JPH03121062A - 超音波振動処置装置 - Google Patents
超音波振動処置装置Info
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- JPH03121062A JPH03121062A JP1258156A JP25815689A JPH03121062A JP H03121062 A JPH03121062 A JP H03121062A JP 1258156 A JP1258156 A JP 1258156A JP 25815689 A JP25815689 A JP 25815689A JP H03121062 A JPH03121062 A JP H03121062A
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Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は超音波振動で生体内の組織を切除する等の処置
を行なう超音波振動処置装置に関する。
を行なう超音波振動処置装置に関する。
[従来の技術]
一般に、超音波振動を利用した超音波振動処置装置では
、バイブにより構成された超音波伝達部材の基部に超音
波振動子を連結するとともに、超音波伝達部材内に吸引
路を形成した構造になっている。そして、患部の組織に
超音波伝達部材の先端を接触させ、その超音波振動を患
部組織に伝達して切除し、その後、吸引路を通じて切除
した組織を吸引し、外部へ排出するようにしている。
、バイブにより構成された超音波伝達部材の基部に超音
波振動子を連結するとともに、超音波伝達部材内に吸引
路を形成した構造になっている。そして、患部の組織に
超音波伝達部材の先端を接触させ、その超音波振動を患
部組織に伝達して切除し、その後、吸引路を通じて切除
した組織を吸引し、外部へ排出するようにしている。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、この種の超音波振動処置装置では超音波振動
を利用しているため、生体組織の変性白化がない。また
、高周波電流が流れないので、穿孔や電気的障害等が発
生しないという利点を有している。
を利用しているため、生体組織の変性白化がない。また
、高周波電流が流れないので、穿孔や電気的障害等が発
生しないという利点を有している。
しかし、その反面、組織の切除・排出時、吸引力により
出血が起こりやすいという問題点を有していた。
出血が起こりやすいという問題点を有していた。
この問題に対して、例えば、特開昭62−211、.0
57号公報や、USP 第4,750,488号明細書に示されるような対策が
講じられている。すなわち、特開昭62−211.05
7号公報では超音波伝達部材の先端部に、ニクロム線等
による加熱で止血する止血手段を設けている。また、U
SP第4.750,488号明細書では高周波電流にょ
り止血を行う手段を設けている。
57号公報や、USP 第4,750,488号明細書に示されるような対策が
講じられている。すなわち、特開昭62−211.05
7号公報では超音波伝達部材の先端部に、ニクロム線等
による加熱で止血する止血手段を設けている。また、U
SP第4.750,488号明細書では高周波電流にょ
り止血を行う手段を設けている。
しかし、超音波伝達部材の先端部に止血手段を設ける前
者については、その超音波伝達部材の先端部に設けた止
血手段が、超音波伝達部材の超音波振動で破損し易い。
者については、その超音波伝達部材の先端部に設けた止
血手段が、超音波伝達部材の超音波振動で破損し易い。
また、後者については、高周波電流により止血を行なっ
ているが、電気的安全性上、留意すべき点が多くなると
ともに、超音波振動処置装置への電気的影響が大きいな
どの欠点を有していた。
ているが、電気的安全性上、留意すべき点が多くなると
ともに、超音波振動処置装置への電気的影響が大きいな
どの欠点を有していた。
本発明は上述したような従来の超音波振動処置装置にお
いて、問題とされていた点に着目してなされたものであ
って、超音波振動で切除した際に起こる出血を、安全、
簡易がっ確実に止めることが可能な耐久性のある超音波
振動処置装置を提供することを目的とする。
いて、問題とされていた点に着目してなされたものであ
って、超音波振動で切除した際に起こる出血を、安全、
簡易がっ確実に止めることが可能な耐久性のある超音波
振動処置装置を提供することを目的とする。
[課題を解決する手段および作用]
本発明は上記課題を達成するために、超音波振動を生体
内の目的位置へ伝達する超音波伝達部材を有してなる超
音波振動処置装置において、超音波伝達部材を覆うシー
スを設け、さらに、このシースの先端部に通電により発
熱する止血手段を設けたものである。
内の目的位置へ伝達する超音波伝達部材を有してなる超
音波振動処置装置において、超音波伝達部材を覆うシー
スを設け、さらに、このシースの先端部に通電により発
熱する止血手段を設けたものである。
しかして、超音波振動で切除した際に起こる出血を、そ
の超音波伝達部材を覆うシースに設けた止血手段で、直
ちに簡易、かつ安全、確実に止めることができる。
の超音波伝達部材を覆うシースに設けた止血手段で、直
ちに簡易、かつ安全、確実に止めることができる。
[実施例]
第1図ないし第2図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
である。
第1図で示す超音波振動処置装置の超音波振動発生体1
は外装ケース2内にボルト締めしたランジュバン振動子
3が設置されている。このランジュバン振動子3は圧電
素子4と電極5を交互に積層してなり、その電極5には
電源コード6が接続されている。この電源コード6は外
装ケース2の後端壁を貫通して外部に導出し、図示しな
い駆動電源装置に接続されるようになっている。
は外装ケース2内にボルト締めしたランジュバン振動子
3が設置されている。このランジュバン振動子3は圧電
素子4と電極5を交互に積層してなり、その電極5には
電源コード6が接続されている。この電源コード6は外
装ケース2の後端壁を貫通して外部に導出し、図示しな
い駆動電源装置に接続されるようになっている。
ランジュバン振動子3はその前端側に振動振幅増幅用ホ
ーン7を設け、後端側には後部金属ブロック8を設け、
ボルト9とナツト10によって積層した圧電素子4と電
極5を挟んで締め付けてこれらを一体的に連結して構成
している。
ーン7を設け、後端側には後部金属ブロック8を設け、
ボルト9とナツト10によって積層した圧電素子4と電
極5を挟んで締め付けてこれらを一体的に連結して構成
している。
このランジュバン振動子3は、その振動の節付近に位置
してホーン7の外周に一体に形成したフランジ部7aを
利用して上記外装ケース2に支持固定されている。
してホーン7の外周に一体に形成したフランジ部7aを
利用して上記外装ケース2に支持固定されている。
上記ホーン7の先端部には金属製の中空パイプからなる
超音波振動伝達部材11がねじ止めにより着脱自在に接
続されている。上記ホーン7、およびボルト9内には貫
通孔が形成され、これと連通ずる上記超音波振動伝達部
材11の中空孔11aとともに吸引用内孔12を形成し
ている。
超音波振動伝達部材11がねじ止めにより着脱自在に接
続されている。上記ホーン7、およびボルト9内には貫
通孔が形成され、これと連通ずる上記超音波振動伝達部
材11の中空孔11aとともに吸引用内孔12を形成し
ている。
この内孔12はボルト9の後端に被嵌し、外装ケース2
の後端壁を貫通して設けた口金13に連通ずるように接
続されている。さらに、上記口金13には図示しない吸
引チューブが接続されるようになっている。なお、この
吸引チューブは図示しない吸引ポンプに接続されている
。
の後端壁を貫通して設けた口金13に連通ずるように接
続されている。さらに、上記口金13には図示しない吸
引チューブが接続されるようになっている。なお、この
吸引チューブは図示しない吸引ポンプに接続されている
。
一方、上記外装ケース2の前方開目端縁部には超音波振
動伝達部材11が貫通する孔14を有する前部外装ケー
ス15が装着されている。さらに、この前部外装ケース
15にはこれを覆うようにしてスライドカバー16が装
着されている。スライドカバー16は前部外装ケース1
5に対して前後方向へスライド可能な状態で固定されて
いる。そして、後述する係止手段によって所定位置に固
定されている。
動伝達部材11が貫通する孔14を有する前部外装ケー
ス15が装着されている。さらに、この前部外装ケース
15にはこれを覆うようにしてスライドカバー16が装
着されている。スライドカバー16は前部外装ケース1
5に対して前後方向へスライド可能な状態で固定されて
いる。そして、後述する係止手段によって所定位置に固
定されている。
すなわち、前部外装ケース15はその側壁にクリックス
トップ17を設け、このクリックストップ17には、ば
ね17aによって内方へ向けて付勢したボール17bが
付設されている。一方、これに対応して前部外装ケース
15の外周には複数のクリック用穴18が前後方向へず
れて設けられている。そして、スライドカバー16を前
後へ移動し、クリック用穴18を選択してばね17aで
付勢されたボール17bを落とし込み、係むすることに
より、その位置に固定するようになっている。
トップ17を設け、このクリックストップ17には、ば
ね17aによって内方へ向けて付勢したボール17bが
付設されている。一方、これに対応して前部外装ケース
15の外周には複数のクリック用穴18が前後方向へず
れて設けられている。そして、スライドカバー16を前
後へ移動し、クリック用穴18を選択してばね17aで
付勢されたボール17bを落とし込み、係むすることに
より、その位置に固定するようになっている。
さらに、前方外装ケース15にはスライドカバー16の
内側に設けられた通電ブレード20aとともに構成され
るスライドスイッチ2oが設けられている。このスライ
ドスイッチ20から導出するリード線21が、外装ケー
ス15の壁部内に形成したリード線導入孔22を通り、
電源コード6とともに外部に導出されている。
内側に設けられた通電ブレード20aとともに構成され
るスライドスイッチ2oが設けられている。このスライ
ドスイッチ20から導出するリード線21が、外装ケー
ス15の壁部内に形成したリード線導入孔22を通り、
電源コード6とともに外部に導出されている。
さらに、上記スライドカバー16の先端には超音波振動
伝達部材11を覆うシース22が連結されている。この
シース22の基部には口金23とコネクタ24が取り付
けられている。また、シス22の基部近傍内周壁には周
回溝24が設けられている。この周回溝24には超音波
振動伝達部材11の外周に接合する、例えばOリング等
のシール用円環状部材25がはめ込まれている。これに
よりシース22の基部以降の内部を水密に保つようにな
っている。
伝達部材11を覆うシース22が連結されている。この
シース22の基部には口金23とコネクタ24が取り付
けられている。また、シス22の基部近傍内周壁には周
回溝24が設けられている。この周回溝24には超音波
振動伝達部材11の外周に接合する、例えばOリング等
のシール用円環状部材25がはめ込まれている。これに
よりシース22の基部以降の内部を水密に保つようにな
っている。
なお、上記口金23には図示しない送水チューブが接続
されており、この送水チューブは図示しない送水ポンプ
に接続されている。
されており、この送水チューブは図示しない送水ポンプ
に接続されている。
また、上記シース22の先端外周部には、通電により抵
抗熱で発熱する加熱手段3oが設けられている。この加
熱手段30には導電手段31が接続され、導電手段31
は上記コネクタ24に至るまで、内部に帯状もしくは線
状の電線32を含何してなる。そして、これは上記シー
ス22の外壁に沿うようにして配設されている。なお、
上記コネクタ24には加熱制御駆動装置に通じるコード
33が着脱自在に接続されている。
抗熱で発熱する加熱手段3oが設けられている。この加
熱手段30には導電手段31が接続され、導電手段31
は上記コネクタ24に至るまで、内部に帯状もしくは線
状の電線32を含何してなる。そして、これは上記シー
ス22の外壁に沿うようにして配設されている。なお、
上記コネクタ24には加熱制御駆動装置に通じるコード
33が着脱自在に接続されている。
上記加熱手段30は第2図で示すように構成されている
。すなわち、この加熱手段30は、例えばテフロンのよ
うな耐熱・絶縁性の樹脂等による被覆層34に覆われた
加熱ブレード35によって構成される。また、上記導電
手段31の被覆と上記被覆層34は一体に成形されてお
り、加熱手段30は耐熱性の接管剤や図示しないテフロ
ン製熱収縮チューブ等によりシース22の先端部に固定
されている。
。すなわち、この加熱手段30は、例えばテフロンのよ
うな耐熱・絶縁性の樹脂等による被覆層34に覆われた
加熱ブレード35によって構成される。また、上記導電
手段31の被覆と上記被覆層34は一体に成形されてお
り、加熱手段30は耐熱性の接管剤や図示しないテフロ
ン製熱収縮チューブ等によりシース22の先端部に固定
されている。
このように構成された超音波振動処置装置において、超
音波振動発生体1のランジュバン振動子3で励起された
超音波振動はホーン7によって増幅され、超音波振動伝
達部材11を通じて伝達される。超音波振動伝達部材1
1の先端が超音波振動することにより、これに接触する
生体組織の切除を行い、また、これと同時に吸引を行う
。
音波振動発生体1のランジュバン振動子3で励起された
超音波振動はホーン7によって増幅され、超音波振動伝
達部材11を通じて伝達される。超音波振動伝達部材1
1の先端が超音波振動することにより、これに接触する
生体組織の切除を行い、また、これと同時に吸引を行う
。
また、スライドカバー16を前方へスライドさせること
により、シース22が突き出すと同時にスライドスイッ
チ20の切換え動作によって、シス22の先端部に設け
られた加熱手段30内の加熱ブレード35が通電加熱さ
れる。
により、シース22が突き出すと同時にスライドスイッ
チ20の切換え動作によって、シス22の先端部に設け
られた加熱手段30内の加熱ブレード35が通電加熱さ
れる。
したがって、加熱ブレード35を覆う被覆層34の速や
かな温度上昇により、切除・吸引によって生じた出血部
を凝固してシールすることが可能となる。また、被覆層
34をテフロン樹脂製としたことにより、加熱により組
織が加熱手段3゜に付着することを防ぐことができる。
かな温度上昇により、切除・吸引によって生じた出血部
を凝固してシールすることが可能となる。また、被覆層
34をテフロン樹脂製としたことにより、加熱により組
織が加熱手段3゜に付着することを防ぐことができる。
したがって、この実施例によれば、超音波振動伝達部材
11の先端を処置対象部位に当てこの超音波振動伝達部
材11を通じて伝達する超音波振動によって、組織の切
除等を行うことができる。
11の先端を処置対象部位に当てこの超音波振動伝達部
材11を通じて伝達する超音波振動によって、組織の切
除等を行うことができる。
また、切除した組織片は内孔12を通じて吸引除去でき
る。
る。
また、この際に出血が生じた場合には、スライドカバー
16を指等で前方へスライドさせることにより、超音波
振動発生体1自体のスライドスイッチ20を操作し、シ
ース22を前進操作することにより、シース22の先端
を超音波振動伝達部材11の先端より先に突き出す。そ
して、シース22の先端にある加熱手段30を出血部に
当て通電することにより止血される。また、加熱手段3
0の加熱動作は上記スライドカバー16の前進動作に伴
って上記スライドスイッチ20が作動し、自動的に行わ
れる。そして、この止血処置を速やかに確実かつ簡便に
行なうことができる。
16を指等で前方へスライドさせることにより、超音波
振動発生体1自体のスライドスイッチ20を操作し、シ
ース22を前進操作することにより、シース22の先端
を超音波振動伝達部材11の先端より先に突き出す。そ
して、シース22の先端にある加熱手段30を出血部に
当て通電することにより止血される。また、加熱手段3
0の加熱動作は上記スライドカバー16の前進動作に伴
って上記スライドスイッチ20が作動し、自動的に行わ
れる。そして、この止血処置を速やかに確実かつ簡便に
行なうことができる。
また、スライドカバー16のスライド操作により、超音
波振動による切除と加熱による止血の作用を切り替えら
れ、かつ、加熱手段3oはテフロン樹脂等による被覆層
34で、シース22、および外部と絶縁されているので
、人体等に対する電気的安全性が高まる。
波振動による切除と加熱による止血の作用を切り替えら
れ、かつ、加熱手段3oはテフロン樹脂等による被覆層
34で、シース22、および外部と絶縁されているので
、人体等に対する電気的安全性が高まる。
第3図ないし第5図は本発明の第2の実施例を示すもの
である。これは超音波振動処置装置における超音波振動
発生体1を駆動する駆動部の電気回路の例である。
である。これは超音波振動処置装置における超音波振動
発生体1を駆動する駆動部の電気回路の例である。
超音波振動発生体1に組み込まれる上記手元側操作用ス
ライドスイッチ20.およびフットスイッチなどの外部
に設置される外部操作用スイッチ40の操作信号は動作
制御回路41に入力される。
ライドスイッチ20.およびフットスイッチなどの外部
に設置される外部操作用スイッチ40の操作信号は動作
制御回路41に入力される。
この動作制御回路41はそれぞれ超音波発振を行なうた
めのPLL等を用いた発振器42と、上述した止血手段
30を動作させる加熱制御回路43、吸引・送水ポンプ
の動作をを制御する吸引送水用制御回路44に動作制御
信号が出力される。発振器42には電力増幅器45が接
続されており、この電力増幅器45で増幅された信号に
より超音波振動子3が駆動される。加熱制御回路43は
電源コード33、コネクタ24、および導電手段31を
介して加熱手段30の内部の加熱ブレード35に接続さ
れている。また、吸引送水制御回路44は吸引ポンプ4
6、および送水ポンプ47に接続されている。
めのPLL等を用いた発振器42と、上述した止血手段
30を動作させる加熱制御回路43、吸引・送水ポンプ
の動作をを制御する吸引送水用制御回路44に動作制御
信号が出力される。発振器42には電力増幅器45が接
続されており、この電力増幅器45で増幅された信号に
より超音波振動子3が駆動される。加熱制御回路43は
電源コード33、コネクタ24、および導電手段31を
介して加熱手段30の内部の加熱ブレード35に接続さ
れている。また、吸引送水制御回路44は吸引ポンプ4
6、および送水ポンプ47に接続されている。
このように構成された駆動部によれば、接続されている
各スイッチ20.40の操作状態に応じて、超音波振動
発生体1を作動する切除、および吸引動作状態と、止血
動作状態とに切り換えて動作させることができる。
各スイッチ20.40の操作状態に応じて、超音波振動
発生体1を作動する切除、および吸引動作状態と、止血
動作状態とに切り換えて動作させることができる。
また、第4図はこの駆動部によって駆動される超音波振
動処置装置の動作状態を示している。超音波振動発生体
1のスライドカバー16のスライド操作によるスライド
スイッチ20の切換えにより、超音波発振の停止と加熱
ブレード35への通電を行なうが、超音波振動子3の共
振追尾駆動状態を保持し続けるため、図示したように止
血処置中でも超音波振動子3を微小振幅で振動させ続け
てもよい。こうすることにより、次回の切除モードへの
切換え時に、駆動信号を超音波振動子3の共振周波数へ
ロックさせるために要するタイムラグを生じることなく
、円滑に止血・切除の切り換えを行なうことができる。
動処置装置の動作状態を示している。超音波振動発生体
1のスライドカバー16のスライド操作によるスライド
スイッチ20の切換えにより、超音波発振の停止と加熱
ブレード35への通電を行なうが、超音波振動子3の共
振追尾駆動状態を保持し続けるため、図示したように止
血処置中でも超音波振動子3を微小振幅で振動させ続け
てもよい。こうすることにより、次回の切除モードへの
切換え時に、駆動信号を超音波振動子3の共振周波数へ
ロックさせるために要するタイムラグを生じることなく
、円滑に止血・切除の切り換えを行なうことができる。
また、第5図で示すように、例えばフットスイットのよ
うな外部スイッチ40を連動させることにより、超音波
切除・吸引を行なった後、出血が認められれば、送水ポ
ンプ47のみを駆動して洗浄を行ない、次に、吸引ポン
プ46のみを駆動して出血部位の断定を行なった後、加
熱止血を行なうという一連の処置を制御することが可能
になる。
うな外部スイッチ40を連動させることにより、超音波
切除・吸引を行なった後、出血が認められれば、送水ポ
ンプ47のみを駆動して洗浄を行ない、次に、吸引ポン
プ46のみを駆動して出血部位の断定を行なった後、加
熱止血を行なうという一連の処置を制御することが可能
になる。
したがって、この実施例によれば、首記の目的の通りの
動作の切換えが可能となるばかりでなく、円滑な動作切
換えに備え、かつ実際の処置に適合した超音波振動処置
装置を実現することができる。
動作の切換えが可能となるばかりでなく、円滑な動作切
換えに備え、かつ実際の処置に適合した超音波振動処置
装置を実現することができる。
第6図(a)(b)(c)は超音波振動処置装置のシー
ス22の、加熱手段30を設けた先端部の変形例をそれ
ぞれ示す。
ス22の、加熱手段30を設けた先端部の変形例をそれ
ぞれ示す。
すなわち、第6図(a)はシース22の先端部外周に部
分的に限定した箇所に加熱手段30を設けた。
分的に限定した箇所に加熱手段30を設けた。
したがって、出血部位が小さい場合、その部位に限定し
て止血することができる。このため、不必要な部位まで
加熱して生体にダメージを与えることがない。
て止血することができる。このため、不必要な部位まで
加熱して生体にダメージを与えることがない。
また、第6図(b)(c)で示すようにシース22の断
面形状が三角や菱形等の多角形に形成した場合はその各
エツジ部分に加熱手段30を単数もしくは複数設けてや
れば、部分的な出血部位の止血の操作性が飛躍的に向上
する。
面形状が三角や菱形等の多角形に形成した場合はその各
エツジ部分に加熱手段30を単数もしくは複数設けてや
れば、部分的な出血部位の止血の操作性が飛躍的に向上
する。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、超音波振動で切除
・吸引した際に起こる出血を、単純な操作によって安全
、部品かつ確実に止めることが可能な超音波振動処置装
置を提供することができる。また、超音波振動により加
熱手段が損傷しないで、その耐久性を向上できる。
・吸引した際に起こる出血を、単純な操作によって安全
、部品かつ確実に止めることが可能な超音波振動処置装
置を提供することができる。また、超音波振動により加
熱手段が損傷しないで、その耐久性を向上できる。
第1図ないし第葵図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はその超音波振動処置装置の断面図、第2図(a)
はその加熱による止血手段を設けたシースの先端部の側
断面図、第2図(b)はその加熱による止血手段部の切
断斜視図である。 第3図ないし第5図は本発明の第2の実施例を示し、第
3図は超音波振動発生体の駆動部を示す構成図、第4図
および第5図はその超音波振動処置装置の動作状態を示
すタイムチャートである。 第6図(a)(b)(c)は超音波振動発生体の先端部
の変形例の構造を示す断面図である。 1・・・超音波振動発生体、2・・・外装ケース、3・
・・ランジュバン振動子、4・・・圧電素子、5・・・
電極、7・・・ホーン、11・・・振動伝達部材、15
・・・前部外装ケース、16・・・スライドカバー 2
0・・・スライドスイッチ、30・・・加熱手段、31
・・・導電手段、35・・・加熱ブレード。
1図はその超音波振動処置装置の断面図、第2図(a)
はその加熱による止血手段を設けたシースの先端部の側
断面図、第2図(b)はその加熱による止血手段部の切
断斜視図である。 第3図ないし第5図は本発明の第2の実施例を示し、第
3図は超音波振動発生体の駆動部を示す構成図、第4図
および第5図はその超音波振動処置装置の動作状態を示
すタイムチャートである。 第6図(a)(b)(c)は超音波振動発生体の先端部
の変形例の構造を示す断面図である。 1・・・超音波振動発生体、2・・・外装ケース、3・
・・ランジュバン振動子、4・・・圧電素子、5・・・
電極、7・・・ホーン、11・・・振動伝達部材、15
・・・前部外装ケース、16・・・スライドカバー 2
0・・・スライドスイッチ、30・・・加熱手段、31
・・・導電手段、35・・・加熱ブレード。
Claims (1)
- 超音波振動を、生体内の目的部位へ伝達する超音波伝達
部材を有してなる超音波振動処置装置において、上記超
音波伝達部材を覆うシースを設け、このシースの先端部
に通電することにより発熱する止血手段を設けたことを
特徴とする超音波振動処置装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258156A JP3017224B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 超音波振動処置装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258156A JP3017224B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 超音波振動処置装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121062A true JPH03121062A (ja) | 1991-05-23 |
JP3017224B2 JP3017224B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=17316307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258156A Expired - Fee Related JP3017224B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 超音波振動処置装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017224B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275205A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Seno:Kk | 転倒防止用の固定具 |
JP2009273559A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Tokyo Iken Kk | 止血装置 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1258156A patent/JP3017224B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275205A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Seno:Kk | 転倒防止用の固定具 |
JP4704264B2 (ja) * | 2006-04-05 | 2011-06-15 | 株式会社セノ | 転倒防止用の固定具 |
JP2009273559A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Tokyo Iken Kk | 止血装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3017224B2 (ja) | 2000-03-06 |
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