM537に転送して書き込まれる。キャラク
タジェネレータ544はグラフィックタイル用であり、
テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル用
である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビット(3バイト)で構成
し、13ビットをタイルの種類情報に、2ビットをテキ
ストかグラフィックかビットマップかの識別情報に、1
ビットをブリンク情報に、5ビットをタイルの色情報
に、3ビットをバックグラウンドかフォアグラウンドか
の情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ53
3は、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの
情報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ54
5、マルチプレクサ546、カラーパレット547を通
してビデオデータをCRTに送り出している。ビットマ
ップエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換え
られる。
第28図はEPIBの構成を示す図である。EPIB
は、16ビットのCPU(例えばインテル社の80C1
96KA相当)555、ブートページのコードROM5
56、OSページのコードROM557、エリアメモリ
558、ワークエリアとして用いるRAM559を有し
ている。そして、インターフェース561、ドライバ5
62、ドライバ/レシーバ563を通してUICBへの
ビットマップデータの転送やコマンド、ステータス情報
の授受を行い、高速通信インターフェース564、ドラ
イバ565を通してIPSへX,Y座標データを転送し
ている。なお、メモリカード525に対する読み/書き
は、インターフェース560を通して行う。したがっ
て、エディットパッド524やメモリカード525から
クローズループの編集領域指定情報やコピーモード情報
が入力されると、これらの情報は、適宜インターフェー
ス561、ドライバ562を通してUICBへ、高速通
信インターフェース564、ドライバ565を通してI
PSへそれぞれ転送される。
は、16ビットのCPU(例えばインテル社の80C1
96KA相当)555、ブートページのコードROM5
56、OSページのコードROM557、エリアメモリ
558、ワークエリアとして用いるRAM559を有し
ている。そして、インターフェース561、ドライバ5
62、ドライバ/レシーバ563を通してUICBへの
ビットマップデータの転送やコマンド、ステータス情報
の授受を行い、高速通信インターフェース564、ドラ
イバ565を通してIPSへX,Y座標データを転送し
ている。なお、メモリカード525に対する読み/書き
は、インターフェース560を通して行う。したがっ
て、エディットパッド524やメモリカード525から
クローズループの編集領域指定情報やコピーモード情報
が入力されると、これらの情報は、適宜インターフェー
ス561、ドライバ562を通してUICBへ、高速通
信インターフェース564、ドライバ565を通してI
PSへそれぞれ転送される。
(C)ディスプレイ画面構成 ユーザインターフェースにディスプレイを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクトに対応することが難しくな
るという側面を持っている。コンパクトなサイズのディ
スプレイを採用すると、必要な情報を全て1画面により
提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレータ
にとって見やすい、判りやすい画面を提供するというこ
とからも難しくなる。
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクトに対応することが難しくな
るという側面を持っている。コンパクトなサイズのディ
スプレイを採用すると、必要な情報を全て1画面により
提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレータ
にとって見やすい、判りやすい画面を提供するというこ
とからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、ディスプレイに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。特に、カラーディスプ
レイが、コンソールパネルで使用されているLEDや液
晶表示器に比べ、色彩や輝度、その他の表示属性の制御
により多様な表示態様を採用することができるというメ
リットを生かし、コンパクトなサイズであっても判りや
すく表示するために種々の工夫をしている。
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。特に、カラーディスプ
レイが、コンソールパネルで使用されているLEDや液
晶表示器に比べ、色彩や輝度、その他の表示属性の制御
により多様な表示態様を採用することができるというメ
リットを生かし、コンパクトなサイズであっても判りや
すく表示するために種々の工夫をしている。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポップ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫してい
る。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラ
ー表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面
画面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように
工夫している。
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポップ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫してい
る。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラ
ー表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面
画面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように
工夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はディスプレイ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同図
(b)はベーシックコピー画面にポップアップ画面を展開
した例を示す図、同図(c)はクリエイティブ編集のペイ
ント1画面の構成を示す図である。
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同図
(b)はベーシックコピー画面にポップアップ画面を展開
した例を示す図、同図(c)はクリエイティブ編集のペイ
ント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面とし
て、第29図に示すようなコピーモードを設定するベー
シックコピー画面が表示される。コピーモードを設定す
る画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29
図に示すようにメッセージエリアAとパスウエイBに2
分したものである。
て、第29図に示すようなコピーモードを設定するベー
シックコピー画面が表示される。コピーモードを設定す
る画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29
図に示すようにメッセージエリアAとパスウエイBに2
分したものである。
メッセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメッセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メッセ
ージ用、装置の異常状態に関するメッセージ用、警告情
報メッセージ用として所定のメセージが表示される。ま
た、メッセージエリアAの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
第1ラインはステートメッセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メッセ
ージ用、装置の異常状態に関するメッセージ用、警告情
報メッセージ用として所定のメセージが表示される。ま
た、メッセージエリアAの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
パスウエイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディドフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各パスウエイを持ち、各パスウエイに
対応してパスウエイタブCが表示される。また、各パス
ウエイには、操作性を向上させるためにポップアップを
持つ。パスウエイBには、選択肢であってタッチすると
機能の選択を行うソフトボタンD、選択された機能に応
じて変化しその機能を表示するアイコン(絵)E、縮拡
率を表示するインジケーターF等が表示され、ソフトボ
タンDでポップアップされるものに△のポップアップマ
ークGが付けられている。そして、パスウエイタブCを
タッチすることによってそのパスウエイがオープンで
き、ソフトボタンDをタッチすることによってその機能
が選択できる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選
択は、操作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順
に操作するような設計となっている。
ベーシックコピー、エイディドフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各パスウエイを持ち、各パスウエイに
対応してパスウエイタブCが表示される。また、各パス
ウエイには、操作性を向上させるためにポップアップを
持つ。パスウエイBには、選択肢であってタッチすると
機能の選択を行うソフトボタンD、選択された機能に応
じて変化しその機能を表示するアイコン(絵)E、縮拡
率を表示するインジケーターF等が表示され、ソフトボ
タンDでポップアップされるものに△のポップアップマ
ークGが付けられている。そして、パスウエイタブCを
タッチすることによってそのパスウエイがオープンで
き、ソフトボタンDをタッチすることによってその機能
が選択できる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選
択は、操作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順
に操作するような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポップア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポップアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポップア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポップアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポップアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポップアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポップアップオ
ープンすることによって、各パスウエイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポップアップは、ポップ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオープンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポップアップをオープンし
た画面の様子を示したのが第29図(b)である。
もつものであって、ポップアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポップアップオ
ープンすることによって、各パスウエイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポップアップは、ポップ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオープンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポップアップをオープンし
た画面の様子を示したのが第29図(b)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
パスウエイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウエイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第29図(c)である。この画面では、
ビットマップエリアHと誘導メッセージエリアIを持っ
ている。ビットマップエリアHは、スクリーンの左上を
用い、エディットパッド上で編集エリアを指定した場合
等において、そのエリアを白黒でビットマップ表示でき
るようにしている。また、誘導メッセージエリアIは、
スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを誘
導するもので、作業により変わる。スクリーン上では、
これらビットマップエリアH、誘導メッセージエリアI
とスクリーン上部のメッセージエリアAを除いた部分を
ワークエリアとして用いる。
パスウエイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウエイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第29図(c)である。この画面では、
ビットマップエリアHと誘導メッセージエリアIを持っ
ている。ビットマップエリアHは、スクリーンの左上を
用い、エディットパッド上で編集エリアを指定した場合
等において、そのエリアを白黒でビットマップ表示でき
るようにしている。また、誘導メッセージエリアIは、
スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを誘
導するもので、作業により変わる。スクリーン上では、
これらビットマップエリアH、誘導メッセージエリアI
とスクリーン上部のメッセージエリアAを除いた部分を
ワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウエイは、第29図(a)に示す
ようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディドフィーチャー、ツールの各パ
スウエイタブを有している。このパスウエイは、初期の
パスウエイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
ようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディドフィーチャー、ツールの各パ
スウエイタブを有している。このパスウエイは、初期の
パスウエイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、Y、M、C、K4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3パスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポップアップ展開される。
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3パスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポップアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS)、トレイ1、2、
カセット3、4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(AMS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
カセット3、4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(AMS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示され
る。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻み
の倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倍)
することもできる。したがって、これらの詳細な設定項
目は、ポップアップ展開される。なお、デフォルトは1
00%である。
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示され
る。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻み
の倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倍)
することもできる。したがって、これらの詳細な設定項
目は、ポップアップ展開される。なお、デフォルトは1
00%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行
い、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行
う自動とポップアップにより7ステップの濃度コントロ
ールが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてその
コントロールが行われる。
い、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行
う自動とポップアップにより7ステップの濃度コントロ
ールが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてその
コントロールが行われる。
カラーバランスは、ポップアップによりコピー上で減色
したい色をY、M、C、B、G、Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
したい色をY、M、C、B、G、Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効とな
り、このモードでは、ポップアップによりメモリカード
からのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書
き込みが選択できる。メモリカードは、例えば最大8ジ
ョブが格納できる32kバイトの容量のものを用い、フ
ィルムプロジェクターモードを除く全てのジョブをプロ
グラム可能にしている。
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効とな
り、このモードでは、ポップアップによりメモリカード
からのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書
き込みが選択できる。メモリカードは、例えば最大8ジ
ョブが格納できる32kバイトの容量のものを用い、フ
ィルムプロジェクターモードを除く全てのジョブをプロ
グラム可能にしている。
(ハ)エイディドフィーチャー画面 エイディドフィーチャーのパスウエイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクター、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウエ
イタブを有している。
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクター、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウエ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポップアップにより7
ステップのコントロールができるマニュアルと、ポップ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
ステップのコントロールができるマニュアルと、ポップ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステップのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクターは、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポッ
プアップによりプロジェクターによる35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6cm×6
cmスライドや4″×5″スライドの選択肢を持つ。
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポッ
プアップによりプロジェクターによる35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6cm×6
cmスライドや4″×5″スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモー
ド、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢
を持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されな
い。
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモー
ド、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢
を持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されな
い。
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代量は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代量は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウエイ
がある。
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウエイ
がある。
マーカー編集パスウエイおよびフリーハンド編集パスウ
エイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディドフィーチャー、ツールのパスウエイタブ
を持つ。
エイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディドフィーチャー、ツールのパスウエイタブ
を持つ。
ビジネス編集パスウエイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウエ
イ等と同様にベーシックコピー、エイディドフィーチャ
ー、ツールのパスウエイタブを持つ。
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウエ
イ等と同様にベーシックコピー、エイディドフィーチャ
ー、ツールのパスウエイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウエイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ
代、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイン
ト、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/
センター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/
オート偏倍、カラーモード、カラーバランス調整、ペー
ジ連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらに
マーカー編集パスウエイ等と同様にベーシックコピー、
エイディドフィーチャー、ツールのパスウエイタブを持
つ。
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ
代、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイン
ト、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/
センター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/
オート偏倍、カラーモード、カラーバランス調整、ペー
ジ連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらに
マーカー編集パスウエイ等と同様にベーシックコピー、
エイディドフィーチャー、ツールのパスウエイタブを持
つ。
ツールパスウエイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマーエンジニアが入れるもので
あり、オーディトロン、マシン初期値のセットアップ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタースキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ビリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
キーオペレータとカスタマーエンジニアが入れるもので
あり、オーディトロン、マシン初期値のセットアップ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタースキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ビリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパター
ン、とじ代量、カラーバランスがその対象となる。
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパター
ン、とじ代量、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。また、機能設定では、
現在表示されている画面に対するインフォメーション画
面を有し、適宜表示が可能な状態におかれる。
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。また、機能設定では、
現在表示されている画面に対するインフォメーション画
面を有し、適宜表示が可能な状態におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマップエリアを除いて幅3
mm(8ピクセル)、高さ6mm(16ピクセル)のタ
イル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25タ
イルである。ビットマップエリアは縦151ピクセル、
横216ピクセルで表示される。
mm(8ピクセル)、高さ6mm(16ピクセル)のタ
イル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25タ
イルである。ビットマップエリアは縦151ピクセル、
横216ピクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディドフィーチャー、編集等の各
モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それ
ぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュー
を表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることによ
り選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよう
にしている。また、メニューの選択肢によってはその詳
細項目をポップアップ表示(重ね表示やウインドウ表
示)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択
可能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリ
させることができ、操作性を向上させることができる。
ーシックコピー、エイディドフィーチャー、編集等の各
モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それ
ぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュー
を表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることによ
り選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよう
にしている。また、メニューの選択肢によってはその詳
細項目をポップアップ表示(重ね表示やウインドウ表
示)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択
可能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリ
させることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーディスプレイの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリ
ア、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イ
ンフォメーション、オーディトロン、言語の各ボタンが
取り付けられる。
ラーディスプレイの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリ
ア、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イ
ンフォメーション、オーディトロン、言語の各ボタンが
取り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチェック等を停止(中断)させるのに用いる。
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチェック等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。また、第1次ジョブ
の実行中にこのボタンが操作されると、予約状態とな
り、コピー用紙排出の切れ目でジョブを中断又は終了し
て割り込みのジョブに入る。
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。また、第1次ジョブ
の実行中にこのボタンが操作されると、予約状態とな
り、コピー用紙排出の切れ目でジョブを中断又は終了し
て割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあっ
て、オンボタンにより現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退
避させるのに用いるものである。
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあっ
て、オンボタンにより現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退
避させるのに用いるものである。
オーディトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(II−5)フイルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成 第2図に示されているように、フィルム画像読取り装置
は、フィルムプロジェクタ(F/P)64およびミラー
ユニット(M/U)65から構成されている。
は、フィルムプロジェクタ(F/P)64およびミラー
ユニット(M/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P64はハウジン
グ601を備えており、このハウジング601に動作確
認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、オ
ートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイッ
チ(AF/MF切り換えスイッチ)604、およびマニ
ュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ)
605a,605bが設けられている。また、ハウジン
グ601は開閉自在な開閉部606を備えている。この
開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム633
を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フィル
ム633に記録されている被写体の写し方に応じて縦ま
たは横方向からハウジング601内に挿入することがで
きる大きさの孔608,609がそれぞれ穿設されてい
る。これら孔608,609の反対側にもフィルム保持
ケース607が突出することができる孔(図示されな
い)が穿設されている。開閉部606は蝶番によってハ
ウジング601に回動可能に取り付けられるか、あるい
はハウジング601に着脱自在に取り付けるようになっ
ている。開閉部606を開閉自在にすることにより、孔
608,609からハウジング601内に小さい異物が
侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができる
ようにしている。
グ601を備えており、このハウジング601に動作確
認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、オ
ートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイッ
チ(AF/MF切り換えスイッチ)604、およびマニ
ュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ)
605a,605bが設けられている。また、ハウジン
グ601は開閉自在な開閉部606を備えている。この
開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム633
を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フィル
ム633に記録されている被写体の写し方に応じて縦ま
たは横方向からハウジング601内に挿入することがで
きる大きさの孔608,609がそれぞれ穿設されてい
る。これら孔608,609の反対側にもフィルム保持
ケース607が突出することができる孔(図示されな
い)が穿設されている。開閉部606は蝶番によってハ
ウジング601に回動可能に取り付けられるか、あるい
はハウジング601に着脱自在に取り付けるようになっ
ている。開閉部606を開閉自在にすることにより、孔
608,609からハウジング601内に小さい異物が
侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができる
ようにしている。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム用
のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P64はこれらのフィルムに対応
することができるようにしている。また、F/P64は
6cm×6cmや4inch×5inchのネガフィルムにも対応す
ることができるうにしている。その場合、このネガフィ
ルムをM/U65とプラテンガラス31との間でプラテ
ンガラス31上に密着するようにしている。
のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P64はこれらのフィルムに対応
することができるようにしている。また、F/P64は
6cm×6cmや4inch×5inchのネガフィルムにも対応す
ることができるうにしている。その場合、このネガフィ
ルムをM/U65とプラテンガラス31との間でプラテ
ンガラス31上に密着するようにしている。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に指示されている。
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に指示されている。
また、ハウジング601内にはリフレクタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィルム
用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するため
の補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の補正
フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ保持
部材618と、この補正フィルタ保持部材618の駆動
用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の回転
位置を検出する第1および第2位置検出センサ620,
621と駆動用モータ619を制御するコントロール装
置(F/P64内に設けられるが図示されていない)と
をそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設けられ
ている。そして、補正フィルタ保持部材618に支持さ
れた補正フィルタ635のうち、原稿フィルム633に
対応した補正フィルタ635を自動的に選択して転写レ
ンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整合する
ようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の補正
フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイメー
ジングユニット37との間等、投影光の光軸上であれば
どの場所にも配設することができる。
用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するため
の補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の補正
フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ保持
部材618と、この補正フィルタ保持部材618の駆動
用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の回転
位置を検出する第1および第2位置検出センサ620,
621と駆動用モータ619を制御するコントロール装
置(F/P64内に設けられるが図示されていない)と
をそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設けられ
ている。そして、補正フィルタ保持部材618に支持さ
れた補正フィルタ635のうち、原稿フィルム633に
対応した補正フィルタ635を自動的に選択して転写レ
ンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整合する
ようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の補正
フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイメー
ジングユニット37との間等、投影光の光軸上であれば
どの場所にも配設することができる。
更に、転写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。原稿フィルム635
のセット位置の近傍には、この原稿フィルム633を冷
却するためのフィルム冷却用ファン626が設けられて
いる。
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。原稿フィルム635
のセット位置の近傍には、この原稿フィルム633を冷
却するためのフィルム冷却用ファン626が設けられて
いる。
このF/P64の電源はベースマシン30の電源とは別
に設けられるが、このベースマシン30内に収納されて
いる。
に設けられるが、このベースマシン30内に収納されて
いる。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、一対の支持片629,629が
枢着されており、これら支持片629,629は、カバ
ー628を最大に開いたときこのカバー628と底板6
27とのなす角度が45度となるようにカバー628を
支持するようになっている。
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、一対の支持片629,629が
枢着されており、これら支持片629,629は、カバ
ー628を最大に開いたときこのカバー628と底板6
27とのなす角度が45度となるようにカバー628を
支持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられてい
る。また底板627には大きな開口が形成されていて、
この開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散
板632とが設けられている。
る。また底板627には大きな開口が形成されていて、
この開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散
板632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより画像の周辺部が暗くなるのを防止する機能
を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ6
31からの平行光によって形成される、イメージングユ
ニット37内のセルフォックレンズ224の影をライン
センサ226が検知し得ないようにするために平行光を
微小量拡散する機能を有している。
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより画像の周辺部が暗くなるのを防止する機能
を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ6
31からの平行光によって形成される、イメージングユ
ニット37内のセルフォックレンズ224の影をライン
センサ226が検知し得ないようにするために平行光を
微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P64によるカラーコピ
ーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保
管される。そして、ミラーユニット65は使用する時に
開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の所
定に載置される。
ーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保
管される。そして、ミラーユニット65は使用する時に
開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の所
定に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能 フィルム画像読取り装置は、以下の主な機能を備えてい
る。
る。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P64に光源ランプ613として一般に用いられて
いるハロゲンランプは、一般的に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤
(R)、緑(G)および青(B)の比がランプ613の
分光特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロ
ゲンランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正
が必要となる。
いるハロゲンランプは、一般的に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤
(R)、緑(G)および青(B)の比がランプ613の
分光特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロ
ゲンランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正
が必要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体にもいくつかの種類があ
るように、多くの種類がある。これらのフィルムはそれ
ぞれその分光特性が異なっている。例えば、ネガフィル
ムにおいてはオレンジ色をしており、Rの透過率が多い
のに対してBの透過率が少ない。このため、ネガフィル
ムにおいては、Bの光量を多くなるように分光特性を補
正する必要がある。
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体にもいくつかの種類があ
るように、多くの種類がある。これらのフィルムはそれ
ぞれその分光特性が異なっている。例えば、ネガフィル
ムにおいてはオレンジ色をしており、Rの透過率が多い
のに対してBの透過率が少ない。このため、ネガフィル
ムにおいては、Bの光量を多くなるように分光特性を補
正する必要がある。
そこで、F/P64には、このような分光特性を補正す
るための補正フィルタが準備されている。
るための補正フィルタが準備されている。
F/P64はこれらの補正フィルタを自動的に交換する
ことができるようにしている。補正フィルタの交換は、
前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる。す
なわち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタを
使用位置にセットするように、システム(SYS)内の
マイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令信号
が出力されると、コントロール装置は、第1、第2位置
検出センサ620,621からの2bit信号がCPU
の信号に一致するように、駆動用モータ619を駆動制
御する。そして、センサ620,621からの信号がC
PUの信号に一致すると、コントロール装置はモータ6
19を停止させる。モータ619が停止したときには、
原稿フィルムに対応した補正フィルタが自動的に使用位
置にセットされるようになる。
ことができるようにしている。補正フィルタの交換は、
前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる。す
なわち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタを
使用位置にセットするように、システム(SYS)内の
マイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令信号
が出力されると、コントロール装置は、第1、第2位置
検出センサ620,621からの2bit信号がCPU
の信号に一致するように、駆動用モータ619を駆動制
御する。そして、センサ620,621からの信号がC
PUの信号に一致すると、コントロール装置はモータ6
19を停止させる。モータ619が停止したときには、
原稿フィルムに対応した補正フィルタが自動的に使用位
置にセットされるようになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能 原稿フィルム633は開閉部606に形成された挿入孔
608,609のいずれの孔からも挿入することができ
る、すなわち、被写体の写し方に対応して鉛直方向から
と水平方向からとの二方向から原稿フィルム633を装
着することができるようにしている。その場合、挿入孔
608,609の少なくともいずれか一方にはフィルム
検知スイッチが設けられている。すなわち、フィルム検
知スイッチが少なくとも一つ設けられている。そして、
フィルム検知スイッチが孔608側に設けられるが孔6
09側には設けられない場合には、フィルム保持ケース
607が孔608から挿入されてフィルムが検知された
ときオンとなって、検知信号を出力する。この検知信号
があるときにはラインセンサ226の必要エリアは縦、
すなわち副走査方向が投影像の長手方向となるように設
定される。また、フィルム保持ケース607が孔609
から挿入されたとき、このスイッチはオフ状態を保持す
るので検知信号を出力しない。検知信号がないときには
必要エリアは横、すなわち主走査方向が投影像の長手方
向となるように設定される。
608,609のいずれの孔からも挿入することができ
る、すなわち、被写体の写し方に対応して鉛直方向から
と水平方向からとの二方向から原稿フィルム633を装
着することができるようにしている。その場合、挿入孔
608,609の少なくともいずれか一方にはフィルム
検知スイッチが設けられている。すなわち、フィルム検
知スイッチが少なくとも一つ設けられている。そして、
フィルム検知スイッチが孔608側に設けられるが孔6
09側には設けられない場合には、フィルム保持ケース
607が孔608から挿入されてフィルムが検知された
ときオンとなって、検知信号を出力する。この検知信号
があるときにはラインセンサ226の必要エリアは縦、
すなわち副走査方向が投影像の長手方向となるように設
定される。また、フィルム保持ケース607が孔609
から挿入されたとき、このスイッチはオフ状態を保持す
るので検知信号を出力しない。検知信号がないときには
必要エリアは横、すなわち主走査方向が投影像の長手方
向となるように設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608,609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608,609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AF機能) フィルム保持ケース607をF/P64に装着したと
き、原稿フィルム633の装着位置には数十mmの精度が
要求される。このため、原稿フィルム633を装着した
後、ピント合わせが必要となる。このピント合わせを手
動で行う場合、プラテンガラス31の所定位置にセット
されたM/U65の拡散板632に原稿フィルム633
の画像を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保
持部材611を摺動させて行わなければならない。その
場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見にく
いので、正確にピントを合わせることは非常に難しい。
き、原稿フィルム633の装着位置には数十mmの精度が
要求される。このため、原稿フィルム633を装着した
後、ピント合わせが必要となる。このピント合わせを手
動で行う場合、プラテンガラス31の所定位置にセット
されたM/U65の拡散板632に原稿フィルム633
の画像を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保
持部材611を摺動させて行わなければならない。その
場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見にく
いので、正確にピントを合わせることは非常に難しい。
そこで、原稿フィルム633をF/P64に装着したと
き、F/P64は自動的にピント合わせを行うことがで
きるようにしている。
き、F/P64は自動的にピント合わせを行うことがで
きるようにしている。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
われる。
U/I36のディスプレイ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P64のAF/MF切り換えス
イッチ604をAFに選択することにより、AF装置が
作動可能状態となる。第33図に示されているように、
原稿フィルム633が入っているフィルムケース607
をF/P64に装着すると、発光器623からの光がこ
の原稿フィルム633によって反射するようになり、そ
の反射光がAFのための例えば2素子型の受光器624
によって検知される。
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P64のAF/MF切り換えス
イッチ604をAFに選択することにより、AF装置が
作動可能状態となる。第33図に示されているように、
原稿フィルム633が入っているフィルムケース607
をF/P64に装着すると、発光器623からの光がこ
の原稿フィルム633によって反射するようになり、そ
の反射光がAFのための例えば2素子型の受光器624
によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果が0でないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動す
る。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動する
とともに、これに連動して、発光器623および受光器
624がともに移動する。そして、2素子からの出力信
号の差が0になると、CPU634はモータ625を停
止する。モータ625が停止したときがピントの合った
状態となる。
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果が0でないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動す
る。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動する
とともに、これに連動して、発光器623および受光器
624がともに移動する。そして、2素子からの出力信
号の差が0になると、CPU634はモータ625を停
止する。モータ625が停止したときがピントの合った
状態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MF機能) AF/MF切り換えスイッチ604をMFに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Fの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a,605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Fの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a,605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能 マニュアルランプスイッチ603を押すことにより無条
件にランプ613を点灯させることができるようにして
いる。このスイッチは通常は使用しないが、比較的厚さ
の厚いものに記録されている画像をコピーする場合にお
いてバックライティングするとき、AF時に長時間映写
像を見るとき、およびランプ切れを確認するとき等に使
用される。
件にランプ613を点灯させることができるようにして
いる。このスイッチは通常は使用しないが、比較的厚さ
の厚いものに記録されている画像をコピーする場合にお
いてバックライティングするとき、AF時に長時間映写
像を見るとき、およびランプ切れを確認するとき等に使
用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/I36で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/I36で原稿フィルムの種類を選択することによ
り、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択
することができるようにしている。
機能 U/I36で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/I36で原稿フィルムの種類を選択することによ
り、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択
することができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能 CPU634のROMには、一般に、写真撮影によく使
用されるネガフィルムであるFUJI(登録商標)、K
ODAK(登録商標)およびKONICA(登録商標)
の各ASA100のオレンジマスクの濃度データが記憶
されており、これらのフィルムが選択されたとき、CP
U634は記憶された濃度データに基づいて自動的にシ
ェーディング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
64に装着する必要はない。
用されるネガフィルムであるFUJI(登録商標)、K
ODAK(登録商標)およびKONICA(登録商標)
の各ASA100のオレンジマスクの濃度データが記憶
されており、これらのフィルムが選択されたとき、CP
U634は記憶された濃度データに基づいて自動的にシ
ェーディング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてΓ補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
の諸条件に基づいてΓ補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レジンはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レジンはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することによ
り、良好な再現性を得るようにしている。
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することによ
り、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わ
し、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしてい
る。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(ほぼネガ
濃度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表
わしている。すなわち、第1象限はそのネガフィルムの
濃度特性を、第2象限はシェーディング補正の関係を、
第3象限はΓ補正の関係を、そして第4象限は被写体露
光量と補正された出力コピー濃度との関係をそれぞれ表
わしている。
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わ
し、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしてい
る。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(ほぼネガ
濃度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表
わしている。すなわち、第1象限はそのネガフィルムの
濃度特性を、第2象限はシェーディング補正の関係を、
第3象限はΓ補正の関係を、そして第4象限は被写体露
光量と補正された出力コピー濃度との関係をそれぞれ表
わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちΓの値が1よりも小さいの
でΓ補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちΓの値が1よりも小さいの
でΓ補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、Γ補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。同図第
3象限には、Γ補正のためのENDカーブβが設定され
ている。このENDカーブβの傾きΓ′は、第4象限に
おいて被写体からの露光量と出力コピー濃度との関係が
45度の直線関係となるようにするために、Γ′=1/
Γに設定されている。
3象限には、Γ補正のためのENDカーブβが設定され
ている。このENDカーブβの傾きΓ′は、第4象限に
おいて被写体からの露光量と出力コピー濃度との関係が
45度の直線関係となるようにするために、Γ′=1/
Γに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場
合、シェーディング補正回路のレジスタに設定されてい
る濃度調整値が、第2象限において直線で表わされる
値にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域
a′となる。この領域a′のうち領域についてはEND
カーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分は
コピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限
において濃度調整値を直線から直線にシフトして、
シェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範
囲に入るようにする。このようにすることにより、被写
体からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限に
おいて45度の直線に従うようになって、コピーは諧
調をもった濃度を有するようになる。
合、シェーディング補正回路のレジスタに設定されてい
る濃度調整値が、第2象限において直線で表わされる
値にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域
a′となる。この領域a′のうち領域についてはEND
カーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分は
コピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限
において濃度調整値を直線から直線にシフトして、
シェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範
囲に入るようにする。このようにすることにより、被写
体からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限に
おいて45度の直線に従うようになって、コピーは諧
調をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域bの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線の値に設定す
る。そして、第3象限において線で表わされるEND
カーブβを選択する。このENDカーブβを選択するこ
とにより、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第
4象限の45度の直線で表わされるようにすることが
できる。すなわち、被写体からの露光量が領域bにある
とき、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっていると
すると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまう
ことが防止され、髪と防止とのコントラストを明瞭に出
すことができるようになる。
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線の値に設定す
る。そして、第3象限において線で表わされるEND
カーブβを選択する。このENDカーブβを選択するこ
とにより、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第
4象限の45度の直線で表わされるようにすることが
できる。すなわち、被写体からの露光量が領域bにある
とき、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっていると
すると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまう
ことが防止され、髪と防止とのコントラストを明瞭に出
すことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
れる。
(C−2)画像信号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をR、G、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅され
る。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によ
ってディジタル信号に変換され、更にログ変換器238
によって光量信号から濃度信号に変換される。
原稿フィルム633の画像の映写光をR、G、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅され
る。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によ
ってディジタル信号に変換され、更にログ変換器238
によって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セレフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ム
ラ、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レ
ベルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像
信号から取り除かれる。
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セレフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ム
ラ、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レ
ベルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像
信号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。す
なわち、イメージングユニット37をR、G、Bの各画
素毎に32ラインステップスキャンしてサンプリング
し、これらのサンプリングデータをラインメモリ240
を通してCPU634に送り、CPU634が32ライ
ンのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、シェー
ディングデータをとる。このように平均をとることによ
り、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。す
なわち、イメージングユニット37をR、G、Bの各画
素毎に32ラインステップスキャンしてサンプリング
し、これらのサンプリングデータをラインメモリ240
を通してCPU634に送り、CPU634が32ライ
ンのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、シェー
ディングデータをとる。このように平均をとることによ
り、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値DADjを演算
し、シェーディング補正回路239内のLSIのレジス
タに設定されているDADj値を書き換える。更に、CP
U634は選択されたフィルムに対応してランプ613
の光量および増幅器643のゲインを調整する。
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値DADjを演算
し、シェーディング補正回路239内のLSIのレジス
タに設定されているDADj値を書き換える。更に、CP
U634は選択されたフィルムに対応してランプ613
の光量および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにDADj値を加えることによ
り、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェーデ
ィング補正回路239はこれらの調整がされたデータか
ら各画素毎のシェーディングデータを引くことによりシ
ェーディング補正を行う。
を読み取った実際のデータにDADj値を加えることによ
り、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェーデ
ィング補正回路239はこれらの調整がされたデータか
ら各画素毎のシェーディングデータを引くことによりシ
ェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからDADj値を演算しなけ
ればならない。
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからDADj値を演算しなけ
ればならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32はIPS33
にR、G、Bの濃度信号を出力する。
にR、G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてΓ補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はΓ補正を行って原稿フィル
ムのΓが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてΓ補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はΓ補正を行って原稿フィル
ムのΓが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D)操作手順および信号のタイミング 第34図に基づいて、操作手順および信号のタイミング
を説明する。なお、破線で示されている信号は、その信
号を用いてもよいことを示している。
を説明する。なお、破線で示されている信号は、その信
号を用いてもよいことを示している。
F/P64の操作は、主にベースマシン30のU/I3
6によって行われる。すなわち、U/I36にディスプ
レイの画面に表示されるF/P操作キーを操作すること
により、ベースマシン30をF/Pモードにする。原稿
フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されている
フィルムのうちの一つである場合を想定すると、第34
図に示されているように、U/I36のディスプレイの
画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの種
類を選んで下さい」と表示される。したがって、まずM
/U65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセッ
トする。
6によって行われる。すなわち、U/I36にディスプ
レイの画面に表示されるF/P操作キーを操作すること
により、ベースマシン30をF/Pモードにする。原稿
フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されている
フィルムのうちの一つである場合を想定すると、第34
図に示されているように、U/I36のディスプレイの
画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの種
類を選んで下さい」と表示される。したがって、まずM
/U65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセッ
トする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FC CONT)信号が(0,0)となってFC
動作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置
が作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされ
る。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換
終了 信号がLOWとなる。
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FC CONT)信号が(0,0)となってFC
動作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置
が作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされ
る。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換
終了 信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFC CONTが(0,1)となって
補正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フ
ィルタが使用位置にセットされる。また、シェーディン
グ補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせま
す。フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、
ランプ613が消灯する。したがって、原稿フィルム6
33を入れたフィルムケース607をF/P64に装着
する。これにより、発光器623からの光がこのフィル
ムによって反射され、その反射光が受光器624によっ
て検知される。
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFC CONTが(0,1)となって
補正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フ
ィルタが使用位置にセットされる。また、シェーディン
グ補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせま
す。フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、
ランプ613が消灯する。したがって、原稿フィルム6
33を入れたフィルムケース607をF/P64に装着
する。これにより、発光器623からの光がこのフィル
ムによって反射され、その反射光が受光器624によっ
て検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分が0で
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了 信号がLOWとなる。この 信号がLOWになった後でかつFC SETがLOWと
なって1秒経過した後に、画面には「コピーできます」
と表示される。U/I36のスタートキーを押すと、画
面には「コピー中です」と表示され、かつランプ613
が点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を
待って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が
開始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調
整、Γ補正等を行うためのデータを得るためにイメージ
ングユニット37が一回スキャンして、投影像の一部ま
たは全部を読み取る。
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了 信号がLOWとなる。この 信号がLOWになった後でかつFC SETがLOWと
なって1秒経過した後に、画面には「コピーできます」
と表示される。U/I36のスタートキーを押すと、画
面には「コピー中です」と表示され、かつランプ613
が点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を
待って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が
開始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調
整、Γ補正等を行うためのデータを得るためにイメージ
ングユニット37が一回スキャンして、投影像の一部ま
たは全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、 がHIGHとなるとともに画面には「ピントを合わせま
す」と表示される。そして、新しいコマがセットされる
と、AF動作が行われ、同時に、 がLOWとなるとともに、画面には「コピーできます」
と表示される。その後、スタートキーを押すことによ
り、コピーが行われる。
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、 がHIGHとなるとともに画面には「ピントを合わせま
す」と表示される。そして、新しいコマがセットされる
と、AF動作が行われ、同時に、 がLOWとなるとともに、画面には「コピーできます」
と表示される。その後、スタートキーを押すことによ
り、コピーが行われる。
(III)イメージ処理システム(IPS) (III−1)IPSのモジュール構成 第35図はIPSのモジュール構成の概要を示す図であ
る。
る。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、IOT(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、M、C、Kのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス
(ピッチ)を1回、同様にM、C、Kについてもそれぞ
れをプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、
計4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による
像を重畳することによってフルカラーによる像を再現し
ている。したがって、カラー分解信号(B、G、R信
号)をトナー信号(Y、M、C、K信号)に変換する場
合においては、その色のバランスをどう調整するかやI
ITの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせて
その色をどう再現するか、濃度やコントラストのバラン
スをどう調整するか、エッジの強調やボケ、モアレをど
う調整するか等が問題になる。
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、IOT(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、M、C、Kのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス
(ピッチ)を1回、同様にM、C、Kについてもそれぞ
れをプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、
計4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による
像を重畳することによってフルカラーによる像を再現し
ている。したがって、カラー分解信号(B、G、R信
号)をトナー信号(Y、M、C、K信号)に変換する場
合においては、その色のバランスをどう調整するかやI
ITの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせて
その色をどう再現するか、濃度やコントラストのバラン
スをどう調整するか、エッジの強調やボケ、モアレをど
う調整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB、G、Rのカラー分解信号を入
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Equi
valent Neutral Density;等価中性濃度変換)モジュ
ール301、カラーマスキングモジュール302、原稿
サイズ検出モジュール303、カラー変換モジュール3
04、UCR(Under Color Removal;下色除去)
&黒生成モジュール305、空間フィルター306、T
RC(Tone Reproduction Control;色調補正制御)
モジュール307、縮拡処理モジュール308、スクリ
ーンジェネレータ309、IOTインターフェースモジ
ュール310、領域生成回路やスイッチマトリクスを有
する領域画像制御モジュール311、エリアコマンドメ
モリ312やカラーパレットビデオスイッチ回路313
やフォントバッファ314等を有する編集制御モジュー
ル等からなる。
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Equi
valent Neutral Density;等価中性濃度変換)モジュ
ール301、カラーマスキングモジュール302、原稿
サイズ検出モジュール303、カラー変換モジュール3
04、UCR(Under Color Removal;下色除去)
&黒生成モジュール305、空間フィルター306、T
RC(Tone Reproduction Control;色調補正制御)
モジュール307、縮拡処理モジュール308、スクリ
ーンジェネレータ309、IOTインターフェースモジ
ュール310、領域生成回路やスイッチマトリクスを有
する領域画像制御モジュール311、エリアコマンドメ
モリ312やカラーパレットビデオスイッチ回路313
やフォントバッファ314等を有する編集制御モジュー
ル等からなる。
そして、IITからB、G、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビットデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に入力し、Y、M、C、Kのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン/オフデータとしてIOTインターフェースモ
ジュール310からIOTに出力している。したがっ
て、フルカラー(4カラー)の場合には、プリスキャン
でまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿
情報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーの
トナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセ
スカラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順
次実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応し
た信号処理を行っている。
て、それぞれ8ビットデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に入力し、Y、M、C、Kのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン/オフデータとしてIOTインターフェースモ
ジュール310からIOTに出力している。したがっ
て、フルカラー(4カラー)の場合には、プリスキャン
でまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿
情報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーの
トナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセ
スカラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順
次実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応し
た信号処理を行っている。
IITでは、CCDセンサーを使いB、G、Rのそれぞ
れについて、1ピクセルを16ドット/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビット(3色×8ビット;
256階調)で出力している。CCDセンサーは、上面
にB、G、Rのフィルターが装着されていて16ドット
/mmの密度で300mmの長さを有し、190.5m
m/secのプロセススピードで16ライン/mmのス
キャンを行うので、ほぼ各色につき毎秒15Mピクセル
の速度で読み取りデータを出力している。そして、II
Tでは、B、G、Rの画素のアナログデータをログ変換
することによって、反射率の情報から濃度の情報に変換
し、さらにデジタルデータに変換している。
れについて、1ピクセルを16ドット/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビット(3色×8ビット;
256階調)で出力している。CCDセンサーは、上面
にB、G、Rのフィルターが装着されていて16ドット
/mmの密度で300mmの長さを有し、190.5m
m/secのプロセススピードで16ライン/mmのス
キャンを行うので、ほぼ各色につき毎秒15Mピクセル
の速度で読み取りデータを出力している。そして、II
Tでは、B、G、Rの画素のアナログデータをログ変換
することによって、反射率の情報から濃度の情報に変換
し、さらにデジタルデータに変換している。
次に各モジュールについて説明する。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
めの図である。
(A)END変換モジュール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、IITからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、G、Rのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示すよ
うな変換テーブル(LUT;ルックアップテーブル)を
用いてそのバランスをとるのがEND変換である。した
がって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場合
にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調で
B、G、Rのカラー分解信号に変換して出力する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、IITからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、G、Rのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示すよ
うな変換テーブル(LUT;ルックアップテーブル)を
用いてそのバランスをとるのがEND変換である。した
がって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場合
にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調で
B、G、Rのカラー分解信号に変換して出力する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
(B)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、G、R信号
をマトリクス演算することによりY、M、Cのトナー量
に対応する信号に変換するのものであり、END変換に
よりグレーバランス調整を行った後の信号を処理してい
る。
をマトリクス演算することによりY、M、Cのトナー量
に対応する信号に変換するのものであり、END変換に
よりグレーバランス調整を行った後の信号を処理してい
る。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純枠に
B、G、RからそれぞれY、M、Cを演算する3×3の
マトリクスを用いているが、B、G、Rだけでなく、B
G、GR、RB、B2、G2、R2の成分も加味するた
め種々のマトリクスを用いたり、他のマトリクスを用い
てもよいことは勿論である。変換マトリクスとしては、
通常のカラー調整用とモノカラーモードにおける強度信
号生成用の2セットを保有している。
B、G、RからそれぞれY、M、Cを演算する3×3の
マトリクスを用いているが、B、G、Rだけでなく、B
G、GR、RB、B2、G2、R2の成分も加味するた
め種々のマトリクスを用いたり、他のマトリクスを用い
てもよいことは勿論である。変換マトリクスとしては、
通常のカラー調整用とモノカラーモードにおける強度信
号生成用の2セットを保有している。
このように、IITのビデオ信号についてIPSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
とカラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿による
グレーバランス調整を行わなければならないため、その
変換テーブルがより複雑になる。
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
とカラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿による
グレーバランス調整を行わなければならないため、その
変換テーブルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するために
は、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイ
ズよりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すと
コピーの出来映えをよいものとすることができる。その
ため、原稿サイズ検出モジュール303は、プリスキャ
ン時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラ
テンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。
そのために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色
例えば黒にし、第36図(b)に示すようにプラテンカラ
ー識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ30
31にセットする。そして、プリスキャン時は、原稿の
反射率に近い情報に変換(γ変換)した信号(後述の空
間フィルター306の出力を用いる)Xとスレッショル
ドレジスタ3031にセットされた上限値/下限値とを
コンパレータ3032で比較し、エッジ検出回路303
4で原稿のエッジを検出して座標x,yの最大値と最小
値とを最大/最小ソータ3035に記憶する。
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するために
は、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイ
ズよりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すと
コピーの出来映えをよいものとすることができる。その
ため、原稿サイズ検出モジュール303は、プリスキャ
ン時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラ
テンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。
そのために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色
例えば黒にし、第36図(b)に示すようにプラテンカラ
ー識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ30
31にセットする。そして、プリスキャン時は、原稿の
反射率に近い情報に変換(γ変換)した信号(後述の空
間フィルター306の出力を用いる)Xとスレッショル
ドレジスタ3031にセットされた上限値/下限値とを
コンパレータ3032で比較し、エッジ検出回路303
4で原稿のエッジを検出して座標x,yの最大値と最小
値とを最大/最小ソータ3035に記憶する。
例えば第36図(d)に示すように原稿が傾いている場合
や矩形でない場合には上下左右の最大値と最小値
(x1,x2、y1,y2)が検出、記憶される。ま
た、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ3033
で原稿のY、M、Cとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテンカ
ラー消去回路3036でエッジの外側、即ちプラテンの
読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
や矩形でない場合には上下左右の最大値と最小値
(x1,x2、y1,y2)が検出、記憶される。ま
た、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ3033
で原稿のY、M、Cとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテンカ
ラー消去回路3036でエッジの外側、即ちプラテンの
読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D)カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(c)に示すようにウインドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M、Cの値をカラーパレット3053にセットする。そ
して、領域画像制御モジュールから入力されるエリア信
号にしたがってナンドゲート3054を制御し、カラー
変換エリアでない場合には原稿のY、M、Cをそのまま
セレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに入る
と、原稿のY、M、C信号がスレッショルドレジスタ3
051にセットされたY、M、Cの上限値と下限値の間
に入るとウインドコンパレータ3052の出力でセレク
タ3055を切り換えてカラーパレット3053にセッ
トされた変換カラーのY、M、Cを送出する。
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(c)に示すようにウインドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M、Cの値をカラーパレット3053にセットする。そ
して、領域画像制御モジュールから入力されるエリア信
号にしたがってナンドゲート3054を制御し、カラー
変換エリアでない場合には原稿のY、M、Cをそのまま
セレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに入る
と、原稿のY、M、C信号がスレッショルドレジスタ3
051にセットされたY、M、Cの上限値と下限値の間
に入るとウインドコンパレータ3052の出力でセレク
タ3055を切り換えてカラーパレット3053にセッ
トされた変換カラーのY、M、Cを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B、G、R濃度データの読み
取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座標
をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際して
は、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整分
の再調整が必要である。プリスキャンでは、IITはサ
ンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補正
RAMより読み出されたB、G、R濃度データは、ソフ
トウエアによりシェーディング補正された後、平均化さ
れ、さらにEND補正、カラーマスキングを実行してか
らウインドコンパレータ3052にセットされる。
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B、G、R濃度データの読み
取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座標
をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際して
は、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整分
の再調整が必要である。プリスキャンでは、IITはサ
ンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補正
RAMより読み出されたB、G、R濃度データは、ソフ
トウエアによりシェーディング補正された後、平均化さ
れ、さらにEND補正、カラーマスキングを実行してか
らウインドコンパレータ3052にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
C、G、B、Rおよびこれらの中間色とK、Wの14色
を用意している。
レット3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
C、G、B、Rおよびこれらの中間色とK、Wの14色
を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール Y、M、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、実現的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M、Cを等量減ずる(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じY、M、Cについて一定の下色除
去を行っている。
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、実現的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M、Cを等量減ずる(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じY、M、Cについて一定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例えば
グレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さく
なるので、Y、M、Cの最小値相当をそのまま除去して
Kを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合に
は、除去の量をY、M、Cの最小値よりも少なくし、K
の生成量も少なくすることによって、墨の混入および低
明度高彩度色の彩度低下を防いでいる。
グレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さく
なるので、Y、M、Cの最小値相当をそのまま除去して
Kを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合に
は、除去の量をY、M、Cの最小値よりも少なくし、K
の生成量も少なくすることによって、墨の混入および低
明度高彩度色の彩度低下を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大値
/最小値検出回路3051によりY、M、Cの最大値と
最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を演
算し、変換テーブル3054と演算回路3055により
Kを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整す
るものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には、
変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回路
3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、M、C
から除去する値を求めるテーブルであり、この変換テー
ブル3056を通して演算回路3059でY、M、Cか
らKに対応する除去を行う。また、アンドゲート305
7、3058はモノカラーモード、4フルカラーモード
の各信号にしたがってK信号およびY、M、Cの下色除
去した後の信号をゲートするものであり、セレクタ30
52、3050は、プロセスカラー信号により、Y、
M、C、Kのいずれかを選択するものである。このよう
に実際には、Y、M、Cの網点で色を再現しているの
で、Y、M、Cの除去やKの生成比率は、経験的に生成
したカーブやテーブル等を用いて設定されている。
/最小値検出回路3051によりY、M、Cの最大値と
最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を演
算し、変換テーブル3054と演算回路3055により
Kを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整す
るものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には、
変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回路
3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、M、C
から除去する値を求めるテーブルであり、この変換テー
ブル3056を通して演算回路3059でY、M、Cか
らKに対応する除去を行う。また、アンドゲート305
7、3058はモノカラーモード、4フルカラーモード
の各信号にしたがってK信号およびY、M、Cの下色除
去した後の信号をゲートするものであり、セレクタ30
52、3050は、プロセスカラー信号により、Y、
M、C、Kのいずれかを選択するものである。このよう
に実際には、Y、M、Cの網点で色を再現しているの
で、Y、M、Cの除去やKの生成比率は、経験的に生成
したカーブやテーブル等を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケた情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ット/mmのサンプリング周期との間でモアレが生じ
る。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との
間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール30
6は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去す
る機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網
点成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、
エッジ強調にはハイパスフィルタが用いられている。
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケた情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ット/mmのサンプリング周期との間でモアレが生じ
る。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との
間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール30
6は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去す
る機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網
点成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、
エッジ強調にはハイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール306では、第36図(g)に
示すようにY、M、C、MinおよびMax−Minの入力信
号の1色をセレクタ3003で取り出し、変換テーブル
3004を用いて反射率に近い情報に変換する。この情
報の方がエッジを拾いやすいからであり、その1色とし
ては例えばYをセレクトしている。また、スレッショル
ドレジスタ3001、4ビットの2値化回路3002、
デコーダ3005を用いて画素毎に、Y、M、C、Min
およびMax−MinからY、M、C、K、B、G、R、W
(白)の8つに色相分離する。デコーダ3005は、2
値化情報に応じて色相を認識してプロセスカラーから必
要色か否かを1ビットの情報で出力するものである。
示すようにY、M、C、MinおよびMax−Minの入力信
号の1色をセレクタ3003で取り出し、変換テーブル
3004を用いて反射率に近い情報に変換する。この情
報の方がエッジを拾いやすいからであり、その1色とし
ては例えばYをセレクトしている。また、スレッショル
ドレジスタ3001、4ビットの2値化回路3002、
デコーダ3005を用いて画素毎に、Y、M、C、Min
およびMax−MinからY、M、C、K、B、G、R、W
(白)の8つに色相分離する。デコーダ3005は、2
値化情報に応じて色相を認識してプロセスカラーから必
要色か否かを1ビットの情報で出力するものである。
第36図(g)の出力は、第36図(h)の回路に入力され
る。ここでは、FIFO3061と5×7デジタルフィ
ルタ3063、モジュレーションテーブル3066によ
り網点除去の情報を生成し、FIFO3062と5×7
デジタルフィルタ3064、モジュレーションテーブル
3067、ディレイ回路3065により同図(g)の出力
情報からエッジ強調情報を生成する。モジュレーション
テーブル3066、3067は、写真や文字専用、混在
等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
る。ここでは、FIFO3061と5×7デジタルフィ
ルタ3063、モジュレーションテーブル3066によ
り網点除去の情報を生成し、FIFO3062と5×7
デジタルフィルタ3064、モジュレーションテーブル
3067、ディレイ回路3065により同図(g)の出力
情報からエッジ強調情報を生成する。モジュレーション
テーブル3066、3067は、写真や文字専用、混在
等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
エッジ強調では、例えば第36図(i)のような緑の文
字をのように再現しようとする場合、Y、Cを、
のように強調処理し、Mは実線のように強調処理しな
い。このスイッチングをアンドゲート3068で行って
いる。この処理を行うには、の点線のように強調する
と、のようにエッジにMの混色による濁りが生じる。
ディレイ回路3065は、このような強調をプロセスカ
ラー毎にアンドゲート3068でスイッチングするため
にFIFO3062と5×7デジタルフィルタ3064
との同期を図るものである。鮮やかな緑の文字を通常の
処理で再生すると、緑の文字にマゼンタが混じり濁りが
生じる。そこで、上記のようにして緑と認識するとY、
Cは通常通り出力するが、Mは抑えエッジ強調をしない
ようにする。
字をのように再現しようとする場合、Y、Cを、
のように強調処理し、Mは実線のように強調処理しな
い。このスイッチングをアンドゲート3068で行って
いる。この処理を行うには、の点線のように強調する
と、のようにエッジにMの混色による濁りが生じる。
ディレイ回路3065は、このような強調をプロセスカ
ラー毎にアンドゲート3068でスイッチングするため
にFIFO3062と5×7デジタルフィルタ3064
との同期を図るものである。鮮やかな緑の文字を通常の
処理で再生すると、緑の文字にマゼンタが混じり濁りが
生じる。そこで、上記のようにして緑と認識するとY、
Cは通常通り出力するが、Mは抑えエッジ強調をしない
ようにする。
(G)TRC変換モジュール IOTは、IPSからのオン/オフ信号にしたがって
Y、M、C、Kの各プロセスカラーにより4回のコピー
サイクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フル
カラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号
処理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するに
は、IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。
TRC変換モジュール309は、このような再現性の向
上を図るためのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み
合わせにより、第36図(j)に示すように8ビット画像
データをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをR
AMに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モー
ド、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAM
アドレス上位3ビットにはエリア信号のビット0〜ビッ
ト3が使用される。また、領域外モードにより上記機能
を組み合わせて使用することもできる。なお、このRA
Mは、例えば2kバイト(256バイト×8面)で構成
して8面の変換テーブルを保有し、Y、M、Cの各サイ
クル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分スト
アされ、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされ
る。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロード
する必要はない。
Y、M、C、Kの各プロセスカラーにより4回のコピー
サイクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フル
カラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号
処理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するに
は、IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。
TRC変換モジュール309は、このような再現性の向
上を図るためのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み
合わせにより、第36図(j)に示すように8ビット画像
データをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをR
AMに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モー
ド、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAM
アドレス上位3ビットにはエリア信号のビット0〜ビッ
ト3が使用される。また、領域外モードにより上記機能
を組み合わせて使用することもできる。なお、このRA
Mは、例えば2kバイト(256バイト×8面)で構成
して8面の変換テーブルを保有し、Y、M、Cの各サイ
クル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分スト
アされ、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされ
る。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロード
する必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じた
重み付け処理して生成される。例えばデータXi′の場
合には、両側のデータXi、Xi+1およびこれらのデー
タとサンプリングポイントとの距離d1、d2から、 (Xi×d2)+(Xi+1×d1) ただし、d1+d2=1 の演算をして求められる。
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンポンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じた
重み付け処理して生成される。例えばデータXi′の場
合には、両側のデータXi、Xi+1およびこれらのデー
タとサンプリングポイントとの距離d1、d2から、 (Xi×d2)+(Xi+1×d1) ただし、d1+d2=1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、一旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、一旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(I)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナー信号を入力
し、16ドット/mmに対応するようにほぼ縦80μm
φ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン/オ
フして中間調の画像を再現している。
調トナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナー信号を入力
し、16ドット/mmに対応するようにほぼ縦80μm
φ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン/オ
フして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(n)
に示すように例えば4×4のハーフトーンセルsを構成
する場合について説明する。まず、スクリーンジェネレ
ータでは、このようなハーフトーンセルsに対応して閾
値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデー
タ値とが比較される。そして、この比較処理では、例え
ばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクスm
の「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号を
生成する。
に示すように例えば4×4のハーフトーンセルsを構成
する場合について説明する。まず、スクリーンジェネレ
ータでは、このようなハーフトーンセルsに対応して閾
値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデー
タ値とが比較される。そして、この比較処理では、例え
ばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクスm
の「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号を
生成する。
16ドット/mmで4×4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドット
/mmの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単位
でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(o)に示す
ように1/4の単位、すなわち4倍に上げるようにする
ことによって4倍高い階調を実現している。したがっ
て、これに対応して同図(o)に示すような閾値マトリク
スm′を設定している。さらに、線数を上げるためにサ
ブマトリクス法を採用するのも有効である。
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドット
/mmの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画素単位
でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(o)に示す
ように1/4の単位、すなわち4倍に上げるようにする
ことによって4倍高い階調を実現している。したがっ
て、これに対応して同図(o)に示すような閾値マトリク
スm′を設定している。さらに、線数を上げるためにサ
ブマトリクス法を採用するのも有効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構成
し、同図(p)に示すようにマトリクスの成長核を2カ所
或いはそれ以上(複数)にするものである。このような
スクリーンのパターン設計手法を採用すると、例えば明
るいところは141spi、64階調にし、暗くなるに
したがって200spi、128階調にすることによっ
て暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と階調
を変えることができる。このようなパターンは、階調の
滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定するこ
とによって設計することができる。
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構成
し、同図(p)に示すようにマトリクスの成長核を2カ所
或いはそれ以上(複数)にするものである。このような
スクリーンのパターン設計手法を採用すると、例えば明
るいところは141spi、64階調にし、暗くなるに
したがって200spi、128階調にすることによっ
て暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と階調
を変えることができる。このようなパターンは、階調の
滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定するこ
とによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドットマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で生
成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号との
量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路3094
により検出し、補正回路3095、加算回路3091を
使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調の
再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対応
する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通して
たたみこむエラー拡散処理を行っている。
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で生
成されたオン/オフの2値化信号と入力の階調信号との
量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路3094
により検出し、補正回路3095、加算回路3091を
使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調の
再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対応
する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通して
たたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。制御情報としては、カラー
変換やモノカラーかフルカラーか等のカラーモード、写
真や文字等のモジュレーションセレクト情報、TRCの
セレクト情報、スクリーンジェネレータのセレクト情報
等があり、カラーマスキングモジュール302、カラー
変換モジュール304、UCRモジュール305、空間
フィルター306、TRCモジュール307の制御に用
いられる。なお、スイッチマトリクスは、ソフトウエア
により設定可能になっている。
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。制御情報としては、カラー
変換やモノカラーかフルカラーか等のカラーモード、写
真や文字等のモジュレーションセレクト情報、TRCの
セレクト情報、スクリーンジェネレータのセレクト情報
等があり、カラーマスキングモジュール302、カラー
変換モジュール304、UCRモジュール305、空間
フィルター306、TRCモジュール307の制御に用
いられる。なお、スイッチマトリクスは、ソフトウエア
により設定可能になっている。
(K)編集制御モジュール 編集制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(m)に示すようにCPUのバスにAGDC(Adv
anced Graphic Digital Controller)3121、フ
ォントバッファ3126、ロゴROM3128、DMA
C(DMA Controller)3129が接続されている。
そして、CPUから、エンコードされた4ビットのエリ
アコマンドがAGDC3121を通してプレーンメモリ
3122に書き込まれ、フォントバッファ3126にフ
ォントが書き込まれる。プレーンメモリ3122は、4
枚で構成し、例えば「0000」の場合にはコマンド0
であってオリジナルの原稿を出力するというように、原
稿の各点をプレーン0〜プレーン3の4ビットで設定で
きる。この4ビット情報をコマンド0〜コマンド15に
デコードするのがデコーダ3123であり、コマンド0
〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック、ロ
ゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定するの
がスイッチマトリクス3124である。フォントアドレ
スコントローラ3125は、2ビットのフィルパターン
信号により網点シェード、ハッチングシェード等のパタ
ーンに対応してフォントバッファ3126のアドレスを
生成するものである。
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(m)に示すようにCPUのバスにAGDC(Adv
anced Graphic Digital Controller)3121、フ
ォントバッファ3126、ロゴROM3128、DMA
C(DMA Controller)3129が接続されている。
そして、CPUから、エンコードされた4ビットのエリ
アコマンドがAGDC3121を通してプレーンメモリ
3122に書き込まれ、フォントバッファ3126にフ
ォントが書き込まれる。プレーンメモリ3122は、4
枚で構成し、例えば「0000」の場合にはコマンド0
であってオリジナルの原稿を出力するというように、原
稿の各点をプレーン0〜プレーン3の4ビットで設定で
きる。この4ビット情報をコマンド0〜コマンド15に
デコードするのがデコーダ3123であり、コマンド0
〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック、ロ
ゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定するの
がスイッチマトリクス3124である。フォントアドレ
スコントローラ3125は、2ビットのフィルパターン
信号により網点シェード、ハッチングシェード等のパタ
ーンに対応してフォントバッファ3126のアドレスを
生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX、フォントバッファ3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメッシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX、フォントバッファ3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメッシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC、縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC、縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(III−2)イメージ処理システムのハードウエア構成 第37図はIPSのハードウエア構成例を示す図であ
る。
る。
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A、IPS
−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精細度の
再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な機能を
達成する部分について第1の基板(IPS−A)に、編
集のように応用、専門機能を達成する部分を第2の基板
(IPS−B)に搭載している。前者の構成が第37図
a)〜(c)図であり、後者の構成が同図(d)である。特に第
1の基板により基本的な機能が充分達成できれば、第2
の基板を設計変更するだけで応用、専門機能について柔
軟に対応できる。したがって、カラー画像形成装置とし
て、さらに機能を高めようとする場合には、他方の基板
の設計変更をするだけで対応できる。
−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精細度の
再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な機能を
達成する部分について第1の基板(IPS−A)に、編
集のように応用、専門機能を達成する部分を第2の基板
(IPS−B)に搭載している。前者の構成が第37図
a)〜(c)図であり、後者の構成が同図(d)である。特に第
1の基板により基本的な機能が充分達成できれば、第2
の基板を設計変更するだけで応用、専門機能について柔
軟に対応できる。したがって、カラー画像形成装置とし
て、さらに機能を高めようとする場合には、他方の基板
の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADRSBUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB、G、R、同期信号としてビデ
オクロックIIT・VCLK、ライン同期(主走査方
向、水平同期)信号IIT・LS、ページ同期(副走査
方向、垂直同期)信号IIT・PSが接続される。
(アドレスバスADRSBUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB、G、R、同期信号としてビデ
オクロックIIT・VCLK、ライン同期(主走査方
向、水平同期)信号IIT・LS、ページ同期(副走査
方向、垂直同期)信号IIT・PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なクロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチェックするのが、ライン同期発生&フェイル
チェック回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチェック回路328には、ビデオクロックI
IT・VCLKとライン同期信号IIT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ADRSBUS、DATABUS、CTRLBU
S)、チップセレクト信号CSが接続される。
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なクロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチェックするのが、ライン同期発生&フェイル
チェック回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチェック回路328には、ビデオクロックI
IT・VCLKとライン同期信号IIT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ADRSBUS、DATABUS、CTRLBU
S)、チップセレクト信号CSが接続される。
IITのビデオデータB、G、RはEND変換部のRO
M321に入力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、B、G、
Rのそれぞれに2kバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによるLUT(ルックアップテーブル)方式を採用
している。そして、16面の変換テーブルを保有し、4
ビットの選択信号ENDSel により切り換えられる。
M321に入力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、B、G、
Rのそれぞれに2kバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによるLUT(ルックアップテーブル)方式を採用
している。そして、16面の変換テーブルを保有し、4
ビットの選択信号ENDSel により切り換えられる。
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
×1マトリクスを2面保有する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSI
322には、CPUの各パスが接続され、CPUからマ
トリクスの係数が設定可能になっている。画像信号の処
理からCPUによる書き換え等のためCPUのバスに切
り換えるためにセットアップ信号SU、チップセレクト
信号CSが接続され、マトリクスの選択切り換えに1ビ
ットの切り換え信号MONOが接続される。また、パワ
ーダウン信号PDを入力し、IITがスキャンしていな
いときすなわち画像処理をしていないとき内部のビデオ
クロックを止めている。
×1マトリクスを2面保有する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSI
322には、CPUの各パスが接続され、CPUからマ
トリクスの係数が設定可能になっている。画像信号の処
理からCPUによる書き換え等のためCPUのバスに切
り換えるためにセットアップ信号SU、チップセレクト
信号CSが接続され、マトリクスの選択切り換えに1ビ
ットの切り換え信号MONOが接続される。また、パワ
ーダウン信号PDを入力し、IITがスキャンしていな
いときすなわち画像処理をしていないとき内部のビデオ
クロックを止めている。
演算LSI322によりB、G、RからY、M、Cに変
換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(IPS−
B)のカラー変換LSI353を通してカラー変換処理
後、DOD用LSI323に入力される。カラー変換L
SI353には、非変換カラーを設定するスレッショル
ドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレット、コ
ンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路保有し、
DOD用LSI323には、原稿のエッジ検出回路、枠
消し回路等を保有している。
換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(IPS−
B)のカラー変換LSI353を通してカラー変換処理
後、DOD用LSI323に入力される。カラー変換L
SI353には、非変換カラーを設定するスレッショル
ドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレット、コ
ンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路保有し、
DOD用LSI323には、原稿のエッジ検出回路、枠
消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、UCR
用LSI324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイグルでのトナーカラーに対応するプロセスカラー
X、必要色Hue、エッジEdgeの各信号を出力する。し
たがって、このLSIには、2ビットのプロセスカラー
指定信号COLR、カラーモード信号(4COLR、M
ONO)も入力される。
用LSI324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイグルでのトナーカラーに対応するプロセスカラー
X、必要色Hue、エッジEdgeの各信号を出力する。し
たがって、このLSIには、2ビットのプロセスカラー
指定信号COLR、カラーモード信号(4COLR、M
ONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラーX、必要色Hue、エッジEdgeの
各信号を5×7のデジタルフィルター326に入力する
ために4ライン分のデータを蓄積するFIFOおよびそ
の遅れ分を整合させるためのFIFOからなる。ここ
で、プロセスカラーXとエッジEdgeについては4ライ
ン分蓄積してトータル5ライン分をデジタルフィルター
326に送り、必要色HueについてはFIFOで遅延さ
せてデジタルフィルター326の出力と同期させ、MI
X用LSI327に送るようにしている。
されたプロセスカラーX、必要色Hue、エッジEdgeの
各信号を5×7のデジタルフィルター326に入力する
ために4ライン分のデータを蓄積するFIFOおよびそ
の遅れ分を整合させるためのFIFOからなる。ここ
で、プロセスカラーXとエッジEdgeについては4ライ
ン分蓄積してトータル5ライン分をデジタルフィルター
326に送り、必要色HueについてはFIFOで遅延さ
せてデジタルフィルター326の出力と同期させ、MI
X用LSI327に送るようにしている。
デジタルフィルター326は、2×7フィルターのLS
Iを3個で構成した5×7フィルターが2組(ローパス
LPとハイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エッジFdgeについて
の処理を行っている。MIX用LSI327では、これ
らの出力に変換テーブル網点除去やエッジ強調の処理を
行いプロセスカラーXにミキシングしている。ここで
は、変換テーブルを切り換えるための信号としてエッジ
EDGE、シャープSharpが入力されている。
Iを3個で構成した5×7フィルターが2組(ローパス
LPとハイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エッジFdgeについて
の処理を行っている。MIX用LSI327では、これ
らの出力に変換テーブル網点除去やエッジ強調の処理を
行いプロセスカラーXにミキシングしている。ここで
は、変換テーブルを切り換えるための信号としてエッジ
EDGE、シャープSharpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2kバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビットの切り換え
信号TRCSelにより切り換えられる。そして、ここか
らの処理出力は、トランシーバーより縮拡処理用LSI
345に送られる。縮拡処理部は、8kバイトのRAM
344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッフ
ァ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチの
生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビットの切り換え
信号TRCSelにより切り換えられる。そして、ここか
らの処理出力は、トランシーバーより縮拡処理用LSI
345に送られる。縮拡処理部は、8kバイトのRAM
344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッフ
ァ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチの
生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(d)に示す第2の基板のエリ
アメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。ED
F用LSI346は、前のラインの情報を保持するFI
FOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処理
を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは、
スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI347
を経てIOTインターフェースへ出力される。
アメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。ED
F用LSI346は、前のラインの情報を保持するFI
FOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処理
を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは、
スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI347
を経てIOTインターフェースへ出力される。
IOTインターフェースでは、1ビットのオン/オフ信
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビットにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビットにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドット/mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードLSI359は、フィルパタ
ーンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を
読み出してコマンドを生成するときに16ドットに拡大
し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパタ
ーンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面
で構成しコードされた4ビットのエリア情報を格納す
る。AGDC355は、エリアコマンドをコントロール
する専用のコントローラである。
データは、16ドット/mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードLSI359は、フィルパタ
ーンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を
読み出してコマンドを生成するときに16ドットに拡大
し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィルパタ
ーンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面
で構成しコードされた4ビットのエリア情報を格納す
る。AGDC355は、エリアコマンドをコントロール
する専用のコントローラである。
(III−3)原稿サイズ検出と枠消し (A)原稿サイズ検出 本発明のカラー画像形成装置では、原稿サイズ検出機能
と自動用紙選択(APS)機能や自動倍率設定(AM
S)機能と組み合わせることによって、自動的に原稿と
用紙とコピー倍率の整合を図るようにし、用紙を無駄に
しないコピーを出力できるようにしている。
と自動用紙選択(APS)機能や自動倍率設定(AM
S)機能と組み合わせることによって、自動的に原稿と
用紙とコピー倍率の整合を図るようにし、用紙を無駄に
しないコピーを出力できるようにしている。
これらの整合は、原稿サイズを検出することによって、
例えば用紙サイズが指定されただけでコピースタートし
た場合には、その指定された用紙サイズに原稿を縮拡
(自動倍率選択)処理してコピーし、或いは倍率が指定
されただけでコピースタートした場合には原稿を指定さ
れた倍率にしたときのサイズの用紙を選択(自動用紙選
択)してコピーするようにな処理がなされる。勿論、用
紙サイズも倍率も指定されていない場合には、倍率10
0%により原稿サイズと同じサイズの用紙が選択されコ
ピーされる。このようにして利用者の希望する用紙サイ
ズや倍率でコピーし、用紙を無駄にしないようにしてい
る。原稿の縦横が所定のサイズでなく、また、プラテン
に傾けて載置されたような場合にも、原稿の一部が欠け
ることなく、原稿の全面が用紙に収まるようにコピーさ
れる。
例えば用紙サイズが指定されただけでコピースタートし
た場合には、その指定された用紙サイズに原稿を縮拡
(自動倍率選択)処理してコピーし、或いは倍率が指定
されただけでコピースタートした場合には原稿を指定さ
れた倍率にしたときのサイズの用紙を選択(自動用紙選
択)してコピーするようにな処理がなされる。勿論、用
紙サイズも倍率も指定されていない場合には、倍率10
0%により原稿サイズと同じサイズの用紙が選択されコ
ピーされる。このようにして利用者の希望する用紙サイ
ズや倍率でコピーし、用紙を無駄にしないようにしてい
る。原稿の縦横が所定のサイズでなく、また、プラテン
に傾けて載置されたような場合にも、原稿の一部が欠け
ることなく、原稿の全面が用紙に収まるようにコピーさ
れる。
原稿サイズ検出では、IITの読み取り信号からプラテ
ンカバーか原稿か、すなわち原稿のエッジを検出(原稿
位置検出)することが基本となる。そこで、原稿のエッ
ジ検出に着目すると、一般に考えられる原稿は、白地が
多いが、カラー原稿を対象とした場合には必ずしも白地
ばかりではない。しかも、原稿の編集コピーも簡便にで
きるようになったため、切り張り原稿や矩形以外の自由
形原稿を対象とすることも少なくない。
ンカバーか原稿か、すなわち原稿のエッジを検出(原稿
位置検出)することが基本となる。そこで、原稿のエッ
ジ検出に着目すると、一般に考えられる原稿は、白地が
多いが、カラー原稿を対象とした場合には必ずしも白地
ばかりではない。しかも、原稿の編集コピーも簡便にで
きるようになったため、切り張り原稿や矩形以外の自由
形原稿を対象とすることも少なくない。
このようにみると、単に原稿のエッジ検出といっても、
微妙な問題が種々含まれてくる。まず、カラー複写機に
おいて、プラテンカバーか原稿かを識別するには、色に
よってプラテンカバーを認識しなければならないので、
これを様々な色の原稿と誤認識しないようにするにはど
うするかが問題になる。そして、矩形の原稿であっても
プラテン上に載置されたものが傾いている場合に、ま
た、自由形の原稿がプラテン上に載置された場合にそれ
らのサイズをどのように認識するかが問題である。
微妙な問題が種々含まれてくる。まず、カラー複写機に
おいて、プラテンカバーか原稿かを識別するには、色に
よってプラテンカバーを認識しなければならないので、
これを様々な色の原稿と誤認識しないようにするにはど
うするかが問題になる。そして、矩形の原稿であっても
プラテン上に載置されたものが傾いている場合に、ま
た、自由形の原稿がプラテン上に載置された場合にそれ
らのサイズをどのように認識するかが問題である。
本発明では、原稿サイズ検出の誤りを避けるため、検出
信号としてエッジ処理を行った空間フィルターの後の出
力信号を用いるようにしている。この信号は、先に説明
したように墨版の生成、下色除去を行った後で現像色の
記録信号をセレクトしてエッジ処理した信号であり、コ
ピースキャンに先立つプリスキャンでの輝度信号であ
る。この信号を用いて主走査方向の1ライン毎に原稿の
エッジを検出し全ライン走査したときの最小値と最大値
を検出するとともに、さらに副走査方向にも原稿のエッ
ジの最小値と最大値を検出する。この検出では、輝度信
号が閾値以下のとき原稿と判断し、その信号の立ち上が
り(インアクティブ→アクティブ)、立ち下がり(アク
ティブ→インアクティブ)を検出している。そして、主
走査方向の最小値、最大値の検出方法はnライン目にお
いて、立ち上がり、立ち下がり信号を利用して主走査方
向のビデオクロックVCLKのカウンタの値をそれぞれ
レジスタにラッチし、その値と(n−1)ライン目にラ
ッチした値とを比較し、最小値の場合にはより小さい値
を、最大値の場合にはより大きい値をラッチする。この
動作を最初から最後まで行うことにより主走査方向の最
小値、最大値の検出を行う。また、副走査方向の最小
値、最大値の検出方法は、最初の立ち上がり信号と最後
の立ち下がり信号によりそれぞれライン数のカウンタの
値をラッチする。
信号としてエッジ処理を行った空間フィルターの後の出
力信号を用いるようにしている。この信号は、先に説明
したように墨版の生成、下色除去を行った後で現像色の
記録信号をセレクトしてエッジ処理した信号であり、コ
ピースキャンに先立つプリスキャンでの輝度信号であ
る。この信号を用いて主走査方向の1ライン毎に原稿の
エッジを検出し全ライン走査したときの最小値と最大値
を検出するとともに、さらに副走査方向にも原稿のエッ
ジの最小値と最大値を検出する。この検出では、輝度信
号が閾値以下のとき原稿と判断し、その信号の立ち上が
り(インアクティブ→アクティブ)、立ち下がり(アク
ティブ→インアクティブ)を検出している。そして、主
走査方向の最小値、最大値の検出方法はnライン目にお
いて、立ち上がり、立ち下がり信号を利用して主走査方
向のビデオクロックVCLKのカウンタの値をそれぞれ
レジスタにラッチし、その値と(n−1)ライン目にラ
ッチした値とを比較し、最小値の場合にはより小さい値
を、最大値の場合にはより大きい値をラッチする。この
動作を最初から最後まで行うことにより主走査方向の最
小値、最大値の検出を行う。また、副走査方向の最小
値、最大値の検出方法は、最初の立ち上がり信号と最後
の立ち下がり信号によりそれぞれライン数のカウンタの
値をラッチする。
(B)原稿枠消し 上記のように原稿サイズ検出は、基本的に原稿のエッジ
を検出するものであるから、この機能を原稿枠消しにも
利用できる。
を検出するものであるから、この機能を原稿枠消しにも
利用できる。
一般に原稿は白地が多いので、プラテンカバーを白或い
は白に近い色にした場合には、原稿のエッジ部でプラテ
ンカバーか原稿かの識別ができなくなる。そこで、原稿
のエッジ部において、プラテンカバーと識別を容易にす
るには、白以外の特別な色をプラテンカバーの色として
採用することが必要になる。ところが、例えばプラテン
カバーの色として黒を採用した場合、原稿のカラーコピ
ーに対して外側が黒枠となってしまう。
は白に近い色にした場合には、原稿のエッジ部でプラテ
ンカバーか原稿かの識別ができなくなる。そこで、原稿
のエッジ部において、プラテンカバーと識別を容易にす
るには、白以外の特別な色をプラテンカバーの色として
採用することが必要になる。ところが、例えばプラテン
カバーの色として黒を採用した場合、原稿のカラーコピ
ーに対して外側が黒枠となってしまう。
原稿枠消しは、原稿の外枠を消す、すなわちプラテンカ
バーの部分の読み取り信号を白にする処理であるが、こ
の処理では、各現像色のコピーサイクルにおいて、色を
認識しながらプラテンカバー部分の画像データをクリア
して白の信号にし、他方、原稿の画像データはそのまま
出力する。このため、原稿枠消しでは、色検知が必要で
あり、例えば現像色によりセレクトされた空間フィルタ
ーの出力信号を用いて枠消しの処理を行おうとすると、
現像色によっては原稿のエッジが検出できないという問
題が生じる。したがって、原稿枠消しには、現像色がセ
レクトされる前で、カラー変換やUCR等の処理が行わ
れる前の画像データが使用される。具体的には、Y、
M、Cの入力画像データが閾値以下のときに原稿と判断
し、その信号の立ち上がりと立ち下がりを検出する。そ
して、nライン目においてその立ち上がり、立ち下がり
信号を利用してそのときのカウンタの値をラッチし、そ
の値を演算し、原稿の内側の値とする。続いて(n+
1)ライン目において、その演算された値を基に原稿エ
リア信号を生成し、その原稿エリア信号を基にして原稿
以外の領域を白データに変換する。この点で枠消しは、
空間フィルターの後の信号を使ってプリスキャンにより
原稿位置を検出する原稿サイズ検出と異なってくる。
バーの部分の読み取り信号を白にする処理であるが、こ
の処理では、各現像色のコピーサイクルにおいて、色を
認識しながらプラテンカバー部分の画像データをクリア
して白の信号にし、他方、原稿の画像データはそのまま
出力する。このため、原稿枠消しでは、色検知が必要で
あり、例えば現像色によりセレクトされた空間フィルタ
ーの出力信号を用いて枠消しの処理を行おうとすると、
現像色によっては原稿のエッジが検出できないという問
題が生じる。したがって、原稿枠消しには、現像色がセ
レクトされる前で、カラー変換やUCR等の処理が行わ
れる前の画像データが使用される。具体的には、Y、
M、Cの入力画像データが閾値以下のときに原稿と判断
し、その信号の立ち上がりと立ち下がりを検出する。そ
して、nライン目においてその立ち上がり、立ち下がり
信号を利用してそのときのカウンタの値をラッチし、そ
の値を演算し、原稿の内側の値とする。続いて(n+
1)ライン目において、その演算された値を基に原稿エ
リア信号を生成し、その原稿エリア信号を基にして原稿
以外の領域を白データに変換する。この点で枠消しは、
空間フィルターの後の信号を使ってプリスキャンにより
原稿位置を検出する原稿サイズ検出と異なってくる。
(III−4)原稿サイズ検出と枠消し回路構成 (A)回路のブロック構成 第38図は原稿サイズ検出と枠消し回路の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
上記のように用紙選択や倍率決定等のための原稿サイズ
検出と原稿の外側となるプラテンカバーの枠消しとは、
使用する信号が異なり、したがって、画像データ処理系
において基本的に挿入される位置が異なる。しかし、い
ずれの機能も原稿のエッジを検出する点では共通するの
で、本発明では、同じLSIに組み込み回路の共用を図
っている。その全体回路の構成をブロック図で示したの
が第38図である。
検出と原稿の外側となるプラテンカバーの枠消しとは、
使用する信号が異なり、したがって、画像データ処理系
において基本的に挿入される位置が異なる。しかし、い
ずれの機能も原稿のエッジを検出する点では共通するの
で、本発明では、同じLSIに組み込み回路の共用を図
っている。その全体回路の構成をブロック図で示したの
が第38図である。
第38図において、CPUインターフェース711は、
内部の各レジスタの読み/書きを行うものであり、VC
PUのアドレスバスA4〜0、データバスD7〜0、リ
ード信号NRD、ライト信号NWD、セレクト信号NC
Sを処理するものである。ここで「N」は負論理を意味
する。主走査方向カウンタ721は、1ライン走査毎に
ラインシンク信号LSをリセット信号としてビデオクロ
ックVCLKをカウントするものであり、副走査方向カ
ウンタ722は、ページシンク信号PSをリセット信号
としてラインシンク信号LSをカウントするものであ
る。原稿サイズ検出回路は、原稿位置検出部713、主
走査方向最大値最小値検出部718、副走査方向最大値
最小値検出部719で構成され、枠消し処理回路は、原
稿位置検出部712、前ライン最大値最小値検出部71
7、データリセット部716で構成される。また、PS
Iは、副走査方向の同期をとるための信号であり、この
信号がハイレベルのときをLSIA、LSIBの有効期
間とする。LSIAは、枠消し処理時に有効となり主走
査方向の同期をとるための信号であり、この信号がハイ
レベルのときに枠消し用入力画像信号VDIA、VDI
B、VDICが有効となる。LSIBは原稿検知時に有
効となり主走査方向の同期をとるための信号であり、こ
の信号がハイレベルのときに原稿検知用入力画像信号V
DIが有効となる。
内部の各レジスタの読み/書きを行うものであり、VC
PUのアドレスバスA4〜0、データバスD7〜0、リ
ード信号NRD、ライト信号NWD、セレクト信号NC
Sを処理するものである。ここで「N」は負論理を意味
する。主走査方向カウンタ721は、1ライン走査毎に
ラインシンク信号LSをリセット信号としてビデオクロ
ックVCLKをカウントするものであり、副走査方向カ
ウンタ722は、ページシンク信号PSをリセット信号
としてラインシンク信号LSをカウントするものであ
る。原稿サイズ検出回路は、原稿位置検出部713、主
走査方向最大値最小値検出部718、副走査方向最大値
最小値検出部719で構成され、枠消し処理回路は、原
稿位置検出部712、前ライン最大値最小値検出部71
7、データリセット部716で構成される。また、PS
Iは、副走査方向の同期をとるための信号であり、この
信号がハイレベルのときをLSIA、LSIBの有効期
間とする。LSIAは、枠消し処理時に有効となり主走
査方向の同期をとるための信号であり、この信号がハイ
レベルのときに枠消し用入力画像信号VDIA、VDI
B、VDICが有効となる。LSIBは原稿検知時に有
効となり主走査方向の同期をとるための信号であり、こ
の信号がハイレベルのときに原稿検知用入力画像信号V
DIが有効となる。
枠消し処理回路において、原稿位置検出部712は、枠
消し用入力画像信号(VDIA、VDIB、VDIC)
を入力とし、プラテンカバーの色を判定するために閾値
データと比較してその信号を一次元フィルタでフィルタ
リングすることによって原稿位置を検出するものであ
る。この原稿位置の検出は、プラテンカバーの色から原
稿の色に変わる位置を検出する処理である。例えばプラ
テンカバーを黒、原稿を白とすると、この場合、一次元
フィルタでは、黒から白への変化点を、白の画素が8画
素、12画素、或いは16画素続いていることを条件に
原稿位置として検出する。これに対して、前ライン最大
値最小値検出部717は、1ライン毎に黒から白への最
初の変化点と白から黒への最後の変化点を検出するもの
であり、原稿位置検出部712で検出された黒から白へ
の最初の変化点のカウント値、白から黒への最後の変化
点のカウント値を主走査方向カウンタ721から読み込
む。その結果レジスタにセットされた最小値が黒から白
へ最初に変わる点(プラテンカバーから原稿へ変わる
点)のカウント値であり、最大値が白から黒へ最後に変
わる点(原稿からプラテンカバーへ変わる点)のカウン
ト値である。この最小値、最大値により次のラインの画
像データについて枠消し処理を行うのがデータリセット
部716である。すなわち、データリセット部716
は、前ライン最大値最小値検出部717の信号により入
力画像データVDIA7〜0、VDIB7〜0、VDI
C7〜0をリセットする(白にする)ことによって枠消
し処理を行うものである。このように、変化点は、原稿
の中でも検出されるので、その最初の点と最後の点を原
稿のエッジとしこの範囲内を原稿として認識し、外側の
画像データをデータリセット部716でクリアすること
によって枠消しを行うことになる。
消し用入力画像信号(VDIA、VDIB、VDIC)
を入力とし、プラテンカバーの色を判定するために閾値
データと比較してその信号を一次元フィルタでフィルタ
リングすることによって原稿位置を検出するものであ
る。この原稿位置の検出は、プラテンカバーの色から原
稿の色に変わる位置を検出する処理である。例えばプラ
テンカバーを黒、原稿を白とすると、この場合、一次元
フィルタでは、黒から白への変化点を、白の画素が8画
素、12画素、或いは16画素続いていることを条件に
原稿位置として検出する。これに対して、前ライン最大
値最小値検出部717は、1ライン毎に黒から白への最
初の変化点と白から黒への最後の変化点を検出するもの
であり、原稿位置検出部712で検出された黒から白へ
の最初の変化点のカウント値、白から黒への最後の変化
点のカウント値を主走査方向カウンタ721から読み込
む。その結果レジスタにセットされた最小値が黒から白
へ最初に変わる点(プラテンカバーから原稿へ変わる
点)のカウント値であり、最大値が白から黒へ最後に変
わる点(原稿からプラテンカバーへ変わる点)のカウン
ト値である。この最小値、最大値により次のラインの画
像データについて枠消し処理を行うのがデータリセット
部716である。すなわち、データリセット部716
は、前ライン最大値最小値検出部717の信号により入
力画像データVDIA7〜0、VDIB7〜0、VDI
C7〜0をリセットする(白にする)ことによって枠消
し処理を行うものである。このように、変化点は、原稿
の中でも検出されるので、その最初の点と最後の点を原
稿のエッジとしこの範囲内を原稿として認識し、外側の
画像データをデータリセット部716でクリアすること
によって枠消しを行うことになる。
なお、図示の回路構成においては、デ、ータリセット部
716で前ライン最大値最小値検出部717の信号によ
り直接対応するラインの枠消し処理を行おうとすると、
その対応(同期)をとるために入力画像信号VDIA7
〜0、VDIB7〜0、VDIC7〜0を1ライン遅延
させることが必要になる。リセット信号NDRSTは、
このような遅延処理が必要な場合に、外部の1ライン遅
延回路とともに使用するための信号である。
716で前ライン最大値最小値検出部717の信号によ
り直接対応するラインの枠消し処理を行おうとすると、
その対応(同期)をとるために入力画像信号VDIA7
〜0、VDIB7〜0、VDIC7〜0を1ライン遅延
させることが必要になる。リセット信号NDRSTは、
このような遅延処理が必要な場合に、外部の1ライン遅
延回路とともに使用するための信号である。
原稿サイズ検出回路において、原稿位置検出部713
は、空間フィルターの出力側から得られる輝度信号の原
稿検知用入力画像信号(VDI)を入力とし、原稿サイ
ズ検出用の原稿位置を検出するものである。主走査方向
最大値最小値検出部718では、原稿位置検出部713
により検出されたエッジ信号の立ち上がり時と立ち下が
り時の主走査方向カウンタ721のカウント値を読み込
む。そして、立ち上がり時のカウント値をレジスタのセ
ット値と比較し、レジスタのセット値を小さい方のカウ
ント値で更新することによって最小値を検出する。同様
に立ち下がり時のカウント値をレジストのセット値と比
較し、レジスタのセット値を大きい方のカウント値で更
新することによって最大値を検出する。この最大値と最
大値がX方向の原稿サイズとなる。また、副走査方向最
大値最小値検出部718は、原稿位置検出部713によ
り検出されたとの副走査方向カウンタ720の値を読み
込み、同様にして最小値と最大値をY方向の原稿サイズ
として検出する。
は、空間フィルターの出力側から得られる輝度信号の原
稿検知用入力画像信号(VDI)を入力とし、原稿サイ
ズ検出用の原稿位置を検出するものである。主走査方向
最大値最小値検出部718では、原稿位置検出部713
により検出されたエッジ信号の立ち上がり時と立ち下が
り時の主走査方向カウンタ721のカウント値を読み込
む。そして、立ち上がり時のカウント値をレジスタのセ
ット値と比較し、レジスタのセット値を小さい方のカウ
ント値で更新することによって最小値を検出する。同様
に立ち下がり時のカウント値をレジストのセット値と比
較し、レジスタのセット値を大きい方のカウント値で更
新することによって最大値を検出する。この最大値と最
大値がX方向の原稿サイズとなる。また、副走査方向最
大値最小値検出部718は、原稿位置検出部713によ
り検出されたとの副走査方向カウンタ720の値を読み
込み、同様にして最小値と最大値をY方向の原稿サイズ
として検出する。
(III−5)LSIの構成 (A)回路の説明 第39図は上記原稿サイズ検出と枠消し回路を組み込ん
だLSIの構成を示す図、第40図はレジスタに設定さ
れる原稿検知開始位置の内容を示す図、第41図はレジ
スタにラッチされる原稿位置検知の内容を示す図であ
る。
だLSIの構成を示す図、第40図はレジスタに設定さ
れる原稿検知開始位置の内容を示す図、第41図はレジ
スタにラッチされる原稿位置検知の内容を示す図であ
る。
第39図において、カウンタ753は、主走査方向カウ
ンタ、カウンタ752は、副走査方向カウンタである。
原稿検知領域判定回路755は、1ドット単位で主走査
方向の原稿検知範囲を判定するものであって、主走査方
向の原稿検知開始位置が設定されるレジスタ、主走査方
向の原稿検知終了位置が設定されるレジスタ、これらの
内容と主走査方向カウンタ753のカウント値とを比較
するコンパレータからなる。同様に、原稿検知領域判定
回路754は、副走査方向の原稿検知範囲を判定するも
のであって、副走査方向の原稿検知開始位置が設定され
るレジスタ、副走査方向の原稿検知終了位置が設定され
るレジスタ、これらの内容と副走査方向カウンタ752
のカウント値とを比較するコンパレータからなる。これ
らのレジスタの設定値と原稿検知領域との関係を示した
のが第40図である。
ンタ、カウンタ752は、副走査方向カウンタである。
原稿検知領域判定回路755は、1ドット単位で主走査
方向の原稿検知範囲を判定するものであって、主走査方
向の原稿検知開始位置が設定されるレジスタ、主走査方
向の原稿検知終了位置が設定されるレジスタ、これらの
内容と主走査方向カウンタ753のカウント値とを比較
するコンパレータからなる。同様に、原稿検知領域判定
回路754は、副走査方向の原稿検知範囲を判定するも
のであって、副走査方向の原稿検知開始位置が設定され
るレジスタ、副走査方向の原稿検知終了位置が設定され
るレジスタ、これらの内容と副走査方向カウンタ752
のカウント値とを比較するコンパレータからなる。これ
らのレジスタの設定値と原稿検知領域との関係を示した
のが第40図である。
データレベル判定回路731は、原稿サイズ検出を行う
ために輝度信号入力VDI7〜0のレベル判定を行うも
のであり、閾値レベルが設定されるレジスタ($1
4)、この閾値レベルと輝度信号入力VDI7〜0とを
比較するコンパレータからなる。したがって、この回路
のレジスタには、原稿位置検知を行う場合におけるプラ
テンカバーと原稿とを分離するための閾値レベルが設定
され、このレベル以下のときに原稿と判断される。
ために輝度信号入力VDI7〜0のレベル判定を行うも
のであり、閾値レベルが設定されるレジスタ($1
4)、この閾値レベルと輝度信号入力VDI7〜0とを
比較するコンパレータからなる。したがって、この回路
のレジスタには、原稿位置検知を行う場合におけるプラ
テンカバーと原稿とを分離するための閾値レベルが設定
され、このレベル以下のときに原稿と判断される。
データレベル判定回路732は、枠消しを行うために
Y、M、C3色の各信号のレベル判定を行うものであ
り、それぞれの色に対応して閾値レベルが設定されるレ
ジスタ($15〜$17)、この閾値レベルと画像信号
入力VDIY7〜0、VDIM7〜0、VDIC7〜0
とを比較するコンパレータからなる。したがって、これ
らのレジスタには、プラテンカバーと原稿とを分離する
ための閾値レベルがY、M、Cについてそれぞれ設定さ
れ、Y、M、C3色すべてが設定値以下のときに原稿と
認識する信号がアンドゲートから出力される。
Y、M、C3色の各信号のレベル判定を行うものであ
り、それぞれの色に対応して閾値レベルが設定されるレ
ジスタ($15〜$17)、この閾値レベルと画像信号
入力VDIY7〜0、VDIM7〜0、VDIC7〜0
とを比較するコンパレータからなる。したがって、これ
らのレジスタには、プラテンカバーと原稿とを分離する
ための閾値レベルがY、M、Cについてそれぞれ設定さ
れ、Y、M、C3色すべてが設定値以下のときに原稿と
認識する信号がアンドゲートから出力される。
一次元フィルタ733は、原稿信号が所定数以上連続し
ない場合にはノイズとして除去するものであり、選択ビ
ット数だけ原稿信号が入力された時点で原稿と認識し、
当該信号が出力される。この一次元フィルタ733は、
例えばシフトレジスタとアンドゲートにより構成するこ
とができる。この場合には、シフトレジスタの各ビット
の出力が「1」であることを条件としてアンドゲートか
ら「1」を出力すればよい。また、原稿信号が所定数以
上連続した場合にオーバーフローするカウンタを用いて
構成してもよい。フィルタリングビット数は、枠消し時
のY、M、C入力に対して一次元方向に1ビット、8ビ
ット、12ビット、16ビットの単位でレジスタ($1
0)に設定され、この決定されたビット数でフィルタリ
ングされる。また、このビット数を設定するレジスタに
は、入力信号機能切り換えビットを有し、このビットに
Y、M、Cの入力信号により枠消しを行うか、輝度信号
入力により原稿検知を行うかが設定される。この設定に
よりデータレベル判定回路731の出力と一次元フィル
タ733の出力のいずれかをセレクトするのが、これら
の出力回路に接続されたセレクタ(SEL)である。
ない場合にはノイズとして除去するものであり、選択ビ
ット数だけ原稿信号が入力された時点で原稿と認識し、
当該信号が出力される。この一次元フィルタ733は、
例えばシフトレジスタとアンドゲートにより構成するこ
とができる。この場合には、シフトレジスタの各ビット
の出力が「1」であることを条件としてアンドゲートか
ら「1」を出力すればよい。また、原稿信号が所定数以
上連続した場合にオーバーフローするカウンタを用いて
構成してもよい。フィルタリングビット数は、枠消し時
のY、M、C入力に対して一次元方向に1ビット、8ビ
ット、12ビット、16ビットの単位でレジスタ($1
0)に設定され、この決定されたビット数でフィルタリ
ングされる。また、このビット数を設定するレジスタに
は、入力信号機能切り換えビットを有し、このビットに
Y、M、Cの入力信号により枠消しを行うか、輝度信号
入力により原稿検知を行うかが設定される。この設定に
よりデータレベル判定回路731の出力と一次元フィル
タ733の出力のいずれかをセレクトするのが、これら
の出力回路に接続されたセレクタ(SEL)である。
変化点検出回路734は、第42図に示すようにセレク
タ(SEL)によりセレクトされたデータレベル判定回
路731又は732のいずれかの信号について、黒から
白への最初の変化点信号STOTと、白から黒への変化
点信号EDを生成するものである。そのうち、前者の変
化点信号STOTがラッチ回路735に、後者の変化点
信号EDがラッチ回路741にそれぞれ送られ、ここで
それぞれ主走査方向カウンタ753の値がラッチされ
る。つまり、ラッチ回路735は、変化点信号STOT
により最初の変化点の主走査方向カウンタ753の値が
ラッチされ、ラッチ回路741は、変化点信号EDによ
り白から黒への変化がる都度そのときの主走査方向カウ
ンタ753の値がラッチされる。なお、第42図におい
て、最初の黒から白への変化点で変化点信号ST(ST
OT)が出力されていないが、これは、白の画素数が所
定の数以上連続することなく黒へ戻ったため一次元フィ
ルタ733により除去されたことを示しているものであ
る。つまり、ノイズとして処理されたことを示してい
る。
タ(SEL)によりセレクトされたデータレベル判定回
路731又は732のいずれかの信号について、黒から
白への最初の変化点信号STOTと、白から黒への変化
点信号EDを生成するものである。そのうち、前者の変
化点信号STOTがラッチ回路735に、後者の変化点
信号EDがラッチ回路741にそれぞれ送られ、ここで
それぞれ主走査方向カウンタ753の値がラッチされ
る。つまり、ラッチ回路735は、変化点信号STOT
により最初の変化点の主走査方向カウンタ753の値が
ラッチされ、ラッチ回路741は、変化点信号EDによ
り白から黒への変化がる都度そのときの主走査方向カウ
ンタ753の値がラッチされる。なお、第42図におい
て、最初の黒から白への変化点で変化点信号ST(ST
OT)が出力されていないが、これは、白の画素数が所
定の数以上連続することなく黒へ戻ったため一次元フィ
ルタ733により除去されたことを示しているものであ
る。つまり、ノイズとして処理されたことを示してい
る。
主走査方向の最小値検出回路736は、原稿始まり位置
を検出するものであり、ラッチ回路とコンパレータと主
走査方向の原稿検知最小位置レジスタ($8、$9)を
持ち、コンパレータでラッチ回路735の値と既にラッ
チして主走査方向の原稿検知最小位置レジスタに保持し
た値とを比較し、ラッチ回路735の値が小さい場合に
主走査方向の原稿検知最小位置レジスタの内容を更新す
ることによって最小値を主走査方向の原稿検知解消位置
レジスタに保持している。原稿未検知時の原稿検知最小
位置レジスタの値は、例えば「1FFF」のように最大
値となる。
を検出するものであり、ラッチ回路とコンパレータと主
走査方向の原稿検知最小位置レジスタ($8、$9)を
持ち、コンパレータでラッチ回路735の値と既にラッ
チして主走査方向の原稿検知最小位置レジスタに保持し
た値とを比較し、ラッチ回路735の値が小さい場合に
主走査方向の原稿検知最小位置レジスタの内容を更新す
ることによって最小値を主走査方向の原稿検知解消位置
レジスタに保持している。原稿未検知時の原稿検知最小
位置レジスタの値は、例えば「1FFF」のように最大
値となる。
主走査方向の最大値検出回路742も、同様にラッチ回
路とコンパレータと主走査方向の原稿検知最大位置レジ
スタ($A、$B)を持ち、コンパレータでラッチ回路
741の値と既にラッチして主走査方向の原稿検知最大
位置レジスタに保持した値とを比較し、ラッチ回路74
1の値が大きい場合に主走査方向の原稿検知最大位置レ
ジスタの内容を更新することによって最大値を主走査方
向の原稿検知最大位置レジスタに保持している。原稿未
検知時の原稿検知最大位置レジスタの値は、例えば「0
000」のように最小値となる。
路とコンパレータと主走査方向の原稿検知最大位置レジ
スタ($A、$B)を持ち、コンパレータでラッチ回路
741の値と既にラッチして主走査方向の原稿検知最大
位置レジスタに保持した値とを比較し、ラッチ回路74
1の値が大きい場合に主走査方向の原稿検知最大位置レ
ジスタの内容を更新することによって最大値を主走査方
向の原稿検知最大位置レジスタに保持している。原稿未
検知時の原稿検知最大位置レジスタの値は、例えば「0
000」のように最小値となる。
また副走査方向の原稿検知回路757は、副走査方向の
カウンタ752の値をラッチするラッチ回路と原稿検知
最大位置レジスタ($E、$F)と原稿検知最小位置レ
ジスタ($C、$D)を有し、黒から白への最初の変化
点信号STOTにより最初のラインのカウント値は原稿
検知最小位置レジスタにラッチし、最後のラインのカウ
ント値は原稿検知最大位置レジスタにラッチする。
カウンタ752の値をラッチするラッチ回路と原稿検知
最大位置レジスタ($E、$F)と原稿検知最小位置レ
ジスタ($C、$D)を有し、黒から白への最初の変化
点信号STOTにより最初のラインのカウント値は原稿
検知最小位置レジスタにラッチし、最後のラインのカウ
ント値は原稿検知最大位置レジスタにラッチする。
上記の主走査方向の原稿検知最大位置レジスタと原稿検
知最小位置レジスタおよび副走査方向の原稿検知最大位
置レジスタと原稿検知最小位置レジスタにラッチされる
内容を示したのが第41図である。
知最小位置レジスタおよび副走査方向の原稿検知最大位
置レジスタと原稿検知最小位置レジスタにラッチされる
内容を示したのが第41図である。
枠消し処理では、レジスタ($11)に枠消し開始位置
オフセット、枠消し終了位置オフセットが設定され、原
稿位置に対して第43図に示すようにオフセット量だけ
内側まで入った領域を枠消しの対象にしている。この調
整を行っているのが前端制御回路738と後端制御回路
743の加算回路である。前端制御回路738では、オ
フセット量のセット値を加算し、後端制御回路743で
は、セット値に対して2の補数の値を加算することによ
って、第43図に示すように原稿位置に対してさらにオ
フセット量だけ内側まで画像データVDY7〜0、VD
M7〜0、VDC7〜0を白にリセットするように枠消
し処理回路756を制御している。また、枠消し開始位
置については一次元フィルタのビット数だけオフセット
量に加わる。
オフセット、枠消し終了位置オフセットが設定され、原
稿位置に対して第43図に示すようにオフセット量だけ
内側まで入った領域を枠消しの対象にしている。この調
整を行っているのが前端制御回路738と後端制御回路
743の加算回路である。前端制御回路738では、オ
フセット量のセット値を加算し、後端制御回路743で
は、セット値に対して2の補数の値を加算することによ
って、第43図に示すように原稿位置に対してさらにオ
フセット量だけ内側まで画像データVDY7〜0、VD
M7〜0、VDC7〜0を白にリセットするように枠消
し処理回路756を制御している。また、枠消し開始位
置については一次元フィルタのビット数だけオフセット
量に加わる。
(B)クロックインターフェース LSIの内部では、ラッチ回路(D Q)により画像デ
ータをラッチしながら同期をとってパイプライン処理し
ており、このラッチおよび各回路の動作を制御するのが
内部クロックである。クロックインターフェース751
は、図示のようにビデオクロックVCLKより内部クロ
ックを生成するものであり、フリップフロップ回路とア
ンドゲートからなる回路構成で、パワーダウン信号NP
Dにより内部クロックを止めるようにしている。この内
部クロックの停止制御により、スタンバイ中におけるL
SIの消費電力の低減および発熱の抑制を図り、耐ノイ
ズ性を高めている。
ータをラッチしながら同期をとってパイプライン処理し
ており、このラッチおよび各回路の動作を制御するのが
内部クロックである。クロックインターフェース751
は、図示のようにビデオクロックVCLKより内部クロ
ックを生成するものであり、フリップフロップ回路とア
ンドゲートからなる回路構成で、パワーダウン信号NP
Dにより内部クロックを止めるようにしている。この内
部クロックの停止制御により、スタンバイ中におけるL
SIの消費電力の低減および発熱の抑制を図り、耐ノイ
ズ性を高めている。
(C)ピン配置 第44図はLSIのピン配置例を示す刷である。
LSIの接続ピンは、第44図に示すように上下左右に
配置しており、これらは、LSIをプリント基板上に実
装するときに、レイアウト、配線が容易となるようにグ
ループ化している。すなわち図示の例は、左方に画像デ
ータの入力関係のピン、右方に画像データの出力関係の
ピン、そして、上方と下方にCPUインターフェース関
係のピンとコントロール関係のピンを配置している。本
発明のIPSは、それぞれの機能単位に分けて回路のL
SI化を行い、第37図に示すように画像データをII
Tから入力してIOTに出力するデータの流れに沿って
LSIを配置している。第44図に示すピン配置のLS
Iでは、画像データが左から右へ流れる向きとなり、上
側にCPUバスを通し、下側にコントロール信号ライン
を通し、画像データの流れに沿って左から右へLSIを
順次縦続接続する構成となる。したがって、丁度第37
図の配列にマッチするものとなる。このように各LSI
のピン配置を統一すると、実装密度を上げると共に、配
線長を短くしてノイズトラブルの低減も図ることができ
る。
配置しており、これらは、LSIをプリント基板上に実
装するときに、レイアウト、配線が容易となるようにグ
ループ化している。すなわち図示の例は、左方に画像デ
ータの入力関係のピン、右方に画像データの出力関係の
ピン、そして、上方と下方にCPUインターフェース関
係のピンとコントロール関係のピンを配置している。本
発明のIPSは、それぞれの機能単位に分けて回路のL
SI化を行い、第37図に示すように画像データをII
Tから入力してIOTに出力するデータの流れに沿って
LSIを配置している。第44図に示すピン配置のLS
Iでは、画像データが左から右へ流れる向きとなり、上
側にCPUバスを通し、下側にコントロール信号ライン
を通し、画像データの流れに沿って左から右へLSIを
順次縦続接続する構成となる。したがって、丁度第37
図の配列にマッチするものとなる。このように各LSI
のピン配置を統一すると、実装密度を上げると共に、配
線長を短くしてノイズトラブルの低減も図ることができ
る。
(III−6)画像データ処理の設定制御 本発明では、VCPUがIITおよびIPSからなる画
像データ処理系を管理してある。
像データ処理系を管理してある。
IPSにおける画像データの各処理段階では、既に述べ
たように変換テーブル(LUT)を駆使することによっ
て画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせて
いる。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な変
換や補正等のデータの設定も自由に行うことができ、ま
た、予め演算結果の値を設定しておくことによって変換
テーブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく所望
の演算値を得ることができる。しかも、複数のテーブル
を用意し画像の種類に応じて選択できるように構成する
ことによって、写真や文字、印刷、それらの混在に合わ
せて画像データの変換や補正等を行うことができ、それ
ぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証すること
ができる。しかも、変換テーブルを用いることによっ
て、変換や補正等の処理回路のゲート数やメモリ容量を
少なくすることができ、入力データをアドレスにしてテ
ーブルのデータを読み出すことにより所望のデータを得
ることができるので、処理速度を上げることもできる。
VCPUは、このようなIPSにおける各種テーブルの
設定、制御を行うとともにIITの画像データ処理系も
制御している。
たように変換テーブル(LUT)を駆使することによっ
て画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせて
いる。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な変
換や補正等のデータの設定も自由に行うことができ、ま
た、予め演算結果の値を設定しておくことによって変換
テーブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく所望
の演算値を得ることができる。しかも、複数のテーブル
を用意し画像の種類に応じて選択できるように構成する
ことによって、写真や文字、印刷、それらの混在に合わ
せて画像データの変換や補正等を行うことができ、それ
ぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証すること
ができる。しかも、変換テーブルを用いることによっ
て、変換や補正等の処理回路のゲート数やメモリ容量を
少なくすることができ、入力データをアドレスにしてテ
ーブルのデータを読み出すことにより所望のデータを得
ることができるので、処理速度を上げることもできる。
VCPUは、このようなIPSにおける各種テーブルの
設定、制御を行うとともにIITの画像データ処理系も
制御している。
第45図はVCPUによる管理システムの構成を示す図
である。
である。
VCPU基板(VCPU PWBA)781は、画像デ
ータの流れからみると、アナログ基板(ANALOG
PWBA)782の後に接続され、VCPU784の
他、ITG(IITタイミングジェネレータ)785、
SHC(シェーディング補正回路)(786の各回路も
組み込まれている。VCPU784は、先に述べたよう
にIPSにおける各種テーブルの設定、制御を行うとと
もに、このITG785、SHC786の制御、アナロ
グ基板782の制御も行っている。
ータの流れからみると、アナログ基板(ANALOG
PWBA)782の後に接続され、VCPU784の
他、ITG(IITタイミングジェネレータ)785、
SHC(シェーディング補正回路)(786の各回路も
組み込まれている。VCPU784は、先に述べたよう
にIPSにおける各種テーブルの設定、制御を行うとと
もに、このITG785、SHC786の制御、アナロ
グ基板782の制御も行っている。
アナログ基板782では、IITセンサ基板からCCD
ラインセンサの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)
を入力すると、これを各アンプを経由して対応するA/
D変換器(第19図の235)に入力し、ここで8ビッ
トのデジタルデータ列GBRGBR……に変換してVC
PU基板781のITG785に送出する。このアナロ
グ基板782に対して、VCPU784は、ゲイン調整
アンプとオフセット調整アンプの増幅度の設定を行って
いる。このゲイン調整アンプとオフセット調整アンプ
は、それぞれCCDラインセンサの5層素子分に対応し
たチャネルCH1〜CH5毎にあり、VCPU784
は、各チャネルのゲイン調整用のDAC、オフセット調
整用のDACをセレクトして設定値を書き込むようにし
ている。したがって、VCPU基板781とアナログ基
板782との間には、DACの切り換え、チャネルCH
1〜CH5のセレクト、、ライトの各信号と、アドレス
バス、データバスがインターフェースとして設けられて
いる。
ラインセンサの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)
を入力すると、これを各アンプを経由して対応するA/
D変換器(第19図の235)に入力し、ここで8ビッ
トのデジタルデータ列GBRGBR……に変換してVC
PU基板781のITG785に送出する。このアナロ
グ基板782に対して、VCPU784は、ゲイン調整
アンプとオフセット調整アンプの増幅度の設定を行って
いる。このゲイン調整アンプとオフセット調整アンプ
は、それぞれCCDラインセンサの5層素子分に対応し
たチャネルCH1〜CH5毎にあり、VCPU784
は、各チャネルのゲイン調整用のDAC、オフセット調
整用のDACをセレクトして設定値を書き込むようにし
ている。したがって、VCPU基板781とアナログ基
板782との間には、DACの切り換え、チャネルCH
1〜CH5のセレクト、、ライトの各信号と、アドレス
バス、データバスがインターフェースとして設けられて
いる。
VCPU基板781のITG785は、千鳥補正を行う
遅延量設定回路(第19図の236)と分離合成回路
(第19図237)を制御するものであり、VCPU7
84からレジスタ設定を行ってこれらの回路を制御して
いる。千鳥補正を行う遅延量設定回路は、5層のCCD
ラインセンサの副走査方向の取り付けずれ量を補正し、
分離合成回路は、ラインメモリを有し、各チャネルでG
BRGBR……をそれぞれの色信号に分離して1ライン
分保持し、各チャネルの色信号を合成している。そのた
め、ITG785には、倍率値に対応した千鳥補正量を
設定するレジスタPS−DLY、IPSパイプラインの
遅延補正値を設定するレジスタIPS−LS−GENL
H、主走査方向レジ補正値を設定するレジスタREGI
−ADJUST、主走査方向の有効画素幅を設定するレ
ジスタLS−SIZELH、千鳥補正調整値を設定する
レジスタDV−GEN、DARK出力タイミング調整値
を設定するレジスタDARKが用意され、これらのレジ
スタには、VCPUからアドレスバス、データバスを通
して設定される。例えばレジスタPS−DLYには、パ
ワーオン時に倍率100%に対応する4が千鳥補正量と
して設定され、スタート時に選択倍率に応じた千鳥補正
量が決定され設定される。また、ITG785にはWH
TREFとWHTINTがホットラインとして用意さ
れ、このホットラインを通してデータを取り込んだタイ
ミングを通知している。
遅延量設定回路(第19図の236)と分離合成回路
(第19図237)を制御するものであり、VCPU7
84からレジスタ設定を行ってこれらの回路を制御して
いる。千鳥補正を行う遅延量設定回路は、5層のCCD
ラインセンサの副走査方向の取り付けずれ量を補正し、
分離合成回路は、ラインメモリを有し、各チャネルでG
BRGBR……をそれぞれの色信号に分離して1ライン
分保持し、各チャネルの色信号を合成している。そのた
め、ITG785には、倍率値に対応した千鳥補正量を
設定するレジスタPS−DLY、IPSパイプラインの
遅延補正値を設定するレジスタIPS−LS−GENL
H、主走査方向レジ補正値を設定するレジスタREGI
−ADJUST、主走査方向の有効画素幅を設定するレ
ジスタLS−SIZELH、千鳥補正調整値を設定する
レジスタDV−GEN、DARK出力タイミング調整値
を設定するレジスタDARKが用意され、これらのレジ
スタには、VCPUからアドレスバス、データバスを通
して設定される。例えばレジスタPS−DLYには、パ
ワーオン時に倍率100%に対応する4が千鳥補正量と
して設定され、スタート時に選択倍率に応じた千鳥補正
量が決定され設定される。また、ITG785にはWH
TREFとWHTINTがホットラインとして用意さ
れ、このホットラインを通してデータを取り込んだタイ
ミングを通知している。
SHC786では、ITG786から色別の画素データ
を入力して画素ずれ補正、シェーディング補正を行って
いる。そのために、画素ずれ補正の方式を設定するレジ
スタCTRL−REG、シェーディングで濃度調整値を
設定するレジスタADJ−REG、SRAM(第19図
の240)のリード/ライト画素アドレスを設定するレ
ジスタADLとADH−REG、SRAMのデータレジ
スタDATA−REG等が用意されている。画素ずれ補
正は、画素データ間の加重平均を行う処理であり、レジ
スタCTRL−REGの設定内容に応じ、n画素目の入
力データをDn、出力データをdnとすると、 dn=Dn(補正しない)、 dn=(Dn-1+2Dn)/3 dn=(2Dn-1+Dn)/3 等のパターンを選択している。シェーディング補正は、
画像入力データとSRAMに書き込まれた基準データと
の差をとって出力する処理であり、基準データは、スキ
ャン開始前に白色基準板の読み取りデータが画素ずれ補
正されSRAMに書き込まれたものである。また、濃度
調整は、レジスタADJ−REGの設定値を画像入力デ
ータに加えることによってなされる。
を入力して画素ずれ補正、シェーディング補正を行って
いる。そのために、画素ずれ補正の方式を設定するレジ
スタCTRL−REG、シェーディングで濃度調整値を
設定するレジスタADJ−REG、SRAM(第19図
の240)のリード/ライト画素アドレスを設定するレ
ジスタADLとADH−REG、SRAMのデータレジ
スタDATA−REG等が用意されている。画素ずれ補
正は、画素データ間の加重平均を行う処理であり、レジ
スタCTRL−REGの設定内容に応じ、n画素目の入
力データをDn、出力データをdnとすると、 dn=Dn(補正しない)、 dn=(Dn-1+2Dn)/3 dn=(2Dn-1+Dn)/3 等のパターンを選択している。シェーディング補正は、
画像入力データとSRAMに書き込まれた基準データと
の差をとって出力する処理であり、基準データは、スキ
ャン開始前に白色基準板の読み取りデータが画素ずれ補
正されSRAMに書き込まれたものである。また、濃度
調整は、レジスタADJ−REGの設定値を画像入力デ
ータに加えることによってなされる。
SHC786におけるデータの流れは、コピースキャン
モードと色検知サンプルスキャンモードにより異なる。
モードと色検知サンプルスキャンモードにより異なる。
コピースキャンモードでは、まず、スキャン開始のWH
TREF入力時に白色基準板の濃度を読み込むと、その
白色の基準データをSRAMに書き込み、次のスキャン
を開始すると画素ずれ補正を通した原稿読み取り濃度デ
ータがSRAMのデータによりシェーディング補正され
る。
TREF入力時に白色基準板の濃度を読み込むと、その
白色の基準データをSRAMに書き込み、次のスキャン
を開始すると画素ずれ補正を通した原稿読み取り濃度デ
ータがSRAMのデータによりシェーディング補正され
る。
色検知サンプルスキャンモードでは、色検知指定点にI
ITキャリッジが移動し、WHTREF信号を入力する
と、原稿読み取り濃度データをSRAMに書き込み、そ
の後指定画素のデータをSRAMからVCPU784の
RAMにに読み出す。
ITキャリッジが移動し、WHTREF信号を入力する
と、原稿読み取り濃度データをSRAMに書き込み、そ
の後指定画素のデータをSRAMからVCPU784の
RAMにに読み出す。
色検知シーケンスは、IITキャリッジを指定点まで移
動して50mS経過するとITG785にWHTREF
が発行され、IPSのラインシンク信号IPS−LSに
同期してSRAMへの書き込み処理が行われる。そし
て、次のラインシンク信号IPS−LSでITG785
からWHTINT信号が発行されてVCPU784のR
AMへ指定点の画素データが転送される。上記50mS
は、IITキャリッジの振動が止まり静止する時間であ
る。この色検知は、指定点から主走査方向に5画素、副
走査方向に5画素が対象となる。したがって、SRAM
へ書き込まれた主走査方向1ラインの画素データから指
定点とそれに続く5点の画素データをVCPU784の
RAMに読み込み、さらにIITキャリッジを1パルス
ずつ4回移動して同様に5転ずつ画素データの読み込み
処理を行う。以上は指定点が1点の場合の処理である。
したがって、指定点が複数ある場合には、それぞれの指
定点について同様の処理が繰り返し行われることにな
る。
動して50mS経過するとITG785にWHTREF
が発行され、IPSのラインシンク信号IPS−LSに
同期してSRAMへの書き込み処理が行われる。そし
て、次のラインシンク信号IPS−LSでITG785
からWHTINT信号が発行されてVCPU784のR
AMへ指定点の画素データが転送される。上記50mS
は、IITキャリッジの振動が止まり静止する時間であ
る。この色検知は、指定点から主走査方向に5画素、副
走査方向に5画素が対象となる。したがって、SRAM
へ書き込まれた主走査方向1ラインの画素データから指
定点とそれに続く5点の画素データをVCPU784の
RAMに読み込み、さらにIITキャリッジを1パルス
ずつ4回移動して同様に5転ずつ画素データの読み込み
処理を行う。以上は指定点が1点の場合の処理である。
したがって、指定点が複数ある場合には、それぞれの指
定点について同様の処理が繰り返し行われることにな
る。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば枠消し処理では、
その処理ラインの前のラインで検出した原稿位置を基に
オフセット量を加減しリセットするように構成したが、
原稿位置検出ラインと枠消し処理ラインとを同じにする
ように遅延量を調整して回路を構成してもよいし、逆の
数ライン後で処理を行うようにしてもよい。上記の実施
例のように前のラインで検出した原稿位置を枠消し処理
に使った場合には、原稿からプラテンカバーに変わる最
後のラインで1ラインだけ枠消しができなくなるが、こ
のようにすることによってこのような枠消し残しをなく
すことができる。また、副走査方向の最小値、最大値に
対してもオフセット量を設定し、遅延量の調整により、
上端では、最小値からさらに数ラインまで枠消しを実行
し、下端では、最大値より数ライン前から枠消しを実行
するように処理回路を構成してもよい。
く、種々の変形が可能である。例えば枠消し処理では、
その処理ラインの前のラインで検出した原稿位置を基に
オフセット量を加減しリセットするように構成したが、
原稿位置検出ラインと枠消し処理ラインとを同じにする
ように遅延量を調整して回路を構成してもよいし、逆の
数ライン後で処理を行うようにしてもよい。上記の実施
例のように前のラインで検出した原稿位置を枠消し処理
に使った場合には、原稿からプラテンカバーに変わる最
後のラインで1ラインだけ枠消しができなくなるが、こ
のようにすることによってこのような枠消し残しをなく
すことができる。また、副走査方向の最小値、最大値に
対してもオフセット量を設定し、遅延量の調整により、
上端では、最小値からさらに数ラインまで枠消しを実行
し、下端では、最大値より数ライン前から枠消しを実行
するように処理回路を構成してもよい。
さらに、原稿サイズ検出回路では、空間フィルタの後段
の信号を画像入力データとして処理したが、枠消し処理
回路の原稿位置検出回路を利用してもよい。また、色分
解信号B、G、Rから色材の記録信号Y、M、Cに変換
した後に原稿位置を検出するように構成したが、色分解
信号の段階で処理するようにしてもよい。
の信号を画像入力データとして処理したが、枠消し処理
回路の原稿位置検出回路を利用してもよい。また、色分
解信号B、G、Rから色材の記録信号Y、M、Cに変換
した後に原稿位置を検出するように構成したが、色分解
信号の段階で処理するようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、原稿
サイズ検出では、ノイズ除去等の処理がなされた空間フ
ィルタの出力信号を用いるので、原稿サイズの検知精度
を高め誤検知をなくすことができ、プリスキャンでの信
号を使用するので、検出しやすい信号を自由に選択使用
することができる。また、枠消し処理では、プラテンカ
バーの色を黒にして各色の信号について閾値とのレベル
判定により原稿位置を検出するので、各色の信号におい
て高い原稿検知精度を得ることができ、枠消し処理を確
実に行うことができる。さらには、原稿位置をプラテン
カバーと原稿とを分離する閾値レベルで各走査方向のカ
ウンと値をレジスタにラッチし、前の値と比較して更新
することにより、前端はその最小値で、後端は最大値で
原稿位置を検出するので、これら原稿位置検出処理の回
路を原稿サイズ検出と枠消し処理とに共用することがで
き、LSIの一体構成、LSIサイズの縮小化を図るこ
とができる。
サイズ検出では、ノイズ除去等の処理がなされた空間フ
ィルタの出力信号を用いるので、原稿サイズの検知精度
を高め誤検知をなくすことができ、プリスキャンでの信
号を使用するので、検出しやすい信号を自由に選択使用
することができる。また、枠消し処理では、プラテンカ
バーの色を黒にして各色の信号について閾値とのレベル
判定により原稿位置を検出するので、各色の信号におい
て高い原稿検知精度を得ることができ、枠消し処理を確
実に行うことができる。さらには、原稿位置をプラテン
カバーと原稿とを分離する閾値レベルで各走査方向のカ
ウンと値をレジスタにラッチし、前の値と比較して更新
することにより、前端はその最小値で、後端は最大値で
原稿位置を検出するので、これら原稿位置検出処理の回
路を原稿サイズ検出と枠消し処理とに共用することがで
き、LSIの一体構成、LSIサイズの縮小化を図るこ
とができる。
第1図は本発明に係るデジタル画像処理装置の1実施例
構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラー複写
機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウェアア
ーキテクチャーを示す図、第4図はソフトウェアアーキ
テクチャーを示す図、第5図はコピーレイヤを示す図、
第6図はステート分割を示す図、第7図はパワーオンス
テートからスタンバイステートまでのシーケンスを説明
する図、第8図はプログレスステートのシーケンスを説
明する図、第9図はダイアグノスティックの概念を説明
する図、第10図はシステムと他のリモートとの関係を
示す図、第11図はシステムのモジュール構成を示す
図、第12図はジョブモードの作成を説明する図、第1
3図はシステムと各リモートとのデータフロー、および
システム内モジュール間データフローを示す図、第14
図は原稿走査機構の斜視図、第15図はステッピングモ
ータの制御方式を説明する図、第16図はIITコント
ロール方式を説明するタイミングチャート、第17図は
イメージングユニットの断面図、第18図はCCDライ
ンセンサの配置例を示す図、第19図はビデオ信号処理
回路の構成例を示す図、第20図はビデオ信号処理回路
の動作を説明するタイミングチャート、第21図はIO
Tの概略構成を示す図、第22図は転写装置の構成例を
示す図、第23図はディスプレイを用いたUIの取り付
け例を示す図、第24図はUIの取り付け角や高さの設
定例を説明するための図、第25図はUIのモジュール
構成を示す図、第26図はUIのハードウエア構成を示
す図、第27図はUICBの構成を示す図、第28図は
EPIBの構成を示す図、第29図はディスプレイ画面
の構成例を示す図、第30図はF/Pの斜視図、第31
図はM/Uの斜視図、第32図はネガフィルムの濃度特
性および補正の原理を説明するための図、第33図はF
/Pの構成を概略的に示すとともに、F/PとM/Uお
よびIITとの関連を示す図、第34図は操作手順およ
びタイミングを説明するための図、第35図はIPSの
モジュール構成概要を示す図、第36図はIPSを構成
する各モジュールを説明するための図、第37図はIP
Sのハードウエア構成例を示す図、第38図は原稿サイ
ズ検出と枠消し回路の構成を示すブロック図、第39図
は原稿サイズ検出と枠消し回路を組み込んだLSIの構
成を示す図、第40図はレジスタに設定される原稿検知
開始位置の内容を示す図、第41図はレジスタにラッチ
される原稿位置検知の内容を示す図、第42図は変化点
検出回路の動作を説明するための波形図、第43図は原
稿位置と出力データとの関係を示す図、第44図はLS
Iのピン配置例を示す図、第45図はVCPUによる管
理システムの構成を示す図である。 1……プラテン、2……原稿、3……ラインセンサー、
4……画像信号変換部、5……枠消し処理部、6と7…
…原稿検出部、8……主走査方向カウンタ、9……副走
査方向カウンタ、10……画像記録部。
構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラー複写
機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウェアア
ーキテクチャーを示す図、第4図はソフトウェアアーキ
テクチャーを示す図、第5図はコピーレイヤを示す図、
第6図はステート分割を示す図、第7図はパワーオンス
テートからスタンバイステートまでのシーケンスを説明
する図、第8図はプログレスステートのシーケンスを説
明する図、第9図はダイアグノスティックの概念を説明
する図、第10図はシステムと他のリモートとの関係を
示す図、第11図はシステムのモジュール構成を示す
図、第12図はジョブモードの作成を説明する図、第1
3図はシステムと各リモートとのデータフロー、および
システム内モジュール間データフローを示す図、第14
図は原稿走査機構の斜視図、第15図はステッピングモ
ータの制御方式を説明する図、第16図はIITコント
ロール方式を説明するタイミングチャート、第17図は
イメージングユニットの断面図、第18図はCCDライ
ンセンサの配置例を示す図、第19図はビデオ信号処理
回路の構成例を示す図、第20図はビデオ信号処理回路
の動作を説明するタイミングチャート、第21図はIO
Tの概略構成を示す図、第22図は転写装置の構成例を
示す図、第23図はディスプレイを用いたUIの取り付
け例を示す図、第24図はUIの取り付け角や高さの設
定例を説明するための図、第25図はUIのモジュール
構成を示す図、第26図はUIのハードウエア構成を示
す図、第27図はUICBの構成を示す図、第28図は
EPIBの構成を示す図、第29図はディスプレイ画面
の構成例を示す図、第30図はF/Pの斜視図、第31
図はM/Uの斜視図、第32図はネガフィルムの濃度特
性および補正の原理を説明するための図、第33図はF
/Pの構成を概略的に示すとともに、F/PとM/Uお
よびIITとの関連を示す図、第34図は操作手順およ
びタイミングを説明するための図、第35図はIPSの
モジュール構成概要を示す図、第36図はIPSを構成
する各モジュールを説明するための図、第37図はIP
Sのハードウエア構成例を示す図、第38図は原稿サイ
ズ検出と枠消し回路の構成を示すブロック図、第39図
は原稿サイズ検出と枠消し回路を組み込んだLSIの構
成を示す図、第40図はレジスタに設定される原稿検知
開始位置の内容を示す図、第41図はレジスタにラッチ
される原稿位置検知の内容を示す図、第42図は変化点
検出回路の動作を説明するための波形図、第43図は原
稿位置と出力データとの関係を示す図、第44図はLS
Iのピン配置例を示す図、第45図はVCPUによる管
理システムの構成を示す図である。 1……プラテン、2……原稿、3……ラインセンサー、
4……画像信号変換部、5……枠消し処理部、6と7…
…原稿検出部、8……主走査方向カウンタ、9……副走
査方向カウンタ、10……画像記録部。
Claims (4)
- 【請求項1】ラインセンサを用いて電気的走査による主
走査方向の原稿読み取りと機械的走査による副走査方向
の原稿読み取りを行い、該読み取り信号からデジタル値
の階調信号に変換した画像データを取り出して原稿画像
の記録再現を行う画像処理装置において、画像データを
入力してエッジ処理を行う空間フィルタと、該エッジ処
理後の画像データを閾値と比較して大小が反転してから
連続する同一画素の数を検出して変化点の判定を行い主
走査方向の全ラインにおける変化点の最小値と最大値か
ら主走査方向の原稿サイズと位置を認識し、最初に変化
点が検出されたラインと最後に変化点が検出されたライ
ンから副走査方向の原稿サイズと位置を認識する原稿認
識手段と、オフセット量を設定し該オフセット量だけ原
稿認識手段で認識した原稿位置を内側にしてその外側の
画像データを白色信号に変換して消去する枠消し手段と
を備えると共に、濃度の高い色のプラテンカバーを使用
し、主走査方向のラインスキャン毎に信号レベルを判定
して原稿のエッジを検出し枠消しを行うように構成した
ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】ラインセンサを用いて電気的走査による主
走査方向の原稿み取りと機械的走査による副走査方向の
原稿読み取りを行い、該読み取り信号からデジタル値の
階調信号に変換した画像データを取り出して原稿画像の
記録再現を行う画像処理装置において、ラインセンサの
出力に基づいて各主走査毎に原稿の主走査方向のエッジ
の位置を検出する手段と、枠消しのオフセット量を設定
する設定手段と、主走査方向に対し前記位置を検出する
手段により検出されたエッジ位置に該オフセット量を加
減算した原稿の内側まで画像データを白色信号に変換し
て枠消しを行う枠消し手段とを備えたことを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項3】ラインセンサを用いて電気的走査による主
走査方向の原稿読み取りと機械的走査による副走査方向
の原稿読み取りを行い、該読み取り信号からデジタル値
の階調信号に変換した画像データを取り出して原稿画像
の記録再現を行う画像処理装置において、主走査毎のラ
インセンサの出力に基づいて原稿の副走査方向の最大値
と最小値とを検出する手段と、枠消しのオフセット量を
設定する設定手段と、ラインセンサの出力を遅延する手
段と、副走査方向に対し前記検出する手段の出力に基づ
いて原稿の副走査方向の最大値と最小値に対してオフセ
ット量だけ原稿の内側まで画像データを白色信号に変換
して枠消しを行う枠消し手段とを備えたことを特徴とす
る画像処理装置。 - 【請求項4】ラインセンサを用いて電気的走査による主
走査方向の原稿読み取りと機械的走査による副走査方向
の原稿読み取りを行い、該読み取り信号からデジタル値
の階調信号に変換した画像データを取り出して原稿画像
の記録再現を行う画像処理装置において、ラインセンサ
の出力に基づいて各主走査毎に原稿の主走査方向のエッ
ジの位置を検出する第1の検出手段及び原稿の副走査方
向の最大値と最小値とを検出する第2の検出手段と、副
走査方向の枠消しのオフセット量を設定する設定手段
と、ラインセンサの出力を遅延する手段と、該遅延され
た出力に対して主走査方向に対し前記第1の検出手段に
より検出されたエッジ位置に前記主走査方向のオフセッ
ト量を加減算した原稿の内側まで画像データを白色に変
換する第1の枠消し手段と、前記第2の検出手段の出力
に基づいて前記原稿の副走査方向の最大値と最小値に対
して前記副走査方向にオフセット量だけ原稿位置の内側
まで画像データを白色信号に変換して枠消しを行う第2
の枠消し手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63285490A JPH0618424B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63285490A JPH0618424B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131662A JPH02131662A (ja) | 1990-05-21 |
JPH0618424B2 true JPH0618424B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=17692198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63285490A Expired - Lifetime JPH0618424B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618424B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3028653B2 (ja) * | 1991-09-13 | 2000-04-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置の枠消し方式 |
JP2001167271A (ja) | 1999-12-08 | 2001-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 原稿領域認識方法および装置、画像処理方法および装置、プラテンカバー、プラテンカバー用シート、原稿読取装置、並びに記録媒体 |
CN115156101B (zh) * | 2022-09-07 | 2022-11-22 | 深兰科技(南京)有限公司 | 剔除方法及相关装置 |
CN117726990B (zh) * | 2023-12-27 | 2024-05-03 | 浙江恒逸石化有限公司 | 纺丝车间的检测方法、装置、电子设备及存储介质 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5483438A (en) * | 1977-12-15 | 1979-07-03 | Ricoh Co Ltd | Original detecting method |
JPS55164844A (en) * | 1979-06-11 | 1980-12-22 | Ricoh Co Ltd | Copying apparatus having black-color pressure plate |
JPS57123764A (en) * | 1981-01-23 | 1982-08-02 | Canon Inc | Image scanner |
JPS6046546A (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-13 | Canon Inc | 像形成装置 |
JPS635659A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 原稿サイズ検出装置 |
JP2635319B2 (ja) * | 1986-11-17 | 1997-07-30 | キヤノン株式会社 | 画像変倍装置 |
JPH0822006B2 (ja) * | 1987-02-10 | 1996-03-04 | キヤノン株式会社 | 原稿読み取り装置 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63285490A patent/JPH0618424B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02131662A (ja) | 1990-05-21 |
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