JPH03121069A

JPH03121069A - 使い捨ておしめ

Info

Publication number: JPH03121069A
Application number: JP1261802A
Authority: JP
Inventors: Shinji Yoshimura; 吉村　真治; Takahisa Takahashi; 隆久高橋; Yohei Yamamoto; 陽平山本
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1989-10-05
Filing date: 1989-10-05
Publication date: 1991-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、身体からの排泄物を確実かつ充分に保持す
ることが出来ると共に、使用者の脚廻りへのフィツト性
を向上させ、ムレやカブレを防止することの出来る使い
捨ておしめに関する。

（従来の技術〉従来、透水性の表面シートと不透水性の裏面シートとの
間に吸収体を内包し、該吸収体の側部に使用者の脚廻り
に密着する柔軟なフラップ状の漏れ防止手段を形成して
なる使い捨ておしめは公知であり、種々の構造のものが
提案され実用化されている。

例えば、特開昭５９−１４６６５１号公報には、吸収体
の側方に、股の領域において使用者の脚の廻りを包む通
気性のカフスと称せられる漏れ防止手段を配したものが
提案されている。又、特開昭６２−２２３３０３号公報
には、吸収体の側方に外方へ延び出すサイドフラップと
、該サイドフラップの表面から垂直方向に起立する立体
ギヤザーとからなる２重の漏れ防止手段を配したものが
提案されている。

これら公知のカフス、サイドフラップ、立体ギヤザー等
の漏れ防止手段は、いずれも非透水性のシートで構成さ
れ、脚廻りに密着して液体に対するバリヤーを形成する
ことによって漏れ防止手段に到達した排泄物、特に液体
をせき止め、外部へ漏れ出すのを防止しようとするもの
であり、漏れ防止手段内において、そこに到達した液体
を吸収し、溜めておこうとするものではない。

このように、従来公知の漏れ防止手段は、そこに到達し
た液体をせき止めることにより、外部への漏れを防止す
るものである為、使用者の運動により漏れ防止手段が脚
廻りから離れて、形成されていたバリヤーが損なわれた
場合、液体が漏れ防止手段を越えて外部へ漏れ出して来
るおそれがあるというきわめて重大な欠点を有していた
。

かかる欠点は、従来公知の漏れ防止手段を有する全ての
使い捨ておしめに共通する根本的な欠点であるにもかか
わらず、従来有効な解決策は提案されていない。

（発明が解決しようとする課題）この発明は、従来の漏れ防止手段にみちれた欠点を解消
し、漏れ防止手段を越えて来た液体を吸収してそこに保
持することにより、仮に漏れ防止手段が脚廻りから雛れ
て、バリヤーが解除された場合でも、液体がおしめの外
へ漏れ出してしまうおそれのないようにぜんとするもの
である。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するために、この発明が採った手段は、
透水性の表面シートと、不透水性の裏面シートとの間に
吸収体を内包してなる使い捨ておしめにおいて、おしめ
の長手方向に沿って中央部に平坦に位置する第１の吸収
体（３）の両側に第２の吸収体（６）を配置し、これら
吸収体（３）（６）の間にバリヤーカフス（７）を配置
したことを特徴とする。

（実施ｒＩＡ）以下に図面を参照しつつ、この発明の好ましい実施例を
詳細に説明する。

この発明にかかる使い捨ておしめは吸水性を有する繊維
又は疎水性繊維を主材とした透水性及び湿潤強度に優れ
る不織布等からなる表面シート（１）と、伸び易く比較
的薄いポリエチレンフィルム等からなる不透水性の裏面
シート（２）と、これら表裏面シート（１）（２）との
間に介挿される吸収体（３）とからなり、両シート（１
）（２）の周縁部をホットメルト接着剤等で接合して吸
収体（３）を内包する。

おしめの背部両側には、おしめを身体に装着固定するた
めに、テープファスナー（４）が取り付けられる。

おしめの長手方向両側部に沿って、少なくとも股部領域
において、サイドフラップ（５）が外方へ延出される。

該サイドフラップく５〉は、表裏面シート（１）（２＞
の積層体若しくは両シート（１）（２＞のいずれか一方
で構成されており、おしめが装着されたとき、脚廻りを
被包し、漏れを防止する。

この発明のおしめは、中央部に位置する第１の吸収体（
３）の両側部に、該第１の吸収体（３）の長手方向両側
に沿って延びる第２の吸収体（６）を配置すると共に、
第１と第２の吸収体（３）（６”）の間に起立するバリ
ヤーカフス（７）を配設したことを特徴とする。

第１と第２の吸収体（３）（６）は第４図に示すように
別体に形成され、両者の間に間隙（８）を存して配置す
るか、或は第５図に示すように第１と第２の吸収体（３
）（６）を一体に形成し、両者の間にスリット状の切除
部（９）を形成して、両者を区画しても良い、第１、第
２の吸収体（３）（６）の間に存在する間隙（８）若し
くはスリット状の切除部（９）は、吸収体が存在しない
空間となり、おしめの折曲性を容易とし、装着性を向上
させるものである。

この吸収体が存在しない空間部の位置は、サイドフラッ
プ（５）の外端より５〜７０ｘｍ内側が好ましく、又そ
の幅は約５〜５０ｚｚ程度が適当であるが、これに限ら
れるものではない。

バリヤーカフス（７）は、通気性を有する不織布のベル
ト状片からなり、長手方向−側縁を第１、第２の吸収体
（３）（６）に間において、表面シート（１）上に定着
する６バリヤーカフス（７）の他側縁は自由にされ、使
用者の脚廻りに密着して排泄物に対するバリヤーを形成
する。

好ましくはバリヤーカフス（７）には、糸状若しくは帯
状のゴム等からなる弾性体り１０）が伸張状態で定着さ
れ、弾性体（１０）の収縮力により、バリヤーカフスを
起立させると共に、ギヤザーを形成させる。

しかしながら、バリヤーカフス（７）に弾性体（１０）
を定着することは必ずしも必要とするものではない。バ
リヤーカフス（７）に弾性体（１０）を取り付けてギヤ
ザーを形成する場合、サイドフラップ（５）のギヤザー
は省略したり、或は弾性強度の弱いものとして、サイド
フラップ（５）のギヤザーを少なくし、通気性を向上さ
せても良い。又、サイドフラップ（５）とバリヤーカフ
ス（７）の両方にギヤザーを形成する場合にも、それぞ
れに形成されるギヤザーの数を減少させることが出来、
これによって通気性の向上を図ることが出来るであろう
。

（作　用）おしめを身体に装着すると、バリヤーカフス（７）が脚
の廻りに密着し、更にサイドフラ・ノブ（ら）が密着し
て、２重のバリヤーを形成し、おしめのフィツト性が向
上する。身体の動きによりバリヤーカフスく７）が脚廻
りから離れて、尿等がバリヤーカフス（７）を越えても
、バリヤーカフス（７）の外側に位置する第２の吸収体
く６）で吸収保持される為、尿等がおしめの外に漏れ出
して来るのが防止される。

（発明の効果）この発明によれば、おしめの身体への装着時のフィツト
性が向上し、漏れを確実に防止することが出来ると共に
、ギヤザ一部からの通気性を向上させて、ムレやカブレ
等を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は外観斜視図、第２図は第１図■−■線に沿った
断面図、第３図は概略的な断面図、第４．５図は吸収体
の配置態様を示す図である。・・・表面シート　　　（２・・第１の吸収体　　（４・・・サイドフラップ　（６・・バリヤーカフス　く８・・・スリット状切除部り１０・・・裏面シート・・・テープファスナー・・・第２の吸収体・・・間　隔・・・弾性体

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透水性の表面シートと、不透水性の裏面シートと
の間に吸収体を内包してなる使い捨ておしめにおいて、
おしめの長手方向に沿って中央部に平坦に位置する第１
の吸収体（３）の両側に第２の吸収体（６）を配置し、
これら吸収体（３）（６）の間にバリヤーカフス（７）
を配置したことを特徴とする使い捨ておしめ。
（２）バリヤーカフス（７）に弾性体を取り付けて弾性
体の収縮力によりバリヤーカフス（７）を起立させるよ
うにしたことを特徴とする請求項（１）記載の使い捨て
おしめ。
（３）第１、第２の吸収体（３）（６）を別体に形成し
小許の間隙を存して並列して配置するようにしたことを
特徴とする請求項（１）記載の使い捨ておしめ。
（４）第１、第２の吸収体（３）（６）を一体に形成す
ると共に、両者の境界上にスリット状の切除部を形成し
たことを特徴とする請求項（１）記載の使い捨ておしめ
。