JPH03126855A - プラズマ溶射用銅系摺動材料 - Google Patents
プラズマ溶射用銅系摺動材料Info
- Publication number
- JPH03126855A JPH03126855A JP26721189A JP26721189A JPH03126855A JP H03126855 A JPH03126855 A JP H03126855A JP 26721189 A JP26721189 A JP 26721189A JP 26721189 A JP26721189 A JP 26721189A JP H03126855 A JPH03126855 A JP H03126855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- plasma spraying
- sliding material
- resistance
- coppery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 11
- 238000007750 plasma spraying Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 20
- 229910008423 Si—B Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000000654 additive Substances 0.000 abstract 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 abstract 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 6
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 230000035485 pulse pressure Effects 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000011149 active material Substances 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2204/00—Metallic materials; Alloys
- F16C2204/10—Alloys based on copper
Landscapes
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はプラズマ溶射用銅系活動材料に閃する。
(従来の技術)
母材となる材料にパウダーをプラズマ溶射して、その表
面を硬化させることは、従来より行われているが、その
プラズマ溶射に使用されているC 11−N i−Si
−B系のパウダーは耐蝕性に優れており、摺動特性とし
て耐摩耗性は高いが、焼付性が劣ると云う欠点がある。
面を硬化させることは、従来より行われているが、その
プラズマ溶射に使用されているC 11−N i−Si
−B系のパウダーは耐蝕性に優れており、摺動特性とし
て耐摩耗性は高いが、焼付性が劣ると云う欠点がある。
(発明が解決しようとする課題)
そこでCu−Nt−Si−B系の耐焼付性を向上させる
ために、耐摩耗性の高い硬度に着目してNi、Si、H
の量を減らした合金パウダーにすると耐焼付性が向上す
るが、硬度は低下して耐摩耗性が劣ることになる。
ために、耐摩耗性の高い硬度に着目してNi、Si、H
の量を減らした合金パウダーにすると耐焼付性が向上す
るが、硬度は低下して耐摩耗性が劣ることになる。
また、Cu−3n系パウダーを使用した場合、耐焼付性
は良いが、耐摩耗性は劣ると云う欠点がある。
は良いが、耐摩耗性は劣ると云う欠点がある。
さらに、上記のパウダー等によりプラズマ溶射したもの
は、油圧のかかる部分での摺動による耐摩耗性が劣ると
云う欠点があった。
は、油圧のかかる部分での摺動による耐摩耗性が劣ると
云う欠点があった。
本発明はこれに鑑み、プラズマ溶射によって油中での耐
摩耗性を向上させるプラズマ溶射用銅系溶銅材料を提供
して、従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的とし
てなされたものである。
摩耗性を向上させるプラズマ溶射用銅系溶銅材料を提供
して、従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的とし
てなされたものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本発明の請求項1は、Cu−N
i −5i−B系パウダーにSnを4〜6%添加した
ことを特徴とする請求項2は請求項1において、前記パ
ウダーはNi:5〜15%、Si;1.5〜4.5%、
B、0.5〜1.5%を有し、SiはBの2〜3倍であ
ることを特徴とする。
i −5i−B系パウダーにSnを4〜6%添加した
ことを特徴とする請求項2は請求項1において、前記パ
ウダーはNi:5〜15%、Si;1.5〜4.5%、
B、0.5〜1.5%を有し、SiはBの2〜3倍であ
ることを特徴とする。
(実施例〉
以下、本発明を第1図乃至第6図に示す実施例を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は本発明を作動油と潤滑油を分離するシールに適
用した例を示すもので、断面が細く内径側が開口する逆
U字形に形成されたリングlに本発明のパウダーをプラ
ズマ溶射したものである。
用した例を示すもので、断面が細く内径側が開口する逆
U字形に形成されたリングlに本発明のパウダーをプラ
ズマ溶射したものである。
この場合の皮膜厚さは0.2〜0.5mm、皮膜の気孔
率は1〜3%とした。
率は1〜3%とした。
これによるCu−N i −3j−B系パウダーで硬度
(溶射皮IB!>と耐焼付性の関係を調査した結果、H
RB90以下では第2図のように焼付きが生じないこと
が判明した。
(溶射皮IB!>と耐焼付性の関係を調査した結果、H
RB90以下では第2図のように焼付きが生じないこと
が判明した。
第2図はCu−N i−Si −B系パウダーの溶射皮
膜と耐焼付性の関係を、Snを添加した本発明によるも
のと、Snを添加しない従来のものとの比較において硬
度とP■(面圧×速度〉値、摩耗量で示したもので、硬
度の上下はNi−SiB量の増減で行ったものである。
膜と耐焼付性の関係を、Snを添加した本発明によるも
のと、Snを添加しない従来のものとの比較において硬
度とP■(面圧×速度〉値、摩耗量で示したもので、硬
度の上下はNi−SiB量の増減で行ったものである。
この結果、本発明のものは■、および[相]印で示すよ
うに摩耗量が従来のものとほぼ同じ程度に対してPv値
は大幅に増大していることが分かる。
うに摩耗量が従来のものとほぼ同じ程度に対してPv値
は大幅に増大していることが分かる。
ここでpvtaは焼付限界を示す。
そしてさらに耐摩耗性を向上させるために、Sn添加を
行い、5nJilと耐摩耗性の関係を求めた結果、第3
図に示すようなグラフが得られた。
行い、5nJilと耐摩耗性の関係を求めた結果、第3
図に示すようなグラフが得られた。
すなわち、第3図はCu−N i−31−13系パウダ
ーのSn添加量と摩耗量の関係を示すもので、パウダー
内のSnの含有量が4〜6%の時、特に5%の時は摩耗
量がlJJ遺品に比しても著しく減少しており、したが
ってSnを添加することにより耐摩耗性が向上すること
が判明した。
ーのSn添加量と摩耗量の関係を示すもので、パウダー
内のSnの含有量が4〜6%の時、特に5%の時は摩耗
量がlJJ遺品に比しても著しく減少しており、したが
ってSnを添加することにより耐摩耗性が向上すること
が判明した。
この場合のテスト方法は第1図に実施例として示したシ
ールリングlの実体術で第4図に示すシャフト2の端面
の四部に嵌め込み、抽圧20 kg /dのテスト油:
EO#30を内蔵したハウジング3に接触させてシャフ
ト2を矢印のように回転させて行ったものである。
ールリングlの実体術で第4図に示すシャフト2の端面
の四部に嵌め込み、抽圧20 kg /dのテスト油:
EO#30を内蔵したハウジング3に接触させてシャフ
ト2を矢印のように回転させて行ったものである。
ただし、ハウジング3のシールリング1との接触面はS
CM435H浸炭したもの、シャフト2は343Cの素
材調質で回転数は244Orpmパルス圧力は第5図に
示すように抽圧20 kg/dを15秒かけ、5秒休ん
で、15秒がける動作を繰り返した。この時のpv値=
360kg/cm’。
CM435H浸炭したもの、シャフト2は343Cの素
材調質で回転数は244Orpmパルス圧力は第5図に
示すように抽圧20 kg/dを15秒かけ、5秒休ん
で、15秒がける動作を繰り返した。この時のpv値=
360kg/cm’。
m/sの場合である。
なお、本発明の請求項2においてN1Jiを5〜15%
とした理由は第6図に示すように、パウダーのNi量を
多くすればするほど硬さは向上するが、一定値以上にな
ると摺動特性が劣るために、この範囲に限定したもので
ある。
とした理由は第6図に示すように、パウダーのNi量を
多くすればするほど硬さは向上するが、一定値以上にな
ると摺動特性が劣るために、この範囲に限定したもので
ある。
(発明の効果)
本発明は以上説明したように、プラズマ溶射用銅系摺動
材料としてCu−Ni−5i−B系パウダー4.:Sn
を4〜6%添加したから、プラズマ溶射によって油中で
の銅系摺銅材の耐摩耗性を向上させることが可能となり
、従来の欠点は本発明により解消できる。
材料としてCu−Ni−5i−B系パウダー4.:Sn
を4〜6%添加したから、プラズマ溶射によって油中で
の銅系摺銅材の耐摩耗性を向上させることが可能となり
、従来の欠点は本発明により解消できる。
第1図は本発明を適用したシールリングを示しくa>は
平面図、(b)は(a)の断面図、(C)は(b)の部
分拡大図、第2図はCu−Ni−Si−B系パウダーの
硬度とPV値、摩耗量の関係を本発明の場合と従来例の
場合との比較で示すグラフ、第3図は本発明のCu−N
i−Si−B系パウダーのSn含有量と摩耗量の関係を
示すグラフ、第4図は第3図のグラフの作成の際に行っ
たテスト装置、第5図は第4図のテスト装置に加えたパ
ルス圧力図、第6図はNi量と硬さの関係を示すグラフ
である。 1・・・シールリング、2・・・シャフト、3・・・ハ
ウジング。
平面図、(b)は(a)の断面図、(C)は(b)の部
分拡大図、第2図はCu−Ni−Si−B系パウダーの
硬度とPV値、摩耗量の関係を本発明の場合と従来例の
場合との比較で示すグラフ、第3図は本発明のCu−N
i−Si−B系パウダーのSn含有量と摩耗量の関係を
示すグラフ、第4図は第3図のグラフの作成の際に行っ
たテスト装置、第5図は第4図のテスト装置に加えたパ
ルス圧力図、第6図はNi量と硬さの関係を示すグラフ
である。 1・・・シールリング、2・・・シャフト、3・・・ハ
ウジング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) Cu−Ni−Si−B系パウダーにSnを4〜6
%添加したことを特徴とするプラズマ溶射用銅系摺動材
料。 2) 前記パウダーはNi;5〜15%,Si;1.5
〜4.5%,B;0.5〜1.5%を有し、SiはBの
2〜3倍であることを特徴とする請求項1記載のプラズ
マ溶射用銅系摺動材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26721189A JPH089762B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | プラズマ溶射用銅系摺動材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26721189A JPH089762B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | プラズマ溶射用銅系摺動材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126855A true JPH03126855A (ja) | 1991-05-30 |
JPH089762B2 JPH089762B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=17441681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26721189A Expired - Lifetime JPH089762B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | プラズマ溶射用銅系摺動材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089762B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7438979B2 (en) | 2003-05-26 | 2008-10-21 | Komatsu Ltd. | Thermal spray membrane contact material, contact member and contact part, and apparatuses to which they are applied |
EP2878840A1 (en) * | 2013-10-18 | 2015-06-03 | Weatherford Technology Holdings, LLC | Coating a bearing surface of an oilfield component with a Cu-Ni-Sn alloy by built-up welding or spraying |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP26721189A patent/JPH089762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7438979B2 (en) | 2003-05-26 | 2008-10-21 | Komatsu Ltd. | Thermal spray membrane contact material, contact member and contact part, and apparatuses to which they are applied |
US7648773B2 (en) | 2003-05-26 | 2010-01-19 | Komatsu Ltd. | Thermal spray membrane contact material, contact member and contact part, and apparatuses to which they are applied |
EP2878840A1 (en) * | 2013-10-18 | 2015-06-03 | Weatherford Technology Holdings, LLC | Coating a bearing surface of an oilfield component with a Cu-Ni-Sn alloy by built-up welding or spraying |
US9631157B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-04-25 | Weatherford Technology Holdings, Llc | Cu—Ni—Sn alloy overlay for bearing surfaces on oilfield equipment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089762B2 (ja) | 1996-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005291495A (ja) | 金属系球面軸受 | |
US3935797A (en) | Wear and seizure resistant aluminum alloy piston | |
JPS57192257A (en) | Manufacture of bearing construction with solid lubricant | |
KR900018412A (ko) | 성형성 및 내식성이 우수한 윤활수지 처리 강판 | |
KR960703042A (ko) | 연속 도장 방법 | |
JPH03126855A (ja) | プラズマ溶射用銅系摺動材料 | |
GB1510197A (en) | Process for applying metal coatings to titanium or titanium alloys | |
JP2770508B2 (ja) | 耐摩摺動部材 | |
US3573962A (en) | Method for the dry lubrication of mechanical components | |
AU2188800A (en) | Polymetalate and heteropolymetalate conversion coatings for metal substrates | |
JPH0285593A (ja) | 油井管ネジ継手の表面処理方法 | |
JPS59200750A (ja) | 表面被覆方法 | |
AU764135B2 (en) | Method and apparatus of coating a moving substrate surface | |
JP3687682B2 (ja) | 摺動材料およびピストンリング並びにこれらの製造方法 | |
Sapozhnikov et al. | Antiscoring Coatings in the Friction Pairs" Cast Iron on Cast Iron" | |
JPH0118990B2 (ja) | ||
RU1781317C (ru) | Состав дл нанесени покрыти натиранием | |
JPS6314850A (ja) | 耐摩耗性セラミツク溶射被膜のなじみ性能改善方法 | |
RU1812235C (ru) | Способ химико-термической обработки стальных изделий | |
JPH0390571A (ja) | 表面加工処理方法 | |
JPH04103753A (ja) | チタン合金の耐摩耗処理方法 | |
Ayastuy | Application of Fine Coats of Titanium Nitride(TiN). PVD Procedure on Tools and Other Metal Parts Submitted to Wear | |
JPS63162849A (ja) | 鉄鋼材料の表面被覆方法 | |
Bell et al. | Wear Resistance of Titanium Nitride Coatings Obtained by Ionic Deposition Under Vacuum(PVD Method) Onto Plasma Nitrided Low Alloy Steel Surfaces | |
Krushenko et al. | Strengthening of metal surfaces with powder materials |