JPH0312169B2 - - Google Patents

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JPH0312169B2
JPH0312169B2 JP26930786A JP26930786A JPH0312169B2 JP H0312169 B2 JPH0312169 B2 JP H0312169B2 JP 26930786 A JP26930786 A JP 26930786A JP 26930786 A JP26930786 A JP 26930786A JP H0312169 B2 JPH0312169 B2 JP H0312169B2
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JP
Japan
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asphalt
water
air
base layer
cooling
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JP26930786A
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JPS63122809A (ja
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Kokichi Kagami
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、アスフアルト舗装工事の際、アスフ
アルトの熱を強制的に短時間で冷却させて工期の
短縮化などを図ることのできるアスフアルトの強
制冷却法に関するものである。 (従来技術) アスフアルト舗装は、通常、第3図に示すよう
に、路床Aの上に基礎となる砂利を敷設して下層
路盤Bを形成し、その上に粒子の細かな仕上げ用
の砂利から成る上層路盤Cを敷設した後で、上層
路盤Cの上に粗粒アスフアルトから成る基層Dを
舗設し、更に密粒アスフアルトから成る表層Eを
基層Dの上に舗設するという多層構造を採る。 そして、こうした舗装工事に用いられるアスフ
アルトは、現場到着時点において150℃乃至160℃
の高温状態にあり、これを舗設して転圧を終了し
た時点においても表面で90℃前後、内部で140℃
前後の高温を保持している。このために、この種
の舗装工事においては、基層Dを舗設して転圧を
完了した後、表層Eを形成する前に基層アスフア
ルトを一旦冷却させる必要がある。 ところが、この基層アスフアルトの冷却手段と
しては、従来、一昼夜程度の時間これを放置する
という自然冷却法に頼つているのが実情である。 こうした自然冷却法に依る場合、その分、工期
が長くなることから、交通不能の期間並びに騒
音、振動を生じさせる期間が長くなるばかりでな
く、工費も嵩みがちとなる。また、一昼夜程度放
置しておくために、基層Dの表面が外的原因によ
つて不睦を生じたりもする。 しかも、例えばガス管あるいは水道管などの埋
設管Fの補修あるいは取変え工事に伴なつて行わ
れるいわゆるスポツト舗装の場合には(第3図中
斜線を引いていない部分のみを舗装工事する場合
など)、路面Gに対して表層Eの厚み分だけの段
差ができるために、冷却期間中の昼間など車輛走
行に際して危険を伴ない、またこれが交通渋滞の
原因ともなる。 (目的) 本発明はこのような点に鑑み、アスフアルトの
熱を強制的に短時間で冷却し、この種のアスフア
ルト舗装工事の工期の短縮化を図り、もつて上記
した自然冷却法による場合の種々の問題点を解消
すると共に、自然冷却による場合と同一程度の舗
装状態を得ることのできる、アスフアルト舗装に
おけるアスフアルトの強制冷却法を提供すること
を目的とするものである。 (構成) 本発明は上記した目的を達成するために、アス
フアルト層の転圧完了後、アスフアルト面に散水
を施し、この散水と同時あるいは直後にエアーを
吹きつけてアスフアルト面上の水を分散させると
共に、潜熱を奪つてアスフアルトを強制的に冷却
させる点に特徴を有するものである。 (実施例) 以下、本発明を図示した実施例に基づいて詳細
に説明する。 第1図は本発明の一実施例に係る方法を用いて
いわゆる75型の舗装工事を施行した道路の断面図
を示している。 先ず、下層路盤1は300mmの厚さに、また上層
路盤2は100mmの厚さにそれぞれ形成されており、
この上に粗粒アスフアルトを先ず100mmの厚さに
敷設し、これに転圧ローラをかけて固締めし、同
様な作業を3回繰り返して300mmの厚さの基層3
を打ち上げる。基層3は上記したように高温状態
を呈しているため、この表面上に第2図に示す冷
却装置Sを乗り入れて強制冷却する。 この装置Sは、荷台4の後部あおり板を兼ねた
懸下板5が路面に向けて昇降自在なリフターとし
て機能する車輛Mによつて構成され、その荷台4
前方には水貯留槽6が、中間部には送風機7が搭
載されている。水貯留槽6の容量及び送風機7の
排気量は、車輛Mの積載重量等に応じて適宜選択
される。 懸下板5は、降下された際に路面に対して所定
の間隔をおいて水平に保持されるようになつてお
り、その下面には散水管8が車輛Mの幅方向に添
つて複数本固着されている。この散水管8はいず
れも上記水貯留槽6と管路9を介して連通されて
おり、管路9の中途には冷凍機10が設けられ、
一旦冷却された水を散水管8の図示しないノズル
から下方、つまり路面に向けて放出するようにな
つている。 また懸下板5には上記散水管8の後方に筒状の
エアー滞留室11が車輛Mの幅方向に添つて取付
けられている。このエアー滞留室11は下面にエ
アーの吐出口を有し、またこの吐出口に添つて導
風板12が後方に傾斜して取付けられている。 エアー滞留室11はフランジ管を介して中継ホ
ース13の一端と連通し、中継ホース13の他端
は前記送風機7に接続されている。中継ホース1
3は、エアー滞留室11の長手方向に添つて複数
本取付けることが望ましい。 尚、同図において図中符号14は車輛Mの荷台
4に同様に搭載された発電機、また15は送風機
用のコンプレツサを示す。 基層3に乗り入れられた装置Sは、懸下板5を
降下させた後、冷却用水の管路9中途に設けた図
示しないバルブを開くと共に送風機7の動作スイ
ツチをONして、車輛Mをゆつくりした速度で基
層表面の一側端から他側端にかけて運行される。
車輛Mの走行に伴い、散水管8のノズルから冷却
水が噴出され、基層3のアスフアルトの温度を低
下させる。このとき、高温のアスフアルトに吹き
付けられた冷却水の一部は蒸気となつて拡散し、
気化熱を奪う。冷却水の温度は別段制限されるも
のではないが、本実施例では2℃に設定されてい
る。 冷却水の噴出と同時にエアー滞留室11のエア
ー吐出口から所定圧でエアーがアスフアルト面に
向けて噴射される。エアー吐出口は散水管8の後
方に設けられているために、エアーはアスフアル
ト面上にある冷却水を分散し、冷却水の水蒸気化
を促すと共に、潜熱を奪つてアスフアルト面を均
等に冷却させる。またこのエアー流は、エアー吐
出口の後端に設けた導風板12によつて車輛Mの
進行方向に促され、冷却水に効率良く衝突され
る。 アスフアルト面上にこの装置Sを数回繰返して
走行させることにより、基層3を形成する高温の
アスフアルトは急速に冷却される。従つて、基層
3の打ち上げ完了後、さほどの時間を経ることな
く、表層16としてアスフアルトを敷設できる。
75型の場合には、この表層16は50mmの厚さに設
定される。そして、この表層16に対してもこの
装置Sを走行させることにより、アスフアルト面
は水と風の作用によつて強制的に短時間で冷却さ
れる。このようにして従来二昼夜にわたつていた
アスフアルト舗装工事が一晩の作業によつて完了
されることとなる。 尚、第1図中において図中符合17はコンクリ
ートの縁石、18はアスフアルトから或る路肩で
ある。 ちなみに、気温25℃の夜間に本装置を用いて約
50mの面積のスポツト舗装を行つた場合の実験結
果を次に示す。
【表】 尚、本実験例において用いられた水貯留槽4は
1.5tであり、また送風機7によつて送られたエア
ーの量は、150m3/分である。 この実験例から、基層3及び表層16の敷設
後、それぞれ本装置を使用することによつてアス
フアルト面が急速に冷却されているのが解る。 この実験において、P.M.21.00に閉鎖された道
路は翌日のA.M.5.00には開放可能であつた(A.
M.4.05後、表面処理あるいは仕上転圧を行つた
時間を加えてある)。しかも、舗装工事終了後の
密度、マーシヤル安定度試験結果も良好であり、
従来と何等変わりなかつた(表面温度45℃〜50
℃、軟化点51.5℃)。 尚、上記した実施例では、冷却装置Sとして1
台の車輛に水貯留槽と送風機とを搭載し、冷却用
の水とエアーとをこの単一の装置からアスフアル
ト面に噴射するようにしたが、本発明はこの実施
例に限定されるものではなく、水貯留槽と送風機
とを異なる装置に搭載し、散水手段を搭載した装
置を先にアスフアルト面上を走行させ、その後直
ちにエアー噴射手段を搭載した装置を走行させて
水を分散させるようにしても同様な効果を奏する
ことができるものである。 (効果) 以上述べたように本発明によれば、転圧完了後
のアスフアルト面に先ず水を散布して冷却するの
で、アスフアルトの温度を短時間で低下させるこ
とができる。しかも、水を散布した直後にアスフ
アルト面に向けてエアーを送るようにしているの
で、アスフアルト面上の水を適度に分散してアス
フアルトを均等に冷却することができると共に、
潜熱を奪うことによつて急速な冷却を行い得るも
のである。従つて、アスフアルトによつて構成さ
れる一層を形成後、自然冷却時間を待つことなく
直ちにアスフアルト等から成る他層をこの上に舗
設することができ、舗装工事の短縮化を図ること
ができ、スポツト舗装の場合など二昼夜にわたつ
ていたこの種の工事に伴なう種々の不都合を解消
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を用いて施工した舗
装道路の断面図、第2図は本発明に使用される強
制冷却装置の説明図、第3図はスポツト舗装工事
を示す道路の断面図である。 図中符合B,1は下層路盤、C,2は上層路
盤、D,3は基層、Sは強制冷却装置、Mは車
輛、4は荷台、5は懸下板、6は水貯留槽、7は
送風機、8は散水管、11はエアー滞留室、12
は導風板、13は中継ホース、F,16は表層を
それぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アスフアルト層の転圧完了後、アスフアルト
    面に散水を施し、この散水と同時あるいは直後に
    エアーを吹きつけてアスフアルト面上の水を分散
    させると共に、潜熱を奪つてアスフアルトを強制
    的に冷却させることを特徴とするアスフアルト舗
    装におけるアスフアルトの強制冷却法。
JP26930786A 1986-11-11 1986-11-11 アスフアルト舗装におけるアスフアルトの強制冷却法 Granted JPS63122809A (ja)

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JP26930786A JPS63122809A (ja) 1986-11-11 1986-11-11 アスフアルト舗装におけるアスフアルトの強制冷却法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26930786A JPS63122809A (ja) 1986-11-11 1986-11-11 アスフアルト舗装におけるアスフアルトの強制冷却法

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JPS63122809A JPS63122809A (ja) 1988-05-26
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JP26930786A Granted JPS63122809A (ja) 1986-11-11 1986-11-11 アスフアルト舗装におけるアスフアルトの強制冷却法

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JPH0765287B2 (ja) * 1988-05-16 1995-07-19 世紀東急工業株式会社 アスファルト舗装面の養生装置

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Publication number Publication date
JPS63122809A (ja) 1988-05-26

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