JPH03122158A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

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JPH03122158A
JPH03122158A JP26162089A JP26162089A JPH03122158A JP H03122158 A JPH03122158 A JP H03122158A JP 26162089 A JP26162089 A JP 26162089A JP 26162089 A JP26162089 A JP 26162089A JP H03122158 A JPH03122158 A JP H03122158A
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JP
Japan
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ethylene
weight
copolymer
meth
polyester resin
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JP26162089A
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English (en)
Inventor
Katsufumi Suga
菅 克文
Yoshihiro Yoshinaga
吉永 好宏
Hirobumi Fukui
博文 福井
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐衝撃性、特に低温における耐衝撃性と成形
加工性に優れるポリエステル樹脂組成物に関するもので
ある。
(従来技術) ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレ
ートのような芳香族ポリエステル樹脂は、機械特性、電
気特性、剛性、耐熱性、耐候性、耐油性、耐薬品性等の
種々の優れた性質を有し、電気、電子機器、自動車等の
広い分野に使用されている。
しかし、該芳香族ポリエステル樹脂は、その成形温度で
ある250℃以上の温度に上昇させると、一部分解によ
る分子量の低下が起こり、溶融粘度が急激に低下する。
特に高温に保持される時間が比較的長い射出成形などに
おいてはこの影響が著しい。
これらの欠点を改良するために、芳香族ポリエステル樹
脂の結晶化速度を促進させるために脂肪酸金属塩あるい
はアイオノマーを配合する方法が知られているが、耐衝
撃性、耐熱性等の物性が低下するという問題を有してい
る。
一方、耐衝撃性を改良する方法として、該ポリエステル
樹脂にエチレンφグリシジルメタクリレート共重合体を
配合する方法も知られている(特公昭58−47419
号公報、特公昭59−28223号公報等)。
しかしながら、これら両者を組み合わせても成形加工性
と耐衝撃性、特に低温衝撃性を同時に改良することがで
きない。
[発明の課題] (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、芳香族ポリエステル樹脂の成形安定性
と耐衝撃性を低下させずに該樹脂の流動性(成形加工性
)を向上せしめ、かつ特に低温衝撃性を向上せしめたポ
リエステル樹脂組成物を提供するものである。
[発明の構成コ (問題を解決するための手段) 上記の問題に鑑み、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結
果、特定の低分子量エチレン・(メタ)アクリル酸アル
キルエステルを特定割合で配合することが有効であるこ
とを見いだし、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の第1発明は、 A)芳香族ポリエステル 65〜99重量% B)エポキシ基含有エチレン共重合体 0.9〜34.9重量 % C)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体 0.1〜15重量% からなるポリエステル樹脂組成物であり、第2発明は、 A)芳香族ポリエステル 65〜99重量% B)エポキシ基含有エチレン共重合体 0.9〜34.9重量% C)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体 0.1〜15重量% からなる樹脂組成物 (A+B+C)100重量部に対
して D)密度0.8B 〜0.94g/cm3のエチレン・
α−オレフィン共重合体、エチレンー不飽和カルボン酸
またはその誘導体共重合体および/またはカルボン酸ま
たはその誘導体共重合体の群から選択される少なくとも
1種5〜50重量部を配合したことを特徴とするポリエ
ステル樹脂組成物であり、第3発明は、 上記記載のポリエステル樹脂組成物100重量部に対し
て、 E)無機充填剤5〜150重量部を配合したことを特徴
とするポリエステル樹脂組成物である。
本発明で用いるA)芳香族ポリエステル樹脂とは、芳香
環を重合体の連鎖単位に有するポリエステルで、芳香族
ジカルボン酸(あるいはそのエステル形成性誘導体)と
ジオール(あるいはそのエステル形成性誘導体)とを主
成分とする縮合反応により得られる重合体ないし共重合
体である。
ここでいう芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸
、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−
カルボキシフェニル)メタン、アントラセンジカルボン
酸、4.4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、  
1.2−ビス(フェノキシ)エタン4,4′−ジカルボ
ン酸あるいはそれらのエステル形成性誘導体などが挙げ
られる。
またジオール成分としては、炭素数2〜10の脂肪族ジ
オールすなわちエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1.5−ベンタンジオール、1.8−ヘキサンジオ
ール、デカメチレンジグリコール、シクロヘキサンジオ
ールなど、あるいは分子■400〜6000の長鎖グリ
コール、すなわちポリエチレングリコール、ポリ−1,
3−プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等およびそれらの混合物が挙げられる。
本発明で使用される好ましい芳香族ポリエステルとして
は、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリへキサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2
,6−ナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フ
ェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボキシレート等が
挙げられる。更に好ましくは、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートである。
これらの芳香族ポリエステルの固有粘度は、トリフルオ
ル酢酸(25)/塩化メチレン(75)100ml中、
0.32gの濃度として25±0.1℃下に測定される
。好ましくは固有粘度が0.4〜4.0dl/gである
。0.4dl/g以下であると芳香族ポリエステルが充
分な機械強度を発揮できず好ましくない。また4、0d
l/gを超えると、溶融時の流動性が低下し、成形物の
表面光沢が低下するため好ましくない。
本発明において使用されるB)エポキシ基含有エチレン
共重合体とは、1つには高圧ラジカル重合によるエチレ
ンと不飽和グリシジル基含有単量体との2元共重合体ま
たはエチレンと不飽和グリシジル基台を単m体および他
の不飽和単量体との3元または多元の共重合体であり、
上記共重合体としては、エチレン60〜99.5重量%
、グリシジル基含有単量体0.5〜40重量%、他の不
飽和単量体0〜39.5重量%からなる共重合体が好ま
しい。
上記不飽和グリシジル基含有単量体としては、アクリル
酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、イタコン酸モ
ノグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸モノグリ
シジルエステル、ブテントリカルボン酸ジグリシジルエ
ステル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステル クロロアリル、マレイン酸、クロトン酸、フーマル酸な
どのグリシジルエステル類またはビニルグリシジルエー
テル、アリルグリシジルエーテル、グリシジルオキシエ
チルビニルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテ
ルなどのグリシジルエーテル類、p−グリシジルスチレ
ン等が挙げられるが、特に好ましいものとしてはメタク
リル酸グリシジル、アリルグリ7ジルエーテルを挙げる
ことができる。
他の不飽和単量体としては、オレフィン類、ビニルエス
テル類、α,βーエチレン性不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体等から選択された少なくとも1種の単量体で、
具体的にはプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、デ
セン−1、オクテン−1、スチレン等のオレフィン類、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルベンゾエート
ナトのビニルエステル類、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、2−エチルヘキシル、シクロヘキシル、
ドデシル、オクタデシル、などのエステル類、マレイン
酸、マレイン酸無水物、イタコン酸、フマル酸、マレイ
ン酸モノエステルおよびジエステル、塩化ビニル、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニル
エーテル類およびアクリル酸アミド系化合物が挙げられ
るが、特に(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
上記エポキシ基台をエチレン共重合体の具体例としては
、エチレン/メタクリル酸グリンジル共重合体、エチレ
ン/酢酸ビニル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エ
チレン/アクリル酸エチル/メタクリル酸グリシジル共
重合体、エチレン/−酸化炭素/メタクリル酸グリシジ
ル共重合体、エチレン/アクリル酸グリシジル共重合体
、エチレン/酢酸ビニル/アクリル酸グリシジル共重合
体等が挙げられる。中でも好ましいものはエチレン/メ
タクリル酸グリンジル共重合体、エチレン/アクリル酸
エチル/メタクリル酸グリシジル共重合体もしくはエチ
レン/酢酸ビニル/メタクリル酸グリシジル共重合体で
ある。
これらのエポキシ基含有エチレン共重合体は混合しても
使用できる。
高圧ラジカル重合によるエポキシ基含有エチレン共重合
体の製造法は前記のエチレン60〜99.5重量%、1
種以上の不飽和グリシジル基含有単量体0.5〜40重
量%、少なくとも1種の他の不飽和単量体O〜39.5
重量%の単量体混合物を、それらの全車m体の総重量に
基すいてo、ooot〜1重量%のラジカル重合開始剤
の存在下で重合圧力500〜4000kg/ c rl
、好ましくは1000〜3500kg/cJ、反応温度
50〜400°C1好ましくは100〜350°Cの条
件下、連鎖移動剤、必要に応じて助剤の存在下に槽型ま
たは管型反応器内で該単量体を同時に、あるいは段階的
に接触、重合させる方法である。
上記ラジカル重合開始剤としては、ペルオキシド、ヒド
ロペルオキシド、アゾ化合物、アミンオキシド化合物、
酸素などの通例の開始剤が挙げられる。
また連鎖移動剤としては、水素、プロピレン、ブテン−
1、Cl−020またはそれ以上の飽和脂肪族炭化水素
およびハロゲン置換炭化水素、たとえばメタン、エタン
、プロパン、ブタン、イソブタン、n−ヘキサン、n−
へブタン、シクロパラフィン類、クロロホルム、および
四塩化炭素、C1〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族
アルコール、たとえばメタノール、エタノール、プロパ
ツールおよびイソプロパツール、01〜C20またはそ
れ以上の飽和脂肪族カルボニル化合物、たとえば二酸化
炭素、アセトンおよびメチルエチルケトンならびに芳香
族化合物、たとえばトルエン、ジエチルベンゼンおよび
キシレンのような化合物等が挙げられる。
本発明のエポキシ基台をエチレン共重合体の他の例は従
来のエチレン単独重合体又は共重合体に前記の不飽和グ
リシジル基含有単量体を付加反応させた変性体である。
上記オレフィン系重合体には、低密度、中密度、高密度
ポリエチレンなどの単独重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−
ヘキセン−1共重合体、エチレン−4−メチルペンテン
−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体などの
エチレンを主成分とする他のα−オレフィンとの共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レンとアクリル酸もしくはメタクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどのエステルと
の共重合体、エチレン−マレイン酸共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム、液状ポリブタジェン、エチレン−酢
酸ビニル−塩化ビニル共重合体及びそれらの混合物も本
発明に包含される。
本発明のC)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸
アルキルエステル共重合体とは、粘度平均分子量が1,
000〜15,000の範囲、好ましくは3,000〜
12.000の範囲の比較的低分子量のエチレン−(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体であり、より
具体的には工チレンとアクリル酸もしくはメタクリル酸
のメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等
の炭素数1〜12のアルキルエステルとの共重合体であ
る。
上記低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体の製造方法としては、通例の共重合に
使方法でも良いが、好ましくは、比較的高分子量のエチ
レン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を
熱減成して得られるものが、比較的容易に得られ、経済
的にもを利であることから望ましい。
本発明に使用される比較的高分子量のエチレン−(メタ
)アクリル酸アルキルエステル共重合体とは、例えばフ
リーラジカル触媒を用いる業界で公知の高圧ラジカル共
重合法によって容易に得られる範囲の比較的高分子■の
エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合
体であって、メルトインデックスは、およそ300g/
10m1n以下、好ましくは100g/10m1n、以
下のものが使用される。
また共重合体の分子鎖中の(メタ)アクリル酸エステル
の含有皿は1〜40wt%、好ましくは5〜30wt%
のものである。
なお、上記低分子量共重合体の粘度平均分子量は、13
5’  Cのデカリン溶媒中の極限粘度〔η〕から、次
式によって求めた値である。
〔η)=  KM  (K=14.3xlO(di/g
)、α=0.821 上記低分子量エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体の製造方法とは、比較的高分子量のエチ
レン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を
不活性雰囲気中で、温度200−500° C1圧力1
〜50kg/cm2で熱減成して得られ、粘度平均分子
量が1+ 000−15.000、分子量分布(Mw/
Mn)が1〜15の範囲にあるものである。
本発明でいう不活性雰囲気を創出する方法としては特に
限定するものではないが、例えば窒素、炭酸ガス、アル
ゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを反応系に通して空気
を排除する方法が適当であり、なかでも窒素を使用する
ことが好ましい。
さらには、本発明を実施する際の温度と圧力は使用原料
の性状、即ちエチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体の平均分子量、低分子量化の度合などの
要因に支配されるが、本発明が目的とするような粘度平
均分子量が1,000〜15,000の如き低分子量の
エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合
体を取得するための分解反応条件は温度200〜500
°C1好ましくは250〜400°Cの範囲である。 
圧力は1〜50kg/cm2である。
上記反応温度が200 ’C未満においては低分子量化
が起こりにクク、該温度が500℃を越えると共重合体
中の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが揮散し、分
解が激しくなり好ましくない。
本発明の第1発明の組成物は、前記A)芳香族ポリエス
テル樹脂が65〜99重毒%、B)エポキシ基含有エチ
レン共重合体0.9〜34.9重量%およびC)低分子
量エチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重
合体0.1〜15重量%である。
B)成分およびC)成分の配合■が上限を超える場合は
、耐熱性が低下するので好ましくない・またB)成分が
0.9重■%未満では、ポリエステル樹脂の耐衝撃性が
向上せず、C)成分が0.1重ユ%未満では、加工性が
向上しない。
本発明の第2発明は、上記第1発明の組成物に更にD)
成分として、密度0.86〜0.94g/cm3のエチ
レン・α−オレフィン共重合体、エチレンー不飽和カル
ボン酸またはその誘導体共重合体および/またはカルボ
ン酸またはその誘導体共重合体の群から選択される少な
くとも1種5〜50重量部を配合したことを特徴とする
ポリエステル樹脂組成物である。
上記D)成分の具体例としては、エチレン・プロピレン
共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体
ゴム、超低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル、エチレン−
酢酸ビニル共重合体が挙げられる。
該D)成分の配合債は、前述のA)+B)+C)成分の
合計100重■部に対して100重量部まで添加するこ
とが可能である。
該添加量が100重量部を超える場合には耐熱性が低下
するので好ましくない。
本発明の第3発明は、上記第1発明、第2発明のポリエ
ステル樹脂組成物100重量部に対して、 E)無機充填剤5〜150重量部を配合したことを特徴
とするポリエステル樹脂組成物である。
上記無機充填材としては、粉粒状、平板状、鱗片状、針
状、球状または中空状、および繊維状等が挙げられ、具
体的には、硫酸カルシウム、珪酸カルシウム、クレー、
珪藻土、タルク、アルミナ、珪砂、ガラス粉、酸化鉄、
金属粉、グラファイト、炭化珪素、窒化珪素、シリカ、
窒化ホウ素、窒化アルミニウム、カーボンブラックなど
の粉粒状充填材;雲母、ガラス板、セリサイト、パイロ
フライト、アルミフレークなどの金属箔、黒鉛などの平
板状もしくは鱗片状充填材;ンラスバルーン、金属バル
ーン、ガラスバルーン、軽石すどの中空状充填材;ガラ
ス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、ウィスカー、金
属繊維、シリコンカーバイト繊維、アスベスト、ウォス
トナイトなどの鉱物繊維等の例を挙げることができる。
充填材の配合金が、5重量部未満では、配合効果が発揮
されず、150重量部を超えると成形品の衝撃強度等機
械的強度が低下するので好ましくない。
また該無機充填材の表面は、ステアリン酸、オレイン酸
、パルミチル酸またはそれらの金属塩、パラフィンワッ
クス、ポリエチレンワックスまたはそれらの変成物、有
機シラン、有機ボラン、有機チタネート等を使用して表
面処理を施すことが好ましい。
本発明の熱可塑性組成物は、温度150〜350℃、好
ましくは180〜320°Cの範囲で溶融混合すること
によって製造される。150°C未満の場合、溶融が不
十分であったり、また溶融粘度が高く、混合が不十分と
なり、成形物に相分離や層状剥離が現れるために好まし
くない。また350°Cを超えると、混合される樹脂の
分解が起こり、成形物が着色するので好ましくない。
溶融混合する方法としては、バンバリーミキサ、加圧ニ
ーダ−1混練押出機、二軸押出機、ロール等の通例用い
られる混線機により行うことができる。
本発明では、さらに本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて、他の熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィン系樹脂
、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、
ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂
、ポリスルホン樹脂等の熱可塑性樹脂類、天然ゴム、合
成ゴム、あるいは水酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウムなどの無機難燃剤、ハロゲン系、リン系などの有機
難燃剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、滑剤、分散剤、発
泡剤、架橋剤、青色剤などの添加剤などを添加しても差
し支えない。
〔発明の効果〕
本発明のポリエステル樹脂組成物は、耐熱性の低下がな
く、加工特性に優れ、衝撃強度の高い樹脂組成物であり
、また溶融下に混合するだけで容易に製造できる。
更に、例えばアニールなど、成形物を加熱したのちでも
衝撃強度の低下がみられないという特徴を有する。
以上の点から、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、例えば
自動車部品、電気φ電子部品、耐熱性容器、工業部品な
どの幅広い用途に使用されつる。
(実施例) 以下本発明の実施例と比較例を示す。
[使用樹脂] A)成分 AI)ポリブチレンテレフタレート(PBTと略す)[
商品名:バロックス 310工ンジニアリングプラスチ
ツク社製コ A2)ポリブチレンテレフタレート [商品名:東しPBT樹脂14o1 東しく株)製] D2)超低密度ポリエチレン(SRXと略B)成分 Bl)エチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体(E
−GMA(1)と略す)  [:GMA含有量10重量
% 商品名:白石レクスパール RA4100   日
本石油化学(株)製コB2)エチレン−メタクリル酸グ
リ/ジル共重合体(E−GMA(+)と略す)  [:
GMA含膏量15重量% 商品名:白石レクスバール 
RA3150   日本石油化学(株)製コC)成分 CI)エチレン−アクリル酸メチルエステル(E−MA
と略す)  [EA含含有量1雷株)製] D)成分 DI)エチレン−n−ブチルアクリレート(E−n@B
Aと略す)  [MFR=3.O  n B A濃度=
19wt% 商品名ニルカレン A2710H バスフ
AGI す) [MFR:3.9  d=0.900   商品名:白
石ソフトレックス D9550  日本石油化学(株)
製コD3)エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR
と略す)[商品名: JSP EPO2P  日本合成
ゴム(株)製コ 実施例1〜7 上記各樹脂のペレットをシリンダ−温度250°C1金
型温度50°Cに設定した射出成形機[東芝機械社製I
 5−90型コにより、ASTM試験の物性試験用試験
片を作成した。
物性試験として、ノツチ付きアイゾツト衝撃試験[試験
片、厚み3mmおよび6ml11について室温24°C
,−20°C1−30°C,−40°Cコを行った。
また加工性の評価として、溶融時の103せん断速度時
の見かけ粘度(ボイズ)を測定し、その結果を第1表に
示した。
参考例1 ポリブチレンテレフタレート単体を用い実施例1と同様
の試験を行った。 結果を第1表に示した。
参考例2 参考例1のPBT樹脂にエチレン−メタクリル酸グリシ
ジル共重合体を配合した組成物について評価した結果を
第1表にボした。
比較例1〜4 本発明のC)成分を配合しない組成物について評価した
結果を第1表に示した。
(以下余白) (特許庁審査官 殿) 1゜ 事件の表示 平成 1年 特 許 願 第261620号 2゜ 発明の名称 ポリエステル樹脂組成物 3、補正をする者 1r件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)A)芳香族ポリエステル 65〜99重量% B)エポキシ基含有エチレン共重合体 0.9〜34.9重量% C)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
    エステル共重合体 0.1〜15重量% からなるポリエステル樹脂組成物。 (2)エポキシ基含有エチレン共重合体が、エチレン5
    0〜99.5重量%、(メタ)アクリル酸グリシジル0
    .5〜50重量%およびビニル単量体0〜49.5重量
    %からなることを特徴とする請求項(1)に記載のポリ
    エステル樹脂組成物。 (3)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステル共重合体の粘度平均分子量が1,000〜1
    5,000であることを特徴とする請求項(1)または
    (2)に記載のポリエステル樹脂組成物。 (4)A)芳香族ポリエステル 85〜99重量% B)エポキシ基含有エチレン共重合体 0.9〜34.9重量% C)低分子量のエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
    エステル共重合体 0.1〜15重量% からなる樹脂組成物(A+B+C)100重量部に対し
    て D)密度0.86〜0.94g/cm^3のエチレン・
    α−オレフィン共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸
    またはその誘導体共重合体および/またはエチレン−ヒ
    ニルエステル共重合体の群から選択される少なくとも1
    種5〜50重量部を配合したことを特徴とするポリエス
    テル樹脂組成物。 (5)請求項(1)または(2)に記載のポリエステル
    樹脂組成物100重量部に対して、E)無機充填剤5〜
    150重量部を配合 したことを特徴とするポリエステル樹脂組成物。
JP26162089A 1989-10-06 1989-10-06 ポリエステル樹脂組成物 Pending JPH03122158A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26162089A JPH03122158A (ja) 1989-10-06 1989-10-06 ポリエステル樹脂組成物

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