JPH03123553A

JPH03123553A - 使い捨ておしめ

Info

Publication number: JPH03123553A
Application number: JP1259933A
Authority: JP
Inventors: Shinji Yoshimura; 吉村　真治; Takahisa Takahashi; 隆久高橋; Yohei Yamamoto; 陽平山本; Tadanori Samejima; 鮫島　忠典; Masabumi Sato; 正文佐藤
Original assignee: Honshu Paper Co Ltd; Shiseido Co Ltd
Current assignee: Honshu Paper Co Ltd; Shiseido Co Ltd
Priority date: 1989-10-06
Filing date: 1989-10-06
Publication date: 1991-05-27
Anticipated expiration: 2014-04-19
Also published as: JP2884355B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、身体からの排泄物を確実かつ充分に保持す
ることが出来ると共に、使用者の脚廻りへのフィツト性
を向上させ、ムレやカブレを防止することの出来る使い
捨ておしめに関する。

（従来の技術）従来、透水性の表面シートと不透水性の裏面シートとの
間に吸収体を内包し、該吸収体の側部Ｇこ使用者の脚廻
りに密着する柔軟なフラ・ツブ状の漏れ防止手段ひ形成
してなる使い捨ておしめは公知であり、種々の構造のも
のが提案され実用化されている。

例えば、特開昭５９−１４６６５１号公報には。

吸収体の側方に、股の領域において使用者の脚の廻りを
包む通気性のカフスと称せられる漏れ防止手段を配した
ものが提案されている。又、特開昭６２−２２３３）（
３号公報には、吸収体の側方に外方へ延び出すサイドフ
ラップと、該サイドフラ・ンプの表面から垂直方向に起
立する立体ギヤザーとからなる２重の漏れ防止手段を配
したものが提案されている。

これら公知のカフス、サイドフラップ、立体ギヤザー等
の漏れ防止手段は、いずれも非透水性のシートで構成さ
れ、脚廻りに密着して液体に対するバリヤーを形成する
ことによって漏れ防止手段に到達した排泄物、特に液体
をせき止め、通過して外部へ漏れ出すのを防止しようと
するものであり、漏れ防止手段内において、そこに到達
した液体企吸収し、溜めておこうとするものではない。

このように、従来公知の漏れ防止手段は、そこに到達し
た液体をせき止めることにより、外部への漏れを防止す
るものである為、使用者の運動により漏れ防止手段が脚
廻りから離れて、形成されていたバリヤーが損なわれた
場合、液体が漏れ防止手段を越えて外部へ漏れ出して来
るおそれがあるというきわめて重大な欠点を有していた
。

かかる欠点は、従来公知の漏れ防止手段を有する全ての
使い捨ておしめに共通する根本的な欠点であるにもかか
わらず、従来有効な解決策は提案されていない。

（発明が解決しようとする課題）この発明は、従来の漏れ防止手段にみられた欠点を防止
し、漏れ防止手段に到達した液体を吸収してそこに保持
することにより、仮に漏れ防止手段が脚廻りから離れて
、バリヤーが解除された場合にも、液体が漏れ防止手段
を越えて外方へ漏れ出してしまうおそれのないようにぜ
んとするものである。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するために、この発明が採った手段は、
透水性の表面シートと、不透水性の裏面シートとの間に
吸収体を内包してなる使い捨ておしめにおいて、おしめ
の長手方向に沿って中央部に平坦に位置する第１の吸収
体（３）の両側に起立する第２の吸収体（３ａ）を配置
し、両吸収体（３）（３ａ）を表面シートで被覆したこ
とを特徴とする。

（実施例）以下に図面を参照しつつ、この発明の好ましい実施例を
詳細に説明する。

この発明にかかる使い捨ておしめは吸水性を有するｍｌ
又は疎水性繊維を主材とした透水性及び湿潤強度に優れ
る不織布等からなる表面シート（１）と、伸び易く比較
的薄いポリエチレンフィルム等からなる不透水性の裏面
シート（２）と、これら表裏面シート（１）（２）との
間に介挿される吸収体（３）とからなり、両シート（１
）（２）の周縁部をホットメルト接着剤等で接合して吸
収体（３）を内包する。

おしめの背部両側には、おしめを身体に装着固定するた
めに、テープファスナー（４）が取り付けられる。

おしめの長手方向両側部に沿って、少なくとも股部領域
において、サイドフラップ（５）が外方へ延出される。

該サイドフラップ（５）は、表裏面シート（１）（２）
の積層体若しくは両シート（１）＜２　＞のいずれか一
方で構成されており、おしめが装着されたとき、脚廻り
を被包し、漏れを防止する。

この発明のおしめは、前記吸収体（３）の長手方向両側
部を、その表面を被覆する表面シート（１）と共に上方
へ起立させて、吸収体を内包した漏れ防止手段（６）に
形成したことを特徴とする。漏れ防止手段（６）は、図
示の実施例にあっては、吸収体（３）の長手方向全域に
沿って形成されているがこれに限られるものではなく、
股部領域のみに形成しても良い。

平坦に位置する中央部力筒１の吸収体（３）と、該中央
部の吸収体（３）の長手方向両側部に位置し起立する第
２の吸収体（３ａ）とは、第２の吸収体（３ａ）の起立
を容易とするために、第３図に示すように互に独立した
帯状片とし、若干の間隔（７）を存して平行に配列する
。しかしながら、第４図に示すように、−枚の吸収体（
３）の両側部にスリット状の切除部（８）を長手方向に
沿って形成し、第２の吸収体（３ａ）を起立するように
しても良い。

更に、第１、第２の吸収体（３Ｈ３ａ）の形状は、前述
した第５図に示すようなものに限らない。第６〜８図は
第１、第２の吸収体（３）（３ａ）の種々の変形例を示
す。第６図は、中央に位置する第１の吸収体（３）をそ
の両側の起立する第２の吸収体（３ａ）と別体に形成す
ると共に、該起立する第２の吸収体（３ａ）の下端から
サイドフラップ（５）に向かって延びる第３の吸収体（
９）を連接したものである。

第７図は起立する第２の吸収体（３ａ）の下端から、ザ
ーイドフラップ（５）に向かって延びる帯状の第３の吸
収体（９）を起立する第２の吸収体（３ａ）と別体にし
て配設したものである。第８図は、中央に位置する第１
の吸収体（３）を中央部で分割すると共に左右の起立す
る第２の吸収体（３ａ）の下部に連接したものである。

第９図は、サイドフラップ（５）に向かって延びる第３
の吸収体（９）の内端に立上る吸収体（９ａ）を連接し
、この吸収体（９ａ）を起立する第２の吸収体（３ａ）
に沿って位置させて２重構造としたものである。第１０
図は、中央の第１の吸収体（３）を左右両側の第２の吸
収体（３ａ）とは別体にし、且その両側縁を左右両側の
第２の吸収体（３ａ）の上に重ねて配置したものである
。第１１図は第１０図とは逆に中央の第１の吸収体（３
）を左右両側の第２の吸収体（３ａ）の下に重ねて配置
したものである。更に、第１２図は吸収体を複数の連続
する２字形状に屈曲して形成したものである。

第１、第２の吸収体（３Ｈ３ａ）を被覆する表面シー　
ト（１）は、第１３図に示すように、起立する第２の吸
収体（３ａ）の下端がらサイドフラップ（５）上へ延出
して裏面シート（２）上へ積層するが、或は、第１４図
に示すように、第１、第２の吸収体（３）（３ａ）を含
むように被覆し、裏面シート（２）の上へ配置しても良
い。この場合、裏面シート（２）の上に抗水性の不織布
からなるシート（１０）を積層し、肌当りを良好にする
ことは好ましい。

第１、第２の吸収体（３Ｈ３ａ）を被覆する表面シート
（１）は、第１５図に示すように全体を同一材質で形成
しても良いが、第１６〜１９図に示す、ように一部を別
材質で形成しても良い。第１６図は中央部の第１の吸収
体（３）の上面並びに起立する第２の吸収体（３ａ）の
内側面を親水性のシート（１ａ）と、第２の吸収体（３
ａ）の外側面並びにサイドフラップ（５）上に連続する
部分を抗水性のシート（１ｂ）としたものである。第１
７図は中央部の第１の吸収体（３）の上面のみを親水性
シート（１ａ）とし、他の部分を（発水性シート（１ｂ
）で被覆したものである。

第１８図はサイドフラップ（５）上のみを抗水性シー）
　（Ｉｂ）で被覆し、第１、第２の吸収体（３）（３ａ
）は親水性シー）　（ｌａ）で被覆したものである。第
１９図は中央部の第１の吸収体（３）の上面から起立す
る第２の吸収体（３ａ）の内面一部を親水性シート（１
ａ）で被覆し、他の部分を抗水性シー）　（ｌｂ）で被
上端には、該吸収体（３ａ）を起立させギヤザーを作る
ために、弾性体（１１）が配設される。弾性体（１１）
は糸ゴムやモノフィラメント或は帯状ゴム等からなり、
好しくはホットメルト等の接着手段により表面シート（
１）に伸張状態で取り付けられ、収縮により第２の吸収
体（３ａ〉の起立をもたらし、且ギヤザーを形成する。

尚、以上説明した吸収体の折曲のための形状（第３．４
図）、吸収体の配置形状（第５〜１２図）、表面シーｔ
・による吸収体の被覆態様（第１３．１４図）並びに表
面シートの材質（第１５〜１９図）の変形は、相互に組
み合わせて実施することが可能であり、これらを適宜組
み合わせることにより、製造上、使用上最適のものを得
ることが出来るであろう。

（作　用）おしめの中央部に位置する第１の吸収体（３）で排泄物
の大部分を吸収する。中央部の第１の吸収体（３）を越
えて側方へ流れた排泄物は、両側に位ると共にそこに吸
収され保持される。排泄物、特に尿の如き液体が起立す
る第２の吸収体に吸収され、保持される結果、仮に起立
する第２の吸収体の上端が使用者の脚廻りが雛れてバリ
ヤーが解かれたとしても、排泄物が起立する第２の吸収
体（３ａ）を越えて漏れ出すおそれはほとんどなくなる
。

（発明の効果）この発明によれば、起立する吸収体が使用者の脚廻りに
密着し、側方へ流れて来た排泄物を吸収して保持するた
め、漏れの防止をより完全に行うことが出来ると共に、
吸収体が立体的に使用者の脚廻りにフィツトするため、
ギヤザーを省略したり、ギヤザー形成用の弾性体の弾性
強度の弱いものを使用することが出来、おむつの通気性
が向上する。この結果、おむつの使用によるムレやカブ
レを防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の外観斜視図、第２図は第１図■−ｎ線に
沿った断面図、第３．４図は中央の吸収体と起立する吸
収体の形状を示す平面図と斜視図、第５〜１２図は吸収
体の形状を概略的に示す立面図、第１３．１４図は表面
シートによる吸収体の被′／ｌＲ様を示す図、第１５〜
１９図は吸収体の材質の変形を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透水性の表面シートと、不透水性の裏面シートと
の間に吸収体を内包してなる使い捨ておしめにおいて、
おしめの長手方向に沿って中央部に平坦に位置する第１
の吸収体（３）の両側に起立する第２の吸収体（３ａ）
を配置し、両吸収体（３）（３ａ）を表面シートで被覆
したことを特徴とする使い捨ておしめ。
（２）起立する第２の吸収体（３ａ）の上部に弾性体を
配置し、該第２の吸収体（３ａ）に起立性向とギャザー
とを付与するようにしたことを特徴とする請求項（１）
記載の使い捨ておしめ。
（３）第１、第２の吸収体（３）（３ａ）を別体に形成
し小許の間隙を存して並列して配置するようにしたこと
を特徴とする請求項（１）記載の使い捨ておしめ。
（４）第１、第２の吸収体（３）（３ａ）を一体に形成
すると共に、両者の境界上にスリット状の切除部を形成
して、第２の吸収体（３ａ）に起立性向を付与するよう
にしたことを特徴とする請求項（１）記載の使い捨てお
しめ。
（５）表面シートを親水性不織布としたことを特徴とす
る請求項（１）記載の使い捨ておしめ。
（６）表面シートを一部を親水性とし残部を撥水性とし
たことを特徴とする請求項（１）記載の使い捨ておしめ
。
（７）少なくとも中央に位置する第１の吸収体の上面を
親水性の表面シートで被覆するようにしたことを特徴と
する請求項（１）又は（６）記載の使い捨ておしめ。