JPH03125832A - 加湿器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和用に用いる加温器の加湿量制御に
関するものである。

〔従来の技術〕

第６図は従来の加湿器を示す斜視図、第７図は第６図に
示す加湿器を構成する一触的な中空多孔性部材の構成図
、第８図は第７図の■−■における断面図である。

図中、！１１は例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、フッ素樹脂等の疎水性高分子材を素材と
するシート（２）を折り、重ね合せて端部つまり（ｌａ
）　（ｌｂ）　（Ｉｃ）を接着、あるいは熱融着して袋
状で、かつ方形状に形成した中空多孔性部材であり一端
部（ｌａ）には中空部（１ｄ）に連通ずる給水口（３）
が設けられている。（５）は両面に凸部（５ａ）を持つ
た帯状間隔部材でシート（２）の内面が密着するのを防
止し、通水路を形成する。なお、シート（２）は疎水性
高分子材を素材とする多孔性材であり、水蒸気（気体状
の水分子）は自由に通路させるが、液状水（液体状の水
分子）を全く通過させないようにする為に孔径１０μｍ
以下の微細孔が無数に設けられている。（６）は中空多
孔性部材（１１を巻き込んだ時に重ね合わされた間隔部
材で、中空多孔性部材（１）間に通風路を形成し得るよ
うに波形状に構成されたフィルム状のものである。

このようにして巻き込まれた中空多孔性部材（１）及び
間隔板（６）はケーシング（８）に収められて加湿器（
Ａ）が構成され、中空多孔性部材（１）の給水口（３）
をビニールチューブ（９）等で給水装置αωに接続して
中空多孔性部材（１）の中空部内に挿入された帯状間隔
部材（５）を介して水道水、又は市水を供給することに
より、水蒸気のみが中空多孔性部材＋１１のシート（２
）の微細孔を通過して通風路に放出され乾燥空気を加湿
する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の加湿器は以上のように構成されているので、所定
の加湿量を得るには、広い表面積を有する中空多孔性部
材（１）が必要となる。又、加湿量は第９図に示すよう
に供給空気温度ＴＡＩにより、一義的に決ってしまい加
湿量を自由にコントロールすることが掻めて困難である
などの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、中空多孔性部材の表面積が少なくてすみ、か
つ加湿量を自由にコントロールすることができる加湿器
を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は水の通過を防止し、水蒸気のみ通過させ得る
疎水性多孔質高分子材を素材とする中空多孔性部材と、
この中空多孔性部材内に水路を形成するように挿入され
た帯状間隔部材とを備え、上記中空多孔性部材の一部に
給水口を設けると共に上記帯状間隔部材をＰＴＣ特性を
有する電気発熱体で構成した加湿器において、上記電気
発熱体の電源回路に接続され、予め設定された第１の湿
度設定値を検出したとき開路する第１の湿度調節器と、
整流素子と、この整流素子に並列に接続され、コンデン
サーが設けられた平滑用回路、及びこの平滑用回路に設
けられ、上記第１の湿度設定値より低い第２の湿度設定
値を検出したとき開路する第２の湿度調節器とにより形
成された整流回路、及び上記第１の湿度調節器と直列に
接続され、上記第２の湿度設定値より低い第３の湿度設
定値を検出したとき、上記電気発熱体に直接接続された
第１の回路と、上記整流回路を介して上記電気発熱体に
接続された第２の回路とを切換える第３の湿度調節器と
を設けたものである。

〔作用〕

この発明における加湿器は、整流素子及びコンデンサに
より電気発熱体への印加電圧が可変され、加湿量を複数
段に制御する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図および第２図において、（５）は帯状間隔部材、０１
は電気発熱体、（１３ａ　）はＰＴ、Ｃ特性をもった発
熱部材で、熱可塑性高分子に導電性フィラーおよび低融
点の有機化合物を含有させたものである。（１３ｂ）は
上記発熱部材（１３ａ　）の両耳部に電気的に接続、貼
り合わされた電極、（１３ｃ）は上記発熱部材（１３ａ
）および電極（１３ｂ）を絶縁封印すべくラミネートさ
れたＰＥＴ材等の絶縁フィルム、（１３ｄ）　は更にそ
の外被に、シート（２）との間に水のｉ１１路を形成す
べく貼り付けられた間隔部材、（１・０は上記型＃１ｉ
Ａ（１３ｂ）に接続されたリード線で、中空多孔性部材
（１）外まで引き出されている。又、第３図はこの発明
による加湿器の電気回路図で、αつは運転スイッチ、０
ｍは電気発熱体０争の電源回路に接続され、予め設定さ
れた第１の湿度設定値を検出したとき開路する第１の湿
度調節器、α力は整流開路で、整流素子０１と、この整
流素子側に並列に接続され、コンデンサー〇喝が設けら
れた平滑用回路！２１１１、及びこの平滑用回路（２埠
に設けられ、上記第１の湿度設定値より低い第２の湿度
設定値を検出したとき開路する第２の湿度調節器（２１
）とにより形成されたものである。（２２）は、上記第
１の湿度調節器（＋６１と直列に接続され、上記第２の
湿度設定値より低い第３の湿度設定値を検出したとき、
上記電気発熱体０１に直接接続された第１の回路（２３
）と、上記整流回路０１を介して上記電気発熱体ａｇに
接続された第２の回路（２４）とを切換える第３の湿度
調節器である。（２５）は、加湿器に空気を流通させる
送風機のモータである。

上記の様に構成された加湿器は、通常運転スイッチ０ω
を入れると送風機のモーター（２２）が回転し、加湿器
に乾燥した空気を供給するとともに、電気発熱体０３に
全電圧（Ｖ）が印加され、中空多孔性部材（１）内の水
温を上昇させて、加？Ｗ　’Ｊを最大にする。

被加湿空間の湿度が後述の第２の湿度設定値より低い第
３の湿度設定値を検出すれば、第３の湿度調節器αｎが
作動して反転し、電気発熱体α湯へは整流素子０＠及び
コンデンサ０１を介して第４図に示す如く平準化整流さ
れた電圧（約０．８Ｖ）が印加される。一般的なヒータ
ーの場合は、電圧が８０％になれば入力は＜０．８）宜
Ｐ＝０．６４Ｐとなるが、上記電気発熱体ＯｊはＰＴＣ
特性を有しているため、内部抵抗値が変化（小さくなる
）するため、一義的には定まらないが約０．７Ｐとなり
、第５図に示す如く、加湿量は約８０％定格となる。次
に更に湿度がト昇して、後述する第１の湿度設定値より
低い第２の湿度設定値を検出すると第３の湿度調節器０
犠が作動してコンデンサ０１が切り離され、整流素子Ｑ
ｌｌ）のみの、半波整流回路が形成される。この時の、
電圧は０．５Ｖ、入力は約０．３Ｐ、加湿量は約６０％
定格となる。そして、予め設定された第１の湿度設定値
を検出すれば第１の湿度調節器０６１が作動して、電気
発熱体０カへの入力はゼロとなる。この時加湿量は約３
０％となる。なお、送風をストップすれば、加？Ｗ＝　
ｆｉｔはほぼ０％となる。また、電気発熱体Ｑ３１への
人力コントロール方法は種々考えられるが、最も安価な
方法としては整流素子を用いるのがペターと伝える。更
に電気発熱体０１はＰＴＣ特性を有しているため、万−
空だきしても、安全な温度内で安定して、他部材に全く
影響を及ぼす事がない。

上記実施例では、電気回路上に、第１〜第３の湿度調節
器と伝った機械的動作のもので説明したが、半導体湿度
センサーを用いた制御回路を構成したものでもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

この発明は、水の通過を防止し、水蒸気のみ通過させ得
る疎水性多孔質高分子材を素材とする中空多孔性部材と
、この中空多孔性部材内に水路を形成するように挿入さ
れた帯状間隔部材とを備え、上記中空多孔性部材の一部
に給水口を設けると共に上記帯状間隔部材をＰＴＣ特性
を有する電気発熱体で構成した加湿器において、上記電
気発熱体の電源回路に接続され、予め設定された第１の
湿度設定値を検出したとき開路する第１の湿度調節器と
、整流素子と、この整流素子に並列に接続され、コンデ
ンサーが設けられた平滑用回路、及びこの平滑用回路に
設けられ、上記第１の湿度設定値より低い第２の湿度設
定値を検出したとき開路する第２の湿度調節器とにより
形成された整流回路、及び上記第１の湿度調節器と直列
に接続され、上記第２の湿度設定値より低い第３の湿度
設定値を検出したとき、上記電気発熱体に直接接続され
た第１の回路と、上記整流回路を介して上記電気発熱体
に接続された第２の回路とを切換える第３の湿度調節器
とを設けたことにより、加湿量をより細かく制御でき湿
度制御の精度の高い加湿器を安価に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す加湿器の構成図、第
２図は、第１図の■−■における断面図、第３図はこの
発明の加湿器のｉｌｌ　′４ｎ回路図、第４図は電圧波
形の概略図、第５図は電気発熱体への入力と加湿量の関
係を示した特性図である。第６図は従来の自然蒸発式加
湿器を示す斜視図、第７図は第６図に示す加湿器を構成
する一般的な中空多孔性部材の展開図、第８図は第７図
の■−■における断面図、第９図は吸込空気温度または
シート内を流通する水温と加湿量を表わした特性図であ
る。 図において、（１１は中空多孔性部材、（３）は給水ワ
、（５）は帯状間隔部材、０１は電気発熱体、（至）は
第１の湿度調節器、αりは整流回路、０時は整流素子、
鱈はコンデンサー、？２のは平滑用回路、（２１）は第
２の湿度調節器、（２２）は第３の湿度調節器、（２３
）は第１の回路、（２４）は第２の回路である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水の通過を防止し、水蒸気のみ通過させ得る疎水性多孔
   質高分子材を素材とする中空多孔性部材と、この中空多
   孔性部材内に水路を形成するように挿入された帯状間隔
   部材とを備え、上記中空多孔性部材の一部に給水口を設
   けると共に上記帯状間隔部材をＰＴＣ特性を有する電気
   発熱体で構成した加湿器において、上記電気発熱体の電
   源回路に接続され、予め設定された第１の湿度設定値を
   検出したとき開路する第１の湿度調節器、整流素子と、
   この整流素子に並列に接続され、コンデンサーが設けら
   れた平滑用回路、及びこの平滑用回路に設けられ、上記
   第１の湿度設定値より低い第２の湿度設定値を検出した
   とき開路する第２の湿度調節器とにより形成された整流
   回路、及び上記第１の湿度調節器と直列に接続され、上
   記第２の湿度設定値より低い第３の湿度設定値を検出し
   たとき、上記電気発熱体に直接接続された第１の回路と
   、上記整流回路を介して上記電気発熱体に接続された第
   ２の回路とを切換える第３の湿度調節器を備えたことを
   特徴とする加湿器。