JPH0312626B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0312626B2 JPH0312626B2 JP2587785A JP2587785A JPH0312626B2 JP H0312626 B2 JPH0312626 B2 JP H0312626B2 JP 2587785 A JP2587785 A JP 2587785A JP 2587785 A JP2587785 A JP 2587785A JP H0312626 B2 JPH0312626 B2 JP H0312626B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- mounting
- mounting board
- board
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 10
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、空気膜構造物におけるキヤンバス
の取付構造に関するものである。
の取付構造に関するものである。
(従来の技術)
一般に、空気膜構造物においては、第4図に示
すように建物周辺に設けられたコンプレツシヨン
リング1から建物規模に応じて複数本のワイヤ2
をかけわたし、それらのワイヤ2間にキヤンバス
3をそれぞれ張設して屋根面を構成し、その屋根
面の単位面積当りの重量よりも大きい圧力を室に
かけて、空気圧により屋根面を支持するようにな
つている。そして、前記キヤンバス3の張設は、
各ワイヤ2上に複数個の取付基板4を長手方向に
沿つて図示しない取付金具により取着し、ワイヤ
2で包囲される各区画の形状と合致するように裁
断されたキヤンバス3の各端線を、第5図に示す
ようなチヤンネル状の押え部体5等にて前記取付
基板4上に取着することにより行われている。
すように建物周辺に設けられたコンプレツシヨン
リング1から建物規模に応じて複数本のワイヤ2
をかけわたし、それらのワイヤ2間にキヤンバス
3をそれぞれ張設して屋根面を構成し、その屋根
面の単位面積当りの重量よりも大きい圧力を室に
かけて、空気圧により屋根面を支持するようにな
つている。そして、前記キヤンバス3の張設は、
各ワイヤ2上に複数個の取付基板4を長手方向に
沿つて図示しない取付金具により取着し、ワイヤ
2で包囲される各区画の形状と合致するように裁
断されたキヤンバス3の各端線を、第5図に示す
ようなチヤンネル状の押え部体5等にて前記取付
基板4上に取着することにより行われている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、従来の空気膜構造物では、第5図に
示すように、複数個の取付基板4が互いに独立し
た状態でワイヤ2上に支持されて、それらの対向
端部間に隙間6が形成されているため、キヤンバ
ス3のインフレート時に各取付基板4がワイヤ2
の長手方向と平行な図示X方向に相対され、キヤ
ンバス3が前記隙間6に狭み込まれて損傷すると
いう問題がある。
示すように、複数個の取付基板4が互いに独立し
た状態でワイヤ2上に支持されて、それらの対向
端部間に隙間6が形成されているため、キヤンバ
ス3のインフレート時に各取付基板4がワイヤ2
の長手方向と平行な図示X方向に相対され、キヤ
ンバス3が前記隙間6に狭み込まれて損傷すると
いう問題がある。
また、キヤンバス3に風等があつた場合には、
各取付基板4にワイヤ2の長手方向と直交する図
示Y方向の相対移動や相対回動が生じることがあ
り、キヤンバス3がこれに追従できないで破損す
るという問題もあつた。
各取付基板4にワイヤ2の長手方向と直交する図
示Y方向の相対移動や相対回動が生じることがあ
り、キヤンバス3がこれに追従できないで破損す
るという問題もあつた。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、前記のような問題点に着目してな
されたものであつて、その手段は、コンプレツシ
ヨンリングに複数本のワイヤをかけわたすととも
に、各ワイヤ上に複数個の取付基板を長手方向に
沿つて取着し、それらの取付基板にてワイヤ間に
キヤンバスを張設してなる空気膜構造物において
前記取付基板をそれらの対向端部にて蝶番により
互いに回動可能に連結するというう構成をとつて
いる。
されたものであつて、その手段は、コンプレツシ
ヨンリングに複数本のワイヤをかけわたすととも
に、各ワイヤ上に複数個の取付基板を長手方向に
沿つて取着し、それらの取付基板にてワイヤ間に
キヤンバスを張設してなる空気膜構造物において
前記取付基板をそれらの対向端部にて蝶番により
互いに回動可能に連結するというう構成をとつて
いる。
(作用)
従つて、この発明においては、キヤンバスのイ
ンフレート時に、各取付基板のX方向(ワイヤと
平行な方向)への相対移動が拘束されて、蝶番の
支軸の周りでのZ方向(X及びYに直交する方
向)への相対回動のみが許容され、キヤンバスが
各取付基板の対向端部間の隙間に狭み込まれて損
傷するおそれを確実に防止することができ、しか
も、キヤンバスに風等があつた場合に、各取付基
板間に同一平面でのY方向(屈折方向)の相対移
動や回動運動が発生せず、そのY方向への移動や
回動に従うキヤンバスの破損を未然に防止するこ
とができる。
ンフレート時に、各取付基板のX方向(ワイヤと
平行な方向)への相対移動が拘束されて、蝶番の
支軸の周りでのZ方向(X及びYに直交する方
向)への相対回動のみが許容され、キヤンバスが
各取付基板の対向端部間の隙間に狭み込まれて損
傷するおそれを確実に防止することができ、しか
も、キヤンバスに風等があつた場合に、各取付基
板間に同一平面でのY方向(屈折方向)の相対移
動や回動運動が発生せず、そのY方向への移動や
回動に従うキヤンバスの破損を未然に防止するこ
とができる。
(実施例)
以下、この発明を第1〜3図に示した実施例に
従つて詳細に説明する。
従つて詳細に説明する。
さて、この実施例では、コンプレツシヨンリン
グ1上にブラケツト7が突設され、そのブラケツ
ト7にはワイヤ2が連結具8及びソケツト9を介
して支軸10により回動可能に連結されている。
ブラケツト7上には、前記連結具8及びソケツト
9を包囲するように端部取付基板11が配設され
ており、この端部取付基板11は、ブラケツト7
に固定された固定基板12と、その固定基板12
に一対の支軸13を介して回動可能に支持された
可動基板14とに分割構成されている。前記連結
具8及びソケツト9の上方に覆うように、固定基
板12及び可動基板14上にはカバー体15及び
16がそれぞれ固定され、それらの対向端部間に
は蛇腹状のエキスパンジヨイント17が設けられ
ている。
グ1上にブラケツト7が突設され、そのブラケツ
ト7にはワイヤ2が連結具8及びソケツト9を介
して支軸10により回動可能に連結されている。
ブラケツト7上には、前記連結具8及びソケツト
9を包囲するように端部取付基板11が配設され
ており、この端部取付基板11は、ブラケツト7
に固定された固定基板12と、その固定基板12
に一対の支軸13を介して回動可能に支持された
可動基板14とに分割構成されている。前記連結
具8及びソケツト9の上方に覆うように、固定基
板12及び可動基板14上にはカバー体15及び
16がそれぞれ固定され、それらの対向端部間に
は蛇腹状のエキスパンジヨイント17が設けられ
ている。
前記端部取付基板11における可動基板14の
先端に連続し、ワイヤ2に沿つてその長手方向に
延びるように、ワイヤ2上には複数個の主取付基
板18が取付金具19により架設支持されてい
る。又、前記可動基板14の先端部も取付金具1
9によりワイヤ2の一部に結合され、可動基板1
4がワイヤ2と一体的に上下動されるようになつ
ている。また、前記端部取付基板11の可動基板
14とそれに対応する主取付基板18との対向端
部間、及び隣接する各主取付基板18の対向端部
間には蝶番20がそれぞれ介装され、端部取付基
板11の可動基板14及び主取付基板18がこの
蝶番20の支軸20aを中心として相対回動でき
るようになつている。
先端に連続し、ワイヤ2に沿つてその長手方向に
延びるように、ワイヤ2上には複数個の主取付基
板18が取付金具19により架設支持されてい
る。又、前記可動基板14の先端部も取付金具1
9によりワイヤ2の一部に結合され、可動基板1
4がワイヤ2と一体的に上下動されるようになつ
ている。また、前記端部取付基板11の可動基板
14とそれに対応する主取付基板18との対向端
部間、及び隣接する各主取付基板18の対向端部
間には蝶番20がそれぞれ介装され、端部取付基
板11の可動基板14及び主取付基板18がこの
蝶番20の支軸20aを中心として相対回動でき
るようになつている。
そして、第3図に示すように、キヤンバス3の
端縁に形成された袋状部21にはロープ22が挿
通されていて、そのキヤンバス3の端縁が前記端
部取付基板11の可動基板14及び主取付基板1
8上に載設された状態で、チヤンネル状の押え部
体5及び取付片23を介して複数個のボルト24
及びナツト25により基板14,18に固定され
ている。又、押え部体5上にはカバー体26が装
着され、そのカバー体26と端部取付基板11の
可動基板14との間、及び主取付基板18上の隣
接する一対の押え部体5上の両カバー体26間に
はガスケツト27が介装されている。
端縁に形成された袋状部21にはロープ22が挿
通されていて、そのキヤンバス3の端縁が前記端
部取付基板11の可動基板14及び主取付基板1
8上に載設された状態で、チヤンネル状の押え部
体5及び取付片23を介して複数個のボルト24
及びナツト25により基板14,18に固定され
ている。又、押え部体5上にはカバー体26が装
着され、そのカバー体26と端部取付基板11の
可動基板14との間、及び主取付基板18上の隣
接する一対の押え部体5上の両カバー体26間に
はガスケツト27が介装されている。
さて、前記のように構成されたキヤンバスの取
付構造によれば、キヤンバス3が張設された状態
でワイヤ2が支軸13を中心として第2図に鎖線
で示すデフレート状態から実線で示すインフレー
ト状態に回動される際に、端部取付基板11の可
動基板14とそれに隣接する主取付基板18との
間、及び互いに隣接する各主取付基板18間に発
生しようとする図示X方向(ワイヤ2と平行な方
向)への相対移動が蝶番20により拘束されて、
蝶番20の支軸20aを中心とした図示Z方向へ
の回動のみが許容される。従つて、キヤンバス3
が基板14,18間、あるいは基板18,18間
の隙間に挟み込まれて損傷するおそれは全くな
い。
付構造によれば、キヤンバス3が張設された状態
でワイヤ2が支軸13を中心として第2図に鎖線
で示すデフレート状態から実線で示すインフレー
ト状態に回動される際に、端部取付基板11の可
動基板14とそれに隣接する主取付基板18との
間、及び互いに隣接する各主取付基板18間に発
生しようとする図示X方向(ワイヤ2と平行な方
向)への相対移動が蝶番20により拘束されて、
蝶番20の支軸20aを中心とした図示Z方向へ
の回動のみが許容される。従つて、キヤンバス3
が基板14,18間、あるいは基板18,18間
の隙間に挟み込まれて損傷するおそれは全くな
い。
又、第2図に実線で示すインフレート状態にお
いてキヤンバスに風等があつた場合にも、基板1
4,18間及び基板18間に発生しようとする同
一平面内で図示Y方向(屈折方向)の相対回動が
蝶番20により規制される。従つて、そのY方向
回動に伴うキヤンバスの取付構造3の破損を確実
に防止することができる。
いてキヤンバスに風等があつた場合にも、基板1
4,18間及び基板18間に発生しようとする同
一平面内で図示Y方向(屈折方向)の相対回動が
蝶番20により規制される。従つて、そのY方向
回動に伴うキヤンバスの取付構造3の破損を確実
に防止することができる。
(発明の効果)
以上詳述したようにこの発明は、コンプレツシ
ヨンリングに複数本のワイヤをかけわたすととも
に、各ワイヤ上に複数個の取付基板を長手方向に
沿つて取着し、それらの取付基板にてワイヤ間に
キヤンバスを張設してなる空気膜構造物におい
て、前記各取付基板をそれらの対向端部にて蝶番
により互いに回動可能に連結したので、キヤンバ
スインフレート時における各取付基板のX方向
(ワイヤ平行な方向)への相対移動、及びキヤン
バスに風があたつた場合等における各取付基板間
のY方向への相対回動(同一平面内における屈折
方向への回動)を拘束することができ、それらの
移動や回動に伴うキヤンバスの破損を確実に防止
することができる。
ヨンリングに複数本のワイヤをかけわたすととも
に、各ワイヤ上に複数個の取付基板を長手方向に
沿つて取着し、それらの取付基板にてワイヤ間に
キヤンバスを張設してなる空気膜構造物におい
て、前記各取付基板をそれらの対向端部にて蝶番
により互いに回動可能に連結したので、キヤンバ
スインフレート時における各取付基板のX方向
(ワイヤ平行な方向)への相対移動、及びキヤン
バスに風があたつた場合等における各取付基板間
のY方向への相対回動(同一平面内における屈折
方向への回動)を拘束することができ、それらの
移動や回動に伴うキヤンバスの破損を確実に防止
することができる。
また、キヤンバスインフレート時に各取付基板
相互が蝶番により連結されているので各取付基板
の追従性がよく、インフレート時の変形がなめら
かに行なわれ、キヤンバスを極端に変形させるこ
とがない。
相互が蝶番により連結されているので各取付基板
の追従性がよく、インフレート時の変形がなめら
かに行なわれ、キヤンバスを極端に変形させるこ
とがない。
第1図はこの発明を具体化したキヤンバスの取
付構造において特にワイヤ端部の支持構成を示す
部分平面図、第2図は同じく部分側面図、第3図
は第1図のA−A線における部分拡大断面図、第
4図は空気膜構造物の全体を例示する平面図、第
5図は従来のキヤンバスの取付構造を示す部分斜
視図である。 符号の説明、1……コンプレツシヨンリング、
2……ワイヤ、3……キヤンバス、11……端部
取付基板、18……主取付基板、20……蝶番。
付構造において特にワイヤ端部の支持構成を示す
部分平面図、第2図は同じく部分側面図、第3図
は第1図のA−A線における部分拡大断面図、第
4図は空気膜構造物の全体を例示する平面図、第
5図は従来のキヤンバスの取付構造を示す部分斜
視図である。 符号の説明、1……コンプレツシヨンリング、
2……ワイヤ、3……キヤンバス、11……端部
取付基板、18……主取付基板、20……蝶番。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コンプレツシヨンリングに複数本のワイヤを
かけわたすとともに、各ワイヤ上に複数個の取付
基板を長手方向に沿つて取着し、それらの取付基
板にてワイヤ間にキヤンバスを張設してなる空気
膜構造物において、 前記各取付基板をそれらの対向端部にて蝶番に
より互いに回動可能に連結したことを特徴とする
キヤンバスの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2587785A JPS61186678A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | キヤンバスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2587785A JPS61186678A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | キヤンバスの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186678A JPS61186678A (ja) | 1986-08-20 |
JPH0312626B2 true JPH0312626B2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=12178013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2587785A Granted JPS61186678A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | キヤンバスの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61186678A (ja) |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP2587785A patent/JPS61186678A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61186678A (ja) | 1986-08-20 |
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