JPH03126339A - スタッフ多重変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はディジタル伝送システムにおけるスタッフ多重
変換装置の下位群入力断時におけるスタッフビットの有
効利用に関するものである。

（従来の技術） 上位群の端局装置と下位群の端局装置との間をそれぞれ
送信用伝送路および受信用伝送路で繋ぎ、伝送する場合
において、下位群からの伝送路故障を検出した上位群端
局装置が、フレーム内の該当ＣＩ　（チャネル）のビッ
トをオールマーク（ＡＬＬ　　“１”）として対向局の
下位群の端局装置に送出し、上位詳伝送路または送信局
側の下位群の間の伝送路での故障を通知する。このオー
ルマークの信号をＡＩＳ　（ＡｌａｒＩＩＩｎｄｉｃａ
ｔｉｏｎ　Ｓｌｇｎａｌ）と云う。

そして、対向局の下位群はこのＡＩＳ信号を受信するこ
とにより、故障発生を知ることができるが、しかし、そ
れ以上の情報を得ることができなかった。

一方、上位群では下位群の各ＣＩのデータを多重するた
めに受信されたデータ信号を伝送レートよりやや早いレ
ートで受信データを読み、読出しクロックに同期させ、
多重可能なデータを得るが、ビットずれを起こさないよ
うに、送信側では伝送レートと読取りレートの比に対応
して定まる所定のタイミングで、送信側にてスタッフビ
ットと呼ばれる無駄ビットを挿入し、対向局の受信側で
はこのスタッフビットを読み飛ばすことで正しい受信デ
ータを得るようにしている。

そして、このスタッフビットの挿入や読み飛ばしはスタ
ッフ多重変換装置により行うが、従来のこの種の装置で
は、スタッフビットは単なる無駄ビットとして扱うよう
にしており、利用されていなかった。

（発明が解決しようとする課題） 上位群の端局装置と下位群の端局装置との間をそれぞれ
送信用伝送路および受信用伝送路で繋ぎ、ディジタル伝
送する場合において、伝送路故障を検出した端局装置が
、フレーム内のビットをオールマークとして下位群の端
局装置に送出し、上位群での故障を通知する。このオー
ルマークの信号をＡＩＳと云い、このＡＩＳ信号を受信
することにより、故障発生を知ることができるが、内容
はオールマークの信号であるから、故障発生と云う事実
以上の情報を得ることができなかった。

一方、上位群の端局装置には要求を受ける毎に伝送デー
タの中にスタッフビットを挿入し、受信側ではこれを除
去することで受信タイミングの上で受信データのビット
ずれを補正すると云う機能を持たせているが、スタッフ
ビットは単にタイミング調整に利用するだけでデータと
しては同等寄与するところがない。そして、スタッフビ
ットはこれを発信側では多重し、受信側では除去するた
めに、スタッフビット多重変換回路が使用されるが、ス
タッフビットに対するこのような処理が可能であるのに
、故障検知時には何等の役に立てることもできない。

このように、従来の装置では下位群人力断時には、全て
のビットをオール”１”に固定した信号をＡＩＳ信号と
して対向局の該当ＣＨＩへ送出し、これにより故障発生
を知らせたり、スタッフビットにより送信データの正し
い抽出を行うことができても、下位群人力断時にはそれ
を報知するに止まり、それ以上の情報を送ることができ
なかった。

そこで、この発明の目的とするところは、下位群の入力
断時に、スタッフビットを利用したデータおよび音声伝
送を可能にするスタッフ多重変換装置を提供することに
ある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は次のように構成する
。すなわち、伝送する信号にスタッフビットを挿入し、
受信信号より挿入されているスタッフビットを分離する
スタッフ多重変換装置において、下位群からの伝送入力
断を検出すると共に入力断検出時には所定状態に固定し
たデータをＡＩＳ信号として出力する入力断検出手段と
、この入力断検出手段より入力断検出信号を受けると、
スタッフビット挿入のリクエスト信号を発生するスタッ
フ制御手段と、音声信号またはデータ信号を入力する入
力手段と、前記スタッフ制御手段より前記リクエスト信
号を受けると前記＾ＩＳ信号に対し、定期的にスタッフ
ビットを挿入して送信出力とすると共にこのスタッフビ
ットとして前記入力手段より与えられる入力データを使
用するスタッフビット挿入手段とよりなる送信系と、受
信信号より前記＾ＩＳ信号を検出してＡＩＳ検出出力を
発生する検出手段と、前記受信信号よりスタッフビット
を抽出するスタッフビット抽出手段と、前記検出手段か
らのＡＩＳ検出出力を受けると前記スタッフビット抽出
手段の抽出出力を通す出力手段とよりなる受信系とを具
備して構成する。

（作　用） このような構成において、送信系では下位群からの入力
断が発生すると入力断検出手段はこれを検出し、所定状
態に固定したデータを＾ＩＳ信号として出力する。入力
断検出手段より入力断検出信号が発生するとスタッフ制
御手段はスタッフビット挿入のリクエスト信号を発生す
る。そして、このリクエスト信号によりスタッフビット
挿入手段は前記ＡＩＳ信号に対し、定期的にスタッフビ
ットを挿入して送信出力とすると共にこのスタッフビッ
トとして前記入力手段より与えられる入力データを使用
する。従って、入力手段に音声信号またはデータ信号等
の送信信号を入力するとこの入力した信号をスタッフビ
ットを利用して送信することができる。

一方、受信系では、検出手段が受信信号からＡＩＳを検
出するとＡＩＳ検出出力を発生する。また、スタッフビ
ット抽出手段は前記受信信号よりスタッフビットを抽出
する。そして、出力手段は前記検出手段からのＡＩＳ検
出出力を受けると前記スタッフビット抽出手段の抽出出
力を通す。

このように、本発明は下位群入力断時に毎フレーム、ス
タッフリクエストし、そのスタッフビットを利用して音
声信号またはデータ信号等の送信信号を送り出すことが
できるから、片方向通信が可能になる。そのため、下位
群入力断時に相手方にＡＩＳ信号の他、必要なメツセー
ジを送ることができ、スタッフビットを有効に活用する
ことができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明
する。第１図、第２図は本発明の一実施例を示すブロッ
ク図であって第１図は送信系を、また、第２図は受信系
を示す。

第１図において、１は下位群からの伝送データの入力断
を検出する入力断検出回路であり、下位群入力信号１０
１が入力断となった場合、入力断検出回路１は「入力断
」を検出し、データをオール“１”に固定すると共に、
このオール“１°に固定した出力を下位群入力信号１０
６として出力する。また、このとき下位群入力断検出回
路１は入力断状態を示す入力断検出信号１０３を発生し
、スタッフ制御回路２と入力部４に与える。

２は入力断検出信号によりスタッフビット挿入指令を与
えるスタッフ制御回路、３はスタッフビット挿入指令を
受けると定期的にスタッフビットを確保し、この確保し
たスタッフビット位置に入力部４を介して受けたデータ
を挿入するスタッフビット挿入回路である。

前記入力部４は音声信号またはデータを入力するための
もので、この入力部４より所望の情報を示す音声信号ま
たはデータを入力すると、これをスタッフビットに挿入
することができる。

また、第２図において、５は受信した信号よりスタッフ
ビットを抽出するスタッフビット抽出回路、６は受信し
た信号よりＡＩＳ　（＾ｆａｒ■Ｉｎｄｉｃａｔ１ｏｎ
　Ｓｉｇｎａｌ）を検出するＡＩＳ検出回路、７はスタ
ッフビット抽出回路５が抽出したスタッフビットの抽出
出力データを制御する出力制御回路で、ＡＩＳ検出信号
がＡＩＳとなっている場合に、前記抽出出力データを出
力部８に送出し、出力する機能を有する。８は音声また
はデータ信号を出力する出力部である。

９はマルチプレクサで出力を多重して伝送するためのも
のであり、１０はデマルチプレクサで、多重されて送ら
れてきた受信データを分離して分配するためのものであ
る。

１０１は入力段検出信号、１０４はスタッフ制御信号、
１０Ｂは下位群からのデータ信号（入力断時、オール′
１＃すなわち、マーク）　、１０７はスタッフビット、
１０８はマルチプレクサ９で多重化されたデータ信号、
１０９は多重されたデータ信号をデマルチプレクサｌＯ
により分離して復元されることにより得たデータ信号、
１１０は抽出されたスタッフビット（抽出データ信号）
　、１１１はＡＩＳ検出信号、１１２は音声またはデー
タ信号、１１３は外部出力信号である。

これらは以下のように動作する。

自己が管理している下位群の端局からの入力信号１０１
が入力断となった場合（伝送信号が断となった場合）、
入力断検出回路１は「入力断」を検出し、データをオー
ル″１”　（マーク）に固定する。そして、このオール
“１°に固定した出力を下位群人力信号１０６としてマ
ルチプレクサ９に送出する。

また、このとき下位群入力断検出回路１は入力断状態で
あることを示す入力断検出信号１０３を発生し、スタッ
フ制御回路２と入力部４に与える。

入力断検出信号１０３が入力断状態になると、スタッフ
制御回路２はスタッフ制御信号１０４をスタッフリクエ
スト状態とし、スタ・ソフビット挿入回路３に与える。

また、入力部４は入力断状態を示す入力断検出信号１０
３を受けて入力可能状態になる。従って、入力部４より
、入力音声またはデータ信号を入力すると、これがスタ
ッフビット挿入回路３に送出されるようになる。

一方、スタッフビット挿入回路３はスタッフ制御信号１
０４により定期的（例えば、フレーム毎）にスタッフビ
ットを強制挿入するように機能し、且つ、このスタッフ
ビットには入力部４より入力された入力音声またはデー
タ信号を挿入する。このようにして発生されたスタッフ
ビットは、マルチプレクサ９へ送られる。マルチプレク
サ９では各チャネルのデータ、スタッフビット等を多重
し、対向局へ送出する。

送出されたデータは受信局でデマルチプレクサ１０によ
り相手端局別に分離され、分配される。

分離された分配されたデータ信号１０９はＡＩＳ検出回
路６とスタッフビット抽出回路５に送られる。

ＡＩＳ検出回路６ではこの送られてきたデータ信号１０
９から、ＡＩＳ信号を検出し、ＡＩＳ検出信号を１１２
を発生する。

また、スタッフビット抽出回路３は送られてきたデータ
信号１０９からスタッフビットを抽出し、この抽出した
スタッフビットを抽出データ信号１１０として出力制御
回路５へ送出する。出力制御回路５はＡＩＳ検出信号１
１１がＡＩＳとなっているので、入力されている抽出デ
ータ信号１１０を音声信号またはデータ信号１１２とし
て出力部８に送出し、外部に出力する。

これにより、下位群から上位群に対する伝送が断になっ
ても、上位群から下位群への伝送が可能な状態であれば
、従来無駄ビットであったスタッフビットを利用して送
られてきた対向局からの音声信号またはデータ信号を受
信側で受けることができるようになる。

このように本装置は、伝送する信号にスタッフビットを
挿入し、受信信号より挿入されているスタッフビットを
分離するスタッフ多重変換装置において、下位群からの
伝送入力断を検出すると共に入力断検出時には所定状態
に固定したデータをＡＩＳ信号として出力する入力断検
出回路と、この入力断検出回路より入力断検出信号を受
けると、スタッフビット挿入のリクエスト信号を発生す
るスタッフ制御回路と、音声信号またはデータ信号を入
力する入力部と、前記スタッフ制御回路より前記リクエ
スト信号を受けると前記ＡＩＳ信号に対し、定期的にス
タッフビットを挿入して送信出力とすると共にこのスタ
ッフビットとして前記入力部より与えられる入力データ
を使用するスタッフビット挿入回路とよりなる送信系と
、受信信号より前記ＡＩＳ信号を検出して＾ＩＳ検出出
力を発生ずるＡＩＳ検出検出回路と、前記受信信号より
スタッフビットを抽出するスタッフビット抽出回路と、
前記ＡＩＳ検出検出回路からのＡＩＳ検出出力を受ける
と前記スタッフビット抽出回路の抽出出力を通す出力部
とよりなる受信系とを具備して構成したものである。

そして、このような構成において、上位群では下位群か
らの伝送入力断が発生すると入力断検出回路はこれを検
出し、所定状態に固定したデータを＾Ｉｓ信号として出
力し、この入力断検出信号によりスタッフ制御回路はス
タッフビット挿入のリクエスト信号を発生する。そして
、このリクエスト信号によりスタッフビット挿入回路は
前記ＡＩＳ信号に対し、定期的にスタッフビットを挿入
して送信出力とすると共にこのスタッフビットとして前
記入力部より与えられる入力データを使用する。

そのため、入力部に音声信号またはデータ信号等の送信
信号を入力するとこの入力した信号をスタッフビットを
利用して送信することができる。

一方、受信系では、ＡＩＳ検出回路が受信信号からＡＩ
Ｓ信号を検出するとＡＩＳ検出出力を発生し、また、ス
タッフビット抽出回路は前記受信信号よりスタッフビッ
トを抽出する。そして、出力部は前記ＡＩＳ検出回路か
らのＡＩＳ検出出力を受けると前記スタッフビット抽出
回路の抽出出力を通す。

このように、本発明は下位群入力断時に毎フレーム、ス
タッフリクエストし、ＡＩＳ信号に対して定期的にスタ
ッフビットを強制挿入させるようにし、そのスタッフビ
ットを利用して音声信号またはデータ信号等の送信信号
を送り出すようにしたものであるから、片方向通信が可
能になる。そのため、下位群入力断時に相手方にＡＩＳ
信号の他、必要なメツセージを送ることができ、スタッ
フビットを有効に活用することができる。

尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定する
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものである。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、対向端局とのデ
ータ通信において、下位群からの入力断時に、強制的に
スタッフリクエストを行い、同時にスタッフビットに音
声データやディジタルデータ等の送信信号を利用するこ
とができるようにしたことから、ＡＩＳ信号を送る際に
定期的、強制的に挿入するスタッフビットを利用してデ
ータ伝送する片方向通信を実現することができ、スタッ
フビットの有効利用を図ることができるようになる等の
特徴を有するスタッフ多重変換装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す送信系のブロック図、
第２図は本発明の一実施例を示す受信系のブロック図で
ある。 １・・・入力断検出回路、２・・・スタッフ制御回路、
３・・・スタッフビット挿入回路、４・・・入力部、５
・・・スタッフビット抽出回路、 ６・・・ＡＩＳ検出回路、７・・・出力制御回路、８・
・・出力部、９・・・マルチプレクサ、ｌＯ・・・デマ
ルチプレクサ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 伝送する信号にスタッフビットを挿入し、受信信号より
   挿入されているスタッフビットを分離するスタッフ多重
   変換装置において、 下位群からの伝送入力断を検出すると共に入力断検出時
   には所定状態に固定したデータをＡＩＳ信号として出力
   する入力断検出手段と、 この入力断検出手段より入力断検出信号を受けると、ス
   タッフビット挿入のリクエスト信号を発生するスタッフ
   制御手段と、 音声信号またはデータ信号を入力する入力手段と、 前記スタッフ制御手段より前記リクエスト信号を受ける
   と前記ＡＩＳ信号に対し、定期的にスタッフビットを挿
   入して送信出力とすると共にこのスタッフビットとして
   前記入力手段より与えられる入力データを使用するスタ
   ッフビット挿入手段とよりなる送信系と、 受信信号より前記ＡＩＳ信号を検出してＡＩＳ検出出力
   を発生する検出手段と、 前記受信信号よりスタッフビットを抽出するスタッフビ
   ット抽出手段と、 前記検出手段からのＡＩＳ検出出力を受けると前記スタ
   ッフビット抽出手段の抽出出力を通す出力手段と よりなる受信系とを具備してなるスタッフ多重変換装置
   。