JPH03122375A - 回転テーブル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、駐車場施設を構成する回転テーブル装置に関
し、詳細には運転技術が未熟な運転者であっても正確な
位置に自動車を乗り入れできる回〈従来の技術〉 一般に回転テーブル装置は一枚の回転可能な円板状のテ
ーブルからなり、運転者の運転操作により自動車をテー
ブルの所定位置に乗り入れた後、テーブルを回転して自
動車の向きを転換している。

ところで、自動車をテーブル上の正確な位置に乗り入れ
するために従来は、テーブルに乗り入れ位置をラインで
表示したり或は自動車の乗り入れ方向に沿って溝を設け
る対策が知られている。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の回転テーブル装置にあっては次のような
間組点がある。

〈イ〉　ライン表示方式の場合は、高度の運転技術その
ため、乗り入れに失敗した場合は、幾度も自動車の後退
前進操作を繰り返さなければならず、結果的に駐車場の
入庫効率が低下する。

〈口〉　又テーブルにガイド用の溝を設ける方式にあっ
ては、同じく高度の運転技術が要求されると共に、タイ
ヤが溝の側面に擦れて異音を生じ、運転者等に不快感を
与える。

〈ハ〉　自動車の乗り入れ位置が不正確であると、テー
ブルを回転させたときに自動車が近隣の壁や柱等と接触
して物損事故を起こしたり、或は人身事故を引き起こし
易い。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので
、その目的とするところは、運転技術の未熟な運転者で
も簡単な運転操作で正確な位置に自動車を乗り入れでき
る回転テーブル装置を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、垂直軸に対し回転自在に支持され
た回転台を備えて駐車施設の出入庫口の前に位置する回
転テーブル装置において、回転台の上面に、回転台の中
心線と直交する方向に移動する可動床を並設すると共に
、自動車の位置を検知するセンサを配備し、前記センサ
に連動して各組毎に可動床のスライドを制御可能に構成
したことを特徴とする、回転テーブル装置である。

〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

〈イ〉回転テーブル装置 第１．２図に本発明に係る回転テーブル装置１０の一例
を示す。

図中２０は駐車場の出入庫口で、回転テーブル装置１０
に接近して設けである。

回転テーブル装置１０は、垂直軸に対し回転自在に支持
された回転台３０と、回転台３０の上面の一部に前後し
て設けられ、かつ車輪の乗り入れ位置を修正する第１修
正可動床４０及び第２修正可動床５０と、自動車の位置
を検知するセンサ６０と、前記センサの検知信号に基づ
いて各可動床４０．５０の移動を個別に制御する制御部
７０とよりなる。　以下、各部について説明する。

〈口〉回転台 回転台３０は、円板或はこれに類した架台を回転制御自
在に支持してなる。

回転台３０の回転制御方法は公知の制御手段による。

〈ハ〉修正可動床 回転台３０は自動車の前輪Ａ、Ａ’及び後輪Ｂ、Ｂ’を
載置予定の三箇所に開口が開設してあり、各開口内に第
１修正可動床４０及び第２修正可動床５０を収容してい
る。

第１修正可動床４０及び第２修正可動床５０は回転台３
０の中心線Ｌ１に対し直交方向に向けてのスライドを個
別に制御可能に構成されている。

第１及び第２修正可動床４０．５０は例えば第２図に示
すようなベルトコンベアで構成される。

第１及び第２修正可動床４０．５０は同一構造であるか
ら、第１修正可動床４０についてのみ説明し、第２修正
可動床５０についての説明を省略する。

第１修正可動床４０は駆動ローラ４１と空転ローラ４２
間にエンドレス形の市原４３を掛は渡して構成され、上
位の市原４３の下面に両ローラ４１．４２と平行に配設
した多数の支持ローラ４４群で支持されている。

そして、駆動ローラ４１の正転又は逆転により市原４３
が特定方向にスライドするように構成されている。

また、第１修正可動床４０及び第２修正可動床５０の形
成幅は、軸距（一対の前輪間の距離、及び一対の後輪間
の距ｉＩりの異なる多くの車種に余裕を持って対応でき
るように広幅に形成されている。

尚、第１及び第２修正可動床４０．５０は図示したベル
トコンベア式に限定されず、例えば−枚ものの各板材を
回転台３０の中心線Ｌ１と直交する方向にギアやシリン
ダを用いてスライド可能に構成してもよい。

〈二〉自動車の検知手段 本発明は回転台３０に乗り込んだ自動車の中心を非接触
式のセンサで検知し、この検知信号に基づいて自動車の
中心が回転台３０の中心ＡＩＩＬＩに一致するまで前輪
又は後輪を載置した第１及び第２修正可動床４０：　５
０を自動車の進入方向に対し横方向にスライドするよう
に構成されている。

第２図に第１修正可動床４０による自動車中心の検知手
段の一例を示す。

この方法は、回転台３０の上方で中心線Ｌ１の直交方向
に向けて配列した複数組のセンサ６０と、コンピュータ
等のｍｌｌ　’ａ　ｌｌ路７０とを組み合わせた方法で
、制御回路７０が各センサ６０から送信されてくる自動
車位置の検知信号のうち最も外側の検知信号から各車輪
間の中点を求められるように構成されている。

さらに制御回路７０は第１修正可動床４０の駆動部であ
る駆動ローラ４１の回転を制御可能に接続していて、各
車輪間の中点が回転台３０の中心線Ｌ１に一致するまで
第１修正可動床４０を修正方向にスライドさせる仕組み
になっている。

第２修正可動床５０についても同様の構造を採用できる
ので、説明を省略する。

尚、自動車の位置の検知手段としてその他に自動車の側
方からセンサで車体やタイヤを検知して自動車の中点位
置を求める方式等の公知手段を採用できることは勿論で
ある。

〈作用〉 次に回転テーブル装置１０の作用について説明する。

第４図に見るように、運転者は従来と同様に自動車を低
速で前進しながら静止状態の回転台３０へ乗り入れる。

自動車の前輪Ａ、Ａ’が第１修正可動床４０上に乗り入
れて通過するとき、第２図に示すセンサ６０が自動車の
前輪Ａ、Ａ’間の中点Ｐ１を検知する。

そして、この中点Ｐ１が、回転台３０の中心線Ｌ１から
外れている場合は、制御回路７０から第１修正可動床４
０に修正のための駆動信号が発つせられて、第１修正可
動床４０が修正方向にスライドする。

その結果、第１修正可動床４０に載置されている前輪Ａ
、Ａ’は強制的に載置位置が修正される。

前輪Ａ、Ａ’の中点Ｐ１が回転台３０の中心線Ｌ１に一
致したら、第１修正可動床４０のスライドが停止する。

前輪Ａ、Ａ’が第１修正可動床４０を乗り越え第２修正
可動床５０に乗り入れると、第２修正可動床５０は、第
１修正可動床４０の場合と同様の動作で前輪Ａ、Ａ’の
中点Ｐ１が回転台３０の中心線Ｌ１に一致するまでスラ
イドしてその載置位置を強制的に修正する。

つぎに第３図に示すように後輪Ｂ、Ｂ’が第１修正可動
床４０に乗り入れると、前輪Ａ、Ａ’の場合と同様に後
輪Ｂ、Ｂ’の中点Ｐ２が回転台３０の中心線Ｌ１に一致
するまで第１修正可動床４０がスライドして後輪Ｂ、Ｂ
’の載置位置が修正される。

このように、回転台３０の中心線Ｌ１から少し外れて自
動車が乗り込んでも、前輪Ａ、Ａ’及び後輪Ｂ、Ｂ’は
夫々第１及び第２修正可動床５０のスライドによりて強
制的に載置位置が修正される。

自動車の後輪Ｂ、Ｂ’が第１修正可動床４０に乗り入れ
たら、自動車を停止し、パーキングブレーキをセットし
て下車する。

その後は、従来と同様に回転台３０が出入庫口２０へ向
は回転し、例えば図示しない搬送装置によって或は運転
者によって自動車を出入庫口２０内へ移動する。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。

〈イ〉　自動車の車輪の載置位置を回転台上で正確な位
置に修正できるので、未熟な運転者であっても簡単にし
かも一回で正確な位置に乗り入れできる。

自動車の乗り入れ位置が正確であるから、従来のような
自動車の回動により起こる接触事故や人身事故を未然に
防止できる。

〈ハ〉　現在、自動車の入庫動作及び出庫動作を自動化
した立体駐車場の研究開発が種々進められてるが、この
種の立体駐車場に好適な回転テーブルの提案が未だなさ
れていないので、この種の回転テーブル装置として好適
である。

〈口〉

【図面の簡単な説明】

第１図工本発明に係る回転テーブル装置の平面図第２図
：第１図の■−■の断面図 第３図：後輪の乗り込みを完了したときの回転台の平面
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）垂直軸に対し回転自在に支持された回転台を備え
   て駐車施設の出入庫口の前に位置する回転テーブル装置
   において、 回転台の上面に、回転台の中心線と直交する方向に移動
   する可動床を並設すると共に、 自動車の位置を検知するセンサを配備し、 前記センサに連動して各組毎に可動床のスライドを制御
   可能に構成したことを特徴とする、回転テーブル装置。