JPH0311708B2 - - Google Patents

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JPH0311708B2
JPH0311708B2 JP59186383A JP18638384A JPH0311708B2 JP H0311708 B2 JPH0311708 B2 JP H0311708B2 JP 59186383 A JP59186383 A JP 59186383A JP 18638384 A JP18638384 A JP 18638384A JP H0311708 B2 JPH0311708 B2 JP H0311708B2
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call
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Yoshihisa Domoto
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、自動電話交換機における端末装置、
特に、機内自動電話交換機における内線電話機間
で発信、着信、保留等の呼の交換動作を行なう際
の、端末装置に対する制御方法を改良して、自動
電話交換機を高性能化することに関する。
〔従来技術〕
従来の構内自動電話交換機は、第2図に示す如
く、内線電話機TEL1,TEL2,…TELnを、
スイツチフレーム1の内線電話機接続端子1−
1,1−2,…1−nにケーブルによつて物理的
接続し、機内自動電話交換機の制御装置(図示省
略)は、これら内線電話機接続端子1−1,1−
2,…1−nをスイツチフレーム1における内線
電話機収容位置番号として、固定的に認識し、第
3図の番号変換テーブルに示す如く、これら内線
電話機収容位置番号と1対1に、内線番号11、
21、…mを付与して、呼の変換動作を行なうもの
であつた。このような従来の機内自動電話交換機
においては、内線電話機を物理的に接続する内線
電話機接続端子に対して内線番号を付与するた
め、個々の内線電話機は、唯一つの内線番号しか
持つことができないし、かつまた、機内自動電話
交換機の制御装置は、内線電話機接続端子の状態
を監視して、呼の交換動作を決定するため、各内
線電話機における呼の選択の自由度が大幅に制限
されていた。例えば、ある内線電話機が送受話器
を上げて受信中、ダイヤル中、通話中等の交換過
程にある時は、他の内線電話機からの着信を受け
ることができないし、また、送受話器を下ろして
いる状態で着信があつた時、この着信に応答しな
いで、他の内線電話機に対して発信することは不
可能である。このことは、前述したとおり、呼の
交換動作が、内線電話機接続端子を介して行なわ
れることを考えると明らかなことである。
しかしながら、特にオフイス等における業務遂
行のためには電話機が不可欠になつて来ている現
代において、前述した如く、呼の選択の自由を持
たないために、緊急を要する連絡に手間取り、予
測できない失敗を引き起こす可能性がある。特
に、従来の機内自動電話交換機におしては、緊急
に連絡したい相手が遠く離れていて、かつ話中の
場合、相手が終話して空になるまで待たなければ
ならないことが最大の欠点であつた。
係る欠点をある程度救済する手段として、以下
に述べる3つの公知例があるが、いずれも、前述
した欠点を完全に解消するに至らないものであ
る。第1の例は、キヤンプオンである。これは、
相手が話中の場合、キヤンプオン登録して送受話
器を下ろして待つていると、相手が終話して空に
なり次第、双方を自動的に呼出して接続する機能
であるが、待つている間に、キヤンプオン登録し
た側の電話機に、無関係な内線電話機から着信が
あると、相手を呼出せない。また、キヤンプオン
登録した側の電話機が、送受話器を上げたまま、
相手が空になるのを待つ方式のキヤンプオンもあ
るが、この場合は逆に、待つている間、他の内線
電話機からの着信を受けられない欠点がある。第
2の例は、コールウエイテイングである。これ
は、通話中の内線電話機に、他の内線電話機から
着信があると、可視または可聴の着信表示を電話
機に行ない、釦操作、フツキング操作もしくはダ
イヤル操作により、通話相手を一時保留して、着
信呼に応答する機能であるが、通話中のみ有効で
あつて、ダイヤル中、ロツクアウト中等によつ
て、内線電話機が話中の場合には、着信できない
欠点がある。また、1つの通話中内線電話機に対
しては、異なる2つの内線電話機から同時に着信
できない欠点もある。第3の例は、割込みであ
る。これは、通話中内線電話機に対して、直接割
込んで三者通話を行なう機能であるが、コールウ
エイテイングと同様に、通話中のみ有効な機能で
あることと、相手の通話内容の重要度に係りなく
割込む機能であるため多用できない等の欠点があ
る。
以上は、話中の内線電話機に、新たに着信呼が
ある場合の、呼の選択の自由に係る、従来の機内
自動電話交換機における欠点を説明したものであ
るが、既に着信がある内線電話機の呼の選択の自
由、つまり、その着信呼に応答しないで、他の発
信を行なうことは不可能である。さらに、前述し
たが、1つの内線電話機は、唯一つの内線番号し
か付与されないため、同時に2つ以上の着信を受
けることもできない。
以上詳細に、従来の機内自動電話交換機におけ
る、発信及び着信時の呼の選択の自由に係る欠点
を述べて来たが、これらは、内線電話機の呼の交
換動作が、内線電話機接続端子を介して行なわれ
るが故に、避けられない欠点であつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、係る欠点を解消し、自動電話
交換機における端末装置の、呼の選択の自由を増
すことにある。つまり、端末装置が話中であつて
も着信を受け付け、また、着信中であつても発信
可能とすることにより、端末装置の機能性を向上
させることを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、自動電話交換機の端末装置、例えば
内線電話機に、交換機に対して発信、もしくは、
交換機から着信した呼に応答するための押釦と、
これに対応して設けられた呼の状態を表わす表示
器を設け、さらに、これらに対応して設けられた
端末回路を介して、発信もしくは着信を行なわせ
ようとするものである。
本発明で言う端末回路とは、端末装置の発信、
着信に際して、呼が物理的に接続される様な回路
ではなく、仮想的な端末回路であり、実際には、
自動電話交換機内のメモリ上に、呼の交換動作に
必要な事項を書き込むことによつて、使用者側か
ら見ると、あたかもそこに、端末回路があるかの
如く感じられる様にしたものである。また、端末
装置の物理的接続端子と、論理的に対応付けがな
されているものである。
従つて、本発明は、いわゆる蓄積プログラム制
御によつて動作するタイプの自動電話交換機に適
用されるのものである。
本発明に使用される端末装置は、例えば第4図
に外観を示す如く、ダイヤル3−2の他に、電
鍵・ランプ盤3−3、あるいは3−4を備えたタ
イプのものである。電鍵・ランプ盤3−4の個々
の電鍵・ランプに対応して設けた、本発明で言
う、仮想端末回路を介して、呼の交換動作を行な
うことにより、従来考えられなかつた様々な交換
動作を可能とすることができる。以下実施例によ
つて、詳細に説明する。
〔発明の実施例〕
第4図に端末装置の一例としての、内線電話機
(以後、単に電話機と言う)の一例を示す。電話
機は、送受器3−1、押釦ダイヤル3−2、電
鍵・ランプ盤3−3および3−4、表示装置3−
5、等から構成される。
第5図には、第4図の電話機のブロツク構成図
を示す。送話器3−7、受話器3−8は、送受器
3−1に装着されており、電話機回路網3−6と
共に、電話機の通話路部分を構成する。本電話機
は、交換機との間に通話用のケーブルの他に、デ
ータ伝送用のケーブルを有し、ダイヤル、呼出信
号等は該データ伝送用ケーブルを介して伝送され
る。なお呼出信号用のリンガーは図示省略されて
いる。電話機の押釦、ランプ、表示装置、リンガ
ー(図示省略)等の監視、制御は、制御装置3−
11によつて行なわれる。制御装置3−11は、
例えばマイクロプロセツサの様な制御装置で、記
憶装置3−12に記憶されているプログラムに従
つて作動する。押釦ダイヤル3−2、電鍵・ラン
プ盤3−3,3−4、表示装置3−5は、入出力
インタフエース回路3−9を介して制御装置3−
11に接続されており、押釦(電鍵)の操作は制
御装置3−11で常時監視されており、必要に応
じて線路インタフエース3−10を通して交換機
へ転送される。また制御装置3−11は、交換機
から線路インタフエース3−10を通して制御命
令およびデータを受取り、必要に応じてランプを
点火、滅火させたり、データを文字発生器3−1
3によつて文字情報に変換し、表示装置3−5に
文字表示したりする。
以上の様に、この電話機は、多数の電鍵、ラン
プを有するが、これらは物理的にケーブルで接続
されている訳ではなく、すべてデータのやりとり
によつて制御される。
本例では、電話機−交換機間の接続は、通話
用、データ伝送用と別個のケーブルで接続されて
いるが、多重化技術により同一ケーブルに集約し
ても、電話機の動作、機能には変わりなく、本発
明の端末装置として適用できることは言うまでも
ない。
第6図は、第4図の電鍵・ランプ盤3−4の拡
大図で、本発明を実施した場合の電鍵、ランプの
使用例を示す。第6図、3−4−1は示名条片
で、電鍵・ランプの用途を記入でき、内部に電鍵
に対応してランプが実装されており、状態表示が
できる様になつている。3−4−2は電鍵で、本
例では1〜11の計11個、実装されている場合につ
いて説明する。
次に、本発明を実施する構内自動電話交換機の
例を考える。まず、業務上密接な係りを持つ電話
機、例えば同一課内の電話機を1グループとし、
第1グループから第mグループのm個のグループ
にまとめる。各グループにはそれぞれn1個、n2
個、…、nm個の電話機があるものとし、第1グ
ループの第1番目の電話機にはTEL1−1、第
1グループの第n1番目の電話機にはTEL1−n1
第mグループの第nm番目の電話機にはTELm−
nnの符号を与える。ここで、m,nn共、1以上
の任意の数字をとり得る。
電話機が発信、着信等の交換動作を行なうため
の仮想端末回路として、各電話機個別に設けられ
た個別仮想端末回路(第1図の4)と、複数の電
話機から共通に使用される共通仮想端末回路(第
1図の5)の2種類を考える。第1図は、第1グ
ループのn1個の電話機および第mグループのnn
の電話機と個別仮想端末回路および共通仮想端末
回路の関係のみを図示したものであるが、端末回
路は仮想的なものであるから、物理的に図の様な
接続があるわけではなく、実際には、交換機内の
メモリ上にあり、論理的に端末装置と接続される
ものである。以後説明図において、物理的回路お
よび接続は実線で、また、論理的(仮想的)回路
および接続は点線で表わす。第1図においては、
各電話機毎に個別仮想端末回路を6回路、各グル
ープ毎に共通仮想端末回路を5回路示してある
が、このは一例であつて、呼量の多少によつて、
端末回路数は任意に設定できるものである。
第6図に戻り、各電話機は、第1図に示す個別
仮想端末回路6回路に対応した電鍵・ランプ1〜
6と、共通仮想端末回路5回路に対応した電鍵・
ランプ7〜11を実装している。各電鍵・ランプと
端末回路は、交換機内で第9図に示すような変換
ケーブルによつて対応づけられていて、内線収容
位置番号と電鍵番号が分れば、対応する端末回路
が決定され、逆に、端末回路番号が分かれば、対
応する電話機の内線収容位置とランプが決定す
る。示名条片3−4−1には、個別もしくは共通
の区別と、内線番号を記入する。本発明では、内
線番号は内線収容位置に対してではなく、仮想端
末回路に対して付与し、第9図の変換テーブルに
よつて内線番号、すなわち端末回路と、電話機の
物理的接続端子である内線収容位置が対応づけら
れている。本例においては、各電話機の各電鍵・
ランプ(すなわち端末回路)に対応して内線番号
を、 電鍵・ランプ(1)……mnn1 電鍵・ランプ(2)……mnn2 電鍵・ランプ(3)……mnn3 電鍵・ランプ(4)……mnn4 電鍵・ランプ(5)……mnn4 電鍵・ランプ(6)……mnn4 電鍵・ランプ(7)……m01 電鍵・ランプ(8)……m02 電鍵・ランプ(9)……m03 電鍵・ランプ(10)…m04 電鍵・ランプ(11)…m04 の規則に従つて付与している。従つて、第1グル
ープの第1番目(m=1、nn=1)の電話機
TEL1−1の場合、第6図の示す様な内線番号
が、各電鍵・ランプに付与されている。
以下実施例について、電話機の発信および着信
の方法を説明する。
まず、第1図に示す、電話機TEL1−1が個
別仮想端末回路を用いて、電話機TEL1−2を
個別に呼び出して、内線相互通話を行なう場合に
ついて説明する。
第1図における電話機TEL1−1およびTEL
1−2と、各個別仮想端末回路を拡大した第7図
によつて説明する。電話機TEL1−1の送受器
3−1を上げ、第6図のランプ(1)〜(6)で空を確か
め、例えば電鍵(1)を押す。これによつて、個別仮
想端末回路1は、トーントランク7の物理的トー
ントランク7−1に対応するトランクメモリ7−
2と、スイツチ8において論理接続路によつて
接続され、一方物理的トーントランク7−1は、
接続路で内線電話機接続端子L11に接続さ
れ、電話機TEL1−1に対して発信音を送出す
る。続いて、電話機TEL1−1の押釦ダイヤル
3−2で1→2→1と押すと、電話機TEL1−
2の個別仮想端末回路7が空であれば、これに着
信し、個別仮想端末回路1は、内線相互トランク
6の物理的内線相互トランク6−1に対応するト
ランクメモリ6−2の一方と、論理接続路によ
つて接続され、個別仮想端末回路7は、トランク
メモリ6−2の他方と論理接続路によつて接続
され、個別仮想端末回路1および7は、論理接続
路によつて接続される。一方、物理的内線相互
トランク6−1の一方の端子は、接続路で内線
電話機接続端子L11に接続され、電話機TEL
1−1に対して呼出音を送出する。また、電話機
TEL1−2側では、個別仮想端末回路7に対応
するランプ(1)が点滅して呼が着信したことを表示
すると共に、リンガーが鳴動して可聴信号でも着
信を知らせる。電話機TEL1−2側で、送受器
3−1を上げ、ランプが点滅中の電鍵1を押して
着信呼に応答すると、第7図において、内線相互
トランク6−1の他方の端子がスイツチ8におけ
る接続路によつて、電話機TEL1−2の内線
電話機接続端子L12に接続され、電話機TEL
1−1とTEL1−2は、L11−接続路−内
線相互トランク6−1−接続路−L12の経路
で内線相互通話を行なうことができる。電話機
TEL1−2のランプ1は点火に変わつて通話中
を表示し、リンガーは鳴動を停止する。電話機
TEL1−1もしくはTEL1−2の、どちらか一
方が送受器を掛けると終話となり、内線相互トラ
ンク6、スイツチ8における論理接続路、、
、および接続路、が解放されると共に、個
別仮想端末回路1および7が空となり、対応する
ランプ(1)が滅火する。
以上の説明では、電話機TEL1−1の個別仮
想端末回路1が空であると仮定したが、既に個別
仮想端末回路1に着信している場合には、他の個
別仮想端末回路2〜6のうち空のものを使つて発
信すればよいので、着信呼に応答しないで発信で
きることは明らかである。一方、電話機TEL1
−2の個別仮想端末回路7が空であると仮定した
が、既に他の電話機から着信中もしくは、電話機
TEL1−2が個別仮想端末回路7を知用中の場
合には、他の内線番号122、123、124をダイヤル
すれば、個別仮想端末回路8〜12のうち空のも
のに着信することができるので、電話機TEL1
−2が話中であつても着信できることは明らかで
ある。
また、本発明によれば、各電話機毎に設ける個
別仮想端末回路の数は任意であるし、各個別仮想
端末回路に対して付与する内線番号も、同一電話
機内であれば重複してもよいので、目的別に内線
番号を使用することが可能となる。例えば、本例
における電話機TEL1−2は、4種類の内線番
号を有する。個別仮想端末回路10〜12には、
同一の内線番号124を付与してあり、他の電話機
がダイヤル124を行なえば、交換機、これら3つ
の個別仮想端末回路10〜12のうち空のものを
自動的に選択して着信させるので、内線番号124
は、3つの発着信呼を受付けることができるの
で、例えばこの内線番号124を、通常の発着信通
話用に使用する。次に、個別仮想端末回路7,
8,9には、それぞれ、内線番号121、122、123
を付与してあり、これらは、特別の目的で使用す
ることができる。例えば、緊急呼出専用の内線番
号とし、最優先で応答すべきことを表示すること
が可能であるし、また、特定の関係を持つ電話機
間、例えば、幹部−秘書用として使用する専用内
線番号とすることも可能である。さらに、個別仮
想端末回路に対して内線番号を付与しなければ、
発信専用として使用できる等、様々な使用形態を
可能とするものである。
次に、第1図に示す、第mグループの第1番目
の電話機TELm−1が共通仮想端末回路を用い
て、第1グループの電話機群を呼出し、第1番目
の電話機TEL1−1が応答して、内線相互通話
を行なう場合について説明する。
第1図における電話機群TEL1−1,TEL1
−2,……,TEL1−n1およびTELm−1,
TELm−2,……,TELm−nnと、各共通仮想
端末回路を拡大した第8図によつて説明する。電
話機TELm−1の送受器3−1を上げ、第5図
のランプ7〜11で空を確かめ、例えば電鍵(7)を
押す。これによつて、共通仮想端末回路18は、
トーントランク7の物理的トーントランク7−1
に対応するトランクメモリ7−2と、スイツチ8
において、論理接続路によつて接続され、一方
物理的トーントランク7−1は接続路で内線電
話機接続端子Lm1に接続され、電話機TELm−
1に対して発信音を送出すると共に、第mグルー
プの全電話機のランプ7が点火し、電話機
TELm−1以外の電話機TELm−2,……,
TELm−nmに対して、共通仮想端末回路18が
使用中であることを表示する。続いて、電話機
TELm−1の押釦ダイヤル3−2で1→0→1
と押すと、第1グループの共通仮想端末回路13
が空であれば、これに着信し、共通仮想端末回路
18は、内線相互トランク6の物理的内線相互ト
ランク6−1に対応するトランクメモリ6−2の
一方と、論理接続路によつて接続され、共通仮
想端末回路13は、トランクメモリ6−2の他方
と論理接続路によつて接続され、共通仮想端末
回路18および13は、論理接続路によつて接
続される。一方、物理的内線相互トランク6−1
の一方の端子は、接続路で内線電話機接続端子
Lm1に接続され、電話機TELm−1に対して呼
出音を送出する。また、第1グループの全電話機
の、共通仮想端末回路13に対応するランプ7が
点滅して呼が着信したことを表示すると共に、全
電話機のリンガーが鳴動して可聴信号でも着信を
知らせる。このグループ着信に対し、電話機
TEL1−1が送受器3−1を上げ、ランプが点
滅中の電鍵7を押して着信呼に応答すると、第8
図において、内線相互トランク6−1の他方の端
子がスイツチ8における接続路によつて、電話
機TEL1−1の内線電話機接続端子L11に接
続され、電話機TELm−1とTEL1−1は、Lm
1−接続路−内線相互トランク6−1−接続路
−L11の経路で内線相互通話を行なうことが
できる。電話機TEL1−1の応答により、第1
グループの全電話機のランプ7は点火に変わつ
て、共通仮想端末回路13が通話中であることを
表示し、全電話機のリンガーの鳴動を停止する。
電話機TELm−1もしくはTEL1−1の、ど
ちらか一方が送受器を掛けると終結となり、内線
相互トランク6、スイツチ8における論理接続路
、、、および接続路、が解放されると
共に、共通仮想端末回路18および13が空とな
り、第mグループの全電話機の対応するランプ
7、および第1グループの全電話機の対応するラ
ンプ7が滅火する。
以上の説明では、第mグループの共通仮想端末
回路18が空であると仮定したが、第7図におい
て個別仮想端末回路を使用した内線相互通話につ
いて説明したのと同様に、既に共通仮想端末回路
18に着信している場合には、共通仮想端末回路
19〜22のうち空のものを使つて発信すればよ
いので、着信呼に応答しないで発信できること
は、個別仮想端末回路の場合と同様である。一
方、同様に、第1グループの共通仮想端末回路1
3が空であると仮定したが、既に他の電話機から
着信中もしくは、第1グループのいずれかの電話
機が共通仮想端末回路13を使用中の場合には、
他の内線番号102、103、104をダイヤルすれば、
共通仮想端末回路14〜17のうち空のものに着
信することができるので、個別もしくは共通仮想
端末回路を使用して第1グループの全電話機が話
中であつても、1つでも空共通仮想端末回路があ
れば着信できることも、個別仮想端末回路の場合
と同様である。
また、本発明によれば、各グループ毎に設ける
共通仮想端末回路の数は任意であるし、各共通仮
想端末回路に対して付与する内線番号も、同一グ
ループ内であれば重複してもよいので、目的別に
内線番号を使用することが可能となる。例えば、
本例における第1グループの全電話機は、4種類
の共通内線番号を有する。共通仮想端末回路1
6,17には、同一の内線番号104を付与してあ
り、他のグループの電話機がダイヤル104を行な
えば、交換機は、これら2つの共通仮想端末回路
16,17のうち空のものを自動的に選択して着
信させるので、内線番号104は2つのグループ着
信呼を受付けることができる。例えばこの内線番
号104を、グループ例えば課共通の内線番号とし
て使用する。次に、共通仮想端末回路13,1
4,15にはそれぞれ、内線番号101、102、103
を付与してあり、これらは、1つのグループをさ
らに分割したサブグループ、例えば係共通の内線
番号として使用することが可能である。本例にお
いては、各グループ内の全電話機が、共通仮想端
末回路を共有する様説明したが、例えば、共通仮
想端末回路13は、第1グループの第1番サブグ
ループ内の電話機のみで共有し、同様に、共通仮
想端末回路14および15は、第2番および第3
番サブグループ内の電話機のみで共有することが
可能であるし、さらに、1つの共通仮想端末回路
をサブグループ間、グループ間にまたがつて共有
することも可能であること等、様々なグループ構
成を構築することを可能とするものである。ま
た、共通仮想端末回路に内線番号を付与しなけれ
ば、発信専用として使用できることは、個別仮想
端末回路の場合と同様である。
以上は、操作を主として本発明の実施態様を説
明したが、以下、第7図および第8図に示す内線
相互通話の場合の、交換機の動作概要を第9図〜
第16図により説明する。
まず、第10図は、各電話機TEL1−1,
TEL1−2,……,TELm−nnに個別に実装さ
れる電鍵・ランプ3−4の(1)〜6に対応する個別
仮想端末回路の一例である。物理的には交換機内
のメモリをアドレス配分したものである。本図に
おいて、I11−1,……,I11−6が各々、
TEL1−1に実装される電鍵・ランプ3−4の
(1)、……、(6)に対応する個別仮想端末回路(端末
回路番号1、……、6)、I12−1,……,I
12−6が各々、TEL1−2に実装される電
鍵・ランプ3−4の(1)、……、(6)に対応する個別
仮想端末回路(端末回路番号7,……,12)で
あり、また、Imnn−1,……,Imnn−6は
各々、TELm−nnに実装される電鍵・ランプ(3)
−4の1,……,6に対応する個別仮想端末回路
である。途中、TEL1−3ないしTELm−nn
1の個別仮想端末回路は省略してある。各個別仮
想端末回路は、交換動作に必要な各種情報をM1
〜M5に記憶している。M1は、交換動作過程の
状態情報、例えば空、ダイヤル中、通話中、着信
中等を記憶し、M2は、他の仮想端末回路と論理
的に接続するための情報、M3は、トランクと論
理的に接続するための情報を記憶している。ま
た、M4は、対応するランプの制御情報、M5
は、対応する電話機のリンガーの制御情報を記憶
していて、交換機内のランプ制御部およびリンガ
ー制御部(ともに図示省略)が監視し、制御情報
に基づいて、ランプの滅火、点滅、点火およびリ
ンガーの停止、鳴動等の制御を行なう。本例で
は、各々の個別仮想端末回路は全て同一構成とな
つており、使われていない時には、M1=空、M
2=0(他の仮想端末回路と論理接続なし)、M3
=0(トランクと論理接続なし)、MB4=滅火
(対応するランプ滅火)、M5=停止(対応する電
話機のリンガー停止)となつている。ここで、M
1〜M5の情報は、交換機の制御装置、例えばマ
イクロプロセツサが理解できるよう意味付けをさ
れたコードで記憶されるものである。
以上説明した個別仮想端末回路と、内線番号、
対応する電話機の物理的内線収容位置、および対
応する電鍵・ランプ番号等との関係は、第9図に
示す変換テーブルに全て記憶されている。例え
ば、端末回路番号1の仮想端末回路は、ラベルI
11−1を付けられた個別仮想端末回路であり、
内線番号I11が付与され、内線電話機接続端子
(内線収容位置番号と同じ)L11に接続された
電話機の電鍵・ランプ番号(1)に対応することを表
している。従つて、内線収容位置番号と電鍵番号
が決まれば、変換テーブルより、対応する端子回
路番号と内線番号を決定することができ、逆に、
内線番号が決まれば、変換テーブルより、対応す
る端末回路番号、内線収容位置、およびランプ番
号を決定することができる。本図においては、第
10図に示す個別仮想端末回路のうち、端末回路
番号1〜12についてのみ示してある。
次に、第7図に示す、電話機TEL1−1が端
末回路番号1の個別仮想端末回路から発信して、
端末回路番号7の個別仮想端末回路に着信して、
TEL1−2を呼出して、内線相互通話を行なう
場合について、その交換動作を、第11図、およ
び第12図により説明する。第11図は、第7図
に示す電話機TE1−1およびTEL1−2の電
鍵・ランプ3−4と、説明に必要な個別仮想端末
回路I11−1およびI12−1を拡大した図で
ある。また、第12図は、交換動作が進行するに
従つて、個別仮想端末回路I11−1およびI1
2−1が変化する状況を示したものである。
まず、電話機TEL1−1が送受器3−1を上
げると、電話機内の線路インタフエース3−10
より、データ伝送用ケーブル(図示省略)を介し
て交換機に、発呼したことを通知する。交換機
は、これによつて、内線電話機接続端子L11に
接続されている電話機TEL1−1からの電鍵情
報を受信できる状態となる。次に、電鍵(1)を押す
と、データ伝送用ケーブルを介して交換機が受信
し、これによつて交換機は、第9図の変換テーブ
ルから、L11の電鍵(1)の情報を基に、個別仮想
端末回路I11−1を割り出し、個別仮想端末回
路I11−1のM1は空であるので、発信動作で
あることを識別し、トーントランクメモリ7−2
の端子T1−2(実際にはメモリに付けられたラ
ベル)を個別仮想端末回路I11−1のM3に書
き込むことによつて、トーントランクメモリ7−
2を個別仮想端末回路I11−1に、論理接続路
で接続する。また、個別仮想端末回路I11−
のM1には、ダイヤル中を書き込み、交換動作過
程がダイヤル中であることを表示し、M4には点
火を書き込んで、電話機TEL1−1のランプ(1)
を点火させ、使用中であることを表示する。一
方、物理的には、トーントランク7−1の端子T
1−1をスイツチ8において、接続路で内線電
話機接続端子L11に接続し、発信音を電話機回
路網3−6に送出する。以上の交換動作で、個別
仮想端末回路は、第12図において、12−1か
ら12−2に変化し、次の操作、すなわちダイヤ
ル操作を行なう状態となる。
続いて、電話機TEL1−1の押釦ダイヤル3
−2を押して、1→2→1とダイヤルすると、交
換機はこれを受信し、第9図の変換テーブルによ
り、内線番号121は、ラベルI12−1が付けら
れた端末回路番号7の個別仮想端末回路に対応
し、かつ、内線電話機接続端子L12に接続され
ている電話機TEL1−2の電鍵・ランプ1に対
応することを割り出し、個別仮想端末回路I11
−1のM3には、内線相互トランクメモリ6−2
の一方の端子T2−2を書き込んで論理接続路
で接続し、個別仮想端末回路I12−1のM3に
は、内線相互トランクメモリ6−2の他方の端子
T3−2を書き込んで論理接続路で接続し、さ
らに、個別仮想端末回路I11−1およびI12
−1のそれぞれのM2に、ラベル名I12−1お
よびI11−1を書き込んで論理接続路で接続
する。また、個別仮想端末回路I11−1のM1
には、呼出中を書き込み、交換動作過程が、相手
電話機を呼出中であることを表示する。一方、個
別仮想端末回路I12−1のM1には、着信中を
書き込み、交換動作過程が着信中であることを表
示し、M4には点滅を書き込んで、電話機TEL
1−2のランプ1を点滅させて着信中であること
を可視表示すると共に、M5には鳴動を書き込ん
で、電話機TEL1−2のリンガーを鳴動させて、
可聴的にも着信表示する。物理的には、トーント
ランク7−1との接続路を切断し、内線相互ト
ランク6−1の一方の端子T2−1を、接続路
で内線電話機接続端子L11に接続し、呼出音を
電話機TEL1−1の電話機回路網3−6に送出
する。以上の交換動作で、個別仮想端末回路は、
第12図において、12−2から12−3に変化
し、次の操作、即ち電話機TEL1−2からの応
答操作を待つ状態となる。
続いて、電話機TEL1−2の送受器3−1を
上げて、ランプが点滅中の電鍵1を押す。これに
よつて、交換機は、対応する個別仮想端末回路I
12−1のM1は着信中であるので、応答動作で
あることを識別し、個別仮想端末回路I12−1
のM1と、M2に書き込まれている論理接続情報
I11−1をたどつて、個別仮想端末回路I11
−1のM1のそれぞれに通話中に書き込み、交換
動作過程が通話中であることを表示し、また、個
別仮想端末回路I12−1のM4には点火、M5
には停止を書き込んで、着信表示を使用中表示に
変える。一方、物理的には内線相互トランク6−
1の一方の端子T2−1からの呼出音の送出を停
止し、かつ、内線相互トランク6−1の他方の端
子T3−1と、内線電話機接続端子L12を、接
続路で接続する。以上の交換動作で、個別仮想
端末回路は、第12図において、12−3から1
2−4に変化し、電話機TEL1−1と電話機
TEL1−2が内線相互通話を行なう状態となる。
以上説明した交換動作は、各個別仮想端末回路
は独立した端末回路として動作するので、他の個
別仮想端末回路I11−2,……,I11−6お
よびI12−2,……,I12−6が、いかなる
交換動作過程にあつても左右されないことは明ら
かである。
通話が終了して、電話機TEL1−1もしくは
TEL1−2のいずれか一方、例えば電話機TEL
1−1の送受器3−1を掛けると、交換機は、第
9図の変換テーブルに登録されている電話機
TEL1−1用の仮想端末回路の中から、切断対
象となる仮想端末回路を捜し出す。その結果、個
別仮想端末回路I11−1が、M1に通話中が書
き込まれているので、切断対象の仮想端末回路で
あることが分り、M3より論理接続路、M2を
たどつて個別仮想端末回路I12−1のM3より
論理接続路および論理接続路を解放し、さら
に、内線相互トランクメモリ6−2と、第12図
の12−5に示すように、各個別仮想端末回路の
M1〜M5に初期情報を書き込んで個別仮想端末
回路I11−1およびI12−1を解放する。
以上、個別仮想端末回路を使つた内線相互通話
の交換動作を説明したが、次に、共通仮想端末回
路を使つた場合の交換動作について説明する。
まず、第13図は、各グループ内の電話機共通
に実装される電鍵・ランプ(7)〜(11)に対応する
共通仮想端末回路の一例である。物理的には、個
別仮想端末回路と同様に、交換機内のメモリをア
ドレス配分したものである。本図において、C1
−1,……,C1−5が各々、第1グループの全
電話機TEL1−1,TEL1−2,……,TEL1
−n1に実装される電鍵・ランプ3−4の(7)、…
…、(11)に対応する共通仮想端末回路(端末回
路番号13、……、17)、Cm−1,……,Cm−5
が各々、第mグループの全電話機TELm−1,
TELm−2,……,TELm−nnに実装される電
鍵・ランプ3−4の(7)、……、(11)に対応する
共通仮想端末回路(端末回路番号18、……、22)
である。途中、第2グループないし第m−1グル
ープの共通仮想端末回路は省略してある。各共通
仮想端末回路は、交換動作に必要な各種情報をM
1〜M6に記憶している。M1〜M3は、個別仮
想端末回路のM1〜M3と同様である。M4は、
対応するランプの制御情報、M5は、対応するグ
ループ内の全電話機のリンガーの制御情報を記憶
していて、交換機内のランプ制御部およびリンガ
ー制御部(ともに図示省略)が監視し、制御情報
に基づいて、グループ内の全電話機の、ランプの
滅火、点滅、点火およびリンガーの停止、鳴動等
の制御を行なう。また、M6は、グループ内の全
電話機のうち、その共通仮想端末回路を使用して
いる電話機の内線収容位置番号を記憶している。
本例では、各々の共通仮想端末回路は全て同一構
成となつており、使われていない時には、M1=
空、M2=0(他の仮想端末回路と論理接続な
し)、M3=0(トランクと論理接続なし)、M4
=滅火(対応するランプ滅火)、M5=鳴動(対
応するグループ内の電話機のリンガー停)、M6
=0(使用TELなし)となつている。ここで、M
1〜M6の情報は、交換機の制御装置、例えばマ
イクロプロセツサが理解できるよう意味付けされ
たコードで記憶されるものである。
以上説明した共通仮想端末回路と、内線番号、
対応するグループ内の全電話機の物理的内線収容
位置、および対応する電鍵・ランプ等との関係
は、第9図に示す交換テーブルにすべて記憶され
ている。例えば、端末回路番号13の仮想端末回路
は、ラベルC1−1を付けられた共通仮想端末回
路であり、内線番号101が付与され、内線電話機
接続端子L11,L12,……,L1n1に接続さ
れた電話機群の電鍵・ランプ番号(7)に対応するこ
とを表している。従つて、例えば、内線収容位置
番号と電鍵番号が決れば、変換テーブルより、対
応する端末回路番号と内線番号を決定することが
でき、逆に内線番号が決れば、変換テーブルよ
り、対応する端末回路番号、グループ内の全電話
機の内線収容位置、およびランプ番号を決定する
ことができる。本図においては、第13図に示す
共通仮想端末回路のうち、端末回路番号13〜22に
ついてのみ示してある。
次に、第8図に示す、電話機TELm−1が端
末回路番号18の共通仮想端末回路から発信して、
端末回路番号13の共通仮想端末回路に着信して、
第1グループの全電話機を呼出して、電話機
TEL1−1が応答して、内線相互通話を行なう
場合について、その交換動作を、第14図および
第15図により説明する。第14図は、第8図に
示す第1グループの電話機TEL1−1,TEL1
−2,……,TEL1−n1の電鍵・ランプ3−4、
第mグループの電話機TELm−1,TELm−2,
……,TELm−nmの電鍵・ランプ3−4、およ
び説明に必要な共通仮想端末回路C1−1および
Cm−1を拡大した図である。また、第15図
は、交換動作が進行するに従つて、共通仮想端末
回路C1−1およびCm−1が変化する状況を示
したものである。
まず、電話機TELm−1が送受器3−1を上
げると、電話機内の線路インタフエース3−10
より、データ伝送用ケーブル(図示省略)を介し
て交換機に発呼したことを通知する。交換機は、
これによつて内線電話機接続端子Lm1に接続さ
れている電話機TELm−1からの電鍵情報を受
信できる状態となる。次に、電鍵7を押すと、デ
ータ伝送用ケーブルを介して交換機が受信し、こ
れによつて交換機は、第9図の変換テーブルか
ら、Lm1と電鍵(7)の情報を基に、共通仮想端末
回路Cm−1を割り出し、共通仮想端末回路Cm
−1のM1は空であるので、発信動作であること
を識別し、トーントランクメモリ7−2の端子T
1−2(実際にはメモリに付けられたラベル)を
共通仮想端末回路Cm−1のM3に書き込むこと
によつて、トーントランクメモリ7−2を共通仮
想端末回路Cm−1に、論理接続路で接続す
る。また、共通仮想端末回路Cm−1のM1に
は、ダイヤル中を書き込み、交換動作過程がダイ
ヤル中であることを表示しM4には点火を書き込
んで、グループ内の全電話機TELm−1,
TELm−2,……,TELm−nnのランプ(7)を点
火させ、共通仮想端末回路Cm−1が使用中であ
ることを表示する。また、M6にはLm1を書き
込み、内線電話機接続端子Lm1に接続されてい
る電話機TELm−1が、共通仮想端末回路Cm−
1を使用していることを表示する。一方、物理的
には、トーントランク7−1の端子T1−1をス
イツチ8において、接続路で内線電話機接続端
子Lm1に接続し、発信音を電話機回路網3−6
に送出する。以上の交換動作で、共通仮想端末回
路は、第15図において、15−1から15−2
に変化し、次の操作、すなわちダイヤル操作を行
なう状態となる。
続いて、電話機TELm−1の押釦ダイヤル3
−2を押して、1→0→1とダイヤルすると、交
換機はこれを受信し、第9図の変換テーブルによ
り、内線番号101は、ラベルC1−1が付けられ
た端末回路番号13の共通仮想端末回路に対応し、
かつ、内線電話機接続端子L11,L12,…
…,L1n1に接続されている電話機TEL1−1,
TEL1−2,……,TEL1−n1の電鍵・ランプ
(7)に対応することを割り出し、共通仮想端末回路
Cm−1のM3には、内線相互トランクメモリ6
−2の一方の端子T2−2を書き込んで論理接続
路で接続し、共通仮想端末回路C1−1のM3
には、内線相互トランクメモリ6−2の他方の端
子T3−2を書き込んで論理接続路で接続し、
さらに、共通仮想端末回路C1−1およびCm−
1のそれぞれのM2に、ラベル名Cm−1および
C1−1を書き込んで論理接続路で接続する。
また、共通仮想保留回路Cm−1のM1には呼出
中を書き込み、交換動作過程が、相手グループを
呼出中であることを表示する。一方、共通仮想端
末回路C1−1のM1には、着信中を書き込み、
交換動作過程が着信中であることを表示し、M4
には点滅を書き込んで、第1グループ内の全電話
機TEL1−1,TEL1−2,……,TEL1−n1
のランプ(7)を点滅させて着信中であることを可視
表示すると共に、M5には鳴動を書き込んで、同
様に、第1グループ内の全電話機TEL1−1,
TEL1−2,……、TEL1−n1のリンガーを鳴
動させて、可聴的にも着信表示する。物理的に
は、トーントランク7−1との接続路を切断
し、内線相互トランク6−1の一方の端子T2−
1を、接続路で内線電話機接続端子Lm1に接
続し、呼出音を電話機TELm−1の電話機回路
網3−6に送出する。以上の交換動作で、共通仮
想端末回路は、第15図において、15−2から
15−3に変化し、次の操作、すなわち第1グル
ープ内のいずれかの電話機が応答操作するのを待
つ状態となる。
続いて、電話機TEL1−1の送受器3−1を
上げて、ランプが点滅中の電鍵(7)を押す。これに
よつて、交換機は、対応する共通仮想端末回路C
1−1のM1は着信中であるので、応答動作であ
ることを識別し、共通仮想端末回路C1−1のM
1と、M2に書き込まれている論理接続情報Cm
−1をたどつて、共通仮想端末回路Cm−1のM
1のそれぞれに通話中を書き込み、交換動作過程
が通話中であることを表示し、また、共通仮想端
末回路C1−1のM4には点火、M5には停止を
書き込んで、グループ内の全電話機の着信表示を
使用中表示に変えると共に、M6にはL11を書
き込み、内線電話機接続端子L11に接続されて
いる電話機TEL1−1が、共通仮想端末回路C
1−1を使用していることを表示する。一方、物
理的には1内線相互トランク6−1の一方の端子
T2−1からの呼出音の送出を停止し、かつ、内
線相互トランク6−1の他方の端子T3−1と、
内線電話機接続端子L11を、接続路で接続す
る。以上の交換動作で、共通仮想端末回路は、第
15図において、15−3から15−4に変化
し、電話機TELm−1とTEL1−1が内線相互
通話を行なう状態となる。
以上説明した交換動作は、各共通仮想端末回路
は独立した端末回路として動作するので、他の共
通仮想端末回路Cm−2,……,Cm−5および
C1−2,……,C1−5が、いかなる交換動作
過程にあつても左右されないことは明らかであ
る。
通話が終了して、電話機TELm−1もしくは
TEL1−1のいずれか一方、例えば電話機
TELm−1の送受器3−1を掛けると、交換機
は、第9図の変換テーブルに登録されている電話
機TELm−1様の仮想端末回路の中から、切断
対象となる仮想端末回路を捜し出す。その結果、
共通仮想端末回路Cm−1が、M1に通話中が書
き込まれていて、かつM6にLm1が書き込まれ
ているので、切断対象の仮想端末回路であること
が分かり、M3より論理接続路、M2をたどつ
て共通仮想端末回路C1−1のM3より論理接続
路、および論理接続路を解放し、さらに、内
線相互トランクメモリ6−2と、第15図の15
−5に示すように、各共通仮想端末回路M1〜M
6に初期情報を書き込んで共通仮想端末回路Cm
−1およびC1−1を解放する。
以上、個別仮想端末回路から発信して個別仮想
端末回路に着信する場合と、共通仮想端末回路か
ら発信して共通仮想端末回路に着信する場合につ
いて、詳細に説明したが、個別仮想端末回路から
発信して共通仮想端末回路に着信する場合と、共
通仮想端末回路から発信して個別仮想端末回路に
着信する場合についても、同様の操作、交換動作
により実現可能である。
また、共通仮想端末回路を第16図に示す構成
とすれば、グループを構成する電話機毎に独立し
てランプおよびリンガーを制御できる。
また、以上の実施例の説明では、例として内線
相互通話の場合の交換動作についてのみ説明した
が、本発明による仮想端末回路は、端末装置のい
かなる発着信操作、例えば、局線発信、局線着信
応答、中継台からの転移着信、コールバツク発信
および着信等においても適用できることは言うま
でもない。
〔発明の効果〕
以上実施例により説明した如く、端末装置にお
ける呼の発着信に仮想端末回路を用いることによ
り、端末装置が話中であつても着信を受け付け、
また、着信中であつても発信可能となるため、端
末装置における呼の選択の自由が増し、端末装置
の機能性を向上させることができる。しかも、物
理的端末装置接続端子は従来通りであり、端末装
置からの発信および着信応答の物理的手段とし
て、仮想端末回路に対応する電鍵・ランプを端末
装置に実装するだけなので経済性を損なうことな
く実現可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、個別仮想端末回路および共通仮想端
末回路を利用したシステム構成の一例、第2図、
第3図は従来例を示し、第4図は、本発明に使用
する電話機の一例を示す外観図、第5図は、第4
図の電話機の回路構成図の一例、第6図は、第4
図3−4の利用例を示す拡大図の一例、第7図
は、個別仮想端末回路を利用した呼の発着信を示
すシステム構成拡大図の一例、第8図は、共通仮
想端末回路を利用した呼の発着信を示すシステム
構成拡大図の一例、第9図は、仮想端末回路番号
と物理的番号の対応を記憶する変換テーブルの一
例、第10図は、個別仮想端末回路として使用さ
れる交換機内のメモリの構成の一例、第11図
は、第7図の拡大図、第12図は、個別仮想端末
回路を利用して呼の発着信を行なう場合の交換動
作過程における個別仮想端末回路の各情報の変化
を示す一例、第13図は、共通仮想端末回路とし
て使用される交換機内のメモリの構成の一例、第
14図は、第8図の拡大図、第15図は、共通仮
想端末回路を利用して呼の発着信を行なう場合
の、交換動作過程における共通仮想端末回路の各
情報の変化を示す一例、第16図は、共通仮想端
末回路として使用される交換機内のメモリの構成
の他の一例を示す。 符号の説明、3……電話機、3−1……送受
器、3−2……押釦ダイヤル、3−3……電鍵・
ランプ盤A、3−4……電鍵・ランプ盤B、3−
5……表示装置、3−4−1……示名条片および
ランプ、3−4−2……電鍵(押釦)、4……個
別仮想端末回路、5……共通仮想端末回路、6…
…内線相互トランク、7……トーントランク、8
……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 端末装置と交換装置との間を1本の回線で接
    続し、 上記交換装置には、上記1本の回線に対して複
    数の仮想端末回路を備え、 上記端末装置には、上記複数の仮想端末回路を
    選択する選択手段と、上記複数の仮想端末回路に
    対応して設けられ該仮想端末回路の状態を表示す
    る表示手段とを備えたことを特徴とする自動電話
    交換方式。 2 端末装置と交換装置との間の1本の回線は、
    通話線と、通話以外の制御情報を伝送するデータ
    線とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の自動電話交換方式。 3 端末装置と交換装置との間の1本の回線は、
    通話線と、通話以外の制御情報を伝送するデータ
    線とを多重化した回線とすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の自動電話交換方式。 4 複数の仮想端末回路を単独の端末装置が専有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の自動電話交換方式。 5 複数の端末装置を一つの端末装置群とし、複
    数の仮想端末回路を該端末装置群で共有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動電
    話交換方式。 6 複数の端末装置を一つの端末装置群とし、複
    数の仮想端末回路は、該端末装置群で共有する仮
    想端末回路と、上記端末装置群の各々一つの端末
    装置が専有する仮想端末回路とから成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動電話交
    換方式。 7 仮想端末回路を交換装置内のメモリ上で構成
    することを特徴とする特許請求の範囲第1乃至6
    項記載の自動電話交換方式。
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JPS6165654A (ja) 1986-04-04

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