JPH01260102A - アスファルト舗装体の冷却方法 - Google Patents

アスファルト舗装体の冷却方法

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JPH01260102A
JPH01260102A JP8825888A JP8825888A JPH01260102A JP H01260102 A JPH01260102 A JP H01260102A JP 8825888 A JP8825888 A JP 8825888A JP 8825888 A JP8825888 A JP 8825888A JP H01260102 A JPH01260102 A JP H01260102A
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Japan
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pavement
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cooling
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Tetsuya Shimoda
哲也 下田
Takayoshi Hayama
高義 羽山
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Nikko Corp Ltd
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Nippon Hodo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアスファルト混合物を敷均して転圧することに
より形成したアスファルト舗装体の冷却方法に関する。
(従来の技術) 道路等の舗装材として用いられるアスファルト混合物は
砕石、砂、アスファルト等の材料を所定の比率で加熱混
合したものであり、例えば道路の舗装時には通常110
℃以上の状態でアスファルト混合物を敷均して転圧した
後70〜90℃以上の状態で仕上げてアスファルト舗装
体を形成している。
また、アスファルト舗装体の表面温度が略50℃理上の
ときに交通に供すると、アスファルト舗装体の支持力が
小さく、車両走行によりアスファルト舗装体に初期ねだ
ち掘れや変形が発生し易いため、アスファルト舗装体の
表面温度が略50℃未満になったときに交通に開放する
ようにしている。
ところで、道路の補修工事のように道路の一部を交通規
制し舗装工事を行う場合、交通渋滞が発生し易いので、
アスファルト舗装体を迅速に冷却して早期に交通規制を
解除する必要がある。
しかし、アスファルト舗装体の冷却を大気中及びアスフ
ァルト舗装体の下層等への自然放熱により行うと冷却時
間が長くなる。また、夏期の炎天下では真黒色を有する
アスファルト舗装体は太陽光からの吸熱が多く、かつ、
アスファルト舗装体の周囲温度が高いので、大気中及び
前記下層への自然放熱がアスファルト舗装体の温度が高
い状態で平衡し、工事終了後長時間の間交通規制を解除
できなかった。
このため、従来においては、アスファルト舗装体を強制
的に冷却する方法が種々提案されている。
すなわち、第1の冷却方法として、タイヤローラまたは
散水車等により大量の水をアスファルト舗装体の表面に
撒いてアスファルト舗装体を冷却するものがある。また
、第2の冷却方法として、アスファルト舗装体の表面に
白色粉体(例えば石灰石粉)を散布することによりこの
白色粉体にて太陽の輻射熱を反射させ、アスファルト舗
装体の太陽光からの吸熱を防止し、大気中及び下層等へ
の自然放熱によりアスファルト舗装体を冷却するものが
ある。さらに、第3の冷却方法として、本出願人が提案
したアスファルト表面に噴霧水を散布しつつ冷却するも
のがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第1の冷却方法では、多量の水を必要と
する上、散布された水が隣接した車線に流れ込むため、
その車線を走行する車両の運転手に心理的不安を与えて
いた。また、主として水の顕熱を利用して冷却するため
冷却効果が低く、水が流出、蒸発した後にはアスファル
ト舗装体の表面温度がもとの温度近くまで回復し、さら
に多量の水を散布しなければならず冷却時間が長くなっ
ていた。
第2の冷却方法では、太陽光からの吸熱は防止できるが
、大気中及び下層等への自然放熱によりアスファルト舗
装体を冷却するので冷却時間が長くなる。また、この方
法では、アスファルト舗装体の表面が白黒のアバタにな
って見栄えが悪く、交通開放前に白色粉体を洗い流す必
要があり、白色粉体が残存すると雨天時等のスリップの
原因となり易い。
第3の冷却方法では、交通規制を早期に解除できるが、
噴霧装置を必要とし、また噴霧量の制御がむづかしく蒸
発量思上に噴霧水を散布すると路面に水腹を形成し効果
が悪くなる傾向もみちれる。
その他の冷却方法として、塊状のドライアイスを直接ア
スファルト舗装体の表面に放置するものがあるが、この
場合アスファルト舗装体が部分的に急激に冷却されるた
め熱応力が発生し、アスファルト舗装体にクラックが発
生し易かった。
また、粉粒状のドライアイスをアスファルト舗装体表面
に散布するものがあり、この場合には少量の散布のとき
に所望の冷却効果があるが、ドライアイスを粉粒状にす
る手間がかかり、然も粉粒状にすると昇華速度が早くな
りロスが多い。また、ドライアイスの冷気によりアスフ
ァルト舗装体を冷却するものがあり、この場合には冷気
がアスファルト舗装体の表面に均一に行き渡るが、冷却
効果が小さくかつ水に較べて高価で実用に適していなか
った。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような現状に鑑み、短時間でかつ冷却効
果の高いアスファルト舗装体の冷却方法を提供すること
を目的とする。
本発明は、アスファルト混合物より形成された高温のア
スファルト舗装体の表面に、該表面に接した固体媒体を
利用して、水分をその蒸発との略平衡を保ちつつ所望の
温度になるまで連続的または断続的に供給することによ
り該アスファルト舗装体の冷却を主として気化熱を利用
して行うことを特徴とするアスファルト舗装体の冷却方
法にある。
本発明においては冷却すべきアスファルト舗装体の表面
に水分を供給するに際し、保水、浸透又は排水機能等の
表面水分量調節機能をもつ固体媒体を利用して該表面上
に存在する水分量を冷却操作中その蒸発量とほぼ均衡す
るように調節することにより、舗装体の冷却を主として
気化熱を利用して行うものであり、継続的または断続的
にこの操作を行うことによって舗装体内部まで冷却する
ものである。
本発明において水分をその蒸発との略平衝を保ちつつと
は冷却期間中水分の蒸発量に見合うように水分を供給す
ることをいい、具体的には冷却期間中表面に水膜が形成
されていないかまたは形成されていても全体からみてご
く短時間形成されているにすぎない状態で且つ常時水分
が蒸発している状態を維持するように水を供給する。
このような操作は冷却期間中連続的に行うことが理想だ
が、断続的に行うこともできる。断続的とは冷却すべき
温度、周囲温度等によって異なるが、通常3回以上、好
ましくは5回以上同様の操作を繰り返すことをいう。
本発明では上記の操作を固体媒体を利用することによっ
て行う。固体媒体としては保水性、浸透性又は排水機能
をもつものが好ましく用いられる。
保水性固体媒体の例としてはスポンジや布等がある。保
水性を利用してアスファルト表面への供給水量を水膜を
形成しない程度の少量に維持することができる。
浸透性固体媒体の例としてはそれ自体は保水性をもたな
いが、吸引機能と組合せることによって過剰水分を浸透
吸引することの可能な多孔性金属等がある。
排水機能を発揮できる固体媒体としては通常のレーキン
グ部材等があり、−旦幾分過剰量の水分を供給しその直
後にレーキングすることによって過剰水分を除去するこ
ともできる。
本発明では上記した如き冷却を舗装体が所望の温度にな
るまで連続的または断続的に行うことを要し、継続的ま
たは断続的に行うことによって舗装体内部まで冷却する
ことが可能である。ここで所望の温度は季節等によって
変わりうるが、通常少な(とも60℃、好ましくは50
℃である。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本
発明はこれらによって限定されろものではない。
アスファルト混合物を敷きならし装置により敷きならし
た後、ロードローラにより転圧仕上げし、アスファルト
舗装体1を形成する。この舗装体1に4区画を設け、夫
々、以下に示す方法によって舗装体の冷却を行った。
すなわち、第1の方法は、第1図(alに示すように、
円筒の外周に保水性のある厚さ10cmのスポンジマッ
トを取り付け、このマットに筒内より水を補給しながら
アスファルト舗装体上を移動させ、舗装体上に水膜を作
らない程度に水を供給し、この水の蒸発時の気化熱によ
ってアスファルト舗装体を冷却する方法である。
第2の方法は、第4図に示すように、保水性を有す薄手
の白色本綿布をアスファルト舗装体表面に布設し、この
上から水分をその蒸発との平衡を保ちつつ供給し、白色
木綿布による太陽光の反射と、散布水分の気化熱により
アスファルト舗装体を冷却する方法である。
第3の方法は、本出願人が提案したアスファルト舗装体
表面に直接噴霧水をその蒸発との平衡を保ちつつ散布し
、その水分の蒸発時の気化熱によりアスファルト舗装体
を冷却する方法の1つで、本発明との効果の比較を行う
ため実施しな。
第4の方法は、人為的な冷却手法によらず、自然放冷に
よるものであって、本発明との効果の比較を行うため実
施した。
その結果、表−1および第5図に示すような実験データ
を得た。
すなわち第5図に示すように第4の方法の自然放冷では
、80℃から50℃に至る所要時間が、69分間である
のに対し、第1〜2の方法では33〜38分間であり、
31〜36分間短くなっており、また第3の方法と同等
ないしは約10分近く短く、本発明によるアスファルト
舗装体の冷却方法が、舗装体を冷却するのに十分効果の
あることが確認された。  −上記実験において、アス
ファルト舗装体が80℃から50℃に至るまでに使用さ
れた水量は、表1のとおり、第1〜2の方法では200
〜250 m l / rlであり、第3の方法より若
干水量は多くなるものの、従来行われているタイヤロー
ラまたは散水車等による路面散水に較べれば、きわめて
わずかであるといえ、水の補給の上からも極めて筒便と
いえる。
また、本発明による第1〜第2の方法は、9Fc1m、
湿度、風力、太陽光からの吸熱量、およびアスファルト
舗装体の温度など種々の条件により、夫々、アスファル
ト舗装体の冷却効果に若干の差異があろうが、いずれの
場合も自然放冷に較べれば十分効果的である。
なお、第1開山)、第2図、第3図は、本発明を実施す
るための他の例を示したものである。
第2図(alに示す装置は、被牽引の2つの円筒に保水
性のある厚さ5cmのスポンジマットをクローラ状に取
り付け、このマットにクローラ内側より水を補給しなが
らアスファルト舗装体上を移動させ、舗装体上に水膜を
作らない程度に水を供給し、この水の蒸発時の気化熱に
よってアスファルト舗装体を冷却する。
また、第3図(a)に示す装置は、可動輪によって支え
られた梁に、保水性を有す厚さ1cr11のスポンジマ
ットを、アスファルト舗装体と接するように懸垂させ、
このマットに上部より水を補給しながらアスファルト舗
装体上を移動させ、舗装体上に水膜を作らない程度に水
を供給し、この水の蒸発時の気化熱によってアスファル
ト舗装体を冷却する。
表−1 (発明の効果) 本発明方法は簡単な装置と操作によりアスファルト舗装
体を迅速に冷却することができ交通規制を早期に解除で
きるためその実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図の各(a)、 (b)は本発明を実施す
るための装置の一例を示す概略図、第4図は本発明を実
施するための方法を示す概略図、第5図は、アスファル
ト舗装体の冷却効果を示す実験データである。 1・・・・・・アスファルトffalA体、2・・・・
・・スポンジマット、3・・・・・・水タンク、 4・
・・・・・木綿布、 5・・・・・・水分供給装置。 第1図 \1 第5図 経通日間(分)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アスファルト混合物より形成された高温のアスフ
    ァルト舗装体の表面に、該表面に接した固体媒体を利用
    して、水分をその蒸発との略平衡を保ちつつ所望の温度
    になるまで連続的または断続的に供給することにより該
    アスファルト舗装体の冷却を主として気化熱を利用して
    行うことを特徴とするアスファルト舗装体の冷却方法。
  2. (2)固体媒体が保水性または浸透性部材からなる請求
    項1記載の方法。
  3. (3)保水性または浸透性部材がアスファルト舗装体表
    面上を移動するよう可動体に取りつけられている請求項
    2記載の方法。
  4. (4)保水性または浸透性部材がローラ状である請求項
    2または3記載の方法。
  5. (5)保水性または浸透性部材がクローラ状である請求
    項2または3記載の方法。
  6. (6)保水性または浸透性部材が帯状である請求項2ま
    たは3記載の方法。
  7. (7)保水性部材が薄手の布状物であり、これを冷却操
    作中アスファルト舗装体表面に布設してなる請求項1記
    載の方法。
  8. (8)固体媒体がレーキング部材であり、水分の供給と
    その直後のレーキングとを断続的に繰りかえしてなる請
    求項1記載の方法。
JP8825888A 1988-04-12 1988-04-12 アスファルト舗装体の冷却方法 Granted JPH01260102A (ja)

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JPH0584762B2 JPH0584762B2 (ja) 1993-12-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969867B1 (ko) * 2010-01-22 2010-07-13 박문선 포장도로의 조형장치
CN108252187A (zh) * 2016-12-28 2018-07-06 中国二十冶集团有限公司 混凝土养护薄膜敷设系统和敷设方法

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