JPH03123647A - 酒造用研削式精米装置 - Google Patents

酒造用研削式精米装置

Info

Publication number
JPH03123647A
JPH03123647A JP26273089A JP26273089A JPH03123647A JP H03123647 A JPH03123647 A JP H03123647A JP 26273089 A JP26273089 A JP 26273089A JP 26273089 A JP26273089 A JP 26273089A JP H03123647 A JPH03123647 A JP H03123647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
tank
milling
rice grains
grains
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26273089A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP26273089A priority Critical patent/JPH03123647A/ja
Publication of JPH03123647A publication Critical patent/JPH03123647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は酒造用研削式精米装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、酒造米用の精米機として竪型研削式精米機が一般
的に用いられてきた。それは無孔の精白筒を備え、循環
手段により精白室内を何回も通過しながら高精白度の酒
米を精米する。普通の酒造米は歩留50−70%程度ま
で精白されるが、吟醸米では特に歩留30%程度まで精
米される。そして、米粒が精白室で何度も精米される間
に米温か上昇し、それに伴って含水率が低下することに
より品質が劣化する。特に夕・ンク内においては、大量
の米粒が貯留され、放熱が妨げられるために、米温上昇
による品質劣化が著しい。そこで、米温を下げるために
、タンク内に冷却水等の流体を流通させるパイプを配設
して、米粒の温度上昇を抑える方法がある。しかし、こ
の方法では、パイプ外壁面近くの空気温度とパイプ内壁
との温度差が大きいため、パイプ外壁面に結露して水滴
が付着する。そして、水滴に糠が付着し、それがタンク
内壁面に固着してカビが発生し、腐敗して異臭を発する
米粒が精白米に混入するという問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記のような問題点を解消し、衛生的に、し
かも効率よくタンク内の放熱を行い、米粒温度上昇を抑
えることのできる酒造用研削式精米装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明は次のような構成
とする。
精白筒内に研削式精白転子を回転自在に内装し、該精白
転子と前記精白筒内との間隙を主要部とする精白室を形
成するとともに、該精白室へ通じる供給口と排出口とを
設け、この供給口と排出口とを、除糠手段、揚穀機及び
タンクからなる循環路によって連絡し、前記タンク内に
複数個の伝熱板を放射状に配設すると共に該タンクを外
壁で略密閉状に囲繞して冷却風を流通させる冷却室を形
成し、前記伝熱板を前記冷却室に突出して設ける。
また、前記タンク外壁に螺旋状の放熱板を捲回する。
〔作 用〕
米粒は供給口から精白室へ送られ、精白室において研削
式精白転子の回転によって生じる精白作用により精白さ
れる。精白された米粒は排出口から排出され、除糠手段
、揚穀機を介してタンクへ投入され、タンクから再び精
米機に供給されて精白され、以下、同様に循環して高精
白度の米粒に加工される。
そして、精白作用により米温の上昇した米粒の熱は、米
粒の滞留部であるタンクの伝熱板から冷却室内の伝熱板
へ伝達され、冷却室において冷却風により冷却されるこ
とにより効率的に放熱される。
また、タンク外壁に捲回した螺旋状の放熱板により、冷
却風の流動が促進され放熱効果が増大する。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の好適な一実施例について
詳述する。垂直方向に延びる箱状の外壁1をほぼ気密に
形成し、適宜な箇所に絵風口2と排風口3とを開口する
。そして、絵風口2にはモータ4で開閉作動するダンパ
5を装着し、排風口3にはモータ7と共に排風機6を設
ける。また、外壁1内には一湿度検出器8と温度検出器
9とを壁面に固着し、これらの検出器8゜9は操作盤1
0に内蔵する制御部57に接続される。
外壁1内のほぼ中央部にはタンク11が吊るした状態に
設けられ、タンク11内に複数個の伝熱板60で放射状
に配設する。タンク11を外壁61を略密閉状に囲繞し
て冷却風を流通させる冷却室62を形成し、冷却室62
に伝熱板60を突出させる。冷却筒62に冷却風の吸風
筒63及び排風筒64を設け、吸風筒63に冷却風発生
装置(図示せず)を連絡する。タンク11の下端はスク
リューコンベア12を介して精米機13の供給口14に
連結し、同上端は揚穀機15の吐出部に設けた循環用シ
ュートパイプ16に連結しである。そして、揚穀機15
下部の正面壁には供給口17を開口するとともにホッパ
ー18を設け、このホッパー18と精米機13の排出樋
19との間には除糠手段としての振動ふるい20を横設
する。振動ふるい20ノ集糠ホツパー21は、ブロア2
2及び搬送パイプ22aを介してバッグフィルタ23に
連結される。また、揚穀機15の上部端には上部軸に連
動・連結してモータ24を設け、吐出部には下端を外壁
1外部に臨ませた排出用シュートパイプ25を前記循環
用シュートパイプ16と分岐して設け、この分岐部には
モータ27で作動する切換弁26を設ける。揚穀機15
下端部の側面壁には外部用の供給ホッパー58を設ける
次に、精米機13について説明する(第3図参照)。精
米機13は、いわゆる竪型研削式と呼称されるものであ
り、無孔の精白筒28内に主軸29を回転自在に立設す
る。すなわち、主軸29の上端は鉄板30に固着した軸
受31によって支承され、その下端は、下端部に形成し
た中空部32にモータ33のシャフト34を嵌入し、ボ
ルト35によって締着しである。前記モータ33は架台
36に固着され、インバータ方式等による変速手段を備
えている。また、精白筒13の底板37の直上には中空
部を有する下部フィードローラ38を主軸29に軸着し
、以下順に上方に、各々中空部を有する下部ミリングロ
ーラ39、上部フィードローラ40及び上部ミリングロ
ーラ41を一体に軸着し、これにより、上・下部のミリ
ングローラ39,41と精白筒28との間を主要部とす
る精白室59を形成する。そして、上部ミリングローラ
41上には押さえ板42を当接するとともにナツト43
で締着し、前記押さえ板42の周縁部には下方に突設す
る蹴出し爪44を複数個設ける。
精白筒13の上端寄りには排出口45を開口し、この排
出口45に排出樋19を設けるとともに、排出口45に
向けて付勢する抵抗板46を装着する(付勢手段は図示
せず)。また、主軸29は上端を開口して中空状となす
とともに、軸受31の開口部31aに連結する送風機4
7を設け、上・下のミリングローラ39,41の中空部
を冷却すべく噴風孔48を適宜穿設する。
更に、精白筒13の下端に円弧状に開口49を設けると
ともに排風路50を形成し、この排風路50は排風管5
2によって排風機51に連結される。
外壁1内には水槽54を設け、この水槽に連結してミス
ト発生器55を設けるとともに、供給用のスクリューコ
ンベア12のコンベアケース12aの一部を開口してミ
スト発生用のノズル56を臨ませる。なお、本実施例に
おいてはノズル56をコンベアケース12aに設けたが
、米粒の循環流路又は精米機13のいずれでもよく、ま
た、精米機13は、いわゆる竪形流下式のものでもよく
、小型の場合は横型研削式も利用できる。
以下、上記実施例における具体的作動について説明する
。供給ホッパー58に投入される米粒(玄米)は、揚穀
機15及び循環用シュートパイプ16を経てタンク11
内に張り込まれる。
そして、図外のモータを起動してスクリューコンベア1
2を駆動させると、米粒は下部フィードローラ38によ
って精白室59側へ送穀され、下部ミリングローラ39
による研削作用を受けた後、更に、上部フィードローラ
40によって揚穀されて上部ミリングローラ41による
研削作用を受け、蹴出し爪44により抵抗板46に抗し
て排出口45から吐出し、排出樋19を経て振動ふるい
20に供給される。振動ふるい20によって揚穀機15
のホッパー18に搬送される間に糠及び砕米を除去する
のであるが、いわゆるキシミ防止のため、除糠量を調節
して一部の糠を米粒と共に循環させる。精白室59内の
米粒は、各ミリングローラ39,41にそれぞれ交番的
に接触し、ローラ表面の砥粒の切刃により局部的に剥皮
される。米粒は剥皮される熱エネルギー並びに米粒間及
び米粒と精白筒との接触による摩擦エネルギーのために
温度上昇する。
こうして、揚穀機15によって揚送された米粒は、タン
ク11を経て再び精米機13に供給されて精米され、以
下、同様に循環して高精白度の米粒(白米)に加工され
、それとともに米温かますます上昇し、米粒に含まれる
水分が失なわれることになる。この米温の過度な上昇と
これにより生じる水分ロスを防止するためにタンク11
内に伝熱板60を配設する。すなわち、米粒の熱はタン
ク11内の伝熱板60から冷却室62内の複数個の伝熱
板60に伝達され、冷却室62において、吸風筒63か
ら供給される冷却風により冷却されて排風筒64から機
外へ排熱される。
また、運転開始後しばらく経過して米粒の含水率がある
程度低下してきた時点、例えば13%を割った時点でノ
ズル56から米粒に対してミストを噴射し、直接加湿を
行う。これにより、精米で失なわれる水分を補給し、品
質の劣下を防ぐ。
更に、湿度検出器8及び温度検出器9により外壁1内の
湿度・温度を検出し、外壁1内を精米に最適の湿度・温
度に保持する。すなわち、外壁1内の湿度が低いときは
、制御部57を介してミスト発生器55を作動させ、雰
囲気湿度を、例えば75%〜90%に保持する。一方、
雰囲気の温度は、運転開始とともに上昇するので、例え
ば25〜30℃に保持するよう、制御部57を介してダ
ンパ5のモータ4並びに排風機6のモータ7を起動させ
、適宜に外気を取り入れる。
なお、高温地帯では外壁1内の雰囲気を冷却する空気冷
却装置を設ける場合がある。
このように、外壁1内の雰囲気を精米に適する湿度及び
温度に保持することにより、精米が効率よく行われると
ともに、振動ふるい20において除糠用の風を受けても
米粒に亀裂が生じたりすることがない。
また、送風機47により主軸29の中空部に供給される
風が、噴風孔48から各ミリングローラ39,41内の
中空部に噴射され、各ミリングローラ39,41が極度
に高温になるのを防止するように働く。更に、精白筒2
8底部にたまる糠等は、精白筒28下端の開口49から
排風機51によって除去される。
以上の工程により所定の精白度に精米された米粒は、切
換弁26の切換えにより排出用シュートパイプ25から
次工程に送られる。また、振動ふるい20によって除去
された糠は、バッグフィルタ23に収集される。
なお、本発明の別実施例を第6図により説明する。タン
ク11内に伝熱板60を放射状に配設し、タンク11外
壁に螺旋状の放熱板65を捲回する。次にその作用を説
明する。吸風筒63から供給された冷却風は螺旋状の放
熱板65に沿って流動し、そのとき伝熱板60から放熱
板65に伝達された米粒の熱が、冷却風により冷却され
て排風筒64から機外へ排出される。
〔効 果〕
本発明における酒造用研削式精米装置によれば、タンク
内に複数個の伝熱板を放射状に配設し、タンクを外壁で
略密閉状に囲繞して冷却風を流通させる冷却室を形成し
、伝熱板を冷却室に突出させる構成としたため、精米作
用により米温の上昇した米粒の熱は、タンク外に放熱さ
れ、米粒は異常に高温となることがなく、水分の蒸発等
による品質低下を防止できる。そのとき、伝熱板により
米粒との接触面積が大きくなるため、大量の米粒の熱を
冷却室に伝達することができて冷却効果が大幅に向上す
る。さらに、米温を適正に保持することにより精米能率
の向上をはかることが可能である。
また、タンク外壁に螺旋状の放熱板を捲回することによ
り、冷却風は放熱板に沿って流動し、抵抗を受けること
なく機外へ排出されるため、効率的な冷却を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部破断正面図、第2図は
タンクの平断面図、第3図は第1図の一部拡大断面図、
第4図は第1図の一部拡大図、第5図は制御ブロック図
、第6図は別実施例のタンク部の側面図である。 1・・・外壁、2・・・絵風口、3・・・排風口、4・
・・モータ、5・・・ダンパ、6・・・排風機、7・・
・モータ、8・・・湿度検出器、9・・・温度検出器、
1o・・・操作盤、11・・・タンク、12・・・スク
リューコンベア、L2a・・・コンベアケース、13・
・・精米機、14・・・供給口、15・・・揚穀機、1
6・・・循環用シュートパイプ、17・・・供給口、1
8・・・ホッパー、19・・・排出樋、20・・・振動
ふるい、21・・・集糠ホッパー、22・・・ブロア、
22a・・・搬送パイプ、23・・・バッグフィルタ、
24・・・モータ、25・・・排出用シュートパイプ、
26・・・切換弁、27・・・モータ、28・・・精白
筒、29・・・主軸、30・・・天板、31・・・軸受
、31a・・・開口部、32・・・中空部、33・・・
モータ、34・・・シャフト、35・・・ボルト、36
・・・架台、37・・・底板、38・・・下部フィード
ローラ、39・・・下部ミリングローラ、40・・・上
部フィードローラ、41・・・上部ミリングローラ゛、
42・・・押さえ板、43・・・ナツト、44・・・蹴
出し爪、45・・・排出口、46・・・抵抗板、47・
・・送風機、48・・・噴風孔、49・・・開口、50
・・・排風路、51・・・排風機、52・・・排風管、
54・・・水槽、55・・・ミスト発生器、56・・・
ノズル、57・・・制御部、58・・・供給ホッパー、
59・・・精白室、60・・・伝熱板、61・・・外壁
、62・・・冷却室、63・・・吸風筒、64・・・排
風筒、65・・・放熱板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)精白筒内に研削式精白転子を回転自在に内装し、
    該精白転子と前記精白筒内との間隙を主要部とする精白
    室を形成するとともに、該精白室へ通じる供給口と排出
    口とを設け、この供給口と排出口とを、除糠手段、揚穀
    機及びタンクからなる循環路によって連絡し、前記タン
    ク内に複数個の伝熱板を放射状に配設すると共に該タン
    クを外壁で略密閉状に囲繞して冷却風を流通させる冷却
    室を形成し、前記伝熱板を前記冷却室に突出して設けた
    ことを特徴とする酒造用研削式精米装置。
  2. (2)前記タンク外壁に螺旋状の放熱板を捲回した請求
    項(1)に記載の酒造用研削式精米装置。
JP26273089A 1989-10-06 1989-10-06 酒造用研削式精米装置 Pending JPH03123647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26273089A JPH03123647A (ja) 1989-10-06 1989-10-06 酒造用研削式精米装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26273089A JPH03123647A (ja) 1989-10-06 1989-10-06 酒造用研削式精米装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03123647A true JPH03123647A (ja) 1991-05-27

Family

ID=17379793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26273089A Pending JPH03123647A (ja) 1989-10-06 1989-10-06 酒造用研削式精米装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03123647A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091038A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Shinnakano Industry Co Ltd 酒造用精米機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091038A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Shinnakano Industry Co Ltd 酒造用精米機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6593012B2 (ja) 縦型研削式精米機
JPH06400A (ja) 竪型精穀機
JPH03123648A (ja) 酒造用研削式精米装置
JPH03123647A (ja) 酒造用研削式精米装置
JPH0338258A (ja) 酒造用研削式精米装置
JP2828266B2 (ja) 酒造用堅型研削式精米装置
JP2868231B2 (ja) 酒造用研削式精米装置
JP4817061B2 (ja) 精穀装置
JP4408592B2 (ja) 加熱原料の冷却方法及び冷却装置
JP2828267B2 (ja) 酒造用堅型研削式精米装置
JP2868309B2 (ja) 酒造用研削式精米装置
JP2937451B2 (ja) 酒造精米における米粒貯留タンクの冷却装置
JPH0494738A (ja) 米粒貯留タンクの冷却装置
JPH04156953A (ja) 酒造精米における米粒貯留タンクの冷却装置
JPH04126552A (ja) 米粒貯留タンクの冷却装置
JPH04201413A (ja) 合成樹脂成形粒の分級冷却機
JP2505883Y2 (ja) コンバインのグレンタンク内送風装置
JPH03106453A (ja) 竪軸型研削精米麦機
JP3576360B2 (ja) 粒状材料の焙煎装置
JPH04235748A (ja) 冷却式連続精米装置
JPH0724783B2 (ja) 竪軸精米機の白米排出装置
JPH0713794Y2 (ja) 精米機
JPS6242761Y2 (ja)
JPH03278844A (ja) 酒造米の精米方法及びその装置
JPH0746350Y2 (ja) 精米機