JPH03126318A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH03126318A
JPH03126318A JP26600189A JP26600189A JPH03126318A JP H03126318 A JPH03126318 A JP H03126318A JP 26600189 A JP26600189 A JP 26600189A JP 26600189 A JP26600189 A JP 26600189A JP H03126318 A JPH03126318 A JP H03126318A
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differential
circuit
potential
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和彦 日笠
Hidenori Hanai
花井 秀紀
Maki Yoshinaga
吉永 真樹
Tadao Kachi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体集積回路装置に関するもので、例え
ば、LD(レーザダイオード) ドライバ集積回路等に
利用して特に有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
差動トランジスタ(この明細書では、バイポーラトラン
ジスタを単にトランジスタと略称する。
また、特に限定しない場合、トランジスタとは、NPN
型トランジスタを示す)を基本構成とする差動回路があ
る。これらの差動回路において、差動トランジスタのベ
ースにおけるロウレベル電位あるいは差動トランジスタ
の駆動経路に設けられた駆動トランジスタ又はバンファ
トランジスタ等のベースにおけるバイアス電位は、半導
体基板内の最低電位より少なくともトランジスタのベー
ス・エミッタ電圧分以上高くされる。
差動トランジスタを基本構成とする差動回路及びそのバ
イアス方法については、例えば、1975年9月15日
、近代科学社発行、rアナログ集積回路1の第282頁
に記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本願発明者等は、この発明に先立って、上記のような差
動回路を基本構成とする第5図のLDドライバ集積回路
を開発した。
第5図において、LDドライバ集積回路は、比較的大き
な駆動能力を持つ差動トランジスタT4・T5を含み、
例えば0■とされる回路の接地電位と−5,2vとされ
る回路の電源電圧VIEを動作電源とする。集積回路の
外部に配置されたレーザダイオードLDのアノードは、
回路の接地電位に結合され、そのカソードは、比較的長
い信号配線を介して、外部端子P4すなわちトランジス
タT5のコレクタに結合される。トランジスタT4のコ
レクタは、外部端子P3及び外部抵抗R9を介して、回
路の接地電位に結合される。
一方、図示されない前段回路から、LDドライバ集積回
路の外部端子P1及びP2を介して供給される相補制御
信号CA及びCBは、差動トランジスタTl−T2から
なる電流スイッチ回路を経た後、相補制御信号ca及び
cbとして差動トランジスタT4・T5のベースに供給
される。その結果、差動トランジスタT4・T5は、相
補制御信号ca及びcbすなわちCA及びCBに従って
相捕的にオン状態とされ、これによってレーザダイオー
ドLDが選択的に駆動される。
周知のように、レーザダイオードLDは、所定の発光量
を得るための順方向電流やダイオードとしての順方向電
圧等に関して、比較的大きな特性バラツキを呈し、その
周辺には、信号配線等に寄生する比較的大きなインダク
タンス性負荷が結合される。これに対処するため、第5
図のLDドライバ集積回路では、レーザダイオードLD
(7)8方向電流すなわち差動トランジスタT4・T5
の動作電流を引き抜く定電流源S1がLDドライバ集積
回路の外部に設けられるとともに、差動トランジスタT
4・T5の共通結合されたエミッタと上記定電流源si
が結合される外部端子P5との間にバッファトランジス
タT6が設けられる。これにより、レーザダイオードL
Dの特性バラツキに対応した所望の動作電流が与えられ
るとともに、上記インダクタンス性負荷によるオーバー
シェードが掘割されるものとなる。
ところが、上記LDドライバ業積回路には次のような問
題点が残されていることが、本願発明者等によって明ら
かとなった。すなわち、第5図のLDドライバ策積回路
では、定電流;/sSlが回路の電[圧VEEより低い
例えば−10Vの外部電源電圧VELに結合されるにも
かかわらず、バッファトランジスタT6のベースには、
ベース抵抗R4を介して、回路の電源電圧VEEよりも
ベース・エミッタ電圧分だけ高い例えば−4,3vの定
電圧Vaa2が供給される。したがって、レーザダイオ
ードLDの駆動時、トランジスタT6を飽和させないた
めの許容コレクタ電位Vc6は、第6図の電位配分図に
示されるように、各トランジスタのベース・エミッタ電
圧をV8Eとするとき、Vc6≧Vaa2+Val! となる、また、トランジスタT5を飽和させないための
許容コレクタ電位Vc5は、相補制御信号ca及びcb
の信号振幅をcwとするとき、Vc5≧VBB2+VB
E+CW となり、レーザダイオードLDの順方向電圧VDFは、
上記許容コレクタ電位Vc5の絶対値より小さ(なけれ
ばならない、つまり、例えば回路の電源電圧VEHの変
動許容範囲を±0.5vとし、ベース・エミッタ電圧v
ia及び信号振幅cwをそれぞれ0.9 V及び0.8
vとするとき、レーザダイオードLDの順方向電圧vo
pは2.1 V以下であることが必要条件となる。前述
のように、レーザダイオードLDの順方向電圧VDFの
特性バラツキは比較的大きく、最悪2.5vに達する場
合もある。したがって、上記トランジスタT5の飽和を
、いかなる条件においても防止することは因数となる。
その結果、相応してLDドライバ集積回路のダイナミッ
クレンジが圧縮され、その高周波特性が劣化されるもの
である。
この発明の目的は、LDドライバ集積回路等に含まれる
差動トランジスタ又は駆動トランジスタ等が飽和状態と
されるのを防止することにある。
この発明の他の目的は、LDドライバ集積回路等のダイ
ナミックレンジを拡大し、その高周波特性を改善するこ
とにある。
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
この明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、差動トランジスタを基本構成としかつその動
作電流が所定の外部端子を介して外部から与えられる差
動回路を備えるLDドライバS積回路等において、差動
トランジスタのベースにおけるロウレベル電位あるいは
差動トランジスタと上記外部端子との間に設けられるバ
ッファトランジスタ等のベースにおけるバイアス電位を
、半導体基板内の最低電位とする。
〔作 用〕
上記した手段によれば、動作電流が供給される上記外部
端子の電位、言い換えると差動トランジスタ又はバッフ
ァトランジスタ等のエミッタ電位を半導体基板内の最低
電位より低くでき、差動トランジスタ又はバッファトラ
ンジスタ等の飽和を抑制することができる。その結果、
LDドライバ集積回路等のダイナミックレンジを、差動
トランジスタ又はバッフ7トランジスタ等のベース・エ
ミッタ電圧分だけ拡大し、その高周波特性を改善するこ
とができる。
〔実施例1〕 第1図には、この発明が通用されたLDドライバ集積回
路の第1の実施例の回路図が示されている。また、第3
図には、@1図のLDドライバ集積回路の一実施例の電
位配分図が示されている。
これらの図をもとに、この実施例のLDドライバ集積回
路の構成と動作の概要ならびにその特徴について説明す
る。なお、第1図の一点鎖線内に示される回路素子は、
公知のバイポーラ集積回路の製造技術によりて、特に制
限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基
板上において形成される。また、以下の図において、ト
ランジスタT7及びT8を除くバイポーラトランジスタ
はすべてNPN型トランジスタである。
この実施例のLDドライバ集積回路は、特に制限されな
いが、集積回路の外部に配置されたレーザダイオードL
Dを駆動するために供され、図示されない外部端子を介
して供給される回路の電源電圧VEE及び接地電位をそ
の動作電源とする。この実施例において、回路の電源電
圧VEEは、特に制限されないが、−5,2Vのような
負の11源電圧とされ、回路の接地電位はOvとされる
。LDドライバ集積回路には、特に制限されないが、図
示されない前段回路から所定の相補制御信号CA及びC
Bが供給される。これらの相補制御信号は、特に制限さ
れないが、ECLレベルとされ、その信号振幅は0.8
■とされる。
第1図において、図示されない前段回路から入力される
相補filJ 御/#号CA及びCBは、対応する外部
端子pt及びR2を介して、差動トランジスタTI及び
T2のベースにそれぞれ供給される。
これらのトランジスタのコレクタは、対応する負荷抵抗
R1及びR2を介して回路の接地電位に結合され、その
共通結合されたエミッタは、トランジスタT3及び抵抗
R3を介して回路の電源電圧VEHに結合される。トラ
ンジスタT3のベースには、図示されない電圧発生回路
から、所定の定電圧Vealが供給される。これにより
、トランジスタT3及び抵抗R3は定電流源として作用
し、差動トランジスタT1・T2は、この定電流源とと
もに、相補制御68号CA及びCBに対する電流スイッ
チ回路として作用する。
すなわち、相補制御信号CA及びCBがいわゆる論理“
0”とされ、葬反転制御信号CAが反転制御信号CBよ
り低くされるとき、トランジスタTIはカットオフ状態
とされ、トランジスタT2がオン状態とされる。したが
って、トランジスタT1のコレクタ電位は回路の接地電
位のようなハイレベルとされ、トランジスタT2のコレ
クタ電位は、上記定電流源から供給される動作電流と負
荷抵抗R2の抵抗値によって決まる所定のロウレヘルと
される。一方、相補制御信号CA及びCBがいわゆる論
理“1”とされ、非反転制御信号CAが反転制御信号C
Bより高くされるとき、トランジスタT2はカットオフ
状態とされ、代わってトランジスタT1がオン状態とさ
れる。したがって、トランジスタTIのコレクタ電位は
、上記定電流源から供給される動作電流と負荷抵抗R1
の抵抗値とによって決まる所定のロウレベルとされ、ト
ランジスタT2のコレクタ電位は回路の接地電位のよう
なハイレベルとされる。
電流スイッチ回路を構成するトランジスタT1のコレク
タ電位は、反転制御信号cbとして、トランジスタT 
4のベースに供給される。トランジスタT4のコレクタ
は、特に制限されないが、外部端子P3に結合され、さ
らにLDドライバ集積回路の外部に配置された負荷抵抗
R9を介して、外部の接地電位に結合される。一方、電
流スイッチ回路を構成するトランジスタT2のコレクタ
電位は、非反転制御信号caとして、上記トランジスタ
T4と差動形態とされるトランジスタT5のヘースに供
給される。トランジスタT5のコレクタは、特に制限さ
れないが、外部端子P4に結合され、さらに比較的長い
信号配線を介して、LDドライバ集積回路の外部に配置
されたレーザダイオードLDのカソードに結合される。
レーザダイオードLDのアノードは、外部の接地電位に
結合される。このように、レーザダイオードLD及び負
荷抵抗R9がLDドライバ集積回路の外部に配置され、
かつこれらのレーザダイオードLD及び負荷抵抗R9に
対して相補的に流される比較的大きな動作電流が、LL
)ドライバ集積回路の外部から与えられることで、LD
ドライバ集積回路の電流供給量がWJ減されるとともに
、半導体基板内における発熱量が抑制される。
差動トランジスタT4及びT5の共通結合されたエミッ
タは、特に制限されないが、トランジスタT6(第1の
トランジスタ)を介して外部端子P5に結合され、さら
に定電流源S1を介して外部電源電圧VELに結合され
る。上記トランジスタT6のベースは、特に制限されな
いが、発振防止用のベース抵抗R4を介して、LDドラ
イバ集積回路が形成される半導体基板内の最低電位すな
わち回路の電源電圧VEHに結合される。ここで、外部
電源電圧VELは、特に制限されないが、LDドライバ
集積回路の電源電圧VEEよりさらに低い一10Vのよ
うな負の電源電圧とされ、定電流源Slから供給される
動作電流の値は、レーザダイオードLDの発光特性バラ
ツキに見合った通切な電流値とされる。
これらのことから、差動トランジスタT4・T5は、上
記相補制御ii1号ca及びcbすなわち相補制御信号
CA及びCBに従った所定のスイッチ動作を行い、レー
ザダイオードLDを選択的に駆動する差動回路として作
用する。すなわち、相補制御信号CA及びCBがいわゆ
る論理“01とされ、非反転制御信号caが反転制御信
号cbより低くされるとき、トランジスタT4がオン状
態とされ、トランジスタT5はカントオフ状態とされる
。したがって、定電流源S1からトランジスタT6を介
して与えられる動作電流は、負荷抵抗R9のみに流され
、レーザダイオードLDは駆動状態とされない、一方、
相補![1信号CA及びCBがいわゆる論理“1″とさ
れ、非反転制御信号Caが反転制御信号cbより高(さ
れるとき、トランジスタT4はカットオフ状態とされ、
代わってトランジスタT5がオン状態とされる。したが
って、定電流源SlからトランジスタT6を介して与え
られる動作電流は、レーザダイオードLDのみに流され
る。その結果、レーザダイオードLDは駆動状態とされ
、上記動作電流に対応した所定のレーザ発光が得られる
ところで、この実施例のLDドライバ集積回路では、前
述のように、レーザダイオードLDが集積回路の外部に
配置され、比較的長い信号配線を介して外部端子P4に
結合される。このため、外部端子P4すなわちトランジ
スタT5のコレクタには、これらの信号配線に寄生する
比較的大きなインダクタンス性負荷が結合される。一方
、この実施例のLDドライバ集積回路では、前述のよう
に、差動トランジスタT4・T5の共通結合されたエミ
ッタと外部端子P5すなわち定電流源S1との間にトラ
ンジスタT6が設けられ、そのベースにおけるバイアス
電位は、LDドライバ集積回路が形成される半導体基板
内の最低電位すなわち回路の電源電圧VEEとされる。
したがって、差動トランジスタT4・T5の共通結合さ
れたエミッタノードからみたインピーダンスは、トラン
ジスタT6の一インピーダンス変換作用によって大きく
され、これによって上記インダクタンス性負荷に起因す
るオーバーシェードが抑制される。このとき、定電流源
S1が結合される外部端子P5の電位vp5は、各トラ
ンジスタのベース・エミッタ電圧をVBEとすると、V
p5=VEe  Ve+= となり、LDドライバ集積回路が形成される半導体基板
内の最低電位すなわち回路の電源電圧VEEより低くさ
れる。その結果、トランジスタT 6を飽和させないた
めの許容コレクタ電位Vc6は、第3図の電位配分図に
示されるように、Vc6≧VEε+VaE となる、また、トランジスタT5を飽和させないための
許容コレクタ電位Vc5は、相補制御信号ca及びcb
の信号振幅をcwとするとき、Vc5≧VEE+V8E
+CW となり、レーザダイオードLDは、この許容コレクタ電
位Vc5の絶対値より小さな順方向電圧を持てばよいも
のとされる。この実施例において、回路の電源電圧VE
Eは−5,2■とされ、ベース・エミッタ電圧VBE及
び信号振幅cwはそれぞれ例えば0.9v及び0.8v
とされる。したがって、上記許容コレクタ電位Vc5は
、回路の電源電圧■EHの許容変動範囲を±0.5vと
しても、Vc5≧−3,0 となり、レーザダイオードLDの順方向電圧VDFの最
大バラツキ値2.5■を充分カバーしうるちのとなる。
これにより、この実施例のLDドライバ集積回路では、
レーザダイオードLDの順方向電圧VDFの特性バラツ
キが比較的大きいにもかかわらず、差動トランジスタT
4・T5及びバッファトランジスタT6の飽和を防止し
つつ、レーザダイオードLDに対する所定の駆動制御を
実現できる。その結果、相応してLDドライバ集積回路
のダイナミックレンジが拡大され、その高周波特性が改
善されるものとなる。
以上のように、この実施例のLDドライバ集積回路は、
差動トランジスタT4・T5からなる差動回路を基本構
成とし、相補制御信号CA及びCBに従って選択的にレ
ーザダイオードLDを駆動する。レーザダイオードLD
は、その順方向電流や順方向電圧について、比較的大き
な特性バラツキを呈する。また、レーザダイオードLD
は、LDドライバ集積回路の外部に配置され、比較的長
い(8号配線を介して外部端子P4すなわちトランジス
タT5のコレクタに結合されることから、レーザダイオ
ードLD及びその周辺部には、比較的大きな、インダク
タンス性負荷が結合される。このため、この実施例のL
Dドライバ集積回路では、レーザダイオードLDすなわ
ち差動トランジスタT4・1゛5に対する比較的大きな
動作電流が外部端子P5を介して外部の定電流SStか
ら供給され、この定電流源Slと差動トランジスタT4
・′1゛5の共通結合されたエミッタとの間にオーバー
シュートを抑制するためのバッファトランジスタT6が
設けられる。この実施例において、バッファトランジス
タT6のベースバイ゛メス電位は、LDドライバ集積回
路が形成される半導体基板内の最低電位すなわち回路の
電源電圧VEEとされる。
また、定電流源SLは、上記回路の電源電圧VEEより
低電位とされる外部電源電圧VELに結合される。これ
により、上記外部端子P5の電位が回路の電源電圧VE
Eより低くされるとともに、バッファトランジスタT6
及び差動トランジスタT5を飽和させないための許容コ
レクタ電位Vc6及びVc5が低くされ、これらのトラ
ンジスタの飽和が抑制される。その結果、相応してLD
ドライバ集積回路のダイナミックレンジが拡大され、そ
の高周波特性が改善されるものとなる。
〔実施例2〕 第2図には、この発明が通用されたLDドライバ集積回
路の第2の実hト例の回路図が示されている。また、第
4図には、第2図のLDドライバ集積回路の一実施例の
電位配分図が示されている。
この実施例のLDドライバ集積回路は、基本的に上記第
1の実施例を踏襲するものであり、トランジスタTl−
75ならびに抵抗R1−R3は、第1図のトランジスタ
’「1−75ならびに抵抗R1〜R3にそれぞれ対応す
る。以下、第1の実施例と異なる部分について、説明を
追加する。
第2図において、電流スイッチ回路を構成するトランジ
スタTIのコレクタは、特に制限されないが、PNP型
のトランジスタ1゛8のベースに結合され、トランジス
タT2のコレクタは、同様にPNP型のトランジスタT
7のベースに結合される。トランジスタr8及びT7の
エミッタは、抵抗l≧6及びR5を介して、回路の接地
電位にそれぞれ結合される。また、トランジスタT8及
びT7のコレクタは、負荷抵抗R8及びR7を介して回
路の電源電圧VEHにそれぞれ結合され、それぞれのコ
レクタ電位は、相補制御信号ca及びcbとして、差動
トランジスタT5及びT4のベースにそれぞれ供給され
る。これにより、トランジスタT8及びT7は、対応す
る抵抗R6及びR8あるいは抵抗R5及びR7とともに
、一対のレベルシフト回路を構成する。
すなわち、対応するトランジスタTI又はT2のコレク
タ電位が回路の接地電位のようなハイレベルとされると
き、トランジスタT8及びT7はカットオフ状態とされ
、そのコレクタ電位すなわち相補−J&I信号ca及び
cbは回路(7)ii?s電圧■EEのようなロウレベ
ルとされる。一方、対応するトランジスタTl又は1゛
2のコレクタ電位が上記第1の実施例で示されるような
所定のロウレベルとされるとき、トランジスタT8及び
T7はオン状態とされ、対応する抵抗R6又はR5とと
もにそれぞれ定電流源を構成する。したがって、トラン
ジスタT8及びT7のコレクタ電位すなわち相補制御イ
δ号ca及びcbは、上記定電流源から供給される電流
値と抵抗R8又はR7の抵抗値により法政る所定のハイ
レベルとされる。つまり、この実施例のLDドフイバ梨
積回路において、差動トランジスタT4・T5に供給さ
れる相補制御信号Ca及びcbのロウレベルは、LDド
ライバ集積回路が形成される半導体基板内の最低電位す
なわち回路の電源電圧VEEとされ、そのハイレベルは
、上記ロウレベルと相補制御信号ca及びcbの1m号
1辰輻をもとに設定される。
差動トランジスタT4・1′5の共通結合されたエミ7
りは、バッファトランジスタを介することなく直接外=
IS端子P5に結合され、さらに定電流源S1を介し゛
ζ外部電iM電圧VELに結合される。
この実施例において、差動トランジスタ′r4及びT5
のヘースにおけるロウレベルは、前述のように、半導体
基板内の最低電位すなわち回路の電源電圧VEξとされ
る。したがって、トランジスタT5を飽和させないため
の許容コレクタ電位Vc5は、第4図に示されるように
、相補制御信号ca及びcbの信号振幅をcwとすると
き、VC5a;VHg+cw となり、レーザダイオードLDは、この許容コレクタ電
位より小さな順力向旭圧VDFを持つものであればよい
、この値は、例えば回路の*源電圧VEEを−5,2v
とし、相補制御信号ca及びCbの信号振幅cwを0.
8Vとするとき、回路の電源電圧VEHの許容変動範囲
±0.5vを含めても−4,4Vとなり、レーザダイオ
ードLDの願力向電圧■OFの最大バラツキ値2.5v
を充分カバーしうるちのとなる。その結果、この実施例
のLDドライバ集積回路は、上記第1の実hi例と同様
な効果を得ることができるものとなる。前述のように、
この実施例のLDドライバ築1aiil!i路はバッフ
ァトランジスタを含まないため、レーザダイオードLD
及びその周辺部に寄生するインダクタンス性負荷が小さ
い場合において有効な方法と言える。
以上のように、この実施例のLDドライバ集積回路は、
差動トランジスタT4・T5からなる差動画路を基本構
成とし、相補制御信号CA及びCBに従って選択的にレ
ーザダイオードLDを駆動する。レーザダイオードLD
は、比較的短い信号配線を介して外部端子P4すなわち
トランジスタT5のコレクタに結合され、レーザダイオ
ードLDに動作電流を供給する定電流源Slは、上記第
1の実施例と同様に、LDドライバ集積回路の外部に設
けられる。したがって、この実施例のLDトライバ某積
回i&は、オーバーシュートを抑制するためのバッファ
トランジスタを含まない、この実Am例におい′ζ、w
3補制御他号CA及びCBを受りる電流スインナ回路と
差動トランジスタT4・T5との間には、PNP型のト
ランジスタT7及びT8を基本構成とする一対のレベル
シフト回路が設けられ、差動トランジスタT4・T5の
ベースにおけるロウレベル電位は、LDドライバ集積回
路か形成される半導体基板内のi&低電位すなわち回路
の電源電圧VEEとされる。これにより、この実施例の
LDドライバ集積回路では、トランジスタ]゛5を飽和
させないための許容コレクタ電位Vc5が、さらにトラ
ンジスタのベース・エミッタ電圧分だけ低(される、そ
の結果、LDドライバm!回路のダイナミックレンジが
拡大され、その高周波特性が改善されるものとなる。
以上の二つの実hi例に示されるように、この発明4L
Dドライバ#積回路等の半導体集積回路装置に通用する
ことで、次のような作用効果が得られる。すなわち、 (11差動トランジスタを基本構成としかつその動作電
流が所定の外部端子を介して外部から与えられる差動回
路を備えるLDトライバ業積回路等において、差動トラ
ンジスタのベースにおけるロウレベル電位あるいは差動
トランジスタと上記外部端子との間に設けられるバッフ
ァトランジスタ等のベースにおけるバイアス電位を、半
導体基板内の最低電位とすることで、動作電流が供給さ
れる外部端子の電位、とい換えると差動トランジスタ又
はバッファトランジスタ等のエミッタ電位を半導体基板
内のi低電位より低くし、これらのトランジスタを飽和
させないための許容コレクタ電位を低くできるという効
果が得られる。
(2)上記T13項により、差動トランジスタ又はバッ
ファトランジスタ等が飽和状態とされるのを抑制できる
という効果が得られる。
(3)上記(11項及び(2)項により、LDドライバ
集積回路等のダイナミックレンジを、差動トランジスタ
又はバッファトランジスタ等のベース・エミッタ電圧分
だけ拡大し、その高周波特性を改善することができると
いう効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない0例えば、第1図におい
て、LDドライバ集積回路が形成される半導体基板内に
回路の電源電圧VEEより低くかつ外部電源電圧vEL
より高い他の電源電圧が存在する場合、これをトランジ
スタT6のベースバ・イアスミ位とすればよい、トラン
ジスタ1゛6のベース側に設けられる抵抗R4は必須条
件でないし、異なる手段を介してベースバイアス電圧が
与えられることもよい、第2図において、トランジスタ
T7及びT8を基本構成とする一対のレベルシフト回路
は、同様な作用を持つ別な回路構成のレベルシフト回路
に置き換えることができる。第1図及び第2図において
、差動トランジスタT4・T5は、それぞれ並列形態又
はダーリントン形態とされる複数のトランジスタに置き
換えてもよい、また、相補制御信号CA及びCBならび
にca及びcbの信号振幅や各電源電圧及び定電圧なら
びにトランジスタのベース・エミック亀圧等の具体的な
値は、この実施例による制約を受けない、さらに、第1
図及び第2図に示されるLDドライバ集積回路の具体的
な回路構成や電源電圧及び相補制御信号の組み合わせ等
、種々の実施形態を採りうる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるLDドライバ集積回
路に通用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、例えば、LDドライバ偵積回路を内蔵
する各種のデイジタル集積回路装置等にも通用できる0
本発明は、少なくとも差動トランジスタを基本構成とし
かつその動作電流が外部から与えられる差動回路ならび
にこのような差動回路を含む半導体集積回路装置に広く
通用できる。
〔発明の幼果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる幼果を簡給に説明すれば、下記のとおりであ
る。すなわち、差動トランジスタを基本構成としかつそ
の動作電流が所定の外部端子を介して外部から与えられ
る差動回路を備えたLDドライバ4A積回路等の半導体
集積回路装置において、上記差動トランジスタのベース
におけるロウレベル電位あるいは上記差動トランジスタ
と上記外部端子との間に設けられたバッファトランジス
タ等のベースにおけるバイアス電位を、LDドライバ集
積回路等が形成される半導体基板内の最低電位とするこ
とで、動作電流が供給される上記外部端子の電位を半導
体基板内の最低電位より低くし、上記差動トランジスタ
又はノイツファトランジスク等の飽和を抑制することが
できる。その結果、相応してLDドライバ集積回路等の
ダイナミックレンジを拡大し、その高周波特性を改善す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が通用されたLDドライバ集積回路
の第1の実施例を示す回路図、第2図は、この発明が通
用されたLDドライバ集積回路の第2の実施例を示す回
路図、第3図は、第1図のLL)ドライバ集積回路の一
実施例を示す電位配分図、 第4図は、第2図のLDドライバ集積回路の−実り例を
示す電位配分図、 第5図は、この発明に先立って本願発明者等が開発した
LDドライバ集積回路の回路図、第6図は、第5図のl
、Dドライバ集積回路の一例を示す電位配分図である。 LD・・・レーザダイオード、T1〜T6・・・NPN
型バイポーラトランジスタ、T7〜T8・・・PNP型
バイポーラトランジスタ、R1−R9・・・抵抗、Sl
・・・定電流源。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、差動トランジスタを基本構成としかつその動作電流
    が所定の外部端子を介して与えられる差動回路を具備し
    、上記差動トランジスタのベースにおけるロウレベル電
    位あるいは上記差動トランジスタと上記外部端子との間
    に設けられる第1のトランジスタのベースにおけるバイ
    アス電位が半導体基板内の最低電位とされることを特徴
    とする半導体集積回路装置。 2、上記半導体集積回路装置は、上記差動トランジスタ
    の一方のコレクタ側に結合されたレーザダイオードを駆
    動するためのLDドライバ集積回路であって、上記レー
    ザダイオードは、上記LDドライバ集積回路の外部に配
    置されるものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体集積回路装置。 3、上記第1のトランジスタは、上記レーザダイオード
    ならびにその周辺に寄生するインダクタンス性負荷によ
    るオーバーシュートを抑制するためのバッファトランジ
    スタであることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999001914A3 (en) * 1997-07-03 1999-03-25 Maxim Integrated Products High speed semiconductor laser driver circuits

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WO1999001914A3 (en) * 1997-07-03 1999-03-25 Maxim Integrated Products High speed semiconductor laser driver circuits

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