JPH0312619Y2 - - Google Patents

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JPH0312619Y2
JPH0312619Y2 JP1985197242U JP19724285U JPH0312619Y2 JP H0312619 Y2 JPH0312619 Y2 JP H0312619Y2 JP 1985197242 U JP1985197242 U JP 1985197242U JP 19724285 U JP19724285 U JP 19724285U JP H0312619 Y2 JPH0312619 Y2 JP H0312619Y2
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prime mover
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seat
slope
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JP1985197242U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は動力運搬車の座席と原動機の配設構造
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、動力運搬車の座席と原動機の配設構造
は、大別して実開昭56−163026号公報(以下(A)タ
イプという)、実公昭52−53066号公報(以下(B)タ
イプという)、及び、実公昭51−7612号公報(以
下(C)タイプという)に各々開示されているいずれ
かの形態に属しているものである。
すなわち、(A)タイプは、本機前部左右側に各々
原動機部と運転部とを設け、これらの後方に荷台
を配しているもので、運転部の座席と原動機部の
原動機とが左右側に並設されているタイプであ
る。
また、(B)タイプは、原動機部と運転部とが荷台
を支持している走行装置より後方へ張出し状態に
支持され、原動機と座席とが左右並設状態となつ
ているものである。
また、(C)タイプは、(B)タイプと同様に原動機部
と運転部とが走行装置より後方へ張出し状態に支
持されているものであるが、座席と原動機とが上
下に配されているものである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところ
が、これら(A)、(B)、(C)タイプの動力運搬車は、い
ずれも座席と原動機とが左右側、或は上下側に近
接しているために、座席に着座したオペレーター
の耳元で、原動機から騒音が発生している状態と
なつて、作業能率に悪影響を及ぼしていた。
また、(A)、(B)タイプの場合は、座席横側方に原
動機部が配してあるため、横側下方への視界性が
悪く、作業性能に不具合を生じていた。
また、(B)、(C)タイプの場合には、座席と原動機
が共に走行装置より外側後方へ張出しているため
に、本機の安定性が悪く、操作性に問題を生じて
いた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、左右走行装置間に架設し
た機台の中心線上において、前方或は後方より順
次荷台、原動機、及び、運転部の座席を配設し、
しかも、原動機をボンネツトによりカバーした動
力運搬車の座席と原動機の配設構造であつて、ボ
ンネツトの荷台側側壁を、荷台側が低くかつ運転
部側が高い傾斜面とすると共に、同傾斜面の直上
方に対向する荷台の底壁を、同傾斜面に沿つた傾
斜面とし、さらに、同傾斜面の左右側方に位置す
る荷台側壁を、ボンネツトの左右側方に重合状態
に位置させたことを特徴とする動力運搬車の座席
と原動機の配設構造を提供せんとするものであ
る。
(ホ) 作用 本考案では、ボンネツトの荷台側側壁を、荷台
側が低くかつ運転部側が高い傾斜面とすると共
に、同傾斜面の直上方に位置する荷台の底壁を、
同傾斜面に沿つた傾斜面としているために、原動
機と荷台とを可及的に近接させて配置することが
でき、車体の全長を小さくして車体のコンパクト
化を図ることができる。
従つて、作業現場での小廻りが容易になつて、
土砂等の運搬・排出作業性能を向上させることが
できる。
また、荷台の傾斜面の左右側方に位置する荷台
側壁は、ボンネツトの左右側方に重合状態に位置
させているために、ボンネツトの荷台側側壁及び
左右側壁が荷台によつてカバーされ、原動機は、
かかるボンネツトと荷台とにより二重にカバーさ
れることになり、原動機から発生する騒音もれを
確実に防止して、運転部に着座したオペレーター
への騒音による悪影響を防止することができ、作
業環境を良好にすることができる。しかも、同座
席の左右側方には視界を遮るものが何もないため
に、視界性が良好となつて、安全性、及び、作業
能率が向上するものである。さらには、原動機が
本機中心位置に配されて重心位置と近接するため
に、同本機の前後左右バランスが良好となつて、
機体の安定性、及び、操作性が向上するものであ
る (ヘ) 効果 本考案によれば、原動機の騒音低減、視界性確
保による安全性と作業能率の向上、及び、機体の
安定性操作性の向上を、一挙に簡易な構造で達成
することができるという効果を奏する。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図〜第3図に示す(A)は動力運搬車であり、同
運搬車(A)は、クローラ式の左右走行装置1,1間
に機台2を架設し、同機台2の中心線上において
前部に荷台3、中央部に原動機部4、そして、後
部に運転部5を配設して成るものである。
荷台3は、上方開口の箱型矩形状に形成すると
共に、底板3aの後部を、後述するボンネツト7
の前側の傾斜面7aに相対させた、前低後高の傾
斜面3a−1に形成して、同傾斜面3a−1と左
右側板3b,3bとにより荷台3の後下部に後側
と下側とが開口した横長手三角柱状の不干渉空間
(S)を形成している。
そして、荷台3の前部裏面は、機台2より後上
方へ突設した荷台支持フレーム2a先端に枢支さ
せて、同荷台3の中途部裏面と機台2との間に介
設したダンプシリンダ6により、同荷台3を前方
へダンプさせることができるように構成してい
る。
原動機部4は、機台2上において、左右走行装
置1,1間中央で、本機中心下部寄り位置に塔載
しているものであり、本機前重量の中でも大きな
ウエイトを占める原動機4aを主としてボンネツ
ト7によりケーシングしている。
従つて、原動機4aの塔載位置が、上記のよう
り本機中心位置寄りになつているために、本機の
重心位置が同本機中心位置に近接し、本機の前
後、及び、左右のバランスが良好となつて、走行
時の振動が軽減されると共に、操作性が向上する
ものである。
ボンネツト7は、側面視略台形状に形成して、
上側面を水平面に形成すると共に、前側面を前低
後高の傾斜面7aに形成している。
しかも、同ボンネツト7の前半上部左右側に
は、略五角形状の覗窓7b,7bを設けており、
同覗窓7b,7bは、水平載置状態にある荷台3
の左右側板3b,3b後部により閉塞されるよう
に構成している。
従つて、ボンネツト7によりケーシングされた
原動機部4の前半上部は、荷台3の後下部に形成
された不干渉空間(S)内に位置するものであ
り、同荷台3の傾斜面3a−1と左右側板3b,
3bとによりボンネツト外側がさらにカバーされ
て、原動機4aから発生される騒音がボンネツト
7と荷台3との二重カバー構造により低減される
ものである。
また、原動機部4の後半上部は運転部5の前中
心部に位置するものであり、同後半上部をカバー
しているボンネツト7の後半上部7cは、開閉具
7dを介して開閉自在に構成している。
従つて、原動機4aの修理・点検時には、上記
ボンネツト後半上部7cを開放することにより、
同原動機4aの後半上部の点検等を行い、また、
荷台3をダンプさせて覗窓7b,7bを開放する
ことにより、同原動機4aの前半上部の点検等を
行うことができるようにしている。
運転部5は、床面5aの前部左右側より左右操
向レバー8,9を立設し、同レバー8,9の後方
に座席支持台10を設けて、同支持台10上に転
倒機構11を介して座席12を前方転倒収納自在
に載置し、同座席12の左右側近傍には各種操作
レバー群13を配設している。
そして、座席12は、座席支持台10上に後方
張出し状に載置して、左右操作レバー8,9との
間に一定間隔を確保することにより、運転部5の
居住性と操作性を良好にすることができるように
構成すると共に、同座席12を原動機4aより可
及的に離隔させることにより、原動機騒音からの
影響を少なくすることができるようにしている。
しかも、運転部5は、左右側方を開放状態とし
て、左右両側方より乗降作業が行えるように構成
すると共に、オペレーターの左右視界性を良好に
している。
さらには、左右操向レバー8,9は、調節具1
4を介して座席方向への傾動位置調節を可能とし
て、歩行操作が行えるようにしている。
すなわち、座席12をあらかじめ転倒機構11
を介して前方へ転倒収納状態とすると共に、上記
操向レバー8,9を調節具14を介して後方へ傾
動位置調節しておけば、本機後方からでも同操向
レバー8,9、及び、座席左右側近傍の各種操作
レバー群13の操作が楽に行えるものである。
以上のように、本考案によれば、原動機4aか
らの騒音防止が図れると共に、ボンネツト7と荷
台3とを可及的に近接させて配置したこととによ
り車体のコンパクト化が図れ、しかも、本機の安
定性が良好となつて、揺動が低減されるために、
歩行操作においても、楽に操縦作業が行えるもの
である。
また、荷台底板3aは、後部に傾斜面3a−1
を形成しているために、荷台3後側隅部への泥土
滞溜が回避されて荷台3を前方へタンプさせての
積載土砂等の排出が完全になされるものである。
図中、15はミツシヨンケースであり、同ケー
ス15は運転部5下方において前低後高の傾斜状
に斜設しており、下部は左右走行装置1,1の駆
動輪1a,1a間に横架した駆動軸16中央に連
動連設して、上部は原動機4aと連動機構を介し
て連動連結している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による座席と原動機の配設構
造を有する動力運搬車の側面図、第2図は、同運
搬車の平面図、第3図は、同運搬車の側面図。 (A)……動力運搬車、1……走行装置、2……機
台、3……荷台、4……原動機部、4a……原動
機、5……運転部、12……座席。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右走行装置1,1間に架設した機台2の中心
    線上において、前方或いは後方より順次荷台3、
    原動機4a、及び、運転部5の座席12を配設
    し、しかも、原動機4aをボンネツト7によりカ
    バーした動力運搬車の座席と原動機の配設構造で
    あつて、 ボンネツト7の荷台側側壁を、荷台側が低くか
    つ運転部側が高い傾斜面7aとすると共に、同傾
    斜面7aの直上方に対向する荷台3の底壁を、同
    傾斜面7aに沿つた傾斜面3a−1とし、さら
    に、同傾斜面3aー1の左右側方に位置する荷台
    側壁を、ボンネツト7の左右側方に重合状態に位
    置させたことを特徴とする動力運搬車の座席と原
    動機の配設構造。
JP1985197242U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0312619Y2 (ja)

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JP1985197242U JPH0312619Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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Publication Number Publication Date
JPS62103780U JPS62103780U (ja) 1987-07-02
JPH0312619Y2 true JPH0312619Y2 (ja) 1991-03-25

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ID=31156788

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225095A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 作業車両

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135315A (ja) * 1973-05-01 1974-12-26
JPS5528602U (ja) * 1978-08-10 1980-02-25

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JPS49135315A (ja) * 1973-05-01 1974-12-26
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