JPH03126885A - 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置 - Google Patents

電鋳作成方法及びその電鋳制御装置

Info

Publication number
JPH03126885A
JPH03126885A JP26708589A JP26708589A JPH03126885A JP H03126885 A JPH03126885 A JP H03126885A JP 26708589 A JP26708589 A JP 26708589A JP 26708589 A JP26708589 A JP 26708589A JP H03126885 A JPH03126885 A JP H03126885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electroforming
layer
electrodes
electroformed
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26708589A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kato
忠 加藤
Shigeru Fujita
滋 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP26708589A priority Critical patent/JPH03126885A/ja
Publication of JPH03126885A publication Critical patent/JPH03126885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば光デイスク用Ni電鋳スタンパ製造技
術に用いられる電鋳作成方法及びその電鋳制御装置に関
する。
従来の技術 従来、光デイスク用のNi電鋳スタンバの製造等に用い
られる電鋳の作成方法としては、例えば、特開昭58−
144491号公報に開示されているものがある。そこ
で、今、従来における電鋳の作成方法を第4図ないし第
6図に基づいて説明する。電鋳槽1に電鋳液2を満たし
、その液中でアノード3とカソード4を適当な間隔で対
向配置させ、直流(DC)電源5の一側をカソード4に
接続し、+側をアノード3に積算電力計6を介して接続
する。
そして、第5図に示すような電解条件でカソード4面に
目的の金属層7(以下、電鋳層と呼ぶ)を析出させた後
、カソード4面側から剥離して、型、機械部品等の製品
とする。この時、電解条件は、カソード4 (母材)表
面の剥離性薄膜や導電性薄膜を破壊しないように、0.
1A/dm”付近の低電流領域から開始し、徐々に定常
電流値の8〜15A/dm”付近まで上昇させて所望の
厚みを得た後、積算電力計6の通電量設定値によって通
電停止させ、これによりカソード4表面に目的とする電
鋳層7を形成することができる。
発明が解決しようとする課題 そして、このような析出方法により作成された電鋳層7
の断面写真の様子を第6図に示す。この図かられかるよ
うに、電鋳層7は、母材側から初期析出層と中間層と終
期析出層とからなっている。
この場合、初期析出層は母材ダメージ防止を目的とした
層でスローアップ析出による方法で形成され、中間層は
低応力防止を目的とした層で高速析出法により形成され
、終期析出層は中間層の成長終点として形成されるもの
である。
しかし、上述したような電鋳層7は、−様3つの層から
なっているが、実質上は単層的な構成であり、電鋳体と
して要求される表面超微細パターンの精密転写、型面と
しての耐久、耐摩耗性、寸法精度の安定性、高度平面性
要求に対応する層内応力のバランス調整(反り防止)、
剛性、柔軟性、繰返し応力の耐久性、表裏面粗さ、研磨
後の加工特性等の種々の高度の条件に適合する電鋳体を
得ることが困難で、:ある。
課題を解決するための手段 そこで、このような問題点を解決するために、本発明は
、電鋳液中に電極が対向配置された電鋳槽内に電鋳液調
整室を設け、前記電極に積算電力計及び電流PH制御装
置を接続し、前記電鋳液調整室にPHセンサを浸漬し、
そのPHセンサと接続され前記電鋳液中のPHな補正す
るPH調整制御装置を設けた。そして、その電鋳槽の電
鋳液中に浸漬された電極間に積算電力計を用いて電流を
流しその一方の電極に電鋳体を析出させる電鋳作成方法
において、電鋳体の電鋳層が複数層からなるように電鋳
析出時間を複ステップに分割した。
作用 従って、電鋳析出時間を複ステップに分割したことによ
り、単組成電鋳液中における電鋳体の析出結晶状態を任
意に変化させ、幾層もの組合せ層状構成体を得ることが
でき、これにより従来のような単層的構成により生じる
種々の欠陥をなくし良好な電鋳体を得ることができるも
のである。
実施例 本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
する。まず、その全体構成を第1図に基づいて説明する
。電鋳槽8内には電鋳液9が満たされており、その電鋳
液9中には電極としてのカソード10、アノード11が
対向配置されている。
前記カソード10にはDC電源12の一側が接続され、
前記アノード11には積算電力計13(以下、クーロン
メータと呼ぶ)を介して、前記DC電源12の+側が接
続されている。そのクーロンメータ13は電流PH制御
装置としての電流PH制御用コンピュータ14と接続さ
れている。
また、前記電鋳槽8内には仕切板15を介して、電鋳液
調整室16が設けられている。この電鋳液調整室16内
にはPHセンサ17が浸漬されており、このPHセンサ
17はPHコントロールユニット18と接続されている
。このPHコントロールユニット18は、前記電流PH
制御用コンピュータ14と接続されており、また、その
下部には薬注ポンプ19とPH調整液槽20とが設けら
れている。この場合、これらPHコントロールユニット
18と薬注ポンプ19とPH調整液槽20とは、PH調
整制御装置21を構成している。
このような構成において、今、光デイスク用のスタンバ
を作成する場合を例にとって述べる。電鋳層22は、5
層構造から形成するものとする。
そこで、まず、第2図に示すように、電鋳槽8の電解条
件を決定する。すなわち、第1層目は高硬度で寸法の安
定性を目的とした層であり、高PHで低電流を条件とす
る。第2層目は第1層目の緩衝層としての役割を担うも
のであり、低応力、層状配向に形成するために中PHで
中電流を条件とする。第3層目は剛性を得るためと析出
時間短縮を目的としたものであり、低PHで高電流を条
件とする。第4層目と第5層目とは全体の応ノJバラン
スと裏面の平滑性を目的としたものであり、このためそ
れらの諸条件は第4層目は第2層目を、第5層目は第1
層目をそれぞれ再現したものとなっている。そして、こ
れまで述べた第1層目から第5層目までの各ステップを
、クーロンメータ13における電鋳層22の厚み信号と
して電流P H制御用コンピュータ14に入力し、その
後、電流値とPHをステップ毎に切換える命令をDC電
源12とPHコントロールユニット21に人力し、これ
により電鋳層22を形成する。
第3図は、第2図の装置をもとにカソード1゜(母材)
表面に作成された5層構造の電鋳層22の断面図を示し
たものである。この場合、その全析出層の厚みは0.2
5mm−0,35mmの範囲であり、これを光デイスク
用のスタンバとして用いる二とにより、超精密パターン
転写、平面性の維持、型としての対成形耐久性の向上を
図ることができる。その具体例として、従来のものと比
較した場合、スタンパ面の反りが2 、3 mmから0
.5mmとなり、光デイスク成形時の耐久性が1000
0枚から20000枚に向上し、ビット幅の精度を、+
0.27zmから+〇、IILm に変えることが可能
となった。
なお、本実施例における電鋳液9は、スルファミン酸電
鋳浴とした。具体的には、スルファミン酸=600g/
Q、@酸=35g/氾、5DS=0.01g/Qを使用
し、その電鋳浴の温度は60℃に設定して行った。
発明の効果 本発明は、電鋳液中に電極が対向配置された電鋳槽内に
電鋳液調整室を設け、前記電極に積算電力計及び電流P
H制御装置を接続し、前記電鋳液調整室にPHセンサを
浸漬し、そのPHセンサと接続され前記電鋳液中のPH
を補正するPH調整制御装置の設けられた電鋳制御装置
を用いて、電鋳体の電鋳層が複数層からなるように電鋳
析出時間を複ステップに分割したので、単組成電鋳液中
における電鋳体の析出結晶状態を任意に変化させ、幾層
もの組合せ層状構成体を得ることができ、これにより、
従来のような単層的構成により生じる種々の欠陥をなく
し良好な電鋳体を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はその
電鋳液の電流、PHの経時変化に対する様子を示す波形
図、第3図は電鋳層の断面図、第4図は従来の構成を示
す構成図、第5図はその電鋳液の電流、PHの経時変化
に対する様子を示す波形図、第6図は電鋳層の断面図で
ある。 8・・・電鋳槽、9・・電鋳液、to、1.1・・・電
極、13・・・積算電力計、14・・・電流PH制御装
置。 16・・・電鋳液調整室、17・・・PHセンサ、21
・・・P H調整制御装置 出 願 人    株式会社 リ コ 3 図 6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電鋳槽の電鋳液中に浸漬された電極間に積算電力計
    を用いて電流を流しその一方の電極に電鋳体を析出させ
    る電鋳作成方法において、前記電鋳体の電鋳層が複数層
    からなるように電鋳析出時間を複ステップに分割したこ
    とを特徴とする電鋳作成方法。 2、電鋳液中に電極が対向配置された電鋳槽内に電鋳液
    調整室を設け、前記電極に積算電力計及び電流PH制御
    装置を接続し、前記電鋳液調整室にPHセンサを浸漬し
    、そのPHセンサと接続され前記電鋳液中のPHを補正
    するPH調整制御装置を設けたことを特徴とする電鋳制
    御装置。
JP26708589A 1989-10-13 1989-10-13 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置 Pending JPH03126885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26708589A JPH03126885A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26708589A JPH03126885A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03126885A true JPH03126885A (ja) 1991-05-30

Family

ID=17439831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26708589A Pending JPH03126885A (ja) 1989-10-13 1989-10-13 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03126885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001234382A (ja) * 2000-02-16 2001-08-31 Memory Tec Kk ニッケル電鋳方法及び装置
JP2008251075A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujifilm Corp 光情報記録媒体用スタンパおよび磁気転写用マスター、ならびにこれらの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001234382A (ja) * 2000-02-16 2001-08-31 Memory Tec Kk ニッケル電鋳方法及び装置
JP2008251075A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujifilm Corp 光情報記録媒体用スタンパおよび磁気転写用マスター、ならびにこれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5470791B2 (ja) 電気鋳造方法
JPH03126885A (ja) 電鋳作成方法及びその電鋳制御装置
JP2001334532A (ja) 成形型装置及びスタンパ
JP3124618B2 (ja) 電鋳による薄板状複製型製造方法及び同装置
US20090277794A1 (en) Dimensional control in electroforms
JP2000290793A (ja) メッキ体の製造方法
JP2009277289A (ja) スタンパーの製造方法、樹脂成形物の製造方法およびスタンパー
JP2017218631A (ja) 精密電鋳法のための気泡除去方法
JPH09223337A (ja) スタンパーの製造方法
JPH04176892A (ja) スタンパ製造プロセスにおけるニッケル電鋳方法
JPH03247788A (ja) 光ディスク用スタンパの製造方法
JP4221954B2 (ja) 電鋳方法及び電着物
JPH01113939A (ja) 光ディスク用金型製造方法
JP2003129269A (ja) モジュール電鋳母型及び電鋳複製方法
JPH07121912A (ja) 情報記録媒体複製用スタンパーの製造方法
JPH01246389A (ja) 金型の製造方法
JP2901980B2 (ja) 電鋳装置
KR20040094460A (ko) 마이크로 부품 복제를 위한 마이크로 몰드 및 그제조방법
JPS61221392A (ja) スタンパ−
JPH0927149A (ja) スタンパーの製造方法
JPH052778A (ja) 電鋳装置およびそれを用いたスタンパーの製造方法
JPH01247588A (ja) 金型およびその製造法
JPS619590A (ja) 電鋳装置
JPS61284592A (ja) 金属鏡の製法
JP2007154296A (ja) 電鋳物、電鋳物の製造方法及びスタンパ