JPH0156202B2 - - Google Patents

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JPH0156202B2
JPH0156202B2 JP11301984A JP11301984A JPH0156202B2 JP H0156202 B2 JPH0156202 B2 JP H0156202B2 JP 11301984 A JP11301984 A JP 11301984A JP 11301984 A JP11301984 A JP 11301984A JP H0156202 B2 JPH0156202 B2 JP H0156202B2
Authority
JP
Japan
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asphalt pavement
water
cooling
asphalt
minutes
Prior art date
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Expired
Application number
JP11301984A
Other languages
English (en)
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JPS60258302A (ja
Inventor
Akira Karasawa
Mitsuaki Naito
Takashige Waseda
Takayoshi Hayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikko Corp Ltd
Original Assignee
Nippon Hodo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Hodo Co Ltd filed Critical Nippon Hodo Co Ltd
Priority to JP11301984A priority Critical patent/JPS60258302A/ja
Publication of JPS60258302A publication Critical patent/JPS60258302A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はアスフアルト混合物を敷均して転圧す
ることにより形成したアスフアルト舗装体の冷却
方法に関する。
<従来の技術> 道路等の舗装材として用いられるアスフアルト
混合物は砕石、砂、アスフアルト等の材料を所定
の比率で加熱混合したものであり、例えば道路の
舗装時には通常110℃以上の状態でアスフアルト
混合物を敷均して転圧した後70〜90℃以上の状態
で仕上げてアスフアルト舗装体を形成している。
また、アスフアルト舗装体の表面温度が略50℃
以上のときに交通に供すると、アスフアルト舗装
体の支持力が小さく、車両走行によりアスフアル
ト舗装体に初期わだち掘れや変形が発生し易いた
め、アスフアルト舗装体の表面温度が略50℃未満
になつたときに交通に開放するようにしている。
ところで、道路の補修工事のように道路の一部
を交通規制し舗装工事を行う場合、交通渋滞が発
生し易いので、アスフアルト舗装体を迅速に冷却
して早期に交通規制を解除する必要がある。
しかし、アスフアルト舗装体の冷却を大気中及
びアスフアルト舗装体の下層等への自然放熱によ
り行うと冷却時間が長くなる。また、夏期の炎天
下では真黒色を有するアスフアルト舗装体は太陽
光からの吸熱が多く、かつ、アスフアルト舗装体
の周囲温度が高いので、大気中及び前記下層への
自然放熱がアスフアルト舗装体の温度が高い状態
で平衡し、工事終了後長時間の間交通規制を解除
できなかつた。
このため、従来においては、アスフアルト舗装
体を強制的に冷却する方法が種々提案されてい
る。
すなわち、第1の冷却方法として、タイヤロー
ラまたは散水車等により大量の水をアスフアルト
舗装体の表面に撒いてアスフアルト舗装体を冷却
するものがある。また、第2の冷却方法として、
アスフアルト舗装体の表面に白色粉体(例えば石
灰石粉)を散布することによりこの白色粉体にて
太陽の輻射熱を反射させ、アスフアルト舗装体の
太陽光からの吸熱を防止し、大気中及び下層等へ
の自然放熱によりアスフアルト舗装体を冷却する
ものがある。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、第1の冷却方法では、多量の水
を必要とする上、散布された水が隣接した車線に
流れ込むため、その車線を走行する車両の運転手
に心理的不安を与えていた。また、主として水の
顕熱を利用して冷却するため冷却効果が低く、水
が流出、蒸発した後にはアスフアルト舗装体の表
面温度がもとの温度近くまで回復し、さらに多量
の水を散布しなければならず冷却時間が長くなつ
ていた。
第2の冷却方法では、太陽光からの吸熱は防止
できるが、大気中及び下層等への自然放熱により
アスフアルト舗装体を冷却するので冷却時間が長
くなる。また、この方法では、アスフアルト舗装
体の表面が白黒のアバタになつて見栄えが悪く、
交通開放前に白色粉体を洗い流す必要があり、白
色粉体が残存すると雨天時等のスリツプの原因と
なり易い。
その他の冷却方法として、塊状のドライアイス
を直接アスフアルト舗装体の表面に放置するもの
があるが、この場合アスフアルト舗装体が部分的
に急激に冷却されるため熱応力が発生し、アスフ
アルト舗装体にクラツクが発生し易かつた。ま
た、粉粒状のドライアイスをアスフアルト舗装体
表面に散布するものがあり、この場合には少量の
散布のときに所望の冷却効果があるが、ドライア
イスを粉粒状にする手間がかかり、然も粉粒状に
すると昇華速度が早くなりロスが多い。また、ド
ライアイスの冷気によりアスフアルト舗装体を冷
却するものがあり、この場合には冷気がアスフア
ルト舗装体の表面に均一に行き渡るが、冷却効果
が小さくかつ水に較べて高価で実用に適していな
かつた。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、このような現状に鑑み、短時間でか
つ冷却効果の高いアスフアルト舗装体の冷却方法
を提供することを目的とする。
このため、本発明は、アスフアルト舗装体表面
に噴霧水をその蒸発との平衡を保ちつつ散布し、
噴霧された水の気化熱にてアスフアルト舗装体を
迅速に冷却することにより、交通規制を早期に解
除できるようにしたものである。
<実施例> 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は本発明を実施するための装
置の一例を示す。
アスフアルト混合物を敷均装置により敷均した
後ロードローラにより転圧仕上げし、アスフアル
ト舗装体1を形成する。このアスフアルト舗装体
1の表面には噴霧装置2が所定間隔毎に載置され
ている。各噴霧装置2は、第2図に示すように、
水圧を一定に保持する水圧調整器2aと、該水圧
調整器2aを介して供給された水を微粒化してア
スフアルト舗装体1の表面に噴霧するノズル2b
とから構成されている。また、各噴霧装置2の水
圧調整器2aはホース3により連結されており、
このホース3を介して各水圧調整器2aにはタン
ク車4から水が所定量ずつ供給されている。
そして、各噴霧装置2から所定量の噴霧水をア
スフアルト舗装体1の表面に連続して散布する。
この噴霧水量は、噴霧時の気温、温度、風速及び
アスフアルト舗装体の表面温度条件によつて変化
するが、アスフアルト舗装体1の表面から水が気
化し易く、かつ噴霧水がアスフアルト舗装体1の
周辺に流出しない程度であり、噴霧水の蒸発との
平衡を略保つように設定する。また、アスフアル
ト舗装体1の表面に凹凸がある場合には噴霧水量
は全体平均として蒸発との平衡を保つ程度であ
る。この噴霧水量の具体例として実験データを第
3図に示す。この実験データは、気温18℃、湿度
60%で無風の条件下において得られたものであ
り、このデータから噴霧水量はアスフアルト舗装
体の表面温度にもよるが略0.01〜0.3/m2/分
が適量であることがわかる。
また、第4図は本発明を実施するための他の装
置を示す。本装置はアスフアルト舗装体1に噴霧
水を間欠的に散布するものである。
すなわち、転圧形成されたアスフアルト舗装体
1に隣接する車線にタンク車5を配置させ、タン
ク車5の側部からアスフアルト舗装体1上方にパ
イプ6を延設させてある。このパイプ6には水を
噴霧するノズル7が所定間隔毎に設けられ、前記
タンク車5から圧送供給された水がノズル7から
アスフアルト舗装体1の表面に噴霧されるように
なつている。
第1図に示す装置を用いて前記実験データに基
づきアスフアルト舗装体の冷却試験を行つた結果
を第5図及び第6図に示す。
すなわち、アスフアルト混合物を敷均すとき、
その表面(0cm)、深さ2.5cm及び深さ5cmの位置
に熱電対をそれぞれ設置し、敷均し直後からそれ
ら地点の温度変化を測定する。また、測定箇所は
前記熱電対を中心とする4m×4mの区間を4箇
所設け、これら区間において以下の方法によりア
スフアルト舗装体の冷却試験を行う。
第1の方法は、大気中及び下層等への自然放熱
によりアスフアルト舗装体を冷却する。第2の方
法(第5図及び第6図中水噴霧A)は、転圧仕上
が完了時点より10分経過後から水を連続的にアス
フアルト舗装体に噴霧する。具体的には、初期の
10分間は平均0.09/m2/分を、その後20分間は
平均0.03/m2/分を終期の20分間は平均0.02
/m2/分を夫々間欠的に噴霧するようにしてお
り、合計50分間の平均で約0.038/m2/分の水
を連続的に噴霧する。第3の方法(第5図及び第
6図中水噴霧B)は、第2の方法と同様に水を連
続的に噴霧するものであり、具体的には初期の10
分間は平均0.06/m2/分を、その後20分間は平
均0.02/m2/分を、終期の20分間は平均0.015
/m2/分を、合計50分間の平均で約0.026/
m2/分を連続的に噴霧する。また、第4の方法
は、転圧仕上げ完了から10分経過した時とこの時
から30分経過した時との2回夫々1/m2の散水
を行うものである。
これらの方法によるアスフアルト舗装体の冷却
速度は、第5図から明らかなように、第1及び第
4の方法に較べて水を噴霧する第2及び第3の方
法のものが急速になつている。また、冷却50分後
のアスフアルト舗装体の各深さの温度も第6図か
ら明らかなように、第1及び第4の方法に較べて
第2及び第3の方法のものが低下している。これ
は水噴霧によりアスフアルト舗装体に少量ずつ水
を供給するようにしたのでその蒸発が促進され、
主としてこの蒸発時の水の大きな気化熱によりア
スフアルト舗装体を冷却できるから、少量の水で
アスフアルト舗装体の表面温度を急速に低下させ
ることができるのである。
これらの結果、通常の交通開放温度は表面温度
が約50℃であるから、この実験では第2及び第3
の方法によれば第1の方法に較べて50〜60分早く
交通開放が可能となり、また第4の方法に較べて
も20〜30分早く交通開放が可能となる。
このように、水を噴霧する方法によれば、少量
の水でアスフアルト舗装体を急速に冷却できるか
ら、短時間で交通開放が可能となり、また少量の
水であるから隣接する車線に水が流れ込むのを防
止でき、その車線を走行する車両の運転手の心理
的不安をなくせる。
尚、散布された噴霧水に水に溶けるときに吸熱
する物質を散布するようにすれば冷却効果をより
向上できる。また、かかる冷却方法は既設のアス
フアルト舗装体が夏期の炎天下で軟化して支持力
を失つた場合等にも適用できる。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように、アスフアルト
舗装体の表面に噴霧水をその蒸発との平衡を保ち
つつ散布するようにしたので、水の蒸発時の大き
な気化熱によりアスフアルト舗装体を迅速に冷却
できるから、交通開放が短時間で可能となり、か
つ少量の水で冷却ができるから隣接する車線に水
が流入するのを防止でき、これにより運転手等の
心理的不安をなくせる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の一例を
示す概略図、第2図は同上の要部拡大図、第3図
はアスフアルト舗装体の表面温度と噴霧水量との
関係を示すグラフ、第4図は本発明を実施するた
めの装置の他の例を示す概略図、第5図及び第6
図はアスフアルト舗装体の冷却効果を示す実験デ
ータであり、第5図は経過時間とアスフアルト舗
装体の表面温度との関係を示すグラフ、第6図は
アスフアルト舗装体の深さとその温度との関係を
示すグラフである。 1……アスフアルト舗装体、2……噴霧装置、
2b,7……ノズル、4,5……タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アスフアルト混合物により形成されたアスフ
    アルト舗装体の表面に噴霧水をその蒸発との平衡
    を保ちつつ散布し、アスフアルト舗装体を主とし
    て気化熱を利用して冷却するようにしたことを特
    徴とするアスフアルト舗装体の冷却方法。
JP11301984A 1984-06-04 1984-06-04 アスフアルト舗装体の冷却方法 Granted JPS60258302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11301984A JPS60258302A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 アスフアルト舗装体の冷却方法

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JPS60258302A JPS60258302A (ja) 1985-12-20
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JPH0765287B2 (ja) * 1988-05-16 1995-07-19 世紀東急工業株式会社 アスファルト舗装面の養生装置
JP6190854B2 (ja) * 2014-11-12 2017-08-30 日本道路株式会社 コンクリートへの散水装置およびコンクリートへの散水方法

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JPS60258302A (ja) 1985-12-20

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