JPH031195Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031195Y2
JPH031195Y2 JP18559984U JP18559984U JPH031195Y2 JP H031195 Y2 JPH031195 Y2 JP H031195Y2 JP 18559984 U JP18559984 U JP 18559984U JP 18559984 U JP18559984 U JP 18559984U JP H031195 Y2 JPH031195 Y2 JP H031195Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
relay member
motor
tip member
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18559984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6199496U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18559984U priority Critical patent/JPH031195Y2/ja
Publication of JPS6199496U publication Critical patent/JPS6199496U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031195Y2 publication Critical patent/JPH031195Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、基体に対して中継部材を、第1リン
ク機構を介して揺動自在に連結し、その中継部材
に対して作業装置取付用先端部材を、第2リンク
機構を介して前記中継部材の前記基体に対する揺
動方向とは直交する方向に揺動自在に連結し、前
記先端部材に作業装置回動用流体圧モータを取付
け、もつて、先端部材に取付けた塗装ガン等の各
種作業装置を全体として二次元方向に揺動操作で
きるように、かつ、回転操作できるうにした産業
ロボツトの手首装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上述の如きリンク形式のロボツト手首装
置において、中継部材、及び、先端部材に対する
揺動駆動構造を構成するに、それら部材、あるい
は、各リンク機構と基体側(ロボツトの主体)に
装備したストローアクチユエータとを押引ロツド
で各別に連動連結していた。
又、先端部材に取付けた作業装置回動用流体圧
モータに対して圧力流体を供給するに、そのモー
タに対して基体側から渡らせた圧力流体供給用の
渡りホースを直接接続し、その渡りホースの撓み
により先端部材の二次元揺動を許容するようにし
ていた(文献を示すことができない)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、複数の押引ロツドから成る連動
機構を基体側から渡らせる状態で装備するため
に、全体構成が大型化すると共に複雑化し、更に
は、二次元揺動を許容するために、例えば各押引
ロツドを多関接ロツドで構成しなければならない
等、連動機構そのものに複雑な構成を要し、それ
らのことから製作面、コスト面、並びに、軽量小
型化の面で不利となる問題があつた。
又、作業装置回動用流体圧モータと基体側との
間の全範囲にわたつて渡りホースを渡らせるため
に、手首装置の全体構成が一層大型化すると共に
重くなり、しかも、二次元揺動に際して渡りホー
スが各リンク機構の動作に干渉することに起因し
た作動不良を招き易い問題もあつた。
本考案の目的は、揺動駆動構成を合理的に改良
することにより、基体側から渡らせる従前の如く
連動構成を不要にし、しかも、作業装置回動用流
体圧モータに対する圧力流体路を合理的に形成す
ることにより、前述の如き渡りホースによる不都
合を軽減する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるロボツト手首装置の特徴構成は、
基体に対して中継部材を揺動自在に連結する第1
リンク機構において、その構成リンクに一体連結
した1個のリンク枢支軸に、中継部材揺動用モー
タを直結し、中継部材に対して作業装置取付用先
端部材を中継部材の揺動方向とは直交する方向に
揺動自在に連結する第2リンク機構において、そ
の構成リンクに一体連結したリンク枢支軸に先端
部材揺動用モータを直結し、第2リンク機構にお
ける第1の構成リンク、そのリンクに対する中継
部材側及び先端部材側リンク枢支軸、並びに、そ
れら枢支軸に対する中継部材側及び先端部材側枢
支ボスに、先端部材に取付けた作業装置回動用流
体圧モータに対する一連の圧力流体路を形成し、
第2リンク機構における第2の構成リンク、その
リンクに対する中継部材側及び先端部材側リンク
枢支軸、並びに、それら枢支軸に対する中継部材
側及び先端部材側枢支ボスに、前記作業装置回動
用流体圧モータに対する別の一連の圧力流体路を
形成してあることにあり、その作用・効果は次の
通りである。
〔作用〕
一つの具体構成を示す第1図及び第2図に基づ
いて作動を説明すると、第1リンク機構3におい
て、一つのリンク枢支軸7に直結した中継部材揺
動用モータM2を回動操作することにより、その
リンク枢支軸7に一体連結した構成リンク3A,
3Bを揺動させて、第1図イ,ロに示す如く中継
部材2を基体1に対して一方向に揺動させる。
又、第2リンク機構5において、一つのリンク枢
支軸8に直結した先端部材揺動用モータM3を回
動操作することにより、そのリンク枢支軸8に一
体連結した構成リンク5A,5Bを揺動させて、
第2図イ,ロに示す如く先端部材4を中継部材2
に対して中継部材2の基体1に対する揺動方向と
は直交する一方向に揺動させる。
したがつて、両モータM2,M3に対する複合回
動操作により全体として先端部材4の二次元方向
への揺動操作が可能となる。
又、第3図に示す如く、中継部材2と先端部材
4との間に介装した第2リンク機構5を有効利用
して、第2リンク機構5の構成部材5C,11,
12,13,14,5D,11,12,13,1
4に、中継部材2から先端部材4にわたる一連の
モータ用圧力流体路b1〜h1,b2〜h2の2本を形成
したことにより、渡りホース15A,15Bを基
体1側と中継部材2との間に渡らせるだけで、先
端部材4に取付けた作業装置回動用流体圧モータ
M1に対するロボツト主体A側からの流体圧供給
が可能となる。
〔考案の効果〕
上述の結果、基体側から渡らせる押引ロツド構
成の連動機構が不要となるから、全体構成を大巾
に簡略化できると共に軽量小型化することがで
き、しかも、作業装置回動用流体圧モータに対し
て圧力流体を供給する渡りホースが従前に比して
大巾に短尺となるから、渡りホースによる手首装
置の大型化及び重量増大をも軽減でき、更には、
それら渡りホースが許容しなければならない手首
動作が中継部材の一方向への揺動だけとなるか
ら、従前の如く先端部材の基体に対する二次元方
向への揺動の全てを渡りホースに許容させるに比
して、渡りホースの支持構成を簡略化できると共
に、手首動作に対する渡りホースの干渉作用を抑
制できて、その干渉に起因した動作不良を効果的
に軽減でき、全体として、構成の簡略化により生
産性の向上、及び、コストの低減を達成でき、し
かも、軽量小型化ないしホース干渉の抑制により
動作性を向上できた。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図及び第2図は産業用ロボツトの手首装置
を示し、ロボツトアームAの先端に取付けた基体
1に対して中継部材2を、第1リンク機構3を介
して一方向に揺動操作自在に連結し、その中継部
材2に対して作業装置取付用先端部材4を、第2
リンク機構5を介して中継部材2の基体1に対す
る揺動方向とは直交する一方向に揺動操作自在に
連結し、もつて、中継部材2、及び、先端部材4
の複合揺動により、先端部材4に取付けた各種作
業装置をロボツトアームAに対して二次元方向に
揺動操作できるように構成してある。
図中M1は、先端部材4に取付けた作業装置回
動用流体圧モータであり、又、6は手首装置の全
体を外装するジヤバラ体である。
前記第1リンク機構3は、互いに平行姿勢の上
下一対のリンク3A,3Bと、平面視においてそ
れら一対のリンク3A,3Bに交差する姿勢に配
置された1本のリンク3Cから構成されており、
それら両リンク3A,3B,3Cの夫々は、基体
1、及び、中継部材2に対して枢支連結されてい
る。
又、前記第2リンク機構5は、互いに平行姿勢
の左右一対のリンク5C,5Dと、側面視におい
てそれらリンク5C,5Dに交差する姿勢に配置
された左右一対のリンク5A,5Bから構成され
ており、それらリンク5A,5B,5C,5Dの
夫々は、中継部材2及び先端部材4に対して枢支
連結されている。
前記第1リンク機構3の基体1側連結部におい
て、前記の上下一対のリンク3A,3Bを1本の
リンク枢支軸7に一体的に連結し、そのリンク枢
支軸7を回転駆動軸とする中継部材揺動用油圧モ
ータM2を基体1に取付支持し、他方、第2リン
ク機構5の中継部材2側連結部において、二対の
リンク5A,5B・5C,5Dのうちの一対5
A,5Bをリンク枢支軸8に一体連結すると共
に、そのリンク枢支軸8を回転駆動軸とする先端
部材揺動用油圧モータM3を中継部材2に取付支
持してある。
つまり、第1リンク機構3における1本の枢支
軸7に直結した状態の中継部材揺動用モータM2
を回動操作することにより、上下一対のリンク3
A,3Bを左右揺動して第1図イ,ロに示す如く
中継部材2を基体1に対して揺動させ、又、第2
リンク機構5における1本の枢支軸8に直結した
状態の先端部材揺動用モータM3を回動操作する
ことにより、二対のリンク5A,5B,5C,5
Dのうちの一対5A,5Bを上下揺動駆動して第
2図イ,ロに示す如く先端部材4を中継部材2に
対して揺動させ、それらの複合操作により、作業
装置を取付けた先端部材4を、ロボツトアームA
側の基体1に対して二次元方向のいずれの側へも
揺動駆動できるように構成してある。
図中9は、中継部材揺動用モータM2の回動位
相検出から中継部材2の基体1に対する揺動角度
を検出するポテンシヨメータ、10は先端部材揺
動用モータM3の回転位相検出から先端部材4の
中継部材2に対する揺動角度を検出するポテンシ
ヨメータであり、夫々モータM2,M3に対してベ
ルト伝動機構9A,10Aを介して連動されてい
る。
又、それらポテンシヨメータ9,10からの情
報に基づいて先端部材4の基体1に対する揺動方
向、及び、揺動角度を演算算出し、その算出結果
を手首動作自動制御のフイードバツク情報とする
ようにしてある。
第2図及び第3図に示すように、前記第2リン
ク機構5において、遊動側の一対のリンク5C,
5D、それらリンク5C,5Dに対する中継部材
側の共通リンク枢支軸11、及び、先端部材側の
共通リンク枢支軸12、並びに、それらリンク枢
支軸11,12に対する中継部材側枢支ボス1
3、及び、先端部材側枢支ボス14に、中継部材
2に穿設したホース接続用流路a1,a2に常時連通
する環状流路b1,b2、枢支軸内穿設流路c1,c2
孔k1,k2、環状流路d1,d2、リンク内穿設流路
e1,e2、環状流路f1,f2、孔k3,k4、枢支軸内穿
設流路g1,g2、並びに、先端部材4に穿設したモ
ータ接続用流路i1,i2に常時連通する環状流路h1
h2から成る2本の一連流路b1〜h1,b2〜h2を形成
し、ホース接続用流路a1,a2に、作業装置回動用
油圧モータM1に対してロボツトアームA側から
圧油を供給するための一対の渡りホース15A,
15Bを各別に接続すると共に、モータ接続用流
路i1,i2と作業装置回動用油圧モータM1の一対の
圧油ポートj1,j2とを各別に連通接続してある。
つまり、作業装置回動用油圧モータM1に対す
る渡りホース15A,15Bの渡り間隔を、第2
リンク機構5を利用して流路を形成することによ
り極力短尺化するようにしてある。
尚、各環状流路とそれに継がる穿設流路とは、
所謂ロータリージヨイント構成によつて常時連通
状態となるように接続してある。
図中16A,16Bは、中継部材揺動用油圧モ
ータM2に対する圧油供給用渡りホース、又、1
7A,17Bは、先端部材揺動用油圧モータM3
に対する圧油供給用渡りホースである。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
第1、及び、第2リンク機構3,5の具体的リ
ンク構成は夫々種々の構成変更が可能である。
中継部材揺動用モータM2を中継部材2に取付
支持し、そのモータM2に直結するリンク枢支軸
に第1リンク機構3における中継部材側リンク枢
支軸を適用しても良く、又、それと同様に先端部
材揺動用モータM3を先端部材4に取付支持し、
そのモータM3に直結するリンク枢支軸に第2リ
ンク機構5における先端部材側枢支軸を適用して
も良い。
作業装置回動用モータM1、中継部材揺動用モ
ータM2、並びに、先端部材揺動用モータM3とし
ては、油圧モータの他に空気圧モータ等、種々の
型式の流体圧モータを適用できる。
作業装置回動用流体圧モータM1に対する圧力
流体路を第2リンク機構5の構成部材に形成する
に、1個のリンクに2系統の穿設流路を形成して
も良く、又、各別のリンクに対する各別の枢支
軸、及び、枢支ボスの夫々に1系統づつの流路を
形成しても良い。更に、穿設流路を形成するリン
クとして駆動側リンクを適用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図イは平面
図、第1図ロは動作状態を示す平面図、第2図イ
は側面図、第2図ロは動作状態を示す側面図、第
3図は流路構造を示す平面視断面図である。 1……基体、2……中継部材、3……第1リン
ク機構、3A,3B……リンク、4……先端部
材、5……第2リンク機構、5A,5B,5C,
5D……リンク、7,8,11,12……リンク
枢支軸、13,14……枢支ボス、M1,M2
M3……モータ、b1〜h1,b2〜h2……圧力流体路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基体1に対して中継部材2を、第1リンク機構
    3を介して揺動自在に連結し、その中継部材2に
    対して作業装置取付用先端部材4を、第2リンク
    機構5を介して前記中継部材2の前記基体1に対
    する揺動方向とは直交する方向に揺動自在に連結
    し、前記先端部材4に作業装置回動用流体圧モー
    タM1を取付けた産業ロボツトの手首装置であつ
    て、前記第1リンク機構3において、その構成リ
    ンク3A,3Bに一体連結した1個のリンク枢支
    軸7に、中継部材揺動用モータM2を直結し、前
    記第2リンク機構5において、その構成リンク5
    A,5Bに一体連結した1個のリンク枢支軸8
    に、先端部材揺動用モータM3を直結し、前記第
    2リンク機構5における第1の構成リンク5C、
    そのリンク5Cに対する中継部材側及び先端部材
    側リンク枢支軸11,12並びに、それら枢支軸
    11,12に対する中継部材側及び先端部材側枢
    支ボス13,14に、前記作業装置回動用流体圧
    モータM1に対する一連の圧力流体路b1〜h1を形
    成し、前記第2リンク機構5における第2の構成
    リンク5D、そのリンク5Dに対する中継部材側
    及び先端部材側リンク枢支軸11,12、並び
    に、それら枢支軸11,12に対する中継部材側
    及び先端部材側枢支ボス13,14に、前記作業
    装置回動用流体圧モータM1に対する別の一連の
    圧力流体路b2〜h2を形成してある産業ロボツトの
    手首装置。
JP18559984U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH031195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18559984U JPH031195Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18559984U JPH031195Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6199496U JPS6199496U (ja) 1986-06-25
JPH031195Y2 true JPH031195Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=30743065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18559984U Expired JPH031195Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH031195Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4236900B2 (ja) * 2002-10-22 2009-03-11 本田技研工業株式会社 ロボットの関節構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6199496U (ja) 1986-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100888078B1 (ko) 로봇의 관절구조
JPH031195Y2 (ja)
JPH08282517A (ja) 関節式機械の操縦システム
JPH03239483A (ja) 産業用ロボットの駆動機構
US6213244B1 (en) Multi function control mechanism
EP0691186B1 (en) Two-joint arm mechanism equipped with bi-articular driving means, and method for drive controlling each of driving means
JP3207771B2 (ja) 油圧作業機
KR100225975B1 (ko) 수직 다관절 로보트의 아암 연결 구조
JPH0322366Y2 (ja)
JP4300277B2 (ja) 関節連結機械の操向システム
JP2539854B2 (ja) ロボットの流体伝達機構
JPS5820688Y2 (ja) 作業機の遠隔操作装置
JPS5845334Y2 (ja) 掘削作業車の操作部構造
JPS5820683Y2 (ja) 作業機の遠隔操作装置
JPS586918Y2 (ja) 作業車
JP2868322B2 (ja) 油圧作業機の操作機構
JPS5820684Y2 (ja) 作業機
JPS5838050Y2 (ja) 作業機の遠隔操作装置
JP2606078Y2 (ja) スイング式配管継手
WO2024009620A1 (ja) 油圧バルブ装置
JPS5820687Y2 (ja) 作業機
JP4305824B2 (ja) 建設機械における配管構造
JP3681527B2 (ja) 2ピースブーム型作業機の操作制御装置
JPS6144796Y2 (ja)
JPS595089Y2 (ja) 建設機械などの操縦レバ−装置