JP2536171B2 - 地表敷設用ブロック - Google Patents
地表敷設用ブロックInfo
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- JP2536171B2 JP2536171B2 JP1200119A JP20011989A JP2536171B2 JP 2536171 B2 JP2536171 B2 JP 2536171B2 JP 1200119 A JP1200119 A JP 1200119A JP 20011989 A JP20011989 A JP 20011989A JP 2536171 B2 JP2536171 B2 JP 2536171B2
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- Japan
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- water
- block
- permeable
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は地表面に敷設し、雨水などの水を透過して
地層に補給したり、水を保水して都市市街地などにおけ
る高温化現象を緩和するブロックに関する。
地層に補給したり、水を保水して都市市街地などにおけ
る高温化現象を緩和するブロックに関する。
都市部の高温化の大きな要因の一つは、コンクリー
ト、アスファルトなどで覆われたドライな部分が多く、
熱蓄積が大きくなったことである。
ト、アスファルトなどで覆われたドライな部分が多く、
熱蓄積が大きくなったことである。
現在、雨水などが直線的に河川、放水路などへの流れ
込みことを回避する対策として透水性舗装、あるいは透
水性ブロックなどの商品化が進んでいる。これらの透水
性舗装や透水性ブロックは、表面に達した水が浸透、通
過して底部に流れて地盤へ吸収されるので、地層に水を
補給する作用がある。しかし、これらの舗装やブロック
は、従来のコンクリートやアスファルトと同様に、日照
によって暖められ、夏期には表面温度が50〜60℃、夜間
でも30〜40℃に達する熱蓄積があり、かつ、底部地層か
らの水蒸発現象による降温効果を妨げ、コンクリートや
アスファルトと同様に都市の高温化、熱帯夜を誘発する
要因の一つとなっている。
込みことを回避する対策として透水性舗装、あるいは透
水性ブロックなどの商品化が進んでいる。これらの透水
性舗装や透水性ブロックは、表面に達した水が浸透、通
過して底部に流れて地盤へ吸収されるので、地層に水を
補給する作用がある。しかし、これらの舗装やブロック
は、従来のコンクリートやアスファルトと同様に、日照
によって暖められ、夏期には表面温度が50〜60℃、夜間
でも30〜40℃に達する熱蓄積があり、かつ、底部地層か
らの水蒸発現象による降温効果を妨げ、コンクリートや
アスファルトと同様に都市の高温化、熱帯夜を誘発する
要因の一つとなっている。
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その
目的は、地表面に敷設して地表面に降った雨水などの水
を透過して地層に補給することができ、かつ、水を保水
し、高温時には蒸発潜熱を吸収して蒸発し、高温化を緩
和できる地表敷設用ブロックを提案するにある。
目的は、地表面に敷設して地表面に降った雨水などの水
を透過して地層に補給することができ、かつ、水を保水
し、高温時には蒸発潜熱を吸収して蒸発し、高温化を緩
和できる地表敷設用ブロックを提案するにある。
この発明の地表敷設用ブロックは、表面の水を裏面に
透過する表面から裏面に連通している透水部分と、同様
に表面から裏面に連通しており、表面の水を吸収し保水
する保水部分とを併有することを特徴とする。
透過する表面から裏面に連通している透水部分と、同様
に表面から裏面に連通しており、表面の水を吸収し保水
する保水部分とを併有することを特徴とする。
このブロックの透水部分は、従来の透水性ブロックと
同様なものを用いることができる。例えば、多数の連通
間隙がある粟おこし状のセメントを結合材とした硬化
物、あるいは多数の透孔が穿孔してある硬化物や金属材
などである。保水部分は物質の化学的親水性や毛細管現
象などの物理的吸水性等により水を吸収し、保水性を発
揮するものである。例えば、ローム、シルト、粘土、珪
藻土などの親水性物質からなるレンガ状物あるいはシラ
スなどの水が入る微細空間を有する天然ガラス質中空粒
体などの団結物、あるいはこれら物質をセメントなどの
結合材で結合した硬化物透水性材料内に封入した集合物
などから構成される。保水量としては、夏期の高温時に
おいて24時間程度保水を維持するものが好ましい。この
ブロックは通常、一辺が10cm〜数10cmの方形、あるいは
六角形等の角形盤状をなし、地表に敷設して歩行、ある
いは車輌の通行に耐える強度を有する。このため、必要
に応じ鉄筋などを埋設して補強したり、剛性が高い枠体
で被覆したりする。
同様なものを用いることができる。例えば、多数の連通
間隙がある粟おこし状のセメントを結合材とした硬化
物、あるいは多数の透孔が穿孔してある硬化物や金属材
などである。保水部分は物質の化学的親水性や毛細管現
象などの物理的吸水性等により水を吸収し、保水性を発
揮するものである。例えば、ローム、シルト、粘土、珪
藻土などの親水性物質からなるレンガ状物あるいはシラ
スなどの水が入る微細空間を有する天然ガラス質中空粒
体などの団結物、あるいはこれら物質をセメントなどの
結合材で結合した硬化物透水性材料内に封入した集合物
などから構成される。保水量としては、夏期の高温時に
おいて24時間程度保水を維持するものが好ましい。この
ブロックは通常、一辺が10cm〜数10cmの方形、あるいは
六角形等の角形盤状をなし、地表に敷設して歩行、ある
いは車輌の通行に耐える強度を有する。このため、必要
に応じ鉄筋などを埋設して補強したり、剛性が高い枠体
で被覆したりする。
この発明の地表敷設用ブロックは保水部が雨水などの
水を吸収し保水状態にあるので、日照により昇温すると
保水されている水が蒸発して蒸発潜熱を奪い、ブロック
の高温化、熱蓄積が緩和され、ブロックを敷きつめた地
域の減温化を図ることができる。また、透水部分を透過
して、保水部分で吸収されなかった余剰水を地層に浸透
させ地下水の補給を図ることができる。
水を吸収し保水状態にあるので、日照により昇温すると
保水されている水が蒸発して蒸発潜熱を奪い、ブロック
の高温化、熱蓄積が緩和され、ブロックを敷きつめた地
域の減温化を図ることができる。また、透水部分を透過
して、保水部分で吸収されなかった余剰水を地層に浸透
させ地下水の補給を図ることができる。
なお、ブロックは熱吸収のよい、明度の低い色、例え
ば赤褐色、モスグリーン、濃紺などとすると、コンクリ
ートブロックや白色系の石材などに比べ、太陽光線の照
返し照度が低くなり、まぶしさの防止効果が高まる。
ば赤褐色、モスグリーン、濃紺などとすると、コンクリ
ートブロックや白色系の石材などに比べ、太陽光線の照
返し照度が低くなり、まぶしさの防止効果が高まる。
以下、図示する実施例により説明する。
第１図に示す地表敷設用ブロック１は方形盤状をな
し、周囲を額縁状に取巻いて表面から裏面に連通してい
る透水部分２と、その内部の表面から裏面に連通してい
る保水部分３とからなる。透水部分２は多数の細い連通
間隙があるセメント系硬化物からなり、保水部分３はシ
ルト質を主体とした微多孔質のレンガ状物からなる。
し、周囲を額縁状に取巻いて表面から裏面に連通してい
る透水部分２と、その内部の表面から裏面に連通してい
る保水部分３とからなる。透水部分２は多数の細い連通
間隙があるセメント系硬化物からなり、保水部分３はシ
ルト質を主体とした微多孔質のレンガ状物からなる。
第２図の地表敷設用ブロック１は方形盤状をなし、並
列する四条の表面から裏面に連通している透水部分２と
その間に配置された三条の表面から裏面に連通している
保水部分３とからなる。
列する四条の表面から裏面に連通している透水部分２と
その間に配置された三条の表面から裏面に連通している
保水部分３とからなる。
第３図は一辺側に帯状の表面から裏面に連通している
透水部分２、残部が保水部分３である方形盤状のブロッ
ク１を、地表に敷並べたブロック集合体の実施例であ
る。この実施例を対象として行った試験結果を第１表、
第２表に示す。
透水部分２、残部が保水部分３である方形盤状のブロッ
ク１を、地表に敷並べたブロック集合体の実施例であ
る。この実施例を対象として行った試験結果を第１表、
第２表に示す。
第２表によるとコンクリート製の透水ブロックの照返
しに比べ、打水ブロックは照返しが著しく緩和される。
アスファルト舗装は照返し照度は低く、まぶしさはない
が、暑さを強く感じる。
しに比べ、打水ブロックは照返しが著しく緩和される。
アスファルト舗装は照返し照度は低く、まぶしさはない
が、暑さを強く感じる。
この発明は以上の通りであり、この発明の地表敷設用
ブロックは、市街地域などの地表に敷設して熱蓄積によ
る高温化を緩和できる。また同時に地層への水の補給を
妨げず、水の循環系を維持して、大都市の市街地などの
生活環境の改善に寄与することができる。
ブロックは、市街地域などの地表に敷設して熱蓄積によ
る高温化を緩和できる。また同時に地層への水の補給を
妨げず、水の循環系を維持して、大都市の市街地などの
生活環境の改善に寄与することができる。
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第１図
（ａ）、（ｂ）はブロックの一例の斜視図および断面
図、第２図はブロックの別例の斜視図、第３図は地表に
敷設したブロック集合体の斜視図である。 １…地表敷設用ブロック、２…透水部分、３…保水部
分。
（ａ）、（ｂ）はブロックの一例の斜視図および断面
図、第２図はブロックの別例の斜視図、第３図は地表に
敷設したブロック集合体の斜視図である。 １…地表敷設用ブロック、２…透水部分、３…保水部
分。
Claims (1)
- 【請求項１】表面の水を裏面に透過する表面から裏面に
連通している透水部分と、同様に表面から裏面に連通し
ており、表面の水を吸収して保水する保水部分とを併有
することを特徴とする地表敷設用ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200119A JP2536171B2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 地表敷設用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200119A JP2536171B2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 地表敷設用ブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0363301A JPH0363301A (ja) | 1991-03-19 |
| JP2536171B2 true JP2536171B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=16419142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1200119A Expired - Fee Related JP2536171B2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 地表敷設用ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536171B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0508636D0 (en) * | 2005-04-28 | 2005-06-08 | Smiths Group Plc | Molecular sieves |
| JP4756686B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-08-24 | 睦人 川原 | 空間の熱環境改善方法及び改善構造 |
| JP5252652B2 (ja) * | 2009-07-02 | 2013-07-31 | 公益社団法人 雨水貯留浸透技術協会 | 道路における雨水利用型道路構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5342842U (ja) * | 1976-09-18 | 1978-04-13 |
-
1989
- 1989-08-01 JP JP1200119A patent/JP2536171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0363301A (ja) | 1991-03-19 |
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Legal Events
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