JPH03121095A

JPH03121095A - 洗濯機の安全運転試験方法

Info

Publication number: JPH03121095A
Application number: JP1259447A
Authority: JP
Inventors: Akiyoshi Ueno; 上野　昭良; Hirofumi Urabe; 浦辺　浩文; Hideyo Uchida; 内田　秀世; Norihiko Ishikawa; 則彦石川; Tetsuo Ishii; 哲夫石井; Naoyuki Nishizawa; 直幸西澤; Masayuki Tokuchi; 政幸渡久地
Original assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-10-04
Filing date: 1989-10-04
Publication date: 1991-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、洗濯機のうち、全自動洗濯機の安全運転試験
方法に関する。

〔従来の技術］洗濯機には洗濯槽と脱水槽とを併設する二槽式洗濯機と
、洗濯槽と脱水槽とを共用する一槽式全自動洗濯機が知
られている。

全自動洗濯機は周知なごとく、外箱内の水受槽内に全周
に脱水孔を有する洗濯兼脱水槽としての回転槽を設け、
また、この回転槽の底部にパルセータやアジテータ等の
回転翼を設けたもので、二槽式洗濯機に比べて、比較的
コンパクトに形成される。

第３図はこのような全自動洗濯機の一例を示す縦断側面
図で、外箱（１）の内部に、吊棒（２）で防振バネ（３
）を介在させて水受槽（４）を吊支する。そして、この
水受槽　（４）の底部外側にモーター（５）と機構部（
６）を並べて取付け、モーター（５）の回転軸に設けた
プーリー（７）と機構部（６）に設けたプーリー（８）
とを■べルト（９）で連結する。

該機構部（６）は水受槽（４）の底部から内側へ向けて
２重構造の駆動軸（１０ａ　）　　（１０ｂ　）を突出
し、さらに、この駆動軸（１０ａ　）　　（１０ｂ　）
の駆動を共に回る場合と、外側の駆動軸（１０ａ）のみ
の回転を行う場合とに切換えるバネクラッチ（１１）と
ブレーキ機構（１２）とを備える。

また、水受槽（４）の底部には排水バルブ（１３）を取
付け、これに排水ボース（１４）を接続する。

前記水受槽（４）の内側では、駆動軸（１０ａ）にホー
ローや合成樹脂で成形した篭状体で、周囲側壁に透水孔
（１５ａ）を穿設した回転槽（１５）を結合し、また駆
動軸（１０ｂ）には羽根（１６ａ）を放射状に突設した
回転翼（Ｉ６）を結合した。

また、外箱（１）の上面にはＩ（１８）を有するトップ
パネル（１７）を取付け、図示は省略するが、各種押釦
スイッチや運転制御用の電子機器を取付けた制御基板は
このトップパネル（１７）の裏側に収め、表側の一部を
操作パネルとして構成する。

図中（３３）は安全スイッチで、水受槽（４）が揺れる
範囲を見越してレバーを操作子としてマイクロスイッチ
と組合わせたもの、若しくは水銀がつぼ状のケース内を
移動して電極から離れることで加速度を検出する感震器
を利用することが出来る。

第４図は制御系のブロック回路図で、図中（３２）はモ
ーター（５）の出力軸に設ける速度発電機を用いた回転
数検知手段、（２３）は水受槽（４）の底部から立上が
る導水ホースに接続したケース内に鉄心を有するベロー
ズとこれに対向する可変コイルを設け、さらにコイルに
発振器を接続した水位検知手段、図中（２４）はトップ
パネル（１７）内で制御基板に設けたマイコンチップに
よる制御装置である。

この制御装置（２４）は電源（２５）に接続され、さら
に出力側端子に、前記制御基板に設けられ、トップパネ
ル（１７）上面の操作パネル側に顕出する表示器（２６
）や圧電ブザー（２９）及び増幅器（２７）を介してモ
ーター（５）、排水バルブ（１３）、給水弁（２８）が
接続される。一方、制御装置（２４）の入力側端子には
、トップパネル（１７）上面の操作パネルの操作スイッ
チ部（３０）の他に、前記回転数検知手段（３２）と、
分周器（３１）を介して水位検知手段（２３）とが接続
される。

また、Ｍ（１８）を開けた際に作動するフタスイッチ（
３８）と安全スイッチ（３３）も制御装置（２４）の入
力端端子に接続される。

このようにして、回転槽（１５）内に洗濯物と洗剤を入
れ、給水弁（２８）が開かれて給水が行われる。

水は回転槽（１５）と水受槽（４）とに溜まり、導圧ホ
ースを介して接続された水位検知手段（２３）によって
規定の水位以下（ＲＥＳεＴ）に達したが否かを制御装
置（２４）に判断させ、規定水位になったならば、給水
弁（２８）を閉じ、モーター（５）に通電する。

前記水位検知手段（２３）の作用は、圧力の変化をベロ
ーズでとらえ、鉄心の周囲に配置されたコイルのｒＬ値
」の変化として検出し、ＬＣ発振回路を有する発振器に
出力し、それを分周器（３１）を介してマイコンを有す
る制御装置（２４）でとらえ演算を行なうものである。

モーター（５）は正反転の動作を行い、プーリー（７）
、Ｖベルト（９）、プーリー（８）、機構部（６）を介
して回転翼（１６）を揺動させ、洗濯物を撹拌して洗濯
（またはすすぎ）工程が行われる。

規定時間の後、排水工程へと移行する。この排水工程に
おいてはモーター（５）は停止し、ついで排水バルブ（
１３）が作動し排水ホース（１４）を介して水が機外へ
排水される。

次に脱水工程となるが、前記排水バルブ（１３）は開い
たままで、モーター（５）を一方に高速で連続回転させ
ると〔この時は、バネクラッチ（１１）の切換がなされ
ている〕、プーリー（７）、Ｖベル１−（９）、プーリ
ー（８）、機構部（６）を介して回転槽（１５）が回転
翼（１６）と共に回転し、遠心力作用により洗濯物に含
まれた水分が透水孔（１５ａ）を介して水受槽（４）へ
と流れ、さらに機外へ排水される。

ところで、脱水工程でのブレーキの作動は第５図に示す
ように、Ｍ　（１８）を開けた際にフタスイッチ（３８
）が作動する。Ｍ（１８）が閉じていて脱水時の洗濯物
の偏りで水受槽（４）が大きな揺れを引起こしアンバラ
ンス発生として安全スイッチ（３３）が作動し、アンバ
ランスの修正工程へと移行する。

〔発明が解決しようとする課題］ところで、洗濯機の組立で脱水工程でのブレーキが正常
に作動するか否かの検査は、！！（１８）を開いてブレ
ーキが作動するまでの時間をストップウォッチで計測し
ていた。

所定時間、例えば５秒以内に回転槽（１５）が停止しな
い場合はプレーキネ良と判定するわけであるが、このよ
うにして−台毎に時計で計る検査ではその間つきっきり
になり、効率の悪いものである。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、作業者が
個々の洗濯機につきっきりで検査しなくともすみ、作業
時間の短縮を図ることができる洗濯機の安全運転試験方
法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段］本発明は前記目的を達成するため、外箱内に水受槽を防
振的に吊下げ、この水受槽内に回転槽を設け、さらに該
回転槽内にパルセータやアジテータ等の回転翼を設けた
全自動洗濯機において、脱水工程でブレーキ動作開始後
に一定時間経過すると制御装置で自動的に報知すること
、若しくは、脱水工程でブレーキ動作開始後に一定時間
経過すると回転槽が回転しているか否かを回転数検知手
段の出力で制御装置が判定し、かつ自動的に報知するこ
とを要旨とするものである。

〔作用］請求項第１項記載の本発明によれば、報知があったとき
にその洗濯機の所へいき、回転槽が回転しているか否か
を目でみてブレーキの良否を判定できる。

請求項第２項記載の本発明によれば、報知の有無または
内容でブレーキの良否を判定できる。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の洗濯機の安全運転試験方法の１実施例
を示す制御系のブロック回路図、第２図は同上動作を示
すフローチャー１・で、前記従来例を示す第４図と同一
構成要素には同一参照符号を付したものである。

なお、全自動洗濯機の構造については前記第３図に示し
たのと相違がないので詳細説明を省略する。

モーター（５）の出力軸に設ける速度発電機を用いた回
転数検知手段（３２）や水受槽（４）の底部から立上が
る導水ホースに接続したケース内に鉄心を有するベロー
ズとこれに対向する可変コイルを設け、さらにコイルに
発振器を接続した水位検知手段（２３）を分周器（３１
）を介して、トップパネル（１７）内で制御基板に設け
たマイコンテップによる制御装置（２４）に接続する。

この制御装置（２４）は電源（２５）に接続され、さら
に出力側端子に、前記制御基板に設けられ、トップパネ
ル（１７）上面の操作パネル側に顕出する表示器（２６
）や圧電ブザー（２９）及び増幅器（２７）を介してモ
ーター（８）、排水バルブ（１３）給水弁（２８）が接
続される。一方、制御装置（２４）の入力端端子には、
トップパネル（１７）上面の操作パネルの操作スイッチ
部（３０）も接続される。

また、Ｍ（１８）を開けた際に作動するフタスイッチ（
３８）と安全スイッチ（３３）も制御装置（２４）の入
力端端子に接続され、制御装置（２４）の動作を検査時
と通常運転時で切換える切換スイッチ（３９）もこの制
御装置（２４）に接続した。この切換スイッチ（３９）
は制御装置（２４）の基板に設けたものでもよいし、操
作スイッチ部（３０）のスイッチで通常使用しない組合
せのスイッチ動作を利用してもよい。

次に第２図に従い動作について説明すると、組立での検
査時では前記切換スイッチ（３９）を入れる。

このようにすると、制御装置（２４）のタイマーが働き
、脱水工程で１ｌＥ（１８）を手で開いてプレーキがか
かり始めると時間を計測し、５秒経過後に圧電ブザー（
２９）でこの時間の経過を報知する。

作業者はその洗濯機から離れていても、この報知を聞い
て、回転槽（１５）が回転しているが否かを目でみてブ
レーキの良否を判定できる。

また、他の実施例として、脱水工程で蓋（１８）を手で
開いてブレーキがかかり始めると制御装置（２４）のタ
イマー５秒時間を計測し、経過後に回転槽（１５）が回
転しているか否かをモーター（５）の出力軸に設ける速
度発電機を用いた回転数検知手段（３２）の出力で制御
装置（２４）が判定し、かつ制御装置（２４）からの出
力で回転槽（１５）が回転している場合には、圧電ブザ
ー（２９）を鳴らして自動的にプレーキネ良を報知する
ことにしてもよい。

この場合は、実際に目で見なくてもブレーキの良、不良
を判定できる。

一方、切換スイッチ（３９）を切換えれば、出荷後の通
常動作では、脱水工程でのブレーキの作動は、蓋（１８
）を開けた際にフタスイッチ（３８）が作動してブレー
キが働き、Ｍ（１８）を閉じればブレーキは解除される
。

また、！（１８）が閉じていて脱水時の洗濯物の偏りで
水受槽（４）が大きな揺れを引起こしアンバランス発生
として安全スイフチ（３３）が作動し、アンバランスの
修正工程へと移行する。

（発明の効果）以上述べたように本発明の洗濯機の安全運転試験方法は
、脱水工程でブレーキが規定時間で正常に作動するか否
かを、組立工程で作業者が個々の洗濯機につきっきりで
検査しなくともずみ、作業時間の短縮を図ることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の安全運転試験方法の１実施例
を示す制御系のブロック回路図、第２図は同上動作を示
すフローチャート、第３図は全自動洗濯機の縦断側面図
、第４図は従来例を示す制御系のブロック回路図、第５
図は同上動作を示すフローチャー１・である。（１）・・・外箱　　　　　（２）・・・吊棒（３）・
・・防振バネ（５）・・・モーター（７）　　（８）・・・プーリー（１０ａ）　（１０ｂ）　−駆動軸（１２）・・・ブレーキ機構（１４）・・・排水ホース（１，５ａ）・・・透水孔（１６）・・・回転翼（１７）・・・トップパネル（１９）・・・レバー（２１）・・・復位バネ（２３）・・・水位検知手段（２５）・・・電源（２７）・・・増幅器（２９）・・・ブザー（３１）・・・分周器（３３）・・・安全スイッチ（３８）・・・フタスイッチ（３９）・・・切換スイッチ（４）（６）（９）（１１）（１３）（１５）・・・水受槽・・・機構部・・・■ベルト・・・バネクラッチ・・・排水バルブ・・・回転槽（１６ａ　）・・・羽根（１８）・・・蓋（２０）・・・マイクロスイッチ（２４）（２６）（２８）（３０）（３２）・・・制御装置・・・表示器・・・給水弁・・・操作スイッチ部・・・回転数検知手段第１図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外箱内に水受槽を防振的に吊下げ、この水受槽内
に回転槽を設け、さらに該回転槽内にパルセータやアジ
テータ等の回転翼を設けた全自動洗濯機において、脱水
工程でブレーキ動作開始後に一定時間経過すると制御装
置で自動的に報知することを特徴とする洗濯機の安全運
転試験方法。
（２）外箱内に水受槽を防振的に吊下げ、この水受槽内
に回転槽を設け、さらに該回転槽内にパルセータやアジ
テータ等の回転翼を設けた全自動洗濯機において、脱水
工程でブレーキ動作開始後に一定時間経過すると回転槽
が回転しているか否かを回転数検知手段の出力で制御装
置が判定し、かつ自動的に報知することを特徴とする洗
濯機の安全運転試験方法。